JPS6318550Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6318550Y2
JPS6318550Y2 JP1983104698U JP10469883U JPS6318550Y2 JP S6318550 Y2 JPS6318550 Y2 JP S6318550Y2 JP 1983104698 U JP1983104698 U JP 1983104698U JP 10469883 U JP10469883 U JP 10469883U JP S6318550 Y2 JPS6318550 Y2 JP S6318550Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
spare tire
pan
vehicle
mounting structure
mount
Prior art date
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Expired
Application number
JP1983104698U
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English (en)
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JPS6011881U (ja
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Publication date
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Priority to JP10469883U priority Critical patent/JPS6011881U/ja
Publication of JPS6011881U publication Critical patent/JPS6011881U/ja
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Publication of JPS6318550Y2 publication Critical patent/JPS6318550Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両のスペアタイヤ取付構造、特に詳
細にはトランクルーム内のスペアタイヤ取付構造
に関するものである。
(従来技術) 従来より乗用車等において、スペアタイヤをト
ランクルーム内に収納することが広く行なわれて
いる。そのために、例えば実開昭54−133554号公
報に示されるように、トランクルームの床面には
スペアタイヤパンが形成され、このスペアタイヤ
パン上に載置されたスペアタイヤは、そのホイー
ルのハブボルト挿通穴に締付ボルトを通し該締付
ボルトをスペアタイヤパン側(一般にはパン上に
固定された取付ブラケツト)に螺合、締結して固
定されるようになつている。
ところが上記のようにしてトランクルーム内に
スペアタイヤを固定した車両にあつては、特にア
イドリング時に、不快な騒音(こもり音)が車室
内に発生しやすいという不具合が認められてい
た。このこもり音は、スペアタイヤが固定された
スペアタイヤパンとトランクリツドとが、エンジ
ン振動に対して互いに上下方向に逆位相で共振
し、それによりトランクルームの容積が周期的に
変化し、トランクルーム内の空気が繰り返し圧
縮、膨張されて生じるものである。
(考案の目的) 本考案は上記のようなこもり音の発生を低減し
うる、車両のスペアタイヤ取付構造を提供するこ
とを目的とするものである。
(考案の構成) 本考案の車両のスペアタイヤ取付構造は、前述
したように締付ボルトを用いてスペアタイヤをト
ランクルーム内のスペアタイヤパン上に固定する
スペアタイヤ取付構造において、スペアタイヤパ
ン上に複数のマウントラバーを配設し、これらの
マウントラバーによつてスペアタイヤの外周部下
面を支持させて、該スペアタイヤをスペアタイヤ
パン上に載置、固定するようにし、そして上記マ
ウントラバーとして特に、その上面および下面の
少なくともどちらか一方に溝部が形成されたもの
を用いたことを特徴とするものである。
(考案の効果) 上記のようなマウントラバーを設けると、スペ
アタイヤと該マウントラバーとによつて、いわゆ
るダイナミツクダンパーのような共振系が形成さ
れ、スペアタイヤパンの振動位相が反転してトラ
ンクリツドの振動と同位相になる。その結果トラ
ンクルームの容積変化が少なくなり、前述のよう
なこもり音の発生が低減される。
そして上記の構造においては、スペアタイヤの
外周部下面にマウントラバーを配置しているの
で、スペアタイヤのホイール部をマウントラバー
で受けるような場合に比べれば、スペアタイヤが
より安定した状態で上下振動するようになる。ま
た複数に分けたマウントラバーでスペアタイヤを
受けるようにしているので、マウントラバーのバ
ネ定数を下げることができ、それにより上記ダイ
ナミツクダンパーとしての効果がより一層高めら
れる。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例について
詳細に説明する。
第1図は本考案の1実施例によるスペアタイヤ
取付構造を示すものであり、また第2図はそのス
ペアタイヤ取付構造におけるスペアタイヤパンを
詳しく示すものである。第1図に示されるよう
に、車両10(一例として乗用車)のトランクル
ーム1の床面の一部には、スペアタイヤ2よりも
やや大きめの凹部からなるスペアタイヤパン3が
形成されている。そして該スペアタイヤパン3に
は、第2図に詳しく示されているように、それぞ
れパン中心から等距離の位置において等間隔に4
個のマウントラバー4が配設されている。
このマウントラバー4はゴム等の弾性部材から
なるもので、第3図に拡大して示すように、概ね
直方体(一例として長さ100mm、幅12mm、高さ12
mm)に形成され、その上面、下面にはそれぞれ溝
4a,4bが設けられて弾力性が高められてい
る。本例において上面側の溝4aは、マウントラ
バー4の全長に亘つて延びる形状とされて1本だ
け設けられ、一方下面側の溝4bは、マウントラ
バー4の全幅に亘つて延びる形状とされ、一例と
して6本設けられている。
またスペアタイヤパン3には、上面5aにネジ
穴5bが設けられたブラケツト5が固設されてい
