JPS63187149A - 酸素センサ - Google Patents

酸素センサ

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JPS63187149A
JPS63187149A JP62071833A JP7183387A JPS63187149A JP S63187149 A JPS63187149 A JP S63187149A JP 62071833 A JP62071833 A JP 62071833A JP 7183387 A JP7183387 A JP 7183387A JP S63187149 A JPS63187149 A JP S63187149A
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oxygen
electrode
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直人 内田
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牛沢 典彦
Hideichiro Yamaguchi
秀一郎 山口
Takeshi Shimomura
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は酸素センサ、更に詳細には、溶液中の溶存酸素
濃度を電流応答で測定するために使用されるクラーク型
の酸素センサに関する。
[従来の技術] 従来から、銀/塩化銀を基準極、白金又は白金黒を作用
極に用いて、これをKOHの様なアルカリ溶液に浸し、
その外側をシリコーン膜で被覆した形のクラーク型酸素
センサが上市されているが、この電極では内部液室の漏
れ・汚染などの問題がある。特に、循環系中での連続モ
ニタリングには、電極の小型化、耐久性、温度補償とい
った特性の必要が強調される。最近、白金電極の上に直
接セルロース膜やその他ポリマー膜をコートしたcoa
ted wire typeの酸素センサが試験用電極
として上市されている。これらは耐久性に問題があり、
Po2が高い領域(人工肺では場合によって350 m
mHg以上〜760IIImHgが必要である)では使
用可能時間が短くなる。これは耐久性の点からの問題と
いえる。従って、循環系で使用できる酸素センサについ
ては、開発・上市されているものは未だ現われていない
[発明の解決しようとする問題点] 本発明は小型で耐久性があり、循環系中での連続モニタ
リングができる酸素センサを提供する。
[問題点を解決するための手段] この問題点を解決するための一手段として、本発明の酸
素センサは、導電性基体上にポルフィリン誘導体化合物
及び/またはその金属錯体化合物を直接被覆してなる酸
素感応部を有する酸素電極と、基準電極とを備え、前記
酸素′を極のうちの少なくとも酸素感応部と前記基準電
極とがイオン電導体中に離間して設けられ、さらに該イ
オン電導体が酸素選択性透過膜により被覆されてなる。
好ましくは、以下のように実施される。
導電性基体は導電性炭素である。
ポルフィリン誘導体は、メソ型−フェニル誘導体である
ポルフィリン錯体の錯形成する金属が、Fe。
Co、Niである。
ポルフィリン錯体の錯形成する金属がチタン。
バナジウム、クロム、マンガン、銅、ルテニウム、ロジ
ウム、パラジウム、イリジウム、白金。
銀、金等の遷移金属あるいは亜鉛、スズである。
ポルフィリン化合物は、メソ位にヒドロキシ芳香族誘導
体を置換したポルフィリン化合物及びメン位にアミノ芳
香族誘導体をffi )Aしたポルフィリン化合物から
選ばれる。
ポルフィリン化合物の金属錯体は、メン位にヒドロキシ
芳香族誘導体を置換したポルフィリンの金属錯体及びメ
ソ位にアミノ芳香族誘導体を置換したポルフィリンの金
属錯体から選ばれる。
基準電極は銀/塩化銀電極である。
イオン導電体は、リン酸塩緩衝液と塩化ナトリウムとを
含むポリビニルアルコール水溶液である。
酸素選択性透過膜はシリコーン、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、テフロン等の疎水性高分子膜である。
[作用] かかる構成において、酸素電極と基準電極が常に同じ条
件下にあり、測定した酸素濃度の温度較正が容易にでき
る。
