JPH03247508A - 軽焼マグネサイトの製造方法 - Google Patents
軽焼マグネサイトの製造方法Info
- Publication number
- JPH03247508A JPH03247508A JP4391490A JP4391490A JPH03247508A JP H03247508 A JPH03247508 A JP H03247508A JP 4391490 A JP4391490 A JP 4391490A JP 4391490 A JP4391490 A JP 4391490A JP H03247508 A JPH03247508 A JP H03247508A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnesite
- mgo
- ratio
- burned
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- ZLNQQNXFFQJAID-UHFFFAOYSA-L magnesium carbonate Chemical compound [Mg+2].[O-]C([O-])=O ZLNQQNXFFQJAID-UHFFFAOYSA-L 0.000 title claims abstract description 85
- 239000001095 magnesium carbonate Substances 0.000 title claims abstract description 73
- 229910000021 magnesium carbonate Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 73
- 235000014380 magnesium carbonate Nutrition 0.000 title claims abstract description 61
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 21
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims abstract description 17
- 238000010304 firing Methods 0.000 claims description 25
- VTHJTEIRLNZDEV-UHFFFAOYSA-L magnesium dihydroxide Chemical class [OH-].[OH-].[Mg+2] VTHJTEIRLNZDEV-UHFFFAOYSA-L 0.000 abstract description 25
- 238000006703 hydration reaction Methods 0.000 abstract description 12
- 239000000126 substance Substances 0.000 abstract description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract 2
- 239000000347 magnesium hydroxide Substances 0.000 description 22
- 229910001862 magnesium hydroxide Inorganic materials 0.000 description 22
- 235000012254 magnesium hydroxide Nutrition 0.000 description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 230000035484 reaction time Effects 0.000 description 6
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N Sulfuric acid Chemical compound OS(O)(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000012670 alkaline solution Substances 0.000 description 4
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 4
- 239000011777 magnesium Substances 0.000 description 4
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 3
- 239000013535 sea water Substances 0.000 description 3
- 241001131796 Botaurus stellaris Species 0.000 description 2
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 229910052749 magnesium Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000010298 pulverizing process Methods 0.000 description 2
- UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N Carbon monoxide Chemical compound [O+]#[C-] UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- FYYHWMGAXLPEAU-UHFFFAOYSA-N Magnesium Chemical compound [Mg] FYYHWMGAXLPEAU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- NBIIXXVUZAFLBC-UHFFFAOYSA-N Phosphoric acid Chemical compound OP(O)(O)=O NBIIXXVUZAFLBC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000002441 X-ray diffraction Methods 0.000 description 1
