JPH10218586A - フォークリフト用のパレット兼用バスケット - Google Patents
フォークリフト用のパレット兼用バスケットInfo
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- JPH10218586A JPH10218586A JP2915597A JP2915597A JPH10218586A JP H10218586 A JPH10218586 A JP H10218586A JP 2915597 A JP2915597 A JP 2915597A JP 2915597 A JP2915597 A JP 2915597A JP H10218586 A JPH10218586 A JP H10218586A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フォークリフトの運転者のリモコン運転のた
めの運転席を広くて安全なものとし、積み荷の積載量を
増やし、走行性能と小回り性能も向上させる。 【解決手段】 穴13bにフォークリフトのフォークを
挿入してフォークと一体化することができる載荷用のパ
レット13に、折り畳むことができるバスケット10を
取り付けて、パレット13の床板13a上をフォークリ
フトのリモコン運転用の運転席として使うことができる
ようにする。図示例のバスケット10は、床板13aの
両側縁部に枢着されて床板13aの延長面を形成し得る
可動の床板14と、床板14に枢着されてそれと共に展
開することによってフェンスを形成するサイド枠12や
安全柵17、バックレスト11等を有する。
めの運転席を広くて安全なものとし、積み荷の積載量を
増やし、走行性能と小回り性能も向上させる。 【解決手段】 穴13bにフォークリフトのフォークを
挿入してフォークと一体化することができる載荷用のパ
レット13に、折り畳むことができるバスケット10を
取り付けて、パレット13の床板13a上をフォークリ
フトのリモコン運転用の運転席として使うことができる
ようにする。図示例のバスケット10は、床板13aの
両側縁部に枢着されて床板13aの延長面を形成し得る
可動の床板14と、床板14に枢着されてそれと共に展
開することによってフェンスを形成するサイド枠12や
安全柵17、バックレスト11等を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷役作業用のフォ
ークリフトの載荷用フォークの一部にバスケットを取り
付けて運転者が乗る特設の運転席とし、運転者がそのバ
スケット上でリモコン装置によってフォークリフトを運
転する所謂リモコン装置付きフォークリフトにおいて、
そのバスケットを載荷用のパレットとして兼用すること
ができるようにしたパレット兼用バスケットの構成に関
する。
ークリフトの載荷用フォークの一部にバスケットを取り
付けて運転者が乗る特設の運転席とし、運転者がそのバ
スケット上でリモコン装置によってフォークリフトを運
転する所謂リモコン装置付きフォークリフトにおいて、
そのバスケットを載荷用のパレットとして兼用すること
ができるようにしたパレット兼用バスケットの構成に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平4−197999号公報
における従来の技術の項に記載されているように、図4
及び図5に示したような構成のリモコン装置付きのフォ
ークリフトが知られている。その構成を図4によって簡
単に説明する。この場合も基本的には通常のフォークリ
フトと同様に、車体本体1に取り付けられた左右一対の
部材2a,2bを含むアウターマスト2と、アウターマ
スト2によって案内されて上下方向に移動することがで
きる左右一対の部材3a,3bを含むインナーマスト3
と、インナーマスト3の移動に伴って昇降することがで
きるリフトブラケット4と、リフトブラケット4の横軸
4aに吊設された左右一対のフォーク5a,5bが設け
られている。
における従来の技術の項に記載されているように、図4
及び図5に示したような構成のリモコン装置付きのフォ
ークリフトが知られている。その構成を図4によって簡
単に説明する。この場合も基本的には通常のフォークリ
フトと同様に、車体本体1に取り付けられた左右一対の
部材2a,2bを含むアウターマスト2と、アウターマ
スト2によって案内されて上下方向に移動することがで
きる左右一対の部材3a,3bを含むインナーマスト3
と、インナーマスト3の移動に伴って昇降することがで
きるリフトブラケット4と、リフトブラケット4の横軸
4aに吊設された左右一対のフォーク5a,5bが設け
られている。
【0003】このようなフォークリフトを使用して、例
えば天井に取り付けられた電球を交換したり、高い位置
の棚にある物を取ったりするとき(所謂ピッキング作業
