JP2524224B2 - 束供給装置 - Google Patents

束供給装置

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JP2524224B2 JP1186244A JP18624489A JP2524224B2 JP 2524224 B2 JP2524224 B2 JP 2524224B2 JP 1186244 A JP1186244 A JP 1186244A JP 18624489 A JP18624489 A JP 18624489A JP 2524224 B2 JP2524224 B2 JP 2524224B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シート堆積物から所定枚数のシートの束を
分離し、該束を次工程へ供給する束供給装置に関する。
(従来の技術) 上記の如き束供給装置として、従来、シート堆積物昇
降手段上にシート堆積物を載置し、該シート堆積物の最
上部に位置する所定枚数のシートの束の一端部を束チャ
ッキング手段により把持し、その把持した束とそれより
下の部分との間に平板状の束分離テーブルを挿入貫通さ
せて上記束を完全に分離し、その後上記束を上記束チャ
ッキング手段で把持したまま該束チャッキング手段で上
記束分離テーブル上をスライドさせて次工程へ供給すべ
く構成したものが知られており、その様なタイプの束分
離装置は、例えば特開昭63-165267号公報や米国特許第
4,055,258号明細書に開示されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の如き束供給装置によって写真感
光材料(PS版)の堆積物から所定枚数のPS版の束を分離
し次工程へ供給しようとすると、以下に述べるような問
題が生じる。
即ち、通常PS版の堆積物は1つの束となるべき所定枚
数のPS版毎に2枚の段ボール紙が挿入されており、各段
ボール紙は上下面にポリエチレンがラミネートされてい
る。そして、束の分離供給を行なう際には、上記2枚の
段ボール紙の間に束分離テーブルを挿入貫通させて束を
分離し、その束を束分離テーブル上を滑らせて次工程へ
供給することとなる。
しかるに、この場合束の下面、つまり束分離テーブル
に接する部分は段ボール紙であり、該段ボール紙は上述
の如く摩擦係数の高いポリエチレンがラミネートされて
いるので、該段ボール紙を束分離テーブル上に接触させ
て滑らせようとすると極めて大きな摩擦力が発生し、そ
の結果束の次工程への供給が不可能になったり、束ズレ
や接触している段ボール紙の折れや束ズレによるPS版上
下面の損傷等が発生し、またその様な問題をできるだけ
回避するため1つの束をあまり大きく(重く)できない
等の問題が生じる。
また、上記の様な問題は上記束を分離すべく2枚の段
ボール紙の間に束分離テーブルを挿入する場合にも生
じ、従って束分離時にも束ズレや段ボール紙の折れ等が
生じることなくかつ大きな束であっても安定的に分離し
得るものであることが望ましい。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、たとえ摩擦係数の
高い材質のものが表面に位置している束であっても容易
にかつ束ズレやシートの損傷等を生じることなく安定的
に分離し、次工程へ供給することのできる束供給装置を
提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明に係る束供給装置は、上記目的を達成するた
め、 シート堆積物から所定枚数のシートの束を分離し、該
束を次工程へ供給する束供給装置であって、 複数本のコンベアローラを平面状に整列させて成り上
記シート堆積物の最上部に位置する束とそれより下の部
分との間に挿入されて該束を分離する束分離ローラコン
ベアと、上記束の端部を把持して該束を上記束分離ロー
ラコンベアの上で移動させる束チャッキング手段とを備
え、上記束分離ローラコンベアの前端には上記コンベア
ローラに比して小径の束分離ローラが配設され、該束分
離ローラは一端を支点として他端を上記束分離ローラコ
ンベアを含む平面内で移動可能に構成されていることを
特徴とする。
(作用) 上記束供給装置においては、従来の平板状の束分離テ
ーブルの代わりにコンベアローラを平面状に整列させて
