JPS63199165A - 切換シリンダを用いた液圧装置 - Google Patents

切換シリンダを用いた液圧装置

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JPS63199165A
JPS63199165A JP62031873A JP3187387A JPS63199165A JP S63199165 A JPS63199165 A JP S63199165A JP 62031873 A JP62031873 A JP 62031873A JP 3187387 A JP3187387 A JP 3187387A JP S63199165 A JPS63199165 A JP S63199165A
Authority
JP
Japan
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chamber
master cylinder
cylinder
auxiliary
inlet port
Prior art date
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Pending
Application number
JP62031873A
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English (en)
Inventor
Shinji Sakata
坂田 信治
Toshiharu Okuda
奥田 敏晴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Publication of JPS63199165A publication Critical patent/JPS63199165A/ja
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主マスタシリンダ、?i助マスタシリンダ及
びスレーブシリンダに接続されて主マスタシリンダ、補
助マスタシリンダの少なくとも一方の人為的作動により
スレーブシリンダを作動させるようにした切換シリンダ
を用いた液圧装置、例えば、教習用自動車のブレーキ液
圧装置(ブレーキシステム)に関する。
〔従来技術〕
上記した切換シリンダは、例えば、実公昭52−483
05号公報や実開昭57−6663号公報にて示されて
いるように、主マスタシリンダに接続される主インレッ
トポートと補助マスタシリンダに接続される補助インレ
ットポートとスレーブシリンダに接続されるアウトレッ
トポートを有するとともにこれら各ポートが連通する内
孔を有してなるシリンダボディと、このシリンダボディ
の前記内孔内に軸方向へ摺動可能に組付けられて同内孔
内を前記主インレットポート及びアウトレットポートが
連通する第1室と前記補助インレットポートが連通ずる
第2室に区画しスプリングにより第2室側に付勢されて
元位置にて弾撥的に固定されるピストンと、前記第1室
内に配設されて前記ピストンと連係し前記ピストンが元
位置にあるとき前記主インレットポートとアウトレット
ポートを連通させかつ前記ピストンが元位置から前記第
1室に向けて所定量移動したとき前記主インレットポー
トからアウトレットポートへの液流量を許容しかつこれ
ら両ポート間の連通を遮断する開閉弁を備えている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、従来の切換シリンダにおいては、補助マスタ
シリンダの作動により同補助マスタシリンダから第2室
に圧液が供給されてピストンが元位置から所定量以上移
動されている状!3(開閉弁が主インレットポートから
アウトレットポートへの液流通を許容しかつこれら両ポ
ート間の連通を遮断している状!3)にて、主マスタシ
リンダが作動されて同主マスタシリンダから開閉弁を通
して第1室に圧液が供給されると、同圧液によってピス
トンが元位置に向けて押動され、これに伴って第2室内
の作動液が自由流れにて補助インレットポートに押し戻
される。しかして、従来の液圧装置においては、切換シ
リンダの補助インレフトポートと補助マスタシリンダが
常時自由流れを許容する回路にて接続されているため、
上述したようにして補助インレットポートに押し戻され
た作動液は自由流れにて補助マスタシリンダに戻され、
補助マスタシリンダの人為的作動に大きな反動(ショッ
ク)を与える。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記した問題を解決すべくなされたもので、上
述した切換シリンダを用いた液圧装置において、前記第
2室から前記補助マスタシリンダに至る液圧回路中に、
常態にて同液圧回路の自由流れを許容しかつ前記主マス
タシリンダの作動によって前記第1室に圧液が供給され
