JPS63198947A - 澱粉質貯蔵野菜類のレトルト加工法 - Google Patents

澱粉質貯蔵野菜類のレトルト加工法

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JPS63198947A
JPS63198947A JP62029869A JP2986987A JPS63198947A JP S63198947 A JPS63198947 A JP S63198947A JP 62029869 A JP62029869 A JP 62029869A JP 2986987 A JP2986987 A JP 2986987A JP S63198947 A JPS63198947 A JP S63198947A
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JP
Japan
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vegetables
water
minutes
temperature
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JP62029869A
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Toshihiko Shimanuki
島貫 敏彦
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NAKAGAWACHIYOU
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NAKAGAWACHIYOU
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カポチャ、ジャガ芋等の澱粉質貯蔵野菜類の
レトルト加工法に関する。
(従来の技術とその問題点〕 各種の調理食品を袋詰めして加圧加熱殺菌したいわゆる
レトルト食品は、貯蔵性が賦与され、しかも袋のまま4
〜5分熱湯に投入してお(ことにより、食用に供せる程
の温度になり、即席性が高いので、需要が増加している
そのレトルト加工法としては、内容食品によって異なる
が、完全殺菌のために、単純に所定の温度で所定時間加
圧する方法がとられている。
しかし、カポチャやジャガ芋のように澱粉質を多(含む
野菜類を直接レトルト加工することは行われていない、
これは、その澱粉質のために、公知のレトルト加工法で
は形崩れしたり、ペースト状になったりするとともに、
変色、変質し商品価値を損なうことに原因があると思わ
れる。
本発明は、澱粉質貯蔵野菜類を、その原形を保ち、かつ
自然の色、品質をその負ま保有したレトルト食品に加工
することを目的に鋭意研究の結果提案されたものである
C問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成する本発明の構成は次のとおりである。
カポチャ、ジャガ芋等の澱粉質貯蔵野菜類を、水洗した
のち自然乾燥し、再び水洗する。そのあと、高圧殺菌釜
によりブランチすなわち蒸しつつ脱気する。そのブラン
チしたものを風乾後置空包装する。それを高圧殺菌釜に
入れ、次の条件で段階的に加圧加熱する#  1.2k
g/c+4の圧力下において、5分間で100℃、さら
に5分間で110℃、次の3分間で115℃、引き続き
1 、4 kg /cm2の圧力下において7分間で1
20℃に昇温して加熱し、これを5分間継続する。
続いて、加熱温度を、1.2kg/cjの圧力下におい
て3分間で110℃にしたあと100℃に下げる。
そのあと1kg/cm2の圧力下にして10分間で90
℃に下げたところで、釜内に散水してさらに80℃に下
げる。
このようにして、加圧加熱殺菌された真空包装物を釜か
ら取り出して冷水に浸漬し、少なくとも常温にまで冷や
す。
上記において、カポチャの場合は、それを水洗したあと
、変色部分を取り除き、約5Q1角、厚さ2c11前後
のものに截断して自然乾燥し、再び水洗する。
また、ジャガ芋の場合は、直径4〜5cm、長さ7〜8
cIlのものが好適で、これを水洗して自然乾燥し、剥
皮後、再び水洗する。
この再水洗は、18℃前後の流水中で行い、自然乾燥に
よって表層に顕出してくる余分な澱粉質を効果的に流出
させてしまう。自然乾燥処理で余分な澱粉質を顕出させ
それを水洗処理により完全に流失させることは、後段の
加圧加熱処理において形崩れを起こさせないことに大き
く寄与しているものと認められる。
なお、20℃以上の水では澱粉質が糖質に変わりやすく
、雑菌類を繁殖させるおそれがあり、一方温度が低すぎ
ると澱粉質が流出しにくくなるので、水洗は18℃前後
の水を用いることが通している。
また、加圧加熱殺菌処理前の高圧殺菌釜によるブランチ
は、カポチャの場合、約15分間で85℃から92℃に
昇温させて行い、また、ジャガ芋の場合、85℃で15
分間、続いて90℃で20分間位行うと、所要の脱気が
行われるとともに酵素が死滅し、これらがまた、後段の
加圧加熱処理において形崩れさせないように寄与するも
のと−められる。
ブランチ後の風乾は、たとえば扇風機による送風を2〜
5分間、表面の水分が切れ、カポチャの場合は黄白の粉
が、またジャガ芋の場合は白っぽい粉がふく状態になる
ところまで行えば十分である。
〔作用〕
本発明は、従来のレトルト加工法におけるように、−気
に加圧加熱殺菌するものではなく、前段で、特に自然乾
燥とその後の水洗で余分な澱粉質を除き、かつ、ブラン
チすなわち蒸しつつ脱気処理し、後段において加圧加熱
殺菌処理するもので、その加圧加熱殺菌処理も、圧力、
温度及び時間を段階的にきめこまかに設定して、しかも
従来にくらべ高温で短時間に行うので、澱粉質が多く含
まれているにもかかわらず、ペースト化はもちろん形崩
れさせずに、カポチャやジャガ芋等の澱粉質貯蔵野菜類
のレトルト食品を得ることができるものである。
(実施例〕 [ 18℃前後の冷水で丸洗いした総量54kgのカポチャ
から約5CIl角、厚さ2C11前後に截断したちの約
40.5kgを得、その緑色の皮を残し変色部分だけを
除き、15℃前後の室内で約2週間陰干しにより自然乾
