JPS63175077A - 被覆用組成物 - Google Patents

被覆用組成物

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JPS63175077A
JPS63175077A JP511487A JP511487A JPS63175077A JP S63175077 A JPS63175077 A JP S63175077A JP 511487 A JP511487 A JP 511487A JP 511487 A JP511487 A JP 511487A JP S63175077 A JPS63175077 A JP S63175077A
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meth
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邦夫 俵
Shunryo Hirose
広瀬 俊良
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 「産業上の利用分野」 本発明は、被覆用組成物に関するものであり、更に詳し
くは、室温での長期に亘る良好な貯蔵安定性を有し、各
種製品及び材料等(以下基材という)の表面に塗工した
后に大気中に存在する水分もしくは若干の加熱により有
効な被膜を硬化形成し、檻々の環境下において基材の腐
食、酸化、分解等の劣化を抑制する被覆用組成物に関す
るものであり、本発明の組成物は金属、プラスチックス
、セラミックス、ガラス、木材等の基材の被覆に適する
ものであり、機械工業、自動車工業、電気機器工業等各
種産業分野で広く利用できるものである。
「従来技術」 従来から基材表面な糧々の腐食環境から保護する目的で
数多(の処理剤、塗料が使用されている。その中で常温
で成膜或いは硬化し得る塗料は、熱エネルギー不要であ
るということから省資源及び工程が簡便になるという点
で広く賞月されている。それらの例としては、例えば、
ニトロセルロース系等のクリヤーラッカー塗料、ポリウ
レタン系やエポキシ系等の二液常温硬化型塗料、アルキ
ッド系やポリブタジェン系等の空気乾燥型塗料、及び、
シリコン系等の湿気硬化型塗料が挙げられる。
これら塗料のうちで、エポキシ系塗料は、アミン系硬化
剤を使用し常温もしくは低温で迅やかに硬化して、強迅
な塗膜を形成し金属に対して優れた密着性を示し、高度
の防錆性を発揮するため、広〈産業界で賞月されている
しかしながら、これらのエポキシ−アミン型塗料は、二
液型塗料であって硬化剤の配合時のに適用した場合には
、密着性が不足し、その適用に制限を受けている。この
問題を解決し広範な基材に対する密着性を発揮せしめる
ために、アクリロイル基またはメタクリロイル基(以下
(メタ)アクリロイル基という)を有する化合物を配合
し、密着性のみならず耐水密着性及び可撓性を改良した
り、金属以外の基材例えばプラスチックスに適用できる
ようにする等の試みがなされている。(例えば特開昭5
1−101100等) しかしながら、上記組成物も二液型組成物であることに
は変わりなく、作業面での煩雑さは本質的に改良されて
いるものではない。
また、本発明者らは先に特願昭60−222858号に
おいて、金属に適用した場合に通常の塗膜よりはるかに
薄い膜厚で優れた防錆性を発揮する常温にて硬化し得る
一液型の金属防錆用組成物を提案したが、その組成物を
金属に適用した場合に、長期湿潤条件下で密着性が低下
したり、適用に際しては限界があった。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明者等は、従来の被覆用組成物が有していた上記問
題点、すなわち各種材質の基材に広範には適用できない
、作業上の制約が大きい等の問題点を解消し、優れた耐
蝕性を基材に与えることができる被膜を常温ないしは多
少の加熱で硬化形成し得る組成物で、かつ貯蔵安定性に
優れたものを求めるべく種々検討を行った。
(ロ)発明の構成 「問題点を解決するための手段」 本発明者等は、種々の検討の結果、アルコキシ基、特に
加水分解性のアルコキシ基とアミノアルキル基を有する
化合物と有機カルボニル化合物から合成されるイミンと
オキシラン環含有化合物、(メタ)アクリロイル基含有
