JPS63210821A - 屈折率分布型レンズアレイ - Google Patents

屈折率分布型レンズアレイ

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JPS63210821A
JPS63210821A JP4431987A JP4431987A JPS63210821A JP S63210821 A JPS63210821 A JP S63210821A JP 4431987 A JP4431987 A JP 4431987A JP 4431987 A JP4431987 A JP 4431987A JP S63210821 A JPS63210821 A JP S63210821A
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JP
Japan
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lens array
refractive index
weight
crosslinked
group
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JP4431987A
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Inventor
Takashi Yamamoto
隆 山本
Yoshihiko Mishina
三品 義彦
Masaaki Oda
正昭 小田
Misao Tamura
操 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写機、ファクシミリ、CRT(陰極線管プ
リンタ)、LED (高密度発光ダイオード)プリンタ
及びLCD (液晶)プリンタなどの結像素子として用
いられる屈折率分布型レンズプレイに関する。
〔従来の技術〕
複写機等の結像素子として使用されている屈折率分布型
レンズアレイは、第4図に示す如く細長い円柱状の屈折
率分布型レンズ(2)が複数個並列に配設され、各々の
屈折率分布型レンズ(2)間に樹脂接着剤(5)を充填
し、さらにこれらが両側面部のスペーサー(3)、(3
’)と樹脂板(4)? (4’)とにより保持され一体
的に形成されたものよりなる。
これまで屈折率分布型レンズ(2)としては、無機ガラ
ス製のものが主として使用されて来ているが、最近合成
樹脂製品が無機ガラス製のものに比較して軽量で耐衝撃
性にすぐれているばかりでなく、安価に製造できかつ加
工も容易であるなど種々の利点を有しているために使用
されつつある。
しかし、合成樹脂製の屈折率分布型レンズはその表面の
耐摩塵性が不足し、また帯電防止性も悪いため、部品の
取付時あるいは使用中に他の物体との接触、衝撃、引り
かき、ゴミの拭掃除などによってその表面が損傷を受け
たり、塵、埃等がレンズアレイの端面に付着してレンズ
アレイの解像度を低下させて結像面に正確な画像を送る
ことができないという欠点がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上述した如き状況を克服して、合成樹脂製の
屈折率分布型レンズアレイの端面に特定組成の架橋硬化
被膜を形成させることにより、長期間の使用においても
表面の損傷及び塵、埃等の付着により解像度の低下のな
い屈折率分布型レンズアレイを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の屈折率分布型レンズアレイ−は、合成樹脂製の
屈折率分布型レンズを多数配列したレンズアレイの端面
に、帯電防止能を有する架橋硬化被膜を設けてなること
を特徴とする。
本発明の屈折率分布型レンズアレイ(以下、単にレンズ
プレイという)の端面に設ける架橋硬化被膜は、帯電防
止能を有する架橋硬化性樹脂材料の硬化したものよりな
る。帯電防止能を有する架橋硬化性樹脂材料(以下、単
に架橋性樹脂材料という)は、1分子中に2個以上のア
クリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基を有す
る多官能性化合物又はそれを含有する単量体混合物と帯
電防止性化合物とよりなる。
1分子中に2個以上のアクリロイルオキシ基又はメタク
リロイルオキシ基を有する多官能性化合物としては、2
価以上の多価アルコール又はその誘導体等と、これらの
化合物と反応しうる基とアクリロイルオキシ基又はメタ
クリロイルオキシ基を有する化合物とを反応せしめるこ
とによりて得られる化合物類であり、その具体例として
は多価アルコールとアクリル酸、メタクリル酸又はその
ハロゲン化物、又はその低級アルキルエステルを反応さ
せることによって得られる化合物を挙げることができ、
その例として次の一般式 (式中、nは1〜4の正の整数であり、Xは少なくとも
3個以上がCH,= CH−COO−基 又はCH,:
 C(CHI) Coo−基であり、残りは一〇H基で
ある)で示される、ジペンタエリスリトールトリアクリ
レート、ジペンタエリスリトールトリメタクリレート、
ジペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタ
エリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリス
リトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトール
ペンタメタクリレート、ジペンタエリスリトールへキサ
アクリレート、ジペンタエリスリトールへキサメタクリ
レート、トリペンタエリスリトールトリアクリレート、
トリペンタエリスリトールトリメタクリレート、エチレ
ングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメ
タフリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、
ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレン
グリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジ
メタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレ
ート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、グ
ロビレングリコールジアクリレート、プロピレングリコ
ールジメタクリレート、トリプロピレングリコールジア
クリレート、トリプロピレングリコールジメタクリレー
ト、ブチレングリコールジアクリレート、ブチレングリ
コールジメタクリレート、ベンタンジオールジアクリレ
ート、ベンタンジオールメタクリレート、ヘキサンジオ
ールジアクリレート、ヘキサンジオールジメタクリレー
ト、グリセリンジアクリレート、グリセリンジメタクリ
レート、メトキシジエチレングリコールジアクリレート
、メトキシジエチレングリコールジアクリレート、2.
