JPS63211202A - 加熱蒸散殺虫方法 - Google Patents

加熱蒸散殺虫方法

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JPS63211202A
JPS63211202A JP62043052A JP4305287A JPS63211202A JP S63211202 A JPS63211202 A JP S63211202A JP 62043052 A JP62043052 A JP 62043052A JP 4305287 A JP4305287 A JP 4305287A JP S63211202 A JPS63211202 A JP S63211202A
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JP
Japan
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insecticidal
insecticide
synergist
heating
evaporation
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JP62043052A
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Inventor
Yukinobu Yamamoto
山本 志延
Koji Takei
康治 武井
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FUMAKIRAA KK
Fumakilla Ltd
Original Assignee
FUMAKIRAA KK
Fumakilla Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、加熱蒸散殺虫方法に関し、さらに移送させ、
順次発熱体で直接又は間接的に帯状体を加熱して殺虫薬
剤馨加熱蒸散する殺虫方法に関する。
〔従来の技術〕
加熱により揮散する薬剤を含浸させた帯状体(テープ)
Y連続的に又は断続的に移送させ、発熱体を通過する際
九順次直接的又は間接的に加熱して薬剤を蒸散させる方
式及びミニは古くから知られている(特公昭39−18
073号、実公昭40−19950号、実公昭42−5
017号、実公昭48−26931号、実公昭49−3
1670号、実公昭51−51884号、実開昭60−
7772号、実公昭61−11204号等)。
このような加熱蒸散方式の基本的な一構成例を図面に示
す。図中、1は加熱揮散性薬剤を含浸・保持する帯状体
であり、これは繰出しロール2に巻層して保持されてお
り、モーターと連結された駆動ロール40回転駆動によ
り、この駆動ロール4とビンチロール5との間に挾持さ
れで所安凍摩でfi送丸れ−巻取ロール^f嘉キ取られ
るが、帯状体1がヒーター等の発熱体3を通過する際に
加熱され、薬剤が蒸散される。
このような加熱蒸散方式に用いられる帯状体としては、
一般に薬剤溶液を紙、布、不織布等のテープに含浸させ
たものが用いられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
加熱蒸散殺虫方式としては、前記のような方式の他にマ
ット型式の蚊取器がよく知られている。従来のマット型
式の蚊取器においては、単にマットに殺虫剤のみを含M
せしめた場合、例えばピナミンフォルテをマットに含臂
せしめて高温に加熱した場合、およそ5時間程度で殆ん
ど揮散してしまい、長時間殺虫効力を持続することがで
きなかった(後掲試験例2&1参照)。
このため、揮散調整剤、揮散抑制剤などの薬剤、例えば
グリコール類、脂肪酸エステル類、高級アルコール類な
どを添加することにより、揮散量の安定化、揮散時間の
延長化などが図られている。さらに、一部の共力剤例え
ばピベロエルプトキサイドの添加によっても、同様の揮
散抑制効果が発現することが本発明者らの実験において
も確認されている。
一般に、共力剤は殺虫効力の増強を目的として添加され
るものであり、事実、微を滴下試験においては共力剤の
添加により殺虫効力は増強される。このことを試験例を
以て示す。
試験例1 微量滴下試験によりd−アレスリンに対するピペロニル
プトキサイドの添加割合による殺虫効力増強の効力比を
求めた。
微量滴下試験: d−7レスリンとビベロニルブトキサイド乞表−IK示
すような所定の配合比として、d−アレスリン各種濃度
のア七トン溶液を作り、マイクロシリンジにてアカイエ
カ雌成虫70匹にそれぞれ各濃度で0.77μtづつ滴
下し、1日後に5ONが死亡するd−アレスリン濃度を
求めた。効力比は、d−アレスリン単独使用時のLD、