化合物を構成成分とする組成物が上記問題点を解消し優
れた組成物となり得ることを見出して本発明を完成した
すなわち本発明は下記の3成分を含有することを特徴と
する被覆用組成物に関するものである。
Aニアミノアルキル基とアルコキシ基を有する有機ケイ
素化合物と有機カルボニル化合物から合成されるイミン Bニオキシラン環含有化合物 C:(メタ)アクリロイル基含有化合物0有機ケイ素化
合物 本発明で用いられる有機ケイ素化合物は、アミノアルキ
ル基とアルコキシ基を有する化合物であってシランカッ
プリング剤として広く知らはアミノメチルトリエトキシ
シラン、γ−アミノプロプルトリエトキシシラン、γ−
アミノインブチルトリメトキシシランなどの1個のアミ
ノアルキル基と3個のアルコキシ基を有するアミノアル
キルトリアルコキシシラン;N−(β−アミノエチル)
アミノメチルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエ
チル)アミンメチルトリエトキシシラン、N−(β−ア
ミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン
などのN−(アミノアルキル)アミノアルキル基と3個
のアルコキシ基を有するN−(アミノアルキル)アミノ
アルキルトリアルコキシシラン;アミノメチルメチルジ
ェトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジェトキシ
シランなどのアミノアルキル基と2個のアルコキシ基を
有するアミノアルキルアルキルジアルコキシシラン;N
−(アミノアルキル)アミノアルキル基と2個のアルコ
キシ基を有するN−(β−アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルメチルジメトキシシランなどであり、アルコキ
シ基を2個以上有するものが基材に対する防錆性をあげ
るために本発明にとり好ましいものである。
0有機カルボニル化合物 本発明で用いられる有機カルボニル化合物とはカルボニ
ル基を含有する化合物のことであり、鎖状又は環状のケ
トンまたはアルデヒドが包含され、本発明においては各
種のケトンまたはアルデヒドが用いられる。
具体的な化合物としては、ケトンとしてアセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルインブチルケトン、シクロペン
タノン、シクロヘキサン、アセトフェノン等のモノケト
ン化合物、アセチルアセトン、アセトニルアセトン、ジ
アセチル等のジケトン化合物、アセト酢酸メチル、アセ
ト酢酸エチル等のケトカルボン酸エステルが挙げられ、
アルデヒドとしてベンズアルデヒド、n−ブチルアルデ
ヒド等を挙げることができる。
本発明における有機カルボニル化合物は、本発明組成物
が対象物品に塗工された后、後記するように空気中にお
ける湿気により、形成していたイミン化合物から分離さ
れ常温もしくは低温で揮発性成分として塗布膜中からす
みやかに蒸発揮散することが望ましいため、蒸気圧の低
い化合物であることが好ましく、又、後記するイミン化
合物の製造方法において、イミン化合物が容易に得られ
ることが望ましいため2個以上のカルボニル基を有する
有機カルボニル化合物なかんず(その基の中の1個が、
少なくともケトン性カルボニル基であるジカルボニル化
合物から選ばれるケトンが好ましく、具体的にはアセチ
ルアセトン、アセトニルアセトン、アセト酢酸メチル、
アセト酢酸エチル等が挙げられる。
Oイミン 本発明の組成物の構成成分であるイミンは、上記有機ケ
イ素化合物と有機カルボニル化合物の反応により得られ
るものであるが、その反応は’l’he MEIRCK
 INDEX of Chemicals anddr
u’ls、 7th ed、、Merck k(:o、
e Inc、+P’I466に記載されているアミンと
アルデヒドの反応(シック塩基生成反応)に準じた次の
反応式で示されるような脱水反応である。
この反応は平衡反応であり生成する水を系外に留去する
ことにより平衡は右へ移動する。
イミンの製法を具体的に示せば以下の通りである。
原料の有機ケイ素化合物と有機カルボニル化合物の反応
に際しての使用量は等量もしくは有機カルボニル化合物
を過剰に用いるのが好ましい。すなわちその使用量の比
は1:1〜100が好ましく、より好ましくは1:1.
