JPH084853B2 - 金型調整方法 - Google Patents

金型調整方法

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JPH084853B2
JPH084853B2 JP15858886A JP15858886A JPH084853B2 JP H084853 B2 JPH084853 B2 JP H084853B2 JP 15858886 A JP15858886 A JP 15858886A JP 15858886 A JP15858886 A JP 15858886A JP H084853 B2 JPH084853 B2 JP H084853B2
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JP
Japan
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die
punch
dies
mold
female
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JP15858886A
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JPS6313631A (ja
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道弘 横山
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Ohashi Technica Inc
Original Assignee
Ohashi Technica Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、汎用プレス機により精密打抜加工を行なう
場合の金型の調整方法に関する。
「従来の技術」 従来、精密打抜金型により同時に多数個打ち抜き加工
を行なう場合において、特に外形加工と中孔加工を併せ
行なう時には、外形および中孔の精度とピッチ精度が10
〜15ミクロン単位の誤差範囲に入る必要があるので、一
体金型を製造することが非常に困難であるという問題が
あった。そして、金型の上型と下型の嵌合精度が出てい
ないと、例えば5個の打抜加工を行なう場合には、第1,
第2および第3の組のパンチとダイスの精度が満足され
ても、第4,第5の組のパンチとダイスの精度が出ていな
い時には金型全体としては使用することができないとい
う問題があった。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明は、上記の問題を解決するためになされたもの
であり、汎用プレス機により精密打抜加工を行なう場合
の金型の調整方法を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 上記目的のため、本発明によれば上型と下型からなる
金型を有するプレス機において、ダイスまたはパンチが
可動なように予め製作した上型と下型を用意し、ダイス
とパンチの間に膜状体を挿入し、上型を緩やかに下降し
てパンチとダイスを嵌合させ、ダイスまたはパンチを固
定部材により固定することを特徴とする金型調整方法が
提供される。
「作用」 上記構成によれば、上型を緩やかに下降させるとダイ
スとパンチの間に挿入されたビニール膜などの膜状体に
よって、可動な側のダイスまたはパンチが正確な位置に
引き寄せられるように移動するため、その正確な位置に
移動されたダイスまたはパンチを固定することにより、
高い精度に金型を調整することができる。
「実施の態様」 本発明の実施の態様によれば前記ダイスとパンチを複
数組備える上型と下型を用意し、各ダイスとパンチの間
に膜状体を挿入し、上型を緩やかに下降して各パンチと
ダイスを嵌合させ、各ダイスまたはパンチの固定部材を
締付けることを特徴とする金型調整方法が提供される。
この態様によれば、複数組のパンチとダイスを備える金
型であっても一度に金型調整を行なうことができる。
「実施例」 次に、本発明の金型調整方法の実施例を図面について
説明する。
第1図から第3図に示されるように、下型101は、雌
ダイス8を下型ダイスホルダ9を介して下ダイセット10
に固定すると共に、その下ダイセット10を下ダイセット
プレート14および下ダイサブプレート15を介してプレス
機の下盤に支持させることにより構成されている。
雌ダイス8は、本実施例では5個の副雌ダイス81,82,
83,84,85に分割されている。第5個目の副雌ダイス85
は、第2図および第3図に示されるように4本の下ダイ
ス取付ボルト16により下ダイセット10に固定されてい
る。その取付ボルト16と取付孔18の間には前後左右の隙
間(がた)が形成されている。その他の副雌ダイス81〜
84についても同様である。
第5個目の副雌ダイス85は、往動行程では精密打抜加
工を行ない、復動行程では扱い加工を行なうための金型
であり、その副雌ダイス85の内孔には製品の外形と同様
形状を有する仕上用カウンター6が挿入されている。そ
の仕上用カウンター6はクッションピン7を介して左程