[実施例1 本発明者は、先にOH,NHz等の活性基をもつフェニ
ル基を置換基として有するポルフィリン化合物、あるい
はこれを配位子とする錯体の酸化重合膜を、被覆膜とし
て使用すれば膜成分が溶出しにくく、かつ選択性にも優
れた酸素電極が得られることを見出した。
まずこの酸素電極について説明する。この酸素電極は、
導電性基体と、該導電性基体の表面を被覆する電解酸化
重合膜とを備える酸素センサであって、前記電解酸化重
合膜は、ポルフィリン化合物及びその金属錯体から選択
された少なくとも1つの物質からなることを特徴とする
この酸素電極に使用される導電性基体としては、導電性
炭素が好適であり、導電性炭素としては、例えばベーサ
ル・ブレーン・ピロリティック・グラファイト(bas
al plane pyrolytic grap−h
ite;以下、BPGという)、グラッシーカーボン等
が挙げられる。
又、この酸素電極に使用される好適なポルフィリン化合
物としては、メソ位にヒドロキシ芳香族誘導体を置換し
たポルフィリン化合物及びメソ位にアミノ芳香族誘導体
を置換したポルフィリン化合物が挙げられる。
又、この酸素電極に使用される好適なポルフィリン化合
物の金属錯体としては、メゾ位にヒドロキシ芳香族誘導
体を置換したポルフィリンの金属錯体及びメソ位にアミ
ノ芳香族誘導体を置換したポルフィリンの金属錯体が挙
げられる。
また、メゾ位にヒドロキシ芳香族誘導体あるいはアミノ
芳香族誘導体を置換したポルフィリン化合物としては、
次式 ぐR1)。
(RI ) n (式中、Arは芳香族、R,は電解酸化重合時の置換基
、R7は電解酸化重合時に反応しない置換基、原則とし
てnは1ないしArの有効原子価、mは0ないしArの
有効原子価−1を示す。) で表わされるテトラ、トリ、ジもしくはモノ(ヒドロキ
シフェニル)ポルフィリンや、テトラ、トリ、ジもしく
はモノ(アミノフェニル)ポルフィリン等が挙げられる
。ヒドロキシル基、アミノ基の置換位置は、オルト位2
バラ位が好ましく、更に他の位置にヒドロキシル基、ア
ミノ基あるいは他の置換基を置換してもよい。
メソ位にヒドロキシ芳香族誘導体あるいはアミノ芳香族
誘導体を置換したポルフィリンの金属錯体としては次式
、 (Rt ) n (Rl )ll (式中、Arは芳香族、R1は電解酸化重合時の置換基
、R2は電解酸化重合時に反応しない置換基、Mは錯形
成する金属、原則としてnは1ないしArの有効原子価
、mは0ないしArの有効原子価−1を示す。) で表わされるテトラ、トリ、ジもしくはモノ(ヒドロキ
シフェニル)ポルフィリン錯体や、テトラ、トリ、ジも
しくはモノ(アミノフェニル)ポルフィリン錯体が好適
なものとして挙げられる。
錯形成する金属としては、チタン、バナジウム。
クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル。
銅、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、
イリジウム、白金、銀、金等の遷穆金属、あるいは亜鉛
、スズ等が挙げられ、中でもコバルト、ニッケル、鉄、
銅、マンガン、クロム、白金が特に好ましい。
メソ位にヒドロキシ芳香族誘導体あるいはアミノ芳香族
誘導体を置換したポルフィリン化合物又はその金属錯体
の電解重合膜を導電性炭素基体表面上に被着するには、
導電性炭素基体を上記ポルフィリン化合物又はその金属
錯体を少なくとも1つ含み、支持電解質を含有する電解
液に浸漬して電解酸化重合を行えばよい。電解液に使用
する溶媒としては、例えばアセトニトリル、メタノール
、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、プロ
ピレンカーボネート等が、また支持電解質としては、過
塩素酸塩、硫酸、リン酸、ホウ酸、テトラフルオロリン
酸カリウム、4級アンモニウム塩が好適なものとして挙
げられる。該電解酸化重合膜は、膜厚を0.01〜50
μmとするのが好ましい。
斯くして被着された電解酸化重合膜は、緻密であり被検
液に溶出しにくいものであるため、通常その上に更に膜
を被着することなく使用できる。
しかしながら、体液(血液、尿など)中で測定する場合
には、タンパク貿の付着および還元物質の透過を防ぐ理
由から更にその上に再生セルロース膜、アセチルセルロ
