JPS6317184A - 前後輪操舵車の後輪操舵装置 - Google Patents

前後輪操舵車の後輪操舵装置

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JPS6317184A
JPS6317184A JP16055986A JP16055986A JPS6317184A JP S6317184 A JPS6317184 A JP S6317184A JP 16055986 A JP16055986 A JP 16055986A JP 16055986 A JP16055986 A JP 16055986A JP S6317184 A JPS6317184 A JP S6317184A
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rear wheels
steering
rear wheel
power cylinder
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JP16055986A
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Masami Aga
阿賀 正己
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/15Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
    • B62D7/1554Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a fluid interconnecting system between the steering control means of the different axles
    • B62D7/1563Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a fluid interconnecting system between the steering control means of the different axles provided with fluid control means

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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、前輪の操舵に応じて後輪をも操舵するように
した前後輪操舵車に係り、特に操舵ハンドルの回動に応
じた前輪操舵を助勢するパワーシリンダの両油室間の油
圧差を利用して、後輪を操舵する前後輪操舵車の後輪操
舵装置に関する。
〔従来技術〕
近年、車両旋回時の走行性能及び操安性能の向上を図る
ために、前輪の操舵に応じて後輪をも操舵するようにし
た前後輪操舵車の開発が盛んに進められている。そして
、この種の前後輪操舵車は、後輪を操舵する方式として
、次のような第1乃至第3の方式を採用している。
第1の方式としては、例えば特開昭59−28364号
公報に示されるように、前輪操舵機構と後輪操舵機構と
を機械的な連結機構で連結し、前輪の操舵に伴い前輪操
舵機構から連結機構を介して後輪操舵機構に伝達される
力を利用して、後輪を操舵するようにした装置が知られ
ている。
第2の方式としては、例えば特開昭60−42161号
公報に示されるように、前輪操舵機構により操舵された
前輪の操舵角を角度センサにより検出し、該検出した前
輪操舵角に応じてモータの回転を制御し、このモータの
回転力を後輪操舵機構に伝達して、後輪を操舵するよう
にした装置が知られている。
第3の方式は前輪の操舵を助勢するためのパワーシリン
ダの両油室間の油圧差を利用して後輪を操舵するもので
、例えば特開昭57−99470号公報に示されるよう
に、左右両端にて一対のインシュレータラバー(ゴムブ
ツシュ)を介して車体に弾性的に固定した後輪用サスペ
ンションメンバーと車体との間に、同メンバーの左右両
端にて各々油圧シリンダを設け、該各油圧シリンダを前
輪操舵助勢用のパワーシリンダに各々油圧バイブを介し
て連通させ、前輪操舵に伴い発生するパワーシリンダの
両油室間の油圧差に応じて各油圧シリンダを駆動制御す
ることにより、インシュレータラバーの撓み分だけサス
ペンションメンバーを変位させて、後輪を操舵するよう
にした装置が知られている。また、この第3の方式とし
ては、前記特開昭57−99470号公報に他の実施例
として示されるように、前記油圧シリンダに換え、前記
一対のインシュレータラバー内に中空部を設けるととも
に、該中空部を油圧バイブを介して前記パワーシリンダ
に連通させ、前記場合と同様に、前輪操舵に伴い発生す
るパワーシリンダの両油室間の油圧差を利用してインシ
ュレータラバーを直接的に撓ませて、この撓み分だけサ
スペンションメンバーを変位させることにより、後輪を
操舵するようにした装置も知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、上記第1の方式によれば、連結機構は車体前
部から車体後部まで延設されるので、この延設のために
大きな空間を必要とするという問題がある。すなわち、
この空間の確保のために他の部品の配設に制限が加わり
、この制限のために連結機構及び他の部品の配設構造が
