JPS6319793Y2 - - Google Patents

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JPS6319793Y2
JPS6319793Y2 JP1921687U JP1921687U JPS6319793Y2 JP S6319793 Y2 JPS6319793 Y2 JP S6319793Y2 JP 1921687 U JP1921687 U JP 1921687U JP 1921687 U JP1921687 U JP 1921687U JP S6319793 Y2 JPS6319793 Y2 JP S6319793Y2
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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は両端が球状等の曲面を有する物体の欠
陥を検出する欠陥検出装置に関するものである。
〔従来の技術〕
工業製品の品質検査、プリント基板のパターン
検査を自動的に行う場合、検査対象物に光を照射
して検査対象物からの反射光を光学センサで受光
し、電気信号に変換し、この電気信号と適当な閾
値レベルとを比較して2値化を行い、この2値化
信号により疵等の判断を行つていた。
第1図Aは従来、品質検査を行う場合に用いら
れていた光学センサと検査対象物との位置関係を
表わすものであり、検査対象物の両端面が曲面と
なつているカプセル剤とした場合についてのもの
である。同図において、1,1′はカプセル剤、
2は光源を内蔵し、受光素子の前面にフイルタを
設けた光学センサ、3はリード線、黒点イ,ロ,
ハはスインスポツト(thin spot)又は反射係数
の大きい疵を表わしている。尚、スインスポツト
とは、カプセルの局部的に薄い部分のことを言
い、一般的に反射係数が大きく白つぽい色を呈し
ている。
例えば、カプセル剤1,1′が矢印の方向に搬
送される場合、光学センサ2よりカプセル剤に光
を照射してカプセル剤1,1′からの反射光を光
学センサ2で電気信号に変換すると第1図Bに示
すような信号が得られる。前述したように、カプ
セル剤の品質検査を行うには、この信号と適当な
閾値レベルとを比較して2値化し、この2値化信
号により、疵、スインスポツト等を判断し、不良
品の除去を行つているので、カプセル剤1,1′
の正常な部分からの反射光と、黒点イ,ロ,ハで
示されるスインスポツトあるいは疵の部分からの
反射光とをS/N比良く電気信号に変換する必要
がある。この為に、光学センサ2の受光素子の前
面に、カプセルの正常部分からの反射光波長以外
の光波長の透過率の大きいフイルタ(図示せず)
を設け、正常なカプセル剤に対する光学センサ2
の出力信号レベルは比較的低く、疵又はスインス
ポツト部分に対する光学センサ2の出力信号レベ
ルは高くし、S/N比の良い、疵又はスインスポ
ツトの検出信号を出力するようにしている。この
ようにすることにより、第1図Aのカプセル剤1
のように、黒点イで示される疵又はスインスポツ
トがカプセル剤の中央付近にある場合は、S/N
比良く疵又はスインスポツトの検出信号を得るこ
とができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第1図Aのカプセル剤1′のように、
黒点ロ,ハで示される疵又はスインスポツトの部
分がカプセル剤1′の両端の曲面に存在する場合
は、光学センサ2から照射された光は、その光が
照射された部分の円弧の傾きに従つて反射される
ので、光学センサ2内の受光素子に正確に反射さ
れず、従つて第1図Bに示すように、疵又はスイ
ンスポツトの部分を示す信号レベルが低くなり、
正常な他の部分を示す信号のレベルと比較しても
相違が少なくなり、適当な閾値レベルと比較して
も2値化し得ない為、スインスポツトあるいは疵
等を検出できなくなる。
本考案は、前述の如き欠点を改善したものであ
り、両端が球面等の曲面を有する物体に於いて、
両端の曲面に存在する疵又はスインスポツトを容
易に検出し得るようにすることを目的とするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
両端面が曲面にて構成され、その軸線方向に搬
送される検査対象物の欠陥を検査するものに於い
て、検査対象物を照射する光源と検査対象物から
の反射光を受光する受光素子とを有する光学セン
サを、搬送方向に沿つて少なくとも2個を1組と
して検査対象物の両端面の曲面にそれぞれ対向し
得るように傾斜して取付け、前記検査対象物を先
に検出した光学センサの出力信号を遅延させて前
