JPS63197985A - 紙合板チツプと装飾画体 - Google Patents

紙合板チツプと装飾画体

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JPS63197985A
JPS63197985A JP3046787A JP3046787A JPS63197985A JP S63197985 A JPS63197985 A JP S63197985A JP 3046787 A JP3046787 A JP 3046787A JP 3046787 A JP3046787 A JP 3046787A JP S63197985 A JPS63197985 A JP S63197985A
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chip
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正一 石川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は色形縞模様を有する紙合板チップ及びこの紙合
板チップを用いて形成する装飾画体に関するものである
〔従来の技術〕
色彩縞模様断面を有する造形用板材及びそれを利用した
造形物形成法については、本出願人に係る特公昭60−
35671公報に詳細に記載されている。その概要を述
べれば、異なる色彩の複数の紙片を積層し、各紙片に樹
脂系接着材を浸透させかつこの接着材により各紙片を一
体に接合し、断面に色彩縞模様を有する造形用板材とし
たもので、この造形用板材に彫刻などを施して一つの形
状となした後、全表面に透明の樹脂を塗布浸透させ、か
つ硬化させることによって色彩縞模様を有する造形物を
得るものである。
このような構成をもつ造形用材は、紙を素材とし樹脂性
接着材を用いて一体化したことにより、(1)刃物によ
る加工が容易であり、削り過ぎの場合も修復が容易であ
る、(2)紙の色彩を利用することにより色彩縞模様を
有する造形物を熟練を要せずに形成できる等の利点を有
する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記したように、造形用材が紙を素材とすることにより
加工は比較的に容易であるとはいうものの、板材から一
つの複雑な造形物を創り上げ仕上げるためには、ある程
度の造形的な創作力、熟練が要求される。大型の造形物
になると使用される材料の量、したがって製作費用の問
題も無視できない。
本発明は上記した点を考慮し、造形材をチップ化するこ
とによって問題の解決を図ったものである。
すなわち、本発明の目的は、特別な熟練を要することな
く、材料も少なくてすみ、しかも効果的に装飾模様を形
成することのできる紙合板チップ及び装飾模様形成技術
を提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を、簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、異なる色彩の複数の紙片を積層して各紙片に
樹脂系接着材を浸透させかつこの接着材により接合して
合板としたものに、その主面に斜め方向にうすく削り、
わん曲断面をもちかつ木目状の色彩M模様を有する小片
(チップ)となしたものであり、さらにこの小片を、平
面上又は立体表面に複数配置しかつ接着して、所定の装
飾模様を形成するとともに全表面に透明樹脂を塗布する
ことにより硬化させるものである。
〔作用〕
従来の紙合板を小片としたことにより、装飾模様ないし
造形物の構成が容易となり、熟練を要せず、かつ材料費
も節減でき、前記目的を達成できる。
〔実施例〕
材料として市販されている薄口の洋紙(全判、四ツ切、
八ツ切)又は和紙でいくつかの異なる色彩に染色された
紙片を用意する。これらの紙片は切口断面の色彩を生か
す必要上紙の両面、中心部まで完全に染色され、かつ液
状樹脂が良く浸透する比鮫的薄口のものを使用する。上
記紙片を同じ色彩のものを1枚または複数枚ごとに適当
な色彩配分に従って例えば、20〜30枚またはそれ以
上重ねて1枚の板を形成する。紙片の貼合せに当っては
、紙片1枚ごとに接着材を塗布して紙片を順次重ね合せ
ていく。接着材としては、紙片に対して完全に接着して
速乾性を有するもので、乾燥後固結せず、ソフトで異物
感のない無色透明で変色せず、また紙の色彩を変色させ
ない粘着力のある化学合成糊(例えば商品名アラビア糊
等)と、酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着材(通称:
木工用ポンド)を攪拌混合したものをルーラ−等を使用
して均一に、かつ十分に紙に浸透するように塗布し、多
数枚に貼合せた状態で、プレス(万力等)で圧着させる
。例えば30枚の紙片を重ねることで第1図に示すよう
に一定の厚さく約5mm)を有し、側面断面3に色彩縞
を有する組合板素材2を得る。
このようにして得られた組合板素材2は紙を心材とし、
接着部分は固着していないため、通常のカッター彫刻刀
、糸鋸等で容易に切断、切抜き、切削、刻切等の加工が
可能で、所望とする形状に造形することができる。
第2図は上記組合板素材2を加工して紙合板チップを製
造する形態を示す拡大断面図である。
組合板素材の加工には、例えば第3図に示されるような
断面がわん曲状をなし、先端に刃4aを有する丸刃状の
カッター4を使用する。
第2図に示すように、このカッター4を使って組合板素
材2の主面(1)に対して斜め方向(角度θ)に力を加
えて平行切削を繰り返すことにより、断面わん曲のうす
い削り片(チップ)5が多数個得られる。
このようにして得られたチップの一片は多数枚の色紙片
がずれた状態に重なり、’JR4図に示すように舌片状
の木目縞模様を有するもので、そのA−A断面は第4A
図に示すように三日夕月状にわん曲したものである。
このような紙合板チップ5は加工の際に断面のわん回度
