JPS6318314Y2 - - Google Patents

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JPS6318314Y2
JPS6318314Y2 JP1983022623U JP2262383U JPS6318314Y2 JP S6318314 Y2 JPS6318314 Y2 JP S6318314Y2 JP 1983022623 U JP1983022623 U JP 1983022623U JP 2262383 U JP2262383 U JP 2262383U JP S6318314 Y2 JPS6318314 Y2 JP S6318314Y2
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JP
Japan
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grommet
cover
seat cover
hole
bracket
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JP1983022623U
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JPS59128481U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は二輪車のサイドカバーとシートカバー
をフレームに取り付ける際の取付け装置に関し、
主として自動二輪車に好適なものである。
従来二輪車のサイドカバー後端部とシートカバ
ー前端部とは、互いに近接しているにもかかわら
ず、フレームに固着されたそれぞれ別の専用のブ
ラケツトに固定されている。従つて従来の構成で
は、サイドカバーとシートカバーの固定位置にず
れが発生し易いばかりでなく、固定用のブラケツ
トやビス等の部品点数が多くコスト高になり、又
組立工程も複雑になる不具合がある。(先行技術
文献として、実公昭56−48627号、実開昭53−
15269号、実公昭46−27539号がある。) 本考案は上記不具合に鑑み、サイドカバーとシ
ートカバーの固定位置のずれを防止し、又部品点
数を減し、組立て工程を簡素化して製作コストの
低減を図り、しかも車体を軽量化することを目的
としており、次に図面に基づいて本考案を説明す
る。
第1図は本考案による取付け装置の採用された
自動二輪車の左側面部分図である。第1図におい
て主フレームパイプ1には、斜め後ろ上方に延び
るサブフレームパイプ2及び略水平方向後方に延
びるサブフレームパイプ3の前端がそれぞれ溶着
されており、パイプ2の後端はパイプ3の中間部
下面に溶着されている。パイプ1の上部には燃料
タンク4が固定されており、パイプ3上にはヒン
ジ式で開閉自在のシート5が設けられている。
パイプ1,2,3で形成される略三角形のフレ
ーム部分には樹脂製(例えばABS樹脂製)のサ
イドカバー6が配置され、3箇所7,8,9でビ
ス等の固定手段を用いてカバー6がフレームに固
定されている。サブフレームパイプ3の後半部に
は、パイプ3を左右及び後ろから覆う姿勢で樹脂
製のシートカバー10が配置されており、カバー
10は上方より見て前方に開く略U字形状であ
る。カバー10の後部は、シート5を開けたとき
矢印A方向に二輪車の付属品等を入れることがで
きる物入れを兼ねており、又リヤーステー11の
基部と共にサブフレームパイプ3にビス等によつ
て固定されている。シートカバー10の前端部
は、サイドカバー6の後端部の上記固定箇所9
で、パイプ2,3に溶着されたガセツト12に固
定されている。
ここでシートカバー10の前端部について詳述
する。第2図はカバー10の左側面部分図(第1
図と同一方向に見た側面部分図)であり、第3
図、第4図はそれぞれ第2図の矢視図及び矢
視図である。第4図で明らかなようにカバー10
の前端部には段部13を介して略平板状の取付け
フイン14が前方に延びる姿勢で形成されてお
り、フイン14の中央部に第2図に示すように孔
15が形成されると共に、第3図に示すようにフ
イン14の上端には上下方向の溝16を有する係
合部分17が段部18を介して一体に形成されて
いる。なおカバー10は全体的に厚さL1(第3
図)の樹脂板より成り、カバー10の内側は中空
となつている。
次に固定箇所9について詳述する。第1図の
−断面詳細図である第5図において、パイプ
2,3(第1図)に溶着されたガセツト12には
断面略コ字形のブラケツト19の脚部19ba、
19b先端が溶着されており、ブラケツト19の
平板部19c中央には孔20が形成されている。
ブラケツト19は第6図に示すように、平板部1
9cの上端に平板部19cに対し直角な段部21
を介して上方に突出する舌部22を一体に有して
いる。又第5図のように孔20にはゴム状弾性体
より成るグロメツト23が嵌め込まれており、グ
ロメツト23の左端面にはシートカバー10の前
端部に形成された取付けフイン14の内側面が当
接している。第5図には示されていないが、ブラ
ケツト19の上端部の段部21(第6図)にはカ
バー10の段部18(第3図)が当接することに
より、カバー10の上下方向の位置決めがなされ
ており、又ブラケツト19の舌部22(第6図)
がカバー10の溝16(第3図)に圧入嵌合する