。のd−アレスリン一度(LD50値)に対するビベロ
ニルプトキサイド添加の場合のLD5゜値の割合で表わ
した。結果を表−1に示す。
上記結果から明らかなように、微量滴下試験においては
共力剤の添加により殺虫効力増強の加熱蒸散殺虫方式に
おいては、共力剤の添加によって揮散抑制効果は示すも
のの、共力剤自身が十分量揮散しないため所期の効果が
得られ難い。このことを試験例を以て示す。
試験例2 ピナミンフォルテを単独で又はビペロニルプトキサイド
と共に表−2に示す菫で適当着のヘキサンに溶解し、3
5X22X2Jsmのマットに塗布後、ヘキサンを乾燥
除去した。得られた各マットを表面温度170℃に設定
された発熱体を有する市販蚊取器に設置した。蚊取器に
通電し、通電開始2.5.8.11時間目の単位時間薬
剤揮散′fを測定した。その結果を表−2に示す。
なお、単位時間薬剤揮散量は、各サンプルの揮散蒸気χ
一定時間連続してシリカゲル充填カラムに吸収吸層させ
た後、クロロホルムで抽出、m縮径ガスクロマトグラフ
で定量分析し、このようにして得られた値の総和を緒揮
散時間で除+   J−km +A:IL L I  
 J−表−2 上記の結果から明らかなように、共力剤の添加によって
揮散抑制効果は示すものの、共力剤自身が十分量揮散せ
ず、また殺虫成分と共力剤の揮散比率に変動が認められ
、長時間安定して十分な殺虫効力kA揮することができ
ないなどの問題点’kNL、ていた。
このようなマット型式の欠点を補う方法の1つとして、
前記したようなテープ式連続駆動加熱蒸散器が種々考案
されている。しかし、いずれも殺虫剤のみを加熱蒸散さ
せることを目的としており、共力剤を積極的に添加する
ということは提案されていない。これは、このようなテ
ープ式加熱蒸散殺虫方法の場合、発熱体上をゆっくり移
動している間に殺虫剤を強制的に蒸散させればよく、マ
ット型式に比べて殺虫剤が安定して加熱蒸散するため、
比較的に殺虫効力が良好であり、その必要性が低いため
である。また、共力剤等を添加した場合、前記のように
揮散抑制効果が働き、殺虫成分自身の揮散が減少して効
力不足が発生し易く、また共力剤も十分に揮散せず殺虫
効力増強効果が期待できないと考えられていたためであ
る。
マット型式の加熱蒸散殺虫方法の場合、例えば電気蚊取
器の場合、通常就寝中約8時間の長時間に亘っての殺蚊
な目的としているため、ある程度殺虫効力の低下が生じ
ても、一枚のマットで長時間に亘って殺虫成分を揮散さ
せることが1要となる。一方、テープ式加熱蒸散殺虫方
法においては、上記のような使用目的にも適用されるが
、キャンプ、野外作業などにおいて、テープを一定長さ
だけ駆濁させて短時間だけ殺虫効果を得る目的にも使用
される。このような目的で使用する場合には、短時間の
加熱によっても十分な殺虫効果を得ることが必要となる
ところが、従来のテープ式加熱蒸散殺虫方法では、この
ような使用目的に適用するには殺虫効力が不充分である
従って、本発明の目的は、長時間揮散及び短時間揮散の
いずれの使用目的にも適合し、しかも安定した揮散で極
めて高い殺虫効果を発揮する加熱蒸散殺虫方法を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本兄明の加熱蒸散殺虫方法は、前記目的を達成するため
、殺虫薬剤な含浸・保持する帯状体を移送させ、順次兄
熱体で直接又は間接的に帯状体を加熱して殺虫薬剤を加
熱蒸散する殺虫方式において、上記帯状体として、ピレ
スロイド系殺虫剤と共力剤と’k I : 0.1〜1
:6の比率で含市゛する殺虫薬剤を含浸・保持する帯状
体を用いると共に、帯状体を表面温度130〜180℃
となるように加熱することヲ特徴とするものである。
〔発明の作用及び態様〕
上記のように、殺虫薬剤としてピレスロイド系殺虫剤と
共に共力剤、特にビベロニルブトキサイドを併用し、し
かもこのような殺虫薬剤を含浸・保持する帯状体を特定
の表面温度となるように加熱することにより、驚くべき
ことに、従来の殺虫マットの加熱蒸散における結果(前
掲表−2参照)から予測されるものとは全く異なり、ピ
レスロイド系殺虫剤単独で用いた場合よりも共力剤を併
用した方がピレスロイド系殺虫剤自体の単位時間当りの
揮散tytが増大し、しかも殆んど定濾的に揮散し、ま
た共力剤自体の揮散輩も多く、しかも安定している、と
いうことが見い出された。このことを試験例を以て示す
試験例3 表−3に示す処方の薬剤を適当量のヘキサン忙溶解し、
幅6fl、長さ1203、厚み011mの帯状体に塗布
後、ヘキサンを乾燥除去した。次いで、IOX30m+
の放熱板をイする発熱体に上記帯状体を密接させ、帯状
体の表面温度を180℃に設定し、l0as/hrの速
度で帯状体を順次駆動させ、そのときの単位時間当りの