るとき作動して前記第2室から前記補助マスタシリンダ
への液流通を絞りによって制限しかつ前記補助マスタシ
リンダから前記第2室への液流通を許容する制御弁を介
装し、同制御弁の前記絞りをスプリングによって前記補
助マスタシリンダ側に付勢された可動弁体と同可動弁体
が着座するシート部間に同シート部又は前記可動弁体に
連通溝を形成することにより設けたことを特徴とする。
〔発明の作用・効果〕
上記のように構成した当該液圧装置においては、切換シ
リンダにおいて補助マスタシリンダの作動により同補助
マスタシリンダから第2室に圧液が供給されてピストン
が元位置から所定量以上移動されている状態にて、主マ
スタシリンダが作動されて同主マスタシリンダから開閉
弁を通して第1室に圧液が供給されると、制御弁が作動
して切換シリンダの第2室から補助マスタシリンダへの
液流通を絞りによって制限するため、切換シリンダの第
2室から補助マスタシリンダに作動液が急激に戻される
ことに伴って生じる不具合(上述したショック)を解消
することができる。
また、上記のように構成した当該液圧装置においては、
制御弁の絞りがスプリングによって前記補助マスタシリ
ンダ側に付勢された可動弁体と同可動弁体が着座するシ
ート部間に同シート部又は前記゛可動弁体に連通溝を形
成することにより設けられているため、同校りに仮に異
物が挾まっても、可動弁体がスプリングに抗して移動し
てシート部から離れることにより前記第2室から前記補
助マスタシリンダへの液流通通路が確保され、前記第2
室内に圧液が密封されることがない。なお、前記第2室
内に圧液が密封された場合には、ピストンが元位置に復
帰することができず、スレーブシリンダ内に液圧が残る
(これは、所謂、ブレーキの引きずりの原因となるもの
である)おそれがある。
〔実施例〕
以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明を教習用自動車のブレーキ液圧装置に実
施した例を示していて、同ブレーキ液圧装置においては
、主マスタシリンダ10としてブースタ11と一体でブ
レーキペダル12によって作動されるクンデムシリング
が採用され、補助マスタシリンダ13としてブースタ1
4と別体でブレーキペダル15によって作動されるシン
グルシリンダが採用されている。また、切換シリンダA
として主マスタシリンダ10の各圧力室10a。
tabにそれぞれ接続される第1及び第2の主インレッ
トポート2Qa、  2Qbや補助マスタシリンダ13
の圧力室13aに接続される補助インレットポート20
cや両リヤホイールシリンダ(スレーブシリンダ)16
.16と両フロントホイールシリンダ(スレーブシリン
ダ)17.17にそれぞれ接続される第1及び第2のア
ウトレ・ノドポート20d、20eを有する2系統型の
切換シリンダが採用されている。なお、主マスタシリン
ダ10、ブースタ11.補助マスタシリンダ13゜ブー
スタ14.リヤホイールシリンダ16.16及びフロン
トホイールシリンダ17.17等の構成はそれぞれ公知
のものである。
切換シリンダAは、上述した各ポート20a〜20eを
有するとともに、各ポート20a、20c、20dが連
通する内孔20fや各ポート20b、20dが連通する
内孔20gや側内孔20「。
20gの図示右端部を連通させる連通孔20hををする
シリンダボディ20と、このシリンダボディ20内に組
付けたピストン31.41.開閉弁Va、Vb及び制御
弁■0を備えている。
各ピストン31.41はシリンダボディ20の各内孔2
0f、20g内にそれぞれ軸方向へ摺動可能に組付けら
れていて、各内孔2Of、20g内をそれぞれ第1室R
11,R21と第2室R12、R22(連通孔20hに
よって互いに連通している)に区画しており、各スプリ
ング311゜521により各第2室R12,R22側に
付勢されて図示元位置にて弾撥的に固定されている。ま
た各ピストン31.41には、各主インレットポ)20
a、20bに連通する環状溝31a、41aがそれぞれ
形成されるとともに、各環状溝31a+  413を各
第1室R11,R21及び軸心に設けた各内孔31b、
41bの図示左端にそれぞれ連通させる十字状連通孔3
1c、41cがぞれぞれ形成されていて、各内孔31b
、41bの図示右端部にはガスケツ)32.42を介し
て筒状プラグ33.43がそれぞれ気密かつ液密的に組
付けられ、各内孔31b、41b内にはプランジャ34
,44、ロッド35,45及びスプリングS12.S2
2がそれぞれ組付けられている。
各プランジャ34.44は、各内孔31b、41b内に
それぞれ軸方向へ摺動可能にまた気密かつ液密的に組付
けられていて、各内孔31b、41b内に第3室R13
,R23と空気室R14゜R24をそれぞれ形成してい
る。各ロッド35゜45は、各スプリング312,32
2により図示左方へ付勢されていて各プランジャ34.