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
- 238000001354 calcination Methods 0.000 description 1
- AXCZMVOFGPJBDE-UHFFFAOYSA-L calcium dihydroxide Chemical compound [OH-].[OH-].[Ca+2] AXCZMVOFGPJBDE-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 239000000920 calcium hydroxide Substances 0.000 description 1
- 235000011116 calcium hydroxide Nutrition 0.000 description 1
- 229910001861 calcium hydroxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052681 coesite Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052906 cristobalite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000006477 desulfuration reaction Methods 0.000 description 1
- 230000023556 desulfurization Effects 0.000 description 1
- 239000003546 flue gas Substances 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 230000000887 hydrating effect Effects 0.000 description 1
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000006386 neutralization reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 1
- 235000012239 silicon dioxide Nutrition 0.000 description 1
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 1
- 229910052682 stishovite Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052905 tridymite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004017 vitrification Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2/00—Lime, magnesia or dolomite
- C04B2/10—Preheating, burning calcining or cooling
- C04B2/102—Preheating, burning calcining or cooling of magnesia, e.g. dead burning
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
この発明は、排煙脱硫用あるいは廃水中和用のアルカリ
剤として使用する活性水酸化マグネシウム(Mg (O
H)2 )の製造原料である軽焼マグネサイトの製造方
法に関する。
剤として使用する活性水酸化マグネシウム(Mg (O
H)2 )の製造原料である軽焼マグネサイトの製造方
法に関する。
従来、上記した活性水酸化マグネシウムの製造方法とし
ては、海水中のニガリ(MgcA2)と消石灰(Ca
(OH)2 )とを反応させて活性水酸化マグネシウム
を生成する海水マグ法が一般に知られている。 しかしながら、この方法は大量の海水中から微量のニガ
リを抽出して生成するため、生成効率が極めて悪いとと
もに製造設備が大型化する問題を有していた。また、海
水マグ法により生成された活性水酸化マグネシウムは粘
度が高く (約3100/Cp)、取扱い作業性が極め
て悪かった。 上記した海水マグ法に代わる活性水酸化マグネシウムの
生成方法として、軽焼マグネサイト(MgoSCaO1
SiO2、Fe2O3、MgCO3等)をアルカリ溶液
中で水和反応させて活性水酸化マグネシウムを生成する
製造方法(以下、アルカリ法という)が開発された。
ては、海水中のニガリ(MgcA2)と消石灰(Ca
(OH)2 )とを反応させて活性水酸化マグネシウム
を生成する海水マグ法が一般に知られている。 しかしながら、この方法は大量の海水中から微量のニガ
リを抽出して生成するため、生成効率が極めて悪いとと
もに製造設備が大型化する問題を有していた。また、海
水マグ法により生成された活性水酸化マグネシウムは粘
度が高く (約3100/Cp)、取扱い作業性が極め
て悪かった。 上記した海水マグ法に代わる活性水酸化マグネシウムの
生成方法として、軽焼マグネサイト(MgoSCaO1
SiO2、Fe2O3、MgCO3等)をアルカリ溶液
中で水和反応させて活性水酸化マグネシウムを生成する
製造方法(以下、アルカリ法という)が開発された。
しかしながら、上記したアルカリ法は生成原料として使
用する軽焼マグネサイトの品質により製品品質が大きく
影響されるため、高品質の活性水酸化マグネシウムを安
定的に生成することが困難であった。すなわち、軽焼マ
グネサイトは原料である天然マグネサイトを焼成した後
、所望の平均粒子径に粉砕して製造されるが、天然マグ
ネサイトはその産地、特に中華人民共和国、遼寧省軸岩
地区および海域地区等により含有するMgO,Mgc0
3等の成分比率が異なるとともに、また天然マグネサイ
トの焼成温度によりアルカリ溶液と水和反応して活性水
酸化マグネシウムを生成する活性マグネサイト(C−M
gO)の比率および排煙脱硫用アルカリ剤として使用す
る場合にスケールの生成原因となる炭酸マグネシウム(
MgCO3)の含有率が大きく相違している。また、軽
