JPS63190708A - 廃酸中和用水酸化マグネシウムの製造方法 - Google Patents

廃酸中和用水酸化マグネシウムの製造方法

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JPS63190708A
JPS63190708A JP2041087A JP2041087A JPS63190708A JP S63190708 A JPS63190708 A JP S63190708A JP 2041087 A JP2041087 A JP 2041087A JP 2041087 A JP2041087 A JP 2041087A JP S63190708 A JPS63190708 A JP S63190708A
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JP
Japan
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magnesium hydroxide
water
mgo
neutralizing
magnesium
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Pending
Application number
JP2041087A
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English (en)
Inventor
Akira Seki
明 関
Kuniaki Tada
多田 邦明
Yoshio Aso
阿曽 良雄
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JFE Mineral Co Ltd
Original Assignee
Kawatetsu Mining Co Ltd
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  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は廃酸中和用、すなわち各種化学工業等において
生産に伴なって発生する廃酸の中和剤として使用するた
めの水酸化マグネシウムの製造方法に関するものである
いわゆる中和剤とは、硫酸、塩酸、硝酸等工業的に製造
にあずかった後、不用となったものなpH7付近の中性
にするための処理剤である。また、廃ガスとして発生す
、る亜硫酸ガス、塩化窒素ガス、塩素ガス等の中和もこ
れに含まれる。
[従来の技術] 従来中和剤として一般的には、消石灰(水酸化カルシウ
ム)、水酸化ナトリウム、水酸化マグネシウム、水酸化
アンモニウム等が使用され、これらのうち消石灰が最も
多量に用いられているか、石灰系の塩は難溶性のものが
多い0例えば、中和によって得られるものが石膏の場合
のように利用できる形で得られる場合には、消石灰は良
好な中和剤であるが、中和しようとする酸によっては、
用途的に価値のないものもあり、投棄を余儀なくされる
場合が多い。
このような場合、石灰系では投棄量が多くなるため、水
酸化ナトリウムや水酸化マグネシウムが使用される。ナ
トリウム塩やマグネシウム塩はカルシウム塩に比べ易溶
性であるため、中和後そのまま排水が可能であり、たと
えば、スラッジが発生してもその量は極くわずかである
。しかしながら水酸化ナトリウムや水酸化マグネシウム
は海水から得られるもので比較的高価であるため使用量
は少なかった。また、水酸化ナトリウムと水酸化マグネ
シウムでは、水酸化ナトリウムの方は強アルカリである
にも拘らず、酸中和能力は硫酸1モルに対して2モル必
要となるか、水酸化マグネシウムの場合には1モルで済
むので、水酸化マグネシウムはこの点で消石灰につぐ安
価な中和剤とされてきた。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、水酸化マグネシウムは、活性に乏しく、
普通の水酸化マグネシウムを酸に添加したたけては、直
ちに中和せず、数十分間を要し、直読pHによって添加
コントロールすると過剰の量を添加することになり消費
か多くなる。
これは、水酸化マグネシウムが難溶性のため、水溶液の
固液反応によって中和するからであって、水酸化マグネ
シウムの結晶の大きさ、活性度によるものである。
このように、従来の通常の水酸化マグネシウムによると
、廃酸中和のためには使用量や、中和速度などの点で問
題があった。本発明者らはこのような問題点を解決すべ
く、鋭意研究の結果本発明を完成したものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、上記問題点の解決は、水酸化マグネシウ
ムに活性度をもたせることが必要であるとの観点に基き
、そのための具体的手段を種々研究した結果、マグネシ
ウム塩を一旦軽く焼成処理してMgOとした後、これを
水中あるいは塩化物を含有する水溶液中で水酸化処理す
ることにより、酸に対して活性な水酸化マグネシウムが
得られる知見を得、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、炭酸マグネシウム、水酸化マグネ
