JPS6319647A - 耐接着性、耐傷性等が改良された写真感光材料 - Google Patents

耐接着性、耐傷性等が改良された写真感光材料

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JPS6319647A
JPS6319647A JP16450386A JP16450386A JPS6319647A JP S6319647 A JPS6319647 A JP S6319647A JP 16450386 A JP16450386 A JP 16450386A JP 16450386 A JP16450386 A JP 16450386A JP S6319647 A JPS6319647 A JP S6319647A
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Eiichi Ueda
栄一 上田
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は物理性の改良された写真感光材料に関し、更に
詳しくは、耐傷性、耐接着性等が改良された写真感光材
料に関する。
〔従来の技術〕
写真感光材料は塗布、乾燥、加工などの製造工程中、撮
影、現像処理、焼付、映写などの使用時における巻取り
、巻もどしまたは搬送などの取扱いの際に、種々の物質
との接触、摩擦、または感光材料の表面と裏面との間に
おけるような写真感光材料同士の接触摩擦あるいは密着
によって好ましからざる影響を受けることが多い。
写真感光材料の写真構成層の耐傷強度を増大させるか、
写真感光材料のすべり摩擦を減少させて、製造工程や現
像処理、焼付時等に写−真感材が損傷を受けることをな
くし、印画紙に焼付ける際、傷による乱反射のない正常
なプリントを得るように物理性の改良された写真感光材
料を得る方法は、従来から種々提案されている。
例えばゼラチン硬膜剤を写真構成層に添加して耐傷強度
を増大させる方法(英国特許第1,270.578号参
照。);写真乳剤層又は保護層にノメチルンリコーンと
特定の界面活性剤とを同時に含有させて写真感光材料に
滑り性を付与する方法(米国特許第3,042,522
号参照。);写真感光材料の支持体の裏面にツメデルノ
リコーンとノフェニルシリコーンとの混合物を塗設して
滑り性を付与する方法(米国特許第3,080,317
号参照。):保護層中にトリフェニル末端ブロックのメ
チルフエニルシリコーンを含有させて写真感光材料に滑
り性を付与する方法(英国特許第1,143.118号
参照。);ワックスタイプのセヂルバルミテートを含有
させて写真感光材料に滑り性を付与する方法(西独特許
第1.300,015号参照。):脂肪族ジカルボン酸
および脂肪族または環式脂肪族ンオールから誘導された
ポリエステルを写真構成層の最外層にスリップ剤として
用いる方法(特開昭51−31217号参照。);脂肪
酸(炭素原子数8〜18のもの。)の金属塩と、スチレ
ン、酢酸ビニル、アクリル酸金属塩コポリマーとからな
る帯電防止バッキング層により、ハロゲン化銀感光材料
の滑り性を付与する方法(米国特許第2,976.14
i11号参照。):ペンタエリスリトールテトラステア
レートとテトラアセテートからなる層を最外層に塗り、
滑り性を付与する方法(英国特許第1,430.997
号参照。):ポリエステルフィルムにビニルクロライド
あるいはビニリデンクロライドコポリマーと、分岐のな
い飽和脂肪酸、脂肪酸と脂肪酸アルコールとからのエス
テル(例えばステアリルステアレート)、ペンタエリス
リトールとステアリン酸の如き脂肪酸のエステル、ザッ
カロースとステアリン酸の如き脂肪酸のジエステル、N
、N−アルキレンビス月旨彷酸アミド(オレアミド)、
グリセロール、グリコール、ポリエチレングリコールエ
ステルの脂肪酸エステルのモンタンワックスとを含有す
る層を設け、摩擦とスクラッチの抵抗を改良する方法(
英国特許第1,321,994号参照。);帯電防止層
あるいはアンチハレーション層の上層に炭素原子数10
〜20の脂肪酸のポリビニルアルコールエステル、グリ
セリンのモノステアレート、エチレングリコールジアセ
テート、サッカロースノステアレート、ソルビタンモノ
ステアレートを含む層を設けることにより、写真感光材
料の裏面の摩擦を低下させる方法(西独特許第2,34
7.301号参照。);ヒドロフタル酸ジエステルを写
真感光材料の少なくとも1つの表面層に含有させること
により、滑り性を改良する方法(特開昭54−1592
21号参照、);リン酸塩と、ガラス質形成物式として
のGeO,V2O7、Mo、  No=等の遷移金属酸
化合物とを帯電防止用組成物層として用い、この層に結
