JPS63188500A - 順送成型金型 - Google Patents

順送成型金型

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JPS63188500A
JPS63188500A JP2054387A JP2054387A JPS63188500A JP S63188500 A JPS63188500 A JP S63188500A JP 2054387 A JP2054387 A JP 2054387A JP 2054387 A JP2054387 A JP 2054387A JP S63188500 A JPS63188500 A JP S63188500A
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JP
Japan
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hoop material
block
punch
cutting
die
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Pending
Application number
JP2054387A
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English (en)
Inventor
Mineo Aoki
青木 峰夫
Shiro Ogata
尾形 志朗
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、金属よりなるフープ材を順次移送させながら
切断して複数の部品を得ることのできる順送成型金型に
関する。
〈従来の技術〉 この種の順送成型金型は、電気部品を構成する筐体の作
成等に際して活用されている。
第7図は従来の順送成型金型を例示する説明図で、この
図は下型部分を示している。この第7図において、1は
金属からなるフープ材、2は下型3.4は所定のマーク
等をフープ材1に打つ刻印である。5.6.7.8はそ
れぞれ刻印4の下流にこの順に配置される第1のグイ入
子、第2のグイ入子、第3のグイ入子、第4のグイ入子
である。
このうち第1のグイ入子5は、フープ材1に基本的な部
品外形形状を形成するための六9を有するとともに、こ
の第1のダイ入子5の後に続く作業時の位置決め用の穴
であるパイロット穴を形成するための穴10を有してい
る。そして、図示しないが、この第1のダイ入子5の上
方にはポンチプレート入子が配置され、このポンチプレ
ート入子には六9の形状に対応する切断ポンチと、穴1
0の形状に対応する抜きポンチとが装着されている。
また、第2のダイ入子6は、フープ材1を個々の部品に
分割するための穴1)を有するとともに、部品の中央部
に角穴を形成するための穴12を有している。そして、
図示しないが、この第2のダイ入子6の上方にも穴1)
.12に対応する形状の切断ポンチ、抜きポンチが配置
され、これらの切断ポンチ、抜きポンチは前述したポン
チプレート入子に装着されている。また、第3のダイ入
子7は、第2のダイ入子6部分で個別の部品に分割され
たものの両側部を紙面と直交する上方向に向かって曲げ
るための曲げダイ13を有している。
そして、図示しないが、この第3のダイ入子7の上方に
は曲げタイ13の形状に対応する曲げポンチが配置され
、この曲げポンチは前述したポンチプレート入子に装着
されている。また、第4のダイ入子8は、個々の部品に
分離するためのもので、中央部に穴14を有している。
そして、この第4のダイ入子8の上方には穴14の形状
に対応する切断ポンチが配置され、この切断ポンチは前
述したポンチプレート入子に装着されている。
また、上記した刻印3.4、第1のダイ入子5、第2の
ダイ入子6、第3のダイ入子7、および第4のダイ入子
8は、下型2に形成された所定の穴15.16.17.
18.19.20に容易に離脱しないように埋め込まれ
た状態に保持されている。そして、図示しないが、下型
2に対向するように上型が配置され、この上型に前述し
た抜きポンチ、切断ポンチ、曲げポンチが装着されるポ
ンチプレート入子が保持されている。
なお、21.22.23.24はフープ材1の移送時に
当該フープ材1を下型2の表面から若干浮上らせるため
のリフタで、それぞれ刻印4と第1のダイ入子5との間
に、第1のダイ入子5と第2のダイ入子6との間に、第
2のダイ入子6と第3のダイ入子7との間に、第3のダ
イ入子7と第4のダイ入子8との間に配置されている。
このような順送成型金型にあっては、フープ材1がリフ
タ21.22.23.24を介して持ち上げられて、第
7図の矢印25方向に送られる間、図示しないポンチプ
レート入子に装着されるパイロットピンがパイロット穴
26のそれぞれに挿入されることにより当該フープ材1
が所定位置に位置決めされ、刻印3.4で所定のマーク
等が付され、第1のダイ入子5部分で基本的な部品の外
形形状が形成され、第2のダイ入子6部分で基本的に個
々の部品に分割され(但し、まだ各部品は接続状態にあ
る)、第3のダイ入子7部分で、各部品の両件側が曲げ
られ、第4のダイ入子8部分で完全に個々の別体の部品
に分離され、これによって第8図(a)の平面図、第8
図(b)の側面図、第8図(c)の正面図で例示する筐
体状の完成部品27が得られる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、昨今、多品種少量生産が要望されることがあ
るが、上述の従来の順送成型金型にあってこのような要
望に応えるためには、1つの品種の部品を成型した後、
例えば第1のダイ入子5を別の品種に応じたダイ入子に
交換するとともに、この別のダイ入子に適応した切断ポ
ンチ、曲げポンチ等に交換する必要がある。この場合、
ポンチプレート入子等が全てのダイ入子5.6.7.8
に対して共用のものであることから、該当する切断ポン
チの交換だけでは済まず、大がかりなポンチプレート入
子等の交換、煩雑な組込作業を要し、部品製作工数、製
作原価の高騰化を招くことになり、結局、汎用性の点で
問題があった。
また、従来にあっては製作しようとする部品に応じた幅
寸法を有するフープ材1に対して、好適な寸法を有する
リフタ21.22.23.24を設けてあり、すなわち
リフタ21.22.23.24の寸法がフープ材1の幅
寸法に応じて一義的に設定されるため、複数の幅寸法の
異なる部品の製作に対応させるなめには、その都度リフ
タ21、22.23.24の寸法を変更しなければなら
ず、これらのリフタ21.22.23.24に係る製作
作業が煩雑となり、この点でも汎用性に問題があった。
本発明は、上記した従来技術における実情に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、複数の品種に適応でき汎用性
に優れた順送成型金型を提供することにある。
く問題点を解決するための手段〉 との目的を達成するために本発明は、金属からなるフー
プ材を一定方向に送りながら切断して複数の部品に成型
するものにおいて、上型マスタと、この上型マスタに対
向して配置される下型マスタと。これらの上型マスタと
下型マスタ間に配置され、フープ材に複数の異なるピッ