複雑になり、その結果、当該車両の製造コストが高くな
るという問題がある。
また、上記第2の方式によれば、角度センサ。
モータ等多くの電気部品を必要とし、しかも前輪操舵機
構と後輪操舵機構とは電気手段のみにより連結されてい
るので、電気部品の一部が故障した場合又はバッテリ電
圧の低下によりモータ等の電気部品の動作が不安定にな
った場合、後輪が前輪とは無関係に操舵される可能性が
あって、この場合には、車両の操安性が極めて悪化する
という問題がある。そのため、この装置は多くのフェイ
ルセーフのための措置をとる必要があり、その結果、同
装置の製造コストが高くなるという問題がある。
さらに、上記第3の方式によれば、前記第1の方式によ
る空間上の問題、前記第2の方式による操安性の問題、
及びこれらの問題に起因した製造コストの問題は解消さ
れるが、この第3の方式を採用した上記従来の装置にお
いては、後輪はインシュレータラバーの撓み量に応じて
操舵されるので、次のような問題がある。すなわち、パ
ワーシリンダの両油室間の油圧差には限界があり、イン
シュレータラバーのばね剛性をある程度高く確保しよう
とすると、同ラバーの撓み量を大きくすることができな
いために、後輪の操舵角は小さな範囲に制限され、自由
な後輪の操舵制御を行えない。
また、インシュレータラバーのばね剛性を低くすると、
同ラバーの撓み量を大きくすることはできるが、この低
いばね剛性に伴いサスペンション装置の支持剛性が低く
なり、外部から後輪に対し横力が加わると、後輪がふら
ついて当該車両の走行安定性が損なわれる。
本発明は上記問題に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは、上記のように前輪操舵を助勢するパワーシ
リンダの両油室間の油圧差を利用して後輪を操舵する第
3の方式を採用することにより、上記空間上の問題、操
安性の問題及びこれらに起因した製造コストの問題を解
決すると同時に、この方式を採用した装置において、車
両の走行安定性を悪化させることなく後輪を自由に操舵
できるようにした前後輪操舵車の後輪操舵装置を提供し
ようとするものである。
C問題点を解決するための手段〕 かかる問題を解決して上記目的を達成するために、本発
明の構成上の特徴は、前輪の操舵を助勢する前輪用パワ
ーシリンダの両油室間の油圧差に応じて後輪を操舵する
前後輪操舵車の後輪操舵装置において、前記油圧差に応
じて駆動量の制御される油圧アクチュエータと、左右後
輪を操舵可能に連結するリンク機構と、前記油圧アクチ
ュエータζこより駆動される入力部材及び前記リンク機
構と一体的に動く出力部材からなり前記両部材の相対的
変位に応じて作動油の給排を制御する四方切換え弁と、
前記リンク機構に組付けられて前記作動油の給排に応じ
て左右後輪を操舵するとともに前記出力部材を前記両部
材の相対的変位をなくす方向に動かす後輪用パワーシリ
ンダとを備えたことにある。
〔発明の作用〕
上記のように構成した本発明においては、前輪の操舵に
伴い前輪用パワーシリンダの両油室間に油圧差が生じる
と、油圧アクチュエータは四方切換え弁の人力部材を前
記油圧差に応じた量だけ駆動する。この駆動により、人
力部材と出力部材との間に相対的変位が生じ、四方切換
え弁は後輪用パワーシリンダに対する作動油の給排を制
御し始め、同シリンダは、この作動油の給排により、左
右後輪をリンク機構を介して操舵し始める。また、この
左右後輪の操舵と同時に、四方切換え弁の出力部材は、
入力部材との相対的変位がなくなる方向にリンク機構を
介して後輪用パワーシリンダにより動かされ、この出力
部材の移動によって前記相対的変位がなくなると、四方
切換え弁による作動油の給排の制御が停止され、この時
点て、左右後輪の操舵状態が維持される。その結果、左
右後輪は人力部材の変位層すなわち前輪操舵に伴う前輪
用パワーシリンダの両油室間の油圧差に応じた量だけ操
舵されることになる。
一方、リンク機構に外部から左右後輪を介した力が加わ
ると、前述の場合とは逆に、四方切換え弁の出力部材が
リンク機構に連動して動かされる。
この出力部材の移動により、人力部材と出力部材との間
に相対的な変位が生じ、後輪用パワーシリンダに対する
作動油の給排が四方切換え弁により制御されるようにな
るが、この場合も、後輪用パワーシリンダはリンク機構
に対して前記相対的変位をなくすように作用し、かつ入
力部材の位置は油圧アクチュエータにより前記外力と無
関係に決定されているので、同シリンダは左右後輪に対
しリンク機構を介して前記外部からの力を打消すように
作用する。
〔発明の効果〕
上記作用説明からも理解される通り、本発明は前輪の操
舵に応じて前輪用パワーシリンダの両油室間に生じる油
圧差を利用して後輪を操舵する上記第3の方式を採用す
るようにしたので、上記第1の方式のように前輪操舵機
構と後輪操舵機構とを機械的に連結する連結機構の配設
のための空間上の問題、及び上記第2の方式のように電
気部品の故障、バッテリ電圧の低下等による車両操安性
の問題を考慮する必要がなくなると同時に、これらの問
題に起因する当該車両の製造コストの増大を防止できる
また、本発明によれば、上記第3の方式を採用した従来
装置のように、サスペンション装置のインシュレータラ
バー(ゴムブツシュ)の撓みを利用せず、リンク機構に
絹付けた後輪用パワーシリンダにより左右後輪を操舵す
るようにしたので、サスペンション装置の支持剛性を高
