JPS63178948A - 通気性袋用袋材 - Google Patents

通気性袋用袋材

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JPS63178948A
JPS63178948A JP386487A JP386487A JPS63178948A JP S63178948 A JPS63178948 A JP S63178948A JP 386487 A JP386487 A JP 386487A JP 386487 A JP386487 A JP 386487A JP S63178948 A JPS63178948 A JP S63178948A
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sheet
porous
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sheets
resin
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健治 池原
郡司 悟
飯村 満男
平郡 正俊
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Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (、)産業上の利用分野 本発明は発熱体などの内容物を収納し、通気性微細孔を
有する袋材であって、その強度が大であり、しかも通気
性を容易に制御しうるように改苫した、通気性袋用袋材
に関するものである。
(1))従来の技術 多孔質性の袋材は不織布に多孔L1 ?35脂シートを
ラミネートするが、或いは不織布に樹Jiffシートを
ラミネートし、これには械的に穴をあけるなどして形成
されている。
多孔質性の袋材は、袋状に形成することにより、■空気
との接触により発熱する加温袋、■空気中の水分を吸収
する除湿袋、■香料を入れた匂袋等に広く利用されてい
る。
ところで、加温袋や除湿袋或いは匂袋等は、一般に、多
孔質性の袋材で形成した多孔質の表シートと裏シートの
間に、発熱体や除湿剤或いは香料などの内容物を収納し
、その周縁部をヒートシールして形成されている。
(c)発明が解決しようとする問題、αところで、上記
ラミネート法としては粘着剤を多孔質シート及び/又は
合成樹脂製多孔質シートに点状或いは線状に塗布し、そ
の部分で接合するものである。
しかしながら、多孔質シートと多孔質シートとを粘着剤
を用いて部分的に接合したものは、粘着剤の粘着強度が
低(、その加工や使用・等の際に眉間剥離が生じるばあ
いかあり、充分な補強効果が得られず、信頼性に欠ける
等の問題があった。
又、この方法によると塗布作業や乾燥作業に手間がかか
る上、粘V剤の塗布量により接着強度が一定しないので
あり、しかも粘着剤が流れることにより、塗布面積が一
定せず、この結果、通気性がバラツク等の問題があった
一方、多孔質シートと多孔質シートとをホットメルト型
の接着剤で部分的に接合するばあいには、この接”ff
 Filを塗布した箇所をエンボスロール等の加熱体を
用いて加熱、接着するものであるが、この加熱体を用い
て多孔質シート同士をラミネートした際、両者が強固に
接合されているかの判断は肉眼で行うことができず、必
ず試料をサンプリングし、剥離試9等を行う必、要があ
った。
この場合、特に、部分的にt&着不充分な筒所のある試
料(不良品)から試験片を切り取って剥難試験を行うば
あい、必ずしもこの接着不充分な箇所をサンプリングで
きるとはいえず、このような不良品が良品とf’lJ 
l!liされる恐れもある。
そして、このような不良品を上記用途で使用したばあい
、その用途によっては使用ないし取扱(1中に、接着不
充分な箇所において多孔質シート相互間で剥離が発生し
、この剥離箇所で袋材が破壊し、内容物(発熱体や除湿
剤或いは香料)が漏れ、これが、皮膚に付いてかぶれた
り、被服に付着して当該衣服を汚損するなどの事故が発
生するぼあいがあった。
本発明は、発熱体や除湿剤或いは香料などの内容物を収
納し、空気との接触により発熱したり、空気中等の湿度