に大きくはない2〜50tの圧力により上方へ圧力を加え
ることが可能にされている。第1から第4個目までの副
雌ダイス81〜84は精密打抜加工を行なうための金型であ
る。
上型102は、内径パンチ1,パイロットパンチ2,歯部孔
抜パンチ3,荒歯部パンチ4,および仕上抜パンチ5を、パ
ンチホルダー12およびパンチプレート13を介して上ダイ
セット20に固定することにより構成されている。パンチ
1〜5は各副雌ダイス81〜85に精密に嵌合する寸法に製
作されている。上型102の下部には、精密打抜加工を行
うためのストリッパプレート11が、ばね21またはウレタ
ンゴムなどの弾性部材によって取付けられている。上ダ
イセット20の後端にはコイル材切断のための切断用パン
チ22が取付けられている。
なお、第2図に示されるように上ダイセット20にはガ
イドブッシュ24が取付けられており、そのガイドブッシ
ュ24には下ダイセット10に取付けられたガイドポスト25
が通されている。また、各副雌ダイス81〜85の左右に
は、コイル材をダイス81〜85の上面から浮上がらせるた
めのリフターピン23が設けられている。仕上抜パンチ5
の下部にはガイドピン26が取付けられている。
「作動」 上記構成において、各副雌ダイス81〜85と各パンチ1
〜5との位置を精密に合わせるように金型調整を行なう
場合には、次の手順による。まず、各副雌ダイス81〜85
を下ダイセット10の所定位置に下ダイス取付ボルト16に
よって取付け、その取付ボルト16を少し緩めておく。プ
レス機の上ダイセット20を下降する時に、各パンチ1〜
5が各副雌ダイス81〜85には直接に接触しないように、
ビニール膜のような膜状体Mを各副雌ダイス81〜85の上
に被せて置き、上ダイセット20を緩やかに下降する。上
ダイセット20が下降されると、最初は長目のガイドピン
26およびパイロットパンチ2が仕上用カウンター6の内
孔6Aおよびダイス82に到達し、続いてパンチ1,3,4,5が
ダイス81,83,84,85の上面に到達して、膜状体Mに接触
する。
そして、各パンチ1〜5が各ダイス81〜85の入口に嵌
入し始めると、各ダイス81〜85は膜状体Mに引かれるよ
うな力を受けて各パンチ1〜5の真下に微妙に移動し、
各パンチ1〜5は膜状体Mを切断しながら各ダイス81〜
85に嵌入する。各パンチ1〜5が各ダイス81〜85に嵌入
されたら、下ダイス取付ボルト16を強く締付けることに
より、各ダイス81〜85が正しい位置に精度良く固定され
る。
「その他の実施例」 パンチおよびダイスは5個に限られることなく、各1
個の場合であっても、本発明は良好に適用されることが
できる。また、パンチを可動とし、ダイスをノックピン
などにより固定する構造にした場合にも、本発明を良好
に適用されるが、何れかと云えば下側のダイスを可動と
する場合の方が締付固定の作業が容易であるため好都合
であった。なお、ダイスを上ダイセットに取付け、パン
チを下ダイセットに取付けた金型においても、本発明は
良好に適用することができた。固定部材は図示された取
付ボルトに限定されない。
「効果」 以上述べたように、本発明の方法は上記の構成である
から、パンチとダイスの2種類の部分のみ精度が出され
ていれば、その他の部品は左程の精度にしなくても汎用
プレス機を用いて十分高精度な精密打抜加工が可能であ
り、また調整の作業も極めて容易であるなどの優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における金型の縦断面図、第2
図は横断面図、第3図は下型の平面図である。 1…内径パンチ、2…パイロットパンチ、3…歯部孔抜
パンチ、4…荒歯部パンチ、5…仕上抜パンチ、8…雌
ダイス、81〜85…副雌ダイス、16…下ダイス取付ボル
ト。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上型と下型からなる金型を有するプレス機
    において、ダイスまたはパンチが可動なように予め製作
    した上型と下型を用意し、ダイスとパンチの間に膜状体
    を挿入し、上型を緩やかに下降してパンチとダイスを嵌
    合させ、ダイスまたはパンチを固定部材により固定する
    ことを特徴とする金型調整方法。
  2. 【請求項2】前記ダイスとパンチを複数組備える上型と
    下型を用意し、各ダイスとパンチの間に膜状体を挿入
    し、上型を緩やかに下降して各パンチとダイスを嵌合さ
    せ、各ダイスまたはパンチの固定部材を締付けることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の金型調整方法。
JP15858886A 1986-07-04 1986-07-04 金型調整方法 Expired - Lifetime JPH084853B2 (ja)

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JPS6313631A JPS6313631A (ja) 1988-01-20
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