JPS6322107Y2 - - Google Patents

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JPS6322107Y2
JPS6322107Y2 JP1982027807U JP2780782U JPS6322107Y2 JP S6322107 Y2 JPS6322107 Y2 JP S6322107Y2 JP 1982027807 U JP1982027807 U JP 1982027807U JP 2780782 U JP2780782 U JP 2780782U JP S6322107 Y2 JPS6322107 Y2 JP S6322107Y2
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JP
Japan
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seat
storage chamber
lid
floor
locking means
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JP1982027807U
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JPS58130827U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はフロア下に格納し得る折り畳み式シー
トに係り、特にシートをフロア下に設けられた収
納室から鉛直方向に昇降移動自在に構成して、シ
ートの設置及び格納に要するスペースを削減で
き、且つその操作性が良好であると共に、格納時
にはフロア全体に有効に活用することができるフ
ロア下に格納し得る折り畳み式シートに関するも
のである。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
従来この種の折り畳み式シートとしては、車体
フロア下に蓋で開閉される格納室を設け、シート
を支持する前脚を格納室内に枢着すると共に後脚
をフロア側に引き出して係脱可能に構成して、シ
ート全体を収納室からフロア側に引き出して設置
するものが知られている(実開昭56−21238号)。
しかし、公知のシートにあつては、格納時と設置
時とでシートの位置が相前後するため、その専有
スペースとして略シート2つ分を要していた。従
つて、車室内等比較的狭い場所には、有効に利用
できない欠点があつた。
また関連する技術として、「エアーサスペンシ
ヨン」(特開昭55−103814号公報)、「座席、特に
車両座席用の鋏型の下部構造を有するばね装置」
(特開昭51−60326号公報)、並びに「特に乗物用
の座席」(特開昭49−50621号公報)が提案されて
いる。これらは所謂“シートリフタ”に関する提
案であるが、定位置において座席を昇降させるこ
とができ、これらシートを上記提案の格納室に設
置することで好ましいシートを提供することがで
きる。
しかしながら、これらシートリフタに関する提
案を、上述した引き出しタイプのシートの提案に
転用した構成においては、シート格納に際して格
納室を閉じる蓋をシートと別に設備している点
や、車両等にあつては走行中に蓋が突然開く等の
おそれがある点、それらの解決も望まれる。
〔考案の目的〕 本考案は、上述した如き従来の問題点に鑑み、
これを有効に解決すべく創案されたものである。
本考案の目的は、シートをフロア下に設けられ
た収納室から鉛直方向に昇降移動自在に構成し
て、シートの設置及び格納に要するスペースを削
減でき、且つその操作性が良好であると共に、シ
ート格納時にはフロア全体を有効に活用すること
ができるフロア下に格納し得る折り畳み式シート
を提供することにある。
〔考案の実施例〕
次に本考案に係るフロア下に格納し得る折り畳
み式シートの好適一実施例を、添付図面に従つて
詳述する。
第1図に示すごとく、フロア1下にはシート2
全体を収容すべく上方が開放され所定の深さを有
する収納室3が形成されている。この収納室3の
鉛直方向上方には、パンタグラフ様に昇降される
一組の脚部材4,4によつて支承されるシート2
が設けられている。このシート2は、座部たるシ
ートクツシヨン2aと背部たるシートバツク2b
とがブラケツト5…により連結されて略L字形状
