JPS63207971A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は冷蔵庫、特に庫内を低温、高湿度に保ち、食品
等の鮮度を長時間保つようにした冷蔵庫に関するもので
ある。

〈従来技術〉 従来の冷蔵庫は、第４図に示すように、冷蔵庫（１）に
冷凍機（３）を搭載し、庫内に冷却器（４）と送風機（
５）を設置してなる構造のものである。冷凍機（３）と
冷却器（４）は冷媒を介して冷凍サイクルを構成してお
り、庫内温度調節器（図示せず）によりその運転を制御
している。

冷却器（４）は庫内温度よりも１０〜１５℃程度低い温
度にて運転される為、庫内空気の水分の殆どはこの冷却
器に霜となって付着する。そのため、冷蔵庫の中の湿度
は低下し、肉や魚は次第に乾燥し、野菜は　渇して商品
価値はなくなり、歩溜りが悪くなる欠点があった。

この対策として１食品等をビニール等のラップで覆い乾
燥を防止することが行われているが、被冷蔵物を一々ラ
ップ等で包装するのでは非常に手間が掛かり、しかも完
全に乾燥を防止することは困難である。

一方、庫内を低温・高湿度に保つ方法として循環空気を
冷水噴霧槽の中に通過させる方法もあるが、この低温噴
霧水の温度は０℃が限界であり、水の凍結防止の為、１
℃〜２℃程度となる。この噴霧水と熱交換した空気の温
度は４℃〜５℃が限界である。水の温度を下げる方法と
して不凍液を使う方法も考えられるが、不凍液の維持、
管理は煩わしく、また食品に対して好ましくないもので
ある。

なお、上記の温度では生鮮食品等の表面や内部の細菌は
、むしろ高湿度に助けられて繁殖する危険がある。細菌
の繁殖を押えるには少なくとも　４℃以下で、生鮮食品
や調理加工食品の温度は極力０℃に近い方が良いとされ
ている。

そのため、最近ではチルド冷蔵庫、氷温冷蔵庫、パーシ
ャルフリージング等の製品が有望視されている。

く問題を解決するための手段〉 本発明は上記のような事情に鑑み提案されたもので、庫
内温度を０℃前後で冷却する手段として、庫内に補助冷
却器を設け、しかも汀通の熱交換器を使用すると、庫内
の湿度は非常に高い為に着霜を起し、ａ能を失う危険が
ある。そこで、壁面を冷却面とすることで、これらの欠
点を補いかつ冷蔵庫の庫内を低温度、高湿度でかつ清潔
な状態で維持できるような冷蔵庫を提供することにある
。

上記目的は、「冷蔵庫の内部において、冷気の循環通路
中に設けられた冷水噴霧槽と、庫内壁面に配設された壁
面冷却器と、を有し、庫内循環空気を該噴霧槽中に通過
せしめると共に該壁面冷却器により冷却せしめるように
構成したことを特徴とする冷蔵庫」により達成される。

く作　用〉 庫内の循環空気を低温水噴霧槽の中に通し、ここで低温
高湿の空気を作り出し、これを庫内に吹出す、この冷水
噴霧槽の中に空気を流すことにより低温高湿になるだけ
でなく、空気は洗浄され、ゴミや雑菌や臭いが少なくな
り、清浄な空気となる。

そして、吹出される空気はさらに壁面に配設されている
冷却器により冷却されるわけである。この冷却器が壁面
に配設されているため該冷却器に直接接触する空気の量
が少ないが、一度冷却されている庫内空気を冷やすには
十分であり着霜が極力減少せしめられ、庫内が高湿度で
０℃前後の低温度に維持される。

〈実施例〉 以下、本発明を第１図〜第３図に示された実施例に基い
て説明することとする。

冷蔵庫（１）の背面部に冷水噴霧槽（９）が設けられて
おり、冷凍機（３）による冷却が行われる。冷水噴霧槽
（９）の下部の貯水槽（９ａ）の中の水はポンプ（１１
）により吸引され、噴霧管（８）より噴霧される。