ことによつて左右方向の位置決めがされていると
共に、係合部分17が舌部22を挾持することに
よつてカバー10はブラケツト19に比較的弱い
力で固定されている。
一方第5図に示すように、サイドカバー6の後
端部の略垂直方向の内面6aには直角方向内方に
突出する突起24が一体に形成されている。突起
24の基部25は垂直断面が十字状であり、その
先端に形成されたフランジ26より更に突出する
嵌合部27の基部には段部28が形成され、この
段部28は突出長さが取付けフイン14の厚さと
略同一であり直径が孔15と略同一である。又嵌
合部27の先端部分29はまるみをもつた略円錐
形であり、先端部分29と段部28間にはくびれ
部分30が形成されている。
サイドカバー6の突起24の嵌合部27は、シ
ートカバー10の取付けフイン14の孔15を通
して、グロメツト23に圧入嵌合される。嵌合が
完了した状態を示す第5図で明らかなように、嵌
合部27のくびれ部分30がグロメツト23の弾
力によつて締着され、抜け止めが施されると共
に、段部28が孔15に嵌合することにより、取
付けフイン14はグロメツト23とフランジ26
との間で固定される。又サイドカバー6の最後端
部6bは、シートカバー10の段部13と嵌合
し、両カバー6,10の外側面を連続的に形成す
る。又これによりカバー6,10間の隙間Cは正
確に確保される。
なおサイドカバー6の内部に収納されるバツテ
リーやエアクリーナ(共に図示せず)の点検のた
めカバー6を取りはずす場合には、カバー6を左
方へ引いて第5図のグロメツト23より嵌合部2
7を抜き去る。嵌合部27が除かれても、シート
カバー10の前端部は、第6図のブラケツト19
の舌部22に第3図、第4図の溝16が嵌合して
いるため、常に正確な位置に保持される。これは
組立て工程においても有効であり、シートカバー
10をセツトする場合に位置決めが容易にでき、
又1度セツトすればずれることがなく、組立て作
業が容易に行なわれる。
以上説明したように本考案によると、二輪車の
サイドカバー6の内面後端部に略水平且つ車体幅
方向内方に突出し中間部にフランジ26を有する
突起24を設け、上記突起24に対向するフレー
ム上にブラケツト19を固定し、上記ブラケツト
19に車体幅方向の孔20を有する平板部19C
と、その上縁に連続した段部21と、上向き突状
の舌部22とを設けると共に上記平板部19Cの
孔20にゴム状弾性体のグロメツト23を取付
け、車体側面に沿うシートカバー前端部にグロメ
ツト23と同心の孔15を有する取付けフイン1
4とその上縁に連続してブラケツトの段部21に
支持される段部18と上記舌部22に嵌まる溝1
6とを設け、溝16が舌部22に嵌まりシートカ
バー10の段部18がブラケツト19の段部21
に着座している状態で取付けフイン14の孔15
がグロメツト23と同心となり取付けフイン14
がグロメツト23の側面に当接し、上記取付けフ
イン14の孔15を通して上記突起24の先太先
端部29をグロメツト23に嵌入した時突起24
のフランジ26とグロメツト23の間にシートカ
バーの取付けフイン14を挾持するようにしてい
るので次のような特殊な効果が得られるのであ
る。まず、シートカバー10の前端部とサイドカ
バー6の後端部をサイドカバー6と一体の突起2
4の差込みにより共締め形式に固定しているにも
かかわらず、サイドカバー6を取外してもシート
カバー10の前端部を所定位置に固定保持するこ
とができる。即ちシートカバー10がシート5を
開けた時矢印A方向に付属品等を入れることので
きる物入れを兼ねていて通常フレームに対し固定
しておけばよい部品であるのに対し、サイドカバ
ー6が内部の電装品等の点検を行なう場合の蓋を
兼ねていて度々着脱を要する部品であるにもかか
わらず、サイドカバー6を取外した時にシートカ
バー10の前端部の位置のずれが生じない構造を
採用したため、共締め構造が採用できたのであ
る。具体的にはシートカバー10の前端部は溝1
6が舌部22に嵌まることにより左右方向の位置
が固定し、又段部18が段部21に着座すること
により上下位置が定まり、これにより孔15は自
動的にグロメツト23と同心となり且つ孔15の
縁(フイン14)がグロメツト23の側面に当接
して突起24の嵌合部27を受入れる待機状態と
なる。従つて次にサイドカバー6を取付ける際に
シートカバー10の前端部の位置合せが不要とな
る。サイドカバー6の取付け時に突起24の嵌合
部27をフイン14の孔15を通してグロメツト
23に嵌入すると、先端部分29のくびれ部分3
0がグロメツト23に保持されてフランジ26と
グロメツト23の間にフイン14を弾性的に挾持
することができ、簡単な差込み式の共締め構造を
採用したにもかかわらず、運転中の振動によりサ
イドカバー6とシートカバー10の取付部分にガ
タや騒音の発生する恐れがない。溝16と舌部2
2の嵌合方式を採用したためシートカバー10の
前後方向の寸法誤差を吸収することができ、又段
部18,21による上下位置決め方式を採用した
ので、シートカバー10が大型化しても後部の支
持個所の数を減すことができ、各部に無理な力が
作用しない。又ゴム状弾性体のグロメツト23を
採用したので、サイドカバー6の前後方向の寸法
誤差も吸収し、両カバー6,10を共にブラケツ
ト19に対し弾性的に支持することができ、製造
