JPS6111204Y2 - - Google Patents

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JPS6111204Y2
JPS6111204Y2 JP1982198762U JP19876282U JPS6111204Y2 JP S6111204 Y2 JPS6111204 Y2 JP S6111204Y2 JP 1982198762 U JP1982198762 U JP 1982198762U JP 19876282 U JP19876282 U JP 19876282U JP S6111204 Y2 JPS6111204 Y2 JP S6111204Y2
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JP
Japan
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tape
impregnated
active ingredient
insecticide
heat
Prior art date
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JP1982198762U
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English (en)
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JPS59103701U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は蚊などを殺虫するために使用する加熱
揮散殺虫剤用テープに関する。
従来より、蚊の殺虫駆除を目的として、蚊取線
香や電子蚊取器マツトが広く使用されているが、
蚊取線香は火事の心配があり、また電子蚊取器マ
ツトは蚊取線香に比べて有効成分の単位時間当り
の揮散量が一定でない。更に、両者共有効使用時
間が7〜12時間と比較的短かいものであつた。
このため、上記欠点を改良するものとして、加
熱揮散殺虫剤用テープが提供されている(特公昭
39−16073号,実公昭40−19950号,特開昭53−
98275号等)。これは、紙、布、不織布等のテープ
に加熱により揮散する有効成分を含む殺虫薬液を
含浸させ、このテープを一定速度で走行させると
共に、所定位置にヒーターを配置し、テープがヒ
ーター上を通過する際にテープに含浸させた有効
成分を揮散させるものであり、長時間の使用が可
能なものである。
しかしながら、従来の加熱揮散殺虫剤用テープ
は、加熱揮散使用時においてテープのヒーターに
よつて加熱されている部分に未使用部分(未加熱
部分)からそこに含浸されている殺虫薬液が毛細
管現象により移動し、このため未使用部分の含浸
殺虫薬液量がその加熱前に減少してしまうという
問題がある。また、不使用時においても、テープ
の未使用部分の含浸殺虫薬液が毛細管現象により
既使用部分(ヒータにより加熱された殺虫薬液揮
散済の部分)に移動する。従つて、このようにテ
ープの未使用部分の含浸殺虫薬液量が減少するの
で、この部分を加熱したときに予定量の有効成分
が揮散されず。殺虫効果が低下すると共に、既使
用部分に移動した殺虫薬液はもはや使用されない
ので薬液のロスが生じることになり、実用化の上
で非常に大きな問題を有していた。
本考案は上記事情を改善するためになされたも
ので、使用時におけるテープの加熱部分、不使用
時におけるテープの既使用部分への未使用部分か
らの殺虫薬液の移動を防止し得、このため未使用
部分の含浸殺虫薬液量の減少がなく、常に予定量
の有効成分を加熱揮散させることができて、殺虫
効果を確実に発揮させることができ、また殺虫薬
液のロスをなくすこともできる加熱揮散殺虫剤用
テープを提供することを目的とする。
即ち、本考案は上記目的を達成するため、加熱
することによりテープ本体に含浸された殺虫有効
成分が揮散し蚊などを殺虫する加熱揮散殺虫剤用
テープにおいて、前記テープ本体の長さ方向に沿
つて所定間隔毎に複数個の有効成分非含浸部を形
成して、、有効成分含浸部と有効成分非含浸部と
を交互に設けたものである。
以下、本考案の一実施例につき図面を参照して
説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る加熱揮散殺虫
剤用テープ1を示すもので、このテープ1は、テ
ープ本体2にその長さ方向に沿つて有効成分含浸
部3と有効成分非含浸部4とを交互に形成したも
のである。この非含浸部4はいずれもテープ本体
2の幅方向一端から他端にかけて連続して形成さ
れ、これにより含浸部3が互に分断されている。
また、非含浸部4はテープ本体2の長さ方向に沿
つて互にほぼ等間隔ずつ離間して形成されてい
る。
ここで、前記有効成分非含浸部4は、例えばテ
ープ本体2が紙テープ等の含浸可能な材質にて形
成されている場合、適宜な合成樹脂(耐熱性で、
使用時の加熱温度では溶融するなどのことがない
ポリプロピレン、ナイロン等が好適に使用され得
る)を一定幅に含浸、固化させることにより形成
し得、また不織布テープ等の熱溶融可能な材質に
て形成されている場合はその一部を熱溶融するこ
とにより形成し得、その後合成樹脂を含浸してい
ない部分或いは非熱溶融部分に滴下、塗布、薬液
中への浸漬などの方法によつて加熱により揮散す
るピレスロイド系殺虫有効成分等の有効成分を含
む薬液を含浸し、これにより含浸部3を形成する
ことによつてテープ1を形成することができる。
更に、テープ本体2としてセロフアン等の薬液が
含浸され難いテープを使用し、これに有効成分を
含む薬液を含浸させたシート体を互に所定間隔離
間させて接着し、これら有効成分含浸シート体部
分を含浸部3とし、シート体未接着の生地のシー
ト部分を非含浸部4として構成することにより、
テープ1を形成することもできる。
なお、テープ本体2或いは前記シート体は紙、
布、不織布等のように薄くて、有効成分を含む薬
液が含浸し易いものが好ましい。勿論、加熱する
のである程度耐熱性である必要があるが、加熱温
度は揮散させる有効成分により決定される。この
ような薬液の含浸し易い材質のものは、上述した
ように薬液を滴下、塗布し、或いは薬液中に浸漬
するなどの方法により含浸できるが、その後毛細
管現象により各含浸部3において薬液が全体的に
均一になるので望ましいものである。
なおまた、テープ本体2の幅や含浸部3の大き
さは、有効成分の性質やヒーターの大きさ等によ
り適宜選択できる。また、非含浸部は実際上有効
成分含浸部3間の有効成分の移動を防止し得る最
小幅でよい。一般には、含浸部3の幅Wは2〜10
mm,非含浸部7の幅Wは0.5〜5mmに形成し得
る。
上述したテープ1は、例えば第2図に示す如き
加熱揮散装置を用いて使用される。即ち、第2図
中5は箱型の装置本体で、その一部に開口部6が
形成され、この開口部6の下側にヒーター7が配
設されている。テープ1は、繰出しロール8に巻
けれて保持されており、モーター(図示せず)と
連結された駆動ロール9の回転駆動により、この
駆動ロール9とピンチロール10との間に挾持さ
れて前記ヒーター7の直上を通つて図中矢印方向
に所定速度で走行し、巻取りロール11に巻取ら
れるものである。なお、図中12は位置決めロー
ルである。
ここで、テープ1がヒータ7の直上を通過する
際、ヒーター7からの熱によつてテープ1の含浸
部3に含浸されている有効成分が揮散し、開口部
6から室内などに流れて殺虫効果を発揮するもの
であるが、テープ1には有効成分非含浸部4が形
成されているので、このようなテープ1に対する
加熱使用時において、ヒーター7によるテープ1
への加熱部分1aに未使用部分(未加熱部分)1
bからその含浸部3に含浸されている有効成分が
毛細管現象により移動することが防止される。即
ち、第3図はこれを示すもので、加熱部分1aの
含浸部3aに未使用部分1bの含浸部3bから有
効成分が移動しようとしても、これら含浸部3
a,3b間に非含浸部4が形成されているので、
その移動が防止されるものである。
また、テープ1の不使用時において、テープ1
の未使用部分1bの含浸部3に含浸されている有
効成分が既使用部分(既加熱部分)1cに移動す
ることも非含浸部4の形成により同様に防止され
るものである。
なお、上記実施例では非含浸部4を細帯状に形
成したが、非含浸部4の形状は特に制限されな
い。また、上記実施例では殺虫用テープとして構
成したが、害虫忌避剤用テープ、室内芳香剤用テ
ープ等として構成することもでき、その他の構成
についても本考案の要旨の範囲内で種々変更可能
である。
以上説明したように、本考案は加熱することに
よりテープ本体に含浸された殺虫有効成分が揮散
して蚊などの殺虫する加熱揮散殺虫剤用テープに
おいて、前記テープ本体の長さ方向に沿つて所定
間隔毎に複数個の有効成分非含浸部を形成して、
有効成分含浸部と有効成分非含浸部と有効成分非
含浸部とを交互に設けたことにより、使用時にお
いてテープの未使用部分から加熱部分に有効成分
が移動することが確実に防止されると共に、不使
用時においてテープの未使用部分から既使用部分
に有効成分が移動することも確実に防止され、こ
のためテープの未使用部分における有効成分の減
少がなく、有効成分のロスがなくなつて常に一定
量の有効成分を加熱揮散させることができ、その
効果を有効に発揮させることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部省略平面
図、第2図は加熱揮散装置の一例を示す概略側面
断面図、第3図は加熱中のテープの一状態を示す
一部省略平面図である。 1……加熱揮散殺虫剤用テープ、2……テープ
本体、3……有効成分含浸部、4……有効成分非
含浸部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 加熱することによりテープ本体に含浸された
    殺虫有効成分が揮散して蚊などを殺虫する加熱
    揮散殺虫剤用テープにおいて、前記テープ本体
    の長さ方向に沿つて所定間隔毎に複数個の有効
    成分非含浸部を形成して、有効成分含浸部と有
    効成分非含浸部とを交互に設けたことを特徴と
    する加熱揮散殺虫剤用テープ。 2 各有効成分非含浸部をそれぞれテープ本体の
    幅方向一端部から他端部にかけて連続して形成
    した実用新案登録請求の範囲第1項記載のテー
    プ。
JP19876282U 1982-12-29 1982-12-29 加熱揮散殺虫剤用テ−プ Granted JPS59103701U (ja)