2−ビス(4−アクリロイルオキシフェニル)プロパン
、2.2−ビス(4−アクリロイルオキシジェトキシフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(4−メタクリロイル
オキシジェトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス〔
4−アクリロイルオキシ(2−ヒドロキシプロポキシ)
フェニル〕プロパン、2−(4−アクリロイルオキシジ
ェトキシフェニル)−2−(4−アクリロイルオキシエ
トキシフェニル)プロパン、2−(4−メタクリロイル
オキシグロボキシフェニル)−2−(4−アクリロイル
オキシプロポキシフェニル)プロパン、トリメチロール
プロパンジアクリレート、トリメチロールプロパンジメ
タクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、
ペンタエリスリトールジメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、ジグリセリンテトラアクリレート
、ジグリセリンテトラメタクリレート、ペンタエリスリ
トールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメ
タクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート;トリ
ペンタエリスリトールテトラアクリレート、トリペンタ
エリスリトールテトラメタクリレート、トリペンタエリ
スリトールペンタアクリレート、トリペンタエリスリト
ールペンタメタクリレート、トリペンタエリスリトール
へキサアクリレート、トリペンタエリスリトールへキサ
メタクリレート;トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、グリセリン又はペンタエリスリトール等の
多価アルコールとアクリル酸又はメタクリル酸とマロン
酸、コハク酸、アジピン酸、グルタル酸又はセバシン酸
等の多価カルボン酸との反応によって得られる不飽和ポ
リエステル等があげられる。
上記の多官能性化合物は単独で、もしくは上記の化合物
の2種30重量%以上を含むように他の1官能性の1合
性化合物と併用することができる。架橋性樹脂材料中へ
の1官能性の重合性化合物の併用は合成樹脂製のレンズ
アレイと硬化被膜との密着性を向上させる。
特に、上記多官能性化合物のうち、耐摩耗性、合成樹脂
製のレンズアレイとの密着性、透明性等の観点から、1
分子中に3個以上のアクリロイルオキシ基又はメタクリ
ロイルオキシ基を有する化合物の少なくとも1種を30
重量%以上含有する架橋性樹脂材料が好ましい。さらに
作業性及びランニングコストの低減化の面から一般式[
11で示される化合物を用いるのが特に好ましい。これ
らの化合物は硬化雰囲気が窒素、アルゴン等の不活性ガ
ス雰囲気下でなくとも通常の空気中で活性エネルギー線
の照射により容易に硬化し、平滑性、膜厚均一のすぐれ
た架橋硬化被膜を形成し、光学歪のない解像度の少ない
レンズアレイを製造することができる。
また1分子中に2個以上のアクリロイルオキシ基又はメ
タクリロイルオキシ基を有する多官能性化合物と併用し
て用いることのできる1官能性化合物としては、例えば
メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルア
クリレート、エチルメタクリレート、プロピルアクリレ
ート、プロピルメタクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、2−エチルへキシルメタクリレート、メト
キシジエチレングリコールアクリレート、メトキシジエ
チレングリコールメタクリレート、エトキシエチルアク
リレート、エトキシエチルメタクリレート、トリプロピ
レングリコールアクリレート、トリプロピレングリコー
ルメタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジ
ルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレー
ト、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、1.4−プチレング
リコールアクリレート、1,4−ブチレングリコールメ
タクリレート、エチルカルピトールアクリレート、エチ
ルカルピトールメタクリレート等があげられる。これら