を吸収除去したり或いは香料を昇華させるなどして快適
な環境を形r& するのに用いられる袋材であり、該袋
材が2枚以上の多孔質シートで形成されており、この2
枚以上の多孔質のシート相互間の接着状態を肉眼で容易
に確認できるようにすると共に通気性を容易に制御しう
るようにした通気性袋用袋材を提供することを目的とす
るものである。
(d)間厘点を解決するための手段 本発明者らは、上記問題点を解決すべ(鋭意検シートを
8を層し、これを部分的に加熱して接合すると、当該接
合部とそうでない泣所では色の濃淡の差が生じ、この色
の濃淡の差は接着時の温度や圧力、つまり接合条件によ
り決定され、これら多孔質のシート相互間の接着強度や
接着状態と相関性があると共に上記接合部の面積を空乏
ることにより通気性を容易に制御しうろことを見い出し
、本発明を完成するに至ったものである。
即ち、本発明は、発熱体などの内容物を収納し、通気性
微細孔を有する袋材であって、該袋材が多孔質基材シー
トに、多孔質シート及び/又はホットメルト系接着シー
トを積層し、これを接合して成る多孔質積層シートで形
成されており、該多孔質積層シートのうち少なくとも1
枚のシーFが他のシートと異なる色に着色されているこ
とを特徴とするものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に用いられる多孔質基材シートとしては袋材の強
度を向上させるためのらのであり、具体的には、種々の
不二布、布帛、合成!Im製のパンチングシート等が挙
げられる。
本発明においては、上記多孔質基材シートに、多孔質シ
ート及び/又はホットメルト系接着シートを積層し、こ
れらが互いに接合される。
即ち、■多孔質基材シートに多孔質シートを積層し、こ
れらを接合して成るもの、■多孔質基材シートにホット
メルト系接着シートを積層し、これらを接合して成るも
の、■多孔質基材シートと多孔質シートをホットノルド
系接着シートを介在させて積層し、これらを接合して成
るものである。
このように構成することによって、通気性!J!m袋材
の強度が向上するのであり、かかる袋材によって形成し
た袋体が使用中に破れるなどの事故が防止されるのであ
る。
上記多孔質シートとしては、合成υtmで形成された多
孔質のシート状のものであれば特に限定されるものでは
なく、具体的には、例えば−軸延伸又は二軸延伸により
直接形成された多孔質シート、或いは延伸により多孔質
シートを得、次いで、このシート中の充填斉1を酸、ア
ルカリ又は水等で溶出して形成した多孔質シートでもよ
いのである。
上記多孔質シートの形成には通常の成形装置および成形
方法を用いればよく、イン7レーシaン成形機、Tダイ
成形機などが好適に適泪されるのであり、かくして得ら
れたシートは一軸又は二軸に延伸されて多孔質シートが
形成されるが、この延伸方法も通常の延伸装置を用いて
常法で行えばよく、例えばロール延伸、同時二軸延伸、
逐次二軸延伸等が採用される。
そして、この延伸処理において、−軸延伸の場合にはそ
の延伸率が100〜500%、二軸延伸の場合にはその
延伸率が10〜300%とするのが、多孔質シートの強
度や貫通孔の大きさ、つまり通気性−ダの観点より好ま
しいのである。特に、−軸延伸の場合、延伸率が、10
0%未満では延伸された部分と未延伸部が混在して延伸
がネ均一となり、一方、500%を超えると延伸中に破
断するばあいがあるから好ましくない。
なお、本明lIJ書において、延伸率とは、下記式によ
り求めた値である。
上記多孔質シートは、熱可塑性If脂で形成されたもの
が含まれるが、該熱可塑性樹脂としては、例えばポリエ
チレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフ
タレート樹脂、ポリ塩化ビニル(Δ(脂、ポリ塩化ビニ
リデン樹脂、ポリアミド樹脂、ホットメル)、vilj
fllllt等から選ばれた少なくとも一種の樹脂で形
成されたシート、つまりこれらの樹脂で形成された単層
シート、2WI或いは3層以上に積層された複合シート
、のいずれの多孔質シートでもよいのである。
上記ポリエチレン樹脂において、特に線状低密度ポリエ
チレン樹脂が多孔質シートの生産・加工性に優れ生産コ
ストが安価であり、しかも、得られた多孔質シートの強