と組立作業が共に容易になる。サイドカバー6の
後端部は突起24の嵌合部27をグロメツト23
に差込むだけで固定でき、しかもこの作業がシー
トカバー10前端部の固定作業となるため、サイ
ドカバー6の着脱、両カバー6,10の組立作業
が共に容易になる。更に本考案によると、従来サ
イドカバー6の後端部とシートカバー10の前端
部とにそれぞれ必要であつたブラケツト等を含む
固定手段を1箇所で共通に用いることができ、部
品点数が減り、組立て工程が簡素化し、製造コス
トの低減を図ることができると共に、車体の軽量
化を図ることもできる。しかもシートカバー10
の孔15に通したサイドカバー6の突起24をブ
ラケツト19に固定するようにしたので、両カバ
ー6,10間でのずれが容易に防止できるばかり
でなく、両カバー6,10間の隙間Cも正確に確
保でき、組立て作業が容易となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による取付け装置の採用された
自動二輪車の左側面部分図、第2図はシートカバ
ーの左側面部分図、第3図、第4図はそれぞれ第
2図の矢視図及び矢視図、第5図は第1図の
−断面部分図、第6図はブラケツトの斜視略
図である。2,3……フレームパイプ(フレーム
の一部)、6……サイドカバー、6a……内面、
10……シートカバー、15……孔、24……突
起、27……嵌合部(先端部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 二輪車のサイドカバー6の内面後端部に略水平
    且つ車体幅方向内方に突出し中間部にフランジ2
    6を有する突起24を設け、上記突起24に対向
    するフレーム上にブラケツト19を固定し、上記
    ブラケツト19に車体幅方向の孔20を有する平
    板部19cと、その上縁に連続した段部21と、
    上向き突状の舌部22とを設けると共に上記平板
    部19cの孔20にゴム状弾性体のグロメツト2
    3を取付け、車体側面に沿うシートカバー前端部
    にグロメツト23と同心の孔15を有する取付け
    フイン14とその上縁に連続してブラケツトの段
    部21に支持される段部18と上記舌部22に嵌
    まる溝16とを設け、溝16が舌部22に嵌まり
    シートカバー10の段部18がブラケツト19の
    段部21に着座している状態で取付けフイン14
    の孔15がグロメツト23と同心となり取付けフ
    イン14がグロメツト23の側面に当接し、上記
    取付けフイン14の孔15を通して上記突起24
    の先太先端部29をグロメツト23に嵌入した時
    突起24のフランジ26とグロメツト23の間に
    シートカバーの取付けフイン14を挟持するよう
    にしたことを特徴とする二輪車のサイドカバーと
    シートカバーの取付け装置。
JP2262383U 1983-02-17 1983-02-17 二輪車のサイドカバ−とシ−トカバ−の取付け装置 Granted JPS59128481U (ja)

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JP2262383U JPS59128481U (ja) 1983-02-17 1983-02-17 二輪車のサイドカバ−とシ−トカバ−の取付け装置

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JP2262383U JPS59128481U (ja) 1983-02-17 1983-02-17 二輪車のサイドカバ−とシ−トカバ−の取付け装置

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Publication Number Publication Date
JPS59128481U JPS59128481U (ja) 1984-08-29
JPS6318314Y2 true JPS6318314Y2 (ja) 1988-05-23

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ID=30153716

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JP2262383U Granted JPS59128481U (ja) 1983-02-17 1983-02-17 二輪車のサイドカバ−とシ−トカバ−の取付け装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7056315B2 (ja) * 2018-03-29 2022-04-19 スズキ株式会社 鞍乗型車両のサイドカバー構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521712U (ja) * 1975-06-24 1977-01-07

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JPS521712U (ja) * 1975-06-24 1977-01-07

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