チのパイロット穴を形成可能なパイロット穴形成ブロッ
クと、上型マスタと下型マスタとの間に着脱可能に配置
されるとともに、パイロット穴形成ブロックの下流に配
置され、パイロット穴形成ブロックで形成されたパイロ
ット穴を基準として当該フープ材を基本的な部品外形形
状に切断する1′77Urブロツクと、この切断ブロッ
クを上型マスタおよび下型マスタに締結する締結手段と
を有し、切断ブロックの前後に、フープ材の送り時にフ
ープ材を浮上させる1対のリフタを設け、該リフタが、
フープ材の送り方向と直交する方向に伸長し、しかも切
断ブロックの幅寸法よりも大きい長さ寸法を有する棒状
体を具備する構成にしである。
く作用〉 本発明は上記のように構成しであることから、パイロッ
ト穴形成ブロックであらかじめ、複数の品種に対応した
、すなわち複数の品種の外形寸法に対応した複数の所定
ピッチを有するパイロット穴を設けることができ、また
複数の品種に対応した複数の切断ブロックをあらかじめ
設けることができ、したがって、製作しようとする品種
に応じてこのパイロット穴成型ブロックにおけるパイロ
ット穴のピッチを選定し、上型マスタおよび下型マスタ
間に締結手段を介して製作しようとする品種に応じた切
断ブロックを選択的に取り叶けることにより、複数の品
種に適応させることができる。
また、切断ブロックの前後に設けられるリフタは、切断
ブロックの幅寸法よりも長い寸法を有する棒状体を具備
するので、切断ブロックを他のものに変更する場合でも
当該リフタの変更を要せず、この点でも汎用性に富む。
〈実施例〉 以下、本発明の順送成型金型の一実施例を図に基づいて
説明する。
第1図はこの一実施例の下型部分の全体構成を示す平面
図、第2図はこの実施例に備えられるパイロット穴形成
ブロックおよびリフタ部分を示す側断面図、第3図は(
a) 、(b)はそれぞれパイロット穴形成ブロックを
構成するポンチプレートを示す平面図、側面図、第3図
(c) 、(d) 、(e)はそれぞれパイロット穴形
成ブロックの下側部分を示す平面図、側面図、正面図で
ある。また、第4図(a) 、(b)はそれぞれこの実
施例に備えられる切断ブロックを第1図の矢印A方向か
ら見た半断面図で、このうち第4図(a)はフープ材移
送時を示す左半断面図、第4図(b)はフープ材の切断
時を示す右半断面図である。また、第5図(a) 、(
b)はそれぞれこの実施例に備えられる第1のフープ材
移送ブロックを第1図の矢印B方向から見た半断面図で
、このうち第5図(a)はフープ材移送時を示す左半断
面図で、第5図(b)はフープ材の切断時あるいは曲げ
時を示す右半断面図である。
また、第6図(a)はこの実施例に備えられる第2のフ
ープ材移送ブロック、および曲げ、分離ブロックを示す
平面図、第6図(b)は第1図の矢印C方向から見た曲
げ、分離ブロックの断面図である。
この実施例にあっては、第1.2図等に示すように、プ
レス機械の可動側である図示しないラムに締結手段を介
して装着される上型マスタ30と、この上型マスタ30
に対向するようにプレス機械の固定側である図示しない
ベッドに締結手段を介して装着される下型マスタ31と
を備えている。
そして、これらの上型マスタ30と下型マスタ31との
間に、第1.2図の矢印32で示すようにフープ材33
の移送方向に沿って、同第1.2図および第3図(a)
 、(b) 、(c) 、(Ll) 、(e)に示すよ
うに、フープ材33に複数の異なるピッチのパイロット
穴を形成可能なパイロット穴形成ブロック34と、第1
図、第4図(a) 、(b)に示すように、パイロット
穴形成ブロック34に連設され、フープ材33を基本的
な部品外形形状に切断する切断ブロック35と、この切
断ブロック35に連設され、特別な動作をおこなわない
ダミーブロック36と、同第1図、第5図(a) 、(
b)に示すように、ダミーブロック36に連設され、フ
ープ材33の移送に貢献する第1のフープ材移送ブロッ
ク37と、第1図、第6図(a)に示すように、第1の
フープ材移送ブロック37に連設され、フープ材33の
移送に貢献する第2のフープ材移送ブロック38と、第
1図、第6図(b)に示すように、第2のフープ材移送
ブロック38に連設され、フープ材33に曲げを施して
分離動作をおこなわせ完成部品を形成する曲げ、分離ブ
ロック3つとを順に配置しである。
なお、パイロット穴形成ブロック34と切断ブロック3
5との間には、フープ材33の移送に際して当該フープ
材33を浮上さぜるリフタ40を設けてあり、また、ダ
ミーブロック36と第1のフープ材移送ブロック37と
の間にも同様のリフタ41を設けである。また、42は
下端を下型マスタ31に固定され、上型マスタ30の昇
降を案内するガイド部材である。このガイド部材42に
は精度よく可動的に結合させるポールリテーナ42aが
装着しである。
以下、順に上記した各ブロックの構成等について説明す
る。
まず、最上流に配置されるブロックであるパイロット穴
形成ブロック34は、第2図に示すようにフープ材33
を挟んで上側に配置されるボン−1−プレート44と、
下側に配置されるダイプレー1・45とを備えている。
ポンチプレート44は上型マスタ30に例えば離脱可能
に、クランプ部材等の締結手段を介して装着され、タイ
プレート45は下型マスタ31に例えばボルトを介して
固定されている。上述のポンチプレート44は第3図<
a)、(b)にも示すように、フープ材33の一方の側
縁部すなわち第1図で示すフープ材33の上縁部に対応
する位置に基準溝46を有し、この基準溝46に連通す
るように、かつ、フープ材33方向に延びる穴47.4
8.49.50を有している。これらの穴のうち、穴4
7には第2図に示すようにばね51を介して基準溝46
内に突出可能なピン52が収納されている。また、穴4
8.4つ、50はフープ材33に異なるピッチのパイロ
ット穴、すなわち60ミリピツチ、45ミリピツチ、3
0ミリピツチのパイロット穴を形成するために設けられ
たものであり、これらの穴48.4つ、50にはパイロ
ット穴を穿設するポンチ53.54.55がそれぞれ上
端部を基準溝46内に突出可能に収納されている。
上記した基準溝46には第2図に示すキー56が挿入可
能になっており、このキー56の先端部にはポンチ53
.54.55のいずれか1つの頭部に当接可能な突出部
57を有し、このキー56の末端部には上述したピン5
2の上端が嵌入可能な穴58.59.60を有している
。そして、ピン52が仮にキー56の穴58に嵌入する
状態では、キー56゛の突出部57がポンチ55の上端
部に当接し、当該ポンチ55の上方への移動不能に、池
のポンチ53.54の上方への移動可能にそれぞれ保持
される。また、仮にピン52が第2図に示すようにキー
56の穴59に嵌入する状態では、キー56の突出部5
7がポンチ54の上端部に当接し、当該ポンチ54の上
方への移動不能に、池のポンチ53.54の上方への移
動可能にそれぞれ保持される。また、ピン52が仮にキ
ー56の穴60に嵌入する状態では、キー56の突出部
がポンチ53の上端部に当接し、当該ポンチ53の上方
への移動不能に、他のポンチ54.55の上方への移動
可能にそれぞれ保持される。
また、ポンチプレート44には4基準溝46の池に、こ
の基準溝46と平行に伸びる3つのキー溝61.62.
