JP2000274020A - 家 屋 - Google Patents

家 屋

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JP2000274020A
JP2000274020A JP8320599A JP8320599A JP2000274020A JP 2000274020 A JP2000274020 A JP 2000274020A JP 8320599 A JP8320599 A JP 8320599A JP 8320599 A JP8320599 A JP 8320599A JP 2000274020 A JP2000274020 A JP 2000274020A
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JP
Japan
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heat
house
heat pipe
underground
snow
Prior art date
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Pending
Application number
JP8320599A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Umetsu
浩之 梅津
Hideki Takiguchi
英喜 滝口
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IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローコストでクリーンな熱エネルギーを用い
て融雪を行える家屋とすること。 【構成】 ヒートパイプDの下端部を地下に形成した集
熱空間Bに、上端部を屋根材裏面付近Cに配置し、ヒー
トパイプDにより地下の熱を屋根材3に伝導、伝搬して
融雪を行う家屋Aとしたので、暖かい地下の熱をそのま
ま融雪に利用でき、融雪のための特別なエネルギーを必
要とせず、クリーン・安全で省エネルギー性に富む家屋
Aとなると共に、ヒートパイプDの配設は従来の融雪形
式に比べ容易で施工性、メンテナンスフリーに富む家屋
Aとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下に形成した集
熱空間の熱を屋根材裏面付近にヒートパイプにより伝導
させることにより、融雪を行う家屋に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根面を融雪する家屋としては、
例えば、屋根下地上にパイプを配設し、パイプ内をボイ
ラを介して温水等を循環させて融雪を行うパイプ敷設循
環型融雪の家屋や、屋根下地もしくは屋根材上に電気抵
抗を利用して発熱する面状発熱体等を設置して融雪する
面状発熱型融雪家屋が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のような家屋では、循環型や面発型の両者とも、それ
ぞれ融雪を行うための別途エネルギーを必要とするの
で、ランニングコストが発生してしまうものであった。
さらに、パイプ配管や、面状発熱シートの敷設や配線等
その設置には費用と時間がかさみ、施工性等に課題があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するために、ヒートパイプの一端部を家屋内もし
くは家屋付近の地下に形成した集熱空間に、他端部を屋
根材裏面付近に配置し、ヒートパイプにより地下の熱を
屋根材に伝導して融雪を行う家屋としたので、年間を通
じて約15〜17℃前後と安定した温度の地下の集熱空
間の熱をそのまま融雪に利用でき、融雪のための特別な
エネルギーを必要とせず、クリーン・安全で省エネルギ
ー性に富む家屋となると共に、ヒートパイプの配設は従
来の融雪形式に比べ容易で施工性、メンテナンスフリー
に富む家屋を提案するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に図面を用いて、本発明に係
る家屋Aについて詳細に説明する。図1は家屋Aの代表
例を断面図で示す説明図、図2は地下αに形成した集熱
空間B、軒先の屋根材裏面付近C、またこれらを結ぶヒ
ートパイプDを拡大して示す説明図である。
【0006】集熱空間Bは例えば図1、図2に示すよう
に、家屋Aの建家内、もしくは隣接する敷地内の地下α
に穴を掘削することにより形成するものである。集熱空
間Bは地下αにおける年間を通じて約15〜17℃前後
の安定した熱を集熱、供給する部分であり、後記するヒ
ートパイプDにより屋根材裏面付近Cに熱を伝導させる
ものである。なお、穴の深さは約3〜6m位、穴の径は
任意である。
【0007】また、集熱空間Bの外周部分、すなわち、
地下αとの境界部分には、防水・防湿と蓄熱を兼ねた防
水蓄熱層1を形成するものである。この防水蓄熱層1は
例えば、コンクリート、モルタル、PC板、ALC板等
からなり、熱伝導性と蓄熱性に優れた素材が好ましいも
のである。また、防水蓄熱層1の外側、もしくは内側
に、各種防水シート等(図示せず)を一体に積層して形
成することもできる。
【0008】さらに、集熱空間Bには後記するヒートパ
イプCの下端部である吸熱部6が位置するものであり、
集熱空間1内にて地熱を吸熱し利用することで冬季の場
合に屋根に積もった雪の融雪熱として利用するものであ
る。また、地面βと集熱空間Bとの境界部には、集熱空
間B内の熱を外部に逃がさないように、気密かつ防水性
向上のため防水断熱蓋2を形成するものである。
【0009】屋根材裏面付近Cとは例えば図2に拡大し
て示すように、軒先部における屋根材3の裏面を指し示
すものである。すなわち、図2、図3に示すように屋根
の軒先部の垂木4間に放熱部材5を配置し、この放熱部
材5にヒートパイプDの上端部である放熱部7を介在さ
せるものである。
【0010】放熱部材5は例えばモルタル、コンクリー
ト等の無機系放熱材や、銅板、アルミニウム板等の金属
系放熱材等からなり、熱伝導の良い材料からなるもので
あり、ヒートパイプDによってもたらされる熱を広範囲
に伝搬させ、屋根材3裏面部に放熱し、融雪するもので
ある。
【0011】ヒートパイプDは例えば、図4(a)、
