JPH0135137B2 - - Google Patents

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JPH0135137B2
JPH0135137B2 JP56064566A JP6456681A JPH0135137B2 JP H0135137 B2 JPH0135137 B2 JP H0135137B2 JP 56064566 A JP56064566 A JP 56064566A JP 6456681 A JP6456681 A JP 6456681A JP H0135137 B2 JPH0135137 B2 JP H0135137B2
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JP
Japan
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foundation
attic
moisture
ventilation layer
ventilation
Prior art date
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Expired
Application number
JP56064566A
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English (en)
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JPS57180734A (en
Inventor
Junichi Tezuka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASAHI JUTAKU KK
Original Assignee
ASAHI JUTAKU KK
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Publication date
Application filed by ASAHI JUTAKU KK filed Critical ASAHI JUTAKU KK
Priority to JP6456681A priority Critical patent/JPS57180734A/ja
Publication of JPS57180734A publication Critical patent/JPS57180734A/ja
Publication of JPH0135137B2 publication Critical patent/JPH0135137B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な構成を有するエアサイクル住宅
を提供しようとするものである。
以下図面を参照しながら、本発明の1実施例の
詳細を説明する。
1は本発明の寒地型エアサイクル建築物で、基
礎2、側壁3、小屋裏4などから構成されてい
る。
そこで、上記基礎2は、断面⊥状に構成した外
回り基礎体2A内の所定個所に地中梁2Bを一体
に形成し、上記地中梁の上面には所定間隔をもつ
て筒体2C′を植設し、上記筒体内にはコンクリー
ト2C″が打設せしめられている。
そして、この基礎内における土間2Dの地表面
GLにはポリエチレンフイルム2D′を敷つめ密閉
した後、この上面に火山灰あるいは砂2D″を所
定厚さに積層養生させ、更にこの上面に砕石ある
いは玉砂利2Dが敷きつめられている。
また、上記側壁3はグラスウールなどの断熱材
3Aの外側に発泡スチレンを素材とするエアサイ
クルボード3Bを張設して透湿性を有する外装面
3Cとの間に通気層3Dを形成し、上記通気層の
上下端3D′,3D″は小屋裏4と基礎2で囲まれ
た床下に連通せしめ、上記外装面3Cの外部には
透湿性を有する塗料3Eが塗布されている。
なお、外装面3Cは透湿性を有するモルタル、
窯業系サイデイング、タイルなどで構成されてい
る。
さらに、上記小屋裏4は軒天裏空間4Aとは、
断熱性を有する板状体4Bで密閉されていると共
に、当該小屋裏に配設された換気口4Cは開閉自
在に構成されているが、冬期間は閉じるよう構成
されている。
図中、2Eは基礎に形成した通気口で、上記通
気層3Dに連通している。
2Fは基礎に取付けられた換気口で、冬期間は
閉じ、夏期間は開くよう構成されている。
2Gはスタイロフオーム(商標)などの断熱材
である。また、上記塗料3Eについては無機質高
分子系のリシン系砂壁状吹付材及びタイル系凹凸
状吹付材を選択するとよい。
さらに、上記エアサイクルボード3Bは方形の
板状体(厚さ12mm)3B′の表面に縦長の突条3
B″が縦長に突設されている。
そして、このボード3Bを張設する場合、突条
3B″を外装板側に向け張設し、あとはラス、モ
ルタルなどを張設する。