成る束分離ローラコンベアを採用しているので、束の表
面が摩擦係数の高いものであっても束は束分離ローラコ
ンベア上をスムーズに滑ることができ、よって束の分離
や束の次工程への移動供給を容易に行なえ、かつその際
束のズレやシートの損傷等が生じる恐れもない。
また、束分離ローラコンベアの前端には上述の如き小
径のかつ一端を支点として他端を移動可能な束分離ロー
ラを有しているので、例えば束の一端部(束分離ローラ
に対向している側の端部)を持ち上げそこに束分離ロー
ラを挿入し、次に束分離ローラをその一端を支点として
回動させながらより前へ挿入し、しかる後束分離ローラ
コンベアを前進させることにより極めて容易に該束分離
ローラコンベアを上記束とその他の部分との間に挿入す
ることができる。
本発明は、束の表面が特に上記ポリエチレンラミネー
トの段ボール紙のように摩擦係数が0.5以上のものであ
る場合に特に有効である。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本発明の実施例について詳
細に説明する。
第1図は本発明の実施例によって束の分離、次工程へ
の供給を行なうシート堆積物の一例を示す斜視図であ
り、このシート堆積物2は、多数枚の写真感光材料であ
るPS版を積み重ね、かつ所定枚数のPS版4毎に2枚の段
ボール紙6を挿入して成るものである。第2図はかかる
シート堆積物2の拡大正面図である。第3図は上記段ボ
ール紙6の拡大正面図であり、図示の如く各段ボール紙
6は段ボール紙本体6aの上下面にポリエチレン6bがラミ
ネートされている。
第4図〜第7図は本実施例装置による束の分離、次工
程への供給の態様を示す側面図である。本実施例に係る
束分離装置は、第4図に示す様に、シート堆積物昇降手
段10と、束分離ローラコンベア12と、束チャッキング手
段14から成る。
これをさらに詳しく説明すると、前述のPS版4と段ボ
ール紙6とから成るシート堆積物2はパレット16上に載
置されている。上記シート堆積物昇降手段10は、ピスト
ンロッド18を昇降(上下動)可能なシリンダ20と、ピス
トンロッド18の上端に固設された昇降台22とから成り、
該昇降台22の上にローラ24を介して上記シート堆積物2
を載置したパレット16が支持されている。
上記束分離ローラコンベア12は、略水平方向に図中左
右(左が前方、右が後方)に延びたコンベア保持体26に
保持され、該保持体26に沿って図示しない駆動手段によ
り前後動せしめられる。かかる束分離ローラコンベア12
は、その平面図である第8図に示す様に、多数のコンベ
アローラ28をその両端を枠体30に回転可能に支持させて
平面状に整列させてなり、かつ最前のコンベアローラ28
aの前に、コンベアローラ28よりも小径の束分離ローラ3
2を配設し、該束分離ローラ32は一端32aを上記多数のロ
ーラコンベア28から成る平面内で回転可能に上記枠体30
に支持させると共に他端32bをその平面内で移動させる
ための、即ち束分離ローラ32を上記一端32aを支点とし
て上記平面内で回動させるための駆動手段34に連結され
ている。かかる駆動手段34はシリンダ34aと該シリンダ3
4aによって図中左右方向(前後方向)に移動されるシリ
ンダロッド34bとから成り、勿論シリンダロッド34bと上
記束分離ローラの他端32bとは回動可能に連結されてい
る。
上記束チャッキング手段14は、束をチャッキングする
ための下爪38aおよび上爪38bから成る爪部38と、爪保持
部40とから成り、上爪38bは下爪38aに対して図示しない
駆動手段により上下動可能であり、爪部38は爪保持部40
に対して図示しない駆動手段により上下動可能であり、
さらに爪保持部40は、前後方向に延びるガイドレール42
に懸垂され、図示しない駆動手段によりこのガイドレー
ル42に沿って前後動可能である。
次に、上記実施例による束の分離および次工程への供
給について説明する。
まず、第4図に示す様に、昇降手段10を作動させてシ
ート堆積物2の一番上に位置する分離すべき束(所定枚
数のPS版4とその上下の段ボール紙6とから成る)44の
下面が上記束分離ローラコンベア12と同じ高さになるよ
うに調整し、しかる後上記束の一端部(束分離ローラ32
に対向する図中の右端部)を作業者が持ち上げておいて
同じく作業者により束分離ローラ32を挿入する。そし
