JPS63192445A - 回転ドラム型薬剤揮散装置 - Google Patents

回転ドラム型薬剤揮散装置

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JPS63192445A
JPS63192445A JP62024224A JP2422487A JPS63192445A JP S63192445 A JPS63192445 A JP S63192445A JP 62024224 A JP62024224 A JP 62024224A JP 2422487 A JP2422487 A JP 2422487A JP S63192445 A JPS63192445 A JP S63192445A
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drum
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親司 江隈
周防 修
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Shiraimatsu Shinyaku KK
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、消臭剤、香料、防・殺虫剤などの薬剤を連続
的または間けつ的に、しかも長時間にわたって揮散させ
るための回転ドラム型薬剤揮散装置に関するものである
従来の技術 蚊などの害虫を駆除する殺虫成分、悪臭を消去する消臭
成分、花番果実などの香りを発散する芳香成分などをア
ルコールや水に溶解、希釈して容器に充填し、使用にあ
たってこれをスプレーする方法は以前から知られている
消臭成分や芳香成分をデンプン、カラギーナン、ポリビ
ニルアルコールなどの水溶性高分子およびゲル化剤によ
りゲル化し、これを適当な容器に入れて放置し、消臭成
分、芳香成分を自然に揮散させる方法もよく知られてい
る。
蚊などの害虫を駆除する殺虫成分については1、)1記
のようにスプレーする方法のほか、電気加温板上に殺虫
成分を含有させた小さなマット(殺虫マット)を載置し
、通電により電気加温板を加熱して殺虫マット中の殺虫
成分を揮散させる電気蚊取器も広く昔及している。
米国特許第4346059号明細書には、シェル内に香
料含浸多孔質パッドとランプを収容し、ランプの熱によ
り香料を発散させるようにしたランプ構造物が開示され
ている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記各方法のうちスプレ一方式は、スプ
レー直後は所期の効果を奏するものの。
その後は急速に効果が減するため、頻繁にスプレー操作
を行わなければならないという煩わしさがある。
有効成分をゲル化して放置する方法は、適用できる薬剤
が芳香剤など揮散性の強いものに限定される上、スプレ
一方式に比してははるかに効果が持続するものの、容器
を開封した数日は芳香が強すぎ、それ以後は芳香が不足
するなど揮散速度が一定しないという問題点がある。
電気蚊取器は、スプレ一方式に比べれば効果は持続する
が、その持続性も数時間程度であるため毎日新しい殺虫
マットを取換えなければならないという煩わしさがある
。加えて加熱開始当初は殺虫成分の揮散が過大となる反
面、しだいに揮散量が少なくなって殺虫成分の揮散不足
を生じたり、殺虫成分が複数であると、過熱により揮散
物質が変動したりするなどの不利がある。
シェル内に香料含浸多孔質パッドとランプを閉じ込め、
ランプの熱により香料を発散させるようにした構造物は
、香料の揮散量の調節をランプの点滅により行わなけれ
ばならないため、揮散速度が一定になりにくい上、操作
性の点でも煩わしさが残る。
本発明は、このような従来の揮散方式の有する欠点を根
本的に解決することを目的になされたものである。
問題点を解決するための手段 本発明は、「常温または加熱下に揮散する薬剤がその揮
散を抑制された状態にて担持されている表面材(5)を
被覆したドラム(1)、該ドラム(1)上の表面材(5
)に担持されている薬剤の揮散抑制状態を熱的、物理的
または化学的手段により解除するためのヘッド(2)、
上記ドラム(1)を回転させるためのドラム回転機構(
3)、および上記ヘッド(2)を上記ドラム(1)の軸
