JPS63171678A - 改質固体材料 - Google Patents

改質固体材料

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JPS63171678A
JPS63171678A JP62000218A JP21887A JPS63171678A JP S63171678 A JPS63171678 A JP S63171678A JP 62000218 A JP62000218 A JP 62000218A JP 21887 A JP21887 A JP 21887A JP S63171678 A JPS63171678 A JP S63171678A
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沓名 裕
Tsuneo Suhara
常夫 須原
Hiroshi Fukui
寛 福井
Masakiyo Nakano
中野 幹清
Takashi Ogawa
隆 小川
Okitsugu Nakada
中田 興亜
Yutaka Otsu
裕 大津
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、機能性部分少なくとも1個をもつシリコーン
ポリマーの皮膜を表面上に担持した改質固体材料に関す
る。特には本発明は、固体材料の好ましくは実質的に全
表面上をまず特定のシリコーンポリマーの皮膜で被覆し
、続いてそのシリコーンポリマーにスペーサー化合物を
結合し、更にこうして導入したスペーサー基の化学修飾
受容部分を化学修飾して機能性部分を導入することによ
って、その固体材料の表面活性を消失させ、共存する水
やアルコールによる表面からの水素の発生を回避し、更
に機能性部分を適切に選択することにより各種の機能(
液体クロマトグラフィー用充填剤、固定化酵素用担体等
)を付与させることのできる改質固体材料に関する。
本発明が対象とする固体材料は、常温で固体でありさえ
すれば、寸法、形状および材質は問わない。従って、0
.02μm程度の超微粉体から、龍のオーダーの粉体、
そしてclないしmのオーダーまたはそれ以上の大きさ
の物体が含まれる。また、本発明の固体材料の形状とし
ては、粉末状、繊維状、シート状、塊状等が含まれる。
更に、多孔質体、チューブ、スポンジ、フィルム、皮膜
、ビーズ、薄片等であることができる。また、1種以上
の材料の凝集体、成形体もしくは造形体、または複合体
等も含まれる。材質もまた任意である。例えば、無機材
料〔例えば、金属およびその誘導体(例えば金属酸化物
)、鉱物、セラミックス、コンクリート、ガラス〕およ
び有機材料〔例えば、生体物質(生体高分子例えば木材
、セルロース等、生体低分子等)、合成物質、有機顔料
等〕が含まれる。
本発明の固体材料は例えば流体透過材(例えばモノリス
担体または多孔質体)である、前記の流体透過材は例え
ばセラミックス(例えば活性アルミナ、コーディエライ
ト等)、メタル(アルミナ合金、鉄、ステンレススチー
ル等)、生体高分子(セルロース、キチン等)、カーボ
ンまたはガラスからなる。前記の流体透過材は、通常0
.001〜1000、czm、好ましくは0.01〜3
00 pm、更に好ましくは0.01〜10μmの口径
の多数のi3過日を備えている。形状は一般にシート状
、円筒状または板状である。
本発明の固体材料には粉体が含まれる。本明細書におい
て「粉体Jとは、0.02μm程度(超微粉体)から1
0鶴程度の物体を意味する。
本発明の固体材料には前記の流体透過材および粉体の他
に多くの態様が考えられる。以下、主に粉体(場合によ
り、流体透過材)に沿って本発明を説明するが、これは
説明の便宜のためであり、本発明を限定するものではな
い。
本発明による改質粉体は、それと共存する香料、油分ま
たは樹脂を変性または分解しない。従って、変質、変臭
および変色等の問題を起こさずに、例えば、化粧品、医
薬品、樹脂組成物、塗料、インキ、絵の具、装飾品、芳
香剤、磁性材料、固定化酵素、液体クロマトグラフィー
用充填剤および医療材料の分野で使用することができる
。更に、粉体を被覆するシリコーンポリマー皮膜中に含
まれる5i−H部分が実質的に無くなるかあるいは大幅
に減少するので、例えば乳化系中に有効に配合すること