時)には、フォーク5a,5bに運転席となるバスケッ
ト6を装着してその床板6a上に運転者が乗り、リモコ
ン装置7を使ってバスケット6内からフォークリフトを
操縦する。バスケット6は周囲に運転者の転落を防止す
るフェンス6bを有する。バスケット6をフォーク5
a,5bに装着するために、バスケット6の下方には左
右一対の鞘フォーク8a,8bが平行に取り付けられて
おり、これらの鞘フォーク8a,8bが車体本体1側の
フォーク5a,5bに被さるように装着され、更に鞘フ
ォーク8a,8bの少なくとも一方に開口するピン孔8
cにピン9を挿入するというような方法で、フォーク5
a,5bから鞘フォーク8a,8bが抜けないようにし
て相互に一体化される。図4に示すように、フォーク5
a,5bの基端側にはバスケット6が取り付けられて
も、鞘フォーク8a,8bの先端側に載荷可能な部分が
残るので、運転者がバスケット6に乗ったままで、比較
的小型で軽い物の荷役作業を行うことも可能である。
えば天井に取り付けられた電球を交換したり、高い位置
の棚にある物を取ったりするとき(所謂ピッキング作業
時)には、フォーク5a,5bに運転席となるバスケッ
ト6を装着してその床板6a上に運転者が乗り、リモコ
ン装置7を使ってバスケット6内からフォークリフトを
操縦する。バスケット6は周囲に運転者の転落を防止す
るフェンス6bを有する。バスケット6をフォーク5
a,5bに装着するために、バスケット6の下方には左
右一対の鞘フォーク8a,8bが平行に取り付けられて
おり、これらの鞘フォーク8a,8bが車体本体1側の
フォーク5a,5bに被さるように装着され、更に鞘フ
ォーク8a,8bの少なくとも一方に開口するピン孔8
cにピン9を挿入するというような方法で、フォーク5
a,5bから鞘フォーク8a,8bが抜けないようにし
て相互に一体化される。図4に示すように、フォーク5
a,5bの基端側にはバスケット6が取り付けられて
も、鞘フォーク8a,8bの先端側に載荷可能な部分が
残るので、運転者がバスケット6に乗ったままで、比較
的小型で軽い物の荷役作業を行うことも可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4及び図5に示した
従来技術によると、鞘フォーク8a,8bの先端寄りの
部分にパレットを介して積み荷を載せることになるの
で、車体本体1の重心から見て通常の場合よりも前方に
負荷が作用するため、重い積み荷や嵩張るものは積むこ
とができないし、鞘フォーク8a,8bが前方へ突出し
ている分だけ小回り性能が悪化する等、荷役作業が難し
くなるという問題があった。そこで、なるべく載荷量を
増やすためにバスケット6のスペースを小さくすると、
運転者がバスケット6の狭い床板6a上で自由に動くこ
とが困難になる。
従来技術によると、鞘フォーク8a,8bの先端寄りの
部分にパレットを介して積み荷を載せることになるの
で、車体本体1の重心から見て通常の場合よりも前方に
負荷が作用するため、重い積み荷や嵩張るものは積むこ
とができないし、鞘フォーク8a,8bが前方へ突出し
ている分だけ小回り性能が悪化する等、荷役作業が難し
くなるという問題があった。そこで、なるべく載荷量を
増やすためにバスケット6のスペースを小さくすると、
運転者がバスケット6の狭い床板6a上で自由に動くこ
とが困難になる。
【0005】本発明は、従来技術における前述のような
問題に対処して、運転者がリモコン運転のための運転席
において自由に動くことができるようにバスケットの広
さを従来よりも拡げると共に、積み荷の積載量も増やす
ことと、そのようなバスケット付きのフォークリフトの
走行性能と小回り性能を向上させることができるよう
な、改良されたフォークリフト用のパレット兼用バスケ
ットを提供することを目的としている。
問題に対処して、運転者がリモコン運転のための運転席
において自由に動くことができるようにバスケットの広
さを従来よりも拡げると共に、積み荷の積載量も増やす
ことと、そのようなバスケット付きのフォークリフトの
走行性能と小回り性能を向上させることができるよう
な、改良されたフォークリフト用のパレット兼用バスケ
ットを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するための手段として、フォークリフトのフォーク
に係合することができる載荷用のパレットに、折り畳む
ことができるバスケットを取り付けて、パレット上をフ
ォークリフトのリモコン運転用の運転席となし得るよう
にしたことを特徴とするフォークリフト用のパレット兼
用バスケットを提供する。
解決するための手段として、フォークリフトのフォーク
に係合することができる載荷用のパレットに、折り畳む
ことができるバスケットを取り付けて、パレット上をフ
ォークリフトのリモコン運転用の運転席となし得るよう
にしたことを特徴とするフォークリフト用のパレット兼