噴霧された水は、冷却管（６）の表面を流下する間に冷
却され、貯水槽（９ｄ）に収容される。

庫内の空気は、循環用ファン（７）によりダクｌ−（１
０）の下方の吸込み部（１０ａ）から吸引され、冷水噴
霧管（８）より噴霧された冷水と熱交換し、冷却されか
つ加湿されて。

吹出口（１２）より庫内へ吹出される。ダクトの内部に
はフィルタ（１６）等を入れて、吹出口（１２）より水
滴が飛散しないようにすることも必要である。

また、冷凍機（３）は、冷水噴霧槽の水が一定温度を保
つように温度調節器（図示せず）等により制御される。

また、この冷却水は徐々に汚染された り、減少したりするので、定期的に新しい水を補給しな
がら入れ替えて追加給水して静浄に保たせる。

一方、冷凍機（１５）は、冷却管（１４）と冷凍サイク
ルを構成し、壁面冷却器（１３）を冷却する。

この壁面の温度は、庫内を十分冷却させるために一１０
℃程度に冷却し、庫内の温度調節器（図示せず）等によ
り制御される。

吹出口（１２）より吹き出した空気は、　２℃〜４℃程
度まで冷却され、高湿度である為、一部の空気中の水分
は壁面冷却器（１３）の表面に凝縮し、着霜する。この
時、空気はさらに冷却され、湿度は飽和状態に又はそれ
に近い状態に達する。

したがって、水噴霧冷却器を使用して庫内温度を氷点下
又はそれの近くまで下げることができ、湿度は飽和状態
又はそれに近い状態を維持することができる。

なお、壁面冷却！　（１３）の表面に付着した霜は、定
期的にホットガス方式、又はヒータ一方式等により除霜
するのが好ましい。

く効果〉 本発明は以上の構成からなり、冷蔵年内の循環空気を冷
水冷水噴霧槽の中に通過せしめる構成とすることにより
、庫内を該循環する空気を低温・高湿で、かつ、ゴミや
雑菌や臭いの少ない清浄なものとし、さらに壁面冷却器
により補助冷却する為、氷点下又はそれに近い空気で湿
度は飽和状態又はそれに近い空気を作りだすことができ
る。

これにより、生鮮食品や調理加工食品を乾燥させること
なく長期保存することができる。

また、噴霧されるものとして水を使用すので、水は熱容
量が大きいので１．冷蔵庫の扉の開閉や食品等の出し入
れによる急激な負荷の変化に対しても対応でき、安定し
た庫内条件を維持できる利点もあり、実用的価値が大な
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による冷蔵庫の−・実施例を示す正面断
面図、第２図は第１図の側面中央の断面図、第３図は第
１図の冷蔵庫の壁面冷却器部における側面断面図、第４
図は従来の冷蔵庫の横断面図。 （１）・・・・・・冷蔵庫、　（２）・・・・・・扉、
（３）（１５）・・・・・・冷凍機、 （０・・・・・・冷却器、　（５）・・・・・・送風機
、（６）（１４）・・・・・・冷却管、 （７）・・・・・・循環用ファン、 （８）・・・・・・冷水噴霧管、 （９）・・・・・・冷水噴霧槽、 （９ａ）・・・・・・貯水槽、　（１０）・・・・・・
ダクト、（１０ａ）・・・・・・吸込み部、 （１１）・・・・・・ポンプ、　（１２）・・・・・・
吹出口、（１３）・・・・・・壁面冷却器、 （１６）・・・・・・フィルタ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、冷蔵庫の内部において、 冷気の循環通路中に設けられた冷水噴霧 槽と、 庫内壁面に配設された壁面冷却器と、 を有し、 庫内循環空気を該噴霧槽中に通過せし めると共に該壁面冷却器により冷却せし めるように構成したことを特徴とする冷 蔵庫。