JP2745290B2 - 融雪装置 - Google Patents

融雪装置

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JP2745290B2
JP2745290B2 JP17361395A JP17361395A JP2745290B2 JP 2745290 B2 JP2745290 B2 JP 2745290B2 JP 17361395 A JP17361395 A JP 17361395A JP 17361395 A JP17361395 A JP 17361395A JP 2745290 B2 JP2745290 B2 JP 2745290B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根上若しくは屋
上に設ける網式の屋根融雪装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】屋根に
網を敷く型の融雪装置があるがこれは、屋根と網との距
離を保ち雪解け促進効果を狙ったものである。
【0003】しかし、従来のこの網式の融雪装置は、単
に屋根面と網との間に流入空隙を形成したに過ぎないた
め、融雪効果が十分ではなく、また、傾斜した屋根面に
沿って網を架設したに過ぎず、人が乗って歩ける剛性も
有しないため、この網面上を屋上として利用できなくな
ってしまう問題があった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決し、従
来例に比して一層融雪効果が向上し、屋上を有効利用で
きる画期的な網式の融雪装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0006】屋根上部若しくは、屋上に所定空隙を介存
せしめて網板1を略水平状態に架設し、この網板1下方
の前記空隙を区画部材2で多数区画3に区画し、この各
区画空隙3に導管4を介して通風せしめるように構成し
たことを特徴とする融雪装置に係るものである。
【0007】また、前記区画空隙3に導管4を介して温
風供給装置5により発生させた温風を通風せしめるよう
に構成したことを特徴とする請求項1記載の融雪装置に
係るものである。
【0008】また、前記網板1を人が網板1上を歩ける
剛性を有する金属製の網材で構成したことを特徴とする
請求項1,2のいずれか1項に記載の融雪装置に係るも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】最良と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。積雪する網板1と
屋根上部若しくは屋上との間には、網目孔と連通する空
隙による空気層が保有されるから、網板1上の積雪の融
雪が促進され、その融雪水は網目孔を介して流れ落ち
る。
【0010】しかも、この空気層は所謂固定的なもので
はなく、強制的に導管4を介して通風されるから、融雪
効果は一層向上し、更にこの空気層(空隙3)を区画部
材2で多数区画し、各区画空隙3は導管4を介して各個
に通風されるから、融雪効果は飛躍的に向上する。
【0011】また、網板1は水平に架設されているた
め、網板1上は屋上として利用可能である。
【0012】
【実施例】本実施例は、図3に示すように建物の屋上に
雨水や融雪水が縁部へ流れるように中央を頂部として左
右に緩やかな傾斜面を有する傾斜屋根部6を形成し、こ
の傾斜屋根部6の両端には雨水や融雪水を誘導する雨樋
部7を図4に示すように設置している。
【0013】この傾斜屋根部6上に所定の空隙3を保有
させて水平に網板1を架設し、二重屋根構造としてい
る。
【0014】この網板1は屋上のほぼ全面を覆うように
配設し、屋根全面の融雪効果を高める共に、この網板1
はエキスパンドメタルで構成し、人がその上を自由に歩
くことができる剛性を有するものとしている。(網板1
はネット板で構成しても良いが、屋上としての有効利用
を拡大するため人が歩いても撓まない剛性の高いものが
望ましい。)従って、この網板1で屋上を覆っても網目
孔があいているものの水平に架設されているために、こ
のような融雪装置がない平らな屋上と同様に利用でき、
例えば、レジャー用(花火見物や日光浴や物干し場所な
ど)として有効である。
【0015】また、傾斜屋根部6の上部には、網板1の
受材8を多数本並設し、この受材8上に網板1を設置す
ると共に、この受材8を区画部材2とし網板1と傾斜屋
根部6との間の空隙3が棟から軒の方向に縦長方形の多
数の区画空隙3に区画されるように構成している。
【0016】また、網板1と傾斜屋根部6との空隙3の
四方を適当な平板9で囲んでいる。また、この平板9の
外側を導管4で囲み各区画空隙3内へ平板9を貫通して
導管4の排気口4Aを突設し、各区画空隙3にこの導管
4の排気口4Aから温風を通風するように構成してい
る。
【0017】また、平板9の外側を更に体裁の良いよう