の化合物は1種又は2種以上を混合して架橋性樹脂材料
中70重量%以下の量において用いられる。
また本発明において用いられる帯電防止性化合物として
は特に限定されないが、好ましくは次の一般式 (式中、R8はH又はCH,基であり、R2はH又は言 基であり、m、nは1〜5の整数である)で示されるリ
ン酸エステル及び次の一般式 %式%[) (式中、R4及びR3はH1炭素数1〜15のアルキル
基又はCH,CH,OH基である)で示されるエタノー
ルアミン系化合物の組合せが挙げられる。
一般式〔I]で示されるリン酸エステル系単量体は、分
子中に少なくとも1個のアクリロイルオキシ基又はメタ
クリロイルオキシ基を有するものであって、例としては
アクリロイルオキシエチルフォスフェート、メタクリロ
イルオキシ7オス7エート、アクリロイルオキシエチル
フォスフェート、メタクリロイルオキシプロピルフォス
フェート、アクリロイルオキシブチルフォスフェート、
メタクリロイルオキシブチルフォスフェート等カあげら
れる。フォスフェート化合物でもハロゲン化ビニルフォ
スフェート、アルキル置換ビニルフォスフェート等の分
子中にアクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ
基を有しないものは空気硬化性及び帯電防止性が十分で
ない。また一般式[1)のリン酸エステル系単量体の中
でもリン酸基中に少なくとも1個のOH基を含有しない
ものは一般式[0)のエタノールアミン系化合物との併
用効果が低下する。
一般式Cl)で示されるエタノール系アミン化合物とし
ては、N−置換のアルキル基の数が1〜15のジェタノ
ール系アミンでありてN−メチルジェタノールアミン、
N−置換エチルジェタノールアミン、N−プロピルジェ
タノールアミン、N−オクチルジェタノールアミン等が
あげられる。一般式〔11]で示されるエタノールアミ
ン系化合物においてN−置換アルキル基の炭素数が16
を越えると溶剤への溶解性が低下する。
一般式[11で示されるリン酸エステル系単量体と一般
式〔■〕で示されるエタノールアミン系化合物の使用割
合は、架橋性樹脂材料70〜98重量部に対して、リン
酸エステル系単量体1〜20重量部及びエタノールアミ
ン系化合物1〜10重量部(合計100重量部)である
。リン止効果が十分でなく、上記使用量を越えると被膜
の表面平滑性と耐摩耗性が低下する。
リン酸エステル系単量体とエタノールアミン系化合物と
の使用割合は上記の範囲内であれば特に限定されないが
、リン酸エステル系単量体/エタノールアミン系化合物
=0.5/1〜8/1(重量比)となる範囲内が好まし
い。
本発明の架橋性樹脂材料には、リン酸エステル系化合物
及びエタノールアミン系化合物を含有させることにより
、帯電防止性にすぐれた硬化被膜を形成できるが、さら
に架橋性樹脂材料の重合性の改良及び硬化被膜の経時曇
りの発生を抑制する点から次の一般式 (式中、R6はH又はCH8基であり、R1はH又は炭
素数1〜8のヒドロキシアルキル基であり、R,、R,
。はH1炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数1〜8の
ヒドロキシアルキル基であり、Roはヒドロキシル基又
は炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数1〜8のヒドロ
キシアルキル基である)で示されアクリルアミド系単量
体を架橋性樹脂材料中に1〜10重量部添加することが
できる。このアクリルアミド系単量体の例としては、分
子中に少なくとも1個のヒドロキシル基を有するN−ヒ
ドロキシルアルキシアクリルアミド又はN−ヒドロキシ
ルアルキシメタクリルアミドであって、具体例としては
N−(ヒドロキシメチル)アクリルアミド、N−(2−
ヒドロキシエチル)アクリルアミド、N−(2−ヒドロ
キシプロピル)アクリルアミド、N −(1,1−ジメ
チル−2−ヒドロキシエチル)アクリルアミ)”、N−
(1−エチル−2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド
、N−(1,1−ジメチル−3−ヒドロキシブチル)ア
クリルアミド、N−(ヒドロキシメチル)メタクリルア
ミド、N−(ヒドロキシエチル)メタクリルアミド、N
−(ヒドロキシプロピル)メタクリルアミド、N−(1
,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)アクリルアミ
