JP2000297502A - 住宅の環境維持システム - Google Patents

住宅の環境維持システム

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JP2000297502A
JP2000297502A JP11108652A JP10865299A JP2000297502A JP 2000297502 A JP2000297502 A JP 2000297502A JP 11108652 A JP11108652 A JP 11108652A JP 10865299 A JP10865299 A JP 10865299A JP 2000297502 A JP2000297502 A JP 2000297502A
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roof
water
temperature
house
building
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Keiji Shimizu
敬示 清水
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物周辺の熱的な環境の調和を図るとともに
居室の熱的な環境を良好に保つことができるようになる
住宅の環境維持システムを提供すること。 【解決手段】 建物の屋根に備え付けられた散水手段に
より水を屋根に沿って流し、屋根面の温度が少なくとも
40℃を超えたときに、散水手段により水を撒き、屋根
面の温度を外気温度以下に下げることにより、屋根面の
蒸発冷却効果によって、建物内外の熱環境を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物周辺の熱的な
環境の調和を図るとともに居室の熱的な環境を良好に保
つ住宅の環境維持システムに関する。
【0002】
【背景の技術】日本の伝統的な住居の屋根として過去に
利用された茅葺き屋根は、照り返し等がなく、夏期にお
いて周辺環境への熱的な負荷はほとんどなかった。また
茅は植物素材であり、茅の内部の水蒸気の蒸散により冷
却効果を有していたので、住居の天井と屋根との間の小
屋裏の温度も外気とほぼ同等の温度となっていた。しか
し近年、茅が入手困難になったことなどの理由から、住
宅の屋根材としては殆ど使用されないようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって現在では、
茅の代わりに一般的に瓦やカラーベストなどが屋根材と
して用いられるようになったが、これらを屋根材とする
と、植物などによって住宅等の建物周辺の局部的な気候
である微気候の調整をしても、夏期において太陽に熱せ
られた屋根材からの輻射熱により建物周辺の温度が上昇
して、建物周辺の熱的な環境を良好な状態に保つことは
困難である。
【0004】また、屋根の温度が上昇するのにともなっ
て、小屋裏の温度が上昇して天井からの輻射熱が増大す
る。この結果、一戸建ての住宅における夏の室内居住環
境だけでなく、集合住宅やビル等における屋根の真下の
建物最上階における夏の室内居住環境を悪化させて、居
室の熱的な環境を良好にすることが困難となり、ひいて
はクーラーなどの空調機器のエネルギー消費量を増大さ
せることになる。
【0005】この一方、屋根の温度が上昇すると、屋根
に近年設置されるようになった太陽電池パネルの温度も
上昇し、太陽電池パネルの発電効率は温度上昇で低下す
るため、太陽電池パネルの発電効率が低下する結果とも
なっていた。
【0006】本発明の目的は、上記事実を考慮し、建物
周辺の熱的な環境の調和を図るとともに居室の熱的な環
境を良好に保つことができるようになる住宅の環境維持
システムを提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明にかかる住宅の環境維持システムは、建物の
屋根に備え付けられた散水手段により水を屋根に沿って
流し、屋根面の蒸発冷却効果によって、建物内外の熱環
境を維持するようにした住宅の環境維持システムであっ
て、屋根面の温度が少なくとも40℃を超えたときに、
散水手段により水を撒き、屋根面の温度を外気温度以下
に下げるようにしたことを特徴とするものである。
【0008】これによると、屋根面の温度が少なくとも
40℃を超えると、散水手段の働きにより、屋根面の温
度が外気温度以下に下がるまで、屋根面に水が流れ、こ
れにより、屋根面の蒸発冷却効果が働いて、建物屋根面
の冷却が可能になり、建物周辺の熱的な環境の調和が図
られ、建物の周囲の微気候が調整されるとともに、一戸
建て住宅の居室や集合住宅等における屋根の真下の建物
最上階の居室の熱的な環境を良好に保つことができる。
【0009】また、前記散水手段として、屋根の棟部に
自身の長さ方向に沿って設けられた散水孔付きの貯留部
と、この貯留部の下部に備えられて棟の換気孔より排熱
された小屋裏空気及び室内空気を外部に導く排熱部とか