に屋根擁壁10で四方囲んでいる。
【0018】導管4はボイラーなどの温風供給装置5に
接続する。
【0019】本実施例では、温風供給装置5により各区
画空隙3に各個に強制的に温風を送り込むと共に、傾斜
屋根部6の頂部の暖気導入口11から屋内の暖気を各区画
空隙3内に流入する構成とし、温風供給装置5を停止し
ても温風(暖気)が区画空隙3内に通風されるように構
成している。
【0020】雨樋部7には排水口を設け排水管を接続す
る。
【0021】従って、網板1上の積雪は、網板1下部の
通風される空隙3により融雪が良好となり、しかもこの
空隙3は各区画空隙3に区画された上、各個に温風によ
り通風されるから、この温風通風作用が確実に積雪に働
き、融雪効果が著しく向上することになる。
【0022】また、生じた融雪水は積雪下部に吸収され
ず網板1の網目孔を通って屋根上に落ち、この通水性に
よっても融雪が促進される。この屋根上に落ちた融雪水
は傾斜屋根部6両端の雨樋部7に流れ雨樋部7の排水口
から排水管に流れ排水される。
【0023】通常の家屋で見られる屋根上に直接積雪し
たものは、専ら積雪上部の通風,太陽光線の照射による
融雪のみで、積雪上部の融雪水が積雪下部に吸収され、
積雪それ自信の重みを伴い積雪下部が圧縮氷結し、屋根
と密着しますます通風性を悪くしている。
【0024】この点、本実施例では積雪と屋根との間に
網板1により空隙を設けることで、積雪上部は太陽光
線,下部はその通風性,通水性により融雪効果が大変向
上する上、前述によりこの空隙3と区画し、更にこの各
区画への温風通風により絶大な融雪効果を発揮するもの
である。
【0025】即ち、ボイラーなどの温風供給装置5を作
動させると温風が導管4を通して天井が積雪,側面が受
材8,床面が傾斜屋根部6で構成された各区画空隙3に
供給され、温風の熱と強制排気による通気性の向上によ
り自然融雪によるものより非常に融雪が促進され、平均
的にまんべんなく融雪される。
【0026】温風を通風される場合にこのような区画構
造を利用しないと、積雪に温風穴が生じるとここから集
中的に熱が逃げ、融雪が良好とならないが、この点本実
施例では前述のように各区画空隙3に各個に温風するた
め、このような現象も生じにくく、まんべんに融雪し、
融雪効果が絶大となる。尚、温風の吹き出し口となる導
管4の排気口4Aには防虫網を付設すると良い。
【0027】また、この区画部材2は網板1支承部材
(受材8)を兼ねるのでコストもかからず実用性に秀れ
る。
【0028】また、本実施例は前述のように傾斜屋根部
6の上に網板1を架設し、傾斜屋根部6の中央を高くす
るとこで屋根上部の中央の空隙3を低くし、導管4から
の温風並びに中央部の暖気導入口11からの温風(暖気)
により中央部の積雪を消し易くし、結果的に耐雪構造的
にも不利な中央の荷重が少なくなるように融雪するよう
に構成している。
【0029】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、屋
根上に直接積雪するのに比べ、網板上への積雪は屋根上
部と網板間の通風される空隙により得られる通風性,通
水性により、融雪効果が良好となる網式である上、更
に、前記空隙を区画部材により多数区画し、各区画空隙
に導管を介して通風するため融雪効果が極めて秀れる融
雪装置となるまた、網板を水平に架設したから、たとえ
網板を屋根上部にほぼ全面に配しても、レジャー利用な
ど通常の屋上として利用でき、特に融雪装置を可動する
必要のない冬期以外でもこれを撤去することなく広い屋
上として利用できる極めて画期的な融雪装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の平面図である。
【図2】本実施例の網板を取り除いた状態の平面図であ
る。
【図3】本実施例の要部の側断面図である。
【図4】本実施例の雨樋部を示す説明平面図である。
【符号の説明】
1 網板 2 区画部材 3 区画空隙 4 導管 5 温風供給装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根上部若しくは、屋上に所定空隙を介
    存せしめて網板を略水平状態に架設し、この網板下方の
    前記空隙を区画部材で多数区画に区画し、この各区画空
    隙に導管を介して通風せしめるように構成したことを特
    徴とする融雪装置。
  2. 【請求項2】 前記区画空隙に導管を介して温風供給装
    置により発生させた温風を通風せしめるように構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の融雪装置。
  3. 【請求項3】 前記網板を人が網板上を歩ける剛性を有
    する金属製の網材で構成したことを特徴とする請求項
    1,2のいずれか1項に記載の融雪装置。
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