JPS63176941A

JPS63176941A - 冷暖房構造

Info

Publication number: JPS63176941A
Application number: JP690787A
Authority: JP
Inventors: Mitsuhiko Ogino; 光彦荻野
Original assignee: IG Technical Research Inc
Current assignee: IG Technical Research Inc
Priority date: 1987-01-14
Filing date: 1987-01-14
Publication date: 1988-07-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、家屋における屋根、天井、外壁、床、あるい
は土間を形成する部分の構造に係るものである。さらに
°詳しくは、家屋における防寒、防暑、冷房、暖房、お
よび融雪を目的とする冷暖房構造に関する。

〔従来の技術〕

従来、降雪地方における雪降ろし作業は、肉体的に大変
な作業であり、また危険を伴う作業であった。そこで、
屋根の融雪ということで種々の方法が考え出されてきて
いる。その一つとしては、屋根に熱線、あるいはヒート
パイプ等を配設して雪をとかしながら降ろす方法、また
は機械的に雪をかき降ろす方法がある。しかしながらコ
スト、維持費が高く普及が遅れている。また、これら地
方における家屋では、冬期においては零度以下にまで下
がり、室内における暖房は欠かせないものである。この
ため、一般的なストーブ、温風ヒータ等を使用して暖房
をしたり、配熱利用のエアサイクル、床暖房等が普及し
つつある。しかしながら、ストーブ、温風ヒータ等は室
内の空気の汚染が生起され換気は不可欠なもので効率が
悪く、またエアサイクル構造、床暖房においては室内空
気の汚染は生起されないがコスト、維持費がかなりかか
るものであった。さらにこの種構造においては、装置が
作動中にのみ効果があるものであり、夜間などはほとん
ど効果はなくなるものであった。

〔発明の目的〕

本発明はこのような欠点を除去するため、屋根、天井、
外壁、床、あるいは土間部分に中空パイプを複数本循環
路を形成するように配設固定し、中空パイプを蓄熱層兼
保護層となるモルタルに埋設し、中空パイプには熱媒体
を供給することにより、冬は暖房、融雪、夏は冷房に行
動に作用する冷暖房構造に関するものである。