薬剤揮散量音測定した。その結果を表−3に示す。なお
、参考のために表−2に示した殺虫マットについての単
位時間薬剤揮散量も併せて示す。
表−3 上記表−3に示されるように、本発明の方法によれば、
ピレスロイド系殺虫剤及び共力剤共に単位時間当り充分
な揮散i2示し、しかもそれが長時間に亘って安定して
いる。従って、長時間加熱及び短時間加熱のいずれの使
用目的にも適用でき、極めて高い殺虫効果を発揮できる
本発明で用いられる殺虫剤としては、従来より用いられ
ている各種揮散性殺虫剤を用いることができるが、一般
に安全性が高いことからピレスロイド系殺虫剤が好適に
用いられ、例えば以下の如き殺虫剤である。
o 3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−
4−オン−1−イル dt  −シス/トランスークリ
サンテマート(一般名アレスリン二商品名ピナミン:住
友化学工業株式会社製)03−アリル−2−メチルシク
ロペンタ−2−ニンー4−オン−1−イル d −シス
/トランスークリサンテマート(商品名ビナミ/フォル
テ:住友化学工業株式会社製) ott−3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エ
ン−4−オン−1−イルd  −)ランスークリサンテ
マート(商品名エキスリン:住友化学工業株式会社製) o 3−アリ/I/−2−メチルシクロベンター2−エ
ン−4−オンー1−イルd  −)ランスークリサンテ
マート(一般名パイオアレスリン)02−メチル−4−
オキソ−3−(2−プロピニル)シクロペンタ−2−エ
ニルークリサンテマート o  N−(3,4,5,6−チトラヒドロフタリミド
)−メチルdt−シス/トランスークリサンテマート(
一般名フタルスリン:商品名ネオピナミン:住友化学工
業株式会社製)o 5−ベンジル−3−フリルメチルc
t  −Vス/トランスークリサンテマート(−設合し
スメトリン:商品名りリスロンフォルテ:住友化学工業
株式会社H) o5−(2−プロパルギル)−3−フリルメチル クリ
サンテマート(一般名フラメトリン)o 3−フェノキ
シベンジ/17 2,2−ジメチ1−3−<2’、7−
’)クロロ)ビニルシクロプロパン カルボキシレート
(−絞合ベルメトリン:商品名エクスミン:住友化学工
業株式会社製) o 3−フェノキシベンジルd −シス/トランスーク
リサンテマート(−設合フエツトリン:商品名スミスリ
ン:住友化学工業株式会社製)0 α−シアノフェノキ
シペンジル イソプロビル−4−クロロフエニルア。セ
テート(−設合フエンバレレート:商品名スミサイジン
、住友化学工業株式会社製) o  (8)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(
1ル、シス)−3−(2,2−ジクロロビニy)−2,
2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(一般名
サイペルメトリンf)o  (R,S)−α−シアノ−
3−フェノキシベンジル (IR,+8)−シス/トラ
ンス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメ
チルシクロブロバンカルボキシレー)(一般名サイペル
メトリン) 0 α−シアノ−3−フェノキシベンジルd−シス/ト
ランスークリサンテマー)(−設合サイフエノトリ/) o 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル シス
/トランスークリサンテマート(−設合ベーパスリン) o 3−アリル−2−メチル−シクロペンター2−エン
−4−オン−1−イル−2,2,3゜3−テトラメチル
シクロプロパンカルボキシレート(−設合テラレスリン
) ol−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2
,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト ol−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2
−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプ
ロパン−1−カルボキシレート o〔(ペンタフルオロフェニル)−メチル〕−IR,3
几−3−(2,2−ジクロロエチニル)−2、2−シメ
チルーシ夛ロプロパンカルボキシレート(−設合フエン
フルスリン)o(S)−2−メチル−4−オキソ−3−
(2−フロビニル)シクロペンタ−2−エニル(IR)
−シス、トランス クリサンテマー)(−設合プツレス
