JPS63197546A - 排気ガス浄化用触媒およびその製造法 - Google Patents

排気ガス浄化用触媒およびその製造法

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JPS63197546A
JPS63197546A JP62031164A JP3116487A JPS63197546A JP S63197546 A JPS63197546 A JP S63197546A JP 62031164 A JP62031164 A JP 62031164A JP 3116487 A JP3116487 A JP 3116487A JP S63197546 A JPS63197546 A JP S63197546A
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八木 邦博
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栗田 英昭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、排気ガス浄化用触媒おJ:びその製造法に関
し、例えば自動車の排気ガス浄化用としてエンジンから
排出される有害物質([・IC,Co。
N0x)を除去するために、また一般の工業用の排気ガ
ス浄化用としても利用されるらのの改良に関する。
(従来の技術) 従来、自動車の排気ガス浄化用触媒としては、排気ガス
中の有害物質である未燃焼炭化水素(1(C)、−酸化
炭素(Go)おにび窒素酸化物(NOx >を同時に浄
化するいわゆる三元触媒が一般に用いられている。この
触媒は、ツーディライ1〜製の触媒担体の表面に、触媒
成分を10持するアルミナ一層が設けてなるものであり
、触媒成分としては、員金属たる白金(Pt)、パラジ
ウム(Pd )、ロジウム(Rh )が主に用いられて
いる。このうち、ロチ1クム(よ4を越した遷元性能を
有し、三元触媒の必須成分であるが、その産出量は白金
のそれと比べてら1/15〜1/20程度しかなく、資
源Mも少なく非常に稀少である。
このため、ロジウムを触媒成分として用いる三元触媒に
おいては、ロジウムを効率良く活用してその必要聞を可
及的に少なくするとともに、浄化性能の劣化を抑制して
耐久性を^めることが強く要請されている。
このJ:うな要請に答えるものとしては、例えば特開昭
60−232253号公報に開示されるように、触媒担
体の表面に設けられるアルミナ層を内外2層とし、該両
アルミナ層に触媒成分を適宜分離担持させ、特に外側の
アルミナ層に担持されたロジウムにより還元反応を効率
良く行わせるようにしたものが知られている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記2層のものは、ロジウムの効率的活
用に効果があるものの、ロジウムの劣化ひいては触媒の
浄化性能の劣化を抑制するのにはは充分な効果がない。
なぜなら、ロジウムの劣化の主な原因は、アルミナとの
反応による失活であるということが知られているが、2
層のものにおいてち外側のアルミナ層に担持されたロジ
ウムは、^渇雰囲気でアルミナと反応してアルミナ結晶
中に拡散され、失活するからである。
また−1ノ、ロジウムのアルミナとの反応による失活を
防止するために、ロジウムを(■持するアルミナ層にジ
ルコニア(Zr 02 )の粒子(粒径が1μ以上のも
の)を含有せしめ、該ジルコニアの粒子上にロジウムを
担持させるように覆ることがあるが、充分な効果が得ら
れないのが実情である。
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、特に、粒径が極めて小さいいわゆ
る超微粉金属の場合、比表面積が非常に大きく、また表
面活性が高いなどの特性を右Jることに着目し、この特
性を有効に利用したジルコニアでもって、ロジウムのア