用バスケットを提供する。
【0007】より具体的に、バスケットは、展開するこ
とによってパレット上の床板の延長面を形成することが
できるように、パレットの床板に枢着された可動の床板
を備えていることができる。また、バスケットは、運転
席の少なくとも一部を取り囲んで運転者や積み荷の転落
を防止するフェンスを備えていることができる。
とによってパレット上の床板の延長面を形成することが
できるように、パレットの床板に枢着された可動の床板
を備えていることができる。また、バスケットは、運転
席の少なくとも一部を取り囲んで運転者や積み荷の転落
を防止するフェンスを備えていることができる。
【0008】更に、フェンスの少なくとも一部は、展開
することができる床板に取り付けられて、床板と共に展
開することができるようにすることができるし、また、
フェンスを構成する少なくとも一部の横部材が必要に応
じて開閉することができるようにすることもできる。
することができる床板に取り付けられて、床板と共に展
開することができるようにすることができるし、また、
フェンスを構成する少なくとも一部の横部材が必要に応
じて開閉することができるようにすることもできる。
【0009】
【作用】本発明のフォークリフト用のパレット兼用バス
ケットにおいては、フォークリフトのフォークに係合す
ることができる載荷用のパレットに、折り畳むことがで
きるバスケットを取り付けているので、バスケットを展
開することによって、パレット上を、フォークリフトの
リモコン運転用の、運転者にとって広くて自由度が高
く、しかも安全な運転席として使用することが可能にな
る。
ケットにおいては、フォークリフトのフォークに係合す
ることができる載荷用のパレットに、折り畳むことがで
きるバスケットを取り付けているので、バスケットを展
開することによって、パレット上を、フォークリフトの
リモコン運転用の、運転者にとって広くて自由度が高
く、しかも安全な運転席として使用することが可能にな
る。
【0010】バスケットは、場合によっては床板に枢着
された可動の床板を展開することによってパレット上の
床板の延長面を形成して、運転席を広くすることができ
る。また、バスケットは、運転席の少なくとも一部に、
それを取り囲んで運転者や積み荷の転落を防止するフェ
ンスを設けることができるし、更に、フェンスの少なく
とも一部を、展開可能な床板に取り付けて床板と共に展
開することができるようにすることができるので、床板
の展開拡張とフェンスの展開を同時に行うことができ
る。また、フェンスの少なくとも一部の横部材を開閉す
ることによって、開いたフェンスから運転者や積み荷の
出入りを可能にすることもできる。
された可動の床板を展開することによってパレット上の
床板の延長面を形成して、運転席を広くすることができ
る。また、バスケットは、運転席の少なくとも一部に、
それを取り囲んで運転者や積み荷の転落を防止するフェ
ンスを設けることができるし、更に、フェンスの少なく
とも一部を、展開可能な床板に取り付けて床板と共に展
開することができるようにすることができるので、床板
の展開拡張とフェンスの展開を同時に行うことができ
る。また、フェンスの少なくとも一部の横部材を開閉す
ることによって、開いたフェンスから運転者や積み荷の
出入りを可能にすることもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2に本発明のフォーク
リフト用のパレット兼用バスケットの第1の実施形態を
示す。図1は実施形態のバスケット10の使用状態を示
し、図2はバスケット10の収納状態を示している。図
において、11は積み荷を後方において支持する枠状の
バックレスト、12はバックレスト11の左右にそれぞ
れ形成されるサイド枠で、一方のサイド枠12は、平行
な上下の横部材12a,12bと、それらに対して上下
両端を溶接された図示例の場合は4本の縦部材12c,
12d,12e,12fからなっており、これらによっ
てバスケット10のフェンスが構成されている。13は
例えば合成樹脂製の箱形をした載荷用のパレットで、バ
ックレスト11の左右の縦部材11aと一体化されてお
り、パレット13の天板13aは載荷面と同時に、特設
の運転席としてのバスケット10の床板を兼ねる。パレ
ット13には図示しないフォークリフトのフォークが挿
入される穴13bが左右に形成されている。
リフト用のパレット兼用バスケットの第1の実施形態を
示す。図1は実施形態のバスケット10の使用状態を示
し、図2はバスケット10の収納状態を示している。図
において、11は積み荷を後方において支持する枠状の
バックレスト、12はバックレスト11の左右にそれぞ
れ形成されるサイド枠で、一方のサイド枠12は、平行
な上下の横部材12a,12bと、それらに対して上下
両端を溶接された図示例の場合は4本の縦部材12c,
12d,12e,12fからなっており、これらによっ