焼マグネサイトの平均粒子径と生成される活性水酸化マ
グネシウムの粘度および反応時間との関係については、
平均粒子径を小さくした場合には、アルカリ溶液との水
和反応時間が短くなるが、活性水酸化マグネシウムの粘
度が高くなり、反対に平均粒子径を大きくした場合には
、粘度が低くなるが水和反応時間が長くなっている。こ
のため、活性水酸化マグネシウムの生成効率を高めなが
ら取扱い作業性との調和を図ることが困難であった。 本発明は、上記した従来の欠点を解決するために発明さ
れたものであり、その目的とするところは、水和反応に
寄与する活性マグネサイト(C−MgO)の比率が高い
とともにスケール生成原因になる炭酸マグネシウム(M
gCO3)の含有率が低く、また水和反応時間および取
扱い作業性に影響する粘度との関係の調和を図り、活性
水酸化マグネシウムを効率的および安定的に生成するこ
とができる軽焼マグネサイトの製造方法を提供すること
にある。
用する軽焼マグネサイトの品質により製品品質が大きく
影響されるため、高品質の活性水酸化マグネシウムを安
定的に生成することが困難であった。すなわち、軽焼マ
グネサイトは原料である天然マグネサイトを焼成した後
、所望の平均粒子径に粉砕して製造されるが、天然マグ
ネサイトはその産地、特に中華人民共和国、遼寧省軸岩
地区および海域地区等により含有するMgO,Mgc0
3等の成分比率が異なるとともに、また天然マグネサイ
トの焼成温度によりアルカリ溶液と水和反応して活性水
酸化マグネシウムを生成する活性マグネサイト(C−M
gO)の比率および排煙脱硫用アルカリ剤として使用す
る場合にスケールの生成原因となる炭酸マグネシウム(
MgCO3)の含有率が大きく相違している。また、軽
焼マグネサイトの平均粒子径と生成される活性水酸化マ
グネシウムの粘度および反応時間との関係については、
平均粒子径を小さくした場合には、アルカリ溶液との水
和反応時間が短くなるが、活性水酸化マグネシウムの粘
度が高くなり、反対に平均粒子径を大きくした場合には
、粘度が低くなるが水和反応時間が長くなっている。こ
のため、活性水酸化マグネシウムの生成効率を高めなが
ら取扱い作業性との調和を図ることが困難であった。 本発明は、上記した従来の欠点を解決するために発明さ
れたものであり、その目的とするところは、水和反応に
寄与する活性マグネサイト(C−MgO)の比率が高い
とともにスケール生成原因になる炭酸マグネシウム(M
gCO3)の含有率が低く、また水和反応時間および取
扱い作業性に影響する粘度との関係の調和を図り、活性
水酸化マグネシウムを効率的および安定的に生成するこ
とができる軽焼マグネサイトの製造方法を提供すること
にある。
このため本発明は、天然マグネサイトを、含有された軽
焼マグネサイト(MgO)に対する活性マグネサイト(
C−MgO)の比率が95%以上、および含有された炭
酸マグネシウム(MgCO3)の比率が4%以下となる
ように850〜1100℃にて焼成した後、平均粒子径
が5μm〜10μ回となるように粉砕することにより軽
焼マグネサイトの製造方法を構成することを特徴として
いる。
焼マグネサイト(MgO)に対する活性マグネサイト(
C−MgO)の比率が95%以上、および含有された炭
酸マグネシウム(MgCO3)の比率が4%以下となる
ように850〜1100℃にて焼成した後、平均粒子径
が5μm〜10μ回となるように粉砕することにより軽
焼マグネサイトの製造方法を構成することを特徴として
いる。
上記のように構成された本発明方法は、天然マグネサイ
トが、850〜1100℃にて焼成されるため、軽焼マ
グネサイトのガラス化が回避される。これにより軽焼マ
グネサイト中の活性マグネサイトの比率を95%以上と
することができる。 また、天然マグネサイト中の多くの炭酸マグネシウムが
焼成に伴って揮発されるため、軽焼マグネサイト中の炭
酸マグネシウムの含有率を4%以下にすることができる
。さらに、上記のように焼成された軽焼マグネサイトは
平均粒子径が5〜10μmに粉砕されるため、アルカリ
溶液との水和反応時間を短縮するとともに生成された活
性水酸化マグネシウムの粘度を、取扱いが容易な所要の
粘度に抑えることができる。
トが、850〜1100℃にて焼成されるため、軽焼マ
グネサイトのガラス化が回避される。これにより軽焼マ
グネサイト中の活性マグネサイトの比率を95%以上と
することができる。 また、天然マグネサイト中の多くの炭酸マグネシウムが
焼成に伴って揮発されるため、軽焼マグネサイト中の炭
酸マグネシウムの含有率を4%以下にすることができる
。さらに、上記のように焼成された軽焼マグネサイトは
平均粒子径が5〜10μmに粉砕されるため、アルカリ
溶液との水和反応時間を短縮するとともに生成された活
性水酸化マグネシウムの粘度を、取扱いが容易な所要の
粘度に抑えることができる。
以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。
先ず、製造される活性水酸化マグネシウムに要求される
各スペックと活性軽焼マグネサイト率(C−M g O
/ M g O)との関係を説明する。 a、C−MgO/MgO率 活性水酸化マグネシウムを効率よく得る、すなわち水和
反応率(活性水酸化マグネシウムの生成率)をあげるた
めには、軽焼マグネサイトにおける活性マグネサイトの
比率C−MgO/Mg□が95%以上でなければならな
い。 b、MgcO3の含有量 活性水酸化マグネシウムを排煙脱流用アルカリ剤として
使用する場合、含有された炭酸マグネシウムはスケール
の生成原因物質になっている。このため、軽焼マグネサ
イトにおける炭酸マグネシウムの含有率は4%以下でな
ければならない。 c、Mg (OH)2の粘度、および生成率生成された
活性水酸化マグネシウムの取扱い性を高めるため、生成
された活性水酸化マグネシウムはその粘度が2000c
p以下でなければならない。この粘度は軽焼マグネサイ
トの平均粒子径が小さくなるに従って高くなる傾向を有
している。また、アルカリ溶液との水和反応率、従って
Mg (OH)2の生成率が高いことが要求される。こ
の生成率は、軽焼マグネサイトの平均粒子径が小さくな
るに従って、高くなる傾向を有している。この生成率を
計る方法としては、X線解析法による組成分析により求
める方法があるが、この方法において生成率が85%以
上であることが要求される。また、生成された活性水酸
化マグネシウムの活性度を計る方法としては、硫酸0.