05〜20である。反応温度は使用する有機ケイ素化合
物と有機カルボニル化合物の種類により異なるが通常常
温〜200℃、好ましくは50〜150℃である。反応
時間は1〜600分好ましくは5〜300分である。反
応に際してトルエン等の溶剤、塩酸等の酸等の触媒、充
填剤等の添加剤等を必要に応じて添加することは差しつ
かえない。圧力は常圧近傍で良いが、必要に応じて若干
の加圧もしくは減圧にすることも差しつかえない。イミ
ンの製造に際し、反応の平衡を右へ移行させる為に生成
した水を系外に除く方法はきわめて有効であって、水と
共沸混合物を形成する溶剤、例えばシクロヘキサン、ト
ルエン、キシレン、等を二ントレーナーとして共沸脱水
する方法が推奨できる。更にシリカゲル、モレキュラー
シーブ等の脱水剤を使用して反応を進めることも可能で
ある。
反応器としては特に限定されるものでなく、通常の加熱
ジャケットおよび攪拌機のついた槽式反応槽を用いて実
施できる。
また、特願昭60−222858に記載されているよう
にケトンとして、2個以上のカルボニル基をもつ化合物
例えばアセチルアセトン、アセトニルアセトン等のジケ
トン化合物や、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル等
のβ−ケトカルボン酸エステル化合物を用いれば、上記
のような脱水工程を行なうことなしに、イミンが生成し
、きわめて安定な本発明組成物を得ることができる。
O(メタ)アクリロイル基含有化合物 本発明に使用される(メタ)アクリロイル基含有化合物
とは分子中に(メタ)アクリロイル基を有する化合物で
あって、例えば、次の(1)〜(5)のようなものが挙
げられる。
(1)ポリオールポリ(メタ)アクリレート;例工ばエ
チレンクリコール、プロピレンクリコール、ネオペンチ
ルグリコール、グリセリン、トIJ 、’ fロールプ
ロパン、ペンタエリスリトールなどの多価アルコールの
多価(メタ)アクリレート。
(2)  ポリエーテルポリ(メタ)アクリレート;例
えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ1コ
ール、ポリテトラ゛メチレングリコーA曾他(1)に例
示した多価アルコールにアルキレンオキサイドを付加さ
せて得られるポリエーテルボ冶鴇茫二田 (3)  ポリエステルポリ(メタ)アクリレート;例
えば、コハク酸、アジピン酸、セパチン酸、7タル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、
マレイン酸、テトラヒドロフタル酸、トリメリット酸、
ピψメリ、ト酸、などの多塩基酸の1種以上と前記(1
)または(2)で例示したポリオールまたは、ポリエー
テルポリオ(4)  ポリウレタンポリ(メタ)アクリ
レート;例えば、トリレンジインシアネート、キシリレ
ンジイソシアネート、ジフェニルメタンジインシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、インホロンジイ
ソシアネートなどの多価インシアネートと前記(1)〜
(3)に例示したようなポリオール、ポリエーテルポリ
オール又は、ポリエステルポリオールとの反応によって
得られる末端インシアネート型ウレタンプレポリマーと
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートとの反応生成
物のよ5なポリウレタンの骨格を有する多価(メタ)ア
クリレート。
(5)  エポキシポリ(メタ)アクリレート:例えば
、フェノール化合物、前記(11〜(2)に例示したよ
うなポリオールまたは、ポリエーテルポリオール、ダイ
マー酸や前記(3)に例示されたような多塩基酸などと
エピクロルヒドリンとの縮合によって得られるグリシジ
ルエーテルまたはグリシジルエステル型の多価エポキシ
化合物、脂環式多価エポキシ化合物、或いはこれら多価
エボヤシ化合物と多塩基酸との反応によって得られるエ
ポキシ含有のエポキシエステルなどの多価エポキシ化合
物などの多価エポキシ化合物と、(メタ)アクリル酸ま
たは、末端カルぎキシ(メタ)アクリレートとの付加生
成物。
(6)  モノ(メタ)アクリレート;例えば、2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、テトラメチレン