く保ったまま左右後輪を自由に操舵することが可能とな
り、かつリンク機構、後輪用パワーシリンダ及び四方切
換え弁が外部から左右後輪に加わる力に対する反力を発
生するように作用するので、車両の走行安定性を良好に
保った上で、車両旋回時における操縦性能を向上させる
ことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明すると、第
3図は本発明に係る後輪操舵装置を適用した前後輪操舵
車を概略的に示している。
この前後輪操舵車は操舵ハンドル10の回動に応じて左
右前輪11a、Ilbを操舵する前輪操舵機構Aを有し
ている。同機構Aは、上端を操舵ハンドル10に接続し
かつ下端にピニオン12aを設けた操舵軸12に刊付け
られたパワーステアリング用制御弁13と、ケース14
の左側部に設けられかつラック軸15に固着したピスト
ン16aにより区画された左右油室16b、16cを有
するパワーシリンダ16とからなるラックピニオン式の
パワーステアリング機構により構成されている。パワー
ステアリング用制御弁13はいわゆる四方切換え弁によ
り構成され、操舵ハンドル100回動に伴い操舵軸12
に作用するトルクに応じて、エンジンにより駆動される
油圧ポンプ20によってリザーバ21から汲上げられて
分流弁22及び導管P1を介して圧送される作動油を、
パワーシリンダ16の一方の油室に供給するとともに、
同シリンダ16の他方の油室からの作動油を導管P2を
介してリザーバ21へ排出する機能を有する。この作動
油の給排のために、パワーステアリング用制御弁13と
パワーシリンダ16の左右油室16b、16cとの間に
は、各々導管P3゜P4が接続されている。パワーシリ
ンダ16は、前記作動油の給排によりラック軸15を軸
方向に変位させて、操舵ハンドル10から操舵軸12゜
ラック軸15.左右タイロッド17a、17b及び左右
ナックルアーム18a、18bを介して左右前輪11a
、llbに伝達される操舵ハンドル10の回動に応じた
操舵力を助勢する。
後輪操舵装置は、第1図乃至第3図に示されるように、
油圧アクチュエータBを備えている。油圧アクチュエー
タBは車体に組付けられたハウジング31の中央部をそ
のシリンダ31aとして用いている。シリンダ31aに
はピストン32が摺動可能に組込まれており、同シリン
ダ31a内はピストン32により左右油室33a、33
bに区画されている。左右油室33a、33bは各々制
御用作動油の給排のための第1制御ボー)31b及び第
2制御ボート31cを備えるとともに、ピストン32を
図示中立位置に付勢するスプリング34.35を収容し
ている。
左右後輪36a、36bを操舵可能に連結するリンク機
構Cは、ハウジング31に軸方向に摺動可能に支持され
たリレーロッド37と、同ロッド37の両端を左右後輪
36a、36bに各々接続する左右タイロッド38a、
38b及び左右ナックルアーム39a、39bとにより
構成されている。
油圧アクチュエータBにより駆動制御される四方切換え
弁りは、リレーロッド37の外周上に摺動可能に組付け
られてピストン32と一体的に変位するバルブスリーブ
41を入力部材とするとともに、リレーロッド37の一
部に一体的に形成されてバルブスリーブ41内を軸方向
に摺動するバルブスプール37aを出力部材としており
、バルブスリーブ41の内周面及びバルブスプール37
aの外周面に形成された複数の環状溝によりセン−タオ
ーブン型のスプール弁を構成している。この四方切換え
弁りは、その供給ボー)37bにて、リレーロッド37
内に形成した油路37cを介してハウジング31の右側
部に設けた流入ボート31dに連通しており、分流弁2
2から導管P5を介した流入ボー)31dへの作動油が
同切換え弁りに供給されるようになっている。また、四
方切換え弁りはその排出ボー)37dにて、リレーロッ
ド37に形成した油路37eを介してハウジング31の
右側部に設けた流出ボー)31 eに連通しており、同
切換え弁りからの作動油は流出ボー)31e及び導管P
6を介してリザーバ21に排出されるようになっている
四方切換え弁りにより作動油の給排が制御されるパワー
シリンダEはハウジング31の左側部をそのシリンダ3
1fとして用いている。シリンダ31fはリレーロッド
37に固着したピストン42により区画された左右油室
43a、43bを有しており、同油室43a、43bは
リレーロッド37内に形成した油路37f、37gを介
して四方切換え弁りの第1及び第2流入出ボー)37h
37iに各々連通している。
また、本実施例においては、油圧系統の故障時に左右後
輪36a、36bを中立状態にロックするための操舵規
制機構Fを備えている。同機構Fはハウジング31の右
側部に設けられ、リレーロッド37に直交してハウジン
グ31に一体的に形成したシリンダ31gj2vaえて
いる。シリンダ31g内には、一対のロックピストン4
4.45がリレーロッド37に固着した円板上のストッ
パ部材46の側部に対向して摺動可能に絹付けられてお
り、両口ツクピストン44.45の内側には、同ピスト
ン44.45に挟まれた油室47aが形成されている。
油室47aは流入ボート31dに連通するとともに、ス
トッパ部材46内に放射状に形成した油路46a、46
a・・・及び同部材46の内周に形成した環状油路46
bを介してリレーロッド37内の油路37cに連通して
いる。
ロックピストン44.45の各外側には、同ピストン4
4.45とシリンダ31gの両端に設けたプラグ48.