ルミナとの反応ににる失活を効果的に防止して、浄化性
能の劣化を抑制し得る排気ガス浄化用触媒を提供せんと
づる6のである。
さらに、本発明の目的は、上記排気ガス浄化用触媒を製
造する場合、ジルコニアの粒子上にロジウムが確実に担
持されるようになし、浄化性能劣化の抑制効果を得る上
で有効な製造法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明の解決手段は、排気ガ
ス浄化用触媒として、触媒担体の表面に、触媒成分とし
て少なくともロジウムを含有するアルミナ層が設(プら
れ、該アルミナ層に、平均粒径が5000Å以下のジル
コニアの超微粉が10〜50重市%含有される構成とし
たものである。
さらに、本発明は、上記排気ガス浄化用触媒の製造法と
して、次のような構成とする。すなわち、先ず、平均粒
径が5000Å以下のジルコニウム又はジルコニアの超
微粉をロジウム水溶液に添加混合し、加熱処理をしてジ
ルコニア粒子にロジウムを担持せしめる。しかる後、こ
のジルコニアの超微粉をアルミナスラリーに添加混合し
、この・アルミナスラリーに触媒担体を浸漬し、焼成を
することにより、触媒担体の表面に、ジルコニアの超微
粉が10・〜50重量%含有されたアルミナ層を形成す
る構成としたものである。
(作用) 上記の構成により、本発明では、予めジルコニアの超微
粉粒子にロジウムを担持させた後、このジルコニア粒子
を添加したアルミナスラリーに触媒担体を浸漬し焼成を
しているので、触媒担体の表面に形成されたアルミナ層
においては、[1ジウムがジルコニアの超微粉に確実に
担持された状態で含有される。そして、このロジウムは
、ジルコニアとの付着が該ジルコニアの超微粉としての
、比表面積が大きく表面活性が強いなどの特性に基づい
て強固となるので、アルミナとの反応による失活が効果
的に防止され、ロジウムの劣化を抑制できることになる
(実施例) 双手、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の第1実施例に係る排気ガス浄化用触媒
の構造を示し、1はコープイライト製のハニカム型触媒
担体、2は該触媒担体1の表面に直接設けられた?A1
アルミナ層であって、該第1アルミナ層2には、触媒成
分′としての白金と助触媒としてのセリア(Ce 02
 )とがアルミナによりIft持して含有されている。
また、3は上記第1アルミナ層2をオーバコートシて触
媒担体1表面に設けられた第2アルミナ層であって、該
第2アルミナ庖3には、触媒成分としての臼ジウムと平
均粒径が500人のジルコニア(ZrOz)の超微粉と
がアルミナにより担持して含有されている。
次に、上記排気ガス浄化用触媒の製造法について説明で
る。
先ず、γ−アルミナ509、セリア20g1ベーマイト
70g、水200CCおよび澹硝!!!1.6CCをホ
モミキサーにより5時間混合撹拌してアルミナスラリー
を調整する。このアルミナスラリーに容積1.09の触
媒担体1を浸漬して引き上げた後、余分のスラリーを高
圧エアブロ−で除去し、130℃で1時間乾燥し、さら
に550℃で1゜5時間焼成をする。これにより、触媒
担体1の表面にセリアを含有する第1アルミ1層2が形
成される。しかる後、この触媒担体1を所定のiIJ瓜
の1n化白金水溶液に浸漬して引き上げた後、150℃
で30分乾燥し、ざらに550℃で1.5時間焼成をす
る。この結果、第1アルミナ層2にセリアと共に白金が
担持される。
次いで、平均粒径が500人のジルコニウム(Zr )
の超微粉109を所定の′a度の塩化ロジウム(RhC
92)水溶液に添加混合し、150℃で加熱処理をして
、ジルコニア超微粉の酸化反応によりジルコニア(Zr
 Oz )の超微粉(平均粒径はジルコニウムのそれと
ほとんど変わらず500人である)を生成し、かつ該ジ
ルコニア超微粉の粒子にロジウムを担持せしめる。しか
る後、このロジウムを担持するジルコニア超微粉を、ベ
ーマーイト31.5a 、水55ccおJ、び酢酸0.