従つて突条間のくぼみ部3Bをエアが上昇
(矢印)する。また、上記板状体4Bはスタイロ
フオームの如き断熱板4B′でも、立上げたラス
にモルタル4B″を塗布したものでもよい。
本発明の効果を述べる。
(1) 基礎については上述の如く構成されているか
ら A 機能的効果として イ 中基礎の立ち上がりが円柱など(角柱で
もよい)のため、空気流通が充分図られる
ことによりナミダタケ、カビなどの腐朽菌
が発生しにくい。
ロ 外力特に水平力(風圧力、地震力)に対
して、構造上建物全体のプロポーシヨンを
考慮して剛性の高い地中梁を配置出来き地
盤接地面が布基礎の幅と同じであることに
より、垂直力(固定荷重、積載荷重)に対
し、地耐力基礎の役割を果たすので十分剛
性を保つた基礎ができる。
ハ 束石状体のコンクリートは現場打なので
地中梁と一体構造となり、水平力を外力と
し片持梁で設計しているため耐力上高度な
ものができる。
ニ 床下の空間が広くなるため、長期的な床
下のメンテナンスがよくなる。
B 施工上の効果として イ 布基礎の立ち上がり部分は外周部(特別
な場合一部内部にも)だけなので型枠付け
が簡単にすむと共に、型枠造りが内部基礎
が無い為入れズミ、出ズミの型枠作成が殆
どいらなくなるため、容易に外周部の型枠
が取付けられる。
ロ 地中梁がGL以下におさまり、コンクリ
ートを打設後塩ビ管などにより、束石状体
の型枠が簡単に設置できるので、工期の短
縮ができる。
ハ 束石状体のコンクリート打設が少量です
み、地中梁がGL以下なので、埋め戻しを
無くすることができるため、施工性が良い
と共に内部の基礎が点的存在の基礎である
ため、天端均一が容易に出来る。
加えて従来現場で作成されてきた型枠を
加工場にて作成し搬入して、所定の場所に
取付けることができ、工期短縮ができる。
C コスト上の効果として イ 地中梁がGL以下なので、特に型枠がい
らない。
ロ 束石状体は市販の塩ビ管などを利用でき
るので、安く利用できる。
ハ 特別な型枠が内部にないため施工性がよ
く工期が短縮され、コストダウンにつなが
る。
ニ 型枠の入れズミ、出ズミが少なく、又、
型枠が長辺にわたつて中断で切れることが
少ないので、コンパネのロスが少ない。
D その他の効果として イ 型枠が少量で済むことにより運搬による
荷上げ、下げの手間が少なくなる。
ロ 釘等の雑費が少なくなる。
ハ 型枠の切り屑が少なくなるので、現場が
きれいである。
(2) 土間については、上述の如く構成されている
から、 イ 土間の地表面GLにポリエチレンフイルム
を敷つめ密閉している為、土中の腐食土によ
るカビ、ナミダタケ、腐朽菌の発生を防止す
ることが出来ると共に、本願の建築物は冬季
間床下温度が外気温度より高くなり、土中の
湿気が床下空間に向つて集中するため、進入
を防止する。
ロ 火山灰或は砂が積層養生されているから、
配管工事、床下のメンテナンスなどによりポ
リエチレンフイルムの破損を防ぎ、更に、床
下空間の温気が多い時吸収し、乾燥時には排
出する作用も兼ねている。
ハ 砕石或は玉石を敷つめることにより、冬季
間床下空間、外壁通気層、小屋裏空間をエア
がサイクルするから日中の南壁外壁通気層に
よる小屋裏の蓄熱や、室内からの放熱を小屋
裏に空気として蓄熱をし、北面外壁の通気層
や室内に供給し、順次サイクルすることによ
り床下に熱エネルギーを運搬し、砕石あるい
は玉石に蓄熱し、夜間時あるいは曇天時に放
熱し、省エネルギーを図ることができる。
夏季時においては夜間の冷気を床下換気口
より導入し、砕石あるいは玉石に冷蓄熱し、
冷房効果により、冷房費の軽減を図ることが
できる。
又、床下空間の空気中に含まれている湿気
を砕石などが吸収し、乾燥時には湿気を排出
する調湿作用を行う。
(3) 上側壁3は、グラスウールなどの断熱材3A
の外側に、発泡スチレンを素材とする方形の板
状体3B′の表面に縦長の突条3B″が縦横に突
設されているエアサイクルボード3Bを張設し
て透湿性を有する外装面3Cとの間に通気層3
Dを形成するよう構成されているから、 イ エアサイクルボードにより、グラスウール
などの断熱材が直接通気層に面していないの
で、通気による壁体内の熱を奪うことがな
い。
ロ エアサイクルボードを、外壁、柱の外側に
張設することで通気層が確保できるため、従
来の方法のように縦胴縁(木材)で通気層を
確保するのと異なり、通気層部には木材を一
切使用することがなく、直接外装材と木材が
接しないため、結露水や雨水などの進入によ
る木材の腐れを防ぐ。
ハ エアサイクルボードの構成で縦横斜めと自
由に通気が図れる為、窓等の開口部の上下で
通気が止ることがなく、空気が停滞する個所
がないため通気層内での結露を防ぐ。
ニ エアサイクルボードが壁体(柱)の外側に
隙間なく張設されているため、建物の気密性
が高くなり、隙間による熱の損失を小さくで
き、保温効果を高めることができる。
(4) 上記透湿性を有する外装面3Cの外部には透