44に当接しており、図示右端部を各プラグ33.43
に軸方向へ摺動可能にまた気密かつ液密的に組付けられ
ていて図示右方に突出している。
各開閉弁Va、Vbは、各第1室R11,R21と各連
通孔31c、41c間の連通を開閉すべく各第1室R1
1,R21内に配設されていて、各ピストン31.41
の図示左端に嵌着したホルダ36.46に軸方向へ摺動
可能に組付けられて図示右方への移動をシリンダボディ
20の一部を構成する各プラグ21.22に嵌着したリ
テーナ37.47により規制される弁体3B、48と、
図示左端をホルダ36.46に係止して弁体38゜48
を図示右方へ付勢するスプリングS13.S23と、各
ピストン31.41の段部に形成されて弁体38,4B
が着座可能な弁座31e、41eによって構成されてい
る。
制御弁Voは、図示下方の第2室R12と補助インレッ
トポー)20cを連通させる通路、すなわちシリンダボ
ディ20の一部を構成するプラグ23内に組付けられて
いて、第1図及び第2図にて示したように、ケース51
.スプリング52゜ホルダ53.弁体54.スプリング
55.ボール56及びプラグ23の段部に形成した弁座
23aによって構成されている。ケース51は、プラグ
23に形成した内孔23b内に軸方向へ摺動可能に嵌挿
されスプリング52により図示左方へ付勢されてプラグ
33の図示右端に当接しており、外周に連通溝51aを
有するとともに、軸心に内孔51bを有し、また内孔5
1bの左端部を連通溝51aに連通させる連通孔51c
を有している。
またケース51はその図示左方への移動をプラグ23に
嵌着したクリップ57により規制されるようになってい
る。ホルダ53は、ケース51の内孔51b内に軸方向
へ摺動可能に嵌挿され、スプリング55によりボール5
6を介して図示右方へ付勢されるとともにケース51の
内孔端部に嵌着したストッパ58により抜は止めされて
いて、軸心に連通孔53aと円錐状内孔(円錐シート部
)53bを有している。弁体54は、ホルダ53の右端
部外周に嵌着されていて、右端が弁座23aに弾撥的に
当接(着座)すべくケース51よりわずかに右方へ突出
している。ボール56は、スプリング55により図示右
方へ付勢されていて、ホルダ53の円錐シート部53b
に弾撥的に着座しており、円錐シート部53bに形成し
た連通溝53Cとにより第2室R12から補助インレッ
トボ)20cへの液流通を制限する絞りBを構成してい
る。
しかして、この制御弁vOは、常態にて第2室R12と
補助インレフトポート200間の液流通を自由流れにて
許容し、また主マスタシリンダlOの作動によって第1
室R11に圧液が供給されるとき、その途中において第
3室R13に流入する圧液によって図示右方へ押動され
るプランジ中34及びロッド35により作動されて(弁
体54が弁座23aに着座するまで押動されて)第2室
R12から補助インレフトポート20cへの液流1ff
l ’lt 絞りBによって制限しかつ補助インレット
ボー)20cから第2室R12への液流通を許容する。
上記のように構成した本実施例においては、ブレーキペ
ダル12のみが踏込まれた場合、主マスタシリンダlO
の圧力室10aから切換シリンダAの第1主インレツト
ポート20aに圧液が供給されるとともに、主マスタシ
リンダlOの圧力室10bから切換シリンダAの第2主
インレツトポート20bに圧液が供給される。しかして
、このときには、切換シリンダAにおいて、第1主イン
レツトポート20aからピストン31の環状frI31
a及び連通孔31cを通して第3室R13に流入する圧
液によってプランジャ34及びロッド35がスプリング
S12に抗して図示右方へ押動され、これに伴なってケ
ース51及び弁体54等がスプリング52に抗して図示
右方へ押動されてケース51及び弁体54が弁座23a
に当接する作動、及び第2主インレツトポート20bか
らピストン41の環状溝41a及び連通孔41cを通し
て第3室R23に流入する圧液によってプランジャ44
及びロッド45がスプリングS22に抗して図示右方へ