度が大きいことより最も好ましい。
上記線状低密度ポリエチレン樹脂はエチレンとa−オレ
フィンとの共重合体であり、α−オレフィンとしては、
ブテン、ヘキセン、オクテン等が挙げられる。
上記多孔質シーYには、所望により、充填剤が配合され
たものも含まれるが、かかる充填剤としては炭酸カルシ
ウム、タルク、クレー、カオリン、シリカ、硫酸バリウ
ム、硫酸カオリン、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸
化カルシウム、酸化チタン、アルミナ、マイカ等が挙げ
られる。
この充填剤の平均粒径は30μm以下のものが用いられ
、好ましくは0.1〜10μIflの範囲のものが望ま
しい。
粒径が大!過ぎると貫通孔が大さくなす、)立に小さ過
ぎると凝集が起こり分散性が劣るから好ましくない。
又、本発明に用いられる多孔質シートには、光屓削の混
線性、分散性を向上させたり、成形・加工性を向上させ
たり、或いはフィルムのは能的強度を向上させるために
、オレフィンターポリマーや炊化剤が配合されていても
よいのである。
上記オレフィンターポリマーとしては、数平均分子量が
5000〜200000のゴム状物質であれば、特に限
定されるものではなく、具体的な代表例としては、エチ
レン、α−オレフィンおよび非共役二重結合を有する環
状または非環状からなる共重合物(以下E P D M
という)が用いられる。
上記EPDMはエチレン、プロピレンもしくはブテン−
1および以下に列挙するポリエンモノマーからなるター
ポリマーであり、該ポリエンモノマーとしては、ジシク
ロペンタジェン、1.5−シクロオクタノエン、1.1
−シクロオクタジエン、1,6−シクロドゾカジエン、
1.7−シクロドゾカジエン、1.5.9−シクロドデ
カトリエン、1.4−シクロヘプタノエン、1,4−シ
クロヘキサノエン、1,6−ペンタジェン、7ルポルナ
ノエン ジエンー1.4、1.5−ヘキサノエン、メチル−テト
ラヒドロインデン、1,4−ヘキサノエンなどである。
各モノマーの共重合割合は好ましくはエチレンが30な
いし80モル%、ポリエンが0.1ないし20モル%で
残りがa−オレフィンとなるようなターポリマーでムー
ニー粘度ML..(100“C)1ないし60のものが
よい。
又、上記軟化剤としては、数平均分子量が1000〜3
0000の軟化剤であれば特に限定されるものではなく
、具体的な代表例としては、低粘度軟化剤として石油系
プロセスオイル、流動パラフィン、脂肪族系油、低分子
量可塑剤があり、比較的高粘度軟化剤として、ポリブテ
ン、低分子量ポリイソブチレン、液状ゴムなどの軟化剤
が好適に用いられる。
本発明においては、上記のように線状低密度ポリエチレ
ン樹脂に、充填剤とオレフィンターボ:ツマ−または軟
化剤が配合されるばあいがあるが、その各々の配合割合
は、線状低密度ポリエチレン樹脂100重量部に対し、
充填剤100〜300重量部、オレフィンターポリマー
または軟化剤がぢ〜100重量部の範囲とするのが望ま
しく、かかる配合割合とすることにより、(茂械的強度
および通気性の優れた多孔質シートを容易に製造しうる
のである。
又、線状低密度ポリエチレン樹脂、充填剤及びオレフィ
ンターポリマーまたは軟化剤の混合には特殊な装置を要
するものではな(公知の混合はが用いられるが、これら
の素材を均一に混合してシー l−の成形性を一層向上
させるために、ミキシングロール、バンバリーミキサ−
、二紬型混練磯、ヘンシェルミキサー等の混合はを用い
るのが望ましい。
尚、上記多孔質シートには、通常用いられる酸化防止剤
、紫外線安定剤、帯電防止剤、滑剤、蛍光剤等を添加し
て成るものでもよいのである。
又、上記のホットメルト系接着シートとしては、上記の
多孔質基材シートや多孔質シートと加熱によって接合し
うるちのであれば特に限定されるものではない。
かかるホットメルト系接着シートとしては、エチレン−
酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−イソブチルアクリレ
ート共重合樹脂などのエチレン−アクリル酸エステル共
重合樹脂等のエチレン系ホットメルト崩脂、ポリアミド
系ホットメルト樹脂、ポリエステル系ホットメル) 0