合剤として酢酸セルロースと、カルナウバワックスの如
き潤滑剤を含ませ、機絨的性貫、特に摩擦係数を改善す
る方法(特開昭51415291号参照、):ケイ素原
子に結合した有機基としてメチル基および炭素原子数5
以上のアルキル基を有する液状オルガノポリシロキサン
を少なくとも1つの写真感光性層に存在させて滑り性を
改良する方法(特開昭50−117414号参照。)な
どがその例として知られている。
しかしながら、これら公知の方法を用いて写真感光材料
の滑り性等を改良しようとする場合、現像処理以前の滑
り性は改良されるが、現像処理されるとほとんど効果を
失ったりするものが多い。
このため、現像処理後にまで滑り性を持続させようとし
て添加量を多くすると、透明性を失ったり(高湿度下に
感光材料の表面を晒らすと滑り性化合物(滑り性を与え
る化合物)が感光材料の表面に白い粉となって現われる
、いわゆる ブルーミング現象を生じたりする。)、塗
布液中で凝集物を発生させ易く、従って、塗布特性を阻
害したり、滑りが悪くなって感光性層側の表面に傷がつ
き易くなったりする。その反対に感光材料の裏面の滑り
が減少しすぎて、極度の滑り性によってq布、乾燥工程
や加工工程時の搬送性がむしろ悪化したり、写真感光材
料を接合する時に接合剤か効かなくなったりする欠点の
いずれかを有している。
また、写真感光材料を高湿度下で長時間保存しておくと
、しばしば感光性層側の表面と、非感光性層側の裏面層
とが接着を起こし、それを剥離して現像すると、特に最
上層の感光性層に、あるいは剥離部分または未現像部分
にカブリを生ずる。
このカブリは黒白感光材料では黒色になるが、11t色
光に感色性をもっている写真感光材料では、現像主薬(
バラフェニレンジアミン系のもの。)とのカップリング
反応で黄色に発色する層を含有する乳剤層が最」−層の
場合、露光しなくとも黄色に発色する。この現象は科学
的にはまだ完全に解明されていないが、接着した感光材
料を剥離するときに発生する静電荷の蓄積による放電若
しくは静電気の流れによる何らかの電気的作用を受けて
黄色に発色する場合がある、と考えられている。
この上うなカブリに基因する好ましくない発色現象、あ
るいは接着現象を防止する手段として、次の2つの方法
が提案されている。その1つは感光材料の表面の接着性
又は粘着性を少なくして、発電性をなくし、静電荷の発
生を少なくする方法であり、他の方法は写真感光材料に
帯電防止性を付与し静電荷を減少させる方法である。
前者の方法としては、シリカ、PMMA(ポリメチルメ
タアクリレート)粒子などの、一般にマット剤と云われ
ているものを感光材料中に分散させて、その表面を粗面
化する方法、前記滑り性付与の方法などが知られている
が、接着性を低下させたにもかかわらず、カブリの発生
防止に対してはあまり有効ではない。また、これらの方
法によってこのカテリを克服するために添加量を多くし
た・場合には、透明性を損ったり、塗布液中で凝集した
り、塗布性を阻害したり、滑りが悪くなって表面に傷が
つき易くなったりするし、その反対に感光材料裏面の滑
り摩擦が減少しすぎて塗布工程、包装加工工程の搬送性
が悪くなったりするなどの、いろいろの欠点を有してい
る。また、ある種のものは感光乳剤層の感度を低下さけ
たり、カブリを生じさせたりなどして写真特性を悪化さ
せたりする場合がある。
前記の異常カブリを防止する方法としては、前記方法の
他に、有機フルオロ化合物を支持体裏面に存在させる方
法(特開昭50−99529号参照。);写真乳剤層の
表面に、酸処理ゼラチンと有機フルオロ化合物からなる
最上層を位置させる方法(特開昭5G−16GO34号
参照。);感光材料の最上層にゼラチン誘導体と無水ケ
イ酸コロイドを含有させる方法(特開昭50−1413
20号参照。):感光材料の表面層に有機フルオロ化合
物を含有させる方法(特開昭50−59025号参照。
):スルホン酸基あるいはスル中ネート基または硫酸エ
ステル基を親水性基として有する有機フルオロ化合物を
含有する親水性コロイド層を、感光材料の最外層として
塗設する方法(特開昭51−43131号参照。);〔
M:水素原子あるいはアルカリ金属原子、Y:炭素数4
〜24を有する有機残基、R:水素原子またはメヂル基
〕 で示される化合物を感光材料の表面層に含有させる方法
(特開昭51−29923号参照。);感光材料の表面
層の少なくとも一層にポリオキシアルキレン鎖を有する
アルキルポリシロキサンを含有させる方法(特開昭52
−16224号参照。)などがある。しかし、これら公
知の方法によってら、1iり記黄色カブリあるいはベー
ス裏面の剥離119分または未現像部分に発生ずるカブ
リをなくすのには、効果がほとんどみられない。