方向に誘導するためのヘッド誘導機構(4)から構成さ
れてなる回転ドラム型薬剤揮赦装置。」をその要旨とす
るものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明における薬剤としては、常温または加熱下に揮散
するものであれば、種々のものが使用できる。
このような薬剤としては、たとえば、消臭剤。
香料、抗微生物剤、防・殺虫剤、清涼剤、誘引剤、忌避
剤、防錆剤、鮮度保持剤、経呼吸器拳経皮・経粘膜吸収
性医薬、臨場効果臭などがあげられ、特に消臭剤、香料
、防・殺虫剤が重要である。
消臭剤としては、各種の植物精油、グリオキザール、ラ
ウリルメタアクリレートなどがあげられ、特にツバキ科
植物、シソ科植物、クスノキ科植物、フトモモ科植物、
キキョウ科植物、アオイ科植物などの植物からの分離物
、なかんづく、茶、山茶花、椿、サカキ、モツコクなど
のツバキ科植物からの抽出物または乾留物が重要である
最適の消臭剤は茶菓の乾留物であり、この乾留物は、た
とえば茶菓を20 mmHgの減圧下に乾留し、180
〜200℃で沸騰して留出する成分を集めることにより
取得される。
香料には、(i)居室や車内などの空間をされやかにし
、またやすらぎを与え、快適な雰囲気を午える芳香剤、
(ii)森林浴的に殺菌性を与えるフィトンチッド、(
iii)嗅覚刺激を治療手段とするアロマテラピー用香
料、の3種があるが、本発明においてはこれらのいずれ
のタイプの香料も使用可能である。
抗微生物剤としては、抗菌剤、制菌剤、殺菌剤、消毒剤
に属するものがいずれも用いられる。
防嗜殺虫剤としては、ショウノウ、ボルネオール、ナフ
タリン、バラジクロルベンゼン、ピレトリン、アレスレ
ン、クロロピクリン、ジクロロプロパン、ブロモエタン
などがあげられる。
誘引剤としては、メチルオイゲノール、アニシルアセト
ン、4−p−アセトキシフェニルブタノン−2、p−メ
チルアセトフェノン、p−オキシベンジルアセトン、1
,2−ヘキサデカンジ、オールなどがあげられる。
忌避剤としては、シンナミックアルコール、フェニルエ
チルアルコール、フタル酸エステル、安息香酸ベンジル
、アンスラニル酸プロピル、アニス酸メチル、メントフ
ラン、ヒドロキシシトロネラールなどがあげられる。
清涼剤としては、リモネン、α−ピネン、β−ピネンな
どがあげられる。
防錆剤としては、安息香酸モノエタノールアンモニウム
等のアンモニウム塩、亜硝酸ジイソプロピルアンモニウ
ム、亜硝醜ジシクロヘキシルアンモニウム等の亜硝酸塩
、ベンゾトリアゾールおよびその誘導体などがあげられ
る。
鮮度保持剤としては、2−(4−チアゾリル)−ベンゾ
イミダゾールなどがあげられる。
経呼吸器拳経皮拳経粘膜吸収性医薬としては、呼吸器、
皮膚、粘膜を通して人体に作用する多種の医薬があげら
れる。対象は、人体に限らず動物であってもよい。
臨場効果臭としては、映画、テレビジョン、ビデオ、音
楽などを観賞するとき、その進行に応じて臨場感を増幅
させる効果臭(花畑の場面であれば花の香り1戦闘場面
であれば硝煙臭、海辺であれば潮のかおり)があげられ
る。
ドラム(1)としては1円筒状または円柱状あるいはこ
れらに準する形状のものが用いられる。材質は、金属、
プラスチックス、紙など任意である。
ドラム(1)上に被覆する表面材(5)としては、紙、
不織布、フェルト、織物、編物、人工皮革、フィルム、
シート、発泡体、セラミックスシートなどがあげられ、
厚みは厚手のものから薄手のものまで種々に設定できる
ドラム(1)と表面材(5)とを一体化し、ドラム(1
)の表面部分を表面材(5)として使用することも可能
である。
表面材(5)は単層構成であっても多層構成であっても
よい。また、中間に遮蔽層を設けた構成とすることもで
きる0表面材(5)の厚みを大にしたり、中間に遮蔽層
を設けた場合は、裏返し使用が可能である0表面材(5
)をたとえば薬剤揮散防止性を有する支持フィルムとの
2層構造とし、この支持フィルム側を下側にしてドラム
(1)に巻き付け、表面全面の薬剤が消費された後はこ
の2層構造物のドラム(1)の軸方向に設けたミシン目
から剥ぎ取って、新しい面を出すようにすることもでき
る。同様に、表面材(5)の多数枚を幾重にも重ね巻き
することもできる。
表面材(5)に対する薬剤の相持手段としては、含浸、
噴霧、塗布、印刷、練り込みなどが採用される。