シウム、天然マグネサイトなど焼成によってMgOにな
る化合物を、750℃以上で焼成して軽焼マグネシアと
なし、該軽焼マグネシアを常温又は加温の水又は塩素イ
オンの存在する水中で消化させ、酸に対して活性な水酸
化マグネシウムとすることを特徴とする廃酸中和用水酸
化マグネシウムの製造方法である。
原料としして使用されるマグネシウム化合物は焼成によ
ってMgOになるものであれば、どのようなものても使
用てき、天然のマグネサイトなどは好ましいものである
。MgOとするための焼成条件としては、750〜15
00℃の範囲か好ましく、1700℃位になると24時
間以上消化処理してもほとんど消化されない。また、7
50℃より低い場合は分解せず消化の目的は達成し難次
にMgOの水に対する消化は、冷水より温水、さらに熱
水の方か速い。熱水の場合、100℃以上であるから圧
力容器を必要とし、ハンドリンクの際には、ポンプ輸送
できる温度である80℃以下に冷却しなければならない
ことから、装置的、コスト的に温水で行うのか好ましい
。温水とは常温以上、100℃以下である。温度が高い
程消化は速いか、80℃以上では加温効率か悪く、蒸気
を過剰に発生させるばかりでなく、消化したスラリーを
ポンプ輸送する場合、サクション部か減圧され水の気化
が起り、輸送のトラブルになるため、80℃程度が適当
である。
消化する際、MgOの焼成温度の低いものは比較的温水
で速く消化するが、工業的に完全なMgOを得るには分
解温度よりかなり高く、およそ1000℃位となるため
、工業製品のMgOは単に温水たけでは消化が遅い。速
くするためには、水溶液中に塩素イオンを存在させ、M
gOを塩素イオンでアタックして消化を促進させること
ができる。塩素イオンは例えば塩化物の形て添加するの
がよく、水溶液中での濃度が高くなる程、消化速度か速
くなる。
沈殿生成された水酸化マグネシウムは、通常1〜24m
程度の六角板状結晶であるが、消化生成された水酸化マ
クネシウムは0.5pm以下で形がはりきりしない程の
細かさであり、かつ塩化物水溶液のような塩素イオンの
存在する液中て消化した場合は、一層細かいものか得ら
れる。
そしてこのように消化生成された水酸化マグネシウムは
結晶か未だ強固なものてなく、かつ細かいため活性で、
酸に対する中和速度が速く、pHコントロールか極めて
容易である。本来実用面からみて、沈殿生成の水酸化マ
グネシウムの場合は理論値の1.9倍は必要であるが、
本発明により得られる水酸化マグネシウムは、はぼ理論
値に近い量(1,05倍程度で充分)で中和させること
かてきる。
[実 施 例] マグネサイト(MgCO3)を1000℃で約6時間焼
成し、MgOとした。これを80℃の水及び塩化マグネ
シウム(M g C126H20)水溶液中て消化し水
酸化マグネシウムを得た。
この時の各種濃度における消化速度は第1図に示すとお
りであった。
次に上記のうち、塩化マグネシウム0.5%水溶液で消
化して得られた水酸化マグネシウムを用い、O,IN硫
酸を中和せしめた。この時の中和速度は第2図に示すと
おりであった。
上記実施例で明らかなように、第1図から消化速度は塩
化物水溶液を用いると速くなることかわかり、また第2
図から消化によって得られた本発明の水酸化マグネシウ
ムは、沈殿生成のものに比べて中和速度が約3倍以上も
速くなり、中和剤として従来に比し著しく有利となる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によって得られる水酸化マグ
ネシウムは、酸に対し活性を有し、極めて速やかに酸を
中和せしめることかできるので、従来その場でpH7か
計測されるまでには、実際は必要以上に過剰に使用され
ていた中和剤の無駄を全く無くすることがてきる。また
、使用し難い場所でも簡単に中和処理を行なうことかで
き、かつ製造も容易であり、経済的にも著しく有利とな
り、廃酸の中和処理用としての効果は極めて大きいもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は80℃水溶液中におけるMgOの消化速度を示
すグラフ、第2図はO,IN硫酸に1.05倍モル水酸
化マグネシウムを添加した場合のpH変化を示すグラフ
である。 代理人弁理士  木 村 芳 男 外1名第1図 第2図 時間(Min)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、天然マグネサ
    イトなど焼成によってMgOになる化合物を、750℃
    以上で焼成して軽焼マグネシアとなし、該軽焼マグネシ
    アを常温又は加温の、水又は塩素イオンの存在する水中
    で消化させ、酸に対して活性な水酸化マグネシウムとす
    ることを特徴とする廃酸中和用水酸化マグネシウムの製
    造方法。
JP2041087A 1987-02-02 1987-02-02 廃酸中和用水酸化マグネシウムの製造方法 Pending JPS63190708A (ja)

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