押動されてロッド45がシリンダボディ20に当接する
作動は得られるものの、その他の部材は図示の状態のま
まで動かない。
このため、第1主インレフトポート20aに供給された
圧液は、ピストン31の環状溝31a及び連通孔31c
と開状態にある開閉弁Vaを通して図示下方の第1室R
11に供給され、更に第1アウトレツトポート20dか
ら両リヤホイールシリンダ16.16へと供給される。
一方、第2主インレツトポート20bに供給された圧液
は、ピストン41の環状溝41a及び連通孔41Cと開
状態にある開閉弁vbを通して図示上方の第1室R21
に供給され、更に第2アウトレツトポート20eから両
フロントホイールシリンダ17.17へと供給される。
かかる状態において、ブレーキペダル15が踏込まれて
両生インレットポート20a、20bに供給されている
圧液より高圧の圧液が補助インレットポート20Cに供
給されると、同圧液は図示下方の第2室R12への液流
通を許容している制御弁■0を通して図示下方の第2室
R12に供給されるとともに、同第2室R12から連通
孔20hを通して図示上方の第2室R22に供給される
このため、各ピストン31.41が各第2室R12、R
22内液圧による押圧力により各スプリングSll、3
21及び各第1室R11,R21内液圧による押圧力に
抗して図示左方へ押動される。
しかして、各ピストン31.41が図示元位置から所定
量図示左方へ押動されると、各ピストン31.41に形
成した弁座31e、41eと各リテーナ37.47及び
各スプリングS13.S23の作用により図示位置に保
持されている各弁体38.48が当接して各開閉弁Va
、Vbが閉じられる。したがって、その後においては、
各第2室R12,R22内の液圧が各ピストン31.4
1を介して各第1室R11,R21に伝わり、同液圧が
各アウトレットポート20d、20eを通してリヤホイ
ールシリンダ16.16とフロントホイールシリンダ1
7.17に伝わる。なお、上述した各ピストン31.4
1が図示元位置から所定量図示左方へ押動されるときに
は、各ピストン31.41の移動量に応じた量の圧液が
各主インレットポート20a、20bから主マスタシリ
ンダ10の各圧力室10a、10bに戻されるが、その
量は図示状態の各弁体3B、48と弁座31e。
41a間の間隔(弁体のリフト量)に相当するものであ
ってわずかであるため、何ら支障は生じない。
また、本実施例においてブレーキペダル15のみが踏込
まれた場合には、補助マスタシリンダ13の圧力室13
aからブースタ14を介して切換シリンダAの補助イン
レットポート20cに圧液が供給される。しかして、こ
のときには、切換シリンダAにおいて全ての部材が図示
位置にあるため、補助インレットポート20cに供給さ
れた圧液は自由流れを許容している制御弁Voを通して
図示下方の第2室R12に供給されるとともに、同第2
室R12から連通孔20hを通して図示上方の第2室R
22に供給される。このため、各ピストン31.41が
各スプリング311,321に抗して図示左方へ押動さ
れて各開閉弁Va、Vbが閉じられ、その後の各ピスト
ン31.41の図示左方への移動により各第1室R11
,R21から各アウトレットポート20d、20eを通
してリヤホイールシリンダ16.16とフロントホイー
ルシリンダ17.17に圧液が供給される。
ところで、゛かかる状態、すなわち各ピストン31.4
1が図示元位置から所定量以上移動している状態におい
てブレーキペダル12が踏込まれると、その初期(主マ
スタシリンダ10の各圧力室10a、10bから各主イ
ンレットポー)20a。
20bに供給される圧液の圧力が各第1室R11゜R1
2内の液圧より低いとき)において、主マスタシリンダ
10の各圧力室10a、10bから切換シリンダAの各
第3室R13,R23内に圧液が供給されて各プランジ
ャ34.44及び各ロッド35.45が各スプリング8
12.522及び各ロッド35.45の図示右端に作用
している各第2室R12,R22内液圧による押圧力に
抗して図示右方へ押動される。このため、主マスタシリ