担持させる薬剤は、有効成分を単独でを担持させる場合
もあるが、有効成分を適当な希釈剤(無機溶剤、有機溶
媒、高粘度液体、可塑剤等)、バインダー、フィラー、
増量剤、安定剤、着色剤。
ゲル化剤、チクソトロビック性付与剤等と併用した組成
物の形態で用いることも多い。揮散抑制のためサイクロ
デキストリンの使用も有効である。
なお、有効成分あるいはそれを含む組成物を通出な手段
でマイクロカプセルなどのカプセルに包含させる方法も
採用できる。
表面材(5)には、常温または加熱下に揮散する薬剤が
その揮散を抑制された状態にて担持される。
ここで「抑制」とは、■薬剤が常温では不揮散性である
ため、特別の揮散抑制手段を講じなくても揮散を起さな
い場合、■薬剤が常温では揮散性を有するが、その揮散
を積極的に何らかの手段により抑制する場合、の双方を
含む概念である。
薬剤が加熱下にはじめて揮散するものであるときは、上
述のような手段により薬剤を表面材(5)に担持させる
だけで薬剤の揮散は抑制される。
一方薬剤が常温で揮散するものであるときは、該薬剤を
表面材(5)に担持させただけでは保存中または流通過
程において薬剤が揮散してしまうことが多い。そこで薬
剤が常温揮散タイプのものであるときは、先に述べたよ
うにカプセルに包含させたり、表面材(5)に担持後そ
の上からさらに揮散抑制のための保護コーティングまた
はラミネートを施すことが望ましい。このような対策を
講することにより、常温揮散タイプの薬剤にあっても揮
散抑制が図られる。
表面材(5)に対する薬剤の担持は、1種類の薬剤また
は混合薬剤を表面材(5)全面にわたり担持させるよう
にしてもよく、2種類以上の薬剤を区画を異にして担持
させるよ)にしてもよい。
表面材(5)は、薬剤の補給を行うことなく使い捨てタ
イプとしてもよく、またドラム(1)の回転中に、ドラ
ム(1)の内部からあるいは外部から、薬剤の補給を行
うようにしてもよい。
ヘッド(2)は、ドラム(1)上の表面材(5)から、
上記揮散抑制状態にある薬剤を熱的、物理的または化学
的手段により解除するためのものである。ヘッド(2)
は、ドラム(1)上の表面材(5)に接触するようにし
てもよく、近接するようにしてもよい、ヘッド(2)は
、複数個を設置することもできる。
薬剤が加熱下に揮散するタイプのものであるときは、こ
のヘッド(2)として加熱機構が採用される。加熱機構
としては、電熱方式、加熱気体噴射方式、赤外線または
遠赤外線線照射方式、電磁加熱方式、超音波加熱方式、
マイクロ波加熱方式、酸化熱または水利熱による加熱方
式、レーザー加熱方式、半導体を利用した加熱方式など
が採用できる。
薬剤が常温揮散タイプのものであるときは、このヘッド
(2)としては、揮散抑制のための保護コーティングま
たはラミネート、あるいはカプセル壁を破壊する機構が
採用される。このような機構としては、圧縮破壊方式、
引っかき破壊方式、針入破壊方式、熱溶融破壊方式、溶
解破壊方式、光反応破壊方式などが採用できる。薬剤が
反応剤と接触することにより常温揮散可能となる場合は
、反応剤を接触させる方法が採用される。
上記ドラム(1)を回転させるためには、ドラム回転機
構(3)が必要である。
ドラム回転機構(3)としては、たとえば、ドラム(1
)の中心軸を直接またはベルト、チェーン、ギア等を介
してモーター(3a)により回転させる機構、ドラム(
1)を1対の駆動ロール(8)、(8)上に載置し、こ
れらの駆動ロール(8’)、(8)を同方向に回転させ
ることによりその」−に載置されているドラム(1)を
回転させる機構、ドラム(1)の内側にモーター(3a
)の回転軸に設けた車輪を接当させ、該車輪の駆動によ
りドラム(1)を回転する機構などが採用される。
モーター(3a)には減速機を設けるのが通常である。
さらに本発明においては、上記ヘッド(2)を上記ドラ
ム(1)の軸方向に誘導するためのヘッド誘導機構(4
)を設けることが必要である。
ヘッド誘導機構(4)としては、たとえば下記のような
機構が採用される。
■ ヘッド(2)を、ドラム(1)の回転に連動してま
たは独立に、ドラム(1)の軸方向の一端側から他端側
にスライド移動させる方式。この場合ヘッド(2)の移
動は、ドラム(1)の回転量に応じて連続的に行っても
よく、カムを利用してドラム(1)が1回転するごとに
非連続的に1ピッチ動くようにしてもよい。
