JP2544924Y2 - 上向穴明同時絞り金型 - Google Patents

上向穴明同時絞り金型

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JP2544924Y2
JP2544924Y2 JP1990086411U JP8641190U JP2544924Y2 JP 2544924 Y2 JP2544924 Y2 JP 2544924Y2 JP 1990086411 U JP1990086411 U JP 1990086411U JP 8641190 U JP8641190 U JP 8641190U JP 2544924 Y2 JP2544924 Y2 JP 2544924Y2
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弘 斉藤
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株式会社アマダメトレックス
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、例えばパンチプレスに使用される上向穴
明同時絞り金型に関する。
(従来の技術) 従来、ワークに絞り加工を行なう絞り金型は、ワーク
を変形させて成形させるような構造となっている。すな
わち、予めワークに穴があいている場合には、絞り加工
の際、穴形状が変形し、穴の形状が不正確となり、加工
精度が出ないという問題があった。
この問題を改善するために、穴明けと絞り加工を同時
に行なう金型も開発されてきている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述した穴明けと絞り加工を同時に行なう
ような、今までに知られている金型を使用しても、未だ
穴形状が変形してしまう。特に、穴形状がシャープさを
必要とする場合には絞り加工の後に穴加工を行なう必要
があった。
この考案の目的は、上記問題点を改善するため、同時
一工程で絞り加工を行なった後に穴明け加工を行ない得
るようにすると共に、どんな穴形状でも加工精度を良好
にした上向き穴明同時絞り金型を提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本考案は、上金型
と下金型とからなる上向穴明同時絞り金型において、上
記下金型は、ダイ本体の中央部に上方向へ突設した凸状
の成形部を設け、かつエジェクタプレートを上下動自在
に備えると共に当該エジェクタプレートを第2弾機によ
って上方向へ付勢して備えた構成であり、前記上金型
は、上下動可能に設けられたパンチガイドの下端部に、
前記ダイ本体の凸状の成形部との間にワークを挾持する
ことによってワークに上向き絞り加工を行うためのへこ
み状の成形部を形成した絞り用プレートを設け、前記パ
ンチガイド内に上下動可能に設けられた穴明パンチの下
端部に、前記ダイ本体に備えた成形部に形成した透穴と
対応して前記ワークに穴明け加工を行う穴明部を設け、
前記穴明パンチに一体に設けたパンチボディの頭部と前
記パンチガイドとの間に、強力な第1弾機を介在した構
成である。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図を参照するに、上向穴明同時絞り金型1は、上
金型3と下金型5とから構成されている。この上金型3
にはパンチガイド7を備えており、このパンチガイド7
の下端には絞り用プレート9が例えば複数のボルト11で
固定されている。
前記パンチガイド7内には穴明パンチ13が上下方向へ
摺動自在に装着されている。この穴明パンチ13の下端部
には例えば丸棒状の穴明部15が連接部17を介して一体的
に設けられている。
前記絞り用プレート9には前記穴明け部15が通過する
ための貫通穴19が上下方向へ形成されていると共に、こ
の貫通穴19に連接して絞り用プレート9には前記連接部
17が入り込むための凹部21が形成されている。しかも、
絞り用プレート9の下端中心部はワークWに絞り加工を
行なうためのへこみ状の成形部23が形成されている。
前記パンチガイド7の上部にはパンチボデイ25が設け
られており、このパンチボデイ25の下部がパンチガイド
7内に装着され、ねじ27によって前記穴明パンチ13の上
部に取付けられている。また、パンチガイド7の上部フ
ランジ7Fとパンチボデイ25の頭部25Hとの間には複数の
皿ばねなどからなる強力な弾発力を有した第1弾機29が
介在されている。
前記下金型5には、凸状のダイ本体31が設けられてお
り、このダイ本体31には絞り用プレート9の成形部23に
対応する凸状の成形部33と、穴明パンチ13の孔明部15に
対応する透穴35が設けられている。前記ダイ本体31の突
部の外周には、加工後のワークWをダイ本体31から分離
するため、ゴム等の弾性部材などからなる第2弾機37に
よって上方へ弾発され、ボルトなどからなるストッパ39
によって上限を定められた環状のエジェクタプレート41
が上下方向へ移動自在に装着されている。なお、前記第
1弾機29は絞り加工時の力より高荷重に設定されている
と共に、第2弾機37には加工後のワークWをダイ本体31
から分離される力があればよい。
上記構成により、ワークWに絞り加工と穴明加工が同
時に行なわれる作用を第2図を用いて説明する。
まず、第2図(A)においてエジェクタプレート41上
に加工すべきワークWを載置し、パンチボデイ25の頭部
25Hをパンチプレスに上下動自在に備えたラムによって
打圧すると、上金型1のパンチガイド7が下降し、第2
図(B)に示したごとく、絞り用プレート9の下端とエ
ジェクタプレート41とでワークWを挟持する。この状態
でエジェクタプレート41を第2弾機37の弾発力に抗して
下降させ、ワークWがダイ本体31の上面に載るまで下降
する。
次に、絞り用プレート9をさらに下降させると、絞り
用プレート9の成形部23とダイ本体31の成形部33によっ
て、ワークWに上向きの絞り加工が行なわれる。(第2
図(B)の状態) 次に、この絞り加工が終了すると同時に、第1弾機29
の弾発力に抗して穴明パンチ13が下降して、穴明部15と
透穴35によってワークWに穴明けを行ない加工が終了す
る。(第2図(C)の状態) 加工後は穴明パンチ13、絞り用プレート9、エジェク
