JPS63204378A - 図形発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、図形の輪郭線又は稜線（「エツジ」ともい
う。）から、任意図形を発生する図形発生装置に関する
ものである。

し従来の技術］ 従来のこの種の図形発生に関しては、特公昭５９−３１
７０７号公報に示されているように、エツジ１本毎の直
線方程式 ％式％ からその直線により定義されている図形の領域方向を定
め、図形を発生するものであった。

第５図は、この追加を説明する説明図であり、図形Ａは
直線ＳＬ１．ＳＬ２．３Ｌ３．ＳＬ４で囲まれる領域で
あり、直線ＳＬ１を例にとれば、点Ｐ１．Ｐ２を通る直
線式 ％式％ の領域が図形Ａを含むもので、これを直線ＳＬ１〜ＳＬ
４毎に行い、全ての直線で定める部分を、図形Ａの領域
と定義するものである。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、この従来の方法では、常に直線の方程式
を算出する必要があり、複雑な図形や図形の数が増大す
ると処理に時間がかかりまた装置が大型なものとなる問
題があった。

この発明は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、複雑な形状の図形やそれが複数あっても高
速かつ簡単に図形を発生する装置を提供することを目的
とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
あり、２次元図形を形成する輪郭線情報及び当該輪郭線
が次に続く方向を示すストローク情報を予め当該２次元
図形の輪郭線上に対応して順次記憶しているメモリと、
前記メモリの内容を前記２次元図形の座標軸に対応した
平行な一方向に順次読み出し制御する走査制御部と、前
記走査制御部の制御により読み出された画素位置に図形
の輪郭線情報が有るか無いかを判定する輪郭判定部と、
輪郭線があると判定された画素位置における当該輪郭線
が次に続りカ向を判定するストローク方向判定部と、前
記輪郭判定部とストローク方向判定部との判定結果によ
り図形領域方向を判定する領域判定部とを有することを
特徴とする図形発生装置である。

［作用］ この発明に係る図形発生装置は、まずメモリに図形のエ
ツジすなわち図形を形成する線を描くように記憶させる
に際して、線の存在する輪郭線情報のほかに、パラメー
タとしてその線が連続して　　゛描かれる次の方向を示
すストローク方向の情報も記憶させ、これを全ての図形
について記憶させ終わった後に、前記メモリから読み出
した輪郭線情報、ストローク情報から個々の図形領域を
定めるものであり、このため、個々の図形を囲む直線方
程式を処理する必要はなく、図形のエツジを描くように
メモリに記憶させておけばよい。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。

第１図は、この発明の一実施例に係る図形発生装置の機
能ブロック図を示す。第１図において、１は２次元図形
の情報を記憶するイメージボードメモリであり、図形番
号と、画素に図形を形成する線が存在することを示す輪
郭線情報と、前記輪郭−が次に続く方向を示すストロー
ク情報とを記憶している。２は前記イメージボードメモ
リ１の記憶内容を２次元図形の座標軸に対応した平行な
一方向に順次読み出し制御する走査制御部、３は前記走
査制御部２の制御により読み出された画素位置に輪郭線
情報が有るか無いかを判定する輪郭判定部、４は前記輪
郭判定部３により図形の輪郭線情報が有ると判定された
画素位置における当該輪郭線が次の画素に続く方向を判
定するストローク方向判定部、５は前記輪郭判定部３と
ストローク方向判定部４との判定結果により図形領域方
向を判定する領域判定部、６は図形再生メモリである。

第２図はイメージメモリ１を示した図であり、２次元配
列のメモリで１画素当り４ビツトで構成する。小さな正
方形に示した１１はＸ−Ｙ座標上の一点を示すメモリセ
ルであり、［ｉ、ｊ］番地を表す。１２は図形のエツジ
の情報であり、矢印は隣接するメモリセルのいずれかに
連続するかを示すストローク情報である。１３はエツジ
に囲まれた図形である。

今、例えば、数種類の図形のうち、図形−１０番を書き
込む場合は、イメージボードメモリ１の２次元メモリ番
号の該当する番地に１０番という図形番号を書き込む。

そして、あたかも図形のエツジをなぞるように、イメー
ジボードメモリ１に図形の輪郭情報及びその輪郭情報が
書き込まれた位置にはざらにストローク情報を書込んで
いく。

この場合、図形の輪郭線情報に１ビツト、ストローク情
報に３ビツト用いる。

ここでストローク方向についてさらに説明する。

第３図はある一つのメモリセルＭＣｌ０に着目したイメ
ージボードメモリの拡大図であり、ＭＣ１０の周囲に８
個のメモリセルＭＣ１１〜ＭＣ１８が隣接している。今
、メモリセルＭＣ１０について情報を与える場合その座
標点に輪郭が存在することを示すほかに、輪郭線がある
場合はその輪郭線が次に進むストローク方向を示す。そ
して、そのストローク方向はメモリセルＭＣ１’ｉ〜Ｍ
Ｃｌ８方向への８通りあるので、このストローク方向を
定めるため３ビツトで表す。