を成すと共に、ブラケツト5…は一端がシートク
ツシヨン2aに固設され、他端がシートバツク2
bを枢支しており、シートバツク2bはシートク
ツシヨン2a上に折り畳み自在になつている。
このように構成されたシート2を支承する脚部
材4,4は、第1図及び第2図に示す如く、U字
形状に折曲されたパイプ材で形成され、シート2
の前後方向に一組設けられている。これら脚部材
4,4は、それぞれの水平部が収納室3に固定さ
れたブラケツト6…に枢支されて基端4a…を成
し、他方それぞれの両端部がシートクツシヨン2
aの骨組を形成するフレーム7に係合されて自由
端4b…を成して、シート2を支承している。更
に詳述すると、第2図、第3図、第9図及び第1
0図に示す如く、両脚部材4,4の自由端4b…
の一方はシートクツシヨン2aのフレーム7に設
けられた案内路8…に走行自在に係合されるロー
ラ9…を支持する後述する第1のロツク手段15
の係合片16に溶接等により連結されており、他
方ローラ9を支持する軸9aに連結されている。
案内路8…は、シートクツシヨン2aの鉛直方向
への昇降移動を案内すべくローラ9…を介して自
由端4b…を係合し、これらを互いに交差して俯
仰させ、両脚部材4,4をシート2側へ相交に折
り畳むように構成される。また、案内路8は、脚
部材4,4を折り畳むべく荷重を加えたときに、
ローラ9…を容易に起動し得るように傾斜部8a
…を有している。
尚、両脚部材4,4は、第4図に示す如く、交
差して俯仰する各々の自由端4b…が干渉しない
ように外側フレーム7a及び内側フレーム7bに
別々に係合されている。
ところで第1図及び第2図に示す如く、脚部材
4,4各々と、シートクツシヨン2aのフレーム
7との間には、両端部が枢支され、脚部材4,4
の折り畳み方向に沿うべく掛け渡された付勢手段
11…が設けられる。この付勢手段11は、軸方
向にコイルスプリング等の弾発部材12が内設さ
れたシリンダ13と、このシリンダ13に摺動自
在に挿通され一端が弾発部材12に係止されたロ
ツド14とから構成され、脚部材4,4を折り畳
んだときにロツド14によつて押し縮められる弾
発部材12のバネ力(シート2の自重と起立する
力とをバランスさせたバネ力)により、脚部材
4,4を起立方向に付勢するように構成されてい
る。
更に、第2図乃至第4図に示す如く、シートク
ツシヨン2aのフレーム7には、シート2の起立
状態を保持すべくフレーム7に対して両脚部材
4,4の自由端4b…を係合してその俯仰を制止
する姿勢ロツク手段たる第1のロツク手段15…
が設けられる。この第1のロツク手段15は、前
記ローラ9を支持し該ローラ9と共に走行すべく
前記脚部材4,4の一方の自由端4b…に連結さ
れ、その一端部が折曲された折曲部16aを有す
ると共に、その後方に孔部16bを有する係合片
16と、フレーム7に設けられたシリンダ17に
支持され、且つその内方に設けられた弾発部材1
8に付勢されて、係合片16の走行方向と交わる
方向に出入する係合部材19とから構成される。
この係合部材19は、係合片16に臨む一端が折
曲部16aに対応して切り欠かれた切欠部19a
を有している。従つて、付勢手段11により脚部
材4,4が起立されると、案内路8に沿つてロー
ラ9と共に走行する係合片16は、その折曲部1
6aで係合部材19の切欠部19aに当接してこ
れをフレーム7側に押し込みつつ走行し、孔部1
6bに至つて係合部材19が反対方向に突出して
係合し、自由端4b…を制止してシート2の起立
状態を保持できることになる。第1のロツク手段
15…は、第4図に示す如く、両脚部材4,4に
設けられている。これら第1のロツク手段15…
の係合部材19…の切欠部19aとは反対側の端
部19b…間には、略中央部20aで枢支された
作動杆20が連結される。そして、どちらか一方
の係合部材19の端部19bに接続されて長孔を
介して枢支されたレバ21を回動することによ
り、それぞれの係合部材19…と係合片16…と
の係合を外すことができるように構成されてい
る。
また、第1図、第5図及び第6図に示す如く、
シートバツク2bの裏側には、上記収納室3に施
蓋するための蓋体22が設けられている。この蓋
体22には、第7図及び第8図に示す如く、シー
ト2の格納状態を保持すべく蓋体22を収納室3
の側縁部3a…の係合部3b…に係合する施蓋ロ
ツク手段たる第2のロツク手段23…が設けられ