ド、N−(2,2−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)
メタクリルアミド、N−(1−エチル−2−ヒドロキシ
ル基/I/)メタクリルアミド、N−(1,1−ジメチ
ル−3−ヒドロキシプロピル)メタクリルアミド、N−
(1,1−ジメチル−3−ヒドロキシブチル)メタクリ
ルアミドなどのモノヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
ルアミド;N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エ
チルコアクリルアミド、N、N−ビス−(2−ヒドロキ
シエチル)アクリルアミド、N−[1,1−ビス(ヒド
ロキシメチル)エチル〕メタクリルアミドなどのジヒド
ロキシアルキル(メタ)アクリルアミド;N−〔2−ヒ
ドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシブチル)エチルコ
アクリルアミド、N−(2−ヒドロキシ−1,1−ビス
(ヒドロキシメチル)エチルコメタクリルアミドなどの
トリヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドが挙げ
られる。
これらの化合物の中でN−(ヒドロキシメチル)アクリ
ルアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミ
ド、N−(2−ヒドロキシプロピル)アクリルアミドの
モノヒドロキシアルキルアミドが特に好ましい。
本発明のレンズアレイを構成する合成樹脂製の屈折率分
布型レンズは、特公昭47−28059号公報に記載さ
れているような、円形断面の中心で屈折率が最も高く、
周辺に行くに従って次第に低くなるもので、この屈折率
分布により結像作用を有するものである。
この屈折率分布型レンズは、透明性にすぐれた樹脂、例
えばメチルメタクリレート又はスチレンを主成分とする
樹脂等が使用され、種々の方法、例えば特公昭57−2
9682号公報、特公昭47−28059号公報及び特
願昭60−130837号に記載される方法によって作
られるものである。上記の方法のうち、特願昭60−1
30837号に記載されるポリ弗化ビニリデン又は弗化
ビニリデンを主体とする共重合体とポリメチルメタクリ
レート又はメタクリレートを主成分とする共重合体との
混合物からなるものが好ましい。
またこの屈折率分布型レンズを用いたレンズアレイの形
成は、種々の方法によって形成でき、例えば第4図に示
すように、両娼部にスペーサー(3)及び(3′)を平
行に配置した二枚の保持板(4)及び(4′)の間に、
屈折率分布型レンズ(2)を、その光軸が両スペーサー
(3)及び(3′)と平行となるように列状に近接して
並べ、隣接する各屈折率分布型レンズ(2)の間に接着
剤を充填して形成される。
レンズ(2)の配列は1列もしくは2列以上並列にして
並べることもできる。
使用する接着剤は、エポキシ系、シリコン系、アクリル
系、アスファルト系等の樹脂が使用される。
また使用されるスペーサー及び保持板は、PMMA等の
樹脂板、ガラス繊維強化エポキシ板等のFRP、あるい
はアルミニウム等の金属板が使用される。
レンズアレイ端面への硬化被膜の形成は、上記の架橋性
樹脂材料をコーティングして硬化させる。コーティング
する方法としてはロールコーク−法、刷毛塗り法、スプ
レー塗布、浸漬塗布などの方法が用いられる。
コーティングした塗膜の硬化は、α線、β線、r線、電
子線などの放射線又は波長2000〜5ooo^の光線
、特に波長3000情5000スの光線を用いることが
でき、活性エネルギー線として光線を用いる場合には光
増感剤を用いる樹脂中に含ませておく必要がある。これ
らの光増感剤の具体例としては、ベンゾイン、ベンツイ
ンメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾ
インブチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル
、ベンゾインプロピルエーテル、ベンジル、ベンゾフェ
ノン、メチルフェニルグリオキシレートなどを挙げるこ
とができ、これらの使用量は、架橋性樹脂材料100重
量部に対して0.01〜10重量部であり、あまり多す
ぎると硬化被膜を着色させたりする。
また本発明において使用する架橋性樹脂材料はそのまま
で用いることができるが、レンズアレイの端面に塗布す
