JPS63218382A - 熱転写用記録紙収納ケ−ス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複数色の熱転写用インクを同一シート上で各
々塗り別けたインクシートとサーマルヘッドとを用い、
カラー記録を行うカラー熱転写記録装置に用いる記録紙
収納ケースに関するものである。

従来の技術 従来のカラー熱転写記録装置は、例えば実開昭５７一−
１９３５５３号公報で開示されるように、その構成は第
７図に示すようなものであった。

第７図において、インクシート２ｏは例えば第８図に示
すように、イエロー、マゼンタ、シアンの３色のインク
面に塗り別けられており、このインクシート２ｏを用い
てカラー記録が行なわれる。

すなわち、第７図において駆動源２４によって回転する
ドラム２１上に記録紙２２を回巻せしめ前記インクシー
ト２ｏのインク面２０′を重ねると共に、インクシート
裏面に配置したサーマルヘッド２３により、入力画信号
に応じて、前記インクシー）２０上のインクを加熱せし
め、インクを記録紙２２上に熱転写させ記録画像を得る
ものである。

また、カラー記録画像を得るにはインクシート２ｏの各
色毎に上記動作を繰返す、いわゆる面順次方式による記
録を行うことにより、記録紙２２上にカラー画像を形成
するものであった。

発明が解決しようとする問題点 ちなみに、上述した様な熱転写記録装置においては、イ
ンクシート上のインクを熱によって記録紙上に熱転写す
るため、記録紙表面の表面状態が記録画像品質に大きな
影響を与えていた。

例えば現在熱転写記録方式による一記録法として熱昇華
性染料を用いた記録法があるが、この記録法に用いられ
る記録紙は、インクシート上から熱昇華した染料インク
を分散染着させる染着面を有しており、この染着面に人
間の汗や脂肪等が付着すると、記録時における染料イン
クの分散染着を防げるため記録画像品質を大きく劣化さ
せる原因となっていた。

また、ワックス等をバインダーとした顔料インクシート
を用いる熱溶融転写記録方式においても、記録紙表面が
汚れていると顔料インクが記録紙上に密着転写しにくく
なる点で同様の欠点を有していた。

上述したように、熱転写記録方式においては使用する記
録紙の表面状態により記録の画像品質が大きく左右され
るため、記録紙の表面を清浄に保つと共に記録紙取扱い
時にも記録紙の記録面を保護する必要があった。

しかし、従来の記録紙を回転ドラムに巻回し記録を行う
構成の熱転写記録装置においては、短冊上のカット紙を
使用する必要があるため、例えば手差しによる給紙を行
う際などには、給紙のタイミングや位置決め等に十分な
注意を要するばかりか、記録紙を手に持って給紙するた
め記録紙の記録面を汚しやすく前述した記録紙の記録面
の保護という点からも記録紙の取扱い性が悪く、一般に
確実で安定した給紙条件を確保することが困難であった
。

また上述した欠点を緩和せしめる給紙方法として、従来
、一枚一枚ばらばらな状態の記録紙をたばねて、繰返し
使用が可能な給紙カセットに収納し給紙を行う、複写機
等に用いられている自動給紙方法がある。

しかしこの方法によれば、給紙カセットを繰返し使用す
るため、記録紙を給紙カセット内へ補給する際、記録紙
の耳をそろえたり、さばいた後にカセット内に収納しな
ければならず、記録紙の記録面に手で触れたり、給紙準
備に手間がかかる等等、記録紙の保護及び使い勝手（メ
ンテナンスフリー）という点で十分な効果を有するもの
ではなかった。

特に一般家庭でホームユースの機器として使用される可
能性が高い熱転写記録装置においては、老若男女、誰に
でも確実かつ簡単に、記録紙の給紙が行えるようにする
ことが大きな課題であった。

また、前述した様に高品質の記録画像を得るためには記
録紙表面に使用者が触れるのを防止すると共に、取扱い
時や持はこび時においても記録紙、を保護する必要があ
った。