また、特開昭56−159640号および同57454
0号には、長鎖のアルキル基をらつポリマーを写真感光
材料の裏面に溶剤に溶かして塗布する技術が開示されて
いるが、この技術では乳剤面とカメラ内、あるいは乳剤
面同士等のくっつきは改良されない。
帯電防止性を感光材料に付与する方法として、一般に帯
電防止剤を添加して発電と帯電を減少させる手段が取ら
れている。このことは、例えば米国特許第3,625,
696号、同第3,615,531号、同第3゜564
.043号、同第3,525,621号、同第3□45
7.076号、同第3,264,108号、同第3,7
564211号等に記載があるが、ここに使用されてい
る帯電防止剤のほとんどは吸湿性のため、むしろ黄色カ
ブリ、あるいは写真感光材料の表面と裏面とが接着して
剥離した部分または未露光部分にカブリが多く発生しや
すく、このような帯電防止剤によって帯電防止性を付与
するだけでは満足な効果を期待することは非常に困難で
あ゛る。
〔発明の目的〕
そこで、本発明の第1の目的は、写真感光材料の表面層
が他表面と接触した場合に、高温高湿下の条件でら、接
層しない表面層を有し、かつ傷がつきにくい表面層をイ
fする写真感光材料を提供することにある。
本発明の第2の[」的は、カブリの発生がほとんどない
写真感光材料を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明のL1的は、写真感光材料の構成層の少なくとも
1層中に下記一般式(I)で表わされる繰り返し学位を
有する化合物を含イfすることを特徴とする写真感光材
料によって達成される。
式中、Rfは炭素数2から5のパーフルオロアルキレン
基を表わし、nは5以上200以下の整数を表わす。
以下、本発明について詳述する。
上記一般式(I)で表わされる本発明の化合物はパーフ
ルオロポリエーテルのオリゴマーであり、好ましいもの
は全て液状である。Rfとしては特に−CF、CF2−
、−CF、CF−および。“F3 CFzCFtCFt−が好ましい。動粘度は20 ’C
で50〜5000CStのものが好ましい。
本発明の化合物は、重合条件(例えば開始剤等)により
末端に位置する基が異なるが、一般式(I)で表わされ
る繰り返し単位をもっていれば性能は変わらない。
末端基としては例えば、 −CF、CF、So、F等が挙げられる。
本発明の化合物の一部はN0K(株)(商品名、BAR
RIERTA J Fluid)、ダイキン工業(株)
(商品名、デムナム)等から市販されている。
本発明の化合物の例を下記に示す。
云0CF−CF、汁 ■ CF。
(2)    云0CF−CF、汁 Fs (3)(OCF−CF、情 ■ CF3 (4)    云0CF−CF、汁 喝 CF3 (5)    云OCF、−CF2−CF、斤(6) 
   云OCF、−CF、音 (7)    云OCF、−CF、渭 本発明の化合物を含む層としては、乳剤層、下塗り層、
中間層、表面保護層、オーバーコート層、乳剤層と反対
側のバック層等があげられるが、この内特に表面保護層
、オーバーコート層及びバック層等の最外層が好ましい
本発明の化合物の使用量は、写真感光材料1m”当り0
.001〜0.29の範囲でよく、特に0.001〜0
.089が好ましい。
本発明において、最外層を構成する親水性コロイドバイ
ンダーとしては、例えばゼラチン、ゼラチン誘導体(例
えばアセチル化ゼラチン、フタル化ゼラチン等)、アル
ブミン、コロジオン等が挙げられるが、特にゼラチンが
好ましい。
さらに本発明においては、最外層に、必要により硬膜剤
、平滑剤、界面活性剤、帯電防止剤、増貼剤、バインダ
ー、ポリマーラテックス等各種添加剤を含有させること
ができる。
硬膜剤としては、例えばアルデヒド系化合物、2−ヒド
ロキシ−4,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンの
如き活性ハロゲンを有する化合物、ビニルスルホン系化
合物、N−メチロール系化合物、ムコクロル酸の如きハ
ロゲンカルボキシアルデヒド化合物等を用いることがで
きる。平滑剤′としては、例えば流動パラフィン、ワッ
クス類、ポリフッ素化炭化水素類、シリコーン類等を用
いることができる。
界面活性剤としては、サポニン等の天然界面活性剤、ア
ルキレンオキサイド系等のノニオン界面活性剤、高級ア
ルキルアミン類、第4級アンモニウム塩類の如きカチオ
ン界面活性剤、カルボン酸、スルホン酸等の酸性基を含
むアニオン界面活性剤等いずれも用いることができる。
帯電防止剤としては、前期の界面活性剤、スチレン−マ
レイン酸系共重合体およびアクリロニトリル−アクリル
酸共重合体等のアルカリ金属塩、さらに米国特許第3.