2moJl!との中和反応によりPHニアに到達する
時間を計る方法があるが、この方法において100秒以
下であることが要求される。 そして上記粘度(2000c p以下)と活性度(10
0秒以下)との調和を図るには、軽焼マグネサイトの平
均粒子径が5〜10μmでなければならない。 上記したa −cの要求を満たす軽焼マグネサイトは、
天然マグネサイトを、焼成温度850〜1100℃にて
焼成した後、平均粒子径が5〜10μmとなるように粉
砕して得られる。 実施例1 天然マグネサイトを焼成温度850℃、焼成時間平均4
h(縦型焼成炉使用)にて焼成したとき、 MgO:91.24% C−MgO:90.02% C−MgO/MgO: 98.7% MgCO3:3,04% の軽焼マグネサイトが製造された。 実施例2 天然マグネサイトを焼成温度900℃、焼成時間平均4
h(縦型焼成炉使用)にて焼成したとき、 MgO:91.27% C−MgO:90.08% C−MgO/MgO二 98.7% MgCO3: 3.03% の軽焼マグネサイトが製造された。 実施例3 天然マグネサイトを焼成温度950℃、焼成時間平均2
h(ロータリーキルン使用)にて焼成したとき、 MgO:91.19% C−MgO:90.03% C−MgO/MgO: 98.7% MgCO3:2.71% の軽焼マグネサイトが製造された。 実施例4 天然マグネサイトを焼成温度1000℃、焼成時間平均
5h(縦型焼成炉使用)にて焼成したとき、 MgO:91.28% C−MgO:90.01% C−MgO/MgO: 98.6% MgCO3:2.34% の軽焼マグネサイトが製造された。 実施例5 天然マグネサイトを焼成温度1050℃、焼成時間平均
4.5h(縦型焼成炉使用)にて焼成したとき、 MgO:91.30% C−MgO:89.34% C−MgO/MgO: 97.9% MgCO3: 1.50% の軽焼マグネサイトが製造された。 実施例6 天然マグネサイトを焼成温度1100℃、焼成時間平均
4h(縦型焼成炉使用)にて焼成したとき、 MgO:91.22% C−MgO:89.03% C−MgO/MgOコ 97.6% MgCO3: 1.29% の軽焼マグネサイトが製造された。 なお、使用した天然マグネサイトは中華人民共和国、遼
寧省軸岩産のものであり、MgO含有率は45%(mi
nimum )を使用した。 また、以下に焼成温度1150℃、1200℃、130
0℃で過燐酸したときの各成分率を補足的に示す。 焼成温度:1150℃ MgO:91.31% C−MgO:84.24% C−MgO/MgO: 92.3% MgCO3:l、16% 焼成温度:1200℃ MgO:91.31% C−MgOニア5.26% C−MgO/MgO: 82.4% MgCO3:Q、91% 焼成温度:1300℃ MgO:91.73% C−MgO:60.01% C−MgO/MgO+ 65.4% MgCO3:Q、85% なお、焼成時間は使用する焼成炉の形式により異なるた
め、本発明方法の限定事項に含まない。 次に、上記実施例1〜6によりC−MgO/Mgo+9
5%以上、MgCO3:4%以下に生成された軽焼マグ
ネシウムをアルカリ法により水和反応させた際、平均粒
子径(μm)と粘度(cp)、および活性度(秒)との
関係を示す。なお、生成された活性水酸化マグネシウム
のスラリー濃度:40重量%、活性度は硫酸Q、 2
mofと試料0.208moAとを中和反応させてPH
7に達する時間(秒)を計測した。 実施例7 平均粒子径:10μm以上 粘 度: 500cp以下 活性度:100sec以上 水酸化マグネシウム生成率 二80%以下 実施例8 平均粒子径ニアμm以上 粘 度ニア00cp以下 活性度ニア7sec以上 水酸化マグネシウム生成率 :85%前後 実施例9 平均粒子径:5μm以上 粘 度:2000cp以下 活性度:60sec以上 水酸化マグネシウム生成率 :90%以上
各スペックと活性軽焼マグネサイト率(C−M g O
/ M g O)との関係を説明する。 a、C−MgO/MgO率 活性水酸化マグネシウムを効率よく得る、すなわち水和
反応率(活性水酸化マグネシウムの生成率)をあげるた
めには、軽焼マグネサイトにおける活性マグネサイトの
比率C−MgO/Mg□が95%以上でなければならな
い。 b、MgcO3の含有量 活性水酸化マグネシウムを排煙脱流用アルカリ剤として
使用する場合、含有された炭酸マグネシウムはスケール
の生成原因物質になっている。このため、軽焼マグネサ
イトにおける炭酸マグネシウムの含有率は4%以下でな
ければならない。 c、Mg (OH)2の粘度、および生成率生成された
活性水酸化マグネシウムの取扱い性を高めるため、生成
された活性水酸化マグネシウムはその粘度が2000c
p以下でなければならない。この粘度は軽焼マグネサイ
トの平均粒子径が小さくなるに従って高くなる傾向を有
している。また、アルカリ溶液との水和反応率、従って
Mg (OH)2の生成率が高いことが要求される。こ
の生成率は、軽焼マグネサイトの平均粒子径が小さくな
るに従って、高くなる傾向を有している。この生成率を