 5CCど共にホモミキサーにより3時間混合撹拌して
アルミナスラリーを調整する。
そして、このアルミナスラリーに、先に第1アルミプB
2を設けた触媒担体1を浸漬して引き上げた後、余分の
スラリーを高圧エアブロ−で除去し、150°Cで30
分乾燥し、さらに500℃で1.5時間焼成をづる。こ
れにより、ロジウムとジルコニアの超微粉とを含有する
第2アルミナ層3が触媒担体1の表面に第1アルミナl
!12をオーバコートして形成される。以上のような方
法で製造された触媒における各成分の[1は、触媒担体
1の1交容積当りで第1表に示ず。また、第2アルミナ
岡3に合イjされたジルコニア超微粉の含有間は、第2
アルミナ層3の仝重陽に対して30瑣吊%である。
第1表 また、本発明の第2および第3実施例に係る排気ガス浄
化用触媒おJ、びイの製造法は、上記第1実施例の製造
法において第2アルミナ層3用のアルミナスラリーを調
整J°るときにロジウムを担持するジルコニアの超微粉
J3よびベーマイト等の添加量を変え、第2アルミナ層
3にお番プるジルコニア超微粉とアルミナとのflfd
が第2表に示す如く異なるJ、うにしただGJで、その
他は同様な方法で触媒を製造し、また触媒の他の成分の
申開も同じになるようにした乙のである。この場合、ジ
ルコニア超微粉の含有間は、第2アルミ犬層3の今市R
に対し、第2実施例では10iLffi%であり、第3
実施例では50重量%である。
第2表 さらに、本発明の第4実施例に係る排気ガス浄化用触媒
は、その製造に使用でる原料およびその使用mが上記第
1実施例の触媒の場合と同じであるが、触媒担体1表面
の第1アルミナ唐2にロジウムとジルコニアの超微粉と
が含有され、該第1アルミナ層2にA−バコー1〜した
第2アルミナ層3に白金とセリアとが含有されている。
寸なわら、その製造法は、先ず、平均粒径が500人の
ジルコニウムの超微粉100を所定の濃度の塩化ロジウ
ム水溶液に添加混合し、150℃で加熱処理をしてジル
コニア粒子にロジウムを担持せしめた後、このロジウム
を担持するジルコニアの超微粉を、ベーマイト31.5
g、水65ccおよび酢MO,5ccと共にホしミキサ
ーにより3時間混合撹拌する。このアルミナスラリーに
容積1.09の触媒IO休1を浸漬して引き上げた後、
余分のスラリーを高圧エアブロ−で除去し、130℃で
30分乾燥し、さらに500℃で1.5時間焼成をする
。これにより、ロジウムとジルコニアの超微粉とを含有
する第1アルミナ層2が触媒担体1の表面に直接形成さ
れる。
次いで、T−アルミナ50g、廿リア20<1、ベーマ
イト70g、水200ccおよび瀧硝1!1゜5ccを
ホモミキサーにより5時間混合撹拌し、このアルミナス
ラリーに、先に第1アルミナ層2を設けた触媒担体1を
浸漬して引き上げた後、余分のスラリーを高圧1アブロ
ーで除去し、130℃r″1時間乾燥し、さらに550
℃で1.5時間焼成をJる。しかる後、この触媒担体1
を所定の濃度の塩化白金水溶液に浸漬して引き上げた後
、150℃で30分乾燥し、さらに550℃で1.5時
間焼成をする。これにより、白金とセリフとを含有する
第2アルミナR3が触媒担体1の表面に第1アルミナ層
2をA−バコードして形成される。
次に、上記第1〜第4実施例に係る触媒の効果を述べる
に先立って、これらとの比較のための3つの触媒および
その製造法について述べる。
第1比較例に係る触媒およびその製造法は、上記第1実
施例の製造法において第2アルミナ層3用のアルミナス
ラリーを調整するときにジルコニウムの超微粉を全く用
いず、第2アルミナ113にロジウムのみがアルミナに
より担持して含有されるようにしたものである。すなわ
ち、第2アルミナ層3用のアルミナスラリーは、ベーマ
イト31゜5(1、水(35ccおよび酢酸Q、5cc
をホモミキサーにより3時間a合撹拌して調整し、この
アルミナスラリーに、先に第1実施例の場合と同様に第
1アルミナ層2を設【〕た触媒担体1を浸漬して引き上
げた後、余分のスラリーを高圧エアブローで除去し、1
50℃で1時間乾燥し、さらに550℃で1.5時間焼
成をする。しかる後、この触媒担体1を所定のa度の塩
化ロジウム水溶液に浸漬して引き上げた後、150℃で
30分乾燥し、さらに550℃で1.5時間焼成をする
。この場合、第2アルミナ層3に含有されたロジウムの
含有邑は、第1実施例の場合と同様触媒担体1の19容
積当り0.2gである。
また、第2比較例に係る触媒おJ:びその製造法は、ロ
ジウムを担持させるジルコニウム(ロジウムの担持は詳
しくは酸化反応後のジルコニア)として、平均粒径が1
μ(10000人)の通常のものを用いただけで、その
