JPS6320183A - 高速ア−ク溶接方法 - Google Patents

高速ア−ク溶接方法

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JPS6320183A
JPS6320183A JP16206586A JP16206586A JPS6320183A JP S6320183 A JPS6320183 A JP S6320183A JP 16206586 A JP16206586 A JP 16206586A JP 16206586 A JP16206586 A JP 16206586A JP S6320183 A JPS6320183 A JP S6320183A
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welding
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voltage
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Tsuneo Mita
常夫 三田
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Hitachi Seiko Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、消耗電極を用いたアーク溶接方法に係り、特
に薄板の高速溶接に好適なアーク溶接方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、広く用いられているサイリスタ制御方式のCO2
アーク溶接機には、電流リップルの低減、作業性の向上
などのため、150〜300μH程度の比較的大きいイ
ンダクタンスを持つ直流リアクタを内蔵した溶接電源が
使用されている。
第6図は、文献(1)(“CO□、 Ar十CO□アー
ク溶接マニュアル″、大同特殊鋼)のp、25に記載さ
れたCO2アーク溶接の適正条件範囲を示したものであ
るが、これによると、φ1,2mワイヤ使用時、溶接電
流300A以上での溶接電圧の下限値(以下、下限電圧
と略称)はほぼ30V以上となっている。
これより低い電圧で溶接を行なうと、直流リアクタの比
較的大きいインダクタンスのために、短絡が生じた際、
それを開放するのに必要な短絡電流が流れるまでの時間
が長くなりすぎ、高速溶接ではアーク切れなどのアーク
不安定を生じる。文献(1)のp、22に記載された施
工条件の例を示すと第7図のようであり、溶接速度はせ
いぜい]、2m/minまでである。
文献(2)(小山、他1;゛インバータ制御CO2/M
AG自動溶接機″、溶接技術、′84年5月、p。
45〜50)′によれば、インバータ制御溶接電源の高
応答性を利用して出力波形を制御することによって第8
図のように低電圧域でのアークの安定性を改善し、溶接
速度を1.6m/winまで向上させられることが報告
されている。゛しかじ、下限電圧は24■以上であり、
2m/win以上の溶接速度を得るためには、アーク不
安定を生じることなく、下限電圧をさらに低下させなけ
ればならない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のように従来技術では、Co2またはAr+CO2
アーク溶接により薄板(板厚2Iff1程度)の溶接を
行なう場合、下限電圧が抑えられ、実用的に2m/wi
n以上の溶接速度を得ることができなかった。
本発明の目的は、このような限界を克服し、アークの安
定性を確保しながら下限電圧を低下させ、溶接速度を速
める方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、ほぼ定電圧特性の溶接電源を用いて行なう
消耗電極式アーク溶接において、溶接電源の出力回路に
接続する直流リアクタのインダクタンスを20〜100
μHとし、溶滴移行形態がドロップ移行となるように溶
接電流を300 A以上とし、母材表面から上のアーク
長が21IIl以下の埋れアークとなるように溶接電圧
を設定して、2m/win以上の速度で溶接を行なうこ
とによって達成される。
〔作用〕
Co2またはAr+GO□雰囲気中で溶接を行なう場合
、アーク長が長くなるほどアークは分散するから、母材
への熱集中性が悪化し、高速溶接では不連続なビード形
状、いわゆるハンピングビードやアンダカットが生じる
アークを集中させ母材の溶融を確保するためにアーク長
をできるだけ短く(アーク電圧をできるだけ低く)する
ことが、高速溶接では重要なことである。
しかし、アーク長が短い場合、ワイヤ先端に大きい溶滴
が形成されると、短絡が生じた際にそれを開放するのに
時間がかかり、短絡中もワイヤは送給されているから、
ワイヤ送給速度の大きい高速溶接では、ワイヤと母材が
直接短絡して、アーク切れの発生などのアーク不安定を
生じる。したがって、ワイヤ先端に比較的大きい溶滴が
形成されるグロビュール移行となるような中間電流域は
好ましくない。
ワイヤ先端に形成される溶滴が比較的小さいのは、短絡
移行およびドロップ移行の場合であるが、短絡移行□は
200A以下の小電流域でのみ生じる現象であり、溶接
速度をあまり速くすると入熱不足を生じるから、高速溶
接には適さない。高速溶接に最も適する溶滴移行形態は
ドロップ移行である。
300 A以上の電流域では、電磁ピンチ力で溶滴が絞
られ比較的小さい溶滴となって移行する。このような溶
滴移行形態をドロップ移行と称するが、溶接中に不規則
に生じるワイヤ送給変動、アーク長変化などによってや
や大きい溶滴が生じることがある。このような外乱に対
してもアークを安定に保つためには、従来のようなイン
ダクタンスの大きい直流リアクタを用いることはできず
、インダクタンスを小さくして電流の応答性を向上させ
なければならない。
第2図は、本発明者がインバータ制御溶接電源を用い、
その出力回路に接続する直流リアクタのインダクタンス
を種々変えて300 A以上の大電流域での溶接実験を