・鵞 表面材(5)に誘導溝を設けると共に、ヘッド(
2)に針を設け、この針を誘導溝に当接させて、ドラム
(1)の回転に応じヘッド(2)をドラム(1)の軸方
向の一端側から他端側にスライド移動させる方式。
本発明の装置には、薬剤の揮散を促進しまたは装置設置
場所から離れた所にまで薬剤の到達を図るために、適当
な個所にファンを設けることもできる。
作   用 ドラム回転機構(3)によりディスク(1)を回転させ
、かつ、ヘッド誘導機構(4)によりへラド(2)をド
ラム(1)の軸方向に誘導することにより、ドラム(1
)上の表面材(5)に担持されている薬剤は、ヘッド(
2)に接触または近接した部位においてその揮散抑制状
態が解除され、揮散する。
ドラム(1)の回転により、ヘッド(2)接触部位また
は近接部位には次々に新しい薬剤が供給されることにな
るので1作動開始後の時間の経過にかかわらず、常に一
定して薬剤が揮散される。
ドラム(1)上の表面材(5)に薬剤が補給されるタイ
プのものである場合には、上記操作を繰り返し行うこと
ができる。
非補給タイプのものである場合には、表面材(5)に担
持した薬剤が揮散しつくされた後は、薬剤を担持した新
しい表面材(5)に取り換える。
表面材(5)が裏返し使用可能な場合には、表面材(5
)の片面に相持した薬剤を消費した後は、裏返して同様
の操作を行い、両面とも薬剤が消費された後は、薬剤を
担°持した新しい表面材(5)に取り換える。表面材(
5)をドラム(1)に連続状にあるいは非連続状に幾重
にも巻き付けたときは、最上層の薬剤が消費された後は
表面の1層を剥ぎ取って、新しい面を出すようにする。
実  施  例 次に実施例をあげて1本発明の回転ドラム型薬剤揮散装
置をさらに説明する。
実施例1 第1図は本発明の装置の一例を示した断面図、第2図は
その要部の径方向模式断面図である。
(1)はドラム、(1a)は該ドラム(1)の回転軸で
ある。
(5)は薬剤を担持させた表面材であり、前記ドラム(
1)上に巻き付けである。
(3)はドラム回転機構であり、この例では減速2機付
きのモーター(3a)からなる。
(4)はヘッド誘導機構であり、この例ではネジ山付き
のロッド(4a)と断面四角形のガイド(4b)からな
る。ネジ山付きのロッド(4a)は、モーター(3a)
の作動によるドラム(1)の回転に連動して回転するよ
うにしである。断面四角形のガイド(4b)は、固定的
に設けられている。
(2)はヘッドであり、たとえば電熱線を装備していて
、前記ドラム(1)上の表面材(5)に近接して配置さ
れている。ヘッド(2)にはこの例では角孔と螺合孔が
設けられている。
ヘッド(2)は、その角孔が前記ヘッド誘導機構(4)
の断面四角形のガイド(4b)に、螺合孔が前記ヘッド
誘導機構(4)のネジ山付きのロッド(4a)にそれぞ
れゆるく外嵌するようにセットされている。
(6a)  、  (8b)は、ドラA (1) (7
)+1転軸(la)およびヘッド誘導機構(4)のネジ
山付きのロッド(4a)の軸受けである。(7)はケー
スであり、蓋は図示を省略しである。
薬剤を担持させた表面材(5)をドラム(1)上にセッ
トし、モーター(3a)を作動させると、ドラム(1)
の回転軸(la)が回転してドラム(1)および表面材
(5)が回転する。
ドラム(1)が回転を開始すると、それに連動してヘッ
ド誘導機構(4)のネジ山付きのロッド(4a)が回転
し、それに応じてヘッド(2)がガイド(4b)の沿っ
てドラム(1)の一端側から他端側へ移動する。ロッド
(4a)の回転時にヘッド(2)には回転力が加わるが
、ガイド(4b)が回転運動を拘束するため、ヘッド(
2)は直線連動するわけである。
ヘッド(2)がドラム(1)の一端側から他端側にまで
移動した後は、表面材(5)を取り変えてからモーター
(3a)を逆方向に回転させれば。
今度はヘッド(3a)は逆方向に移動する。
表面材(5)としてフェルト製のシートを用い、この表
面材(5)に、茶の乾燥葉を20 mmH&の減圧下に
乾留したときの180〜200℃で沸騰し留出する乾留
物をその10倍量のプロピレングリニール−水混合溶剤
に溶解した溶液を40g/ゴの割合で含浸させた後、熱
風乾燥した。
この茶菓乾留物を担持させた表面材(5)をドラム(1
)上に1重に巻き付け、モーター(3a)の回転を開始