Priority Applications (1)

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JP19876282U JPS59103701U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 加熱揮散殺虫剤用テ−プ

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JP19876282U JPS59103701U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 加熱揮散殺虫剤用テ−プ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59103701U JPS59103701U (ja) 1984-07-12
JPS6111204Y2 true JPS6111204Y2 (ja) 1986-04-09

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ID=30424324

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JP19876282U Granted JPS59103701U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 加熱揮散殺虫剤用テ−プ

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5151884A (ja) * 1974-10-30 1976-05-07 Parusu Giken Kk Ryujobutsukeisukyokyusochi
JPS56145201A (en) * 1980-03-21 1981-11-11 Eauitsuku Ag Insecticidal vapor releasing body
JPS58225001A (ja) * 1982-06-22 1983-12-27 Masayuki Takamori 駆虫剤や芳香剤の加熱気化用テ−プ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5151884A (ja) * 1974-10-30 1976-05-07 Parusu Giken Kk Ryujobutsukeisukyokyusochi
JPS56145201A (en) * 1980-03-21 1981-11-11 Eauitsuku Ag Insecticidal vapor releasing body
JPS58225001A (ja) * 1982-06-22 1983-12-27 Masayuki Takamori 駆虫剤や芳香剤の加熱気化用テ−プ

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JPS59103701U (ja) 1984-07-12

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