JPS63217044A - 外壁の防水構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は、建物における外壁の防水構造に関する。

［従来の技術１ 一般に、建物の外壁部材とその壁下部材との接合部１例
えば上下の外壁パネルの接合部、外壁パネルと床パネル
との接合部、外壁パネルと屋根、庇等との接合部等は、
水の浸入を防ぐ構造を採用する必要がある。

従来、上記外壁の防水構造として、実開昭５Ｂ−１５０
２４１３号公報に記載されるように外壁部材と壁下部材
の間の目地にバッキングを装填したり、実公昭５９−３
１３５ｆ１７号公報に記載されるように外壁部材と壁下
部材の接合部に水切板を配設する等の構造が提案されて
いる。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、外壁部材と壁下部材の間の目地にバッキ
ングを装填しても、バッキングと外壁部材の間、バッキ
ングと壁下部材の間のそれぞれに新たな接続部を生じ、
この新たな接続部からの水の浸入を完全に防止するのに
困難をともなう。

また、外壁部材と壁下部材の接合部に水切板を配設して
も、水切板と外壁部材、壁下部材のそれぞれとの開に微
小な間隙をともない易く、水の浸入を完全に防止するの
に困難がある。

本発明は、外壁部材と壁下部材の接合部への水の浸入を
確実に防止可能とすることを目的とする。

ｃ問題点を解決するための手段］ 本発明は、外壁部材とその壁下部材との接合部を水封す
る外壁の防水構造において、外壁部材の外面に設けられ
る表層被覆材を壁下部材の外面にまで延設し、上記表層
被覆材の外壁部材と壁下部材にまたがる部分の外方に防
水カバーを被着するようにしたものである。

［作用］ 本発明によれば、外壁部材の外面に設けられる表層被覆
材が壁下部材の外面にまで延設されるから、外壁部材の
本体部と壁下部材の本体部の接合領域が表層被覆材によ
り外界に対して完全に閉塞される。

また、この表層被覆材の外壁部材と壁下部材にまたがる
部分は防水カバーによって覆われるから、外界の風雨、
人為による直接的な損傷の可能性から保護され、上記外
壁部材と壁下部材の接合領域の閉塞状態を長期にわたっ
て安定的に維持できる。

すなわち１本発明によれば、外壁部材と壁下部材の接合
部への水の浸入を確実に防止できる。

［実施例〕 第１図は本発明の一実施例が適用されてなる建物構造体
の要部を示す断面図、第２図は第１図の施工過程を示す
断面図である。

建物ｌＯは、木質壁式構造からなるユニット建物であり
、上建物ユニツ）（１階部分）１１の上部に上建物ユニ
ット（２階部分）１２を接合して構成されている。下建
物ユニット１１と上達物二二ッ）１２は工場等において
工業的に製作された後、建築現場に運搬されて据付けら
れる。

第１図は下建物ユニットｌｌの壁パネル１３（本発明の
壁下部材）と上建物ユニット１２の壁パネル１４（本発
明の外壁部材）との接合部を示している。

上建物二二ツ）１１の壁パネル１３は、上枠１５、たて
枠１６、不図示の下枠、外壁面材１７、内壁面材１８に
よって本体部を形成し、外壁面材１７の外面に表暦塗ｌ
！ｌ（表層被覆材）１９を施している。

上建物ユニッ）１２の壁パネル１４は、不図示のＥ枠、
たて枠２０、下枠２１．外壁面材２２゜内壁面材２３に
よって本体部を形成し、外壁面材２２の外面に表層塗膜
（表層被覆材）２４を施している。

なお、図において、２５は床面材、２６は端根太、２７
はつなぎ下枠である。壁パネル１３の上枠１５とつなぎ
下枠２７は、それぞれ対応するボルト孔２８Ａ、２８Ｂ
を備え、ボルト２９によって締結されている。

ここで、建物ｌＯは、上建物ユニツ）１２における壁パ
ネル１４の本体部の外面に設けられる表層塗膜２４を下
建物ユニット１１における壁パネル１３の本体部の外面
にまで延設している。