ができる。また、各種の機能をもつ複合材料を提供する
こともできる。
〔従来の技術〕
粉体に官能基を導入する場合には、一般にシランカップ
リング剤が使用される。例えばシリカはシランカップリ
ング剤で簡単に処理することができる。しかし、亜鉛華
や二酸化チタンのようにシランカップリング剤で処理し
にくいものもある。
更に、シランカップリング剤を例えば金属酸化物に導入
する場合には、金属酸化物の表面上に存在する○H基と
シランカップリング剤とを反応させる。従って、シラン
カップリング剤によって導入される官能基は金属酸化物
に強固に結合することができない、更に、シランカップ
リング剤で処理すると、金属酸化物の実質的に全表面を
被覆したシリコーンポリマーを得ることはできない。従
って、金属酸化物の金属原子が表面に露出し、表面活性
を充分に封鎖することはできない。従って、シランカッ
プリング剤で処理した金属酸化物は、これを例えば化粧
料等に配合すると変質や変臭等の問題を起こすことがあ
る。更に、疎水性は若干あるものの、分散性をコントロ
ールすることはできない。
本発明者らは、前記の欠点を解消する次の手段を見出し
、その手段を別途出願の特願昭61−178269号「
改質粉体」に記載した。すなわち粉体表面をS i −
t1部分をもつシリコーンポリマー皮膜で被覆し、更に
5i−H部分にペンダント基を付加させてなる改質粉体
によって前記の欠点を解消することができる。
シリコーンポリマーで被覆した後でペンダント基を付加
する処理は、粉体の本来の性質を維持したままで、改良
された性質(例えば、疎水性、安定性)をもち、しかも
粉体の表面活性を消失させ(すなわち、共存する他の成
分の変質または分解を起こさない)、例えば乳化系に配
合することのできる改質粉体を与える点で有利である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、ペンダント基導入用の化合物には非常に
高価なものがあること、酸性または塩基性官能基を含む
ペンダント基はシリコーンポリマーの5i−H部分を加
水分解するため付加反応を阻害することがあること、沸
点の低いペンダント基の付加反応は加圧系で実施するこ
とがあること、また重合性の高いペンダント基を付加す
ると改質粉体の一部が強く凝集することがあること等、
更に改良が望まれる点もあった。
従って、本発明の目的は、従来技術の欠点を解消するだ
けでなく、本発明者等による前記発明の改良を提供する
ことにある。すなわち、本発明の目的は、粉体等の固体
材料の本来の性質を維持したままで、十分に改良された
性質をもち、しかも粉体等の固体材料の表面活性を消失
させ、更に工業的に有利な方法で製造することのできる
改質固体材料を提供することにある。
〔問題を解決するための手段〕
前記の目的は、 (a) 5i−t1部分またはその誘導体部分である反
応性部分少なくとも1個を含むシリコーンポリマー皮膜
を表面上に担持した固体材料を調製し、(b)前記反応
性部分と反応してそのSi原子と結合することのできる
Si結合性部分少なくとも1個および化学修飾受容部分
少なくとも1個をもつスペーサー化合物で前記工程(a
)の固体材料を処理し、前記反応性部分と前記Si接合
性部分とを反応させて前記スペーサー化合物をシリコー
ンポリマー皮膜に結合させ、そして (c)前記化学修飾受容部分を化学修飾して機能性部分
を導入させてなる、 機能性部分をもつシリコーンポリマー皮膜を表面上に担
持した改質固体材料によって達成することができる。
本発明は、前記工程(a)〜(C)で任意の固体材料を
順々に処理して固体材料の表面を改質するものである。
まず第1段階〔前記工程(a)〕では、固体材料の好ま
しくは実質的に全表面上にシリコーンポリマーの皮膜を
任意の方法で形成する。その際、シリコーンポリマー皮
膜上に反応性部分(すなわち、第2段階で使用するスペ
ーサー化合物のSi結合性部分と反応することのできる
部分)を用意する必要がある。
続いて第2段階〔前記工程(b)〕では、第1段階で用
意したシリコーンポリマー皮膜上の反応性部分に対応す
るSi結合性部分と、第3段階で実施する目的の化学修
飾に適した化学修飾受容部分とをもつスペーサー化合物
を選び、これを前記シリコーンポリマー皮膜に結合させ