そして、輪郭線が次に進む方向すなわちストローク方向
は、第２図のように図形が面を表す場合は図形の内部領
域を常に右手に見るように進む方向と一致させている。

従って、例えば図形の輪郭線の一部の直線又は曲線であ
っても、ストローク方向により、その線が形成する図形
の内部領域の方向を判定することが出来る。

こうして、図形番号に応じて、順次図形を書き込むこと
により、複雑かつ多数の図′形の情報が書き込まれる。

この様にして書き込まれた情報を読み出す動作を第４図
の図形で説明する。第４図はイメージボードメモリ１に
記憶され、エツジＥ１．Ｅ２．Ｅ３、Ｅ４．Ｅ５．Ｅ６
．Ｅ７．Ｅ８により囲まれた図形４１を読み出すために
、２次元図形の座標軸、この例ではＸ軸に平行な一方向
に順次読み出し走査を行っていることを示す。走査線Ｓ
Ｃ１゜ＳＣ２，ＳＣ３，ＳＣ４は順次左から右の主走査
、上から下の副走査をするを示すものである。走査線Ｓ
Ｃ１では、エツジＥ１．Ｅ５上において、輪郭情報及び
ストローク情報を得る。すなわち、点ａから点すの前ま
では右方向、点すで下方向、点Ｃから点ｄの前までは右
方向、点ｄで下方向のストローク情報を得る。走査線Ｓ
Ｃ２はエツジＥ８゜Ｅ２．Ｅ４．Ｅ６と交差し、交点ｅ
、ｆ、ｇ、ｈの各々に輪郭情報を得、ｅでは上方向、ｆ
では下方向、ｑでは上方向、ｈでは下方向のストローク
情報を得る。走査線ＳＣ３はエツジＥ８と点にで交わり
、エツジＥ３上を点ｍからｎまで走査し、ざらにエツジ
Ｅ６と点ｐで交わり各点上で輪郭情報を得、点にで上方
向、点ｍから点ｎの前までは右方向、点ｎで上方向、点
ｐで下方向のストローク情報を得る。走査線ＳＣ４はエ
ツジＥ８と点ｑで交わり、エツジＥ６で点ｒで交わり、
各点で輪郭情報を得ると共に、点ｑで上方向、点ｒで下
方向のストローク情報を得る。これらの走査は、第１図
の走査制御部２の制御により行われ、輪郭判定部３及び
ストローク方向判定部４が読み出した輪郭情報及びスト
ローク情報に基ずいて、領域判定部５で図形の領域を判
定する。

このように、図形のエツジと左方向からの走査線とが交
わった場合、その交点の周囲のいずれについても図形の
領域内であるか否かを、ストローク情報を参照して判定
でき、走査を図形全体について行えば、その図形の領域
を定義することが出来る。

また、第５図のように走査線ＳＣ５が図形の角と一点Ｓ
で交わるだけのような場合でも、点Ｓより下方に図形の
領域があると判定できる。

図形再生メモリ６では走査制御部２からの画素位置情報
、輪郭判定部３からの輪郭線情報、領域判定部５からの
図形領域を入力して、イメージボードメモリ１に記憶し
た２次元図形を種々の方向から観察したごとき視覚上の
感覚を観察者に与えるため、あらかじめ記憶しておいた
パラメータによりスキャンコンバートして、図形を再生
する。

複数図形を表示する場合は、複数図番の図形の情報を図
形再生メモリ６へ入力することにより実現する。

上記の例は、平面図形について説明したが、立体図形を
２次元の仮想スクリーンに投影した図形に関しても同様
な処理が可能でおる。

［発明の効果］ 以上のように、本発明によれば、図形の輪郭及び輪郭の
進む方向を書き込んであるメモリすなわちイメージボー
ドメモリから読み出した輪郭情報、ストローク情報を得
るから複雑かつ複数図形も高速かつ容易に発生すること
ができる装置を提供することができる。また、複雑な直
線方程式の算出を行わないので、処理も簡単で、安価に
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の機能ブロック図、第２図は
メモリを２次元配列で示した説明図、第３図はエツジの
ストローク方向を定める説明図、第４図、第５図はメモ
リからの読み出しを説明する図、第５図は従来の処理の
説明図である。 １・・・イメージボードメモリ、２・・・走査制御部、
３・・・輪郭判定部、４・・・ストローク方向判定部、
５・・・領域判定部、６・・・図形再生メモリ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ２次元図形を形成する輪郭線情報及び当該輪郭線が次に
   続く方向を示すストローク情報を予め当該２次元図形の
   輪郭線上に対応して順次記憶しているメモリと、 前記メモリの内容を前記２次元図形の座標軸に対応した
   平行な一方向に順次読み出し制御する走査制御部と、 前記走査制御部の制御により読み出された画素位置に図
   形の輪郭線情報が有るか無いかを判定する輪郭判定部と
   、 輪郭線があると判定された画素位置における当該輪郭線
   が次に続く方向を判定するストローク方向判定部と、 前記輪郭判定部とストローク方向判定部との判定結果に
   より図形領域方向を判定する領域判定部を有することを
   特徴とする図形発生装置。