JPS6318611Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6318611Y2
JPS6318611Y2 JP6977883U JP6977883U JPS6318611Y2 JP S6318611 Y2 JPS6318611 Y2 JP S6318611Y2 JP 6977883 U JP6977883 U JP 6977883U JP 6977883 U JP6977883 U JP 6977883U JP S6318611 Y2 JPS6318611 Y2 JP S6318611Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
end wall
spring
gravity
compression coil
coil spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6977883U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59175092U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6977883U priority Critical patent/JPS59175092U/ja
Publication of JPS59175092U publication Critical patent/JPS59175092U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6318611Y2 publication Critical patent/JPS6318611Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は折りたゝみコンテナの端壁を直立位置
から、折りたゝみ位置に倒し、逆に折りたゝみ位
置から直立位置に起すときに端壁の重力をコイル
ばねでバランスさせ、一人の人間で容易かつ安全
に起倒できるようにした折りたゝみコンテナの端
壁回動装置に関するものである。
(従来技術) 従来、折りたゝみコンテナの端壁の起倒手段と
して引張り型コイルばねを使用したものが存在し
ている。この手段の欠点は、直立位置から折りた
たみ位置に倒す初期に大きな力を必要とする事、
起倒途中でコイルばねが切損したときにばね作用
が全くなくなるため人身事故を起す危険があるこ
とである。
これらにつき、第6図を参照して説明すると、
1は折りたゝみコンテナのプラツトホームを形成
する床構造体、6は前記床構造体1の両端に枢軸
aによつて起倒可能な端壁である。13′は引張
コイルばねで、一端を床構造体1側に、他端を端
壁6側にそれぞれピン着b,cされている。なお
第6図のGは、端壁6の重心点である。
さて端壁6は、枢軸aを中心に直立位置(2点
鎖線)と折りたゝみ位置(実線)間を起倒する
が、直立位置から折りたゝみ位置に倒すとき、重
心Gが枢軸aの直上に来た位置(直線l)から左
方、即ちG′〜G″間は端壁6の重力とコイルばね
13′の引張力とが略バランスするように構成さ
れているので、一人の人間の力で容易に回動させ
ることができる。
しかし枢軸aの直上の位置から右方即ち、
G′〜G間は、端壁6の重力とコイルばね13′の
引張力とがバランスしない、即G′〜G間では、
端壁の重力のみが作用しコイルばね13′は、フ
リー状態である。従つて直立位置から折りたゝみ
位置に端壁6を倒すとき、重心点G〜G′間では
端壁6の重力より大きな外力を加えてやらなけれ
ばならないことになる。この外力は、端壁6の枢
軸aからのモーメントアームが大きければ小さく
てよいが、人間の力で直接、端壁6を押し又は引
張る場合には限度がある。
従来この解決策として第6図に示したように端
壁6の上部隅金具に、ワイヤーwを引つ掛け、そ
の先端を人間(図示せず)が引張つて重心点G〜
G′を回動させていた。その後は端壁6の重力と
コイルばね13′がバランスしているので作業者
が少し介添えする程度で折りたゝむ事ができた。
このようにして折りたゝみ作業は行なわれて来た
が、端壁6の前面で引張り作業をするために、万
一コイルばね13′が切損した場合には非常に危
険であつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、叙上のように端壁6の回動をより円
滑にするためと、端壁折りたゝみ時の危険性を回
避可能な端壁回動装置を提供せんとするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 床の四隅の柱脚の上下に隅金具を有する床構造