206,312号、同第3,428,451号記載の帯
電防止剤を含有することができる。
本発明では、公知のマット剤例えば二酸化ケイ素、ポリ
メタアクリレート、アルカリ可溶性ポリマー等からなる
マット剤を併用することができる9本発明の写真感光材
料において用いられるハロゲン化銀乳剤は、通常のシン
グルジェット法、ダブルジェット法、酸性法、アンモニ
ア法、中性法等いずれか任意の方法でつくることができ
、ハロゲン化銀粒子の形、サイズおよびサイズ分布につ
いては特に制限はない、ハロゲン化銀としては、塩化銀
、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀等いずれも用いるこ
とができる。
ハロゲン化銀乳剤に用いられる親水性コロイドバインダ
ーとしては、ゼラチン、変性ゼラチン、ゼラチン誘導体
の他にカルボキンメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ポリビニルアルコール、ポリ−N−ピロリ
ドン、ポリアクリル酸共重合体、ポリアクリルアミド等
が挙げられ、これらは単独でまたは2種以上併用しても
よい。
また、本発明に係る写真構成層中にはラテックス状水分
故ビニル化合物を含有することもできる。
このようなラテックスとしては、アルキルアクリレート
、アルキルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸
、グリシジルアクリレート、スチレン、塩化ビニル、塩
化ビニリデン等のホモまたは共重合体が用いられる。
本発明の写真感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤は常法
により化学増感することができる。例えば、米国特許第
2,399.H3号、同第2,597,856号等に示
されるような金化合物、また白金、パラジウム、ロジウ
ム、イリジウムの如き貴金属の塩類、米国特許第2,4
10,689号、同第3,501,313号等に示され
るイオウ化合物、その龍笛1スズ塩、アミン類等により
化学増感することができる。
ハロゲン化銀乳剤には、安定剤またはカブリ防止剤を添
加することができる。例えば4−ヒドロキシ−6−メチ
ル−1,3,3a、?−テトラザインデン、3−メチル
−ベンゾチアゾール、1−フェニル−5−メルカプトテ
トラゾールをはじめ、多くの複素環化合物、含水銀化合
物、メルカプト化合物、金属塩類等多くの化合物を用い
ることができる。
また、本発明に用いるハロゲン化銀乳剤には、目的によ
り種々の分光増感色素、例えばメロンアニン色素、スチ
リル色素、シアニン色素等を用いることができる。
本発明においては、カラーカプラーとして4当量型メチ
レン系イエローカプラー、2当量型ジケトメチレン系イ
エローカプラー、4当量型または2当量型のピラゾロン
系マゼンタカプラーやインダシロン系マゼンタカプラー
、α−ナフトール系シアンカプラーやフェノール系シア
ンカプラーを用いることができる。
また、いわゆるDIRカプラーも使用することができる
さらに、本発明の写真構成層には、染料、紫外線吸収剤
、前述の如き硬膜剤、界面活性剤、さらにポリマーラテ
ックス等を含有させることができる。
また、本発明の写真感光材料の支持体としては、セルロ
ースアセテートフィルム、ポリエチレンテレフタレート
フィルム、バライタ紙またはα−オレフィンポリマーを
被覆した紙等当業界において一般に用いられるものはい
ずれも用いることができる。
本発明の写真感光材料の写真構成層は、ディップコート
、エアーナイフコート、カーテンコート、エクストルー
ジョンコ−1・等種々の方法を用いて、−層づつまたは
多層同時に塗布することができる。
本発明に用いられる各種添加剤、ベヒクル、支持体、塗
布方法等についてはプロダクト・ライセンシング・イン
デックス(Product LicensingIn−
dex)誌92巻107〜11o頁(I971年12月
)の記載を参考にすることができる。
本発明の写真感光材料の露光光源としては特に限定はな
く、低照度のらのから高照度のものまで、また、露光時
間としては数10秒〜10−8秒位の範囲にわたってい
ずれら用いることができる。
本発明が適用できる写真感光材料は、白黒写真感光材料
、カラー写真感光材料、また一般用、印刷用、X線用、
放射線用等のいずれでもよく、具体的には、白黒のネガ
フィルム、ペーパー、反転の写真感光材料およびカラー
のネガフィルム、ペーパー、反転および処理液中に発色
剤を含有するいわゆる外式カラー写真感光材料等あらゆ
る写真感光材料に適用できる。
本発明の写真感光材料がハロゲン化銀カラー感光材料で
ある場合には、露光後、色素画像を形成するために現像
処理される。ここで、現像処理とは、橋本的には少な(
とも1つの発色現像工程を含み、場合により、前硬膜工
程、中和工程、第一現像(黒白現像)工程等を含む。前
記工程およびこれらに続く工程(例えば漂白、定着、漂
白定着、補力、安定、水洗等の選択された組合せ)は3
0℃以上で処理することができる。
発色現像液には発色現像主薬としてp−フェニレンジア
ミン類(例えば、N、N−ジエチル−p−フェニレンジ
アミン、N、N−ジエチル−3−メチル−p−フェニレ
ンジアミン、4−アミノ−3−メチル−N=エチル−N
−メタンスルホンアミドエチルアニリン、4−アミノ−
3−メチル−N−エチル−N−β−ヒドロキシエチルア
ニリン、N−エチル−N−β−ヒドロキンエチル−p−
フェニレンジアミン)またはこれらの塩(例えば、塩酸
塩、硫酸塩、亜硫酸塩)を含むアルカリ水溶液(pH8
以上、好ましくはpH9〜12)を用いることができる
。現像主薬としては、米国特許第2,193,015号
、同第2.592,364号、特開昭48−64933
号等に記載された化合物を使用することができる。発色
現(!?!液には、他に硫酸ナトリウム等の塩類、水酸
化ナトリウム、炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウム等の