てバスケット10のフェンスが構成されている。13は
例えば合成樹脂製の箱形をした載荷用のパレットで、バ
ックレスト11の左右の縦部材11aと一体化されてお
り、パレット13の天板13aは載荷面と同時に、特設
の運転席としてのバスケット10の床板を兼ねる。パレ
ット13には図示しないフォークリフトのフォークが挿
入される穴13bが左右に形成されている。
【0012】パレット13の床板13aの左右両側には
床板13aの延長面となるように網状の可動の床板14
が形成される。床板14はサイド枠12の下方の横部材
12bと、それに対して平行にパレット13の床板13
aの左右の側縁に沿ってそれぞれ適当な軸受によって回
転可能に取り付けられた横軸14aと、それら横軸14
aの前後にそれぞれ連結される腕部材14b,cと、横
部材12b、横軸14a、腕部材14b,cによって形
成される長方形の枠に張設された網14dから構成され
ている。可動の床板14の腕部材14cと同等の長さを
有し、一端をサイド枠12の横部材12aと縦部材12
fの交点に枢着される連結リンク15の他端が、バック
レスト11の縦部材11aにおける対応する位置に枢着
される。なお、図1中に鎖線で示すように、連結リンク
15よりも長い腕部材を別々に設けて、その上端をバッ
クレスト11の縦部材11aの比較的高い位置に着脱可
能に枢着してもよい。
床板13aの延長面となるように網状の可動の床板14
が形成される。床板14はサイド枠12の下方の横部材
12bと、それに対して平行にパレット13の床板13
aの左右の側縁に沿ってそれぞれ適当な軸受によって回
転可能に取り付けられた横軸14aと、それら横軸14
aの前後にそれぞれ連結される腕部材14b,cと、横
部材12b、横軸14a、腕部材14b,cによって形
成される長方形の枠に張設された網14dから構成され
ている。可動の床板14の腕部材14cと同等の長さを
有し、一端をサイド枠12の横部材12aと縦部材12
fの交点に枢着される連結リンク15の他端が、バック
レスト11の縦部材11aにおける対応する位置に枢着
される。なお、図1中に鎖線で示すように、連結リンク
15よりも長い腕部材を別々に設けて、その上端をバッ
クレスト11の縦部材11aの比較的高い位置に着脱可
能に枢着してもよい。
【0013】また、一端をサイド枠12の横部材12a
と最も前方の縦部材12cとの交点に枢着される連結リ
ンク16の他端が、可動の床板14の横軸14aの前端
に対して螺着部16aによって着脱可能に螺着される。
螺着部16aは、例えば横軸14aの前端に形成された
雄螺子部に連結リンク16の下端の穴を挿通し、蝶形の
ナットによって抜け止めを施したような構造のものであ
る。それによって連結リンク16は横軸14aの前端に
取り付けることができると共に、ナットを外すことによ
ってそれから取り外すこともできる。連結リンク16は
縦部材12cと腕部材14bと共に、図1に示すように
展開した使用状態において直角三角形を構成するような
長さを有する。なお、図2に示す腕部材14cに設けら
れたストッパ14eは突起状のもので、展開したときに
パレット13の側面に抵触して、腕部材14cが水平の
位置を保持する作用をする。
と最も前方の縦部材12cとの交点に枢着される連結リ
ンク16の他端が、可動の床板14の横軸14aの前端
に対して螺着部16aによって着脱可能に螺着される。
螺着部16aは、例えば横軸14aの前端に形成された
雄螺子部に連結リンク16の下端の穴を挿通し、蝶形の
ナットによって抜け止めを施したような構造のものであ
る。それによって連結リンク16は横軸14aの前端に
取り付けることができると共に、ナットを外すことによ
ってそれから取り外すこともできる。連結リンク16は
縦部材12cと腕部材14bと共に、図1に示すように
展開した使用状態において直角三角形を構成するような
長さを有する。なお、図2に示す腕部材14cに設けら
れたストッパ14eは突起状のもので、展開したときに
パレット13の側面に抵触して、腕部材14cが水平の
位置を保持する作用をする。
【0014】図1に示す逆U形の安全柵17はパレット
13の床板13aの前端縁の近くに形成された穴13c
に挿入されており、それによって左右のサイド枠12や
後部のバックレスト11等と共に運転席を取り囲むバス
ケット10のフェンスが完成し、その上に乗ってリモコ
ン運転を行う運転者がバスケット上から転落するのを防
止する。なお、安全柵17は、図2に示すバスケット1
0の収納状態のように、それが不要なときは床板13a
上から取り去ることができる。また、図中に示す18は
収納状態において使用するクランプを示す。
13の床板13aの前端縁の近くに形成された穴13c
に挿入されており、それによって左右のサイド枠12や
後部のバックレスト11等と共に運転席を取り囲むバス