ンダ10において一般に使用されている各ピストンカッ
プのコンペンセーティングポート(共に図示せず)によ
る損傷(ピストンカップが液圧を受けて押し広げられて
いる状態にてコンペンセーティングポートを通過するこ
とによって生じる損傷)が防止されるとともに、図示下
方のロッド35によってケース51及び弁体54等がス
プリング52に抗して図示右方へ押動されてケース51
及び弁体54が弁座23aに当接する(すなわち、制御
弁■0が作動する)、シたがって、図示下方の第2室R
12から補助インレットポート20cへの液流通がボー
ル56とホルダ53の円錐シート部53bに形成した連
通溝53cによって構成した絞りBにより制限されるよ
うになる。この結果、主マスタシリンダ10の各圧力室
10a、IQ b’から各主インレットポート2Qa、
  20bに供給される液圧が各第1室R11,R21
内の液圧より高くなることにより得られる作動、すなわ
ち各開閉弁Va、Vbを通して各第1室R11゜R21
に圧液が流入して各ピストン31.41が図示右方へ押
動され各第2室R12,R22内の圧液が補助マスタシ
リンダ13の圧力室13aに戻される一連の作動が抑制
され、ブレーキペダル15が急激に戻されるといった作
動(ペダルショック)が防止される。
以上の作動説明は代表的なものであるが、他の作動は上
記作動説明及び切換シリンダAの構成から容易に理解さ
れるものと思われるため、その説明は省略する。
また、本実施例においては、制御弁■0の絞りBがスプ
リング55によって補助インレフトポート20c側に付
勢されたボール56と同ボール56が着座する円錐シー
ト部53b間に同シート部53bに連通溝53cを形成
することにより設けられているため、同絞りBに仮に異
物が挾まっても、ボール56がスプリング55に抗して
移動して円錐シート部53bから離れることにより第2
室R12から補助インレットポート20Cへの液流通通
路が確保され、第2室R12内に圧液が密封されること
がない。なお、第2室R12内に圧液が密封された場合
には、ピストン31.41が元位置に復帰することがで
きず、ホイールシリンダ16.17内に液圧が残る(こ
れは、所謂、ブレーキの引きずりの原因となるものであ
る)おそれがある。なお、絞りBに挾まった異物は、補
助インレットポート20cから第2室R12に流れる作
動液によりボール56が円錐シート部53bから押し離
されたとき、容易に外れ得る。
〔変形例〕
上記実施例においては、主マスタシリンダとしてタンデ
ムシリンダ10が採用される2系統ブレーキ液圧装置に
本発明を実施した例について説明したが、主マスタシリ
ンダ及び補助マスタシリンダとして共にシングルシリン
ダが採用される1系統ブレーキ液圧装置又は他の液圧装
置に本発明を実施する場合には切換シリンダAの図示上
半分がない切換シリンダを採用すればよい。
また、上記実施例においては、制御弁Voの絞りBをス
プリング55によって補助インレフトポート20c側に
付勢されたボール56と同ボール56が着座する円錐シ
ート部53bに形成した連通溝53cによって構成した
が、第3図にて示したように、絞りBをスプリング15
5によって補助インレットポー)120c側に付勢され
たポペット156と同ポペット156が着座するシート
部153bに形成した連通溝153cによって構成して
本発明を実施すること、或いは第4図にて示したように
、絞りBをスプリング255によって補助インレットポ
ート220c側に付勢されたポペット256と同ポペッ
ト256のシート部253b側に形成した連通溝256
aによって構成して本発明を実施することも可能である
更に、上記実施例においては、図示下方の第2室R12
と補助インレットポート20cを接続する液圧回路中に
、常態にて同液圧回路の自由流れを許容しかつ前記主マ
スタシリンダの作動によって前記第1室に圧液が供給さ
れるとき作動して前記第2室から前記補助マスタシリン
ダへの液流通を絞りによって制限しかつ前記補助マスタ
シリンダから前記第2室への液流通を許容する制御弁V