る。
第1図に示されるようにスペアタイヤ2は、ス
ペアタイヤパン3内に収められ、ホイール2aに
設けられているハブボルト挿通穴2bに上方から
締付ボルト6を通し、この締付ボルト6を前記ブ
ラケツト5のネジ穴5bに螺合、締結することに
よつて該スペアタイヤパン3内に固定される。こ
のときスペアタイヤ2の外周部下面は前述した4
個のマウントラバー4に接し、該スペアタイヤ2
はこれらマウントラバー4を介してスペアタイヤ
パン3上に固定された状態となる。このようにあ
る程度の重量物であるスペアタイヤ2がマウント
ラバー4を介してスペアタイヤパン上に固定され
て、いわゆるダイナミツクダンパー状の共振系が
形成される。そこで、従来はエンジン振動に対し
てトランクリツド1と上下方向に逆位相で共振し
ていたスペアタイヤパン3の振動位相が反転し、
該スペアタイヤパン3はトランクリツド1と同位
相で振動するようになる。その結果トランクルー
ム1の容積変化が少なくなり、該トランクルーム
1内で空気が大きく圧縮、膨張を繰り返すことが
なくなつて、前述したようなこもり音の発生が低
減される。
第4図は上記実施例のスペアタイヤ取付構造が
用いられた車両10における騒音発生状況を、こ
の車両10において前記マウントラバー4を外し
てスペアタイヤ2を積載した場合の騒音発生状況
と比較して示すものである。騒音の測定は、車両
10のエンジンをアイドル回転数(725rpm)付
近で運転し、車両10の前席中央位置にマイクを
設置してその位置における音圧レベルを測定する
ことによつて行つた。この第4図に明確に示され
るように、マウントラバー4が装着された本実施
例のスペアタイヤ取付構造を用いる車両10にお
いては、マウントラバー4を用いない場合に比
べ、アイドル回転数付近での騒音が著しく低減し
ている。
なお上記実施例においては4個のマウントラバ
ー4が用いられているが、このマウントラバーの
個数は4個に限られるものではなく、車両、タイ
ヤに対応した適当な数(複数)が選択されてよ
い。またマウントラバーの大きさも上記実施例に
おけるものに限らず、車両、タイヤに応じて適当
な大きさに設定されうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例によるスペアタイヤ
取付構造を示す概略断面図、第2図は上記実施例
におけるスペアタイヤパンを詳細に示す平面図、
第3図は上記実施例において用いられたマウント
ラバーを詳細に示す斜視図、第4図は上記実施例
のスペアタイヤ取付構造が用いられた車両におけ
る騒音発生状況と、従来のスペアタイヤ取付構造
が用いられた車両における騒音発生状況とを比較
して示すグラフである。 1……トランクルーム、2……スペアタイヤ、
2a……スペアタイヤのホイール、3……スペア
タイヤパン、4……マウントラバー、4a,4b
……マウントラバーの溝、5……ブラケツト、6
……締付ボルト、10……車両。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トランクルーム内に形成されたスペアタイヤパ
    ン上にスペアタイヤが載置されており、このスペ
    アタイヤは、ホイールに係着された締付ボルトを
    スペアタイヤパン側に締結することにより固定さ
    れており、このスペアタイヤの外周部下面とスペ
    アタイヤパンとの間には、複数のマウントラバー
    が配設され、該マウントラバーはその上面および
    下面の少なくともどちらか一方に溝部が形成され
    ていることを特徴とする車両のスペアタイヤ取付
    構造。
JP10469883U 1983-07-06 1983-07-06 車両のスペアタイヤ取付構造 Granted JPS6011881U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10469883U JPS6011881U (ja) 1983-07-06 1983-07-06 車両のスペアタイヤ取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10469883U JPS6011881U (ja) 1983-07-06 1983-07-06 車両のスペアタイヤ取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6011881U JPS6011881U (ja) 1985-01-26
JPS6318550Y2 true JPS6318550Y2 (ja) 1988-05-25

Family

ID=30245727

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10469883U Granted JPS6011881U (ja) 1983-07-06 1983-07-06 車両のスペアタイヤ取付構造

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2936748B2 (ja) * 1991-02-27 1999-08-23 トヨタ自動車株式会社 スペアタイヤ収納部構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57172882A (en) * 1981-04-15 1982-10-23 Nissan Motor Co Ltd Spare tire loading device
JPS58112883A (ja) * 1981-12-25 1983-07-05 Mazda Motor Corp 自動車のスペアタイヤ支持構造

Patent Citations (2)

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JPS57172882A (en) * 1981-04-15 1982-10-23 Nissan Motor Co Ltd Spare tire loading device
JPS58112883A (ja) * 1981-12-25 1983-07-05 Mazda Motor Corp 自動車のスペアタイヤ支持構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6011881U (ja) 1985-01-26

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