る場合の塗布作業性、被膜の均−性及び密着性の改良の
ために有機溶剤を添加することもできる。
添加することのできる有機溶剤としては、架橋性樹脂材
料を均一に溶解するものであれば特に限定されず、例え
ばエチルアルコール、イソプロピルアルコール、 n−
7”チルアルコール等のアルコール類;ベンゼン、トル
エン、キシレン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素
類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルインブチル
ケトンなどのケトン類;ジオキサンなどのエーテル類;
酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸イソアミル、プロピ
オン酸エチルなどのエステル類;エチレングリコールモ
ツプチルエーテルなどの多価アルコール誘導体、N、N
−ジメチルホルムアミドなどがあげられる。
有機溶剤の使用量は、架橋性樹脂材料5〜90重量部に
対して95Q−t o重量部(合計100重量部)の範
囲で使用できる。
レンズアレイの端面に設ける硬化被膜は、膜厚が0.5
〜100μmの範囲、好ましくは1〜50μmの範囲と
なるように塗布するのが望ましい。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
なお、実施例中の評価は以下に示す方法を用いて行なっ
た。
(1)  耐摩耗性 #000スチールウールを直径251111の円筒先端
に装着し、水平に置かれたサンプル面に接触させ、50
0I荷重で10回転したときの、サンプル面に付着した
傷の程度を目視観察した。
(2)帯電防止性 電荷半減期の測定 温度20℃、相対湿度65%の恒温恒湿下にサンプルを
24時間保持した後、スタティックオネストメーターに
よりl0KVの電圧を30秒印加して半減期を測定した
(3)解像性 111Im当り2本のスリット像で調べたレスポンス関
数MTF値(%)で測定した。
実施例1 弗化ビニリデン80モル%とテトラフルオロエチレン2
0モル%からなる共重合体(屈折率ル。1.400)3
3重量部、連続塊状重合法で礼p 得たポリメチルメタクリレート(屈折率ζ1.492)
33%量部、メチルメタクリレート単量体33重量部、
ベンジルメチルケタール0.1重量部、ハイドロキノン
0.1重量部を混合して80℃に加熱し、混線部を通し
て径が2.0鴎のノズルより押し出し、続いて押し出し
たファイバを80℃に加熱され、窒素ガスがlQm//
分の速度で流れる揮発部を8分で通過せしめ6本の円状
に等間隔に設置された400Wの高圧水銀灯の中心にフ
ァイバを通過させ、約5分間光を照射し、20(X/分
の速度でニップローラーで引き取った。
得られたファイバの径は800μmであり、インターフ
アコ干渉顕微鏡により測定した屈折率分布は、中心部が
1.460、周辺部が1.451であり、中心部から周
辺部に向って連続的に減少していた。
なお、得られたファイバの核磁気共鳴法(NMR)によ
る組成分析の結果は、弗化ビ= IJデンとテトラフル
オロエチレンの共重合体が中心部には33重量%、周辺
部には43重i%含まれていた。メチルメタクリレート
単量体の残留分は、全体として0.9重量%であった。
得られた屈折率分布型ファイバを黒色油溶性染料(オリ
エントオイルブラックHBB)を10%の濃度に調整し
た塩化メチレン溶液に0℃で30秒間浸漬した後、60
℃で乾燥した。このファイバの断面を顕微伊で観察する
と表面から約15μmの深さで全周囲が黒く染色されて
いた。
次にこの黒色染料を包埋したファイバ(レンズ素子)を
用いて、第1図に示すような方式で1列に250本のフ
ァイバを並べたプレイを作成し、両端面が平滑となるよ
うに紙ヤスリで研摩した。
スペーサ及び樹脂板にはポリメチルメタクリレートの樹
脂板を用い、接着剤にはカーボンブラックを混合したエ
ポキシ接着剤を用いた。
次にプレイの両端面に、ジペンタエリスリトールペンタ
アクリレート601i量部、コハク酸/トリメチロール
エタン/アクリル酸縮合ポリエステル32重量部、アク
リロイルオキシエチルフォスフェート5重量部、ベンゾ
インイソプロピルエーテル2重量部及びベンゾフェノン
3重量部よりなる架橋性樹脂材料に塗布し、9KWの高
圧水銀灯(アイグラフィック社製)の20σ距離から5
秒間照射して硬化被膜を形成させた。
このプレイは耐摩耗性試験においてもほとんど傷がつか
ず、帯電防止及び解像性も以下に示すようにすぐれてい