pHFJ節剤や緩衡剤(例えば、酢酸、ホウ酸の如き酸
またはその塩)、現像促進剤(例えば、米国特許第2,
648,604号、同第3,671,247号等に記載
されている各種のピリジニウム化合物、カチオン性の化
合物類、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、米国特許第2
,533,990号、同第2,577.127号、同第
2,950゜970号等に記載されたポリエチレングリ
コール縮合物およびその誘導体類、英国特許第1,02
0,032号、同第1,020,033号に記載の化合
物で代表されるようなポリチオエーテル類等のノニオン
性化合物類、米国特許第3,068,097号記載の化
合物で代表されろようなサルファイドエステルをもっポ
リマー化合物、その他ピリジン、エタノールアミン等有
機アミン類、ベンジルアルコール、ヒドラジン等)を含
ませることができる。発色現像液は、ざらにカブリ防止
剤(例えば、臭化アルカリ、沃化アルカリ、ニトロペン
ツイミダゾール類、ペンツトリアゾール系化合物、メル
カプトテトラゾール系化合物等)、米国特許第3,16
1,514号、英国特許第1,144,481号等に記
載のスティンまたはスラッノ防止剤、米国特許第3,5
36.487号等で知られる重層効果促進剤、保恒剤(
例えば、亜硫酸塩、酸性亜硫酸塩、ヒドロキシルアミン
塩酸塩、ホルムアルデヒド−アルカノールアミンサルフ
ァイド付加物等)を含むこともできる。
前硬膜浴としては、アルデヒド類、例えば米国特許第3
,232,761号等に記載された脂肪族アルデヒド、
ホルムアルデヒド、グリオキザール、サクシンアルデヒ
ド、ゲルタールアルデヒド、ピルビンアルデヒド等)、
および米国特許第3,565,632号、同第3,66
7.760号等に記載された芳香族アルデヒドを1つ以
上含んだ水溶液を用いることができろ。
この液には硫酸ナトリウム等の無機塩類やホウ砂、ホウ
酸、酢酸、酢酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、硫酸等
のpHFi節剤や緩衡剤、ハロゲン化アルカリ(例えば
、臭化カリウム等)等の現象カブリ防止剤を含有するこ
とができる。
前硬膜工程で用いられたアルデヒド類が、現像工程に持
ち込まれるのを防ぐ目的の中和塔には、ヒドロキシルア
ミン、L−アスコルビン酸の如きアルデヒド除去剤の他
に無機塩類、pHD4節剤、緩衝剤を添加することがで
きる。
カラー反転フィルムの第一現像液には、ハイドロキノン
、■−フェニルー3−ピラゾリドン、N−メチルーp−
アミンフェノール等の現像主薬を1つ以上含んだアルカ
リ水溶液を用いることができ、他に硫酸ナトリウム等の
無機塩類やホウ砂、ホウ酸、水酸化ナトリウム、炭酸ナ
トリウム等のpH調節剤や緩衡剤、ハロゲン化アルカリ
(例えば、臭化カリウム)、その他の現像カブリ防止剤
を含有させることができる。
上記各処理工程において例示した各種添加剤およびその
添加量はカラー写真処理法においてよく知られている。
発色現像後の漂白および定着は、漂白と定着とを組合せ
て漂白定着浴とすることもできる。漂白剤には多くの化
合物を用いることができ、一般に用いられるフェリシア
ン酸塩類、重クロム酸塩、水溶性鉄(II[)塩、水溶
性コバルト(I[[)塩、水溶性鋼(II)塩、水溶性
キノン類、ニトロソフェノール、鉄(I)、コバルト(
III)、銅(It)等の多価カチオンと有機酸の錯塩
、例えばエチレンジアミン四酢酸、ニトリロトリ酢酸、
イミノジ酢酸、N−ヒドロキシエチルエチ、レンジアミ
ントリ酢酸のようなアミノポリカルボン酸、マロン酸、
酒石酸、リンゴ酸、ジグリコール酸、ジチオグリコール
酸等の金属錯塩や2.6−ジビクリン酸銅錯塩等、過酸
類、例えばアルキル過酸、過硫酸塩、過マンガン酸塩、
過酸化水素等、次亜塩素酸塩、塩素、臭素、サラシ粉等
の単独あるいは適当な組合せを適用することができる。
その他米国特許第3,042,520号、同第3,24
1,966号、特公昭45−8506号、同45−88
36号等に記載の漂白促進剤等を加えることもできる。
定着には従来から知られている定着液のいずれもが使用
できる。即ち、定着剤としては、チオ硫酸のアンモニウ
ム、ナトリウム、カリウム塩が50〜2009/ Qの
程度に用いられ、その他に亜硫酸塩、異性重亜硫酸塩等
の安定化剤、カリ明ばん等の硬膜剤、酢酸塩、ホウ酸塩
等のpi−1緩衝剤等を含むことができる。
漂白剤、定着剤および漂白定着浴については、米国特許
第3,582,322号等に記載されている技術を適用
できる。
補力液としては、Go(III)塩による方法、過酸化
水素を用いる方法、亜塩素酸を用いる方法による補力液
を用いることができる: 、 画像安定浴については、米国特許第2,515,1
21号、同第3,140,177号等に記載された方法
を用いることができる。
〔実施例〕
以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本発明の実施
の態様はこれらに限定されない。
以下のすべての実施例において、感光材料中の添加■は
特に記載のない限り1i当たりのものを示す。また、ハ
ロゲン化銀とコロイド銀は銀に換算して示した。
実施例 1 トリアセチルセルロースフィルム支持体上に、下記に示
すような組成の各層を順次支持体側から形成して、多層
カラー感光材料の試料1を作製した。
第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀を含むゼラチン層、 ゼラチン 2.29/m”。
第2層:中間層 2.5−ジーを一オクチルハイドロキノンの乳化分散物
を含むゼラチン層、 ゼラチン 1.29/m”。
第3層:低感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層平均粒径0.