計る方法としては、X線解析法による組成分析により求
める方法があるが、この方法において生成率が85%以
上であることが要求される。また、生成された活性水酸
化マグネシウムの活性度を計る方法としては、硫酸0.
2moJl!との中和反応によりPHニアに到達する
時間を計る方法があるが、この方法において100秒以
下であることが要求される。 そして上記粘度(2000c p以下)と活性度(10
0秒以下)との調和を図るには、軽焼マグネサイトの平
均粒子径が5〜10μmでなければならない。 上記したa −cの要求を満たす軽焼マグネサイトは、
天然マグネサイトを、焼成温度850〜1100℃にて
焼成した後、平均粒子径が5〜10μmとなるように粉
砕して得られる。 実施例1 天然マグネサイトを焼成温度850℃、焼成時間平均4
h(縦型焼成炉使用)にて焼成したとき、 MgO:91.24% C−MgO:90.02% C−MgO/MgO: 98.7% MgCO3:3,04% の軽焼マグネサイトが製造された。 実施例2 天然マグネサイトを焼成温度900℃、焼成時間平均4
h(縦型焼成炉使用)にて焼成したとき、 MgO:91.27% C−MgO:90.08% C−MgO/MgO二 98.7% MgCO3: 3.03% の軽焼マグネサイトが製造された。 実施例3 天然マグネサイトを焼成温度950℃、焼成時間平均2
h(ロータリーキルン使用)にて焼成したとき、 MgO:91.19% C−MgO:90.03% C−MgO/MgO: 98.7% MgCO3:2.71% の軽焼マグネサイトが製造された。 実施例4 天然マグネサイトを焼成温度1000℃、焼成時間平均
5h(縦型焼成炉使用)にて焼成したとき、 MgO:91.28% C−MgO:90.01% C−MgO/MgO: 98.6% MgCO3:2.34% の軽焼マグネサイトが製造された。 実施例5 天然マグネサイトを焼成温度1050℃、焼成時間平均
4.5h(縦型焼成炉使用)にて焼成したとき、 MgO:91.30% C−MgO:89.34% C−MgO/MgO: 97.9% MgCO3: 1.50% の軽焼マグネサイトが製造された。 実施例6 天然マグネサイトを焼成温度1100℃、焼成時間平均
4h(縦型焼成炉使用)にて焼成したとき、 MgO:91.22% C−MgO:89.03% C−MgO/MgOコ 97.6% MgCO3: 1.29% の軽焼マグネサイトが製造された。 なお、使用した天然マグネサイトは中華人民共和国、遼
寧省軸岩産のものであり、MgO含有率は45%(mi
nimum )を使用した。 また、以下に焼成温度1150℃、1200℃、130
0℃で過燐酸したときの各成分率を補足的に示す。 焼成温度:1150℃ MgO:91.31% C−MgO:84.24% C−MgO/MgO: 92.3% MgCO3:l、16% 焼成温度:1200℃ MgO:91.31% C−MgOニア5.26% C−MgO/MgO: 82.4% MgCO3:Q、91% 焼成温度:1300℃ MgO:91.73% C−MgO:60.01% C−MgO/MgO+ 65.4% MgCO3:Q、85% なお、焼成時間は使用する焼成炉の形式により異なるた
め、本発明方法の限定事項に含まない。 次に、上記実施例1〜6によりC−MgO/Mgo+9
5%以上、MgCO3:4%以下に生成された軽焼マグ
ネシウムをアルカリ法により水和反応させた際、平均粒
子径(μm)と粘度(cp)、および活性度(秒)との
関係を示す。なお、生成された活性水酸化マグネシウム
のスラリー濃度:40重量%、活性度は硫酸Q、 2
mofと試料0.208moAとを中和反応させてPH
7に達する時間(秒)を計測した。 実施例7 平均粒子径:10μm以上 粘 度: 500cp以下 活性度:100sec以上 水酸化マグネシウム生成率 二80%以下 実施例8 平均粒子径ニアμm以上 粘 度ニア00cp以下 活性度ニア7sec以上 水酸化マグネシウム生成率 :85%前後 実施例9 平均粒子径:5μm以上 粘 度:2000cp以下 活性度:60sec以上 水酸化マグネシウム生成率 :90%以上
このため本発明は、水和反応に寄与する活性マグネサイ
ト(C−M g O)の比率が高いとともにスケール生
成原因になる炭酸マグネシウム(MgCO3)の含有率
が低く、また水和反応時間および取扱い作業性に影響す
る粘度との関係の調和を図り、活性水酸化マグネシウム
を効率的および安定的に生成することができる軽焼マグ
ネサイトの製造方法を提供することが可能である。
ト(C−M g O)の比率が高いとともにスケール生
成原因になる炭酸マグネシウム(MgCO3)の含有率
が低く、また水和反応時間および取扱い作業性に影響す
る粘度との関係の調和を図り、活性水酸化マグネシウム
を効率的および安定的に生成することができる軽焼マグ
ネサイトの製造方法を提供することが可能である。
Claims (1)
- 1、天然マグネサイトを、含有された軽焼マグネサイト
(MgO)に対する活性マグネサイト(C−MgO)の
比率が95%以上、および含有された炭酸マグネシウム