そこで本発明は、上述した問題点を解決すると共に乱雑
なる取扱いにも十分針えかつ、消耗品である記録紙を保
護せしめる安価で使い勝手の良い、ホームユースに適し
た熱転写用記録紙収納ケースを提供するものである。

問題点を解決するだめの手段 上述した問題点を解決するため本発明は、複数枚の熱転
写用記録紙を載置する底板と、前記熱転写用記録紙及び
底板を収納すると共に、熱転写用記録紙を取出す開口部
を設けた箱状のケース筐体と、前記ケース筐体内に設け
た、熱転写用記録紙の記録面を保護する保護板と、前記
熱転写用記録紙を保護板を介して前記底板に押圧する弾
性部材とから成る熱転写用記録紙収納ケースを用いるこ
とにより、熱転写用記録紙の記録面を保護すると共に、
熱転写用記録紙の給紙を簡単かつ確実に行えるようにす
るものである。

作用 本発明によれば、熱転写用記録紙を上述するような構成
の熱転写用記録紙収納ケース内に収納して使用すること
により、記録紙の記録面を汚すことなく常に清浄に保つ
ことができ高品質の記録画像を得ることができる。さら
に従来記録紙の堆扱い時に発生していた記録紙のシワや
折れ曲り等の発生を防止できる。

また記録紙を収納ケースごと取扱うため、従来の手差し
給紙時に比較して給紙時の位置決めや給紙タイミング等
に留意する必要がなく、使用者が記録紙に一切手を触れ
ることなく、誰でも簡単がつ確実に給紙を行うことがで
きる。さらに熱転写用記録紙は常時保護板と底板との間
で密着挾持されているため、取扱い時に記録紙が収納ケ
ースから脱落することもなくまた、使用者による記録紙
の抜き差しを行うことが困難な取扱い性に優れた熱転写
用記録紙収納ケースを提供できるものである。

実施例 以下本発明の一実施例における熱転写用記録紙収納ケー
ス（以下単に記録紙収納ケースと呼ぶ。）構成について
図面を用いて詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例における記録紙収納ケースの
斜視図を、まだ第２図、第３図は同断面図を示す。

第１図において、箱状のケース筐体１は複数枚の熱転写
用記録紙（以下単に記録紙と呼ぶ。）２を収納すると共
に前記記録紙２を保護するメインフレームとなるもので
ある。また前記ケース筐体１に設けた開口部３は、前記
ケース筐体１内に収納した記録紙２を取出すためのもの
である。ケース筐体１内に収納される複数枚の記録紙２
は、第２図に示すように、ケース筐体１の壁面４に設け
た切込み部６を支点にして記録紙２の厚み方向に回動自
在に設けた底板６上に載置されている。

また複数枚の記録紙２は、記録紙２の記録紙面を保護す
る保護板７を介して、弾性部材８により底板６に押圧さ
れている。尚前記弾性部材８は板バネ９とスポンジ等の
弾性体１ｏから構成されている。

また前記記録紙２は、短冊状のカット紙であり、記録紙
面の少なくとも片側にインク染着層を設けた熱昇華記録
方式に用いる受像紙や、例えば片面にエンボス状の表面
処理等を施した熱溶融記録方式に用いる受像紙等である
。

前記弾性部材８によって押圧される記録紙面保護板７に
は、第１図及び第３図に示すように記録紙搬送用のロー
ラー１１を記録紙２に押圧するだめの切欠き部１２が設
けである。

尚、前記底板６及び保護板７の表面は記録紙面を傷つけ
ないように滑らかに仕上げられている。

次に、本発明による記録紙収納ケースを用いた給紙動作
について簡単に説明する。

第２図は、給紙動作を行わない通常時の記録紙２の状態
を示す。給紙を行う場合はこの状態で記録紙収納ケース
を記録装置（図示せず）内へ操填する。記録紙収納ケー
スが記録装置内へ操填されると、記録装置内に設けた底
板押し上げレバー１３が支点１４を中心に矢印ム方向に
回動し底板６及び、底板上の記録紙２と保護板７を弾性
部材８の押圧力に抗して押し上げ、記録紙２を記録紙搬
送ローラー１１に当接せしめる。ケース筐体１の底部に
設けた開口部１６は前記底板押し上げレバー１３をケー
ス筐体内に回動させる開口部である。