他は上記第1実/71例の場合と同様な方法で触媒を製
造し、また触媒成分の重量す同じになるようにしたもの
である。
さらに、第3比較例に係る触媒およびイの製造法は、上
記第1実施例の製造法にJ3いて第2アルミナ層3用の
アルミナスラリーを調整するときにロジウムを担持する
ジルコニアの超微粉およびベーマイト等の添加量を変え
、第2アルミプ層3におけるジルコニア超微粉とアルミ
ナとの重量が先に記載した第2表に示づ如く異なるJ、
うにしただけで、その他は同様な方法で触媒を製造し、
また触媒の他の成分の重量も同じになるにうにしたもの
である。この場合、ジルコニア超微粉の含有呂は、第2
アルミナ層3の全重量に対し55重量%である。
そして、」−2第1〜第4実施例および第1〜第3比較
例の各触媒について、排気ガス発生装置を用い、以下の
条件でライ1−;4フ性能試験および高温性能試験を行
った。ここで、ライトオフ性能試験としては、排気ガス
の温度を徐々に上昇(30℃/1n )させ、排気ガス
の浄化率が50%になったときの温度を測定した。また
、Alff1性能試験としては、排気ガスの温度が40
0℃のときの浄化率を測定した。
試験条件; 空燃比(空気量/燃料聞)  14.7振幅 ±0.9 周波数 1.0Hz 空間速度 60000hr−1 触媒体h!i24.occ ライトオフ性能試験の測定結果は第3表に示し、a温性
能試験の測定結果は第4表に示す。この第3表および第
4表中における「FreshJの項は、電気炉を用いて
550℃で1時間加熱処理をした触媒についての測定結
果であり、またrAgedJの項は、900℃で80時
間加熱処理をした触媒についての測定結果である。
第3表 第4表 また、上記浄化性能試験とは別に、第1〜第3実施例お
よび第3比較例の金触媒について剥離試験を行ったが、
この試験の測定結果は第2図のグラフに示す。ここで、
剥離試験としては、直径3インチ、高さ3インチの円筒
形テスl〜ピースを6oO℃で30分間加熱し、次に2
5℃の水中で冷却するという手順を3回繰り返した後、
十分乾燥し、剥fillを測定する方法を採用した。ま
た、第2図のグラフにおける縦軸の剥離率は、試験前の
アルミナコート付着量と試験後のアルミナコート付省量
との差を試験前のアルミナコート付着量で除した値であ
り、横軸のジルコニア超微粉の含有mは、アルミプコー
]〜ff(第2アルミナ層3)の全重量に対するジルコ
ニア超微粉の重量割合である。
第3表および第4表において、本発明の各実施例と第1
・第2比較例とを比較すると、本発明の各実施例の場合
には、触媒の浄化性能とりわけrAoedJの項におけ
る浄化性能がHC,Co。
NOXのいずれについても比較例の場合よりも大幅に向
上し、耐久性の向上を効果的に図り1qることが判る。
このように、本発明の各実施例の場合において触媒の耐
久性の向上を図り15する叩出としては、アルミナコー
ト層(第1〜第3実施例の場合は第2アルミナ層3、第
4実施例の場合は第1アルミナ層2)においてロジウム
がジルコニアの超微粉に付着した状態で含イ1され、か
つこのロジウムのジルコニア超微粉との付着力は、ジル
コニアの超微粉としての、比表面積が大きく表面活性が
強いなどの特性に基づいて強固ならのどなっているので
、高QW曲気でもロジウムがアルミナと反応して失活す
るのを効果的に防止できることにJ:るものと考えられ
る。
そして、本発明の各実施例の製造法においては、ジルコ
ニアの超微粉をアルミナコート層に含有せしめるに当り
、予めロジウムをジルコニア超微粉にMl 持せしめた
後、このジルコニア超微粉をアルミナスラリーに添加混
合し、このアルミナスラリーを用いて触媒担体1の表面
にジルコニア超微粉を含有Jるアルミナコート層を形成
するようにしているため、ロジウムはアルミナコート層
でジルコニア超微粉に確実に担持された状態にあり、ジ
ルコニア超微粉によるロジウムの失活防止効果を効率良
く発揮することができる。
また、第3表および第4表において、本発明の第1〜第
3実施例と第3比較例とを比較すると、第2実施例の場
合におけるrAoedJ項の浄化性能は、他のぞれより
も劣ることが判る。一方、第2図、のグラフから判るよ
うに、アルミナコート層におけるジルコニア超1fil
eの含有量が該アルミナコート層の全重量に対し50重
量%以上になると、剥離率が急激に増加し10%以上と
なる。従って、ジルコニア超微粉の含有量は、10〜5
0重屋%にすることが好ましい。つまり、ジルコニア超
微粉の含有量が第2実施例の場合の10重量%以下であ
ると、このジルコニア超微粉によるロジウムの失活防止