〔実施例〕

以下に図面を用いて本発明に係る冷暖房構造について詳
細に説明する。第１図（ａ）、（ｂｌは本発明に係る冷
暖房構造を屋根に施工した場合の概略説明図と一部拡大
断面図であり、Ａは家屋、Ｂは屋根、Ｇは熱媒体供給機
、立は中空パイプ、６はモルタルである。さらに詳説す
ると、屋根Ｂの構造は第１図（ｂ）に拡大して示すよう
に、垂木１、断熱材２、防水シート３、横木４、中空バ
イブ立、モルタル６、保護シート７、屋根材８から形成
したものである。断熱材２は熱媒体供給機Ｇより供給さ
れた熱媒体α（矢印で示す）によりモルタル６に蓄熱さ
れた熱を小屋裏側へ放熱しないように設けたものであり
、合成樹脂発泡体、ロックウールボード、石膏ボード、
シージングボード、シージングインシュレーションボー
ド、スレート板、木毛セメント板、炭酸カルシウム板、
珪酸カルシウム板、ＦＲＣ板、ＧＲＣ板、合板の１種以
上からなり、その両面、または片面をクラフト紙、防水
処理したアスベスト紙、金属箔（Ａ１、ＰｂＳＣｕ、　
Ｆｅｓステンレス等）、ガラス繊維不織布、合成樹脂シ
ート、ポリエチシートおよびこれらの１種以上をラミネ
ート、蒸着したシートで被覆したものも含むものである
。特にこの実施例では、合板の片面にポリイソシアヌレ
ートフオームを一体に形成して、そのポリイソシアヌレ
ートフオームの外側面をアルミクラフト紙で被覆したも
のを使用するものである。防水シート３は、垂木１上の
全面に配設された断熱材２上を被覆して、防水下地とし
て機能するものであり、アスファルトフェルト、合成樹
脂シート（ポリエチシート、塩ビシート等）、無機質発
泡シート等からなり、万が−の浅水に対して、防水機能
を発揮するものの一種以上からなるものである。４は横
木であり、後記するモルタル６の植設を容易にすると共
に、植設時のガイド、および屋根材８を固定する際の下
地として機能するものである。中空パイプｌは、熱媒体
供給機Ｇより供給される熱媒体αを屋根Ｂ全面に均一に
供給するように配設するものであり、図示するように、
一定間隔で横方向に配設したり、または縦に配設したり
、上部を密に下部を粗にあるいはその逆で形成すること
が可能で、循環路を形成するように配設固定したもので
ある。中空バイブ立の素材としては、銅バイブ、−ａの
鋼材からなるバイブの外表面を防錆処理したもの、ある
いは合成樹脂系パイプ等と任意で、その断面形状も、円
形、三角形、四角形等任意であり、モルタル６と接触す
る部分だけを熱伝導の良い銅パイプとして、他は鉄製バ
イブとして配設することももちろん可能である。なお、
中空パイプ】が外気と接触する部分では、中空バイブ立
を断熱材で被覆して熱放散を防止するものである。モル
タル６は、蓄熱層兼保護層として機能するものであり、
横木４により形成される空間に植設し、また段葺状の屋
根材８を使用する際には断面略三角形状に形成するもの
である。モルタル６は一般の外壁を形成する際に使用す
るモルタルの他に、そのモルタル中に凍結防止剤を混入
して、冬場にモルタルが凍結融解により破壊されるのを
防止したり、骨材（砂利等）の量を多くして、蓄熱効果
をさらにアップすることも可能である。このモルタル６
は、中空パイプエ中を流れてきた熱媒体αにより、冬に
は熱を蓄熱放散することにより、屋根Ｂ上に降雪した雪
等を解かし、屋根Ｂへの積雪を防止して、雪降ろしとい
う重労働をなくし、さらに落雷の防止に多大な効果を発
揮するものである。また、夏場には冷やした熱媒体αを
中空パイプｉ中を循環させ、夏場における屋根部の防暑
効果に役立つものである。保護シート７は、上記防水シ
ート３と同質の素材からなり、使用する際は、下地とし
て形成した防水シート３と同じもの、あるいは違うもの
を使用してもかまわない。さらに詳説すると、保護シー
ト７は、浅水を防止すると共に、屋根材８が鋼板で形成
された場合に、モルタル６中に塩分が含まれていると、
その塩分により屋根材８が腐食されるため、その防止を
図るために設けるものである。

８は屋根材であり、特にその形状、素材は特定するもの
ではなく、どんなものでも使用できる。さらに、本発明
に係る冷暖房構造は、天井Ｃ１外壁Ｄ１床Ｅ１土間Ｆに
も形成でき、屋根Ｂでの融雪効果の他に、家屋Ａにおけ
る断熱および冷、暖房としても利用できるものである。

つまり、第２図から第５図にその一部を拡大して示すよ
うに、第２図は天井Ｃを示すものであり、天井板９を野
縁１０に固定すると共に、その野縁１０間に中空パイプ
５、モルタル６を植設したもの。第３図は外壁りを示す
ものであり、躯体１１上に木すり板１２、防水シート３
、ラス材１３を形成し、その上に中空パイプ５、モルタ
ル６を形成したもの。第４図は床Ｅを示すものであり、
根太１４の裏面を合板１５によって被覆すると共に、そ
の根太１４間に中空バイブ盈、モルタル６を形成し、床
板１６で被覆したもの。第５図は土間Ｆを示すものであ
り、地面１７上に断熱材２を間隙なく敷設し、その上に
中空バイブ盈、モルタル６を形成したものである。また
、中空バイブ盈は、第６図に示すような固定具Ｈを介し
て下地上に固定し、中空バイブ盈の固定を確実にするこ
ともできる。熱媒体αは、中空パイプｌに熱を供給でき
るもので、熱容量の大きいものであり、その−例として
は、不凍液（エチレングリコール）、水（温水、冷水）
、または地下水、家屋Ａ内の冷暖房器の廃熱などを利用
した温風、冷風等を使用するものである。

