JP2518369Y2 - 油圧破砕機用バランサ装置及びそれを備えた破砕装置 - Google Patents

油圧破砕機用バランサ装置及びそれを備えた破砕装置

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JP2518369Y2
JP2518369Y2 JP5725991U JP5725991U JP2518369Y2 JP 2518369 Y2 JP2518369 Y2 JP 2518369Y2 JP 5725991 U JP5725991 U JP 5725991U JP 5725991 U JP5725991 U JP 5725991U JP 2518369 Y2 JP2518369 Y2 JP 2518369Y2
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hydraulic
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忠 荻野
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忠 荻野
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンクリート構造物等
の解体時に使用される油圧破砕機の取り扱いを省力化す
る油圧破砕機用バランサ装置及びそれを備えた破砕装置
に関するものである。
【0002】
【従来技術】コンクリート構造物の側壁や天井の梁部等
の破砕には、図3に示すような油圧式の破砕機が使用さ
れている。この油圧破砕機は、先端の爪部で壁部を挟
み、油圧シリンダで基側を押し開いて爪部を閉じ、これ
により壁部を破砕するもので、騒音も小さく、現在では
この油圧破砕機が主流となっている。また、使用にあた
っては、通常は二人の作業者が両側から取手を持って支
えるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】けれども、従来の油圧
破砕機には次のような課題があった。即ち、破砕箇所が
側壁等のように上部から下へ向けて破砕できる所であれ
ば、ある程度は破砕機の自重に任せて作業できるため
に、破砕機の支持及び移動にはそれほどの力は必要とし
ない。しかし、図3に示すような天井の梁部を破砕する
場合は、破砕機を常に下から支えておく必要があり、破
砕機の重量が一般に20Kgから50Kgあることも相
俟って、この場合の作業は大変な重労働となる。また、
破砕機を落としてしまう心配があるなど作業の危険性も
大きく、作業保安上も好ましい状態とはいえない。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本考案の技術手段は次のとおりである。第1の
考案にあっては、油圧破砕機を所要の高さで支える油圧
破砕機用バランサ装置であって、この油圧破砕機用バラ
ンサ装置は、台部と; この台部に設けられたキャスタ装置と; 前記台部に立設された支柱と; この支柱に、任意の方向に傾斜できるように支持され、
一端側には破砕機が取付け可能なバランスアームと; を備え、前記バランスアームには、破砕機を取付けたと
きにバランスアームの均衡をとるバランサを備えた油圧
破砕機用バランサ装置である。第2の考案にあっては、
キャスタ装置に、ほぼ水平方向に伸縮自在のキャスタ台
を備えた第1の考案に係る油圧破砕機用バランサ装置で
ある。第3の考案にあっては、第1または第2の考案に
係る油圧破砕機用バランサ装置に、油圧破砕機を取付け
た破砕装置である。バランサの構造は、バランスアーム
を傾斜旋回させて、ある一定の範囲で方向を調整でき、
且つバランスアームの先端部に取付けられる破砕機の操
作が容易にできれば特に限定しない。例をあげると、破
砕機とほぼ同じ重さの錘、或はワイヤを張ってバランス
アームの後端側の高さを調整するようにしたワイヤ繰り
出しストッパを備えたスプリングバランサなどである。
油圧破砕機は、油圧シリンダにより爪部を開閉する構造
の破砕機と、この破砕機を作動させる油圧ポンプを備え
てなるものである。
【0005】
【実施例】本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は破砕装置の斜視図、図2はキャス
タ台の伸縮構造を示す説明図である。符号Aは破砕装置
で、油圧破砕機用バランサ装置Bと油圧破砕機Cを備え
てなる。油圧破砕機用バランサ装置Bは、台部1を備え
ている。台部1は、二本の並設された枠材10に載置板
11を設け、その上部に取手枠12を形成した構造であ
る。台部1の底部には、枠材10に掛け渡して支管13
が固着してあり、この支管13には小径の伸縮管14が
出入り伸縮自在に装着してある。なお、支管13の後部
には、締付螺子15(図2に図示)が設けてあり、伸縮
管14を任意の位置で固定できるようにしている。ま
た、台部1の底部にはキャスタ装置2が設けてある。キ
ャスタ装置2は、後部側の枠材10に固定された支脚部
材20を備え、支脚部材20の両側には車輪21が設け
られている。また、キャスタ装置2は、後部側と前部側
の枠部材10に掛け渡されてV字状に形成されたキャス
タ台22を備えている。キャスタ台22は、所要の角度
に開いた角パイプ状の支管23を有している。各支管2
3には、伸縮管24が出入り伸縮自在に装着してある。
また、両伸縮管24の先端部にはキャスタ車輪25が設