グリコールモノアクリレート、ポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリ3? レート等の末端ヒドロキ  クリレート。
(7)アルコキシシリル基を有するモノ(メタ)アクリ
レート;例えば6−(メタ)アクリロ午ジプロピルトリ
メトキシシラン、6−(メタ)アクリロキシグロビルメ
チルジメトキシ7ラン。
等が挙げられる。
本発明において用いられる(メタ)アクリロイル基含有
化合物は、前記に例示した通り特に限定されるものでは
ないが、実際の塗工にあたっては、臭気・刺激臭の少な
いことが望ましく、沸点が常圧で200℃以上、更に好
ましくは300℃以上であるのが良く、重量平均分子量
が200以上100,000以下より好ましくは600
以上IQ、000以下の範囲のものが好ましい。
又、塗工された后、空気中の湿気により解離したアミノ
アルキル基をもつ有機ケイ素化合物が付加し、さらに、
有機ケイ素化合物が、加水分解層、縮合された塗膜が強
迅な強度を有するためには、上記化合物が1分子中に(
メタ)アクリロイル基を2個以上有する化合物であるこ
とが望しく、前記例示の(1)〜(田のポリ(メタ)ア
クリレートが好ましい化合物である。
0才キシラン環含有化合物 本発明に用いられるオキシラン環含有化合物とは、一般
的にエポキシ化合物又はエポキシ樹脂と云われているも
のを示し、分子末端或いは分子鎖中にオキシラン環を有
する化合物であって、例えば次の(1)〜(6)のよう
なものが挙げられる。
(1)  ビスフェノール型エポキシ樹脂;例えば、た
だし Y:アルキル基もしくはH などが挙げられる。
(2)ノボラック型エポキシ樹脂;例えばただし R:アルキル基、アラアルキル基などなどを挙げること
ができる。
(3)グリシジルアミン型エポキシ樹脂;例えば、X、
 N−R’ −NX、 、 X、 N−R2−NX2N
X。
ただし RL 、 R2:  アルキレン基、アラアルキレン基
、シクロアルキレン基など (4)複素環式エポキシ樹脂;例えば、ヒダントレート
などが挙げられる。
<51  り!Jクシジルエステルエポキシ樹脂;例え
ば、 ただし X;  −CH,−CH−CH。
RI R1R3; それぞれ2.3.4価の有機基 (6)オキシラン環とアルコキシ基を有する有機ケイ素
化合物;例えば、γ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロビルメ
チルジメトキシシラン、β−14−エポキシシクロヘキ
シル)エチルメチルジメトキシシランなどが挙げられ本
発明にとり好ましい化合物はビスフェノール型エポキシ
樹脂及び(6)のエポキシシランである。
0配合割合 本発明の組成物は、上記した様に3成分を含有すること
を特徴とするものであるが、その併用割合はイミン1当
量に対して、組成物中のアクリロイル基の当量とオキシ
ラン環の当量の総和が0.2〜50当量であるのが好ま
しく、より性が低下したり、硬化速度が低下し塗膜の物
性をも低下させたりするので好ましくない。
また、(メタ)アクリロイル基含有化合物とオキシラン
環含有化合物の併用割合は、重量比で、10/90〜9
9/1であることが好ましく、重tチより少ない場合に
は、本発明の目的例えば、塗膜の柔軟性等の物性や、耐
光性等の耐久性能の改善が行なわれ難い。
本発明組成物は、アミン基と反応性を有する(メタ)ア
クリロイル基含有化合物とオキシラン環含有化合物が、
組成物液中で、良好な貯蔵安定性をもち、かつ、一旦塗
工された后にすみやかに反応させるためにアミノアルキ
ル基を有する有機ケイ素化合物をイミンにすることによ
り達成させられたものであるが、有機ケイ素化合物を1
00チイミンに変化させると上記目的は達せられるが、
塗膜の硬化速度が低下してくるとい5欠点を生じてくる
ため、有機ケイ素化合物とイミンの両者が併存すること
が好ましい。
併存量としては上記イミンと有機ケイ素化合物のモル比
で30〜99 : 70〜1が好ましく、より好ましく
は40〜90:60〜10である。
イミンのモル比が30チ未満の場合は、組成物の貯蔵安
定性が充分でなく、増粘、ゲル化等を起しトラブルの原
因となる。又、金属表面に施した后の防錆性能を低下さ
せる傾向にある。貯蔵安定性が低下したり、塗膜物性や
耐久性能が低下する原因は明確でないが、フリーのアミ
ンが過剰に存在し、その為(メタ)アクリロイル基含有
化合物とオキシラン環含有化合物との反応が進行し易く