体に対し、上部に隅金具を有する隅柱を備えた端
壁が起倒自在に枢支された折りたゝみコンテナに
おいて、一端が前記床構造体側に他端が前記端壁
側に枢着されたばね装置を有し、該ばね装置は、
一端にピン孔を有し他端に大径の頭部を有するロ
ツドと、一端にロツドを挿通する孔を有する底板
を有し、他端にピン孔を有する支持片を有する筒
体と、2個の圧縮コイルばねとからなり、該2個
の圧縮コイルばねは筒体内にあり、かつ前記ロツ
ドの大径頭部の両側に夫々1個づつ収納されてい
て、前記端壁の起倒過程中において、前記端壁の
重心Gが前記端壁の枢軸の軸心を通る垂直線lよ
り左方にあるとき、前記一方の圧縮コイルばねに
より、又前記端壁の重心Gが前記端壁の枢軸の軸
心を通る垂直線lより右方にあるとき、前記もう
一方の圧縮コイルばねにより、互いに作用方向を
異にしてそれぞれ作用させ、前記端壁の起倒全域
に亘つて端壁の重量と略バランスするよう構成し
た。
この構成により、直立位置から折りたゝみ位置
に倒すときに人間の力の直接作用出来る範囲内
で、端壁の後面又は側面から押圧して、枢軸を中
心に折りたゝみできるようにしたもので、又万一
コイルばねが切損した場合でも危険性のないよう
にした。
(実施例) 以下図面を参照して詳細に説明する。
第1図と第2図に於て1は床構造体で両側の縦
梁2と前後の横梁3で囲まれた部分に床材が張ら
れている。縦梁2の両端に固設された横梁3の巾
方向両端には柱脚4が固設されている。柱脚4の
上下には隅金具5が固着されている。
6は端壁で、その巾方向両端には上部に隅金具
7を有する端壁隅柱8が固設されている。9は端
壁の上部横梁、10は同じく下部横梁である。1
1は補強板で、端壁隅柱8に固着され、その延長
下端部は床構造体1側に枢軸aにて枢支され、端
壁6が床構造体1に対し直立位置と折りたゝみ位
置間を回動できるようになつている。前記端壁6
の下部横梁10は端壁6が直立した時に床構造体
1の横梁3の上面に載置されるようになつてい
る。12は係脱可能な緊締装置でこれより端壁6
を直立位置に保持するようになつている。
13はコイルばね装置で一端が端壁6の上部
に、他端が床構造体1の横梁3にそれぞれピン着
b,cされている。
ばね装置13は第5図に示す如くピン孔14と
ねじ孔部を有する先端金具15と、一端にねじ部
16を設け、他端に大径の頭部17aを有するロ
ツド17と、筒体18と、前記大径頭部17aを
挟む圧縮コイルばね19と同じく圧縮コイルばね
19aとで構成されている。前記筒体18は一端
に前記ロツド17が挿通される孔20aを穿設し
た底板20を有し、他端にはピン孔21aを有し
ている支持片21がとりつけられている。なお筒
体18は筒状であることが好ましいが、必ずしも
筒状でなくともよい。たとえば底板20と支持片
21との間に跨るよう配設した複数本のステー等
の間隔を保持するものであればよい。
ばね装置13の先端金具15のピン孔14は床
構造体1側に又筒体18のピン孔21aは端壁6
側にそれぞれピン着b,cされている(第3図)。
次にばね装置13の2個のばね19と19aの
作用についてのべる。まずばね19の作用を第7
図を参照してのべる。いま、折りたゝみコンテナ
の回動中心をa、ばね装置13の床側枢軸をb、
ばね装置の端壁側枢軸をc、端壁の重心をGとす
ると、端壁6が直立位置と折りたゝみ位置間で起
倒する場合の端壁6の重心Gならびにばね装置1
3の枢軸cの軌跡は第7図の円弧とに示す通
りである。G′〜G″間の回動は、従来引張ばねを
使用していた時と同じように端壁6の重力と圧縮
コイルばね19とがバランスして起倒できる。
次にG〜G′間の回動時には次の如く作用する。
上記した如くG′〜G″間はばね19の作用で、端
壁6の重力がバランスしているが、端壁を直立さ
せるとき、G′を通過すると、ばね19は作用し
なくなる。即ちばね力が0となる。第8図は重力
による回転力とばねによる回転力の関係グラフで
ある。即ちθ=0゜〜80゜の間即ち倒れている状態
から重心Gが枢軸aの直上にくる間はコイルばね
19と端壁6の重力がバランスしている。そして
GがG′の位置にくるとばね19の作用はなくな
ることがわかる。従つてG′からG方向への重心
Gの回動は、第9図に示す如く、端壁の重量Wの
円周方向成分Fによつて回動する。又逆に、直立
位置から折りたゝみ位置に、回動する場合には、
ばね装置13はG〜G′間はばね19のばね力が
0であるので、端壁6には重力Wのみが働いてい
る。従つて、枢軸aを中心として重心点Gを
G′回動させるためにはWの円周方向の成分F′を与
えてやらなければならない。この力を従来はワイ