湿性を有する塗料3Eが塗布されているから、
冬季時室内から外部へ向つて蒸気圧が働いてい
るが、防水材としての外部塗装は透湿性のある
材質を用いたので、壁内の湿気を放出すること
ができるから、壁内の結露を防止し、柱、間柱
等の構造材及びグラスウールなどの断熱材が開
放され、断熱材としての機能を長く保つことが
できる。
すなわち、 A 冬季時室内から外部へ向つて蒸気圧が働い
ているが、防水材としての外部塗装は透湿性
のある材質を用いたので、壁内の湿気を放出
することができる。
B 上記Aの原理より、従来密閉されていたた
壁内のグラスウール及び他の断熱材が開放さ
れ、断熱材としての機能を長く保つことがで
きる。
C 壁内の湿気が少なくなることにより、構造
材としての耐久性を長期間保持することがで
きる。
D 外壁材自体も透湿性を有する塗料を塗布す
ることにより開放され、結露水などによる凍
害を防ぐことができる。
E 建物は当然のごとく雨水等の侵入を防止す
る必要があるが、透湿性と防水性を有する塗
料で外部仕上塗装するよう構成されているか
ら、雨水等の侵入を防止することができる。
(5) 床下、側壁小屋裏間をエアがサイクルするか
ら、冬季間では第1図の如く、小屋裏を確実に
密閉し、日中の南面外壁通気層の空気に外壁材
から日射による熱が与えられ、暖まつた空気が
上昇することによる小屋裏の蓄熱や室内からの
放熱を小屋裏に空気として蓄熱をし、北面外壁
の通気層や室内に供給し順次エアが建物の周り
をサイクルすることにより、床下に熱エネルギ
ーを運搬し、床下の砕石又は玉石に蓄熱し、夜
間時及び曇天時に放熱し暖かい空気で建物を包
み省エネルギーを図ることができる。
この場合、上記小屋裏4は軒天裏空間4Aと
は断熱を有する板状体4Bで密閉されているか
ら、小屋裏に蓄熱された暖かい空気が軒先に流
失するのを防ぎ、軒天裏空間が密閉空間となる
ため外部の冷気と小屋裏の緩衝空間として熱の
伝導を小さくすることができ、小屋裏空間の保
温効果を増している。
当然、この場合、換気口2Fも閉じている。
また、夏季では第2図の如く、小屋裏の換気
口4Cを開き、小屋裏の熱気を外部に放出し、
換気を図り外壁通気層へ床下の砕石或は玉砂利
に、夜間時冷蓄熱された冷たい空気をドラフト
(煙筒効果)により床下から吸気し、建物全体
を包み、日射による輻射熱の進入を防ぐことに
より冷房効果を引出すことができる。この時、
換気口2Fは開いている。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は作用を説明する略図的縦断面
図、第3図は基礎の平面図、第4図は同上のA−
A線拡大断面図、第5図は第3図のB−B線拡大
断面図、第6図は横断面図、第7図は基礎と側壁
との関係を示す縦断面図、第8図は基礎の斜視
図、第9図はエアサイクルボードの正面図、第1
0図は側面図、第11図は小屋裏と軒天裏空間と
の関係を示す縦断面図、第12図は同上の他の実
施例の縦断面図である。 1……寒地型エアサイクル建築物、2……基
礎、3……側壁、4……小屋裏。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の条件を具備する基礎2、側壁3、小屋
    裏4などからなることを特徴とする寒地型エアサ
    イクル建築物。 イ 上記基礎2は断面⊥状に構成した外周り基礎
    体2A内の所定個所に地中梁2Bを一体に形成
    し、上記地中梁の上面には所定間隔をもつて筒
    体2C′を植設し、上記筒体内にはコンクリート
    2C″が打設せしめられ、かつこの基礎内にお
    ける土間2Dの地表面GLにはポリエチレンフ
    イルム2D′を敷つめ密閉した後、この上面に
    火山灰あるいは砂2D″を所定厚さに積層養生
    させ、さらにこの上面砕石あるいは玉砂利2
    を敷きつめたこと。 ロ 上記側壁3は、グラスウールなどの断熱材3
    Aの外側に、発泡スチレンを素材とする方形の
    板状体3B′の表面に縦長の突条3B″が縦横に
    突設されているエアサイクルボード3Bを張設
    して透湿性を有する外装面3Cとの間に通気層
    3Dを形成し、上記通気層の上下端3D′,3
    D″は小屋裏4と基礎2で囲まれた床下に連通
    せしめ、上記外装面3Cの外部には透湿性を有
    する塗料3Eが塗布されていること。 ハ 上記小屋裏4は、軒天裏空間4Aとは断熱性
    を有する板状体4Bで密閉されていると共に、
    当該小屋裏に配設された換気口4Cは開閉自在
    に構成されているが、冬期間は閉じるよう構成
    されていること。
JP6456681A 1981-04-28 1981-04-28 Building Granted JPS57180734A (en)

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