ケット10のフェンスが完成し、その上に乗ってリモコ
ン運転を行う運転者がバスケット上から転落するのを防
止する。なお、安全柵17は、図2に示すバスケット1
0の収納状態のように、それが不要なときは床板13a
上から取り去ることができる。また、図中に示す18は
収納状態において使用するクランプを示す。
【0015】第1実施形態のフォークリフト用のパレッ
ト兼用バスケットはこのように構成されているので、パ
レット13の穴13bに図示しないフォークリフトのフ
ォークを後方から挿入して固定する。そしてリモコン装
置付きフォークリフトとして使用するときは、図1に示
したようにサイド枠12と可動の床板14を横方向に展
開し、連結リンク16の下端の螺着部16aを横軸14
aの前端に螺着する。それによって床板13aは左右の
網状の床板14の分だけ両側に拡がり、運転者にとって
十分な広さと自由度を有するフォーク上の特設運転席と
なる。また、パレット13の床板13aの前方縁部に安
全柵17を取り付けると、広い床板と左右のサイド枠1
2や後方のバックレスト11によって運転席としてのバ
スケットが完成し、運転者を安全に保護することができ
る。従って、運転者はフォークの上の広いバスケット1
0内で、リモコン装置を使って自由にフォークリフトを
運転することができる。
ト兼用バスケットはこのように構成されているので、パ
レット13の穴13bに図示しないフォークリフトのフ
ォークを後方から挿入して固定する。そしてリモコン装
置付きフォークリフトとして使用するときは、図1に示
したようにサイド枠12と可動の床板14を横方向に展
開し、連結リンク16の下端の螺着部16aを横軸14
aの前端に螺着する。それによって床板13aは左右の
網状の床板14の分だけ両側に拡がり、運転者にとって
十分な広さと自由度を有するフォーク上の特設運転席と
なる。また、パレット13の床板13aの前方縁部に安
全柵17を取り付けると、広い床板と左右のサイド枠1
2や後方のバックレスト11によって運転席としてのバ
スケットが完成し、運転者を安全に保護することができ
る。従って、運転者はフォークの上の広いバスケット1
0内で、リモコン装置を使って自由にフォークリフトを
運転することができる。
【0016】次に、パレット13を本来の載荷用として
使用するときは、図2に示すようにバスケット10を収
納状態とする。即ち、安全柵17を除去し、連結リンク
16の下端の螺着部16aを取り外して、サイド枠12
の縦部材12cにクランプ18によって取り付ける。そ
して網状の可動の床板14と連結リンク15を直立させ
て、連結リンク15やサイド枠12の縦部材12fをバ
ックレスト11の縦部材11aにクランプ18によって
取り付ける。バスケット10の収納状態においては、通
常の荷役作業のために、パレット13はその天板13a
上に積み荷を載せることができる。天板13a上に載置
された積み荷は、左右の側面がサイド枠12や直立した
網状の可動の床板14によって、また後方がバックレス
ト11によって囲まれるので、荷崩れ等を起こし難くな
るという利点がある。バスケット10が折り畳まれて小
型化されているので、バスケット10を使用していない
状態と同様にフォークリフトの重心から比較的近い位置
に積み荷を載置することができ、小回り性能も高くな
る。言うまでもなく、必要に応じて、バスケット10は
図1に示したような展開状態において、広い天板13a
とその延長部分である左右の床板14上に積み荷を載荷
することも可能である。
使用するときは、図2に示すようにバスケット10を収
納状態とする。即ち、安全柵17を除去し、連結リンク
16の下端の螺着部16aを取り外して、サイド枠12
の縦部材12cにクランプ18によって取り付ける。そ
して網状の可動の床板14と連結リンク15を直立させ
て、連結リンク15やサイド枠12の縦部材12fをバ
ックレスト11の縦部材11aにクランプ18によって
取り付ける。バスケット10の収納状態においては、通
常の荷役作業のために、パレット13はその天板13a
上に積み荷を載せることができる。天板13a上に載置
された積み荷は、左右の側面がサイド枠12や直立した
網状の可動の床板14によって、また後方がバックレス
ト11によって囲まれるので、荷崩れ等を起こし難くな
るという利点がある。バスケット10が折り畳まれて小
型化されているので、バスケット10を使用していない
状態と同様にフォークリフトの重心から比較的近い位置
に積み荷を載置することができ、小回り性能も高くな
る。言うまでもなく、必要に応じて、バスケット10は
図1に示したような展開状態において、広い天板13a
とその延長部分である左右の床板14上に積み荷を載荷
することも可能である。
【0017】なお、図示実施形態の変形例として、パレ
ット13をフォークに取り付けている状態においては、
運転者の安全確保のために、パレット13の床板13a