が大きいカッターを使用すれば幅の寸法の大きいチップ
が得られるが、断面のわん回度の小さいカッターを使用
すれば細幅のチップが得られる。あるいは、断面が■状
のカッター(三角ノミ)を使用することにより第5図に
示すような■状断面のチップ6が得られる。
また、続合板素材の主面に対するカッターの角度θが小
さければ縦方向寸法の長いチップが得られる。一方θが
大きければ寸ずまりのチップが得られる。
このようなカッターによる加工は同時に複数本のカッタ
ーを治具に固定したものを使用すれば、短時間で大量の
チップを生産することが可能である。
最初の続合板素材2の製作のときに、重ねる色紙の色彩
の組合せを適当に選ぶことにより好みの色彩配合をもつ
紙合板チップを製造することができる。
第6図は上述した方法で動作された紙合板チップを用い
て平面上に装飾画体を形成した例を示すすものである。
7は板紙、板材からなる基板、8はこの基板上に接着さ
れた紙合板チップである。
紙合板チップは同図に示すように好みの模様形状にした
がって配置し、塗布した裏面に接着材を介して基板に接
合した後、チップ表面に透明液状アクリル樹脂をシンナ
ー等で薄めて塗布し、乾燥させる。このようにして、紙
や板などの基板の上に同図のような十字模様を有する装
飾画体が得られる。
第7図は紙合板チップを用いて製造したペンダントの例
を示すものである。
基板9には、たとえばフェルト材を用い、この上に紙合
板チップ10をたとえば放射状にならべて隙間なく配置
する。一部ではチップを二重三重に重ねることになる。
配置された周辺のチップは適当に切断加工して所要とす
る形となし、表面に透明液状樹脂を塗布することによっ
てペンダント形状に仕上げる。裏面にはクリップ、チェ
ーンなどの金具を取付けてペンダントを完成する。
第8図は紙合板チップを用いて製作した装飾画体の例を
示すものである。同図に示される鳥、花あるいは樹木等
はすべてそれぞれの色彩に見合う色調形状のチップを選
んで基板となる板材上に配置し、接着材を介して接合し
、透明樹脂で固めたものである。
〔発明の効果〕
以上実施例で述べた本発明によれば、下記のように諸効
果が得られる。
(1)続合板素材はカッター等により容易に加工でき、
好みの色彩の縞模様をもつチップを好みの寸法規格で大
量に生産できる。
(2)このような紙合板チップは特に熟練を要すること
なく紙や板などの基板上に配置して簡単に接着すること
ができ、それに要する費用も低廉である。
(3)加工の易しさ、仕上げの美しさ等にすぐれている
ことから、初心者の装飾模様や装飾画の用材、家庭にお
ける趣味の手作り用材として広く利用できる。
以上は本発明者によってなされた発明を実施例にもとづ
き具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更
可能である。
たとえば、紙合板チップをはりつける基板は平面にかぎ
らず、曲面を含む立体状のものの表面を利用し、種々の
形態の箱体や、装飾造形物を製作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における続合板素材の斜面図である。 第2図は本発明による紙合板チップを製造する形態を示
す断面図、第3図はチップ切削に使用されるカッターの
斜面図である。 第4図は本発明による紙合板チップの一片を示す拡大平
面図、第4A図は第1図におけるA−A断面図、第4B
図は同B−B断面図である。 第5図は紙合板チップの他の例を示す断面図である。 第6図は本発明の他の実施例を示す紙合板チップを用い
て製作した装飾模様の平面図、第6A図は同A−A断面
図である。 第7図は本発明の他の実施例を示し、紙合板チップを用
いて製作したペンダントの平面図、第7A図は同A−A
断面図である。 第8図は本発明の他の実施例を示し、紙合板チップを用
いて製作した装飾絵画の平面図である。 1・・・色彩紙片、2・・・続合板素材、3・・・側面
断面図4・・・カッタ、  5・・・削り片(紙合板チ
ップ)、6・・・断面が■状のチップ、7・・・基板(
板紙、板材8・・・紙合板チップ、9・・・基板(フェ
ルト材)、10・・・紙合板チップ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、異なる色彩の複数の紙片を積層して各紙片に樹脂系
    接着材を浸透させかつこの接着材により接合して合板と
    なしたものを、その主面に対し斜め方向にうすく削り、
    わん曲またはV字状断面をもちかつ木目縞模様を有する
    小片に形成したことを特徴とする紙合板チップ。 2、異なる色彩の複数の紙片を積層して各紙片に樹脂系
    接着材を浸透させかつこの接着材により接合して合板と
    なし、その主面に対し斜め方向にうすく削り、わん曲又
    はV字状断面をもちかつ木目縞模様を有する小片となし
    たものを、基板表面上又は立体表面上に複数個配置し、
    かつ接着して所定の装飾模様を形成するとともに、全表
    面に透明樹脂を塗布することにより硬化させてなる装飾
    画体。
JP3046787A 1987-02-12 1987-02-12 紙合板チツプと装飾画体 Granted JPS63197985A (ja)

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JP3046787A JPS63197985A (ja) 1987-02-12 1987-02-12 紙合板チツプと装飾画体

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JPS63197985A true JPS63197985A (ja) 1988-08-16
JPH0410074B2 JPH0410074B2 (ja) 1992-02-24

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