塗工前に一部反応が進行しているために防錆性も低下す
るものと思われる。逆にイミンのモル比が99チを超え
る場合、金属上に塗布したとき硬化速度が遅くなる傾向
にあり、いつまでもベトつきが残る等のトラブルが生じ
ゃすぐ塗膜物性も低下する様になり好ましくない。
0添加剤 本発明の組成物を防錆剤として使用する際に適当な塗工
性、安定性を得るために溶剤を用い希釈した組成物とす
るのが好ましい。使用される溶剤としては非極性溶剤、
極性溶剤の広範囲のものが可能であり、例えば、ベンゼ
ン、トル二ン、キシレン、シクロヘキサン、アセトン、
メチルエチルケトン、メタノール、エタノール、インプ
ロパツール、エチルエーテル、セロソルゾ、メチルセロ
ソルブなどの中から、適当に選択して単独もしくは混合
して使用することができる。
また種々の目的で他の成分を添加することも可能である
。例えば、防錆性を向上せしめるたルボン酸の重金属塩
、金属アルコラード、有機酸のアンモニウム塩等の縮合
触媒;塗装時の流れ性を改良するために微粉状シリカ、
ベントナイト等のチクントロピー性付与剤;塗膜の熱に
よる酸化や光による分解を防止するフェノール、燐、硫
黄系の酸化防止剤や、ベンゾトリアゾール、ベンゾフェ
ノン系等の紫外線吸収剤等;塗膜の美観や補強性のため
の染料・顔料等が挙げられる。
0 調製方法 本発明組成物は上記イミンとオキシラン環含有化合物と
(メタ)アクリロイル基含有化合物を好ましくは溶剤の
存在下、常温もしくは若干の加温下に混合することによ
って得られるが、より好ましい方法としては前記したイ
ミンの製法において反応を一定のところで終了させ、原
料の有機ケイ素化合物と生成したイミンが併存する状態
、両者が特定の範囲で存在することは前記した様に、本
発明にとり好ましいものであり、過剰に存在するケトン
化合書やアルデヒド@会・及びエントレーナーとして用
いられる溶剤は、そのまま溶剤として使用することが可
能であるので、この混合状態にある液に(メタ)アクリ
ロイル基含有化合物とオキシラン環含有化合物を有する
化合物を混合し均一に溶解する方法があり、反応生成物
のイミンを分離する工程が必要ないので経済的に有利に
好ましい方法である。
0適用基材 本発明組成物は、金属、プラスチックス、セラミックス
、木材等、各種の基材に対して広く適用され得るもので
あるが、鉄及び鉄合金、銅及び銅合金、アルミニウム及
びアルミニウム合金や、亜鉛メッキ、カドミウムメッキ
、クロムメッキ、ニッケルメッキ等の各種メッキの施さ
れた金属基材に対して特に賞月され、亜鉛メッキ或いは
、亜鉛合金メッキ上にクロメート処理の施された基材に
対して特に優れた湿潤時の密着耐久性及び防錆性能を発
揮する。
0適用方法 本発明組成物を基材に施す方法には、加熱することによ
り液状化したのち浸漬するか、組成物を粉末化し公知の
粉体塗装法による等の方法が採用できるが、前記したよ
うに好ま゛しくは組成物を溶剤に溶解したのちスプレー
塗装、浸漬塗装、へケ塗り、ロールコート法等の公知の
塗装方法が採用できる。塗装后常温下又は加熱条件下溶
剤を除去することにより均一な塗膜が形成され本発明の
目的を達成し得る。膜厚は1〜300μm好ましくは1
〜100μm1より好ましくは、1〜30μmでありて
特に数μm程度の薄さであってもそれにより基材を腐食
環境から保護し、耐久性能を付与できることは本発明組
成物の大きな特長である。
「作用」 本発明組成物は、前記本発明者らが提案した組成物の塗
膜物性、常温硬化性を改良すべく鋭意検討した結果、ア
ミノアルキル基とアルコキシ基を有する有機ケイ素化合
物と有機カルボニル化合物の反応によって得られるイミ
ンと、(メタ)アクリロイル基含有化合物及びオキシ2
ン環含有化合物からなる組成物によって達成したもので
あり、有機カルボニル化合物と有機ケイ素化合物との反
応によつ℃得られる縮合生成物であるイミンが、貯蔵中
に(メタ)アクリロイ気中に晒された場合大気中の湿気
により有機ケイ素化合物が再生されて(メタ)アクリロ
イル基含有化合物及びオキシジン環含有化合物に付加反
応を起こすと同時に、有機ケイ素化合物同士の縮合反応
によるシロキサン結合が生成して、高度に架橋した防錆
性を有する被膜を形成するものである。
本発明における有機ケイ素化合物と、有機カルボニル化
合物との反応生成物であるイミンは長期に亘る貯蔵安定
性の面からも必須成分であって、その理由は明白ではな
いが、一応、次のように考えられる。