を介装して本発明を実施したが、当該制御弁の介装部位
は第2室(実施例の第2室R12)から補助マスタシリ
ンダに至る液圧回路中であればよく、また当該制御弁の
形態(構成)は上記した機能を備えている限り上記実施
例に限定されるものではなく、上記実施例のようにロッ
ド35によって機械的に動かされなくても、例えば、電
磁アクチュエータや油圧アクチュエータによって動かさ
れるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第2図は
第1図の要部拡大断面図、第3図及び第4図は本発明の
変形例を示す要部拡大断面図である。 符号の説明 10・・・主マスタシリンダ、13・・・補助マスタシ
リンダ、16・・・ホイールシリンダ(スレーブシリン
ダ)、20・・・シリンダボディ、20a・・・主イン
レットポート、20c・・・補助インレットポート、2
0d・・・アウトレットポート、2Of・・・内孔、3
1・・・ピストン、53b・・・円錐シート部、53c
・・・連通溝、55・・・スプリング、56・・・ボー
ル(可動弁体)、A・・・切換シリンダ、B・・・絞り
、R11・・・第1室、R12・・・第2室、Sll・
・・スプリング、Va・・・開閉弁、■0・・・制御弁
。 出願人 アイシン精機株式会社(外1名)代理人  弁
理士 長 谷 照 − (外1名) ・  ・  ・ K % p ・  ・  ・ ・  ・ 鄭 u   J   (J   ・   +   ・Q  
丙 内 り ψ  拳 へ の ― め の 薗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 主マスタシリンダに接続される主インレットポートと補
    助マスタシリンダに接続される補助インレットポートと
    スレーブシリンダに接続されるアウトレットポートを有
    するとともにこれら各ポートが連通する内孔を有してな
    るシリンダボディと、このシリンダボディの前記内孔内
    に軸方向へ摺動可能に組付けられて同内孔内を前記主イ
    ンレットポート及びアウトレットポートが連通する第1
    室と前記補助インレットポートが連通する第2室に区画
    しスプリングにより第2室側に付勢されて元位置にて弾
    撥的に固定されるピストンと、前記第1室内に配設され
    て前記ピストンと連係し前記ピストンが元位置にあると
    き前記主インレットポートとアウトレットポートを連通
    させかつ前記ピストンが元位置から前記第1室に向けて
    所定量移動したとき前記主インレットポートからアウト
    レットポートへの液流量を許容しかつこれら両ポート間
    の連通を遮断する開閉弁を備えてなる切換シリンダを用
    いた液圧装置において、前記第2室から前記補助マスタ
    シリンダに至る液圧回路中に、常態にて同液圧回路の自
    由流れを許容しかつ前記主マスタシリンダの作動によっ
    て前記第1室に圧液が供給されるとき作動して前記第2
    室から前記補助マスタシリンダへの液流通を絞りによっ
    て制限しかつ前記補助マスタシリンダから前記第2室へ
    の液流通を許容する制御弁を介装し、同制御弁の前記絞
    りをスプリングによって前記補助マスタシリンダ側に付
    勢された可動弁体と同可動弁体が着座するシート部間に
    同シート部又は前記可動弁体に連通溝を形成することに
    より設けたことを特徴とする切換シリンダを用いた液圧
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0345362U (ja) * 1989-09-11 1991-04-26

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JPH0345362U (ja) * 1989-09-11 1991-04-26

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