63を設けである。これらのキー溝61.62.63に
は上述した基準溝46の穴47と同等の穴64.65.
66を該穴47と対応する位置に設けてあり、また基準
溝46の穴48.49.50と同等の穴67.68.6
9、および穴70.71.72、および73.74.7
5をそれぞれに対応する位置に設けである。上記したキ
ー溝61.62.63には上述したキー56と同等のキ
ーが選択的に挿入可能になっており、また、穴64〜6
6には上述したピン52と同等のピンが収納されており
、穴64〜6つ、穴70〜72、穴73〜75には、そ
れぞれ上述したポンチ53〜55と同等のポンチが選択
的に収納可能になっている。なお、この実施例にあって
は、第1図に示すフープ材33の下縁部に対向させて穴
65、穴70〜72が配置するように設定してあり、キ
ー溝62にキーが挿入され、このキーの先端の突出部は
、第2図に示すキー56と同様に、穴71に収納される
ポンチに当接しており、これにより45ミリピツチのパ
イロット穴がフープ材33の両側縁部に形成されるよう
になっている。
また、ダイプレート45のほぼ中央部、すなわち第3図
(b)のポンチプレート44の基準溝46とキー溝61
との間に位置する部分76の直下には、第3図(c) 
、(d)にも示すように、マーク等の刻印77を形成し
た刻印ダイア8を当該ダイプレート45に対して着脱可
能に配置しである。なお、図示省略したが、ポンチプレ
ート44の部分76には刻印ダイア8対応する刻印受け
が装着され、この刻印受けと刻印ダイア8との間にフー
プ材33が挟圧されて刻印77がフープ材33に転写さ
れるようになっている。
また、第3図(c) 、 (d) 、(e)に示す78
aは、刻印ダイア8の挿入を規制するピンで、下型マス
タ31に植設しである。78bは刻印ダイア8の反挿入
方向への移動を規制するストッパ、78cはこのストッ
パ78bをダイプレート45に締結するボルトである。
なお、第3図(d)に示す78d、78eはグイプレー
ト45の上部に配置されるブロックである。上記したピ
ン78 a、ストッパ78b、およびポルI・78 c
によってダイプレート45に対する刻印ダイア8の着脱
を可能にする締結手段が構成されている。   −まな
、ブロック78d、78eの上部には、第1図に示すよ
うに、ポンチ53.54.55等によって形成されるパ
イロット穴を逃げる半円状の切欠き部を有し、それぞれ
基本的な全体形状がほぼ直方形のガイド板79.80を
設けてあり、これによって第3図(d)に示すように、
フープ材33の両側縁部の上面と側端面の移動が規制さ
れる。
このガイド板79.80のフープ材33の挿入側には、
−第1図に示すように、フープ材33の挿入を容易にす
るテーバ81.82をそれぞれ形成しである。
次に上述したパイロット穴形成ブロック34に連設され
るリフタ40について説明する。
このリフタ40は第1.2図に示すように、上部にフー
プ材33の幅方向に沿って延伸する棒状体&3と、この
棒状体83と一体的に設けられ、該棒状体83の両端付
近を支持する1対のピン84と、これらのピン84をそ
れぞれ上向き方向に付勢するばね85とから成っている
。そして、このリフタ40に対向するように、フープ材
33を挟んで上方位置には、第2図に例示するように、
リフタ40の棒状体83を下方向に押圧可能なフープ材
33の押し下げ用ピン86が、棒状体83の両端部に対
応して1対設けられている。これらのピン86は、上型
マスタ30に移動可能に保持されるとともに、ばね87
によって下向き方向に付勢されている。
次に、上述したリフタ40、ピン86等に連設される切
断ブロック35、およびダミーブロック36について、
第1図および第4図(a> 、(b)によって説明する
リフタ40の下流に配置される切断ブロック35は、第
4図(a) 、(b)に示すように、下型マスタ31側
には、この下型マスタ31に装着されるダイプレート8
8と、このグイプレート88の両側端部上に配置され、
フープ材33の両側縁を案内するガイド板89.90と
、これらのガイド板89.90の上部に配置され、フー
プ材33の上方向への移動を規制する固定ストリッパ9
1とを有している。なお、第1図は固定ストリッパ91
を除いた状態を示しである。これらのダイプレート88
、ガイド板89.90、固定ストリッパ91の側端部の
対応個所に形成された穴には、下型マスタ31に固定し
た基準ピン92が挿入され、すなわち、この基準ピン9
2によってダイプレート88、ガイド板89.90、固
定ストリッパ91が下型マスタ31に対して位置決めさ
れている。
そして、93はダイプレート88、ガイド板89.90
、固定ストリッパ91を把持する複数のクランプ部材で
、その先端部93aは固定スI・リッパ91の上面に係
合している。94は、これらのクランプ部材93をそれ
ぞれ下型マスタ31に固定するボルトである。
また、上型マスタ30側には、バッキング部材95等を
介してポンチプレート96が装着され、このポンチプレ
ー1・96には、フープ材33に所定の基本的な部品外
形形状を形成する切断ポンチ97と、フープ材33にコ
字状穴を形成する丸ポンチ98と、フープ材33にコ字
状穴に接近させて別の穴をあける図示しない穴あけポン
チと、前述したパイロット穴形成ブロック34で形成さ
れたフープ材33のパイロット穴に挿入可能なパイロッ
トピン99とが備えられている。
これらの切断ポンチ97、丸ポンチ98、パイロットピ
ン99の頭部、および図示しない穴あけポンチの頭部は
バッキング部材95によってその上方向の移動が規制さ
れている。
そして、100はバッキング部材95、ポンチプレート
96等を上型マスタ30に対して位置決めする基準ピン
、101はバッキング部材95、ポンチプレート96等
を把持する複数のクランプ部材で、その先端部102は
ポンチプレート96の下面に係合している。103はク