■ イミン生成によるアミン基のオキシラン環及び(メ
タ)アクリロイル基への反応性低下 ■ 同様にアルコキシ同士の縮合反応の促進効果低下 ■ 組成物中に混入する微量水分の補足本発明組成物を
基材に適用すると上記作用により(メタ)アクリロイル
基含有化合物とオキシ2ン環含有化合物により複合した
被膜が形成され、それによって生ずる利点は下記の如く
である。
1)オキシラン環含有化合物と(メタ)アクリロイル基
含有化合物を併用することによって多様の塗膜物性が選
択でき、それにより適用釈した組成物液中に浸漬し、風
乾もしくは若干の加熱をするだけで塗膜を形成し、非常
に簡便にかつ良好な耐久性を付与でき、又、組成物も長
期にわたって良好な安定性を有する。
3)基材上に形成すべき塗膜は1〜10μmの極く薄い
厚みでありても追好な防錆性を示し、塗膜による基材の
厚みが増すことに起因する作業上、工程上の種々のトラ
ブルが生じない。
4)塗膜が透明℃あり、基材を着色しない。
5)金属基材に適用する場合有毒な防錆顔料の添加を必
要としないので環境衛生上、有利である。
さらに、本発明の組成物は貯蔵安定性が良好で、一般的
な取り扱いによって増粘したりゲル化することがなく、
また不溶性沈降物等を生成することもなく、塗膜性能の
低下を持たらすという恐れがないとい5すぐれた特長を
有するものである。
「実施例及び比較例」 実施例1〜5、比較例1 窒素導入管、温度計、攪拌機を備えた4つロフラスコに
、r−アミノプロピルトリメトキシシラン(分子量22
1)22.IP(010モル)及びメチルイソブチルケ
トン(分子量100)20αoy(2,ooモル)とを
仕込み、反応温度105〜115℃にてメチルイソブチ
ルケトンを留出させ、留出分の水分量を測定しなからγ
−アミノプロピルトリエトキシシランの反応率が40モ
ルチになるように脱水反応を行なりた。
留出したメチルイソブチルケトンを補充するために脱水
されたメチルイソブチルケトンを初期量まで追加した。
これに、末端に(メタ)アクリロイル基を有する常温で
粘稠液状のオリゴエステルアクリレート樹脂アロニック
スM−8060(東亜合成化学工業■製、アクリロイル
当量計算値156?/当−1)2Q、0%及びビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂エピコート1004 (油化シ
ェルエポキシ■製、エポキシ当量925 P/当量)5
.O?を添加し、混合溶解せしめた。(実施例1)γ−
アミノプロピルトリエトキシシランの留去量及びr−ア
ミノプロピルトリメトキシシランの反応率(残存率及び
イミンの生成率)を表1に記す。
同様の方法により、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ランの反応率がそれぞれ60.80.90゜100モル
チに近くなるようにメチルイソブチルケトンを留出せし
めた后、脱水メチルイソブチルケトン及びオリゴエステ
ルアクリレート樹脂及びエポキシ樹脂を追加し、組成物
を得た。
嗜実施例2〜5ψ 又、同様の組成でメチルイソブチルケトンとの脱水反応
を実施せずに、オリゴエステルアクリレート樹脂及びエ
ポキシ樹脂を溶解せしめて均一な黄色透明溶液の組成物
を得た。(比較例1)これら樹脂組成物にそれぞれトル
エン67.0?を追加し、粘度を調節した后以下の試験
に供した。
亜鉛メッキ黄色クロメート処理板(70X150xo、
8mt)をこれらの溶液に浸漬塗布したものを風乾放置
し、約50分層指触によりその乾燥硬化性を判断した。
又、各組成物200 ccをガラスビン(容量225 
cc )  に秤量密閉し、室温にて保存し、性状の変
化を観察した。以上の結果を表1にまとめる。
表1 *1 有機ケイ素化合物の残存率 *2 イミンの生成率 実施例6〜8及び比較例2〜4 実施例1の組成と同様の方法にてγ−アミノプロピルト
リエトキシシラン5xo5cとメチルエチルケトン(分
子量72)150%、トルエン150y−を仕込みトル
エンと水との混合物を利用して80〜100℃で留出量
が100?になるまで脱水反応を続けた。留出液の水分
量からイミンの生成率を算出した。
■製、アクリロイAI半量計算値119)、ビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂エピコート1001(油化シェル
エポキシ■製、エポキシ当量475P/F量)をエチレ