、前記スペーサー化合物の残基であるスペーサー基を前
記シリコーンポリマー皮膜上に導入する。
更に、第3段階〔前記工程(C)〕では、前記スペーサ
ー基中に存在する化学修飾受容部分を化学修飾して、任
意所望の機能をもつ改質固体材料が得られる。
以下、本発明を詳述する。
本発明で改質される粉体は、特に制限されない。
その粉体の代表例としては、無機顔料、金属酸化物、金
属水酸化物、有機顔料、バール光沢材料、ケイ酸塩鉱物
、多孔質材料、カーボン、金属、生体高分子、雲母およ
び複合粉体が含まれる。これらの粉体は、1種類で処理
しても、または複数種類を組合せて処理してもよい、更
に、これらの粉体1種またはそれ以上の凝集体、成形体
、あるいは造形体を処理することもできる。更に、本発
明で処理される粉体は、その上にまたはその中に他の物
質(例えば、着色剤、UV吸収剤、医薬品、各種添加剤
)を含有していてもよい。
本発明による改質の第1段階においては、反応性部分少
なくとも1個をもつシリコーンポリマーの皮膜で粉体を
被覆する。
本明細書において、シリコーンポリマー皮膜上の「反応
性部分」はS i −11部分またはその誘導体部分か
らなる。5i−Hの誘導体部分には、例えばS i −
tlを加水分解して生成する5i−OH部分、またはS
i −OH部分を更にハロゲン化して生成するSi −
ハロゲン部分がある。
第1段階の被覆工程においては、反応性部分少なくとも
1個をもつシリコーンポリマーの皮膜を粉体表面上に形
成することができる限り、任意のシリコーン化合物を使
用することができる。
第1段階の被覆工程においては、5i−H部分生なくと
も1個をもつシリコーン化合物を使用することができ、
好ましくは一般式 %式%(1) (式中、RI、R2およびR3は相互に独立に水素原子
であるかまたはハロゲン原子少なくとも1個で置換され
ていることのある炭素数1〜10の炭化水素基であるが
、但し、R1とR2とR3とが同時に水素原子であるこ
とはないものとし、そしてR4、R11およびR&は相
互に独立に水素原子であるかまたはハロゲン原子少なく
とも1個で置換されていることのある炭素数1〜10の
炭化水素基であり、aはOまたは1以上の整数であり、
bは0または1以上の整数であり、Cは0または2であ
るが、但しCが0である場合にはaとbとの和が3以上
の整数であるものとし、そしてa+b+cの最大値は1
0,000であるものとする)のシリコーン化合物を使
用することができる。前記式(1)において基R1〜R
hは各々、各繰返し単位において各々異なるものである
ことができる。
前記式(1)のシリコーン化合物は2種の群からなる。
第1の群は、前記式(I)においてC=0の場合に相当
し、一般式 %式%() 〔式中、R’ % R” 、R3、aおよびbは前記と
同じ意味であるが、好ましくはR’ 、R”およびR3
が相互に独立にハロゲン原子少なくとも1個で置換され
ていることのある炭素数1〜4の低級アルキル基または
アリール基(例えばフェニル基)であり、aとbとの和
は3以上である〕で表される環状シリコーン化合物であ
る。
前記式(1)のシリコーン化合物の第2の群は、前記式
(1)においてc=2の場合に相当し、一般式 %式%() 〔式中、R1、R” 、R3、R’ % R” 、aお
よびbは前記と同じ意味であり、Cは2であるが、好ま
しくはR1−R6が相互に独立に炭素数1〜4個の低級
アルキル基またはアリール基(例えばフェニル基)であ
る〕 で表される鎖状シリコーン化合物である。
本発明による改質の第1段階の被覆工程は、各種の方法
(従来の被覆方法も含めて)によって実施することがで
きる。
例えば、高分子シリコーン化合物を有機溶媒(例えば、
クロロホルム、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、アセト
ン)と溶解し、この中に粉体を分散させて分散液を調製
し、この分散液を加熱して溶媒を蒸発させ、粉体表面上
に皮膜を形成させることによってシリコーンポリマーの
皮膜で粉体を被覆することができる。更に、前記の分散
液をスプレードライヤーで乾燥することによって皮膜を
形成することもできる。あるいは、前記高分子シリコー
ン化合物の貧溶媒の中に前記分散液を注ぐか、もしくは
その分散液中に貧溶媒を注いで粉体表面上に不溶化シリ