4脂、ブチラール系ホ・7トメル) If脂、セルロー
ス誘導体系ホットメルト樹珊、ポリメチルメタクリレー
ト系ホットメルト樹脂、ポリビニルエーテル系ホットメ
ル) 13(脂、ポリウレタン系ホットメルト樹脂、ポ
リカーボネート系ホットメルト樹脂、酢酸ビニル、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体等のホットメル1系樹脂で
形成された接着シートが挙げられる。
又、ホットメルト系樹脂には、種々の酸化防止剤を配合
したらのも挙げられる。
本発明において、上記の多孔質乱打シートと多孔質シー
ト及び/又はホットメルト系接着シートが積層され、こ
の多孔質積層シートは接合されるが、その積層方法とし
てはラミネート法や二層押出し法等が好適に用いられる
そして、これらのシートを積層し、これらを互いに接合
することにより多孔質積層シートを形成するにあたり、
該多孔質積層シート、つまりこの多孔′!1積層シート
で形成される袋材、の通気性を制御するには、その用途
に応じて該接合部の面積をシートの面積の1〜100%
範囲で調節すればよいのである。
この場合、接合部の面積は、一般に10〜90%、特に
好ましくは20〜60%の範囲に亘って全面に均−且つ
好ましくは連続して形成するのが望ましい。
接合部の面積が、1%未満ではその面積が小さくなり過
ぎてシートの強度が不充分となる場合がある。
また、接合部の面積が90%を超えると延伸により形成
した微細孔をつぶしたり、或いは孔径が小さくなって、
通気性が減少しすぎる場合があり、特に、接合部の面積
を20〜60%の範囲で調節することにより所望の通気
性を得るようにするのが最も望ましい。
このように接合部の面積をコントロールすることによっ
て通気性を制御すればよいのである。
接合部の面積をコントロールするには、例えば、エンボ
スロールの凸部の面積を変える゛等の方法を用いて極め
て簡単になしうるのである。
そして、本発明の特徴は、2熱体や除湿剤或いは香料な
どの内容物を収納する袋材が多孔質基材シートと多孔質
シート及び/又はホットメルト系接着シートを積層し、
これらが互いに接合されて成る多孔質積層シートで形成
されているが、この多孔質btNシートのうち少なくと
も1枚のシートが他のシートと異なる色に着色されてい
る点にある。
即ち、本発明では、上記多孔質積層シートのうち少なく
とも1枚のシートが他のシートと異なる色に着色される
が、これによって、部分的に接合された部位とそうでな
い部位との色の濃淡の差が、加熱、接合時の温度や圧力
により決定され、この点は、上記接合部が確実に接着さ
れているがどうが、つまり接着強度と密接に関係してい
る。
例えば、熱可塑性樹皿と無機充填剤の混合物及び/又は
ホットメルト系引謂で形成した2枚のシートのうち1枚
のシートを、染・顔料等で着色する。この2枚のシート
を延伸すると、無着色のシートは白色化し、一方、着色
したシートは延伸前の色より淡い色となり、この2枚の
シートは多孔質のシートとなる。
この2枚の多孔質のシートをエンボスロール等により、
部分的に加熱して確実に接合すると、接合部分の白色の
層は半透明となり着色した多孔質のシートの色に近似す
る。この場合、この色の濃淡は、顔料や染料等の部数、
シートの厚さ及び延伸率、延伸温度、エンボスロールの
温度や圧力で決定される。又、2枚以上の多孔質のシー
トのうち2枚の多孔質シート或いは総ての多孔質シート
を染・顔料等で着色し、上記と同様に接合しても接合部
とそうでない部位との色の変化が生じ、これによって、
接着状態を確認できるのである。
つまり、色の変化がない或いは少ないばあいは、加熱温
度や加熱時間、更に圧力が不充分であり接着強度も低い
ことになる。この様に、色の濃淡により、接着状態(接
着強度)が肉眼により容易にtrI別できるのである。
そして、この場合、特に、2枚以上の多孔質のシートを
積層して接合するにあたり、これらの多孔質のシートと
して融点の異なるものを用い、しかも、これらのシート
のうち低融点のシートを池のシートと異なる色に着色す
るのが、接合時の色の濃淡の変化が一層明確となり、相
互のシート間の接着状態を一層確実且つ容易に肉眼で観