3Jzm、 Agl  6.0モル%を含む八gBrl
からなる弔分散乳剤(乳剤I)・・・銀塗布量 1.1
51(/n+” 増感色素I・・・ 銀1モルに対して6 X 10−’モル増感色素■・・
・ 銀1モルに対して1.OX 1G−’モルシアンカプラ
ー(C−1)・・・ 銀1モルに対して0,06モル カラードシアンカプラー(CG、−1)・・・銀1モル
に対して0.003モル DIR化合物(D−1)・・・ 銀1モルに対して0.0015モル DIR化合物(D−2)・・・ 銀1モルに対して(I,002モル ゼラチン 1.4g/n+”、。
第4層:高感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層平均粒径0.
5μm、 Agl 7.0モル%を含むAgBr lか
らなる単分散乳剤(乳剤■)・・・銀塗布量 1.3g
/m’ 増感色素I・・・ 銀1モルに対して3XIO−5モル 増感色素11・・・ 銀1モルに対して1.OX to−5モルシアンカプラ
ー(C−1)・・・ 銀1モルに対して0,02モル カラードシアンカプラー(CG−1)・・・銀1モルに
対して0.0015モル DIR化合物(D−2)・・・ 銀1モルに対して0.001モル ゼラチン 1.0g/’I11’。
第5層:中間層 第2層と同じ、ゼラチン層、 ゼラチン 1.09/ffi’。
第6層:低感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層孔  剤I・
・・塗布銀量 1.5g/m’憎感色素■・・・ 銀1モルに対して2.5X IF’モル増感色素■・・
・ 銀1モルに対して]、2X 10−5モルマゼンタカプ
ラー(M−1)・・・ 銀1モルに対してo、osoモル カラードマゼンタカプラー(CM−1)・・・鍜1モル
に対して0.009モル DIR化合物CD−1)・・・ 銀1モルに対してQ、QQ10モル DIR化合物(D−3)・・・ 銀1モルに対して0.0030モル ゼラチン 2.0g/m’。
第7層:高感度緑感性ハロゲン化銀乳剤M乳 剤 II
 ・・・塗布銀bt  1.4g/m’増感色素■・・
・ 銀1モルに対して1.5XIO−5モル増感色素■・・
・ m1モルに対して1.OX 10”−’モルマゼンタカ
プラー(M−1)・・・ 銀1モルに対して0.020モル カラードマゼンタカプラー(CM−1)・・・銀1モル
に対してO,002モル DIR化合物(D −3)・・・ 銀1モルに対して(I,0010モル ゼラチン 1.89/I11’+1 第8層・イエローフィルター層 黄色コロイド銀と2.5−ジーし一オクチルハイドロキ
ノンの乳化分散物とを含むゼラチン層、 ゼラチン 1.5g/m2゜ 第9層、低感度青感性ハロゲン化銀乳剤層平均粒径0.
48μm、 Agl 6モル%を含む八gBrlからな
る単分散乳剤(乳剤III )・・・鏝塗布i+1 0
.9g/IP+″ 増感色素■・・・ 銀1モルに対して1.3X10 ’モルイエローカプラ
ー(Y−1)・・・ 銀1モルに対して0.29モル ゼラチン 1.9g/m”。
第10層:高感度青感性乳剤層 平均粒径0.8μrs、 Agl 15モル%を含むA
gBr1からなる単分散乳剤・・・ 鏝塗布4IC0,5g/m’ 増感色素■・・・ 銀1モルに対して1.0Xlo 5モルイエローカプラ
ー(Y−1)・・・ 銀1モルに対して0.08モル D I R化合物(D−2)・・・ 81モルに対して0.0015モル ゼラチン 1.6g/m”。
第11層:第1保護層 沃臭化銀(八gl 1モル%平均粒径0.07μm)・
・・鏝塗布rit  0.5g/ l’紫外線吸収剤U
V−1,UV−2を含むゼラチン層、 ゼラチン 1.鞠/ 、 l。
第12層:第2保護層 本発明の化合物例(2)       ・・・5m9/
 ra!ならびにオルガノポリシロキサン、ポリメチル
メタクリレート粒子(平均粒径1.5μm)、エチルメ
タクリレート:メチルメタクリレート:メタクリル酸か
らなる共重合体粒子(平均粒径2.5μm)およびホル
マリンスカベンジャ−(H3−1)を含むゼラチン層、
ゼラチン1.2g/m″。
なお、上記各層には、上記成分の他にゼラチン硬化剤(
I(−1)、ゼラチンに対して10重量%のボ°リエチ
ルアクリレートラテックス (平均粒径0.07μm)
および界面活性剤を添加した。
試料lの各層に含まれる化合物は下記の通りである。
増感色素1:アンヒド口−5,5′ −ジクロロ−9エ
チル−3,3′ −ジー(3−スルホプロピル)チアカ
ルボシアニンヒドロキ シド 増感色素II:アンヒドロー9−エチル−3,3′−ジ
ー(3−スルホプロピル)−4,5。
4’ 、5′−ジベンゾチアカルボシアニンヒドロキシ
ド 増感色素■I:アンヒドロ−5,5′−ジフェニル−9
−エチル−3,3′ −ジー(3−スルホプロピル)オ
キサカルボシアニンヒ ドロキシド 増感色素■:アンヒドロー9−エチル−3,3′ −ジ
ー(3−スルホブ【1ビル)−5,6,5′。