記検査対象物を後に検出した光学センサの出力信
号と合成し、この合成信号を閾値と比較すること
により欠陥を検出する 〔作用〕 検査対象物を先に検出した光学センサの出力信
号を遅延させて該検査対象物を後に検出した光学
センサの出力信号と合成し、あたかも1つの光学
センサから得られる信号にようにして処理するこ
とにより従来のものと同様の信号処理を実現可能
にする。
〔実施例〕
第2図Aは本考案の実施例の説明図であり、カ
プセル剤が矢印の方向に搬送される場合について
のものである。同図に於いて、4はカプセル剤、
5,6は光源を内蔵し、受光素子の前面に正常部
分からの反射光波長以外の光波長の透過率の大き
いフイルタを設けた光学センサ、黒点ニ,ホは疵
又はスインスポツトの部分を示している。
光学センサ5,6の垂直方向に対してそれぞれ
−θ,+θ傾いて向き合うように配置されており、
同一の機能を有するものである。このように配置
した光学センサ5,6で矢印の方向に搬送される
カプセル剤4を照射した場合、光学センサ5の出
力信号は第2図Bに示すような信号になり、また
光学センサ6の出力信号は同図Cに示すような信
号になる。光学センサ5は垂直方向に対して−θ
傾斜して配置されているので、カプセル剤4の両
端に存在する黒点ニ,ホで示した疵又はスインス
ポツトのうち黒点ホで示した疵又はスインスポツ
トからの反射光は、光学センサ5に内蔵する受光
素子に正確に入射される。従つて、光学センサ5
では第2図Bに示されるようにカプセル剤4の一
方の端の曲面に存在する黒点ホで示される疵又は
スインスポツトの部分の検出信号をS/N比良く
得ることができる。しかし、光学センサ5だけで
はカプセル剤4の他端の曲面に存在する黒点ニで
示される疵又はスインスポツトの部分の検出信号
をS/N比良く得ることができないので、垂直方
向に対して+θ傾斜させた光学センサ6を光学セ
ンサ5と対向して配置し、黒点ニで示した疵又は
スインスポツトの部分の検出信号をS/N比良く
得られるようにしてある。
従つて、2個の光学センサを±θ垂直方向に対
して傾け、互いに向き合うようにすることにより
カプセル剤の両端の曲面に存在する疵又はスイン
スポツトを検出することができる。
第3図Aは本考案を用いたカプセル剤検査装置
のブロツク線図であり、カプセル剤のスインスポ
ツトの検出を行う場合についてのものである。同
図において、7,14は遅延回路、8は平均化回
路、9,10は分圧器、11,12は比較回路、
13はカプセル剤を通過を検出する位置センサ、
15はフリツプフロツプ回路、16はシフトレジ
スタ回路、17は出力端子、a〜mは各部の信号
であり、他の第2図Aと同一符号は同一部分を表
わす。
例えば、第4図Aに示すようにカプセル剤4,
4′が矢印の方向に搬送される場合、光学センサ
5,6に内蔵する光源からカプセル剤4に光を照
射し、その反射光を前面にフイルタを設けた受光
素子で受光することにより、第4図Bの実線a及
び同図Cの実線bで示す信号a,bが得られる。
信号aは光学センサ5の出力信号であり、光学セ
ンサ6の出力信号bよりも一定時間早く出力され
る。信号aは遅延回路7に加えられ、信号bより
も早く出力された時間だけ遅延された第4図Dの
実線cで示す信号cとして出力され、平均化回路
8、分圧器9に加えられる。光学センサ6からの
出力信号bも平均化回路8、分圧器9に加えられ
る。この場合、平均化回路8、分圧器9には第4
図Eに示す信号dが加えられることになる。
平均化回路8はピークホールド回路により構成
されており、立上がり時定数及び立下り時定数を
適切に選定することにより、入力信号のピーク値
を保持し得るものであり、その出力信号eは第4
図Fの点線eに示すものとなる。この出力信号e
は比較回路11の一方の入力端子及び分圧器10
に加えられる。分圧器10では信号eを分圧して
第4図Fの点線gで示される信号gを出力し、比
較回路12の一方の端子に加える。
一方、分圧器9に加えられた信号dは分圧さ
れ、第4図Fの実線fで示す信号fとなり比較回
路11,12の他方の入力端子に加えられる。
比較回路11では平均化回路8より加えられた
信号eを浮動基準レベルとして、分圧器9より加
えられた信号fと比較して、信号fが信号eより
大きい間、出力を“1”として第4図Gに示す2
値化信号hを出力し、フリツプフロツプ回路15
のクロツク端子Cに加える。また、比較回路12
では分圧器10からの出力信号gを浮動基準レベ
ルとして、分圧器9より加えられた信号fと比較
して、信号fが信号gより大きい間、出力を
“1”として第4図Hに示す2値化信号iを出力
し、フリツプフロツプ回路15のデータ端子Dに