ひいては触媒の耐久性の向上を十分に図れない。また、
ジルコニア超微粉の含有量が°第3実施例の場合の50
重山%以上である(第3比較例の場合が相当する)と、
アルミナコート層にお(プるアルミナとジルコニアとの
熱膨張率の差異などからクラックが発生して剥離が生じ
易く、耐久性が却って損われる。
尚、本発明の第4実施例の場合、NOxに対する浄化性
能が第1・第3実施例の場合のそれよりら劣るのは、N
Oxの浄化に特に関係する触媒成分であるロジウムが触
媒担体1表面の内側のアルミナコート層つまり第1アル
ミナ層2に含有されていることによるものである。また
、本発明の各実施例の場合等において、ロジウムを担持
するアルミナ層とは別のアルミナ層にセリアを担持され
たのはロジウムのセリアとの合金反応による失活を防止
し1作るようにしたbのである。
次に、上記第1実施例の触媒のように、ロジウムが含有
されるアルミナコート層(第2アルミナ層3)にジルコ
ニアの超微粉を含有せしめる場合において、該ジルコニ
ア超微粉の平均粒径を如何に定めるべきかを検討するた
めに、第5・第6実施例および第4比較例としてジルコ
ニア超微粒の平均粒径を種々変えた。すなわち、第5実
施例に係る触媒は、そのvJ造法で平均粒径が1000
人のジルコニウム超微粉を使用し、第6実施例に係る触
媒番よ、その製造法で平均粒径が5000人のジルコニ
ウム超微粉を使用した。一方、第4比較例に係る触媒は
、その製造法で平均粒径が7000人のジルコニウム超
微粉を使用した。尚、第5・第6実施例および第4比較
例の製造法は、使用づ゛るジルコニウム超微粉の平均粒
径が異なる以外は第1実施例の製造法と全く同じであり
、また、これらの触媒における各成分の川石も第1表に
示Jのと同じである。
そして、上記第5・第6実施例および第4比較例の各触
媒について、上記第1実施例の触媒の場合と同様のライ
トオフ性能試験および高温性能試験を行った。ライトオ
フ性能試験の測定結果は第5表に示し、高温性能試験の
測定結果は第6表に示す。この第5表および第6表から
判るように、第5・第6実施例の場合rAucdJの項
における浄化性能は、第1実施例の場合のそれと同程度
ににちめられるが、第4比較例の場合rAocdJの項
における浄化性能は、実施例の場合のそれと比べてかな
り低くなる。従って、ロジウムが含有されるアルミナコ
ート層にジルコニア超微粉を含有せしめる場合、該ジル
コニア超微粉の平均粒径は、本発明の実施例の如<50
00Å以下にでることが好ましく、最適粒径は1000
Å以下である。
第5表 第3図は本発明の第7実施例に係る排気ガス浄化用触媒
の構造を示し、この触媒は、触媒担体1の表面に単一の
アルミナ層4が設けられ、該アルミナ層4には、触媒成
分としての白金およびロジウムと助触媒としてのセリア
および平均粒径が1000人のジルコニアの超微粉とが
アルミナにより担持して含有されている。
次に、上記排気ガス浄化用触媒の製造v1について説明
するに、先ず、平均粒径が1000人のジルコニアの超
微粉30gを所定の1IIrflの塩化ロジウム水溶液
に添加混合し、150℃、で加熱処理をしてジルコニア
超微粉の粒子にロジウムを1■持せしめる。しかる後、
この[]ジウムを担持するジルコニア超微粉を、γ−ア
°ルミナ50g、ヒリ720g、ベーマイト50(7、
水20ccおよび′m硝酸1.6ccと共にホモミキサ
ーにより5時間混合撹拌してアルミナスラリーを調整す
る。このアルミナスラリーに容積1.0!Qの触媒担体
1を?1ffiして引き上げた後、余分のスラリーを高
圧エアブロ−で除去し、150℃で30分乾燥し、さら
に550℃で1.5時間焼成をする。次いで、このアル
ミナコート(アルミナ層4)を施した触媒担体1を所定
の濃度の塩化白金水溶液に浸漬して引き上げた後、15
0℃で30分乾燥し、さらに550℃で1.5時間焼成
をする。そして、このような方法で製造された第7実施
例の触媒において、アルミナ層4に含有されたジルコニ
ア超微粉の含有量は、アルミナ層4の仝i’12Jil
に対して21.4重訊%である。また、白金およびロジ
ウムの含有1は、それぞれ触媒担体1の19容積当り1
.09および0.2gである。
一方、上記第7実施例の触媒との比較のための第5比較
例に係る触媒の製造法は、先ず、γ−アルミナ50g、
セリア22g、ベーマイト50g、平均粒径が1μの通
常のジルコニア20g、水2Qccおにび製鎖1!!1
.6ccをホモミキサーにより5時間混合撹拌し、この
アルミナスラリーに容積1.0文の触媒担体1を浸漬し
て引き上げた後、余分のスラリーを高圧エアブロ−で除
去し、130℃で1時間乾燥し、さらに550℃で1.