に安全柵17を挿入しない限り、リモコン装置によって
フォークリフトを動かすことができないようにすること
もできる。この制御装置は床板13aの穴13cの中に
リミットスイッチ等を設けて、穴13cに安全柵17が
挿入されたか否かを検出することによって簡単に実施す
ることができる。
ット13をフォークに取り付けている状態においては、
運転者の安全確保のために、パレット13の床板13a
に安全柵17を挿入しない限り、リモコン装置によって
フォークリフトを動かすことができないようにすること
もできる。この制御装置は床板13aの穴13cの中に
リミットスイッチ等を設けて、穴13cに安全柵17が
挿入されたか否かを検出することによって簡単に実施す
ることができる。
【0018】第1実施形態の変形として、図3に第2の
実施形態の要部を示す。第2実施形態は第1実施形態に
おけるサイド枠12の構成に改良を加えて、更に使いや
すいものとした点に特徴がある。第2実施形態における
サイド枠19は、バスケットの左右の少なくとも一方に
設けることができるもので、縦部材12cと12dの上
端は横部材20aに溶接され、縦部材12eと12fの
上端は横部材20bに溶接される。横部材20aと縦部
材12dの交点には可動の横部材20cの基端がピン軸
20のような手段によって枢着されると共に、可動の横
部材20cの先端は横部材20bの先端に係合して、着
脱可能な連結手段21によって相互に固定することがで
きるようになっている。
実施形態の要部を示す。第2実施形態は第1実施形態に
おけるサイド枠12の構成に改良を加えて、更に使いや
すいものとした点に特徴がある。第2実施形態における
サイド枠19は、バスケットの左右の少なくとも一方に
設けることができるもので、縦部材12cと12dの上
端は横部材20aに溶接され、縦部材12eと12fの
上端は横部材20bに溶接される。横部材20aと縦部
材12dの交点には可動の横部材20cの基端がピン軸
20のような手段によって枢着されると共に、可動の横
部材20cの先端は横部材20bの先端に係合して、着
脱可能な連結手段21によって相互に固定することがで
きるようになっている。
【0019】第2実施形態においては、図3に示すよう
な構成の開閉可能なサイド枠19を使用するので、可動
の横部材20cを操作してサイド枠19を開き、例えば
棚からの荷役作業を容易にすることができる。無論、そ
れ以外は可動の横部材20cを連結手段21によって横
部材20bに連結し、バスケット上から運転者が転落す
るのを防止する。
な構成の開閉可能なサイド枠19を使用するので、可動
の横部材20cを操作してサイド枠19を開き、例えば
棚からの荷役作業を容易にすることができる。無論、そ
れ以外は可動の横部材20cを連結手段21によって横
部材20bに連結し、バスケット上から運転者が転落す
るのを防止する。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、フォークにパレットを
取り付けたままで、ピッキング作業時にはパレット上に
構成したバスケットを開いて、運転者のために広い運転
席を提供し、フォークリフトの自由なリモコン運転を可
能にすると共に、通常の荷役作業においてはバスケット
10を折り畳んで、パレット上に積み荷を載置すること
ができるので、積み荷がフォークリフトの重心から前方
へ大きく偏るようなことがなく、重い積み荷や嵩張るも
のを扱うことができ、小回り性能も通常の荷役作業に比
して悪化することがなく、折り畳まれたサイド枠などに
よって荷崩れも防止することができる。
取り付けたままで、ピッキング作業時にはパレット上に
構成したバスケットを開いて、運転者のために広い運転
席を提供し、フォークリフトの自由なリモコン運転を可
能にすると共に、通常の荷役作業においてはバスケット
10を折り畳んで、パレット上に積み荷を載置すること
ができるので、積み荷がフォークリフトの重心から前方
へ大きく偏るようなことがなく、重い積み荷や嵩張るも
のを扱うことができ、小回り性能も通常の荷役作業に比
して悪化することがなく、折り畳まれたサイド枠などに
よって荷崩れも防止することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態の使用状態を示す斜視
図である。
図である。
【図2】第1の実施形態の収納状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】第2の実施形態の要部を示す斜視図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【図5】図4の従来例の一部を示す側面図である。
