JPS63172812A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家庭あるいは業務上発生する生ごみ。

古紙等の焼却に利用される生ごみ処理装置に関するもの
である。

従来の技術 従来、生ごみ処理装置は、ディスポーザーとよばれる機
械的処理装置と、ガス燃料、液体燃料を用いる焼却装置
がある。

前者は、回転刃で生ごみを粉砕し、下水に流して処理す
る方式であり、後者は燃料をバーナで燃焼し、その熱で
生ごみを焼却してしまうものである。

また、新しい提案としてマグネトロンを備えた生ごみ処
理装置がある。これは高周波によって生ごみを加熱し、
焼却するものである。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の生ごみ処理装置には、以下に示すよう
な問題点がそれぞれある。

ディスポーザーは機械的に生ごみを細かく処理するもの
の、排水の中に多量の固形分を含み、そのため下水道の
詰まりが発生し、大きな社会問題となってきている。

また、燃料で生ごみを焼却する方法は、装置が複雑で大
型である問題点を持つものである。

さらに、従来のマグネトロンを備えた生ごみ処理装置は
、前述の下水道問題、あるいは大型になるといった問題
はないが、まだその構成面で不十分な点がある。

特に、この方法ではマグネトロンの高周波によって生ご
みを乾燥することができても、生ごみを発火させること
はしにくいため、ＳｉＣのような誘電体を用いて発火源
をつくるものであった。

ところが、このようなものを生ごみの中にいれると次の
ような問題をもつものであった。

■　生ごみと一緒にこの誘電体を捨てやすい。

■　誘電体の上に生ごみがのると電波がこの誘電体にと
どきにくくなる。

■　生ごみの投入時、この誘電体が邪魔になりやすい。

■　生ごみが乾燥したのち、すなわち電波を吸収しやす
い水分がなくなってから、前記誘電体が発熱し、発火に
いたるので、燃焼が急激に開始する。このため浄化用の
触媒が排気ガスを浄化しきれない。

本発明は上記問題点に鑑み、誘電体を用いることなく、
発火を確実に行うことを目的とする。

問題点を解決するだめの手段 本発明は上記問題点を解決するため、燃焼空気用の送風
機と、前記送風機の下流に設けた生ごみの燃焼室と、前
記燃焼室の下流に設けた触媒室と、前記燃焼室と導波管
を通じて連結される高周波発生源と、前記燃焼室の生ご
みを加熱する抵抗発熱体を設けた構成とし、前記抵抗発
熱体で生ごみの一部を炭化し、前記高周波発生源の電波
によって、前記の炭化部に放電スパークせしめて、生ご
みを発火させる構成としたものである。

作用 本発明のこのような構成では、誘電体に電波を吸収させ
、この誘電体の発熱によって、生ごみを炭化するのでは
なく、別途設けた抵抗発熱体の熱で生ごみを炭化するの
で誘電体は不用である。

また、この方式では、生ごみが乾燥していなくても生ご
みの表層が炭化するので、この炭化部に放電スパークさ
せ燃焼を開始した時、燃焼は激しいものとはならない。

このため、燃焼しすぎて空気不足となシ、触媒で排気が
浄化しきれなくなることもない。

実施例 図は本発明の一実施例を示す断面図である。

図において、燃焼室１は下方の可動部２と、上部の固定
部３で形成されている。また固定部３の開口４はマグネ
トロンの発信部６と、導波管６で連通している。

固定部３の側面には燃焼孔７．８があけてあり、この燃
焼孔７．８の間に金属ネット９がおかれ、燃焼室１の空
間を燃焼室上部１０と、燃焼室下部１１に２分割してい
る。前記開口４はこの燃焼室下部１１に開口している。

燃焼室１は可動部２を覆う給気室下部１２と、固定部３
を覆り給気室上部１３で形成されている空間１４の中に
おかれている。一方、燃焼室上部１ｏの下流には、排気
ガスの浄化触媒１６およびその加熱用のヒータ１６を設
けている。

このような構成で、送風機１７の送風経路に前記マグネ
トロンの発熱部１８を設け、かつ送風経路の一方は前記
給気室上部１３の上方より空間１４に連通し、また送風
経路の他方は排気ガス浄化部１６の下流の希釈部１９に
連通しているものである。