次に上記状態で記録紙搬送ローラー１１を駆動すること
により記録紙２を記録装置内へ自動的に給紙せしめる。

第４図は、給紙を行った後の記録紙収納ケース内の記録
紙の状態を示すものである。第４図に示すように記録紙
２が残り少なくなった状態においても、記録紙２は保護
板７と弾性部材８によって底板６に挾持されており、記
録紙収納ケースを記録装置から取外して持はこぶ際にお
いても記録紙２が記録紙収納ケースから脱落することが
ない。

上述した様に本発明による記録紙収納ケースを用いて記
録紙の自動給紙を行う場合、記録紙２は箱状のケース筐
体１内に収納されると共に、さらに保護板７と底板６と
の間でかつ記録紙同志が密着した状態で挾持されるため
、使用者が記録紙の記録面に触れることができず取扱時
における記録紙面の汚損を防止できるものである。

また結果として本発明による記録紙収納ケースを用いる
ことにより記録時における記録画像の品質を安定して保
つことができるものである。

また給紙に際しては、記録紙収納ケースを記録装置内へ
差し込むだけで自動給紙が行えるため、給紙条件が常に
安定し、誰にでも簡単かつ確実に給紙操作が行えるもの
である。

さらに本発明による記録紙収納ケースにおいては、記録
紙２を保護板７と底板６とで挾持してぃるため、例えば
保存時における記録紙のカールを防止することができる
ばかりか、紙同志を密着させるため紙間へのホコリの侵
入等を防止できるものである。特に片面に染着層を塗布
した記録紙等はカールの発生が著しく、本発明は記録紙
のカール防止効果も犬なるものである。

第６図は、本発明第２の実施例における記録紙保護板１
６の断面図を示すが、前記保護板７を導電性部材１７で
被覆するか、又は、導電性部材で構成すると共に、表面
を接地することにより、記録紙２と保護板１６との摩擦
摺動による静電気の発生を防止できるものである。

また第６図は本発明の第３の実施例を示すが、記録紙２
を保護するため、記録紙収納ケースのケース筐体１の開
口部３に着脱自在な蓋部材１８を設けることにより、記
録紙の長期保存や梱抱及び取扱性を向上させることがで
きる。

尚、ケース筐体１は箱状であるため、樹脂や紙材等で構
成することにより、強度を維持しやすく取扱い性が良く
安価な、記録紙収納ケースを提供できるものである。

発明の効果 以上述べたように本発明によれば、熱転写用記録紙を保
護板と底板とで挾持しケース筐体内に収納することによ
り、熱転写用記録紙の記録面を保護すると共に、熱転写
用記録紙の給紙を簡単確実に行える。取扱い性にも優れ
かつ、ホームユースに適した熱転写用記録紙収納ケース
を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１図の実施例における熱転写用記録
紙収納ケースの斜視図、第２図と第３図及び第４図は同
断面図、第６図は本発明の第２の実施例における断面図
、第６図は本発明の第３の実施例における斜視図、第７
図は従来の熱転写記録装置の断面図、第８図は同装置に
用いるインクシートの斜視図である。 １・・・・・・ケース筐体、２・・・・・・熱転写用記
録紙、３・・・・・・開口部、６・・・・・・底板、７
・・・・・・保護板、８・・・・・・弾性部材。 第３図 第４図 第５図 ε 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数枚の熱転写用記録紙を載置する底板と、前記熱転写
   用記録紙及び底板を収納すると共に、熱転写用記録紙を
   取出す開口部を設けた箱状のケース筐体と、前記ケース
   筐体内に設けた、熱転写用記録紙の記録面を覆う保護板
   と、前記熱転写用記録紙を保護板を介して前記底板に押
   圧する弾性部材とから成る熱転写用記録紙収納ケース。