49とに各々挟まれたばね室47b、47cが形成され
ており、同ばね室47b。
47cはシリンダ31gの周壁に設けた油路31h、3
1iを介して流出ボー)31eに各々連通している。ま
た、ばね室47b、47cはスプリング51.52を各
々収容しており、同スプリング51.52はロックピス
トン44,4!5をストッパ部材46側に付勢している
。これらのロックピストン44.45のストッパ部材4
6と対向する内側端面には、嵌合部44a、45a及び
誘導部44b、45bが各々形成されている。嵌合部4
4a、45aは前記各端面を上下方向に切欠いた溝によ
り構成され、ロックピストン44.45がスプリング5
1.52によりストッパ部材46側に押圧されると、同
部材46の外周部に各々嵌合してリレーロッド37の軸
方向の変位を禁止する。誘導部44b、45bは前記各
端面を円錐状に各々切欠いたものであり、前記嵌合の際
にストッパ部材46の外周部を嵌合部44a、45aに
誘導する。
また、後輪操舵装置はパワーシリンダ16から油圧アク
チュエータBへの作動油の給排を制御する方向切換え弁
53と、同切換え弁53を電気的に制御する電気制御回
路54とを備えている。方向切換え弁53は、導管P3
.P4から各々分岐した導管P7.P8と、後端にて第
1及び第2制御ボー)31b、31cに各々接続した導
管P9゜PIOとの間に設けられ、同切換え弁53に絹
付けられた電磁ソレノイド53aにより切換え制御され
て、第1状態(第3図状態)にて導管P7゜PIO間の
連通及び導管P8.P9間の連通を許容し、また第2状
態にて導管P7.P9間の連通及び導管P8.PIO間
の連通を許容する。電気制御回路54はマイクロコンピ
ュータ、駆動回路等の電気回路により構成されており、
車速センサ55から車速■を表す車速信号を人力して、
車速Vが中高速を表わすとき、電磁ソレノイド53aを
励磁しないで方向切換え弁53を第1状態に設定し、か
つ車速■が低速を表わすとき、同ソレノイド53aを励
磁することにより同切換え弁53を第2状態に設定する
以下、上記実施例の動作を説明する。本実施例において
、エンジンが始動していない状態すなわち油圧ポンプ2
0が作動していない状態では、操舵規制機構Fの油室4
7aの油圧は高くないので、ロックピストン44.45
は、第4図に示すように、ス・ブリング51,520弾
撥力により内側に各々移動しており、その嵌合部44a
、45aはストッパ部材46の側部に嵌合している。こ
れにより、操舵規制機構Fはロック状態にあって、リレ
ーロッド37の左右方向の変位を禁止している。
今、左右後輪36a、36bを操舵するための油圧系統
が正常な状態において、エンジンが始動され、油圧ポン
プ20が作動し始めると、油圧ポンプ20によりリザー
バ21から汲上げられた作動油は、分流弁22.導管P
5.流入ボート31d、油室47a、油路37c、四方
切換え弁り。
油路37e、流出ボート31e及び導管P6を介して環
流し始める。このように作動油が環流し始めると、油路
37c、四方切換え弁り等の油室47aより下流の回路
抵抗により、油室47aの油圧が高くなり、ロックピス
トン44.45は、第2図に示すように、スプリング5
1.52に抗して外側に移動して、その嵌合部44a、
45aとストッパ部材46の側部との嵌合が解除される
これにより、操舵規制機構Fはロック解除状態になり、
リレーロッド37の左右方向への変位を許容する。
かかる状態で車両を発進させ、操舵ハンドル10を中立
位置に保ったまま、すなわち左右前輪lla、llbを
操舵しない状態で、当該車両を走行させた場合について
説明する。この場合、パワーシリンダ16の左右油室1
6b、16cの各油圧は等しいので、左右油室I C3
b 、 、、16 cから導管P7.P8.方向切換え
弁53.導管P9.P10及び第1.第2制御ボート3
1b、31cを介してシリンダ31aの左右油室33a
、33bに伝達される各油圧も等しくなる。これにより
、ピストン32及びバルブスリーブ41はスプリング3
’4.35により中立位置に保たれ、四方切換え・弁り
は中立状態に設定されるので、パワーシリンダEへの作
動油の給排が制御されず、リレーロッド37は中立位置
に保たれる。その結果、左右後輪36a、36bは操舵
されず、当該車両は直進走行する。
また、かかる車両の走行中、操舵ハンドル10が左方向
(又は右方向)に回動されると、左右前輪11a、ll
bはパワーシリンダ16により助勢されて左方向く又は
右方向)に操舵される。この左右前輪11a、llbの
左方向く右方向)への操舵時には、パワーシリンダ16
の右油室16C(又は左油室16b)の油圧は左油室1
6b(又は右油室16c)の油圧より高くなっており、
かつこれらの各油圧は導管P7.P8.方向切換え弁5
3.導管P9.PIO及び第1.第2制御ボート31b