(MgCO3)の比率が4%以下となるように850〜
1100℃にて焼成した後、平均粒子径が5μm〜10
μmとなるように粉砕したことを特徴とする軽焼マグネ
サイトの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4391490A JPH03247508A (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | 軽焼マグネサイトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4391490A JPH03247508A (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | 軽焼マグネサイトの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03247508A true JPH03247508A (ja) | 1991-11-05 |
Family
ID=12676985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4391490A Pending JPH03247508A (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | 軽焼マグネサイトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03247508A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09187775A (ja) * | 1996-01-05 | 1997-07-22 | Ube Chem Ind Co Ltd | 水質並びに底質改良用の難崩壊性苦土系pH調整剤 |
AU706136B2 (en) * | 1996-01-05 | 1999-06-10 | Ube Material Industries Ltd | Granular magnesium compound-based modifier for water quality and bottom sediment quality |
CN100374390C (zh) * | 2002-09-24 | 2008-03-12 | 吴太洲 | 一种菱镁矿焙烧工艺及其专用装置 |
JP2012035227A (ja) * | 2010-08-10 | 2012-02-23 | Sosei Mineral Kk | 廃酸の処理方法とその廃酸中和剤及び廃酸中和物の再資源化方法 |
CN102531415A (zh) * | 2011-11-29 | 2012-07-04 | 宋重本 | 低品位非晶质菱镁矿-氧化镁物理提纯新工艺 |
CN104310808A (zh) * | 2014-10-22 | 2015-01-28 | 武汉科技大学 | 一种氧化镁及其制备方法 |
JP2016204422A (ja) * | 2015-04-15 | 2016-12-08 | 日鉄住金環境株式会社 | 有害物質処理材及びフッ素の不溶化方法 |
CN110040987A (zh) * | 2019-04-16 | 2019-07-23 | 大连地拓环境科技有限公司 | 一种菱镁矿浮选尾矿制备轻烧镁砂的方法 |
JP2021011574A (ja) * | 2020-09-18 | 2021-02-04 | 日鉄セメント株式会社 | 有害物質の処理材及びフッ素の不溶化方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63190708A (ja) * | 1987-02-02 | 1988-08-08 | Kawatetsu Kogyo Kk | 廃酸中和用水酸化マグネシウムの製造方法 |
-
1990
- 1990-02-22 JP JP4391490A patent/JPH03247508A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63190708A (ja) * | 1987-02-02 | 1988-08-08 | Kawatetsu Kogyo Kk | 廃酸中和用水酸化マグネシウムの製造方法 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09187775A (ja) * | 1996-01-05 | 1997-07-22 | Ube Chem Ind Co Ltd | 水質並びに底質改良用の難崩壊性苦土系pH調整剤 |
AU706136B2 (en) * | 1996-01-05 | 1999-06-10 | Ube Material Industries Ltd | Granular magnesium compound-based modifier for water quality and bottom sediment quality |