リン) 共力剤としては、例えばα−C2−(2−ブトキシエト
キシ)エトキシ) −4,5−メチレンジオキシ−2−
プロピルトルエン(略称ピペロニルプトキサイド)、オ
クタクロロシクロビルエーテル(略称S −421)、
N−(2−エチルヘキシル)−ビシクロ−(2,2t 
+ 〕−〕ヘプトー5−二ンー2,3−ジカルボキシイ
ミド略称MGK−264)、N−(2−エチルヘキシル
)−1−1ソブロピル−4−メチルビシクロ−(2,2
,2)−オクト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド(略称サイネピリン−500)、イソボルニルチオシ
アノアセテート(略称IBTA)などが使用できるが、
特にピベロニルブトキサイドが好ましい。
その他、その特性を損なわない範囲で、必要に応じて酸
化防止剤、顔料、色素、香料、あるいはパラフィン類、
エステル類、グリコール類等の増量剤など、他の添加剤
を配合してもよい。
酸化防止剤としては、例えば2,6−シーt−プチルー
4−メチルフェノール(BHT)、3−t−ブチル−4
−ヒドロキシフニルール(BHA)、2,2′−メチレ
ンビス(4−エチル−6−1−ブチルフェノール)、2
,2′−メチレンビス(4−メチル−6−1−7’チル
フエノール)、4,4′−ブチリデンビス(5−メチル
−6−1−ブチルフェノール)、4,4′−メチレンビ
ス(2−メチル−6−1−ブチルフェノール)、4,4
′−チオビス(3−メチル−6−1−ブチルフェノール
)、4 、4’−)fVンヒスC2,6−t−7’fル
フエノール)、ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ;tネート、I
 、 3 。
5−トリメチル−2,4,6−)リス(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシベンジルベ4−ヒドロキシ−
5−t−ブチル)ブタン、テトラキス〔メチレン(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシシンナメート)〕
メタン、シラクリルチオジプロピオネート、ジステアリ
ルチオジプロピオネート等の酸化防止剤が使用でき、こ
れらを適愉加えることによってさらKffi的安定性及
び経時的安定性を向上させることができる。
帯状体としては、使用加熱温度に耐えうる材質のもので
あれば使用でき、例えばバルブ、リンター、レーヨン、
ポリエステル等の高分子樹脂フィルム、麻、合成紙、布
(不織布を含む)、紙などのテープ状物、ひも状物であ
り、その幅及び厚みは使用目的に応じて任意に設計でき
るが、好ましい幅は3〜50鴫である。
前記殺虫薬剤を帯状体に含浸・保持させる処理方法とし
ては、従来公知の各種方法が採用でき、例えば共力剤そ
の他の添加剤を液状殺虫剤に混合したものを直接帯状体
に塗布したり、帯体に他の成分をすき込んだり、あるい
はアルコール類、炭化水素類などの溶剤に溶かし、これ
に帯状体を浸漬したり又は帯状体に塗布し、必要に応じ
て溶剤を乾燥除去するなど、任意の方法が採用できる。
また、帯状体への薬剤の含浸・保持量も、使用目的に応
じて適宜の範囲に設定できる。
本発明の加熱蒸散用帯状体は、従来公知の各抽加熱蒸散
装置に用いることができるが、一般九走行速度1〜20
 cyx/ hrに設定することが好ましい。また、発
熱体の温度は、後述する実施例14から明らかなように
、殺虫薬剤の単位時間当りの高い揮散率を得るために、
帯状体の表面温度が130〜180℃となるように設定
する必要がある。
帯状体の加熱様式としては、帯状体を発熱体と密層させ
て直接加熱する様式の外、一定の間隔を置いて熱輻射、
熱対流等による間接加熱様式も採用できる。発熱体とし
てはセラミック発熱素子、抵抗Mj%素子等を用いるこ
とができ、具体的にはPTC(正特性サーミスター)、
ニクロム線、タングステンランプ等がある。
〔実施例〕
以下、実施例を示して本発明について具体的Ki明する
実施例1〜7及び比較例1〜2 表−4に示す殺虫剤、共力剤を用い、各々についてBH
’i”20qを加え、これを適当量のヘキサンに溶解し
、幅4m、長さ24051.厚み0.06箇の帯状体に
塗布後、ヘキサンを乾燥除去した。
得られた各帯状体を48X20mの放熱板を肩する表面
温度180℃に設定した発熱体に上記帯状体を密接した
状態で、20 cM/ hrの速度で帯状体を順次駆動
させる加熱蒸散器に設置した。
各帯状体について、シリンダー燻蒸法によりアカイエカ
雌成虫の244時間目致死率を測定した。すなわち、内
径203、縄さ50mのガラスシリンダー内にアカイエ
カ雌成虫20匹を放飼し、加熱1時間目の蒸散中の帯状
体を設置した蒸散器を2分間シリンダー内に入れ、ノッ