ース、ポリスチロール、ポリヒドロキシエチルメタアク
リレート等を被着して使用するのが特に好ましい。膜厚
は、0.5〜50μmとするのが好ましい。
この電解酸化重合膜は、酸素と接触して酸化されるので
、この酸素センサを作用極として一定電位を印加すれば
、該電解酸化重合膜上での酸素の還元反応に基く電流が
観測される。捉って、予め標準溶液中の酸素濃度と観測
される電流値との相関を求めておけば、被検液での観測
電流値から酸素濃度を知ることができる。
作用極に印加する電位は、被覆膜に用いるボルフイルン
化合物又はその錯体の種類や、成膜方法によって異なる
この酸素電極は、叙上の如き構成を有するものであるの
で、以下に示す利点を有する。
(1)内部液を用いない固体型の膜被覆電極であるため
、従来の内部液室型電極(クラーク型電極)のような内
部液汚染、その交換といった煩瑣な操作が不要であり、
また小型化が可能である。
(2)電極基材が導電性炭素であるため、従来の貴金属
を用いたものと比較し安価である。従って、ディスポー
ザブル使用に適している。
(3)電解重合法による酸素還元反応種(ポルフィリン
)の重合膜を直接電極基体(導電性炭素)に被覆したも
のであるため、従来の高分子膜中に酸素還元反応種を担
持した膜を被覆した電極と比較して次の特長がある。
■ 膜中の酸素還元反応種の濃度を高くすることができ
、かつ緻密な膜を形成できるので、薄膜でよく、酸素に
対する応答時間を短縮することができる。
■ 妨害物質の取り込みが少ないので酸素に対する選択
性が優れている。
■ 膜自体が耐溶媒性を有しているので、金属錯体が被
検液中に溶出しないため一般に他の溶出防止膜等の膜を
更に被着する必要がなく、構造が単純である。
■ 乾燥状態で保管することができ、また保管後も直ち
に使用に供することができ、速やかに酸素濃度の測定が
できる。
本実施例では、導電性基体上にポルフィリン誘導体化合
物及びその金属錯体化合物を直接被覆した前述の酸素電
極と、基準電極と、前記酸素電極と基準電極とが含侵さ
れたイオン導電体としての電解質と、該電解質を被覆す
る酸素選択透A膜とを備える酸素センサを説明する。
本実施例に使用される酸素選択透A膜はシリコーン、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、テフロン等の疎水性高分
子膜からなるものである。
本実施例に使用される好適なイオン導電体としての電解
質は、ゲル状高分子から成るものが良く、リン酸塩緩衝
液と塩化ナトリウムとを含むポリビニルアルコール水溶
液が特に好適である。
又、本実施例に使用される好適な導電性基体は、導電性
炭素が挙げられる。本実施例に使用される好適なポルフ
ィリン誘導体は、メソ型−フェニル誘導体が挙げられ、
好適なポルフィリン錯体としては、Fe、Co、Niが
挙げられる。
く酸素電極の作製〉 下記方法により第1図(b)に示す電極を作製した。以
下、第1図(b)と共に説明する。
1辺o、5mmの正方形の断面を有し、長さ3.0mm
のベーサル・ブレーン・ビロリテイッり・グラファイト
1 (BPG)を導電性基体とし、それに導電性接着剤
2(サイコロンB、厚木研究所株式会社製)でリード線
3を接着した。そのまわりをエポキシ系接着剤4及び内
径1mmのテフロンチューブ5で被覆して絶縁し、BP
CIの断面のみが電極面となるようにした。この電極表
面にメソ−テトラ(0−アミノフェニル)コバルトポル
フィリン電解重合膜6を以下に示す電解条件によって被
覆した。
(電解液組成) メソ−テトラ(0−7ミノフエニル)コバルトポルフィ
リン   1mmoM/M過塩素酸ナトリウム    
0.1mo見/旦溶媒ニアセトニトリル (電解条件) 上記電解液中で、BPG電極を作用電極、A g / 
A g 0文電極を基準電極、白金巻線をス寸極として
、室温、窒素気流下で、o、ovlJ)ら1.8V (
vs、Ag/AgC1)まで3回電イ立掃引(掃引速度
50 mV/sec ) シた?&、+1.8Vで60
分間定電位電解した。
く基準電極の作製〉 BPG電極のテフロンチューブ5のまわりに、電解によ
って表面にAgC1を析出させた銀線7を巻き付け、酸
素センサにお番する基準電極及び文才径とした。
く酸素センサの作製〉 酸素センサの構成模式図を第1図(a)に示す、BPG
電極及びA g/A g C立電極を、正角¥液として
