JPS63180669A

JPS63180669A - 枚葉印刷機の板取り装置

Info

Publication number: JPS63180669A
Application number: JP996487A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiro Maejima; 和弘前島; Hiroyuki Sugiyama; 博幸杉山
Original assignee: Komori Corp
Current assignee: Komori Corp
Priority date: 1987-01-21
Filing date: 1987-01-21
Publication date: 1988-07-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は枚葉印刷機において排紙装置の紙積板上に積載
された紙を機械の運転中に取出すために、排紙されて落
下する紙を一時的に受けて積載する板取り装置に関する
ものである。

〔従来の技術〕

枚葉印刷機において、印刷ユニットで印刷された紙は、
排紙チェーンの爪でくわえられて搬送され、搬送終端部
において爪のくわえから解放されて下方の紙積板上に落
下、積載される。所定量積載された紙は、紙積板ととも
にフォークリフト等で機外へ取出される。

この紙の取出しは、機械を停止させてこれを行うと、生
産性が低下するし、また運転再開時における損紙の発生
量が増大するので、従来、機械の運転中に紙の取出しを
行う板取シ装置が開発されて用いられている。

この種の板取シ装置は、排紙の落下径路内に支架された
開閉自在な左右一対のガイドレールを備えておシ、紙が
所定量積載されると、このガイドレールを閉じてこれに
板取シ板を挿入し、落下する紙がこの板取り板上で一時
的に受けられている間に、下方の積載紙が機外へ取出さ
れる。取出したのちは、空になった厭積台を上昇させて
一時受は中の板取υ板を僅かに押し上け、ガイドレール
を開いて排紙を続行する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このような従来の板取シ装置において、
板取多板上における紙の積載量を多くしようとするには
、板取υ板を挿入するガイドレールを低い位置に設けれ
ばよいが、これだと爪が紙を放す位置から板取シ板まで
の紙の落下距離が長くなってしまうので、紙を揃えて積
載することができなくなってしまう。そのために紙の積
載量を多くできないので、この少ない紙が積まれる短い
時間内に積載紙を機外へ取出そうとすると、通常の印刷
速度では間に合わず、板取シ作業のときだけ印刷速度を
低速にしているために生産性が低下するという問題があ
った。また、板取り板上の紙積量を多くしようとして板
取り板をモータで下降させながら落下紙を一時受けする
ことも試みられているが、構造が複雑で安価に提供でき
ないという問題があった。

〔問題点を解決するための手段〕

このような問題点を解決するために本発明ではガイドレ
ールを支持部材で開閉自在に支持させ、支持部材と機台
フレームとの間に、支持部材を上方へ付勢する付勢部材
と、支持部材の上方への移動端限を規制する規制部相と
を設けた。

〔作　用〕

紙積板上に紙が所定量積載されたときに、ガイドレール
を閉じてこれに板取シ板を挿入すると、落下する紙はこ
の板取シ板で一時受けされるので、この間に下方の紙が
機外へ取出される。このあと、空になつ之紙私台を上昇
させて一時受は中の板取り板を僅かに押しガイドレール
を開くと、排紙が続行される。この場合、板取υ板上の
紙の重量が増すと、付勢部材の付勢力に抗して板取υ板
が下降するので、落下Ｈ１を多く積載することができ、
印刷速度を下げなくても、私載紙を取出す余裕がある。

〔実施例〕

第１図ないし第４図は本発明に係る板取シ装置の実施例
を示し、第１図はその平面図、第２図は第１図のＡ視正
面図、第３図は第１図のＢＢ拡大縦断面図、第４図は第
１図のＣＣ拡大縦断面図である。図において排紙装置に
設けられた左右のフレーム１，２間には、紙積台３が４
隅を昇降チェーン４で吊下されて設けられておシ、紙積
台３上には、フォークリフト等で運搬可能なパレット５
が載置される。そして、図示しない排紙チェーンの爪に
くわえられて搬送された紙は、爪のくわえから解放され
て落下し、符号６で示すように紙積板７を介してパレッ
ト５上に積載される。昇降チェーン４は紙６の積載にし
たがって紙積台３が降下するように自動的に巻戻される
とともに、押ボタン操作でも巻取シ、巻戻しされる。