(b)に示すように、筒状の熱伝導率に富む素材(例え
ば銅)の内部に、液体(例えばフロン)を充填したもの
であり、内部の液体の潜熱を利用し、一端部を加温もし
くは冷却すると、パイプ全面が均一に加温、もしくは冷
却される一般的なものである。なお、潜熱を利用するた
め、少なくともヒートパイプDは垂直方向に傾斜させて
設置するものである。
【0012】さらに、ヒートパイプDはその下端を集熱
空間Bに、上端を屋根材裏面付近Cの放熱部材5に配設
することにより、ヒートパイプDにて集熱空間Bの熱を
屋根材3に伝導して融雪を行うものである。また、暖か
い集熱空間Bの熱をそのまま融雪に利用できるので、融
雪のための特別なエネルギーを必要とせず、クリーン・
安全で省エネルギー性に富む家屋Aとなるものである。
【0013】さらに、図4(c)に示すように、ヒート
パイプDの中間部分外周、すなわち、集熱空間BCと屋
根材裏面付近Cに位置する吸熱部6および放熱部7の端
部以外の部分は、断熱材8にて被覆するのが好ましいも
のである。これは、集熱空間Bの熱を効率よく屋根材3
裏面まで伝導させるためであり、断熱材8にて被覆する
ことによりヒートバイプDの中間部分での熱放出による
欠損を防止する働きがある。
【0014】なお、図1、図2において、9は基礎、1
0は土台、11は柱、12は外壁材、13は軒桁、14
は軒天板、15は当木材を示すものであり、一般的な木
造家屋の構造である。また、図3において16は梁、1
7は束、18は母屋、19は棟木を示すものである。
【0015】
【その他の実施の形態】以上説明したのは、本発明に係
る家屋Aの一実施例であり、図5〜図9に示すような家
屋Aとすることもできる。
【0016】すなわち、図5は放熱部材5の外周にも断
熱材8を形成したものであり、熱欠損を防止し、効率よ
く屋根材3に伝搬できる家屋Aとした例である。
【0017】図6、図7はヒートパイプDの上端部であ
る放熱部7を放熱部材5に沿って平行に屈曲させた例で
あり、効率よく放熱部材5に熱伝搬させることができる
家屋Aの例である。
【0018】図8、図9は集熱空間Bの底部に蓄熱材2
0を介在させて、蓄熱量を増加させた例であり、特に図
9では蓄熱材20として割ぐり石を用いた家屋Aの例で
ある。勿論、個々に図示した家屋以外にも、これらを各
々組み合わせた家屋Aとすることもできる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る家屋
によれば、ヒートパイプの下端部を地下に形成した集熱
空間に、上端部を屋根材裏面付近に配置し、ヒートパイ
プにより集熱空間の熱を屋根材に伝導して融雪を行う家
屋としたので、地下の暖かい熱をそのまま融雪に利用で
き、融雪のための特別なエネルギーを必要とせず、クリ
ーン・安全で省エネルギー性に富む。ヒートパイプの配
設は容易で施工性、メンテナンスフリーに富む。等の効
果、特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る家屋の代表例を示す説明図であ
る。
【図2】本発明に係る家屋の代表例を示す説明図であ
る。
【図3】本発明に係る家屋の代表例を示す説明図であ
る。
【図4】ヒートパイプの代表例を示す説明図である。
【図5】本発明に係る家屋のその他の例を示す説明図で
ある。
【図6】本発明に係る家屋のその他の例を示す説明図で
ある。
【図7】本発明に係る家屋のその他の例を示す説明図で
ある。
【図8】本発明に係る家屋のその他の例を示す説明図で
ある。
【図9】本発明に係る家屋のその他の例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
A 家屋 B 集熱空間 C 屋根材裏面付近 D ヒートパイプ α 地下 β 地面 1 防水蓄熱層 2 防水断熱蓋 3 屋根材 4 垂木 5 放熱部材 6 吸熱部 7 放熱部 8 断熱材 9 基礎 10 土台 11 柱 12 外壁材 13 軒桁 14 軒天板 15 当木材 16 梁 17 束 18 母屋 19 棟木 20 蓄熱材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートパイプの一端部を地下に形成した
    集熱空間に、他端部を屋根材裏面付近に配置し、ヒート
    パイプにより地下の熱を屋根材に伝導して融雪を行うこ
    とを特徴とする家屋。
JP8320599A 1999-03-26 1999-03-26 家 屋 Pending JP2000274020A (ja)

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JP8320599A JP2000274020A (ja) 1999-03-26 1999-03-26 家 屋

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007091680A1 (ja) * 2006-02-10 2007-08-16 Just Thokai Co., Ltd. 屋根や庇の融雪構造及び融雪装置
WO2007091679A1 (ja) * 2006-02-10 2007-08-16 Just Thokai Co., Ltd. 屋根の融雪構造及び融雪装置
CN102797291A (zh) * 2012-09-12 2012-11-28 魏冉 一种耐高温的建筑钢结构
JP2020165301A (ja) * 2019-03-26 2020-10-08 牧野 功 屋根裏の熱を、熱伝導性のある材料を媒介して、屋根の防水層に伝え、屋根の凍結による被害を抑制し、屋根上積雪を溶融するとともに、屋根上積雪の残量をコントロールする建築工法。

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007091680A1 (ja) * 2006-02-10 2007-08-16 Just Thokai Co., Ltd. 屋根や庇の融雪構造及び融雪装置
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JP7054083B2 (ja) 2019-03-26 2022-04-19 功 牧野 熱伝導板を用いて暖房排熱で屋根の凍結を防止し、屋根上の積雪を溶融する建築工法

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