、31cを介してシリンダ31aの左右油室33a、3
3bに伝達されるので、左右油室33a、33bの各油
圧には差が生じる。
この場合、当該車両が低速にて走行していれば、方向切
換え弁53は電気制御回路54及び車速センサ55によ
り第2状態に設定制御されており、導管P7.P9間及
び導管P8.PIO間の各連通が許容されるので、右油
室33b(又は左油室33a)の油圧が左油室33a(
又は右油室33b)の油圧より高くなる。この油圧差に
より、ピストン32はスプリング34(又はスプリング
35)に抗して左方向(又は右方向)に変位して、スプ
リング34(又はスプリング35)の弾撥力と該油圧差
とが釣合った位置にて静止する。このピストン32の変
位に伴うバルブスリーブ41の左方向(又は右方向)の
変位により、同スリーブ41とバルブスプール37aと
の間には相対的変位が生じ、油圧ポンプ20から流入ボ
ー)31dを介して油路37cに供給される作動油が、
供給ボート37b、第2流入出水−1−37 i及び油
路37g(又は供給ボート37b、第1流入出ボート3
7h及び油路37f)を介して右油室43b(又は左油
室43a)に供給される。この作動油の供給により、ピ
ストン42は左方向(又は右方向)に押圧され、リレー
ロッド37が左方向く又は右方向)に変位して、左右タ
イロッド38a。
38b及び左右ナックルアーム39a、39bを介して
左右後輪36a、36bを右方向(又は左方向)すなわ
ち左右前輪11a、llbに対して逆相に操舵する。ま
た、リレーロッド37の左方向(又は右方向)の変位に
より、バルブスプール37aとバルブスリーブ41の相
対的変位は徐々に小さくなり、同変位がほぼなくなった
状態で前記作動油の供給が停止するので、左右後輪36
a。
36bの操舵量はバルブスリーブ41の変位量すなわち
左右前輪11a、llbの操舵に伴いパワーシリンダ1
6の左右油室16b、16c間に発生する油圧差により
決定される。なお、前記作動油の供給と同時に、左油室
43a(又は右油室43b)の作動油は油路37f、第
1流入出ボート37h、排出ボート37d(又は油路3
7g、第2流入出水−ト371.排出ボート37d)、
油路37e、流出ボー)31e及び導管P6を介してリ
ザーバ21へ排出される。
一方、当該車両が中高速にて走行していれば、方向切換
え弁53は電気制御回路54及び車速センサ55により
第1状態に設定制御されており、導管P7.PIO間及
び導管P8.P9間の各連通が許容される。そのため、
上記場合のように、左右前輪11a、llbが左方向(
又は右方向)に操舵されていて、パワーシリンダ16の
右油室16c(又は左油室16b)の油圧が左油室16
b(又は右油室16C)の油圧より高ければ、上記場合
とは逆に、シリンダ31aの左油室33a(又は右油室
33b)の油圧が右油室33b(又は左油室33a)の
油圧より高くなる。この左右油室33a、33bの油圧
差により、バルブスリーブ41及びリレーロッド37が
、上記場合とは逆に、右方向(又は左方向)に変位し、
左右後輪36a、36bは左方向(又は右方向)すなわ
ち左右前輪11a、llbと同相に操舵され、かつその
操舵量は、上記場合のように、バルブスリーブ41の変
位量すなわち左右前輪11a、llbの操舵に伴いパワ
ーシリンダ16の左右油室16b、16c間に発生する
油圧差により決定される。
上記説明からも理解できる通り、左右前輪11a、ll
bの操舵に伴いパワーシリンダ16の左右油室16b、
16c間に発生する油圧差を利用してリレーロッド37
を左右方向に変位させることにより、左右後輪36a、
36bを操舵するようにしたので、サスペンション装置
の支持剛性を適度に保ったまま左右後輪36a、36b
を自由に操舵できるようになる。しかも、左右後輪36
a、36bは、低車速領域にて左右前輪11a。
11bに対して逆相に操舵され、かつ中高車速領域にて
左右前輪11a、llbに対して同相に操舵されるので
、低車速領域における当該車両の小回り性能及び中高車
速領域における当該車両の操安性能が向上する。さらに
、前記左右油室16b。
16c間の油圧差は左右前輪11a、llbへの横力に
対応するもので、左右後輪36a、36bの操舵量はこ
の油圧差により決定されるので、左右前輪11a、ll
bの操舵角が小さくても、当該車両が高速にて走行して
いて左右前輪11a。
11bに大きな横力が作用した場合には、左右後輪36
a、36bはこの横力に応じて左右前輪IIa、llb
に対し同相に操舵され、この操舵により該横力が緩和さ
れて、特に高速走行時の車両の操安性能が向上する。
次に、左右後輪36a、36bに路面等の外部から横力
が加えられた場合における後輪操舵装置の動作について
説明する。今、左右後輪36a。