すなわち、上建物ユニット１２の製作時に、壁パネル１
４の外壁面材２２の下端部にはその水平方向に沿う状態
で、不織布、ゴムシート、合成樹脂フィルム、金属箔等
からなる可撓状支持体３０が釘３１によって固定される
。支持体３０は上建物ユニッ）１１における壁パネル１
３の側にまで延びる長さを与えられ、表層塗膜２４は壁
パネル１４の外壁面材２２および支持体３０の外面に形
成される。支持体３０の裏面は粘着面３２とされている
（第２図参照）。

また、下建物ユニット１１の製作時に、壁パネル１３の
外壁面材１７の上端部には、非塗膜処理部３３が形成さ
れる。

これにより、建物現場で上記下建物ユニット１１の上部
に上建物ユニツ）１２が搭載される時、上建物ユニット
１２の側の表層塗ｌ１％２４を担持している前記支持体
３０の粘着面３２が、上建物ユニツ）１１の側の壁パネ
ル１３の外壁面材１７に形成されている非塗膜処理部３
３に密着状態で接合される。この時、下建物ユニット１
１の側の表層塗１１ｇ１９の上端部と上建物二二ツ）１
２の側の表層塗膜２４の下端部は間隙なく接続される。

なお、建物１０は、下建物ユニット１１と上建物ユニッ
ト１２どの接合時に、壁パネル１３の上端部と壁パネル
１４の下端部との間にパッキング４０を挟圧状態で装填
している。

さらに、建物１０は、表層塗膜２４の壁パネル１３と壁
パネル１４にまたがる部分、および表層塗膜１９と表層
塗膜２４の接続部分の外方に防水カバー（化粧カバー）
３４を被着している。すなわち、土建物二二ツ）１２の
外壁面材２２にカバー取付部材３５が釘３６によって取
着され、このカバー取付部材３５に防水カバー３４の上
端部が出ねじ３７によって取着される。防水カバー３４
の下端部は下建物ユニット１１の外壁面材１７に止ねじ
３８によって取着されるΦ次に、上記実施例の作用につ
いて説明する。

上記実施例によれば、上建物ユニット１２の壁パネル１
４の外面に設けられる表層塗［７９２４が下建物ユニッ
トｌｌの壁パネル１３の外面にまで延設されるから、壁
パネル１４の本体部と壁パネル１３の本体部の接合領域
が表層塗１１１１２４により外界に対して完全に閉塞さ
れる。

また、この表層塗膜２４の壁パネル１４と壁パネル１３
にまたがる部分は防水カバー３４にょうて覆われるから
、外界の風雨、人為による直接的な損傷の可能性から保
護され、上記壁パネル１４と壁パネル１３の接合領域の
閉塞状態を長期にわたって安定的に維持できる。

すなわち、上記実施例によれば、土建物ユニツ）１２の
壁パネル１４と下建物ユニット１１の壁パネル１３の接
合部への水の浸入を確実に防止できる。

なお、本発明の実施において１表層被覆材は。

塗膜に限らず、金属薄板、合成樹脂薄板等によるもので
あってもよい。

また、外壁部材に設けられる表層被覆材を建築現場を施
工する場合には、上記実施例におけるような下建物ユニ
ット１１の側の表層塗１１１１９と上建物ユニット１２
の側の表層塗Ｍ２４におけるような表層被覆材の分離を
ともなうことがない。

また、本発明は、外壁パネルと床パネルの接合部、外壁
パネルと屋根、庇等との接合部の防水構造に広く適用で
きる。

［発明の効果］ 以上のように、本発明によれば、外壁部材と壁下部材と
の接合部への水の浸入を確実に防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例が適用されてなる建物構造体
の要部を示す断面図、第２図は第１図の施工過程を示す
断面図である。 １０・・・建物、１３・・・壁パネル（壁下部材）、１
４・・・壁パネル（外壁部材）、２４・・・表層塗膜（
表層被覆材）、３０・・・支持体、３４・・・防水カバ
ー。 特許出願人　積水化学工業株式会社 代表者　　廣１）馨 ｍｉｌｌ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）外壁部材とその壁下部材との接合部を水封する外
   壁の防水構造において、外壁部材の外面に設けられる表
   層被覆材を壁下部材の外面にまで延設し、上記表層被覆
   材の外壁部材と壁下部材にまたがる部分の外方に防水カ
   バーを被着することを特徴とする外壁の防水構造。