コーン化合物を付着させてその皮膜を形成させることに
よって粉体の被覆を実施することができる。
前記の被覆処理は、液体状の高分子シリコーン化合物と
粉体とを例えばボールミルの中でメカノケミカルに処理
することによって実施することもできる。
更に、in 5itu重合法のように、粉体の表面上に
おいて触媒の存在下でシリコーン化合物モノマーを重合
させることによってシリコーンポリマーの皮膜で粉体を
カプセル化することができる。
別法として、本発明による改質の第1段階の被覆工程を
、改質すべき粉体の実質的に全表面上に広く分布する活
性点を利用して実施することができる。本明細書におい
て「活性点」とは、シロキサン結合(Si−0−St)
または5t−H(ヒドロシリル)基をもつシリコーン化
合物の重合を触媒することのできる部位であり、例えば
、酸点、塩基点、酸化点または還元点を意味する。
活性点を利用する被覆工程においては、シリコ−ン化合
物を、それ自体の蒸気の形、適当な溶媒に溶かした溶液
の形、またはそれ自体の液体の形で、前記の各種粉体と
接触させ、粉体の表面上で重合させることができる。
液体の形のシリコーン化合物それ自体を直接に粉体と接
触させる処理(以下、液相処理と称することがある)は
、適当な混合機例えば回転ボールミル、振動式ボールミ
ル、遊星型ボールミル、サンドミル、アトライター、パ
グミル、ボニミキサー、プラネタリ−ミキサー、播潰機
等の中に粉体を装入し、メカノケミカルに処理すること
によって実施する。この液相処理では粉体の形状が変化
することがあるので注意を要する。この液相処理に使用
するのが好ましい粉体は、例えば、タルク、雲母または
球状樹脂(例えば、ナイロン、ポリエチレン、セルロー
ス)と微粉体(例えば顔料)との混合物である。タルク
、雲母または球状樹脂と顔料とを混合しながらその混合
物をシリコーン化合物で処理すると、コアとしてのタル
ク、雲母または球状樹脂が顔料およびシリコーン樹脂で
被覆される。
液相処理の別法として、前記シリコーン化合物の溶液と
粉体とを接触させることもできる。シリコーン化合物の
溶媒としては、有機溶媒例えばクロロホルムまたはヘキ
サンを使用することができる。前記の溶媒中に前記シリ
コーン化合物1〜50重量%を含有する溶液を調製し、
その中に粉体を分散させ、続いて加熱して溶媒を蒸発さ
せると共にシリコーン化合物を表面上で重合させるか、
または前記の溶液を粉体に直接噴霧し、続いて同様に加
熱して溶媒を蒸発させシリコーン化合物を重合させるこ
とができる。
この液相処理に使用することのできる粉体は、濾過が容
易な粉体例えばタルク、雲母等である。
また、液相処理に適したシリコーン化合物は、例えば前
記式(1)においてa+b+cが10,000以下のも
のである。
前記シリコーン化合物を蒸気の形で粉体と接触させる(
以下、気相処理と称することがある)こともできる。気
相処理の基本的な態様を具体的に説明すれば、(例えば
100℃以下の)密閉された部屋に粉体とシリコーン化
合物(例えば環状オルガノシロキサン)とを別々の容器
に入れて上部を開放しておくだけで良い。この状態では
シリコーン化合物がその温度での分圧で気化し、粉体上
で吸着平衡を保つ。密閉された部屋から処理済の粉体を
取出した時に、粉体に活性がなかったならばシリコーン
化合物が脱着し、粉体は元の表面に戻ってしまうことに
なるが、粒子表面に活性点を有する粉体の場合には重合
活性があるのでシリコーン化合物が粉体上で重合し、従
って粉体表面のシリコーン化合物の分圧が下がるため容
器中のシリコーン化合物から気化し供給される。このよ
うな順序で表面重合が生じるためにシリコーン化合物は
この系の中で必要な量だけ供給され、無駄がない。気相
処理はこのような簡単な原理に基づくため、特別な装置
は必要としない0例えば、任意の密閉された部屋(例え
ば恒温に保てる密閉した部屋)例えばガス滅菌装置また
は恒温槽を使用することができる。また、少量処理には
デシケータ−を用いることができる。しかし理想的には
処理後脱気できる装置が望ましく、ガス滅菌装置を用い
るのがよい。密閉部屋内の粉体を連続的にまたは断続的
に攪拌すると、粉体とシリコーン化合物蒸気との接触を
望ましいものにすることができる。
気相処理の別の態様によれば、120℃以下好ましくは