このような構成で、本発明では空間１４に着火用のヒー
タ２ｏを設けている。

以上にのべた本発明の動作を以下に説明する。

本体に固定されている固定部３から、可動部２および給
気室下部１２がはづれ、中に生ごみがセットされる。こ
ののち可動部２をもとに戻し、マグネトロンの発信、送
風機１７の運転、および加熱ヒータ１６，２Ｑの通電を
開始する。２４５０ＭＨｚのマイクロ波が導波管６を通
り、燃焼室１に放出され内部に高い電界を作る。電波は
燃焼室１の金属ネット９で反射するので、すべて燃焼室
下部１１の中の生ごみに吸収される。このため生ごみは
急速に乾燥する。

また、同時にヒータ２０によって熱風となった燃焼用の
空気は、燃焼孔γよりはいり、表層の生ごみを乾燥しつ
つ炭化させている。

しだいに表層の生ごみの炭化が進行しはじめると、電気
の良導体である炭素は電波を受信して、放電を開始する
。このスパークによって生ごみの発生しているガスや、
乾燥した状態の表層の生ごみが発火する。

この火炎がさらに炭化を促進してスパークを激しくし燃
焼を強いものとしている。生ごみの表層からは多量の未
燃ガスが発生しているが、これを燃焼孔７より燃焼室１
に入る空気で燃焼している。

この燃焼孔７の空気の一部は直接生ごみの表層に当たっ
て燃焼を促進している。

しかし、下層の生ごみはまだ十分に乾燥していないので
、生ごみ全体が熱分解し激しく燃焼することはない。こ
のため燃焼室１内が空気不足となるようなことがおこら
ず、不完全燃焼しないものである。当然浄化触媒１６も
余剰の酸素で未燃成分を十分に浄化している。

金属ネット９は生ごみから上昇した灰をトラップすると
ともに赤熱して下部の生ごみに熱輻射を与えている。こ
の金属ネット９を上昇した排気に燃焼孔８から再燃焼用
の空気が供給され、さらに下流の予め加熱されている浄
化触媒１６でこの排気ガスの未燃成分とくに炭化水素ガ
スが浄化されるものである。

燃焼がさらに進行すると、生ごみの気化成分がなくなり
炭素と灰が残る。このような燃えにくい炭素は主に放電
スパークの力によって完全に燃えつきるものである。燃
焼用の空気は送風機１７をでてから、２つの送風経路に
別れ、一方は給気室上部１３から燃焼室上部１ｏの熱を
受けつつ下降し燃焼孔７，８より入る。そして、高温に
なっているこの燃焼用空気は生ごみの燃焼を促進し完全
燃焼をさせるものである。また、他方はマグネトロンの
発熱部１８で昇温したのち、希釈部１９で浄化触媒１５
をでた排気ガスと混合する。

この昇温させた希釈空気は排気中の水分が排気管で凝縮
することを防止しているものである。

また本発明の加熱ヒータ２Ｑは、生ごみの表層を加熱し
うるいかなる位置に置かれてもよく、たとえば可動部の
内面に設は直接生ごみを炭化してもよい。

発明の効果 以上に述べた本発明の効果は以下の通りである。

誘電体を必要としないので、生ごみと一緒にこの誘電体
を捨てることがなく、また生ごみの投入時、この誘電体
が邪魔になることがない。さらに、燃焼が急激に開始す
ることが防止でき、よって、浄化用の触媒が常に排気ガ
スを浄化でき、臭気や未燃ガスが外部にでない。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例の生ごみ処理装置を示す断面図で
ある。 １・・・・・・燃焼室、６・・・・・発信部、２Ｑ・・
・・・ヒータ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 燃焼空気用の送風機と、前記送風機の下流に設けた生ご
   みの燃焼室と、前記燃焼室の下流に設けた触媒室と、前
   記燃焼室と導波管を通じて連結される高周波発生源と、
   前記燃焼室の生ごみを加熱する抵抗発熱体を有し、前記
   抵抗発熱体で生ごみの一部を炭化し、前記高周波発生源
   の電波によって、前記炭化部に放電スパークせしめて、
   生ごみを発火させる生ごみ処理装置。