タプレート41の順序で上昇し、元の位置に戻されること
になる。
このように、絞り用プレート9の成形部23とダイ本体
31の成形部33とでワークWに絞り加工を行なうと同時
に、穴明パンチ13の穴明部15とダイ本体31の透穴35とで
穴明けが行なわれるため、正確な絞り加工と加工精度の
良好な穴明けを行なうことができる。
なお、この考案は、前述した実施例に限定されること
なく、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で
実施例し得るものである。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要
するに本考案は、上金型(3)と下金型(5)とからな
る上向穴明同時絞り金型(1)において、上記下金型
(5)は、ダイ本体(31)の中央部に上方向へ突設した
凸状の成形部(33)を設け、かつエジェクタプレート
(41)を上下動自在に備えると共に当該エジェクタプレ
ート(41)を第2弾機(37)によって上方向へ付勢して
備えた構成であり、前記上金型(3)は、上下動可能に
設けられたパンチガイド(7)の下端部に、前記ダイ本
体(31)の凸状の成形部(33)との間にワーク(W)を
挾持することによってワーク(W)に上向き絞り加工を
行うためのへこみ状の成形部(23)を形成した絞り用プ
レート(9)を設け、前記パンチガイド(7)内に上下
動可能に設けられた穴明パンチ(13)の下端部に、前記
ダイ本体(31)に備えた成形部(33)に形成した透穴
(35)と対応して前記ワーク(W)に穴明け加工を行う
穴明部(15)を設け、前記穴明パンチ(13)に一体に設
けたパンチボディ(25)の頭部(25H)と前記パンチガ
イド(7)との間に、強力な第1弾機(29)を介在した
構成である。
上記構成より明らかなように、本考案においては、下
金型5におけるダイ本体31には凸状の成形部33か形成し
てあり、上金型3におけるパンチガイド7の下部には上
記凸状の成形部33との間にワークWを挾持することによ
ってワークWの上向き絞り加工を行うへこみ状の成形部
(23)を形成した絞り用プレート9が設けてある。そし
て、上記パンチガイド7内に上下動可能に設けた穴明パ
ンチ13の下端部には、ダイ本体31の成形部33に形成した
透穴35と対応してワークWに穴明け加工を行う穴明部25
を設け、かつ穴明パンチ13と一体のパンチボディ25の頭
部25Hとパンチガイド7との間に強力な第1弾機29が介
在してある。
したがって、上金型3および下金型5をパンチプレス
に装着し、上金型3と下金型5との間にワークWを位置
せしめ、かつパンチプレスに備えたラムでもって上金型
3を下降せしめると、下金型5におけるダイ本体31に備
えた凸状の成形部33と上金型3におけるパンチガイド17
の下端部に備えた絞り用プレート9のへこみ状の成形部
23とによってワークWに上向き絞り加工が行われ、その
直後に穴明パンチ13の穴明部15とダイ本体31の成形部33
に形成した透穴35とによってワークWの上向き絞り加工
部分の上面に穴明け加工が行われるものである。
すなわち、本考案によれば、ダイ本体31に備えた凸状
の成形部33とパンチガイド7の下端部に取付けた絞り用
プレート9のへこみ状の成形部23によってワークWに上
向き絞り加工を行う構成であるから、上向き絞り加工を
簡単な構成でもって行うことができるものである。そし
て、上記上向き絞り加工の直後に穴明け加工を行う構成
であるから、穴形状を正確に保持することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る上向穴明け同時絞り金型の正面
断面図、第2図(A),(B),(C)は絞り加工と穴
明加工を同時に行なう作用の説明図である。 1……上向穴明同時絞り金型 3……上金型 5……下金型、7……パンチガイド 9……絞り用プレート、13……穴明パンチ 15……穴明部、23……成形部 29……第1弾機、31……ダイ本体 33……成形部、35……透穴 37……第2弾機 41……エジェクタプレート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上金型(3)と下金型(5)とからなる上
    向穴明同時絞り金型(1)において、上記下金型(5)
    は、ダイ本体(31)の中央部に上方向へ突設した凸状の
    成形部(33)を設け、かつエジェクタプレート(41)を
    上下動自在に備えると共に当該エジェクタプレート(4
    1)を第2弾機(37)によって上方向へ付勢して備えた
    構成であり、前記上金型(3)は、上下動可能に設けら
    れたパンチガイド(7)の下端部に、前記ダイ本体(3
    1)の凸状の成形部(33)との間にワーク(W)を挾持
    することによってワーク(W)に上向き絞り加工を行う
    ためのへこみ状の成形部(23)を形成した絞り用プレー
    ト(9)を設け、前記パンチガイド(7)内に上下動可
    能に設けられた穴明パンチ(13)の下端部に、前記ダイ
    本体(31)に備えた成形部(33)に形成した透穴(35)
    と対応して前記ワーク(W)に穴明け加工を行う穴明部
    (15)を設け、前記穴明パンチ(13)に一体に設けたパ
    ンチボディ(25)の頭部(25H)と前記パンチガイド
    (7)との間に、強力な第1弾機(29)を介在した構成
    であることを特徴とする上向穴明同時絞り金型。
JP1990086411U 1990-08-20 1990-08-20 上向穴明同時絞り金型 Expired - Lifetime JP2544924Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6052024U (ja) * 1983-09-19 1985-04-12 株式会社 アマダメトレックス カウンタ・シンク成形金型

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JPH0443417U (ja) 1992-04-13

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