このような紙積装置８の上方には、全体を符号９で示す
板取シ装置が設けられている。すなわち、左右のフレー
ム１，２には、それぞれ前後一対のブラケット１Ｇ、１
１．１２．１３が紙積台３の４隅上方に位置して固定さ
れておシ、各ブラケット１０〜１３には、上下の軸受部
を有する支持部材としての支持軸受１４，１５，１６．
１７がそれぞれ水平方向へ回動自在に支持されている。

各支持軸受１４〜１７の上下の軸受部にそれぞれ軸支さ
れて固定されたばね軸１８には、ブツシュ１９が摺動か
つ回動自在に嵌合されており、各ブツシュ１９には、レ
ールホルダ２０，２１，２２．２３がそれぞれボルトで
固定されている。２４．２５は断面をＬ字状に形成され
た左右一対のガイドレールであって、前後のレールホル
ダ２０．２１および２２．２３を連結して固定されてお
シ、これら左右のガイドレール２４．２５には、板取シ
板２６が第１図に矢印りで示す方向から挿入される。

なお、ガイドレール２４．２５は、板取シ板２６が外れ
ないように、一部を断面コ字状に形成されている。そし
て、各支持軸受１４〜１７の下端軸受部とブツシュ１９
との間には、ブツシュ１９とガイドレール２４．２５と
を上方へ付勢する付勢部材としての圧縮コイルばね２７
が介装されておシ、支持軸受１４〜１７の上端軸受部は
ブツシュ１９の上方への移動端限を規制する規制部材と
なっている。さらに、前記ブラケット１２には、支持軸
受１６とギア２８．２９の噛合で連結されたＬ／パー３
０が枢着されており、このレバー３０と支持軸受１４に
枢着されたレバー３１とは、ロッド３２で連結されてい
る。こうすることによシ、ガイドレール２４．２５先端
部に固定されたハンドル３３を把持して操作することに
よシ、両側のガイドレール２４．２５が、第１図に実線
と鎖線とで示すごとく互いに反対方向へ移動して開閉す
るように構成されている。３４はブラケット１０．１２
に固定されたアーム３５に支持され板取シ板２６の挿入
端限を規制するストップパーである。

以上のように構成された板取シ装置の動作を説明する。

印刷後排紙チェーンで搬送された紙６は爪のくわえから
解放され、紙積板Ｔ上に落下して積載される。ガイドレ
ール２４．２５は、鎖線位置に開いている０紙６が所定
量積載されたときには、そのま＼の速度で印刷を続けな
がら、ノ１ンドル３３を把持して操作することによυガ
イドレール２４，２５に実線位置へ移動させて閉じる。

そして、紙６の落下する合間を見て、板取シ板２６をガ
イドレール２４．２５へ素早く挿入すると、落下する紙
６は板取シ板２６で一時受けされて積載されるので、こ
の間にパレット５にフォークリフトのフォークを掛け１
．積載紙６を機外へ取出すとともに、押ボタン操作で昇
降チェーン４を巻いて紙積台３を上昇させ、紙積台３上
に載置した空のパレット５ｔ−板取シ板２６に当接させ
てこれを僅かに押上げる。そしてハンドル３３を把持し
て操作し、ガイドレール２４．２５を鎖ｉ１位！へ移動
させて開くと、落下する紙６は板取シ板２６上へ続いて
積載される。そこで昇降チェーン４の昇降を手動から自
動に切替えると、正規の排紙動作に戻る。

このような板取シ動作においては、板取シ板２６上に落
下積載される紙６の量が増すと、その重量でガイドレー
ル２４．２５が圧縮コイルばね２７を圧縮しながら下降
する。したがって、板取り板２６上における紙６の積載
量は、ガイドレール２４．２５が固定されている従来の
場合と比較して１．圧縮コイルはね２７の圧縮分だけ多
くなシ、板取シ板２６による紙６の一時受は時間が長く
なるので、印刷速度を下げなくても、充分な余裕をもっ
て積載紙を機外へ取出すことができる。そして、ガイド
レール２４．２５は、これを板取υ後に開くことによシ
、圧縮コイルばね２７の弾発力によシ上昇して旧位置へ
復帰する。