行なった結果得られたi液性とインダクタンスの関係を
示したものであり、インダクタンスが110μH以上に
なると、アーク切れが生じやすくなり、ビート外観が乱
れ、母材に付着するスパッタも多くなる。また、インダ
クタンスがあまり小さくても(18μH以下)、アーク
はやや乱れや讐<なり、スパッタの発生も多い。以上よ
りインダクタンスの値としては、20〜100μHが適
正であることが判明した。
直流リアクタのインダクタンスを20〜100μHに設
定し、溶接電流300 A以上でφ1.2nmワイヤを
用いてCO2アーク溶接を行なうと、溶接速度2〜4 
m/winにおける一正条件範囲は第1図に示すように
なり、前出の文献(1)、 (2)ではアーク不安定を
生じた低電圧域でも安定したアーク状態が得られる。
電源特性としては、アーク長の自己制御作用を活用でき
る直流定電圧特性が最も適しており、インバータ制御に
よるほぼ定電圧特性の溶接電源を使用すれば、直流リア
クタのインダクタンスを20〜100μHの比較的小さ
い値としても、インバータの出力周波数が高いため、電
流リップルは十分低減できる。
シールドガスとしては、CO2またはCO2に20%(
容積比)程度までのArを添加したものが良好に使用さ
れる。
本発明の溶接方法は、CO2アーク溶接機の最大容量で
ある500A程度までの大電流域での溶接に適用可能で
ある。
〔実施例〕
本発明の一実施例として、φ1.2IのCO2アーク溶
接用ソリッドワイヤを用い、ほぼ定電圧特性のインバー
タ制御溶接電源(定格容量350 A )に内蔵する直
流リアクタのインダクタンスを55μHとし、溶接電流
340A、溶接電圧23.5V、溶接速度4m/mj−
n、シールドガスCO□・12.5Q/minの条件で
、板厚2.3mnの軟鋼の重ね隅肉溶接を行なった。第
3図はこのときの溶接電流・電圧のオシロ波形を示し、
短絡は瞬時に開放され、アーク切れのない良好な波形が
得られている。
第4図はそのアーク状態を示したもので、1は溶接ワイ
ヤ、2は母材、3はアーク、4は溶滴、5は溶融池、6
はビード、7は溶接方向を示す矢印であり、アーク長は
極めて短く、母材表面から上のアーク長が2m以下の埋
れアークとなっている。母材は高速で移動する埋れアー
クによって直接溶融されるため、4m/minといった
高速溶接にもかかわらず、第5図に示すような溶は込み
の深い良好なビード形状が得られる。第5図において、
8は母材の熱影響部を示す。
直流リアクタのインダクタンスを種々変え、それ以外は
同様の条件で溶接実験を行なったが、第2図に示したよ
うに、20〜100ILl(のインダクタンスでは、ア
ーク状態、ビード外観、スパッタ発生状況ともに良好な
結果が得られた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、溶接速度を2〜4 m/winと従来
の2倍以上にできるので、生産性が著しく向上する。
また、高速溶接にもかかわらず溶は込みが深いため、良
好な継手性能が得られる。
さらに本発明の溶接方法は、溶滴移行形態がドロップ移
行であり、かつアーク長が短いため、発生するスパッタ
は小粒で、母材への付着はほとんどなく、ノズルに付着
したスパッタの除去も容易であるという利点もあり、板
厚2n11程度の薄板の高速溶接に広く適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による適正溶接条件範囲を示す図、第2
図は直流リアクタのインダクタンスと溶接性の関係を示
す図表、第3図は本発明の実施例における溶接電流・電
圧のオシロ波形図、第4図は同アーク状態の説明図、第
5図は同ビード断面形状を示す図、第6図は文献(1)
に記載された適正溶接条件範囲を示す図、第7図はその
施工条件の例を示す図表、第8図は文献(2)に記載さ
れた適正溶接条件範囲を示す図である。 1:溶接ワイヤ   2:母材 3:アーク     4:溶滴 5:溶融池     6:ビード 代理人弁理士  中 村 純之助 tl 郷 tV) I〆′ 7.7−″ I〆〆 鳥    −′ 悔  −″ 電     場(1)  、、、、、。 圧           −″ (V)       −″ 、、>、/ −・る辷 才3図 矛4 図 紫6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ほぼ定電圧特性の溶接電源を用いて行なう消耗電極
    式アーク溶接において、溶接電源の出力回路に接続する
    直流リアクタのインダクタンスを20〜100μHとし
    、溶滴移行形態がドロップ移行となるように溶接電流を
    300A以上とし、母材表面から上のアーク長が2mm
    以下の埋れアークとなるように溶接電圧を設定して、2
    m/min以上の速度で溶接を行なうことを特徴とする
    高速アーク溶接方法。
JP16206586A 1986-07-11 1986-07-11 高速ア−ク溶接方法 Granted JPS6320183A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH035079A (ja) * 1989-05-31 1991-01-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスメタルアーク溶接方法
WO2001064382A1 (fr) * 2000-03-01 2001-09-07 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Procede de soudage au dioxyde de carbone a grande vitesse
CN104661782A (zh) * 2012-09-24 2015-05-27 林肯环球股份有限公司 具有提供用于控制ac弧焊工艺的高/低阻抗的桥接电路的焊接电源

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