けられている。前部側の枠材10には、支柱3が立設し
てある。支柱3は、周方向に回動可能であり、また上端
部には、バランスアーム4が上下に回動できるように、
ほぼ中央部を軸支して取付けてある。油圧破砕機Cは、
油圧シリンダで開閉する爪部を有する破砕機5と、それ
を作動させる油圧ポンプ6を備えている。バランスアー
ム4の前端部には、吊具41を介して、油圧破砕機Cの
破砕機5が取付けてある。破砕機5はオイルパイプ50
を介して油圧ポンプ6とつないであり、油圧ポンプ6
は、前記台部1の載置板11に載置してある。なお、油
圧ポンプ6は重りとしても十分な重量を有しているので
破砕装置Aを安定させるのに好適である。また、バラン
スアーム4の後端部には、バランサであるスプリングバ
ランサ7が吊設してある。スプリングバランサ7のワイ
ヤ71の先端部には固定具72が取付けてあり、固定具
72は、前記伸縮管14に固定してある。
【0006】(作 用) 図3は使用状態を示す説明図である。図1乃至図3を参
照して本実施例の作用を説明する。図3に示すように、
天井の梁部を破砕する場合、まず破砕機5が施工部であ
る梁部Wの高さになるようにバランスアーム4を動かす
と、スプリングバランサ7のワイヤ71の繰り出し長さ
が調整され、バランスアーム4は任意の角度でバランス
がとれて静止する。そして、破砕装置Aを作業場所へ移
動させ、作業者が脚立などの足場に乗って破砕機5を支
え、任意の方向へ動かしながら操作し、梁部Wを破砕し
ていく。このように、破砕機5の高さは破砕機5を操作
しながら自由に変えることができるので作業がしやす
く、破砕機5の支持も確実であるので安全である。な
お、破砕機5の重さが変わる場合は、スプリングバラン
サ7の荷重設定値を適宜調整すればよい。また、破砕部
の高さが更に高い場合は、バランスアーム4の軸支位置
を後方へずらして軸支位置より前側を長くしたり、バラ
ンスアーム4を長いものに取り替えたりする必要がある
が、そのときはキャスタ台22を伸ばして破砕装置Aを
安定させるようにする。なお、本考案は図示の実施例に
限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の記
載内において数々の変形が可能である。
【0007】
【考案の効果】本考案は上記構成を備え、次の効果を有
する。破砕箇所が天井の梁部などのように高いところに
ある場合でも、破砕機がバランスアームとバランサによ
って比較的小さな力で操作できるようになっているので
一人の作業者でも容易に破砕作業ができる。また、相当
の重量を有する破砕機はバランスアームの先端部に吊設
してあるので、従来のように破砕機を落してしまうなど
の危険もなく、作業保安上も好ましいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】破砕装置の斜視図である。
【図2】キャスタ台の伸縮構造を示す説明図である。
【図3】使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A 破砕装置 B 油圧破砕機用バランサ装置 C 油圧破砕機 5 破砕機 1 台部 2 キャスタ装置 22 キャスタ台 3 支柱 4 バランスアーム 7 スプリングバランサ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧破砕機を所要の高さで支える油圧破
    砕機用バランサ装置であって、 この油圧破砕機用バランサ装置は、 台部(1) と;この台部(1) に設けられたキャスタ装置
    (2)と;前記台部(1) に立設された支柱(3) と;この支
    柱(3) に、任意の方向に傾斜できるように支持され、一
    端側には破砕機(5)が取付け可能なバランスアーム(4)
    と;を備え、 前記バランスアーム(4) には、破砕機(5) を取付けたと
    きにバランスアーム(4) の均衡をとるバランサを備えた
    ことを特徴とする油圧破砕機用バランサ装置。
  2. 【請求項2】 キャスタ装置(2) に、ほぼ水平方向に伸
    縮自在のキャスタ台(22)を備えた請求項1記載の油圧破
    砕機用バランサ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の油圧破砕機用バ
    ランサ装置(A) に、油圧破砕機(C) を取付けた破砕装
    置。
JP5725991U 1991-06-25 1991-06-25 油圧破砕機用バランサ装置及びそれを備えた破砕装置 Expired - Lifetime JP2518369Y2 (ja)

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JPH053504U JPH053504U (ja) 1993-01-19
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102376288B1 (ko) 2020-09-16 2022-03-18 주식회사 포스코 부착물 제거 장치

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JPH053504U (ja) 1993-01-19

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