クダウン後のアカイエカY’[り出し、24時間後の致
死数を調べた。これを各帯状体当り5回繰り返し、全死
亡数を全放飼数で除したものを致死率とした。結果を表
−4に示す。
表−4 上記結果から明らかなように、共力剤(ビペロニルプト
キサイド)が添加されていない場合共力剤の配合比率が
+ : O,OSの場合(比較例2)には致死率は90
X以下である。これに対して、本発明に従って殺虫剤と
共力剤の配合比がに0.1(実施例1)〜1:6(実施
例7)の範囲にある場合、致死率は98〜lOO%であ
り、極く短時間(2分間)の蒸散によっても極めて高い
殺虫効果が得られる。
実施例8〜13 表−5に示す各櫨殺虫剤及び共力剤を用い、各々につい
てBHT20岬、パラフィン40qを加えて溶解し、幅
8m、長さ36国、厚み0.2■の帯状体に塗布、含浸
させた。
得られた各帯状体を加熱蒸散器に設置し、12X 30
 vmの放熱板を市する表rfI温度+go℃に設定し
た発熱体に上記帯状体を密接させた状態で、351/ 
h rの速度で帯状体を順次駆動させ、そのときの各殺
虫剤及び共力剤の単位時間当りの揮散fl(前記試験例
2で示した測定方法と同じ)を求めた。その結果”kf
i−5に示す。
表−5 上記結果から明らかなように、各檀ピレスロイド系殺虫
剤及び共力剤について、それぞれの配合量に対応して殺
虫剤及び共力剤共に充分な単位時間揮散量が得られる。
実施例14及び比較例3 表−6に示す各処方の殺虫薬剤を適当量のへキサンに溶
解し、この各溶液を幅10鱈、長さ480m、厚さO−
15wmの帯状体に塗布した後、ヘキサンを乾燥除去し
た。
得られた各帯状体を、15X30ms+の放熱板をMす
る各種温度の発熱体に密接した状態で、帯状体表面温度
を表−6に示す如く設定して4tax/ hrの速度で
順次駆動させ、薬剤の揮散率を求めた。その結果を表−
6に示す。
なお、揮散率は下記の式より算出した 単位時間当りの仕込t:単位時間内に走行する帯状体に
仕込まれている薬剤量 単位時間当りの揮散−m:前記試験例2で示した測定方
法と同じ 表−6 上記結果から明らかなように、帯状体表面温度130〜
180℃忙おいて高い揮散率が得られる。
また、105℃の比較的低温においては、共力剤を加え
た場合に比べてピレスロイド系殺虫剤単独の場合(比較
例3)の方が揮散率は高いが、130〜lBO℃におい
ては共力剤を併用した方が揮散率は高くなり、非常に特
異的な現象を示す。
本発明は、このような現象を有効に利用したものである
ということができる。
〔発明の効果〕
以上のように、本祐明の加熱蒸散殺虫方法は、ピレスロ
イド系殺虫剤と共力剤とヲ1:0・1〜1:6の比率で
含有する殺虫薬剤な含浸・保持する帯状体を用いると共
に、帯状体を表面温度130〜180℃となるように加
熱するものであるため、従来の殺虫マットの加熱蒸散に
おける結果から予測されるものとは全く異なり、またピ
レスロイド系殺虫剤単独で用いた場合に得られる結果と
も異なり、ピレスロイド系殺虫剤自体+−m WIm1
1+1 +17 k )+ 111 x=−111上−
J鉱Kn4=的に殆んど定量的に揮散すると共に、共力
剤自体の揮散鷲も多く、しかも長時間に亘って安定して
いる。従って、ピレスロイド系殺虫剤及び共力剤を安定
して設定量揮散でき、殺虫効果が極めて高く、長時間加
熱及び短時間加熱のいずれの使用目的にも適用できる。
また、特に共力剤としてビペロニルプトキサイドを用い
た場合には、熱分解防止効果があり、揮散抑制効果以上
の揮散単向上効果があり、特tこ有利である。
【図面の簡単な説明】
図面は薬剤含浸帯状体を用いた加熱蒸散方式の基本的な
一構成例を示す説明図である。 1・・・帯状体、2・・・縁出しロール、3・・・発熱
体、6・・・巻取ロール。 出願人  フマ″キラー株式会社 代理人  升埋士 米 原 正 章 f理+醇本 忠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)殺虫薬剤を含浸・保持する帯状体を移送させ、順
    次発熱体で直接又は間接的に帯状体を加熱して殺虫薬剤
    を加熱蒸散する殺虫方式において、上記帯状体として、
    ピレスロイド系殺虫剤と共力剤とを1:0.1〜1:6
    の比率で含有する殺虫薬剤を含浸・保持する帯状体を用
    いると共に、帯状体を表面温度130〜180℃となる
    ように加熱することを特徴とする加熱蒸散殺虫方法。
  2. (2)共力剤としてピペロニルプトキサイドを用いるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の加熱蒸散
    殺虫方法。
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