て、その状態から束分離ローラ32をその一端32aを支点
として回動前進させて第5図に示す様により前へ挿入す
る。続いて、第6図に示す様に、束分離ローラコンベア
12を前述した図示しない駆動手段により所定量前進さ
せ、束チャッキング手段の爪部38を下降前進させて束44
の前記一端を爪部38でチャッキングして把持した後該爪
部38を所定量上昇させ、束分離ローラ32を逆方向に回動
させて原位置に戻す。その後束分離ローラコンベア12を
さらに前進させて第7図に示す様に束44を完全に分離し
て束分離ローラコンベア12上に載置せしめ、しかる後束
チャッキング手段14を前進させて束44を束分離ローラコ
ンベア12上を滑らせながら次工程であるギロチンエアー
テーブル46上に供給する。
上記実施例の如くシート堆積物2がポリエチレンラミ
ネートされた段ボール紙6を有するPS版の堆積物である
場合には、束分離ローラコンベアのコンベアローラ28の
ピッチは40〜80mmでそのローラ径は上記ピッチより3〜
8mm小さいことが望ましい。また、束分離ローラ32の直
径は上記コンベアローラ28の直径の6〜7割、束分離ロ
ーラ32と最前コンベアローラ28aとのピッチは両者の半
径を加えた値より3〜10mmより大きいことが望ましい。
例えば、コンベアローラ28のローラピッチが80mmの場
合、コンベアローラ直径は72〜77mm、束分離ローラ直径
は43〜54mm、束分離ローラ32と最前コンベアローラ28a
とのピッチは60〜75.5mmとなる。
上記実施例の装置により上記PS版堆積物の束分離、次
工程への供給を行なったところ、束を安定して分離し次
工程へ供給することができ、束供給時に発生する束ズ
レ、段ボール紙の折れ、束ズレによるPS版表裏面に発生
するスリキズ、カキキズ等の品質故障が束分離テーブル
を用いた従来装置では2%であったものが皆無となっ
た。また、1回に供給できる枚数が上記従来装置では最
大50枚であったものが本実施例装置では200枚となり作
業効率が大幅に向上した。
(発明の効果) 以上詳述した様に、本発明に係る束供給装置は、従来
の平板状の束分離テーブルの代わりにコンベアローラを
平面状に整列させて成る束分離ローラコンベアを採用し
ているので、束の表面が摩擦係数の高いものであっても
束を束分離ローラコンベア上をスムーズに滑らせること
ができ、よって束の分離や特に束の次工程への供給をス
ムーズに行なうことができ、その際の束ズレやシートの
損傷等が生じる恐れもない。
また、束分離ローラコンベアの前端には小径かつ一端
を支点として回動可能な束分離ローラが設けられている
ので、束分離時にまずこの束分離ローラを挿入し一端を
支点として回動前進させておき、しかる後束分離ローラ
コンベアを前進させることにより容易かつ安定的に束分
離を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はシート堆積物の一例を示す斜視図、 第2図はシート堆積物の一部の拡大正面図、 第3図は段ボール紙の一部の拡大正面図、 第4図〜第7図は本発明の一実施例を示す側面図、 第8図は束分離ローラコンベアの平面図である。 2…シート堆積物、4…シート 12…束分離ローラコンベア 14…束チャッキング手段 28…コンベアローラ、32…束分離ローラ 44…束

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート堆積物から所定枚数のシートの束を
    分離し、該束を次工程へ供給する束供給装置であって、 複数本のコンベアローラを平面状に整列させて成り上記
    シート堆積物の最上部に位置する束とそれより下の部分
    との間に挿入されて該束を分離する束分離ローラコンベ
    アと、上記束の端部を把持して該束を上記束分離ローラ
    コンベアの上で移動させる束チャッキング手段とを備え
    た束供給装置において、上記束分離ローラコンベアの前
    端には上記コンベアローラに比して小径の束分離ローラ
    が配設され、該束分離ローラは一端を支点として他端を
    上記束分離ローラコンベアを含む平面内で移動可能に構
    成されていることを特徴とする束供給装置。
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