ら構成することにより、小屋裏に溜まった熱気を排熱部
から容易に屋外に排出でき、高気密住宅の居室や小屋裏
の排熱を促進できる。しかも、排熱部より出る室内空気
は、貯留部に溜められた水により、冷却されるので、住
宅の周辺の熱的な環境を良好に保ことができる。
【0010】さらに、前記散水手段を、貯水槽から延び
この貯水槽の水を前記貯留部に揚水するための揚水回路
と、前記屋根の端部に配置されている樋を含み、前記貯
留部から屋根に散水された水を貯水槽に戻すための戻し
回路とを有する構成とすれば、屋根に降った雨水を冷却
媒体として利用することが可能になるとともに、屋根に
散水した水を再利用することもできるようになる。
【0011】また、前記揚水回路には、冬期凍結防止用
の水落しバルブが備えることにより、散水排熱機構およ
び供給管に溜まった水を抜きえて、冬期の散水排熱機構
の凍結を確実に防止できる等の効果がある。
【0012】また、前記揚水回路にはヒートセンサーに
よる自動散水機構を設けるようにすると、屋根の温度に
より自動的に散水機構を働かせることができる利点があ
る。さらに、前記散水手段の端部にスプリンクラー機構
を備えるようにすれば、例えば、寄せ棟などの屋根にお
いても、屋根全面に散水し得て、その効果を高めること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態にかか
る環境維持装置を図に基づき説明する。
【0014】本実施の形態の環境維持装置を表わす図1
から図2には、瓦またはカラーベスト等による両流れ式
の屋根2を有する切り妻構造の住宅1が示されており、
この屋根2の上部中央(すなわち大棟部)には図2の紙
面に対して直角に延びる棟3が配置されている。そし
て、この棟3には、本発明の主要部である散水手段4が
備えられている。
【0015】散水手段4は、図2に詳細を示すように、
屋根2に落す水を貯留する散水孔5aを備えた貯留部5
と、この貯留部5の下部に備えられて棟3の換気孔10
より排熱された室内空気を外部に導く排熱部6とから構
成されている。
【0016】より具体的には、貯留部5は水を受ける受
け皿状の受け部5bと、この受け部5bを覆う散水孔5a
付きのカバー部5cとから構成されており、散水孔5a
はカバー部5bの全面に亘って形成された形態となって
いる。そして、貯留部5に後述の手段により送られてく
る水は、散水孔5aを通り、住宅1の屋根2上に散水さ
れるものである。
【0017】一方、排熱部6は、棟の換気孔10(図示
例では排気ダクト11の排気孔11a)を覆うようにカ
バー部5bが下方に延出した形状とされ、下端6aは内
側に折れ曲げられて水返しとされている。また、棟の換
気孔10には、棟の主要部となる排気ダクト11が備え
られ、排気ダクト11の上部がその換気孔10を上に向
けて前記散水手段の排熱部6内に位置するように配置さ
れている。
【0018】したがって、図2に示すように、換気孔1
0より排出された空気は、排気ダクト11内を一旦上昇
して排熱孔11aから排熱部6内に至り、散水手段4の
貯留部5内に貯留された水により冷却されて下降する。
そして、排熱部6と排気ダクト11との隙間8から屋外
に排出されるようになっている。このため、屋外には温
度の高い空気は排出されず、温度低下した空気が排出さ
れるため、住宅1の外部の熱的環境が良好となるように
なっている。なお、実施例では、前記隙間8は棟の長さ
方向全体に延びた形態となっている。
【0019】ところで、図1に示すように、住宅1の敷
地には、水が蓄えられた貯水源である貯水槽20が設置
されていて、散水手段4には、この地下の貯水槽20内
の水が給水管21により、送り込まれるようになってい
る。一方、この貯水槽20内であって給水管21の基端
側寄りの部分には、モータにより駆動されて貯水槽20
内の水を散水手段にむけ送出すための小型揚水ポンプ2
2が設置されている。そして、この小型揚水ポンプ2
2、給水管21により揚水回路が形成される。なお、小
型揚水ポンプ22には、屋外に配置された水栓26につ
ながるパイプ27も連結されている。
【0020】また、この小型揚水ポンプ22の駆動モー
タは、太陽電池パネル30から電力の供給を受けるよう
になっている。一方、貯水槽20内における下流側の部
分には、貯水槽内の水が溢れたときの水を一時的に貯水
しておく桝28が設置されている。
【0021】なお、前記揚水回路の給水管21には水落
しバルブ29が設置され、冬期に水が凍結しないように
配慮されている。
【0022】したがって、この水落しバルブ29が開放
された状態で小型揚水ポンプ22が駆動されると、貯水
槽20内の水が給水管21を介して散水手段4に送られ
るとともに水栓26から水を出すことができるようにな
る。
【0023】また、図1に示すように、前記貯水槽20
には、屋根2の両端に配置された一対の樋40にそれぞ
れつながる排水管41の端部も接続されており、樋40
より排出された水がこの貯水槽20に溜められて散水に
使用されるようになっている。そして、前記樋40、排