る。この第2のロツク23…は、蓋体22に内設
されたシリンダ24…に支持され、且つその内方
に設けられた弾発部材25…に付勢されて、蓋体
22から出入する係合部材26を有している。こ
の係合部材26…は、収納室3の側縁部3a…の
係合部3b…に臨む一端が切り欠かれた切欠部2
6aを有している。従つて、シート2を格納すべ
く蓋体22を押圧すると、係合部材26…は、そ
の切欠部26a…で側縁部3a…に当接して、蓋
体22内方に押し込まれつつ下降し、係合部3b
…に至つて反対方向に突出して係合し、シート2
の格納状態を保持できることになる。これら第2
のロツク手段23…の係合部材26…の切欠部2
6a…とは反対側の端部26b…には、蓋体22
の略中央部22aに設けられたレバ27に設けら
れ、係合部材26…の出入方向と交わる方向に延
出された作動杆23の両端に連結される連結杆2
9…が設けられる。そして、レバ27を回動する
ことにより、それぞれの係合部材26…と係合部
3b…との係合を外すことができるように構成さ
れている。
尚、第1図及び第6図に示す如く、ヘツドレス
ト30は、シートバツク2bに枢支されており、
シートバツク2b側に収納されるように構成され
ている。
以上の構成の作用について述べる。
第1図に示すように起立状態にあるシート2を
降下させて収納室3内に収納するに際しては、ヘ
ツドレスト30及びシートバツク2bをシートク
ツシヨン2a側に折り畳み、第2図及び第3図に
示す如く、レバ21を回動して第1のロツク手段
15…の係合を解除すると共に、シート2を下方
に押圧する。このようになせば、両脚部材4,4
の自由端4b…は、ローラ9…を介して案内路8
…を容易に走行しつつ交差して俯き、且つ付勢手
段11…が縮められてシート2全体は鉛直方向に
下降していく。その後、第7図に示す如く、蓋体
22に備えられた第2のロツク手段23…が収納
室3の係合部3b…に係合して施蓋され、第5図
及び第6図に示す如く、蓋体22はフロア1に水
平に一致され、フロア1下にシート2全体が格納
されることになる。
他方、格納状態にあるシート2を上昇させて起
立させるに際しては、第8図に示す如く、レバー
27を回動して第2のロツク手段23…の係合を
解除すれば、縮められていた付勢手段11が伸び
てシート2は自ら鉛直方向に上昇して起立する。
これに伴い、両脚部材4,4の自由端4b…は、
案内路8…に案内されて仰ぐことになる。そし
て、これら自由端4b…が第2図に示す如く第1
のロツク手段15…の係合によつて制止されて両
脚部材4,4は起立状態に保持されることにな
る。その後、シートバツク2b及びヘツドレスト
30を展開すれば、第1図に示す如く、使用に供
せられることになる。
このように、シート2をフロア1下に設けられ
た収納室3から鉛直方向に昇降移動自在に構成し
たので、従来例の如く、シートの設置及び格納に
略シート2つ分の専有スペースを要していたもの
に対してそのスペースを半減でき、車室内等比較
的狭い場所にも有効に採用することができる。
またシートバツク2bに蓋体22を設けると共
に、この蓋体22を収納室3に係合して施蓋状態
を保持する第2のロツク手段23を備えたので、
不意に蓋体22が開くのを確実に規制でき、格納
時フロア1を安全且つ有効に利用することができ
る。
また、付勢部材11を装着したことにより、脚
部材4,4が自立し、且つ自ら第1のロツク手段
15…を係合させて起立状態を保持でき、また、
案内路8…に傾斜部8a…を形成したことにより
シート2の格納時の起動性を良好にし得、更に第
2のロツク手段23…によりワンタツチでシート
2をフロア1下に収納でき、これらロツク手段の
解除も容易である等、その操作性は抜群に良好で
あり、狭い場所でも簡便に使用することができ
る。
従つて、本考案に係るシートは、例えば (1) ウオークスルバン等の助手席(荷物室への通
路を確保できる。) (2) バン、ワゴン等の後部座席(荷物室を平面に
して使用できる。) (3) 観光バス(サロンカー)の座席(車室内の模
様変えができる。) (4) 家庭用の応接セツト(フロア下に格納できる
ので、不使用時、広いスペースを利用できる。) 等、その利用範囲は広く、また大きなスペースセ
ービングを達成できる。
〔考案の効果〕
(1) シートをフロア下の収納室から鉛直方向に昇
降移動自在に構成したので、従来の如くシート