100℃以下の密閉部屋の中に粉体だけを予め装入して
おき、別の120℃以下の密閉部屋において予め決めた
分圧でシリコーン化合物を気化させ、前記粉体を装入し
である部屋の中に例えばパイプによって気化シリコーン
化合物を導入することができる。前記の系の圧力につい
て特に制限はないが、重合を200mHg以下好ましく
は100龍Hg以下の圧力下で実施するのが好ましい。
いずれの態様においても、処理時間は30分〜150時
間であり、その後で、未重合シリコーン化合物を脱ガス
によって除去し、所望の生成物を得る。
気相処理の他の態様によれば、キャリアーガスとの混合
ガスの形のシリコーン化合物を(例えば粉体表面に供給
することによって)接触させることにより、粉体を処理
することができる。シリコーン化合物とキャリアーガス
との混合は、シリコーン化合物の蒸気圧が1鶴Hg以上
好ましくは100u+Hg以上になるまで、シリコーン
化合物を例えば必要により加熱し、続いてキャリアーガ
ス流をシリコーン化合物中へまたはシリコーン化合物の
表面上へ導入することによって実施することができる。
キャリアーガス流の供給速度は、例えば、シリコーン化
合物の蒸気圧、粉体の種類および量、並びに処理容器の
容量によって適当に決定することができる。30分−・
150時間で処理できるように調整するのが好ましい。
キャリアーガスとしては、不活性気体例えば窒素、アル
ゴン、ヘリウム等が好ましいが、空気や前記不活性気体
中に水蒸気、メタノール蒸気またはエタノール蒸気を気
体分子状態で混合した混合気体を使用することもできる
前記の気相処理によれば、シリコーン化合物を含む混合
ガスと被改質粉体とを接触させる。混合ガスはシリコー
ン化合物を飽和蒸気として含有しているので、接触・反
応温度を混合ガスの温度と同じかまたは高くすることが
必要である。接触・反応温度が混合ガスの温度よりも低
いと、シリコーン化合物が結露して粉体が凝集した形で
処理され易いからである。強い活性点が表面に多くある
粉体を混合ガスで処理すると、粉体はスラリー化し易い
。この場合には、接触・反応温度を供給混合ガスの温度
以上にすること及びシリコーン化合物を含まないキャリ
アーガスを同時に供給してシリコーン化合物の飽和蒸気
圧に対する相対圧力を低下させて処理すると良い。
シリコーン化合物とキャリアーガスとを別々に導入して
、反応槽内で混合することもできる。
以上のように、気相処理には、シリコーン化合物とキャ
リアーガスとの混合ガスを粉体表面に供給することによ
り、シリコーン化合物の分子を連続的に粉体に吸着させ
、表面の活性点を利用して重合させる態様のものが含ま
れる。
前記の気相処理は本発明が対象とするすべての粉体に有
利に実施することができる。特に超微粒粉体、多孔質材
料、バール顔料、有機顔料等は気相処理を利用するのが
好ましい。これらの粉体を気相処理で処理するとシリコ
ーンポリマーの超薄膜が形成され、粉体の超微細性、多
孔性、パール効果等を維持することができる。また、酸
化され易い金属を、その生成後ただちに気相処理するこ
とによって、酸化に対して安定な金属粉体を得ることが
できる。気相処理に適したシリコーン化合物は、前記式
(I)においてa+b+c=3〜l。
特に3〜7の化合物である。特に好ましいシリコーン化
合物は以下のとおりである。
前記化合物(A)、(B)および(C)等は単独でまた
はそれらを任意に組合せて使用することができる。
気相処理に適した環状シリコーン化合物としては、例え
ばジハイドロジェンヘキサメチルシクロテトラシロキサ
ン、トリハイドロジエンペンタメチルシクロテトラシロ
キサン、テトラハイドロジエンテトラメチルシクロテト
ラシロキサン、ジハイドロジェンオクタメチルシクロプ
ンタシロキサン、トリハイドロジエンへブタメチルシク
ロペンタシロキサン、テトラハイドロジエンヘキサメチ
ルシクロペンタシロキサンおよびペンタハイドロジエン
ペンタメチルシクロペンタシロキサンを挙げることがで
きる。これらの化合物はそれらを単独で、または任意に
組合せて使用することができる。
気相処理に適した直鎖状シリコーン化合物の具体例とし
ては、1,1.1,2,3.4,4.4−オクタメチル
テトラシロキサン、1,1,1,2.3,4.5.5.
5−ノナメチルペンタシロキサン、および1,1,1.