ヤwを以て引張つていたのであるが、本考案に於
てはもう1つの圧縮コイルばね19aで発生させ
ることができる。
以上説明した如く本考案はばね19をG′〜
G″のバランス用に、又ばね19aをG〜G′間の
バランス用に使い、これらを1つの筒体18内で
大径頭部17aの両側に収納したものである。さ
らに従来、端壁6のバランス用には1個の引張り
ばねのみが使用されていたものを、2個の互に反
対方向に作用する圧縮コイルばねを使用したもの
である。
前記した通り引張りばねを使用した従来構造で
はもし、回動の途中で引張りばねが切損した場合
に、もろに端壁6の重力が作用して、端壁が落下
し人身事故をまねく危険があるが、本考案の如く
圧縮コイルばねを使用すれば万が一切損した場合
には、第11図bの如く切断個所24の前後が瞬
時に接触しあうのみである。この場合圧縮力は負
荷時(第11図c)より減少するけれども残存す
る圧縮力の作用で、端壁6が瞬時に倒れる事がな
く危険を十分回避することができる。
第12図は本考案の他の実施例である。この例
ではばね装置13は、一端が床構造体の縦梁2の
側面に、他方が端壁6の回転中心aを含む補強板
11の下端に延長したアーム部11aにそれぞれ
ピン着b,c′されている。これにより先の実施例
と同一効果を発揮させることができる。
(効果) 以上本考案によれば、筒体内に2個の圧縮コイ
ルばねを装着し、1方のばね19で垂直線aG′の
左方を、又もう1方のばね19aで垂直線aG′の
右方に於ける端壁6の重力とバランスできるよう
にした。これにより従来のように、ワイヤw等の
補助回動機器を使用することなしに人間が少し介
添えする程度で、円滑に端壁6を開閉することが
できる。従つて折りたゝみコンテナの側面から起
倒作業ができるので、作業性が向上し、かつ安全
である。
又圧縮コイルばね19,19aを使用したの
で、万一起倒途中でばねが切損しても、充分に端
壁の重量に耐えることができ、端壁の起倒作業に
於ける危険を一掃することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は折たゝみコンテナの正面図、第2図は
第1図の右側面図、第3図は第1図の−矢視
図、第4図は第3図の−矢視図、第5図はば
ね装置の断面図、第6図は公知ばね装置を備えた
折りたゝみコンテナの部分図、第7図は本考案の
端壁各部の軌跡を示す図、第8図はばね装置のば
ねによる回転力と重力による回転力の関係グラ
フ、第9図は端壁を直立させる時の枢軸aの直上
を超えてからの力の分解図、第10図は端壁を倒
すときの、枢軸aに至るまでの力の分解図、第1
1図aは圧縮ばねの無負荷時の状態を、bは負荷
時にばねが破断した時の状態を、cは負荷時の状
態を示す、第12図は本考案の他の実施例。 図において;1……床構造体、2……縦梁、3
……横梁、4……柱脚、5……隅金具、6……端
壁、7……隅金具、8……端壁隅柱、9……上部
横梁、10……下部横梁、11……補強板、11
a……アーム部、12……緊締装置、13……コ
イルばね装置、14……ピン孔、15……先端金
具、16……ねじ部、17……ロツド、17a…
…大径頭部、18……筒体、19,19a……圧
縮コイルばね、20……底板、20a……(ロツ
ド挿通用)孔、21……支持片、21a……ピン
孔、22……円板、23……ナツト、24……切
断個所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床の四隅の柱脚4の上下に隅金具5,5を有す
    る床構造体に対し、上部に隅金具7を有する隅柱
    8を備えた端壁6が起倒自在に枢支された折り
    たゝみコンテナにおいて、一端が前記床構造体側
    に他端が前記端壁6側に枢着されたばね装置1
    3,13′を有し、該ばね装置13,13′は、一
    端にピン孔14を有し他端に大径の頭部17aを
    有するロツド17と、一端にロツド17を挿通す
    る孔20aを有する底板20を有し、他端にピン
    孔21aを有する支持片21を有する筒体18
    と、2個の圧縮コイルばね19,19aとからな
    り、該2個の圧縮コイルばね19,19aは筒体
    内にあり、かつ前記ロツド17の大径頭部17a
    の両側に夫々1個づつ収納されていて、前記端壁
    の起倒過程中において、前記端壁6の重心Gが前
    記端壁6の枢軸aの軸心を通る垂直線lより左方
    にあるとき、前記一方の圧縮コイルばね19によ
    り、又前記端壁6の重心Gが前記端壁6の枢軸a
    の軸心を通る垂直線lより右方にあるとき、前記
    もう一方の圧縮コイルばね19aにより、互いに