水管41により屋根2からの水を貯水槽20に戻すため
の戻し回路が形成されている。
【0024】なお、本実施例では、上記のような建物1
の屋根2に備え付けられた散水手段4により水を屋根に
沿って流し、屋根面の蒸発冷却効果によって、建物内外
の熱環境を維持するようにした住宅の環境維持システム
となっているが、その最大の特徴は、屋根面の温度が少
なくとも40℃を超えたときに、この散水手段4により
水を撒き、屋根面の温度を外気温度以下に下げることこ
とを特徴とするものである。
【0025】そのために、本実施例では、屋根面には図
示せぬヒートセンサーが備えられており、この温度セン
サーの管理コントロールにより、散水手段4が機能する
ようになっている。
【0026】なお、屋根面の温度が40℃を超えると、
周辺の温熱環境を良好に保つことは困難になり、またそ
の輻射熱によって、建物内の温度も上がるなどの影響が
強く出てしまう。特に、太陽電池等を備えた屋根では太
陽電池の表面温度が約80℃まで上昇し発電効率もダウ
ンしてしまうなどの不満もでてくる。
【0027】一方、屋根面の温度が外気温度以下では、
そのような影響もすくないので、散水手段4を働かせる
必要性はあまりない。
【0028】本発明では、特に、屋根面の温度が少なく
とも40℃を超えたときに、この散水手段4により水を
撒き、屋根面の温度を外気温度以下に下げることことを
特徴とするものであり、この環境維持システムを最も効
率良く機能させることができるものである。
【0029】なお、前記揚水回路にはヒートセンサーに
よる自動散水機構を設けるようにすると、屋根の温度に
より自動的に散水手段を働かせることができる利点があ
る。図3は、本発明にかかう環境維持システムの別の例
を示すもので、散水手段4の水の散水孔5aを比較的大
きな構成とし、散水孔5aをの目詰まり等をなくしたも
のである。そして、このような構成としても、図1およ
び図2に示した例と同様の作用効果を発揮できる利点が
ある。
【0030】さらに、図4に示すように、寄せ棟屋根の
住宅の場合には、前記散水手段4の端部にスプリンクラ
ー機構50を備えるようにすれば、例えば、寄せ棟など
の屋根においても、屋根全面に散水し得て、その効果を
高めることができる。次に、本実施の形態にかかる住宅
の環境維持システムの作用を説明する。
【0031】例えば、夏期において、屋根面の温度が少
なくとも40℃を超えたときには、図1に示すように、
屋根面に備えられたヒートセンサーが働いて、小型揚水
ポンプ22が駆動する。そして、貯水槽30内に溜めら
れた水が給水管21に送出されることになる。
【0032】この水が、散水孔5aを備えた貯留部5に
蓄えられ、散水孔5aから屋根2上に散水されると、屋
根2の温度が下がって住宅1の周辺の熱的な環境の調和
が図られることとなる。また一方で、小屋裏の熱により
天井からの輻射熱で住宅1内の居室が温度上昇すること
もなくなるので、居室の熱的な環境を良好に保つことが
できる。
【0033】また、人手を使わずに、単に屋根2上に散
水するだけで、住宅1の周辺の熱的な環境および住宅1
内の熱的な環境が保たれるので、夏期において冷房によ
る空調機器の電力負荷ピークを小さくでき、また、屋根
2への散水で屋根材の熱劣化を防止して屋根の耐久性の
向上を図ることが出来る。
【0034】さらに、屋根に太陽電池パネルが配置され
ている場合には、散水により太陽電池パネルの温度上昇
を抑えることができるため、太陽電池パネルの発電効率
を高効率に維持させることができる。
【0035】また、本実施の形態では、室内および小屋
裏の空気を排出するように、住宅1の屋根2に形成され
ているので、夏期等において、排気ダクト11を介して
屋根裏に溜まった熱気をこの散水手段4の排熱部6から
容易に屋外に排出でき、高気密住宅の居室や小屋裏の排
熱を促進することが可能になる他方、冬期には、散水手
段4と給水管21の水の凍結を防止するため、水落しバ
ルブ29を開放状態とすることにより、散水手段4に溜
めた水を自身の重量により貯水槽30内に排出し得て、
散水手段4、給水管21の凍結を防止することができ
る。
【0036】また、本実施の形態においては、基本的
に、雨水を樋40で集めて貯水槽20内に一旦溜めて、
散水に利用する構造となっているが、本実施の形態とは
異なり、駐車場等に降った雨水を駐車場等の地下に貯水
して、この雨水を利用したり、井戸水を得やすい地域で
は地下水を利用したり河川水、農業用水等の他の水源を
勝つようしたり、風呂の排水を濾過して使用するように
してもよい。雨水以外の水を使用するようにすると、日
照りが続いたときにも、散水の水を容易に得られるよう
になる。
【0037】さらに、貯水槽30内に溜められた雨水の
利用方法として、夏期は屋根への散水のみに使用し、春
秋期は水洗トイレ用、植木の散水用、自動車の洗車用等
の雑用水としての中水にも使用してよい。さらに建物の
建築地域によっては冷却装置を融雪装置としても活用で
きるので、冬期には貯水槽30の水を降雪時の融水等と