2,3,4.5.6,6.6−ゾカメチルヘキサシロキ
サンを挙げることができる。
一般には、分子中に5i−H部分少なくとも2個をもつ
シリコーン化合物が好ましい。しかしながら、水素原子
の量が多くなり過ぎて水素原子2個と結合したケイ素原
子を含むシリコーン化合物は入手が困難になる。
粉体表面上を被覆するシリコーンポリマー皮膜の構造に
は2種類のものがある。すなわち、重合がシロキサン結
合(−5t −0−St −)によって起きると、得ら
れるシリコーンポリマーは一3i−0−Si一単位を含
む直鎖構造をもち、好ましくは重量平均分子量20万以
上になる。
一方、重合が少量または痕跡量のHtoまたは0□の存
在下におけるヒドロシリル結合(Si−H)の脱水素反
応によって起きる場合には、S i −11部分の以下
の重合: 古 から誘導される 人 占 単位をもつ網状構造を、シリコーンポリマーが含むこと
になる。
好ましい網状ポリマーは、全ケイ素原子の5〜90%好
ましくは20〜80%がポリマー皮膜中で前記の ^ 占 単位に変換したものである。この単位の含量は、ポリマ
ー皮膜中のメチル基の赤外吸収スペクトルから求めるこ
とができる。
この第1段階における処理粉体のシリコーンポリマーの
被覆量は、粉体の種類および粉体の表面積によって異な
るが、被覆後の粉体の全重量を基準として、0.005
〜95重量%であることが好ましい。
本発明による改質処理の第1段階の被覆工程を実施する
前に、粉体に任意の通常の処理(例えばアルカリ洗浄、
酸洗浄、プラズマ処理)を行うことができる。粉体が多
数の酸点をもつもの(例えば、カオリナイト、酸化鉄、
マンガンバイオレット)である場合には、アルカリ洗浄
を行っておくことが好ましい、なぜなら、続いて本発明
により、シリコーン化合物を接触させて表面重合させる
と、架橋構造をもつシリコーンポリマー皮膜が形成され
易くなるからである。
更に、第1段階の処理工程の前に、色素や紫外線吸収剤
を粉体に吸着させてお(と、それらの色や紫外線吸収機
能を有した粉体を得ることができる。また、粘土鉱物の
層間に紫外線吸収剤をインターカレートしたものについ
ても、ただ単に眉間に入れただけでは不安定で溶剤等で
脱離する場合があるが、本発明により、更にシリコーン
ポリマーで被覆しておけば脱離しない。
紫外線吸収剤を粉体に吸着させた場合には、新らしく活
性点が生じる場合があり、この場合はシリコーン化合物
モノマーを接触させることによって紫外線吸収剤吸着表
面上でポリマーが生成される。使用する紫外線吸収剤と
しては、2−ヒドロキシ4−メトキシベンゾフェノン、
2,2′−ジヒドロキシ4,4′−ジメトキシベンゾフ
ェノン、2.2′−ジヒドロキシ4,4′−ジメトキシ
ベンヅフェノン硫酸、2.2’ 、 4.4’−テトラ
ヒドロキシベンゾフェノン、2.2’−ジヒドロキシ4
.4′−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ4
メトキシベンゾフエノン硫酸塩、2−(2−ヒドロキシ
−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、バラジ
メチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、バラジメチ
ルアミノ安息香酸アミル、2,5−ジイソプロピルケイ
皮酸メチル、ウロカニン酸等を挙げることができる。
本発明の改質の第1段階の被覆工程において粉体上に形
成されるシリコーンポリマーは、例え&f、−船式 %式%) (式中、R21、R2″、RlI、R25およびRZ 
b lよ相互に独立に炭化水素基特に低級アルキル基ま
たしよアリール基であり、R11は水素原子または炭化
水素基特にアルキル基またはアリール基であり、Xは1
以上の整数であり、yおよび2は0また番ま1以上の整
数であって、Xとyとは の関係を満足するものであるものとする)で表される、
特に(重量平均)分子量20万以上のものである。分子
量が20万以上の前記シリコーンポリマーはクロロホル
ム等の溶媒で処理しても溶出されることがなく、粉体上
において完全な被覆を形成することができる。従って、
この段階の処理粉体であっても、前記の従来技術のもの
と比べて優れた性質をもっている。
前記式(If)において、100x/ (x + y)
の値が大きくなるのに従ってシリコーンポリマーの網目
構造が多くなり、溶媒系に入った場合にも遊離する可能
性が小さくなる。Xとyとの割合は赤外吸収スペクトル
から算出することができる。
前記式(n)のシリコーンポリマーの代表例としては、
式 %式%) C式中、RlIおよびRz3は低級アルキル基例えばメ
チル基もしくはエチル基またはアリール基例えばフェニ