5a,5b…フォーク 6…バスケット 6b…フェンス 7…リモコン装置 8a,8b…鞘フォーク 10…バスケット(第1実施形態) 12…サイド枠 12a,12b…横部材 12c,12d,12e,12f…縦部材 13…パレット 13b…フォーク用の穴 14…網状の可動の床板 14a…横軸 14b,c…腕部材 15…連結リンク 16…螺着部 17…安全柵 18…クランプ 19…サイド枠(第2実施形態) 20a,b…横部材 20c…可動の横部材 21…連結手段
Claims (5)
- 【請求項1】 フォークリフトのフォークに係合するこ
とができる載荷用のパレットに、折り畳むことができる
バスケットを取り付けて、前記パレット上を前記フォー
クリフトのリモコン運転用の運転席となし得るようにし
たことを特徴とするフォークリフト用のパレット兼用バ
スケット。 - 【請求項2】 前記バスケットが、展開することによっ
て前記パレット上の床板の延長面を形成することができ
るように、前記床板に枢着された可動の床板を備えてい
ることを特徴とする請求項1記載のフォークリフト用の
パレット兼用バスケット。 - 【請求項3】 前記バスケットが、前記運転席の少なく
とも一部を取り囲んで運転者や積み荷の転落を防止する
フェンスを備えていることを特徴とする請求項1記載の
フォークリフト用のパレット兼用バスケット。 - 【請求項4】 前記フェンスの少なくとも一部が、展開
することができる前記床板に取り付けられて、同時に展
開することができるようにしたことを特徴とする請求項
3記載のフォークリフト用のパレット兼用バスケット。 - 【請求項5】 前記フェンスの少なくとも一部の横部材
が、必要に応じて開閉することができるようにしたこと
を特徴とする請求項3記載のフォークリフト用のパレッ
ト兼用バスケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2915597A JPH10218586A (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | フォークリフト用のパレット兼用バスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2915597A JPH10218586A (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | フォークリフト用のパレット兼用バスケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10218586A true JPH10218586A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12268385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2915597A Pending JPH10218586A (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | フォークリフト用のパレット兼用バスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10218586A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001130881A (ja) * | 1999-10-29 | 2001-05-15 | Tadano Ltd | 高所作業台用手摺 |
JP2012062143A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-03-29 | Mighty Card Kk | 自動読取装置及びフォークリフトを用いた自動読取システム |
CN102674211A (zh) * | 2012-05-17 | 2012-09-19 | 威迩徕德电力设备(上海)有限公司 | 一种高空作业平台剪叉控制器安装翻板 |
KR200476309Y1 (ko) * | 2013-07-16 | 2015-02-16 | 백승만 | 고소작업용 탑승 운반구 |
CN105836675A (zh) * | 2015-01-12 | 2016-08-10 | 红塔烟草(集团)有限责任公司 | 用于周转搬运磅秤的搭载装置 |
CN106044661A (zh) * | 2016-08-15 | 2016-10-26 | 陈妮娜 | 一种建筑施工用安全框 |
CN113135535A (zh) * | 2021-04-12 | 2021-07-20 | 三一海洋重工有限公司 | 一种作业平台及其控制方法、伸缩臂叉车 |
-
1997
- 1997-02-13 JP JP2915597A patent/JPH10218586A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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