6′−ジベンゾオキサカルボンアニ ンヒドロキシド 増感色素■:アンヒドロ−3,3’ −ジー(3−スル
ホブ【1ピル)−4,5−ベンゾ−5′−メトキシチア
シアニン −t n■ 0I+ CM−1,。
CQ rθ V−2 υ 本発明の化合物を表1に示す例示化合物または比較化合
物に替えたほかは試料lと同様にして試料2〜6を作製
した。
上記試料について5cm平方の大きさに2枚づつ切り取
り、それぞれ互いに接触しないように23℃。
80%R,H,の雰囲気下で10間保存した後、それぞ
れ同一試料の2枚の保護層同士を接触させ、800gの
荷重をかけ45℃、 8Q%R、1−1、雰囲気下で保
存し、その後試料をはがして接着部分の面積を測定し、
耐接着性を測定した。
評価基準は以下の通りである。
ランク    接着面積 八      0〜20% 8     21〜40% C41〜60% D      61%以上 また下記の方法により耐傷性を測定した。
35℃の発色現像液Aに試料1−Aを20秒間浸漬した
のち、先端がQ、8n+m(半径)のサファイア針を試
料表面に圧着し、1秒間1cn+の速さで膜面上を平行
移動させながら50〜2007の範囲で荷重を連続的に
変化させて試料の膜面に損傷が生じる針の荷重を求めた
また試料1−八を白色光でウェッジ露光したのち下記現
像処理を行ない感度、カブリを調べた。
感度はカブリ+0.5の濃度の感度で表わし、本発明の
ポリマーを含有しない試料の感度を100とした相対感
度で示した。以上の結果を表1に示す。
処理工程(38℃)  処理時間 発色現像    3分15秒 漂   白       6分30秒 水   洗       3分15秒 定   着       6分30秒 水   洗      3分15秒 安定化   1分30秒 乾   燥 各処理工程において使用した処理液組成は下記の如くで
ある。
〔発色現像液〕
4−アミノ−3−メチル−N−エヂルーN−(β−ヒド
ロキシエヂル)アニリン・硫酸塩4.75g 無水亜硫酸ナトリウム        4.259ヒド
ロキシルアミン・1/2硫酸塩   2. Off無水
炭酸カリウム         37 、59臭化ナト
リウム           1.3Liニトリロトリ
酢酸・3ナトリウム塩(l水塩)2.5g 水酸化カリウム           1.θ9水を加
えて112とする。
〔漂白液〕
エヂレンジアミン四酢酸鉄アンモニウム塩10Q、Og エヂレンジアミン四酢酸2アンモニウム塩10.09 臭化アンモニウム         150.09氷酢
酸               10.0m12水を
加えてIQとし、アンモニウム水を用いてりH=6.0
に調整する。
〔定着液〕
チオ硫酸アンモニウム       175.09無水
亜硫酸ナトリウム        8.59メタ亜硫酸
ナトリウム        2.39水を加えて1(2
とし酢酸を用いてpH=6.0に調整する。
〔安定液〕
ホルマリン(37%水溶液)        1 、5
@12コニダツクス(小西六写真工業社製)  1.5
mQ水を加えて112とする。
表1からハロゲン化銀カラー写真感光材料に本発明の化
合物を含有させることにより、良好な耐接着性、耐傷性
およびカブリ特性が得られることがわかる。
実施例 2 実施例1の試料Iの裏面に下記処方の背面塗布液を50
m’/6の割合で塗布し、90℃で3分間乾燥させて試
料IBを作製した。同様にして試料2B〜6Bを作製し
た。
背面塗布液処方 ジアセチルセルロース        ・・・5g本発
明の化合物または比較化合物 (表2記a)  ・・・2.59 メタノール            ・・・300m1
2アセトン             ・・・300n
+QフロンR−113(商品名、溶剤、デュポン社製)
・・・400mg 試料IB〜6Bを実施例1と同様にして耐接着性を測定
した。但し、接触させる面は同一試料の表面と裏面とし
た。結果を表2に示す。
表2 なお、試料5Bは、これに用いた比較化合物はメタノー
ル、アセトン系溶剤では十分に溶解せず、塗布した際に
ハジキを生じた。
表2から、本発明の化合物をハロゲン化銀写真感光材料
の表面および裏面の構成層に含有させることにより、良
好な耐接着性(表面と裏面間の)が得られることがわか
る。
実施例 3 下引きを施したポリエチレンテレフタレート支持体の両
面に下記に示す組成の各層を順次支持体側から形成して
、X線用感光材料試料−2を得た。
ハロゲン化銀以外の添加剤は特に記載のない限りハロゲ
ン化銀1モル当りの量を示した。
第1層: クロスオーバー層 染料(I)         ・・・3B/m”を含む
ゼラチン層、ゼラチン0.297 m”。
第2層: 乳剤層 平均粒径1.2am%Agl 1.5モル%を含むAg
Br 1からなる乳剤 ・・・銀塗布量4g/m” 4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a、7−チト