し、薬剤である茶菓乾留物の揮散実験を実施した。なお
、ヘッド(2)の先端とドラム(1)上の表面材(5)
との間隙は3mmに設定し、ヘッド(2)の温度は、表
面材(5)の表面温度で150℃になるように設定した
ヘッド(2)は8時間でドラム(1)の一端側から他端
側にまで移動し、この揮散実験中、茶菓乾留物の揮散量
は始終一定しており、部屋内の悪臭を効果的に消去する
ことができた。
実施例2 第3図は本発明の装置の他の一例を示した要部の径方向
模式断面図である。
(1)はドラム、(5)は該ドラム(1)上に被覆した
薬剤担持表面材である。
(2)はヘッドであり、ドラム(1)が1回転するごと
にドラム(1)の軸方向に1ピツチ移動するようにしで
ある。
(8)、(8)は1対の駆動ロールであり、前記ドラム
(1)はこの駆動ロール(8)、(8)上に載置されて
いる。
図示せざるドラム回転機構(3)によりこの駆動ロール
(8)、(8)を同方向に回転させると、その上に載置
しであるドラム(1)が反対方向に回転する。そして、
図示せざるへ一、ド誘導機構により、ドラム(1)が1
回転するごとにヘッド(2)がドラム(1)の軸方向に
1ピツチ移動するようにしである。
表面材(5)としてポリウレタンフォーム酸のシートを
用い、この表面材(5)に、アレスリン90重量%およ
びピペロニルブトキサイド10重量%よりなる殺虫剤の
水−エタノール混合溶剤溶液を含浸させた後、熱風乾燥
した。
この殺虫剤を担持させた表面材(5)をドラム(1)上
に1重に巻き付け、駆動ロール(8)。
(8)の回転を開始し、薬剤である殺虫剤の揮散実験を
実施した。なお、ヘッド(2)の先端とドラム(1)上
の表面材(5)との間隙は3mmに設定し、ヘッド(2
)の温度は、表面材(5)の表面温度で200℃になる
ように設定した。
連続10時間の揮散実験中、殺虫成分の揮散量は始終一
定していた。
実施例3 第4図は本発明の装置のうちドラム(1)および表面材
(5)の部分の例を示した斜視図である。
カラギーナンの2重量%水溶液に、それぞれオレンジ、
レモン、ラベンダーの精油1種類fつをサイクロデキス
トリンと共に混合し、この順に長尺のプラスチックスフ
ィルムの片面に長さ方向に向けてフィルムの巾方向に等
間隔に塗布してa。
b、cの3種類の塗布ゾーンを形成させ、ついで自然乾
燥した。乾燥後、フィルムの巾方向にミシン目を入れた
。ミシン目とミシン目の間隔は、はぼドラム(1)の円
周の長さに設定した。
このようにして得られた表面材(5)を、支持体である
フィルムを下側にして、第4図に示したようにドラム(
1)に巻き付け、実施例1と同様にして揮散実験を行っ
た。
ヘッド(2)は6時間でドラム(1)の一端側から他端
側にまで移動し、その間芳香は2時間ごとにオレンジ、
レモン、ラベンダーの香りの順に変化していった。
ヘッド(2)がドラム(1)の他端側に到達した後は、
ドラム(1)から表面材(5)の最上層をミシン目から
破れば、表面材(5)を使いつくすまで何回でも揮散を
行うことができる。
発明の効果 本発明においては、ドラム(1)の回転により、ヘッド
(2)接触部位または近接部位には次々に新しい薬剤が
供給されることになるので、作動開始後の時間の経過に
かかわらず、常に一定して薬剤が揮散される。
薬剤が加熱揮散タイプのものの混合物であるような場合
にも、ヘッド(2)近くの表面材(5)表面は常に一定
の温度分布にあるので、その温度分布に従った薬剤が揮
散され、従来の電気蚊取器のような過熱に基く揮散物質
の変動がない。
まな表面材(5)の面積や厚さ、表面材(5)への薬剤
の補給、ドラム(1)の回転速度、ヘッド(2)の移動
速度、ヘッド(2)と表面材(5)間の距離、表面材(
5)のドラム(1)への巻き付は方などの条件を選択す
ることにより、あるいは通出な制御手段で経時的に回転
速度や揮散抑制解除手段の条件を変更することにより、
薬剤の揮散速度、揮散量は任意に変更することができ、
長時間にわたる薬剤の揮散を図ることもできる。
表面材(5)が裏返し可能な場合は、片面の薬剤が揮散
しつくされた後、表面材(5)を反転してさらに同様の
操作を行うことができる。
表面材(5)がドラム(1)に多重に巻き付けである場
合には、最上層の薬剤が揮散しつくされた後、表面材(
5)の最上層を除去し、さらに同様の操作を行うことが
できる。