ランプ部材101をそれぞれ上型マスタ30に固定する
ボルトである。
なお、同第1図、および第4図(a) 、(b)に示す
ように、ダイプレート88には、切断ポンチ97の外形
形状に対応する穴104と、丸ポンチ98の下端部の外
形形状に対応する穴105と、図示しない穴あけポンチ
の外形形状に対応する穴105aと、パイロットピン9
9が挿入可能な穴106とが形成されている。
上記した下型マスタ31側に配置されるダイプレートS
8、ガイド板89.90、固定ストリッパ91、および
上型マスタ30側に配置されるバッキング部材95、な
らびに切断ポンチ97等を含むポンチプレート96によ
って切断ブロック35が構成されている。
また、上記したクランプ部材93.101、ボルト94
.103によって、上述の切断ブロック35を上型マス
タ30および下型マスタ31に締結する締結手段が構成
されている。
なお、第1図に示すリフタ40に近接する切断ブロック
35および下型マスタ31の部分にはキー溝107が形
成され、このキー溝107にキー108が抜差し可能に
装着されている。109はキー108の端部を覆うプレ
ート、1)0はこのプレート109を下型マスタ31に
固定するボルトである。なお、このキー108の下方の
フープ材33の両側縁部に対応する位置には、図示しな
いが前述したダイプレート88にパイロットピンが上方
に向かって突出可能にそれぞれ装着されている。このパ
イロットピンは後述するように、フープ材33の送りピ
ッチを確定させるために用いられる。
そして、第1図に示す切断ブロック35に連設されるダ
ミーブロック36は、例えば切断ブロック35のダイプ
レート88と面一のダイプレー1〜を有し、前述したガ
イド板89.9oは、このダミーブロック36のダイプ
レートの両側端部まで伸びるように設けである。また、
図示しないが切断ブロック35に備えられる固定ストリ
ッパ91も例えばこのダミーブロック36のフープ材3
3を覆うように延設させである。このダミーブロック3
6は、基準ピン92で位置決めされている。
ガイド板89.90、固定ストリッパ91を介して、ク
ランプ部材93およびボルト94によって下型マスタ3
1に着脱回部に締結されている。
また、上述した切断ブロック35、ダミーブロック36
のほぼ中央部分の直下、すなわち穴1゜4.105.1
05aを含む領域の下に位置する下型マスタ31部分に
は、第1図および第4図(a)、(b)に示すようにフ
ープ材33から切断、穿孔によって除去された部材を収
納可能な穴1)1を設けである。
次に、上述したダミーブロック36に連設されるリフタ
41について、第1図、および第2図によって説明する
このリフタ41も前述したリフタ40と同様に、フープ
材33の幅方向に沿って延伸する棒状体1)2と、この
棒状体1)2と一体的に設けられ、棒状体1)2の両端
付近を支持する1対のピン1)3と、これらのピン1)
3をそれぞれ上向き方向に付勢するばね1)4とから成
っている。なお、このリフタ41を構成する棒状体1)
2は、前述したリフタ40を構成する棒状体83と同様
に切断ブロック35の幅寸法よりも大きく設定しである
。そして、このリフタ41と対向するように、フープ材
33を挟んで上方位置には、第2図に例示するように、
リフタ41の棒状体1)2を下方向に押圧可能なフープ
材33の押し下げ用ピン1)5が、棒状体1)2の両端
部に対応して1対設けられている。これらのピン1)5
は、上型マスタ30に移動可能に保持されるとともに、
ばね1)6によって下向き方向に付勢されている。
次に、このリフタ41の下流に連設される第1のフープ
材移送ブロック37について、第1図および第5図(a
) 、(b)によって説明する。
この第1のフープ材移送ブロック37は、下型マスタ3
1側には、この下型マスタ31に固定されるダイプレー
ト1)7を備えている。このダイプレー1−1)7の中
央部のフープ材33の下方位置には、この実施例にあっ
ては活用されないが曲げポンチ1)8と、この曲げポン
チ1)8内に上下動可能に配置されるノックアウト1)
9、およびこのノックアウト1)9を支持するノックア
ウトビン120が部品形状に合わせて備えられている。
そして、曲げポンチ1)8の外方のフープ材33の両側
縁部に対応する位置には、フープ材33の浮上げ(リフ
ト)と、当該フープ材33の案内と、ストリッパ(フー
プ材33の払落しをおこなうもの)とを兼ねる昇降手段
121.122が備えられている。
この昇降手段121.122は、それぞれフープ材33
の両側縁部が移動可能に挿入されるコ字状穴を有するガ
イド板123.124と、これらのガイド板123.1
24と一体的に設けられ、ダイプレート1)7および下
型マスタ31に設けた穴に上下動可能に設けたピン12
5,126と、これらのピン125.126を上方向に
付勢するばね127.128と、ガイド板123.12
4をピン125.126のそれぞれに固定するポル)1
23a、124aを備えている。なお、ピン125.1
26の下端部のそれぞれには大径部129.130を備
えており、これらの大径部129.130が下型マスタ
31に設けた穴131.132の上端に係止されること
により、ピン125.126およびガイド板123.1
24、すなわちフープ材33の上方向への移動が規制さ
れる。
また、ガイド板123.124は、それぞれコ字状六の
側壁によってフープ材33の幅方向の移動を規制し、そ
の下面壁によってフープ材33の落下を規制し、その上
面壁によってフープ材33に上方向の力が与えられた場
合の当該上方向への移動を規制している。
また、ガイド板123.124のリフタ41側の端部に
は、フープ材3.3のこの第1のフープ材移送ブロック
37への挿入を容易にさせるために、第1図に示すよう
に、はぼ水平面内に配Tされるテーパ123b、124