ル基であり、Xとyとは前記式(II)で与えた意味で
ある〕 で表されるポリマー、または式 %式%) (式中、RzIおよびR1は低級アルキル基またはアリ
ール基であり、R1は水素原子、アルキル基またはアリ
ール基であり、Xとyとは前記式CIりで与えた意味で
ある) で表されるポリマーを挙げることができる。
式(n)のシリコーンポリマーの更に具体的な例として
は、 (CH3Si01/z ) x  ((CHs)HSi
O) y、(CHzSi(hzt ) −((CHz)
tlsiO) −(CHz)zSiO+z□〕2、 (CHzSi(hzz ) X  ((CJs)HSi
O) y、(CH3Si(hzt ) +1  ((C
sH++)tlsio ) y %(CH3Si(hz
t 3 x  ((C1■+t)HSiO) y、(C
HsSiOsz□) X  ((CJ+5)HSiO)
 y、(CHISiO:+/z )ヨ ((CH3)H
SiO) ?((CHz)ssio+z□〕2、 (CHzSi(hzt ) x  ((Czlls)H
SiO) y((C1(s)zsio+7g) z  
、(CHsSiOz/z ) x  ((Csll++
)I(SiO) y((Ctls)ssio+z□〕8
、 (CLSiOzzt ) −((CaLt)l(StO
) −(CH3Si01/z  ) s  、(CH3
Si(hzz )、 ((CJ+1))lsio ) 
y((C)li)iSiO+zz) −、等を挙げるこ
とができる。
この第1段階における処理粉体のシリコーンポリマーの
被覆量は、粉体の種類および粉体の表面積によって異な
るが、約0.1〜50重量%、好ましくは0.1〜20
重量%、更に好ましくは0.2〜5.0重量%である。
0.1重量%未満の場合は、粉体に有効な安定性を付与
するうえで最適ではなく、逆に50重量%を超える場合
は、粉体同志の結合が進行して凝集が生じ分散性の点で
最適ではない。
粉体表面上に被覆されるシリコーンポリマー皮膜の構造
には2種類のものがある。すなわち、重合がシロキサン
結合(−5i−0−5t  ) ニヨって起きると、得
られるシリコーンポリマーは一3i −0−5t一単位
を含む直鎖構造をもち、好ましくは重量平均分子量20
万以上になる。
一方、重合が少量または痕跡量のR20または0□の存
在下におけるヒドロシリル結合(Si−H)の脱水素反
応によって起きる場合には、5t−t1部分の以下の重
合: 古 から誘導される 占 単位をもつ網状構造を、シリコーンポリマーが含むこと
になる。
好ましい網状ポリマーは、全ケイ原子の20%以上がポ
リマー皮膜中で前記の ^ 占 単位に変換したものである。この単位の含量は、ポリマ
ー皮膜中のメチル基の赤外吸収スペクトルから求めるこ
とができる。
シリコーンポリマーの皮膜を形成するために粉体と接触
させる前記式(1)のシリコーン化合物は2種の群から
なる。第1の群は、前記式(1)においてC−0の場合
に相当し、一般式(R’H3iO)m (R”R’5i
O)b      (III)〔式中、R’ s R”
 、R’ 、aおよびbは前記と同じ意味であるが、好
ましくはR1、RtおよびR3が相互に独立にハロゲン
原子(特にフッ素原子)少なくとも1個で置換されてい
ることのある炭素数1〜4の低級アルキル基またはアリ
ール基(例えばフェニル基)であり、aとbとの和が3
〜100特には3〜7である〕 で表される環状シリコーン化合物である。好ましい環状
シリコーン化合物は例えば式 (式中、R1は低級アルキル基例えばメチル基もしくは
エチル基またはアリール基例えばフェニル基であり、a
は3〜7である) で表される化合物(R’がメチル基の化合物が入手し易
い)、または式 〔式中、R1およびR2は低級アルキル基またはアリー
ル基であり、R3はアルキル基または了り−ル基であり
、aとbとは同記式(III)で与えた意味であるが、
但しa+bは3〜100であるものとする) で表される化合物、または式 (式中、R2およびR3は水素原子、アルキル基または
アリール基であり、bは正の整数である)で表される化
合物、または式 (式中、R2およびR3は相互に独立に水素原子、炭素
数1〜6の炭化水素基、または炭素数1〜6のフッ化炭
化水素基であり、bは正の整数である)で表される化合
物である。
前記式(III)の環状シリコーン化合物の代表例を挙
げれば以下のとおりである。
更に、式(I[I)の環状シリコーン化合物の具体例と
しては、ジハイドロヘキサメチルシクロテトラシロキサ
ン、トリハイドロペンタメチルシクロテトラシロキサン
、テトラハイドロテトラメチルシクロテトラシロキサン
、ジハイドロオクタメチルシクロペンタシロキサン、ト
リハイドロヘフタメチルシクロペンタシロキサン、テト