36bに左側(又は右側)から外力が加わったとすると
、リレーロッド37は、左右ナックルアーム39a、3
9b及び左右タイロッド38a、3日すを介した左右後
輪36a、36bからの外力により、右方向(又は左方
向)に変位する。この場合、バルブスリーブ41はシリ
ンダ31aの左右油室33a、33b間の油圧差に応じ
て決定される位置にあるので、バルブスプール37aは
バルブスリーブ41に対して相対的に右方向(又は左方
向)に変位したことになる。この相対的変位により、ポ
ンプ20から流入ボート31dを介して油路37cに供
給される作動油は、供給ボート37b、第2流入ボート
37i及び油路37g(又は供給ボー)37b、第1流
入ボー)37h及び油路37f)を介して、シリンダ3
1fの右油室43b(又は左油室43a)に供給される
。この右油室43b(又は左油室43a)に供給された
作動油は、ピストン42を左方向(又は右方向)に押圧
することにより、リレーロッド37を同方向に変位させ
る力として作用する。このように、左右後輪36a、3
6bからリレーロッド37に同ロッド37を軸方向に変
位させる外力が加わると、バルブスプール37aとバル
ブスリーブ41との相対的変位に基づく四方切換え弁り
及びパワーシリンダEの作用により、前記外力に対抗す
る力が発生して、左右後輪36a、36bの操舵状態が
前記外力により変更されないようになるので、当該車両
の走行安定性能が向上する。
さらに、油圧ポンプ20の作動停止、導管P5の欠損等
、左右後輪36a、36bを操舵するための油圧系統に
異常が発生した場合における後輪操舵装置の動作につい
て説明する。かかる異常が発生すると、流入ボー)31
dに連通した油室47aの油圧が低下し、前記油圧系統
の圧動時には油室47aの高圧油により各々外側に押圧
されていたロックピストン44.45 (第2図状態)
が、スプリング51,520弾撥力によって内側に移動
する。このロックピストン44.45の移動により、ス
トッパ部材46は、第4図に示されるように、ロックピ
ストン44.45の円錐状の誘導部44b、、45bに
より誘導されて嵌合部44a。
45aに各々嵌合する。この状態では、上述のように、
リレーロッド37の変位が禁止され、左右後輪36a、
36bは中立状態に維持される。このように、左右後輪
36a、36bを操舵するための油圧系統に異常が発生
した場合には、操舵規制機構Fの作用により、左右後輪
36a、36bが中立状態に維持され、同後輪36a、
36bに外力が加わっても同後輪36a、36bがふら
つくことがなくなり、当該車両は通常の前輪(2輪)操
舵車として走行可能となる。
なお、上記第1の実施例においては、パワーシリンダ1
6の左右油室16b、16cの各油圧は、常にその大き
さが変更されることなく、第1及び第2制御ボー)31
b、31cに伝達されるようにしたが、該伝達される油
圧を車速■に応じて変更するようにした他の実施例につ
いて説明する。
この場合、後輪操舵制御装置Gは、第5図に示されるよ
うに、方向切換え弁53に加えて流量制御弁61.62
を備えている。流量制御弁61は導管P7.P8と導管
P9.PIOとの間であって方向切換え弁53の上流に
設けられ、導管P7゜P8から導管P9.PIOへの油
量を、同制御弁61に組付けられた電磁ソレノイド61
aの通電量に応じて制御する。流量制御弁62は導管P
9゜PIOから各々分岐した導管pH,PI3とリザー
バ21に接続した導管P13との間に設けられ、導管p
H,PI3から導管P13への油量を、同制御弁62に
組付けられた電磁ソレノイド62aの通電量に応じて制
御する。
各電磁ソレノイド61 a、53’a、62aには、上
記実施例の場合のように、電気制御回路63が接続され
ており、同制御回路63は車速センサ55からの車速■
を表す車速信号に応じて、電磁ソレノイド61a、53
a、62aを各々制御する第1乃至第3制御信号を出力
する。第1制御信号は、第6A図に示すように、車速■
がV1未満のとき流量制御弁61の開度を最大に維持し
、車速■が■1〜■2のとき同開度を車速■の増加に従
って最大から零に変化させ、車速Vが■2〜v3のとき
同開度を車速■の増加に従って零から中程度に変化させ
、かつ車速Vが■3以上のとき同開度を前記中程度に維
持するように、電磁ソレノイド61aの通電量を制御す
る信号である。第2制御信号は、第6B図に示すように
、車速Vが72未満のとき方向切換え弁53を第2状態
に設定し、かつ車速■が72以上のとき同切換え弁53
を第1状態に設定するように、電磁ソレノイド53aの
励磁、非励磁を制御する信号である。第3制御信号は、
第6C図に示すように、車速VがV1未溝のとき流量制
御弁620開度を零に維持し、車速Vがv1〜■2のと
き同開度を車速Vの増加に従って零から最大に変化させ