燥をする。
この乾燥のあと、18℃前後の流水中に約20分間浸漬
して再び水洗し表層に顕出した余分な澱粉質を流す。
そのあと、高圧殺菌釜に入れ、15分位をかけて85℃
から92℃まで温度を上げてブランチすなわち蒸しつつ
脱気を行う。
ブランチを終えたものを一旦水切りするとともに、これ
に扇風機による風を2〜3分間あてて、表面の水分が切
れ黄白の粉がふく状態に風乾し、それがあまり冷えない
うちに公知の方法と手段で1パツク300 g前後にし
て真空包装し、135パ・7りを得た。
これを高圧殺菌釜に入れ、次の条件で加圧加熱する。圧
力1.2kg/c+j下において、最初の5分間で10
0℃、次の5分間で110℃、さらに次の3分間で11
5℃、引き続き圧力1 、4 kg /−下において、
7分間で120℃に昇温して加熱し、これを5分間継続
する。
次に、加熱温度を、圧力1.2kg/CJa下において
3分間で110℃にしたあと100℃に下げ、そのあと
圧力1 kg / cd下において10分間で90℃に
下げ、そこで釜内に散水してさらに80℃に下げる。
このようにして加圧加熱殺菌した全パンクを釜から取り
出して冷水に浸漬して常温まで冷やした。
爪圭尖土狙 直径4〜5c11.長さ7〜8c111のジャガ芋総量
48kgを18℃前後の冷水で丸洗いしたのち、15℃
前後の室内で約2週間陰干しにより自然乾燥した。その
あと、特に芽の部分を少し大きめにえぐりとりながら全
体の剥皮をし、18℃前後の流水中に約20分間浸漬し
て水洗いする。
水切りしたものを高圧殺菌釜に入れ、85℃で約15分
、続いて90℃で約20分ブランチする。このブランチ
したものを水切りするとともに、これに扇風機で風を約
5分間あてて、表面に白っぽい粉がふく状態に風乾し、
それがあまり冷えないうちに公知の方法と手段で1バン
ク300g前後にして真空包装し136バツクを得た。
このあとの加圧加熱殺菌等の処理は第1実施例と同じに
行った。
〔発明の効果〕
従来のレトルト加工法では、澱粉質の多いカポチャやジ
ャガ芋等の一次産品をそのままレトルト食品とすること
は、形崩れや変色、変質を来してしまうため不可能であ
ったと認められるところ、本発明によれば、前段におい
て、特に自然乾燥とその後の水洗で余分な澱粉質を除い
てしまい、かつブランチすなわち蒸しつつ脱気処理する
ことと、後段においてする加圧加熱殺菌処理を、圧力、
温度及び時間を段階的にきめこまかに設定して、しかも
従来に比し高温、短時間で行うこと、とが相俟って、ペ
ースト化はもちろん形崩れもしないで、そのうえ変色、
変質もしない自然のままの澱粉質貯蔵野菜類のレトルト
食品を、工業的に加工生産できるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、澱粉質貯蔵野菜類を、水洗するとともに自然乾燥し
    、再び水洗し、そのあと高圧殺菌釜によりブランチし、
    風乾後真空包装して高圧殺菌釜に入れ、1.2kg/c
    m^2の圧力下において5分間で100℃、さらに5分
    間で110℃、次の3分間で115℃、引き続き1.4
    kg/cm^2の圧力下において7分間で120℃に昇
    温して加熱し、これを5分間継続したのち、加熱温度を
    、1.2kg/cm^2の圧力下において、3分間で1
    10℃にしたあと100℃に下げ、引き続き1kg/c
    m^2の圧力下にして10分間で90℃に下げたところ
    で、上記釜内に散水してさらに80℃に下げたのち、該
    釜から取り出し冷水に浸漬することを特徴とする澱粉質
    貯蔵野菜類のレトルト加工法。
JP62029869A 1987-02-13 1987-02-13 澱粉質貯蔵野菜類のレトルト加工法 Granted JPS63198947A (ja)

Priority Applications (1)

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JP62029869A JPS63198947A (ja) 1987-02-13 1987-02-13 澱粉質貯蔵野菜類のレトルト加工法

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Publication Number Publication Date
JPS63198947A true JPS63198947A (ja) 1988-08-17
JPH0419827B2 JPH0419827B2 (ja) 1992-03-31

Family

ID=12287976

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JP62029869A Granted JPS63198947A (ja) 1987-02-13 1987-02-13 澱粉質貯蔵野菜類のレトルト加工法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005053434A1 (en) * 2003-12-02 2005-06-16 Novozymes A/S Methods for producing potato products
US20160174600A1 (en) * 2013-07-31 2016-06-23 Cj Cheiljedang Corporation Method for Producing Vegetable Products Using Ultra High Pressure

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5942859A (ja) * 1982-09-03 1984-03-09 Katsupa Shokuhin Kk 真空包装処理が施された芋類
JPS59162851A (ja) * 1983-03-07 1984-09-13 Yamamatsu Matsuoka Shoten:Kk 袋入り保存マツシユいも類の製法

Patent Citations (2)

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