察しうるがら望ましい。この際、高融点の多孔質シート
と低融点の多孔質シートとの融点の差を50°C以下と
するのが望ましく、50°Cを超えると低融点のシート
が熱で変質したり、流れ過ぎてシートのm細孔をつぶし
て塞ぎ通気性が悪くなるから好ましくないのである。
又、本発明に用いられる染・顔料としては、上記の多孔
質のシートを着色しうるちのであれば特に限定されるも
のではなく、無宕色、有形色いずれのものも使用可能で
ある。
(e)作用 本発明は、上記構成を有し、発熱本などの内容物を収納
し、通気性微細孔を有する袋材であって、誼袋材が多孔
質基材シートと多孔質シート及び、/又はホットメルト
系接着シートでfV成されており、これらのシートのう
ち少なくとも1枚のシートが他のシートと異なる色に着
色されている。
これらの多孔質のシートを積層し、これを接合すると、
この接合部とそうでない部位とでは色の濃淡の差(色の
変化)が生じ、この色の変化の状態でこれらのシート相
互間の接合状態が肉眼で容易−二且つ確実に確認できる
から常1こは械的強度が大であり、しかも品質が安定且
つ優れた通気性袋用袋材が得られる作用を有するのであ
る。
又、本発明では、袋材の通気性をシートの接合部の面積
によって調節するものであるから袋材の通気性を極めて
容易に且つ確実にフントロールできるのであり、これに
よって、用途に応じた通気性を有する袋材が簡単に得ら
れる作用を有するのである。
更に、本発明においては、多孔質のシートを着色した色
によって袋材の品質、等級などを区別し。
これにより品質管理や在庫管理などを極めて容易になし
うるようにしたり、美観を向上させうる作mを有するの
である。
(「)実施例 以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
゛気性袋材の構造伊 第1図ないしfjS4図において、(1)は発熱体など
の内容物を収納し、通気性微細孔を有する通気性袋用袋
材であり、該通気性袋用袋材(1)は、多孔貿部(2)
と部分的接合部(3)で枯成されて成る。
又、上記通気性袋材(1)は多孔質基材シート(4)に
多孔質シート(5)とホットメルト系接着シート(6)
のうち少なくとも一方のシートをJi/Hし、この場合
、第1図に示すように、多孔質基材シート(4)である
ポリプロピレン樹脂製不織布と、多孔質シー1−(5)
である線状低密度ポリエチレン樹脂製多孔質シートと、
ホントメルト系接着シート(6)であるエチレン−酢酸
ビニル共重合樹脂製多孔質接着シートから成る3枚の多
孔質のシート(・t)、(5)1(f3 )で形成され
、これらのシートを積層し、これらを接合して得られた
多孔質接着シートで形成されているが、この3枚の多孔
質シートク4)、(5)、(6)のうち少なくとも1枚
のシート、この際、ホットメルト系接着シート(6)が
池のシートと異なる色に着色されて成る。
上記接合部(3)は多孔質のシートの面積の1〜100
%、この場合、袋材(1)の強度、通気性等を考慮しで
、この接合部の面積は一般に10〜9095、特に20
〜60%とするのが最も望ましい。
ところで、上記接合部(3)を多孔質のシートの全面に
亘って均一に形成するにあたり、第2図に示すように、
正六角形状に連続的に連設して形成してもよく、これに
代えて、第3図に示すように、まんじ巴模様状に形成し
てもよく、更にこれらに代えて第・を図に示すように、
略格子状に形成してもよいのである。
シートの製゛− ■熱可塑性多孔質シートの5i!遺例 第1表及びfjS2表に各々示すように、熱可塑性(3
4脂として線状低密度ポリエチレン樹脂(MI2゜()
、密度0.93)、オレフィンターポリマーとしてE 
P D M (商品名、EPT 9720、ムー二粘度
20、三片石油化学(gA))、軟化側としてポリブテ
ン(数平均分子11260)、充填剤として炭酸カルシ
ウム(平均粒径2μω、脂肪酸処理)、滑剤としてステ
アリン酸を、第1表及び132表に各々示す配合割合で
配合して充分に攪拌混合し、この混合物を二仙混Ji代
(TEM  50、東芝は誠社(製))により充分に混
練して得た組成物を、常法により造粒する。
(以下余白) 第1表 第2表 一方、ホットメルト系樹脂であるエチレン−酢  =酸