た。
電荷半減期      0.8秒 解像性(MTF値)  60% 一方、上記のレンズアレイにおいて、硬化被膜を設けな
い場合には、耐摩耗性試験において非常に多くの傷がつ
き、帯電防止性も180秒以上とわるいものであった(
解像性10%)。
実施例2 第2図に示すように2列にファイバを配列した(合計5
00本)アレイの両端面に、下記の架橋性樹脂材料 ジペンタエリスリトールヘキサ アクリレート   50重量部 トリス(アクリロイルオキシエチル) インシアヌレート 20重量部 テトラヒドロフルフリルアクリレート 20重量部メク
クリロイルオキシエチル ホスフェート   6重量部 N−オクチルジェタノールアミン   4重量部2−ヒ
ドロキシ−2−メチル−1− フェニルプロパン−1−オン 4 重−i部を実施例1
と同じように塗布し、硬化させた。
硬化被膜で被覆されたアレイの端面ば耐摩耗試験におい
てもほとんど傷がつかず、帯電防止性も1.0秒とすぐ
れ、解像性も60%とよかった。
実施例3 架橋性樹脂材料を下記の組成のものに変えて実施例1の
方法をくり返してプレイの端面に架橋被膜を形成させた
。このプレイは端面ば耐摩耗性試験においてもほとんど
傷がつかず、帯電防止性も0.9秒とすぐれ、解像性も
60%とよかった。
ジペンタエリスリトール ヘキサアクリレート67重量部 1.6−ヘキサンジオール ジアクリレート    20重量部 アクリロイルオキシエチル フォスフェート    6重量部 N−ラウリルジェタノールアミン   4重量部N−ヒ
ドロキシメチルアクリルアミド 3重量部メチルフェニ
ルグリオキシレー)    4fii部比較例1 実施例1において、アクリロイルオキシエチルフォスフ
ェート及びN−ラウリルジェタノールアミンを夫々単独
(併用しない)に添加した架橋性樹脂材料の硬化被膜を
端面にもつアレイは耐摩耗性と解像性は実施例1と同程
度であったが、帯電防止性が劣っていた。
アクリロ・イルオキシエチルフォスフェート50秒N−
ラウリルジェタノールアミン     70秒〔発明の
効果〕 本発明の屈折率分布型レンズアレイは従来の合成樹脂製
のレンズアレイの問題点を克服したものであって、合成
樹脂製の屈折率分布型レンズアレイの端面に特定組成の
架橋硬化被膜を形成させることにより、長期間の使用に
お(・ても表面の損傷及び塵埃等の付着により解像度低
下のない屈折率分布型レンズアレイを提供することがで
きるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るレンズアレイの斜視図、第2図は
本発明の他の例を示すレンズアレイの斜視図、第′3図
は第1図の要部拡大断面図、第4図は従来のレンズアレ
イの斜視図である。 (1)・・・・・屈折率分布型レンズアレイ(2)・・
・・・屈折率分布型レンズ (3)、 (3’)・・・・・スペーサー(4)  (
4’)・・・・・樹脂板 (5)・・・・・接着剤 (6)・・・・・レンズアレイ端面 (7)・・・・・硬化被膜 一+f  図 一′3=2  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、合成樹脂製の屈折率分布型レンズを多数配列したレ
    ンズアレイの端面に、帯電防止能を有する架橋硬化被膜
    を設けてなることを特徴とする屈折率分布型レンズアレ
    イ。 2、帯電防止能を有する架橋硬化被膜が、 (1)1分子中に2個以上のアクリロイルオキシ基又は
    メタクリロイルオキシ基を有する 多官能性単量体又はそれを含む単量体混合 物70〜98重量% (2)次の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 (式中、R_1はH又はCH_3基であり、R_2はH
    又は▲数式、化学式、表等があります▼基であり、R_
    3はH 又はCH_3基であり、m、nは1〜5の整数である)
    で示されるリン酸エステル系単量 体1〜20重量%及び (3)次の一般式 NR_4R_5(CH_2CH_2OH)〔II〕(式中
    、R_4及びR_5はH、炭素数1〜15のアルキル基
    又はCH_2CH_2OH基である)で示されるエタノ
    ールアミン系化合物1〜10重量%からなる架橋硬化性
    樹脂材料を硬化 したものである特許請求の範囲第1項記載 の屈折率分布型レンズアレイ。
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