次に本発明に係る冷暖房構造を屋根Ｂに施工した場合の
施工方法について第１図（ａ）、（ｂ）を用いて説明す
る。まず、熱媒体供給機Ｇより供給される熱媒体αは不
凍液とし、垂木１、断熱材２、防水シート３、横木４よ
りなる屋根下地上に、銅製の中空バイブ盈を一定間隔で
横に配設すると共に循環路を形成するように配設固定し
、熱媒体αは屋根Ｂを通った後に、熱媒体供給機Ｇにも
どるように配管する。中空パイプ】を全て配管し終わっ
たら、横木４同士の間隙に中空バイブ盈を埋設するよう
に、凍結防止剤入りのモルタル６を間隙なく植設し、そ
の上をポリエチレンシートで全面被覆する。その後、屋
根材８で屋根Ｂを葺き上げて施工を終了するものである
。このようにして形成した屋根Ｂは熱媒体αを中空バイ
ブ盈に供給することにより、冬場にはその熱が、モルタ
ル６に蓄熱すると共に、屋根材８側に放散し、屋根上に
降雪した雪を解かすと共に、防寒効果を発揮するもので
ある。

〔その他の実施例〕

以上説明したのは、本発明に係る冷暖房構造の一実施例
にすぎず、第７図に示すように段葺き状に形成したり、
防水シート３と横木４間に棟から桁に向かって連続した
狭い幅の流し横１８を横方向に間隔を有して複数本形成
したりすることもできる。また第８図に示すように、銅
板１９を床板１６の下に敷設すると共に、中空パイプｉ
をつつみ込んで、さらに床暖房の効率化を図ることもで
きる。

さらに第９図（ａ）、（ｂｌに示すように中空バイブ盈
を配設することもできる。なお、屋根Ｂ、天井Ｃ１外壁
Ｄ、床Ｅ、土間Ｆの各種構造は、家屋Ａにおいてすべて
使用するというものではなく、それらを各々組み合わせ
て、適在適所に形成するものである。又、熱媒体供給機
Ｇは複数個設けることも可能であり、また各構造への中
空バイブ盈の配管を別々として、弁により操作したり、
家屋Ａ内に設けた制御盤Ｈにより家屋Ａ内でその制御を
手動、あるいは自動で行っても良い。

〔発明の効果〕

゛　以上説明したように、本発明に係る冷暖房構造によ
れば■屋根に施工した場合には、モルタルが蓄熱層とし
て機能し、屋根における融雪が確実かつ安定して作用す
る。０モルタルが保護層として機能し、家屋全体が強固
なものとなると共に、防音効果も具備する。■冷、暖房
の効率がモルタルにより一段と向上する。■冷暖房構造
が簡単に形成できる。■融雪におけるランニングコスト
およ

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）は本発明に係る冷暖房構造を屋根
に施工した場合の一例を示す、概略説明図と一部拡大断
面図、第２図〜第５図は天井、外壁、床、土間に形成し
た冷暖房構造を示す一部拡大断面図、第６図は中空バイ
ブを固定する固定具の一例を示す斜視図、第７図〜第９
図（ａ）、（ｂ）はその他の実施例を示す説明図である
。Ａ・・・家屋、Ｂ・・・屋根、Ｃ・・・天井、Ｄ・・・
外壁、Ｅ・・・床、Ｆ・・・土間、Ｇ・・・熱媒体供給
機、α・・・熱媒体、工・・・中空パイプ、６・・・モ
ルタル。第７図（αン５″′ 十且　中　諷ｌＮ１１イフ０６　モルタ１し８　翫棟枦第１図ｆい（Ｂ ΔＣ第３図ｚ第十図第５図Ｅ第６図第７図第８図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）家屋における屋根、天井、外壁、床、あるいは土
間の少なくとも１つの冷暖房構造において、中空パイプ
を複数本循環路を形成するように配設固定し、該中空パ
イプを蓄熱層兼保護層となるモルタルに埋設し、前記中
空パイプには熱媒体を送給し、それを循環させるように
したことを特徴とする冷暖房構造。