ビニル共重合13に脂(酢酸ビニル含有量25重量%、
MI2、密)10. 95 )100重量部と炭酸  
でカルシウム(平均粒径2μm、脂肪酸処理)200重
量部、更に公知の顔料0.5重量部を充分に攪拌混合し
、この混合物を二軸混ifi(TEM−50、東芝へ械
社(製))により充分に混練して得た組成物を、常法に
より造粒する。
上記の各々の線状低密度ポリエチレン尉脂3■成物とホ
ントメルト系わI脂組成物を二層の押出しく茂により共
押出しを行い、IQ状低密度ポリエチレン樹m製シート
とホットメルト系御脂製シートの積層体を得、これをロ
ール延伸(凌により一軸延伸(f53表に示す実施例1
〜14)、或いは逐次二軸延伸法により二軸延伸(第4
表に示す実施例15〜22)を行い、これによって第3
表及び第4表に各々示す延伸率の多孔質のシートを得た
この場合、延伸条件としては延伸温度40°C1延伸速
度Gar/ωin、延伸率は、ロールの速度比を変える
ことにより、第3表及び第4表の値になる:うに各々調
節した。
得られた多孔質のシートには延伸ムラもなく、多孔質化
されたシートであった。
(以下余白) 第3表 ff14m ブこ 血 例 1 〜22 11られた各々のン孔質のシートにおいて、そのホン1
メルト系!ftA′XJシート側に、厚さ1mmのポリ
プロピレン製不n布からなる多孔質シートを積層し、こ
れを温度80〜100℃のエンボスロールとンリフンゴ
ムロールとの間に導いて加熱し、圧力10 kB/ c
oo2の条件下で加圧して、?tS5表及び第6表に各
々示す、本発明の通気性袋用袋材を得た。
かくして得られた各実施例品の特性を、第5表及び第6
表に示す。
比較例1 上記線状低密度ポリエチレン樹脂組成物で形成しrこシ
ートを延伸(延伸率4009−6)して厚さ100μI
IIの多孔質シートを得、かくして得られた多孔質シー
トにはその全面積の10%にアクリル系粘、?7削に塗
布し、この粘着剤形成面側に、上記実施例と同t1のポ
リプロピレン製不n布を貼着したらのを試料とした。
比較例2 上記線状低密度ポリエチレン樹m岨成物で形成したシー
トを延伸(延伸率400%)して厚さ100μ−の多孔
質シートを得、かくして得られた多孔質シートにはその
全面積の10%に上記実施例品と同様のホットメル)M
!fllffを塗布し、この塗布面側に、上記実施例と
同様のポリプロピレン製不n布を積層し、これを上記実
施例と同様に加熱、加圧して接着したものを試料とした
かくして得られた各比較例品の特性を、ffS 5表及
び第6表に示す。
(以下余白) 注1)第5表及びr56表に示す、引き裂き力はJIs
  K  G772に基づいて測定した。
注2)第5表及び!56表に示す、透湿度はJISZ 
 0208における透湿カップ法で測定した。
注3)第5表及び第6表に示す、通気度は、JIS−P
−8117に基づいで測定した。
注4)第5表及び第6表に示す、層間接着力は、JIS
−Z−0237に基づいて測定した。
m 5表に示す結果(実施例1〜4)より、部分的接合
部の面積を大きくすると透湿度および通気度が減少し、
透湿度等をコントロールできると共に引き裂き力が向上
することが判る6 又、fjSs表に示す、実施例8〜10の特性結果より
、シートの延伸率を小さくすれば引き裂き力が向上する
が透湿性が低い値となり通気性袋材としての特性が損な
われることがみとめられる。
更に、加熱温度や加熱時間、更に圧力を不充分にし、接
合部と多孔質部(非接合部)の色の変化がない状態にす
ると接着強度が弱(、品質にバランより明らかなように
色の差が大きく、優れた層間接着力を保持していること
が認められる。
即ち、肉眼により色の変化を観察することにより接着状
態を極めて容易に且つ確実に1!す断しうろことが認め
られる。
特に、比較例1に示す結果より、粘着側で接合したもの
は層間接着力が小さく剥離が生じたり引き裂き力がバラ
ツクことが認められる。
又、比較例2のものは、多孔質シート相互が接合してい
ない箇所があり、この場合でも引き裂き力がバラツクこ
とが認められる。
本発明の通気性袋用袋材(1)は、上記実施例に代えて
、第5図に示すように、多孔質基材シート(4)に多孔
質シート(5)を積層し、これを接合して成る多孔質積
層シートで形成してもよく、或いは、第6図に示すよう