bと、第2図に例示するほぼ垂直面内に配置されるテー
パ124c(ガイド板123側のテーパは図示省略)と
を形成しである。
また、ガイド板123.124のフープ材33の両側縁
部に対向するそれぞれの縁部には、第1図の矢印32に
示すフープ材33の流れ方向に沿って、上型ストリッパ
プレート136aのスI・リッパ136に必要に応じて
装着される図示しないパイロットビンの、フープ材33
のパイロット六挿入時の逃げ穴を構成する半円状の切欠
き部123d、124 dをそれぞれ設けてあり、これ
らの切欠き部123d、124dはパイロット穴形成ブ
ロック34で設定される第3図の穴48.49.50の
それぞれに係るピッチに応じてあらかじめ複数設けられ
ている。しかしながら、この実施例にあっては、この第
1のフープ材移送ブロック37では切断、曲げ等をおこ
なわないので、すなわち、ここではフープ材33の移送
のみをおこなうので、上述したパイロットピンをストリ
ッパ136に装着することを要しない。
なお、第5図(a)に示す133は、下型マスタ31に
固定され、ダイプレート1)7の位置決めをおこなう基
準ピンで、この基準ピン133はダイプレート1)7に
形成された穴134に挿入されるようになっている。
また、この第1のフープ材移送ブロック37は、上型マ
スタ30側には、ポンチプレート135と、ストリッパ
プレート136aとを備えている。ポンチプレート13
5は、この実施例ではほとんど活用されないが、例えば
切断ポンチ等が必要時に装着されるようになっている。
また、ストリッパプレー1・136 aは、上下動可能
に保持されており、このストリッパプレート136aの
下面の穴137.138に、前述した昇降手段121,
122を構成するボルト123a、124aの頭部が挿
入可能になっている。なお、139は上型マスタ30に
固定したサブガイドポストで、前述したストリッパ13
6はこのサブガイドポスト139に対しても前述したよ
うに移動可能になっている。そして、このサブガイドポ
スト139の直下のダイプレート1)7の対応する位置
には、サブガイドポスト139の下端部が挿入可能な穴
140を備えている。
次に、第1のフープ材移送ブロック37に連設される第
2のフープ材移送ブロック38および曲げ、分離ブロッ
ク39について第1図、および第6図(a) 、(b)
によって説明する。
第2のフープ材移送ブロック38は、この実施例にあっ
ては切断等の特別な作業のために活用されるものでなく
、フープ材33の移送のみをおこなわせるもので、例え
ば前述した第1のフープ材移送ブロック37のダイプレ
ート1)7と面一のダイプレートを備えており、また、
第1のフープ材移送ブロック37に備えられるガイド板
123.124が上述のダイプレートの両側部上に位置
するように延設されている。なお、ガイド板123.1
24はその端部が曲げ、分離ブロック39の一部にかか
るまで延設されている。
第2のフープ材移送ブロック38の下流に配置される曲
げ、分離ブロック39は、下型マスタ31側に曲げダイ
141を有している。この曲げ、分離ブロック39は、
下型マスタ31に例えばボルト等の締結手段を介して着
脱可能に設けられる2つのブロック142aに挟時され
るように位置決めされている。
そして、曲げダイ141の中央部には曲げダイ141の
上面まで上に突出可能なノックアウト143を有し、こ
のノックアウト143は複数のノックアウトピン144
上に一体的に設けられている。また、ノックアウトピン
144は、上下方向に移動可能な連結ピン145上に一
体的に設けられている。この連結ピン145は、この実
施例が装着されるプレス機械のベッド側に設けられる図
示しない連結ピン移動手段によって移動する。また、曲
げダイ141の下部には、ノックアウトピン144が挿
通可能な穴を有するバッキング部材146が配置されて
いる。なお、このバッキング部材146には、フープ材
33から製作しうる異なる品種の部品に対応させて、あ
らかじめ穴を多数設けてあり、この実施例ではノックア
ウト143の上下動作を円滑におこないうるノックアウ
ト144の配列に対応させてこれらの多数の穴のうちの
適宜の穴に、選択的に挿通させである。なお、第6図(
b)に示す147は、フープ材33から製作した部品を
払い落とすストリッパで、例えば4つのブロック142
上に固定される。第1図にあっては、このストリッパ1
47を除いた状態を示しである。
また、この分離、切断ブロック3つは、第6図(b)に
示すように、上型マスタ30側に、ポンチプレート14
8が装着され、このポンチプレート148に曲げポンチ
149と、切断ポンチ150とが装着されている。なお
、第6図(b)に示す151は曲げポンチ149の上方
向の移動を規制するバッキング部材、152はバッキン
グ部材151に形成された穴に挿通され、曲げポンチ1
49と一体的に設けたノックアウトピン、153はノッ
クアウトピン152を介して曲げポンチ149に桜街力
を付与するばねである。また、154は切1祈ポンチ1
50の抜は止め用のスペーサキー、155はこれらのス
ペーサキー154をポンチプレート148に固定するボ
ルトである。
次に、上述のように構成しである実施例にあって、フー
プ材33から完成部品を得るまでの手厘および各ブロッ
クの動作等について説明する。
はじめに、図示しないプレス機械の可動側であるラムに
締結手段によって上型マスタ30を装着し、固定側であ
るベッドに締結手段によって下型マスタ31を装着する
。そして、例えば第2図に示すように、キー56を基準
溝46内に挿入してその突出部57がポンチ54の頭部
に係合するようにする。この状態ではばね51の力によ
ってピン52がキー56の穴59に嵌入し、これによっ
てキー56が容易に移動しないように規制される。
また、キー56と同等の図示しないキーをフープ材33
の幅寸法に合わせて、例えば第3r21に示すキー溝6