    作用方向を異にしてそれぞれ作用させ、前記端壁
    6の起倒全域に亘つて端壁の重量と略バランスす
    るよう構成したことを特徴とする折りたゝみコン
    テナの端壁回動装置。
JP6977883U 1983-05-12 1983-05-12 折りたゝみコンテナの端壁回動装置 Granted JPS59175092U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6977883U JPS59175092U (ja) 1983-05-12 1983-05-12 折りたゝみコンテナの端壁回動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6977883U JPS59175092U (ja) 1983-05-12 1983-05-12 折りたゝみコンテナの端壁回動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59175092U JPS59175092U (ja) 1984-11-22
JPS6318611Y2 true JPS6318611Y2 (ja) 1988-05-25

Family

ID=30199926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6977883U Granted JPS59175092U (ja) 1983-05-12 1983-05-12 折りたゝみコンテナの端壁回動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59175092U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017213154A1 (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 秀幸 太田 コンテナ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH037349Y2 (ja) * 1984-11-27 1991-02-22

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017213154A1 (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 秀幸 太田 コンテナ
JP6311850B1 (ja) * 2016-06-07 2018-04-18 秀幸 太田 コンテナ
CN109311588A (zh) * 2016-06-07 2019-02-05 太田秀幸 集装箱
CN109311588B (zh) * 2016-06-07 2020-01-24 太田秀幸 集装箱

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59175092U (ja) 1984-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2593349B2 (ja) クレーン装置およびその使用方法
JP2015000704A (ja) 車両荷台のステップ付アオリ
JPS6318611Y2 (ja)
JPS6318612Y2 (ja)
US6042165A (en) Pick-up box lift
JP2000289976A (ja) 反転装置
JPH0848493A (ja) 簡易リフトの移動用台車装置
JPS6340345Y2 (ja)
JPH037349Y2 (ja)
JPH10218586A (ja) フォークリフト用のパレット兼用バスケット
JP2518369Y2 (ja) 油圧破砕機用バランサ装置及びそれを備えた破砕装置
JPS6241036Y2 (ja)
JP2577987Y2 (ja) エレベ−タ式足場装置の収納式作業床
JPH0213344Y2 (ja)
JPH0341182B2 (ja)
JPH0680390A (ja) 建築材料用作業装置
JPH0215907Y2 (ja)
JPH0430226Y2 (ja)
JP3675769B2 (ja) 折り畳み式テント
JPH04115883U (ja) クライミングクレーンの下部支持台
JPH024510B2 (ja)
JPH0756310Y2 (ja) フォークリフトの旗木起倒用アタッチメント
CN108391994A (zh) 一种升降式家具防倾倒装置
JP2578139Y2 (ja) クレーン装置
JPS588504Y2 (ja) コンクリ−ト製品成形用型枠の側板支持ロッド