の設置及び格納に略シート2つ分の専有スペー
スを要していたものに比して、そのスペースを
削減でき、比較的狭い場所にも有効に採用し得
る。
(2) また背部に蓋体を設けると共に、この蓋体を
収納室に係合して施蓋状態を保持する施蓋ロツ
ク手段を備えたので、不意に蓋体が開くのを確
実に規制することができ、格納時フロアを安全
且つ有効に利用することができる。
(3) 付勢手段により脚部材を自立させ、且つ自ら
姿勢ロツク手段で係合して起立状態を保持でき
る。
(4) 本考案に係るシートは、車室内のシートだけ
でなく家庭に常設される応接セツト等にも採用
でき、その利用範囲は非常に広いと共に、スペ
ースセービングに大きく寄与させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るフロア下に格納し得る折
り畳み式シートの好適一実施例の起立状態を示す
斜視図、第2図は本考案に係るフロア下に格納し
得る折り畳み式シートに採用される姿勢ロツク手
段たる第1のロツク手段及び付勢手段を示す斜視
図、第3図は第1のロツク手段の詳細を示す平面
断面図、第4図は第2図における−線矢視
図、第5図は本考案に係るフロア下に格納し得る
折り畳み式シートの格納状態を示す斜視図、第6
図は第5図における−線矢視断面図、第7図
は第5図における−線矢視断面図、第8図は
第7図における−線矢視断面図、第9図は第
4図におけるA部拡大側断面図、第10図は第4
図におけるB部拡大側断面図である。 図中、1はフロア、2はシート、2aは座部た
るシートクツシヨン、2bは背部たるシートバツ
ク、3は収納室、4は脚部材、11は付勢手段、
15は姿勢ロツク手段たる第1のロツク手段、2
2は蓋体、23は施蓋ロツク手段たる第2のロツ
ク手段である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 座部に折り畳み可能な背部を有するシートと、
    フロア下に形成された収納室と、収納室に基端が
    枢支され自由端が座部を支承すべく係合し、シー
    トを収納室から鉛直方向にパンタグラフ様に昇降
    させる一組の脚部材と、脚部材を起立方向に付勢
    する付勢手段と、座部と脚部材を係合して起立保
    持する姿勢ロツク手段と、背部に設けられた収納
    室を施蓋する蓋体と、蓋体と収納室を係合して施
    蓋保持する施蓋ロツク手段とを備えたフロア下に
    格納し得る折り畳み式シート。
JP1982027807U 1982-02-27 1982-02-27 フロア下に格納し得る折り畳み式シ−ト Granted JPS58130827U (ja)

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JP1982027807U JPS58130827U (ja) 1982-02-27 1982-02-27 フロア下に格納し得る折り畳み式シ−ト

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JPS58130827U JPS58130827U (ja) 1983-09-03
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ID=30039683

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0428840Y2 (ja) * 1987-03-27 1992-07-14
JP4066756B2 (ja) * 2002-09-17 2008-03-26 マツダ株式会社 車両用のシート格納構造
JP2008006989A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Kanto Auto Works Ltd 自動車
JP2016060386A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 テイ・エス テック株式会社 車両用シート

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JPS58130827U (ja) 1983-09-03

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