2に、その先端部が穴71位置に至るように挿入する。
また、キー溝107からキー108を抜出しておく。
このような状態から、フープ材33を第1図に示すパイ
ロット穴形成ブロック34のガイド板79.80のテー
パ81.82をガイドとして挿入し、例えば当該パイロ
ット穴形成ブロック34上、リフタ40上、切断ブロッ
ク35上、ダミーブロック36上、リフタ41上に沖び
るように配置して、図示しないプレス機械のラムを駆動
し、上型マスタ30を下降させると、ポンチプレー1・
44が下降してポンチ54、および第3図(a)の穴7
1に挿入される図示しないポンチによってフープ材33
の両側縁部に第1回目の1対のパイロット穴が形成され
る。また、このとき同時にフープ材33の裏面が刻印ダ
イア8の刻印77に押圧されて、このフープ材33に当
該刻印77によって形成されるマーク等が転写される。
次いで、フープ材33を矢印32方向に所定量適ると、
キー溝107に位置する図示しないパイロットピンが上
記のようにして形成された1対のパイロット穴に挿入す
るように上方に向かって突出し、これによってフープ材
33が位置決めされる。
このような状態において再び上述のようにして上型マス
タ30を下降させると、ポンチ54および対応する図示
しないポンチによってフープ材33の両側縁部に第2回
目のパイロット穴が形成される。そして、これ以降は第
1回目に形成したパイロット穴と第2回目に形成したパ
イロット穴間の寸法、すなわち45ミリの長さを1送り
ピッチとして、順次この45ミリピツチごとにフープ材
33が送られてパイロット穴形成ブロック34における
パイロット穴あけ動作、および後述する切断、曲げ動作
が実施される。
なお、上述のようにして第2回目のパイロット穴が形成
されると、送りピッチが確定することから、キー溝10
7位置にある図示しないパイロットビンの突出はフープ
材33の移送には邪魔になる。したがって、キー溝10
7にキー108が挿入され、これにより当該図示しない
パイロットピンがキー108の下面に押し下げられる。
そして、キー108はキー溝107とピン108aとに
よって下型マスタ31に固定される。
上述のようにパイロット穴が形成されたフープ材33は
、リフタ40.41の棒状体83,1)2によってパイ
ロット穴形成ブロック34の刻印ダイア8および切断ブ
17ツク35のダイプレート88の表面から若干浮上が
った状態で移送される。
そして、このようにパイロット穴が形成されたフープ材
33が切断ブロック35の穴104.105.105a
位置に至ると、パイロット穴形成ブロック34によるパ
イロット穴形成時の上型マスタ30の下降に伴って第4
図(a)に示すバツキング部材95およびポンチプレー
ト96が下降し、ここでまず、第2図に示すピン86.
1)5の下降によってリフタ40.41の棒状体83.
1)2がばね85.1)4の力に抗してそのフープ材3
3の表面がダイプレート88の表面よりも突出しないよ
うに押し下げられる。続いて、第4図(b)に示すパイ
ロットピン99等が既に形成されたパイロット穴を経て
穴106内に挿入し、これによってフープ材33がこの
切断ブロック35において位置決めされる。さらに、引
続くポンチプレート96の下降によって切断ポンチ97
がフープ材33を切断して穴104内に挿入し、丸ポン
チ98、および図示しない穴あけポンチがフープ材33
を貫通してそれぞれ穴105.105a内に挿入し、第
4図(b)に示す状態となる。上記した切断ポンチ97
によって部品の基本的な外形形状が形成され、また丸ポ
ンチ98によってコ字状穴が形成され、図示しない穴あ
けポンチによってコ字状穴の近くに穴があけられる。こ
のような切断、穴あけによって除去されたフープ材33
の不要部分は下型マスタ31の穴1)1内を自重落下し
、この金型の外部に排出される。
そして、リフタ41を越えるまで送られて来たフープ材
33は、第1のフープ材移送ブロック37の昇降手段1
21.122を構成するガイド板123.124のテー
パ123b、124b、124C等に案内されて当該ガ
イド板123.124内に挿入され、この第1のフープ
材移送ブロック37、第2のフープ材移送ブロック38
を経て曲げ、分離ブロワ239位置まで送られる。
この間、パイロット穴形成ブロック34では45ミリピ
ツチでフープ材33の両側縁部にパイロット穴を形成す
る動作がおこなわれ、切断ブロック35では45ミリピ
ツチで穴104.105.105aに相応する穴がくり
返しあけられる。また、第1のフープ材移送ブロック3
7では、フープ材33の移送時には、第5図(a)に示
すようにばね127の力によってピン125、ガイド板
123、ボルト123aが上方位置にあって浮上げられ
な状態に保たれる。また、パイロット穴形成ブロックに
おけるパイロット穴形成時、および切断ブロック35に
おける切断時には、第5図(b)に示すように、ストリ
ッパ136によってガイド板123.124がばね12
7.128の力に抗して押下げられ、パイロット穴形成
ブロック34の刻印ダイア8の表面、切断ブロック35
のダイプレート88の表面とほぼ同じ高さ位置に保持さ
れる。なお、このとき昇降手段121,122を構成す
るボルト123a、124aの頭部はストリッパ136
に形成された穴内に収納され、フープ材33に何ら影響
を与えない状態に保たれる。
また、この間、すなわちフープ材33が曲げ、分離ブロ
ック39に至るまでは当該フープ材33は一体成形物を
構成している。
そして、フープ材33に形成された穴のうち切断ブロッ
ク35で形成された穴105.105aに対応する穴が
曲げ、分離ブロック39のほぼ中央位置に至ると、パイ
ロット穴形成ブロック34におけるパイロット穴形成動
作、および切断ブロック35における切断動作に伴う上
型マスタ31の下降により、第6図(b)に示すポンチ