ングリコールモノメチルエーテルに表2に示す配合で混
合・溶解せしめて、樹脂溶液を得た。
電気亜鉛メッキ電解クロメート処理鋼板(新日本製鉄■
製)を、これら樹脂溶液Kl!i!漬塗布したものを風
乾放置し、膜厚5〜7μmの塗膜を得、これを40℃温
水浸漬10日間后、カッターナイフで11+1間隔で1
00個のゴバン目を入れ、セロテープを押し付けた后引
きはがして観察しゴバン目の残存率を評価した。同様に
して作成した試験板に力、ターナイフで素地に達するキ
ズを入れた后塩水噴霧試験(JIS−Z−2371)に
供し、240時間后キズからの腐食の巾を評価した。使
用した残りの溶液200Ceをガラスビン(容量225
 cc)に封入し、室温にて保存し、性状の変化を観察
した。以上の結果を表2にまとめた。
実施例9 γ−アミノトリエトキシシラン(分子1−221)20
9−及びアセチルアセトン(分子量100)100?を
混合溶解した后、モレキュラシープにて脱水せしめた混
合溶液を調製した。この溶液の赤外線吸収スペクトルを
測定したところケトン性カルボニル基の吸収ピーク(1
715,1735cm  付近)が消失したことからア
セチルアセトンはすべてイミン偽金eになり、その生成
率はほぼ100%であると推定される。
この混合溶液にγ−アクリロイロキクプロビルトリメト
キシシラン(分子量24B)30%、γ−グリシドキシ
プロビルトリメトキシシラン(分子量236)10P及
びエチレングリコールモノメチルエーテル150y−を
添加混合溶解し、樹脂溶液を得た。
ポリプロピレン樹脂フィルム(300μm厚)Kこの溶
液をロールコートしたものを1週間風乾放置し、膜厚4
〜6μmの塗膜を得た。このフィルムをサンシャインウ
ェザオメーターにて240Hr曝露試験を実施したとこ
ろ、外観には変化なく180度に折り曲げても割れは発
生しなかった。比較例として樹脂溶液を塗布していない
フィルムを同様の試験に供したが、表面の平滑性は失な
われ、折曲げると簡単に割れが生じた。この使用后組成
物溶液はガラス瓶に密閉し室温状態で3ケ月間放置した
が安定にその特性を保っていた。
(ハ)発明の効果 本Q@1Φ本発明組成物は貯蔵安定性に優れ各種基材に
浸漬、スプレー、ロール等の方法により塗布された際、
風乾するだけで非常に簡便に塗膜を形成し、金属基材以
外の基材に対しても良好な密着性を示し、形成された塗
膜が1〜10μmの極く薄〜・膜厚であっても種々の腐
食環境から基材を保護して劣化を抑制するので、作業上
・工程上のトラブルも少なく、かつ安定した塗膜性能が
発現できる。特に、本発明組成物は、従来の常温硬化型
塗料で得られなかった広範囲の基材に対する密着性に優
れ、湿潤状態、その密着性を維持し、基材を劣化から保
護することが可能となり、産業界に広く使用されている
金属、プラスチック、ガラス、木材等のきわめて簡便な
保護方法を提供するものであり、各種産業において寄与
するところ大なるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の3成分を含有することを特徴とする被覆用組
    成物。 A:アミノアルキル基とアルコキシ基を有する有機ケイ
    素化合物と有機カルボニル化 合物から合成されるイミン B:オキシラン環含有化合物 C:アクリロイル基またはメタクリロイル基含有化合物
JP511487A 1986-10-21 1987-01-14 被覆用組成物 Expired - Fee Related JPH0689291B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05247065A (ja) * 1992-03-05 1993-09-24 Shin Etsu Chem Co Ltd 有機けい素化合物およびその製造方法
JP2009517514A (ja) * 2005-11-28 2009-04-30 サン−ゴバン・イソベール ホルムアルデヒドフリーのフェノール樹脂バインダ

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JPH05247065A (ja) * 1992-03-05 1993-09-24 Shin Etsu Chem Co Ltd 有機けい素化合物およびその製造方法
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