第５図ないし第７図は本発明の他の実施例を示す板取り
装置の概要正面図であって、これら各実施例においては
、ガイドレールを上方へ付勢する付勢部材の構成を異に
している。まず第５図に示すものにおいては、ガイドレ
ール２４．２５が、フレーム１．２側のスプロケット４
０に添接され九チェーン４１に（１）下されておシ、チ
ェーン４１の中間部には、付勢部材としての引つ張シば
ね４２が張架されている。こうすることによシガイドレ
ール２４，２５上の板取υ板に積載された紙の重量が増
すと、ガイドレール２４．２５は、引っ張りばね４２の
付勢力に抗して下降する。４３はガイドレール２４，２
５の上方への移動端限を規制する規制部材としてのスト
ッパである。

また、第６図に示すものにおいては、ガイドレール２４
．２５がフレーム１．２（ｆｌｕのスプロケット４０に
添接されたチェーン４１で吊下されておシ、チェーン４
１の他端には、付勢部材としてのウエート５０が吊下さ
れている。またガイドレール２４．２５は圧縮コイルは
ね５１を介してフレーム１，２側に支持されている。こ
うすることによシ、板取り板上における紙の積載量が増
すと、ガイドレール２４．２５はウエート５０と圧縮コ
□イルばね５１との付勢力に抗して下降する。４３はス
トッパである。

さらに第７図に示すものは、ガイドレール２４．２５が
フレーム１．２側に固定された付勢部材としてのエアシ
リンダ６０のピストンロッド６１に支持されておシ、エ
アシリンダ６００ロツドエンド室には、エアが送入され
ているＱこうすることによシ、板取り板上における紙の
積載量が増すと、ガイドレール２４．２５はエアシリン
ダ６０内のエアを圧縮しながらその付勢力に抗して下降
する。４３はストッパである。エアシリンダ６０の代わ
シに油圧シリンダでもよいし、またガススプリングでも
よい。

〔発明の効果〕

以上の説明によシ明らかなように、本発明によれば枚葉
印刷機の板取り装置において、板取り仮挿入用のガイド
レールを機台フレーム側の支持部材で開閉自在に支持さ
せ、支持部材と機台フレーム側との間に、支持部材を上
方へ付勢する付勢部材と、支持部材の上方への移動端限
を規制する規制部材とを設けたことにより、板取り板上
への紙の積載量が増すと、ガイドレールが付勢部材の付
勢力に抗して徐々に下降するので、板取υ板を挿入した
直後から紙を揃えて積載することができ、ガイドレール
が固定されている従来の板取シ装置と比較して板取シ板
上における紙の積載量が多くなるので、印刷速度を下げ
なくても積載紙の取出しが可能となシ、生産性が大幅に
向上する０また、モータによるガイドレールの昇降装置
と比較して構造が簡素化され、安価に提供することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第７図は本発明に係る枚葉印刷機の板取シ
装置の実施例を示し、第１図はその平面図、第２図は第
１図のＡ視正面図、第３図は第１図のＢＢ拡大縦断面図
、第４図は第１図のＣＣ拡大縦断面図、第５図ないし第
７図はそれぞれ本発明の他の実施例を示す板取シ装置の
概要正面図である。１．２・・・・フレーム、３・・・・紙積台、６・Φ・
・紙、８ｅ・・・紙積装置、９・・・・板取シ装置、１
０，１１．１２．１３・・Φ拳ブラケット、１４，１５
．１６．１７・・・・支持軸受、１８・・・・ばね軸、
２０，２１，２２゜２３・・φ・レールホルダ、２４．
２５・・・・ガイドレール、２６・・・・板取シ板、２
７・・・・圧縮コイルばね、２８．２９・・・・ギア、
３−０　、３１・・・・アーム、３２・・・・ロッド、
３３・・・・ハンドル、４２・−・・引つ張）ハね、４
３・・・・ストッパ、５０・・・・ウェート、５１・・
・・圧縮コイルばね、６０・・・・エアシリンダ、６１
・１１＠・ピストンロッド。

Claims

【特許請求の範囲】

排紙爪のくわえから解放されて落下積載される紙を、左
右一対のガイドレールに挿入される板取り板で一時受け
する枚葉印刷機の板取り装置において、前記左右一対の
ガイドレールを支持部材で開閉自在に支持させ、前記支
持部材と機台フレーム側との間に、前記支持部材を上方
へ付勢する付勢部材と、前記支持部材の上方への移動端
限を規制する規制部材とを設けたことを特徴とする枚葉
印刷機の板取り装置。