して利用しても良い。
【0038】また、前述したように、図4に示すよう
に、切り妻構造の住宅の代わりに寄せ棟構造の住宅に本
散水手段4を適用することも可能であり、この場合、寄
せ棟構造の住宅に配置された散水手段の両端部にはスプ
リングクラー機能を有するように他推移の散水孔を有し
た放射部を設けていて、寄せ棟の屋根全面に散水可能な
構造となるようにしておくことが好ましい。
【0039】次に、図5を参照して、本実施の形態の住
宅1の周辺構造を説明すると、この図では、住宅1の周
囲の敷地内には屋敷林41を植えられて配置されてお
り、この屋敷林41の下部の幹41aの間の部分が空気
を通す吹き抜け部となっている。
【0040】屋敷林41の外側の太陽からの日射による
照り返しの部分の地面Aの温度は夏期でたとえば34度
程度であり、これに対して、屋敷林41の下の日陰部分
の地面Bの温度はたとえば22〜24度程度であり、照
り返しの部分の地面の温度より日陰部分の地面の温度が
はるかに低くなるので、日陰部分に向かって下降する上
方からの冷気の流れが生じ、そしてこの冷気の流れの一
部が住宅1に向かって流れる空気流となる。
【0041】本実施の形態では、住宅1の外面である屋
根2は散水され、散水された水は蒸発して上昇するの
で、住宅1の外面に向かって流れる空気流が一層できや
すくなり、この空気流は、吹き抜け部となっている屋敷
林41の下部の幹の間を通って住宅1に達する。このあ
と、空気流は屋敷林41により住宅1の上方へ案内され
て、この空気流は上昇気流となり、この上昇気流と上記
日陰部分Bのために下降する冷気の流れとにより、大き
な循環流Cが住宅1の周囲にでき、このため住宅1の周
辺の温度が有効に低下し、住宅1の周辺の熱的な環境お
よび住宅1内の居室の熱的な環境が一層良好に保たれ
る。さらに、屋敷林41の葉の蒸散作用による上昇流D
が発生するのに伴って、照れ返しの部分の熱気が上昇気
流Eに乗って住宅1から遠ざかるようにもなる。
【0042】
【発明の効果】本発明の住宅の環境維持システムによれ
ば、建物周辺の熱的な環境の調和を図るとともに居室の
熱的な環境を良好に保つことができるという効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる住宅の環境維持システムの実施
の形態を示す住宅を含めた斜視図である。
【図2】本発明にかかる住宅の環境維持システムの主要
部となる散水手段の断面図である。
【図3】本発明にかかる住宅の環境維持システムの別の
適用形態を示す斜視図である。
【図4】本発明にかかる住宅の環境維持システムのさら
に別の適用形態を示す斜視図である。
【図5】本発明にかかる住宅の環境維持システムの作用
を示す正面図である。
【符号の説明】
1 住宅 2 屋根 3 棟 4 散水手段 5 貯留部 5a 散水孔 6 排熱部 20 貯水槽 29 水落しバルブ 30 太陽電池パネル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の屋根に備え付けられた散水手段によ
    り水を屋根に沿って流し、屋根面の蒸発冷却効果によっ
    て、建物内外の熱環境を維持するようにした住宅の環境
    維持システムであって、 屋根面の温度が少なくとも40℃を超えたときに、散水
    手段により水を撒き、屋根面の温度を外気温度以下に下
    げることを特徴とする住宅の環境維持システム。
  2. 【請求項2】前記散水手段は、屋根の棟部に自身の長さ
    方向に沿って設けられた散水孔付きの貯留部と、この貯
    留部の下部に備えられて棟の換気孔より排熱された小屋
    裏空気及び室内空気を外部に導く排熱部とから構成され
    たことを特徴とする請求項1に記載の住宅の環境維持シ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記散水手段は、貯水槽から延びこの貯水
    槽の水を前記貯留部に揚水するための揚水回路と、前記
    屋根の端部に配置されている樋を含み、前記貯留部から
    屋根に散水された水を貯水槽に戻すための戻し回路とを
    有することを特徴とする請求項1もしくは2記載の住宅
    の環境維持システム。
  4. 【請求項4】前記揚水回路には、冬期凍結防止用の水落
    しバルブが備えられていることを特徴とする請求項3記
    載の住宅の環境維持システム。
  5. 【請求項5】前記揚水回路にはヒートセンサーによる自
    動散水機構が備えられていることを特徴とする請求項2
    または3に記載の住宅の環境維持システム。
  6. 【請求項6】前記散水手段の端部にはスプリンクラー機
    構が備えられていることを特徴とする請求項1ないし3
    に記載の住宅の環境維持システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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