タイマーを設置すれば、連続または間けり揮散、設定時
刻における自動的な揮散開始および終了も可能になる。
表面材(5)に対する薬剤の担持は、1種類の薬剤また
は混合薬剤を表面材(5)の全面にわたり担持させる場
合だけでなく、2種類以上の薬剤を区画を異にして担持
させることができる。
このようにすれば、時間の経過と共に機能の異なる薬剤
を揮散させることができる。後の薬剤が前の薬剤に作用
を及ぼすような連続的な使用(たとえば、まずホルマリ
ンで書庫内を殺菌し、ついでアンモニアでホルマリンを
捕捉し、最後に消臭剤でアンモニアを捕捉するというよ
うな連鎖的な使用)も可能である。
また、ドラム(1)の回転中にヘッド(2)を他の薬剤
を担持させた個所に移動させたり、ヘッド(2)を複数
個設ければ、2種類以上の薬剤を同時にあるいは相前後
して揮散させることにより調合することができる。この
ような使い方は、特に薬剤として高級香料あるいはアロ
マテラピー用香料を用いた場合、雰囲気あるいは治療目
的に合う調合香料とすることができる点で有利である。
本発明の装置は、上述のようなすぐれた作用効果に加え
て、顧客の注目を引く目新しさも備えており、商品価値
の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一例を示した断面図、第2図は
その要部の径方向模式断面図である。 第3図は本発明の装置の他の一例を示した要部の径方向
模式断面図である。 第4図は本発明の装置のうちドラム(1)および表面材
(5)の部分の例を示した斜視図である。 (1)・・・ドラム、(1a)・・・回転軸、(2)・
・・ヘッド、(3)・・・ドラム回転機構、(3a)・
・・モーター、(4)・・・ヘッド誘導機構、(4a)
・・・ネジ山付きのロッド、(4b)・・・断面四角形
のガイド、(5)・・・表面材、(8a)  、 (f
ib)・・・軸受け、(7)・・・ケース、(8)・・
・駆動ロール、a、b、C・・・塗布ゾーン 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、常温または加熱下に揮散する薬剤がその揮散を抑制
    された状態にて担持されている表面材(5)を被覆した
    ドラム(1)、該ドラム(1)上の表面材(5)に担持
    されている薬剤の揮散抑制状態を熱的、物理的または化
    学的手段により解除するためのヘッド(2)、上記ドラ
    ム(1)を回転させるためのドラム回転機構(3)、お
    よび上記ヘッド(2)を上記ドラム(1)の軸方向に誘
    導するためのヘッド誘導機構(4)から構成されてなる
    回転ドラム型薬剤揮散装置。 2、薬剤が、消臭剤、香料、抗微生物剤、防・殺虫剤、
    清涼剤、誘引剤、忌避剤、防錆剤、鮮度保持剤、経呼吸
    器・経皮・経粘膜吸収性医薬および臨場効果臭よりなる
    群から選ばれた薬剤である特許請求の範囲第1項記載の
    装置。
JP62024224A 1987-02-04 1987-02-04 回転ドラム型薬剤揮散装置 Granted JPS63192445A (ja)

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JP62024224A JPS63192445A (ja) 1987-02-04 1987-02-04 回転ドラム型薬剤揮散装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6078728A (en) * 1998-06-22 2000-06-20 S. C. Johnson & Son, Inc. Volatile carrier for use with a heating device
JP2006055254A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機

Citations (1)

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JPS59174160A (ja) * 1983-03-21 1984-10-02 ドナルド・スペクタ− デイスクプレ−イング芳香発生器

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