プレート148が下降し、このポンチプレーt−148
に備えられる図示しないパイロットピンがフープ材33
のパイロット穴に挿入してこのフープ材33の位置決め
がなされ、引続くポンチプレート148の下降により一
体的に曲げポンチ149と切断ポンチ150が下降して
、曲げポンチ149と曲げダイ141とによって、フー
プ材33の該当部分の両側部が下方に曲げられるととも
にフープ材33を分離し、これによって第1図の符号1
56で示す完成部品が得られるとともに、切断ポンチ1
50によって完成部品156を除かれて生じるフープ材
33の不要な棒状の縁部が切断される。
なお、切断ポンチ150の切断によって形成されたフー
プ材33の不要部分は、図示しない排出手段によって外
部に排出される。このようにして得られた完成部品15
6は、図示しない連結ピン移動手段の駆動によって第6
図(b)に示す連結ピン145を上昇させ、ノックアウ
トピン144およびノックアウト143を上昇させるこ
とにより曲げダイ141から取外ずことができ、また、
仮に曲げポンチ149等に完成部品156が引掛ってこ
の完成部品156が上方に持上げられた場合には、第6
図(b)に示すストリッパ147によって、この完成部
品156を払い落とし、曲げポンチ149等からの取外
しがおこなわれる。
このようにして、フープ材33から45ミリピツチごと
に同一品種の複数の完成部品156を得ることができる
なお、上記において、パイロット穴形成ブロック34に
おけるキー56を適宜移動させて突出部57がポンチ5
3.55の頭部に係合するようにし、第3図(a>に示
すキー溝62に挿入されるキーをキー56と同等に移動
させて上述の各動作をおこなわせることにより、60ミ
リピツチ、30ミリピツチで完成部品156を得るよう
にすることができる。
また、キー溝62に挿入されているキーを第3図(a)
に示すキー溝61あるいはキー溝63に挿入し、切断ブ
ロック35のガイド板89の幅寸法、該切断ブロック3
5の切断ポンチ97等の寸法、第1のフープ材移送ブロ
ック37のガイド板123のガイド寸法、…目ヂ、分離
ブロック39の曲げボンデ149の寸法、切断ポンチ1
50の取付は位置等をそれぞれ変更することにより、上
述した完成部品156よりも幅寸法の大きい、あるいは
小さい部品を得ることができる。
また、例えば切断ブロック35とダミーブロック36を
外して1つの切断ブロックとし、これに対応させた切断
ブロック等を有するポンチプレートに交換し、併せて曲
げ、分離ブロック39等を個別に交換することにより、
上述した完成部品156とは異種の複数の部品を得るこ
とができる。
また、例えば切断ブロック35のグイプレート88、切
断ポンチ97等を含むポンチグし・−ト96を池のもの
に交換し、第1のフープ材移送ブロック37の曲げポン
チ1)8等を活用することにより、あるいは、第2のフ
ープ材移送ブロック38を曲げブロックとして活用する
ことにより、完成部品156とは異種の複数の部品を得
ることができる。
このように構成した実施例にあっては、パイロット穴形
成ブロック34におけるフープ材33のパイロット穴の
ピッチの選定、およびフープ材33の幅寸法に対応する
パイロット穴間隔の選定により、複数の異なる為種の部
品を製作することができる。
また、刻印77の形成された刻印ダイア8は、第3図(
c) 、(d) 、(e)に示すボルト78cをゆるめ
ストッパ78を第3図(d)より180°回動させるこ
とにより容易に別のものに変換することができる。
また、切断ブロック35は、クランプ部材93゜101
を、ボルト94.103をゆるめ第1図よりどちらか9
0”囲動させることで取外しでき、上型マスタ30、下
型マスタ31等の形状の変更を要することなく容易に他
の切断ブロックに変更でき、したがって他の異なる品種
の部品を容易に製作することができる。この場合、あら
かじめ他の異なる品種に対応する切断ブロックを用意し
ておくことにより、多品種の部品製作作業がより少ない
工数で実現できる。
また、切断ブロック35の下流に、曲げ、分離ブロック
39を配置しであることから、フープ材32に切断と曲
げ成形との2つの異なる動作をおこなわせることができ
、これにより異なる品種の部品製作に良好に対応できる
また、パイロット穴形成ブロック34、切断ブロック3
5はそれぞれガイド板79.80ガイド板89.90を
備えていることからフープ材33を所望の移送方向に沿
って確実に移送させることができ1部品精度の確保、お
よび切断、曲げ動作の能率向上に貢献している。
また、切断ブロック35の中央部の直下に位置する下型
マスタ31部分に穴1)1を設けであることから、切断
ブロック35の穴104.105.105aに対応する
穴の形成により生じたフープ材33の不要部分をこの穴
1)1によって一括して収納することができる。そして
、この1つの穴1)1の形成により、下型マスタ31に
個別に穴104.105.105aに対する不要物排出
用の穴を設けずに済み製1ヤが容易である。
また、切断ブロック35の前後にリフタ40.41を設
けてあり、これらのリフタ40.41によってフープ材
33の移送時には当該フープ材33を浮上がらせ、切断
時には切断ブロック35に備えられるピン86.1)5
によってこれらのリフタ40.41が押下げられるよう
になっていることから、フープ材33の移送時にこのフ
ープ材33に与えられる摩擦力を軽減でき、このフープ
材33の移送を円滑におこなわせることができるととも
に、フープ材33の切断時等にあっては、当該切断動作
等をリフタ40.41の浮上刃にかかわりなく確実にお
こなわせることができる。
また、リフタ40.41の棒状体83.1)2の長さ寸
法を切断ブロック35の幅寸法よりも大きくしであるの
で、切断ブロック35に代えて他の切断ブロックを配置
し他の異なる部品を製作する場合でも当該リフタ40.