に、多孔質基材シート(4)にホットメルト系接着シー
ト(6)を積層し、これを接合して成る多孔質積層シー
トで形成してもよいのである。
f−1nnnsz  力も 11 本発明の通気性袋m袋材は、上記購成を有し、当該袋材
においてその接合部の面積を7Aaすることにより通気
性、透湿度を簡単にコントロールすることができ、この
結果、用途に応じた通気性、透湿性を有する袋材が得ら
れる効果を有するのである。
又、本発明の通気性袋用袋材においてその接合部と接合
していない部位との色の変化を肉眼で観察することによ
り多孔質のシート相互の接合状態を極めて容易に且つ確
実に確認できるから常に品質が安定した商品が得られる
と共に、通気性、透湿性が優れるなどの効果を有するの
である。
更に、本発明の通気性袋用袋材は、多孔質基材シートに
、多孔質シートとホットメルト系接着シートのうち少な
くとも一方のシートをfff/mし、これらの多孔質の
シート相互が強固に接合されて多孔質のシート相互が強
化されているから引き裂き力や降大照応力等の1戊械的
強度が着しく向上する効果を奏するのである。
加えて、この通気性袋用袋材はそれを染・顔料で着色し
た色の差異によって、シートの厚さや通気性等の品質や
等級などを区別し、これにより、用途の選定が容易にな
ったり、品′11管理や在庫管理などが極めて容易にな
しうるうえ、当該シートの美観を向上させる効果を有す
るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図であり、f52
図ないし第4図はそれぞれ本発明の接合部の模様、形態
を示す平面図、第5図および第6図はそれぞれ他の実施
例を示す断面図である。 (1)・・・通気性袋用袋材、(2)・・・多孔質部、
(3)・・・接合部、(4)・・・多孔質基材シート、
(5)・・・多孔質シート、(6)・・・ホットメルト
系接着シート。 4 ・・・   9:lt、%Jも刈シート5・・・ 
9孔貢シト ロ ・・・  汁5..トヌ11ト、芹、イ0ニーL第
1図 第2図 1・・・ −、、、hノトソLtν唖]≦U#第3図 ]49.偵b1靭初    ( 4・・・多孔■朋5−1−      <5・・・う乳
賞シート 6−・・ づ、ヅト/・しトトイItA5−1−×

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発熱体などの内容物を収納し、通気性微細孔を有
    する袋材であって、該袋材が多孔質基材シートに、多孔
    質シート及び/又はホットメルト系接着シートを積層し
    、これを接合して成る多孔質積層シートで形成されてお
    り、該多孔質積層シートのうち少なくとも1枚のシート
    が他のシートと異なる色に着色されていることを特徴と
    する通気性袋用袋材。
  2. (2)多孔質基材シートが不織布、布帛又は合成樹脂製
    パンチングシートである特許請求の範囲第1項に記載の
    通気性袋用袋材。
  3. (3)多孔質シートがポリエチレン樹脂、ポリプロピレ
    ン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ塩化ビ
    ニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリアミド樹脂、
    ホットメルト系樹脂から選ばれた樹脂で形成されている
    特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の通気性袋用袋
    材。
  4. (4)ポリエチレン樹脂が線状低密度ポリエチレン樹脂
    である特許請求の範囲第3項に記載の通気性袋用袋材。
  5. (5)多孔質積層シートが当該シートの全面に亘る部分
    的接合部によって形成されて成る特許請求の範囲第1項
    ないし第4項のいずれかに記載の通気性袋用袋材。
  6. (6)部分的接合部の面積が多孔質のシートの面積の5
    〜80%である特許請求の範囲第5項に記載の通気性袋
    用袋材。
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