ラザインデン       ・・・ 1.29ジエチレ
ングリコール   ・・・11.09パラニトロフエニ
ルトリフエニル フォスファイトクロライド ・・・0,2シゼラチン 
       ・・・2.097m’第3層: 保護層 ジエチルへキシルサクシネート スルホン酸ナトリウ11   ・・・0.0159/m
″グリオキザール    ・・・0.02g/n+”ム
コクロル酸      =−0,015y/ m!ポリ
メチルメタクリレートの粒子 (平均粒径3〜4 μm)     −50mg/ m
’ポリオキシエチレンジノニルフェニル エーテル硫酸ナトリウム ・・・50mg、/m’本発
明の化合物または比較化合物 (表3記載)・・・5B/m’ ゼラチン        ・・・]、Og/m’これら
の試料について実施例1と同様にして耐接着性、耐傷性
および写真性能を測定した。但し、処理工程は下記の通
りとした。
〔処理工程〕
現   像    30℃    45秒定   着 
    25℃     35秒水   洗     
15℃     35秒乾   燥     45℃ 
    20秒現像液 フェニドン             0.49メトー
ル             5gハイドロキノン  
           19無水亜硫酸ナトリウム  
      6Qy含水炭酸ナトリウム       
  5495−ニトロイミダゾール       10
01臭化カリウム            2.5g水
を加えて10001fiCとしp)110.20とする
定着液 (バートA) ヂオ硫酸アンモニウム        170g亜硫酸
ナトリウム           159ホウ酸   
           6.59氷酢酸       
        12mf2クエン酸ナトリウム(2水
塩)      2.5j/水を加えて275m12に
仕」−げろ。
(パートB) 硫酸アルミニウム           15g98%
アルミニウム          2.5g水を加えて
40mQに仕上げる。
使用時ハz< −トA :275+N2. t< −ト
B :40mffに水  (Iを加えてtixとする。
結果を表3に示す。
表3 表3から、ハロゲン化銀黒白写真感光材料に本発明の化
合物を含有させた場合にも、良好な耐接着性、耐傷性及
びカブリ特性が得られることがわかる。
〔発明の効果〕
本発明に係る写真感光材料は良好な耐接着性、耐傷性お
よびカブリ特性を有する。すなわち、)本発明の化合物
を有する写真構成層と他物(例えば同一写真感光材料の
他の面、カメラ内での接触部分等)との耐接着性が良好
である。
)本発明の化合物を含有する写真構成層の表面の滑り性
が良好であり、そのため耐傷性が良好である。
)上記の良好な耐接着性および耐傷性は現像処理後にお
いても得られる。
)上記(I)により、写真感光材料の表面と裏面とが接
着した後剥離した部分に生ずるカブリ発生が改良される
)本発明の化合物は従来の写真感光材料用帯電防止剤と
比べて吸湿性が少なく、そのため、その吸湿性に起因す
るカブリ発生が改良される。
出願人 小西六写真工業株式会社 手続補正書 昭和61年12月19日 特許庁長官  殿                 
   7ぐ1、事件の表示 昭和61年特許願mi’64so3号 2、発明の名称 耐接着性、耐傷性等が改良された写真感光材料3、補正
をする者 事件との関係  特許出願人 住所  東京都新宿区西新宿1丁目26番2号連絡先 〒191 東京都日野市さくら町1番地 小西六写真工業株式会社(電話0425−83−152
1)特  許  部 4、@正命令の日付 5、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄。
6、補正の内容 発明の詳細な説明を次のように補正する。
(I)明細書#S35頁のY−1の69造式を下記の通
り訂正する。
I (2)同第37頁tjfJ2行目の「35℃」を「38
℃」に訂正する。
(3)同第39頁の表1中の本発明の化合物又は比較化
合物の欄f) rcFa(CFz) 5sOzNaJヲ
rcFz(CF2)ssOsNilに訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 写真感光材料の構成層の少なくとも1層中に下記一般式
    ( I )で表わされる繰り返し単位を有する化合物を含
    有することを特徴とする写真感光材料。 一般式( I ) −(RfO)−_n 〔式中、Rfは炭素数2から5のパーフルオロアルキレ
    ン基を表わし、nは5以上200以下の整数を表わす。 〕
JP16450386A 1986-07-11 1986-07-11 耐接着性、耐傷性等が改良された写真感光材料 Granted JPS6319647A (ja)

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