41の寸法の変更を要せず、多品種に対応させることが
できる。
また、第1のフープ材移送ブロック37の昇降手段12
1.122を構成するガイド板123.124の側縁部
にはパイロットピンの挿入を許容する切欠き部123d
、124dを設けであることから、この第1のフープ材
移送ブロック37を切断ブロック、あるいは曲げブロッ
クとして活用する場合には、フープ材33の位置決めを
確実におこなうことができ、フープ材33を良好に案内
させることができるとともに、ガイド板123.124
間の寸法を十分に広くとることができ、フープ材33の
突出し、曲げ等のための領域として活用させることがで
きる。
〈発明の効果〉 本発明の順送成型金型は以上のように構成しであること
から、複数の品種に適応でき、汎用性に優れ、したがっ
て部品製作工数を抑制し、製作原価を極力安くすること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図(a) 、(b)は本発明の順送成
型金型の一実施例を示す説明図で、第1図はこの一実施
例の下型部分の全体構成を示す平面図、第2図はこの実
施例に備えられるパイロット穴形成ブロックおよびリフ
タ部分を示す側断面図、第3図(a) 、(b)はそれ
ぞれパイロット穴形成ブロックを構成するポンチプレー
トを示す平面図、側面図、第3図(c) 、(d) 、
(e)はそれぞれパイロット穴形成ブロックの下側部分
を示す平面図、側面図、正面図、第4図(a’) 、 
(b)はそれぞれこの実施例に備えられる切断ブロック
を第1図の矢印A方向から見た半断面図で、このうち第
4図(a)はフープ材移送時を示す左半断面図、第4図
(b)はフープ材の切断時を示す右半断面図、第5図(
a)、(b)はそれぞれこの実施例に備えられる第1の
フープ材移送ブロックを第1図の矢印B方向から見た半
断面図で、このうち第5図(a)はフープ材移送時を示
す左半断面図、第5図(b)はフープ材の切断時あるい
は曲げ時を示す右半断面図、第6図(a)はこの実施例
に備えられる第2のフープ材移送ブロック、および曲げ
、分離ブロックを示す平面図、第6図(b)は第1図の
矢印C方向から見た曲げ、分層ブロックの断面図、第7
図は従来の順送成型金型の下型部分を例示する説明図、
第8図(a) 、(b) 、(c)は第7図に示す従来
の順送成型金型によって得られた完成部品をそれぞれ示
す平面図、側面図、正面図である。 30・・・・・・上型マスタ、・31・・・・・・下型
マスタ、33・・・・・・フープ材、34・・・・・・
パイロット穴形成ブロック、35・・・・・・切断ブロ
ック、3つ・・・・・・曲げ、分離ブロック、44・・
・・・・ポンチプレート、45・・・・・・ダイプレー
ト、46・・・・・・基準溝、47.48.4つ、50
・・・・・・穴、51・・・・・・ばね、52・・・・
・・ピン、53.54.55・・・・・・ポンチ、56
・・・・・・キー、57・・・・・・突出部、58.5
9.60・・・・・・穴、61.62.63・・・・・
・キー溝、64.65.66.67.68.69.70
.71.72.73.74.75・・・・・・穴、79
.80・・・・・・ガイド板、88・・・・・・グイプ
レート、89.90・・・・・・ガイド板、91・・・
・・・固定ストリッパ、93.101・・・・・・クラ
ンプ部材、94.103・・・・・・ボルト、95・・
・・・・バッキング部材、96・・・・・・ポンチプレ
ート、97・・・・・・切断ボンチ、98・・・・・・
丸ポンチ、9つ・・・・・・パイロットピン、104.
105.105a、106・・・・・・穴。 第3図 rσノ                      
          (b)第3図 第6図 (a) 第 (a)   27 (b) 8図 薄 □ (C)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属からなるフープ材を一定方向に送りながら切
    断して複数の部品に成型する順送成型金型において、上
    型マスタと、この上型マスタに対向して配置される下型
    マスタと、これらの上型マスタと下型マスタ間に配置さ
    れ、上記フープ材に複数の異なるピッチのパイロット穴
    を形成可能なパイロット穴形成ブロックと、上記上型マ
    スタと下型マスタとの間に着脱可能に配置されるととも
    に、上記パイロット穴形成ブロックの下流に配置され、
    パイロット穴形成ブロックで形成されたパイロット穴を
    基準として当該フープ材を基本的な部品外形形状に切断
    する切断ブロックと、この切断ブロックを上型マスタお
    よび下型マスタに締結する締結手段とを有し、上記切断
    ブロックの前後に、上記フープ材の送り時に該フープ材
    を浮上させる1対のリフタを設け、該リフタが、フープ
    材の送り方向と直交する方向に伸長し、しかも切断ブロ
    ックの幅寸法よりも大きい長さ寸法を有する棒状体を具
    備することを特徴とする順送成型金型。
JP2054387A 1987-02-02 1987-02-02 順送成型金型 Pending JPS63188500A (ja)

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JP2054387A Pending JPS63188500A (ja) 1987-02-02 1987-02-02 順送成型金型

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JP (1) JPS63188500A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200448595Y1 (ko) 2008-01-28 2010-04-28 한국단자공업 주식회사 프로그레시브 금형

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