CN100374390C (zh) * | 2002-09-24 | 2008-03-12 | 吴太洲 | 一种菱镁矿焙烧工艺及其专用装置 |
JP2012035227A (ja) * | 2010-08-10 | 2012-02-23 | Sosei Mineral Kk | 廃酸の処理方法とその廃酸中和剤及び廃酸中和物の再資源化方法 |
CN102531415A (zh) * | 2011-11-29 | 2012-07-04 | 宋重本 | 低品位非晶质菱镁矿-氧化镁物理提纯新工艺 |
CN104310808A (zh) * | 2014-10-22 | 2015-01-28 | 武汉科技大学 | 一种氧化镁及其制备方法 |
JP2016204422A (ja) * | 2015-04-15 | 2016-12-08 | 日鉄住金環境株式会社 | 有害物質処理材及びフッ素の不溶化方法 |
CN110040987A (zh) * | 2019-04-16 | 2019-07-23 | 大连地拓环境科技有限公司 | 一种菱镁矿浮选尾矿制备轻烧镁砂的方法 |
JP2021011574A (ja) * | 2020-09-18 | 2021-02-04 | 日鉄セメント株式会社 | 有害物質の処理材及びフッ素の不溶化方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3761571A (en) | Production of ceria | |
US7754186B2 (en) | Oxides extracted from vegetal matter and process therefor | |
JP5682809B2 (ja) | 重金属またはフッ素の溶出低減材の製造方法 | |
JPH03247508A (ja) | 軽焼マグネサイトの製造方法 | |
Maclntire et al. | Steam catalysis in calcinations of dolomite and limestone fines | |
CN103922810B (zh) | 一种陶瓷用大红釉料及其制成陶瓷产品的方法 | |
JPH02501139A (ja) | 炭酸カルシウムとその混合物の焼成法 | |
US2311228A (en) | Bauxite ceramic and method of | |
JP3874449B2 (ja) | 軽質炭酸カルシウムの製造方法 | |
US20160289118A1 (en) | Process for Accelerating the Strength of Cement with a Low-Temperature Drying Process for Drying Calcium Sulfite Scrubber Residue Produced from a Wet Flue Gas Desulfurization (Scrubber) System | |
JPH05194007A (ja) | 非晶質シリカ微粉末の製造方法及び非晶質シリカ微粉末混入のコンクリート製品 | |
US1527347A (en) | Basic refractory material and method of making the same | |
GB1046582A (en) | Improved method of producing alumina | |
Felder-Casagrande et al. | The calcination of limestone—Studies on the past, the presence and the future of a crucial industrial process | |
GB520829A (en) | Manufacture of sintered calcium oxide | |
JPH1149515A (ja) | αアルミナの連続的製造法 | |
Bole et al. | THE CAUSTIC CALCINATION OF DOLOMITE AND ITS USE IN SORREL CEMENTS 1 | |
US3660123A (en) | Production of alpha-quartz-cristobalite silica for pottery | |
US2021663A (en) | Method of producing lime | |
JPH03252311A (ja) | 活性水酸化マグネシウムの製造方法 | |
CN103936440A (zh) | 一种耐磨性好的烧结刚玉的制备方法 | |
CN106745015A (zh) | 一种增白黑滑石粉的制备方法 | |
US1373854A (en) | Refractory brick | |
Chakrabarti et al. | Formation of forsterite using rice husk ash for high frequency insulation | |
JP2005008429A (ja) | 活性酸素種包接物質の合成方法 |