、かつ車速■が72以上のとき同開度を最大に維持する
ように、電磁ソレノイド62aの通電量を制御する信号
である。
なお、上記車速■1は車両の極低速と低速との境界を示
す値であり、車速v2は車両の低速と中速との境界を示
す値であり、かつ車速V3は車両の中速と高速との境界
を示す値である。なお、残りの部分は上記第1の実施例
と同じである。
上記のように構成した他の実施例の動作を、上記第1の
実施例の場合と異なる点についてのみ説明する。今、当
該車両が車速v1未満の極低速にて走行していれば、車
速センサ55により検出された車速■に基づき電気制御
回路63が出力する第1乃至第3制御信号により、流量
制御弁61の開度は最大に維持され(第6A図)、方向
切換え弁53は第2状態に設定され(第6B図)、かつ
流量制御弁62の開度は零に維持される(第6C図)。
これにより、パワーシリンダ16の左右油室16b、1
6cの各油圧は、上記第1の実施例の場合と同様に、そ
の大きさが変更されることなく第1及び第2制御ボート
31b、31cに伝達されるので、左右前輪11a、l
lbが操舵された場合には、左右後輪36a、36bも
、上記第1の実施例の場合と同様に、左右前輪11a、
11bに対し逆相に操舵され、かつその操舵量はパワー
シリンダ16の左右油室16b−,16c間の油圧差に
対応したものとなる。第6D図の破線は、左右前輪11
a、llbの操舵量を一定に保った条件下で、車速Vの
増加に応じてパワーシリンダ16の左右油室16b、1
6c間に発生する油圧差△P1の変化状態を示すもので
、この場合のようにパワーシリンダ16の左右油室IE
3b、16Cの各油圧が第1及び第2制御ボート31b
、31cにそのまま伝達される場合には、前記条件下に
おける第1及び第2制御ボー)31b、31c間の油圧
差ΔP2も、第6D図に破線で示すように変化する。そ
の結果、前記条件下において、左右後輪36a、36b
は、第6D図に実線で示すように、左右前輪11a、l
lbに対して逆相かつその操舵量が車速Vの増加に従っ
て増加するように操舵される。
また、当該車両が車速V1以上かつ車速v2来満て走行
していれば、上記場合と同様の第1及び第3制御信号に
より、流量制御弁61の開度は車速■の増加に従って最
大から零に変化するように制御され(第6A図)、方向
切換え弁53は第2状態に設定され(第6B図)、かつ
流量制御弁62の開度は車速■の増加に従って零から最
大に変化するように制御される(第6C図)。これによ
り、導管P7.P8における各油圧に対する導管P9.
PIOにおける各油圧の比は、流量制御弁61.62の
前記開度制御により車速■の増加に従って減少して車速
■2にて零になるように制御されるので、上記場合のよ
うに左右前輪11a。
11bの操舵量を一定に保った条件下で、パワーシリン
ダ16の左右油室16b、16c間の油圧差△P1が、
第6D図に破線で示すように、車速■に応じて増加して
も、第1及び第2制御ボート31b、31c間の油圧差
ΔP2は、第6D図に一点鎖線で示すように、車速■の
増加に従って減少して車速V2にて零になる。また、こ
の場合も、方向切換え弁53は第2状態に設定されてい
るので、前記条件下において、左右後輪3(3a、36
bは、第6D図に実線で示すように、左右前輪lla、
llbに対して逆相かつその操舵量が車速Vの増加に従
って減少して車速■2にて零になるように操舵される。
また、当該車両が車速72以上かつ車速V3未満て走行
していれば、上記場合と同様の第1乃至第3制御信号に
より、流量制御弁61の開度は車速■の増加に従って零
から中程度に変化するように制御され(第6A図)、方
向切換え弁53は第1状態に設定され(第6B図)、か
つ流量制御弁62の開度は最大に維持される(第6C図
)。これにより、導管P7.P8における各油圧に対す
る導管PlO,P9における各油圧の比は、流量制御弁
61.62の前記開度制御により、車速Vの増加に従っ
て零から増加するように制御されるので、上記場合のよ
うに左右前輪11a、llbの操舵量を一定に保った条
件下で、パワーシリンダ16の左右油室16b、16c
間の油圧差△P1が、第6D図に破線で示すように、車
速■の増加に従って増加すると、第1及び第2制御ボー
ト31b、31c間の油圧差△P2は、第6D図に一点
鎖線で示すように、車速■の増加に応じて零から増加す
る。また、この場合には、方向切換え弁53は第1状態
に設定されているので、前記条件下において、左右後輪
36a、36bは、左右前輪11a、llbに対して同
相かつその操舵量が車速■の増加に従って零から増加す
るように操舵される。
さらに、当該車両が車速73以上で走行していれば、上
記場合と同様の第1乃至第3制御信号により、流量制御
弁610開度は中程度に維持され(第6A図)、方向切