10%ポリビニルアルコール (50mmoJ1/文のpH7.38リン酸塩緩9訂液
、o 、  1 5 4mo見11のNaCMを含む)
、でiHたしたシリコーンチューブ9(内径2mm,厚
さ0、5mm、表面の厚さ0.1mm)で被覆し、まわ
りをサーモプラグ10,ウレタン系接着剤19で固定絶
縁し、酸素センサ20を完成した.(試験例1) 実施例で作製した酸素センサ20による酸素分圧の測定
回路の例を第2図に示す。ここで、21は電解セル、2
2は被検液、23は栓、24はガス注入チューブ、25
は0.6V直流電源、26は直流電流計である.この測
定回路を使用して酸素分圧の測定を行った。被検液22
としてo,  15 4man/lのNaClを含む5
0n+moJ1/見リン酸塩緩衝液を用い、この溶液を
ガス注入チューブ24により既知の混合比のN,と02
との混合ガスで飽和させて酸素分圧を変え、その時流れ
る電流値を直流電流計26で測定した。得られた結果を
表1に示し、酸素分圧に対する電流密度のプロットを第
3図に与えた。両者の間には良い直線関係が成り立つこ
とが分る。尚、測定は25±061℃で行った。
この結果、溶存酸素分圧は電流値(電流密度として表わ
される)から算出できる。なお、各温度において、水蒸
気圧を考慮して計算したPo2 (mmHg)と混合ガ
ス濃度(容量%)との関係を表2に示した。
(試験例2) 試験例1で酸素分圧と電流密度との間に直線関係が成立
することが分った。この酸素センサでの02の還元反応
が02の拡散によって律速されていると仮定すると、得
られる電流値はcottrelの式に従い、測定条件等
を考慮して変形すると、次の式で表わされる。
l  1 1 =A oe −1/ (R’τ’−Po
2+I。
但し、Ao、Rは定数、Tは絶対温度、Ioは残余電流
である。
ここで、この直線の傾きを5lopeと置き換え、両辺
の対数をとると、 fog(Slope) =A ・(1/T) + B 
 ・・・(1)但し、A=−1/R% B=立ogA。
となる。
そこで、試験例1と同様の測定回路で、被検液の温度を
15℃、25℃、30℃、37℃。
40℃と変えて試験例1と同様の測定を行った結果、表
3に示すように各温度において試験例1と同様にPO□
と電流密度との間には良い直線関係が成り立つことが分
る。
また、その直線の傾き及び傾きの対数を表4にまとめ、
傾きの対数の絶対温度の逆数に対するプロットを第4図
に示した。傾きの対数と絶対温度の逆数の間には良い直
線関係が成り立ち、前述の理論式(1)に合致すること
が分った。
次に、各温度での残余電流の値を表5に示し、第5図で
温度に対して残余電流値をプロットした(25±0.1
℃の時の残余電流は第3図参照)その結果、残余電流は
温度の関数として次の式で表わされることが明らかとな
った。
■。冨 C−T、+D   ・・・(2)従って、Po
、と電流密度との関係は次のような温度補償を考慮した
式で表わすことができる。
l I l =e ””++′’  −Po、 +C−
T0+D・・・(3) 但し、Tは絶対温度、”roは摂氏温度である。
以上の関係を用いることにより、2組の温度、2組の酸
素分圧の計4点における酸素センサの電流値’I + 
 ’2 +  13 +  ’4を測定し、(1)式、
(2)式に代入して、各係数A、B。
C,Dを求めることによって、温度較正式(3)が算出
で診ることが見い出された。
(試験例3) 各測定温度(最低2種の異なる温度・・・例えば15℃
と45℃)条件下で、濃度既知の2種の分圧(例えば1
5℃では、37 、36mmHgと134、 50mm
Hgの2点)に於いて酸素センサの電流密度を求める4
点較正方法にて温度較正を行う。次に具体的に順を追っ
て説明する。
較正に用いた4点の条件(温度、混合ガス濃度(容量%
)及び酸素分圧P 02  (mmHg) )及び4点
において実測した酸素センサの酸素還元電流密度(A/
am2)を表6に示す。これらの値を用い、次式 %式% により、15℃及び45℃における酸素濃度に対する電
流密度の関係式を求めると、それぞれ15℃: l I
 l (A/cm”) =2.858 x 10−’ 
x Pa2(a+mHg)+3.183x 10−’ ・・・(5) 45℃: II+(^/ca+”)−5,406x 1