加える。またフリツプフロツプ回路15のリセツ
ト端子Rに第4図Iに示す位置センサ13の出力
信号jを遅延回路14で所定の時間遅延させた第
4図Jに示す信号kをリセツトパルスとして加え
る。従つて、フリツプフロツプ回路15はスイン
スポツト不良品を検出することによりセツトさ
れ、且つ1カプセル毎にリセツトされ、第4図K
に示す信号lを出力端子Qより出力し、シフトレ
ジスタ回路16に加える。
シフトレジスタ回路16は位置センサ13から
加えられる信号jをクロツクパルスとして、フリ
ツプフロツプ回路15より加えられる信号lをシ
フトし、第4図Lに示す信号mを出力端子17よ
り出力する。この信号mは、カプセル剤が不良品
である場合、出力が“1”となるのでカプセル剤
排除装置の制御信号として用いることができる。
尚、実施例としては、光学センサが互いに向か
い合うように配置した場合について述べたが、光
学センサを相反する方向に配置した場合も同様な
効果を得ることができる。又、2個1組として用
いる光学センサを複数組用い、各組の走査領域が
重複しないように配置することにより、より正確
に欠陥検査を行うことができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は両端面が曲面に
て構成され、その軸線方向に搬送される検査対象
物の欠陥を検査するものに於いて、検査対象物を
照射する光源と検査対象物からの反射光を受光す
る受光素子とを有する光学センサを、搬送方向に
沿つて少なくとも2個を1組として検査対象物の
両端面の曲面にそれぞれ対向し得るように傾斜し
て取付け、前記検査対象物を先に検出した光学セ
ンサの出力信号を遅延させて前記検査対象物を後
に光学センサの出力信号と合成し、この合成信号
を閾値と比較することにより欠陥を検出するよう
にしたので、信号処理回路からみれば1つの光学
センサからの信号として取り扱うことができるよ
うになり、複雑な照明や信号処理回路を用いるこ
となくカプセル剤の両端部曲面に存在する欠陥を
確実に検出することができる。
従つて、カプセル剤のように、両端面が曲面と
なつており、この曲面に欠陥が発生し易い物体の
品質検査に用いると有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の欠陥検出装置の説明図、第2図
は本考案の一実施例の説明図、第3図は本考案を
用いたカプセル剤検査装置のブロツク線図、第4
図はその動作説明図である。 1,1′,4,4′……カプセル剤、2,5,6
……光学センサ、3……リード線、7,14……
遅延回路、8……平均化回路、9,10……分圧
器、11,12……比較回路、13……位置セン
サ、15……フリツプフロツプ回路、16……シ
フトレジスタ回路、18……出力端子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 両端面が曲面にて構成され、その軸線方向に
    搬送される検査対象物の欠陥を検査するものに
    於いて、前記検査対象物を照射する光源と前記
    検査対象物からの反射光を受光する受光素子と
    を有し、搬送方向に沿つて少なくとも2個を1
    組として前記検査対象物の両端面の曲面にそれ
    ぞれ対向し得るように傾斜して取付けられる光
    学センサと、前記検査対象物を先に検出した光
    学センサの出力信号を遅延させる遅延回路と、
    該遅延回路の出力信号と前記検査対象物を後に
    検出した光学センサの出力信号との合成信号を
    閾値と比較することにより欠陥を検出する比較
    手段と、前記合成信号を平均化して前記閾値を
    形成し、該閾値を前記比較手段に与える平均化
    回路とを備えたことを特徴とする欠陥検出装
    置。 2 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の欠陥
    検出装置において、前記受光素子は前面に正常
    部分からの反射光波長以外の光波長の透過率の
    大きいフイルタを有することを特徴とする欠陥
    検出装置。
JP1921687U 1987-02-12 1987-02-12 Expired JPS6319793Y2 (ja)

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JP2508718Y2 (ja) * 1989-09-29 1996-08-28 株式会社イトーキクレビオ 間仕切装置における照明反射装置

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