換え弁53は第1状態に設定されく第6B図)、かつ流
量制御弁620開度は最大に維持される(第6C図)。
これにより、導管P7.P8における各油圧に対する導
管PIO2P9における各油圧の比は、流量制御弁61
゜62の前記開度制御により、略一定に保たれる。
その結果、左右前輪11a、llbの操舵量を一定に保
った条件下で、パワーシリンダ16の左右油室16b、
16cの油圧差△Piが、第6D図に破線で′示すよう
に、車速Vの増加に応じて増加すると、第1及び第2制
御ボート31b、31a間の油圧差△P2は、第6D図
に一点破線で示すように車速Vの増加に従って増加し、
その増加率は上記車速■が■2以上■3未満の場合より
も小さくなる。また、この場合も、方向切換え弁53は
第1状態に設定されているので、前記条件下において、
左右後輪36a、36bは、第6D図に実線で示すよう
に、左右前輪11a、llbに対し同相かつその操舵量
が車速Vの増加に応じて上記車速■が■2以上■3未満
の場合も緩やかに増加するように操舵される。
このような動作説明からも理解できる通り、上記他の実
施例によれば、左右前輪11a、llbの操舵に伴い発
生しかつ車速■の増加に従って増加するパワーシリンダ
16の左右油室16b、160間の油圧差△P1を、流
量制御弁61.62の相互作用により車速■に応じて制
御して、第1及び第2制御ボート31b、31cに伝達
するようにしたので、同制御ボー)31b、31a間の
油圧差△P2により決定される左右後輪36a。
36Bの操舵量が低車速領域において小さ過ぎ、高車速
領域において大き過ぎる等の不具合がなくなり、当該車
両の走行性能及び操安性能が上記第1の実施例に比べさ
らに良好となる。
なお、上記動作説明では、左右後輪11a、11bの操
舵量を一定して説明したが、この操舵量が大きくなれば
、パワーシリンダ16の左右油室16b、16a間の油
圧差ΔP1も大きくなるので、この場合には、左右後輪
36a、36bの操舵量も大きくなることは当然である
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る後輪操舵装置の機構部
の縦断後面図、第2図は同機構部の一部横断上面図、第
3図は前記後輪操舵装置を備えた車両の全体概略図、第
4図は第3図の操舵規制機構の作動状態を示す図、第5
図は第3図の後輪操舵装置の一部を変形した他の実施例
を示す図、第6A図乃至第6C図は第5図の後輪操舵装
置の各種弁の制御状態を示す図、及び第6D図は同後輪
操舵装置による後輪の操舵状態を説明するための図であ
る。 符号の説明 A・・・前輪操舵機構、B・・・油圧アクチュエータ、
C・・・リンク機構、D・・・四方切換え弁、E・・・
パワーシリンダ、F・・・操舵規制機構、G・・・後輪
操舵制御装置、lla、11b・・・前輪、16・・・
パワーシリンダ、31a、31f・・・シリンダ、32
.42・・・ピストン、34.35・・・スプリング、
36a。 36b・・・後輪、37・・・リレーロッド、37a・
・・バルブスプール、41・・・バルブスリーブ、P1
〜P13・・・導管。 出願人  トヨタ自動車株式会社 代理人  弁理士 長 谷 照 − (他1名) 第4図 第6C図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 前輪の操舵を助勢する前輪用パワーシリンダの両油室間
    の油圧差に応じて後輪を操舵する前後輪操舵車の後輪操
    舵装置において、前記油圧差に応じて駆動量の制御され
    る油圧アクチュエータと、左右後輪を操舵可能に連結す
    るリンク機構と、前記油圧アクチュエータにより駆動さ
    れる入力部材及び前記リンク機構と一体的に動く出力部
    材からなり前記両部材の相対的変位に応じて作動油の給
    排を制御する四方切換え弁と、前記リンク機構に組付け
    られて前記作動油の給排に応じて左右後輪を操舵すると
    ともに前記出力部材を前記両部材の相対的変位をなくす
    方向に動かす後輪用パワーシリンダとを備えたことを特
    徴とする前後輪操舵車の後輪操舵装置。
JP16055986A 1986-07-08 1986-07-08 前後輪操舵車の後輪操舵装置 Pending JPS6317184A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0459529U (ja) * 1990-09-29 1992-05-21
KR20210062058A (ko) * 2018-12-06 2021-05-28 미츠비시 파워 가부시키가이샤 터빈 동익, 터빈 및 팁 클리어런스 계측 방법

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