0−’ x Po、 (mmHg)+4.148x 1
0−’ ・・・(6) と表わされる。この(5)式及び(6)式の傾籾及び切
片を試験例2の(1)、(2)式に代入し、係数A、B
、C,Dを求めると、 A=2.125xl(M2 B=2. 188 C”3. 283X10−’ D±2.571X10−’ となり、本酸素センサの較正式は次式で表わされる。
IIl”eXI)(2,125Xl0−’/T+2.1
88)’PO□+3.283  x 10−’x T、
+2.671x 10−’・・・(7) 較正式(7)を用いた30℃における温度補償の具体例
を以下に示す。
30℃における酸素センサの較正式は(7)式にT子3
0+273−303 (’に)を代入して算出すると、 l11(^/cm2)=3.993x 10−’・PO
2(+11118g)+3.656X 10−’・・・
(8) と表わされる(第6図の実線)。
試験例1と同様の方法で30℃における酸素センサの還
元電流密度を測定した実測値を表7に示し、第6図に0
印でプロットした。この結果、30℃の較正式(第6図
の実線)と実測値とは相関係数0.999で良く一致し
ており、較正式(3)を用いて精度良く温度補償できる
ことが明らかとなった。
(試験例4.5) 温度37℃、25℃においても、同様な方法で測定した
結果、30℃と同様精度良く温度補償できることが分っ
た。
(試験例6) 試験例3で温度補償した酸素センサを用いて測定液(p
H7,38,50mMのリン酸塩緩衝液:0.154M
のNaC1調整液)と第7図に示すフローシート(液流
速度450m、17分)で、人工肺装置の循環系のPo
2を測定した。ここで、170は人工肺、171は恒温
槽、172は熱交換器、173はローラポンプ、174
はリザーバ、175は酸素センサ20をセットするフロ
ースルーセル、176はポーラログラフイック(POR
AROGRAPHIC)電流計、17フは酸素濃度測定
装置、178は演算処理装置であり、ポーラログラフイ
ック電流計176と酸素濃度測定装置1フ7は光ファイ
バ179で結ばれている。
この時の、系中の温度変化、その時の酸素センサの還元
電流変化、これをPo2に換算した時の連続測定(混合
ガス圧変化させた)変化を第8図(B)、(C)、(A
)に示す。Po、変化に実験値(・・・線で示す)がよ
く合致していることが明らかとなった。従って、循環系
で本酸素センサが使用できることが確認できた。
表1 表2 表3 表4 表5 表6 表7 [発明の効果] 本発明により、小型で耐久性があり、且つ循環系中での
連続モニタリングが可能な酸素センサを提供できる。
詳細には、 (1)ポリ(ポルフィリン)及びその金属錯体の膜表面
で還元したときの還元電流値から溶存酸素量(P o 
、 mmHg)を測定する。
(2)この場合、Po、対電流値(電流密度)は測定温
度(15℃〜45℃)を変化させても直線関係が成立す
ることから、この温度領域であればPo2 (2点)と
温度変化(2点)よりの4点較正によって温度補償が可
能である。
(3)また、一定温度条件下であれば(2)よりp o
 2  (+v)Ig)は較正できるので、連続系ある
いは循環系におけるPa2測定が可能な酸素センサであ
る。
(4) 一定温度下でPo2(m+nHg)対還元電流
の相関関係は良い直線関係を示すので、この検量線から
PO□濃度を測定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本実施例で作製した酸素センサの構成模
式図、 第1図(b)は本実施例の酸素電極を示す拡大断面図、 第2図は本実施例で作製した酸素センサの測定回路を示
す図、 第3図は25℃におけるPo、に対する電流密度のプロ
ット図、 第4図は絶対温度の逆数に対するPo2対電流直線の傾
きの対数のプロット図、 第5図は温度(1)に対するPo2対電流直線の切片の
プロット図、 第6図は較正直線と実測値との比較を示す図、第7図は
人工肺装置の循環系の酸素測定システム図、 第8図(A)〜(C)は第17図の酸素測定システムで
の測定結果を示す図である。 図中、1・・・BPG、2・・・導電性接着剤、3・・
・リード線、4・・・エポキシ系接着剤4.5・・・テ
フロンチューブ5.6・・・メソ−テトラ(0−アミノ
フェニル)コバルトポルフィリン’E解1合膜、7・・