5時間焼成をする。しかる後、このアルミナコートを施
した触媒担体1を所定の111度の塩化白金および塩化
ロジウムの混合水溶液に浸漬して引き上げた後、150
℃で30分乾燥し、さらに550℃で1.5時間焼成を
する。尚、このような方法で製造された第5比較例の触
媒における白金およびロジウムの含有量は、上記第7実
施例の触媒の場合と同じで、白金が1.0g/lロジウ
ムが0゜2g/9である。
そして、上記第7実施例および第5比較例の各触媒につ
いて、上記第1実施例の触媒の場合と同様のライトオフ
性能試験および高温性能試験を行った。ライ]・オフ性
能試験の測定結果は第7表に示し、高温性能試験の結果
は第8表に示す。
第7表 第8表 この試験結果から判るように、触媒担体1の表面に、触
媒成分としてロジウムと白金とを共に含有する単一のア
ルミナ層4を設ける場合でも、第7実施例の場合のよう
に、予めロジウムを平均粒径が5000Å以下のジルコ
ニア超微粉に担持せしめ、このジルコニア超微粉を添加
して調整したアルミナスラリーでもって触媒担体1の表
面に、ジルコニア超微粉が10〜50重量%含有された
アルミナ層4を設けると、ロジウムのアルミJ°との反
応による失活を防止して触媒の耐久性を高めることがで
きる。
(発明の効果〉 以上の如く、本発明の排気ガス浄化用触媒にJ:れば、
触媒担体の表面に設けられたアルミナ層において、触媒
成分としてのロジウムがジルコニア超微粉により担持し
て含有されているので、このジルコニア超微粉の特性に
基づいてロジウムのアルミナとの反応による失活を効果
的に防止することができ、浄化性能の劣化抑Illない
し耐久性の向上を図ることができる。
また、本発明における排気ガス浄化用触媒の製造法によ
れば、ロジCクムがジルコニア超微粉に確実に担持され
るので、ロジウムの失活防止効果を効率良く発揮できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図および第3
図はそれぞれ排気ガス浄化用触媒の構造を示す拡大断面
図であり、第2図は剥離試験の測定結果を示すグラフで
ある。 1・・・触媒担体、2・・・第1アルミナ層、3・・・
第2アルミナ層、4・・・アルミナ層。 代     理     人    前  1)   
 弘  ”IQM’コー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)触媒担体の表面に、触媒成分として少なくともロ
    ジウムを含有するアルミナ層が設けられ、該アルミナ層
    に、平均粒径が5000Å以下のジルコニアの超微粉が
    10〜50重量%含有されていることを特徴とする排気
    ガス浄化用触媒。
  2. (2)平均粒径が5000Å以下のジルコニウム又はジ
    ルコニアの超微粉をロジウム水溶液に添加混合し、加熱
    処理をしてジルコニア粒子にロジウムを担持せしめた後
    、このジルコニアの超微粉をアルミナスラリーに添加混
    合し、このアルミナスラリーに触媒担体を浸漬し、焼成
    をすることにより、触媒担体の表面に、ジルコニアの超
    微粉が10〜50重量%含有されたアルミナ層を形成す
    ることを特徴とする排気ガス浄化用触媒の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2008029970A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Toyota Motor Corp ガス浄化触媒

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