・銀線、8・・・ポリビニルアルコール水溶液、9・・
・シリコーンチューブ、10・・・サーモプラグ、19
・・・ウレタン系接着剤、20・・・酸素センサである

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性基体上にポルフィリン誘導体化合物及び/
    またはその金属錯体化合物を直接被覆してなる酸素感応
    部を有する酸素電極と、基準電極とを備え、 前記酸素電極のうちの少なくとも酸素感応部と前記基準
    電極とがイオン電導体中に離間して設けられ、さらに該
    イオン電導体が酸素選択性透過膜により被覆されてなる
    ことを特徴とする酸素センサ。
  2. (2)導電性基体は導電性炭素であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の酸素センサ。
  3. (3)ポルフィリン誘導体は、メソ型−フェニル誘導体
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の酸
    素センサ。
  4. (4)ポルフィリン錯体の錯形成する金属が、Fe、C
    o、Niであることを特徴とする特許請求の範囲第3項
    記載の酸素センサ。
  5. (5)ポルフィリン錯体の錯形成する金属がチタン、バ
    ナジウム、クロム、マンガン、銅、ルテニウム、ロジウ
    ム、パラジウム、イリジウム、白金、銀、金等の遷移金
    属あるいは亜鉛、スズであることを特徴とする特許請求
    の範囲第3項記載の酸素センサ。
  6. (6)ポルフィリン化合物は、メソ位にヒドロキシ芳香
    族誘導体を置換したポルフィリン化合物及びメソ位にア
    ミノ芳香族誘導体を置換したポルフィリン化合物から選
    ばれることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の酸
    素センサ。
  7. (7)ポルフィリン化合物の金属錯体は、メソ位にヒド
    ロキシ芳香族誘導体を置換したポルフィリンの金属錯体
    及びメソ位にアミノ芳香族誘導体を置換したポルフィリ
    ンの金属錯体から選ばれることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の酸素センサ。
  8. (8)基準電極は銀/塩化銀電極であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の酸素センサ。
  9. (9)イオン導電体は、リン酸塩緩衝液と塩化ナトリウ
    ムとを含むポリビニルアルコール水溶液であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の酸素センサ。
  10. (10)酸素選択性透過膜はシリコーン、ポリプロピレ
    ン、ポリエチレン、テフロン〔登録商標〕等の疎水性高
    分子膜であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の酸素センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007302913A (ja) * 2006-05-08 2007-11-22 Makoto Yuasa 金属ポルフィリン錯体の重合膜、その製造法及びこれを用いるスーパーオキシドアニオンラジカル測定用電極
WO2015060328A1 (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 理研計器株式会社 定電位電解式ガスセンサ
JP2015083926A (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 理研計器株式会社 定電位電解式酸素ガスセンサ

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WO2015060328A1 (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 理研計器株式会社 定電位電解式ガスセンサ
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