ラハイドロヘキサメチルシクロペンタシロキサン、ペン
タハイドロペンタメチルシクロペンタシロキサン等を挙
げることができる。
1分子中に水素原子が2個以上存在するものが望ましい
。また、水素原子が多すぎるものはケイ素原子に水素原
子が2個結合したものが存在するので入手が困難である
前記式(1)のシリコーン化合物の第2の群は、前記式
(1)においてC=2の場合に相当し、一般式 %式%() 〔式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、aおよ
びbは前記式(1)で与えた意味であり、Cは2である
が、好ましくはR1−R6が相互に独立にハロゲン原子
(特にフッ素原子)少なくとも1個で置換されているこ
とのある炭素数1〜4個の低級アルキル基またはアリー
ル基(例えばフェニル基)であり、aとbとの和が1〜
100特には2〜5である〕 で表される鎖状シリコーン化合物である。
直鎖状シリコーン化合物は例えば式 %式%) (式中、R1およびR3〜R&は低級アルキル基または
アリール基であり、R2はアルキル基またはアリール基
であり、aは正の整数であり、bは0または正の整数で
あり、そしてCは2である)で表される化合物、または
式 %式%() (式中、R2−R6は水素原子、アルキル基またはアリ
ール基であり、bは正の整数であり、そしてCは2であ
る) で表される化合物、または式 %式%) (式中、R! 、 R6は相互に独立に水素原子、炭素
数1〜6の炭化水素基または炭素数1〜6のフッ化炭化
水素基であり、bは正の整数であり、そしてCは2であ
る) で表される化合物を挙げることができる。
式(IV)の直鎖状シリコーン化合物の代表例としては
、式 1式中、aは好ましくは1〜500 、特に好ましくは
2〜5である) で表されるメチル水素ポリシロキサン油を挙げることが
できる。
また、5i−H基を少なくして反応をゆっくりと進めた
い場合は、式 (式中、a+bは1〜5ooテアル) で表されるメチル水素ポリシロキサン油を使用すること
ができる。前記式(IVd)および式(IVe)のいず
れにおいても、1分子中に水素原子が2個以上存在する
ものが望ましい。また、式(IVd)および式(IVe
)中の1個またはそれ以上のメチル基が、エチル基、プ
ロピル基またはフェニル基等1個またはそれ以上で置き
換えたものを使用することもできる。
なお、前記式(rV)において、水素原子が多すぎるも
のはケイ素原子に水素原子が2個結合したものが存在す
るので、入手が困難である。
式(III)の直鎖状シリコーン化合物の具体例として
は、1.Ll、2,3,4,4.4−オクタメチルテト
ラシロキサン、1.1.1.2.3.4.5.5.5−
ノナメチルペンタシロキサン、および1.1.1.2.
3.4,5,6,6.6−ゾカメチルヘキサシロキサン
を挙げることができる。
なお、前記の気相処理の特徴は、シリコーン化合物が1
00℃以下の温度で気化する低い分圧状態の中に粉体を
放置し、分子状態で粉体に吸着させ、表面の活性点から
重合していくのを利用した省エネルギー型の処理方法で
あり、従来の処理剤を噴霧し熱で重合させる方法とは全
く異なるものである。以上のような気相処理は次のよう
な特徴をもっている。
(1)焼付処理を行わず、粉体表面で重合させているた
め省エネルギー上有効であり、しかも色の変化がない。
(2)粉砕力を用いていないため、省エネルギー上有効
であり、しかも粒子の変化や凝集がない。
また粉砕力による色の変化もない。
(3)処理が簡単で処理剤の無駄がなく、気相処理のた
め均一に処理できる。
(4)処理粉体の撥水性や表面活性の封鎖は、はぼ完全
である。
(5)超微粉体(例えば、粒子径0.005〜0.05
μmのもの)を、望ましくない凝集を起こすことなく、
均一で薄いシリコーンポリマーで有効に被覆することが
できる。
以上のように、本発明の第1段階では、シリコーン化合
物1種またはそれ以上と粉体とを例えば各別の開放容器
に入れ、これらの容器を共通の密閉系に放置しておくと
シリコーン化合物が粉体表面に分子状で吸着する。
この状態では、シリコーン化合物がその温度での分圧で
気化し、粉体上で吸着平衡を保っている。
ここで粉体に重合活性がなかったならば取出したときに
シリコーン化合物が脱着し、粉体は元の表面に戻るので
あるが、重合活性があれば粉体上で重合する0重合する
と、粉体表面のシリコーン化合物の分圧が下がるため容
器中のシリコーン化合物がさらに気化し供給される。
表面で重合を起こすためには一般に熱を用いるか、また
は重合用触媒を用いるが、本発明者らの得た知見による
と、本発明で対象とする粉体すなわち無機顔料、金属酸
化物、金属水酸化物、有機顔料、パール光沢材料、ケイ
酸塩鉱物、多孔質材料、カーボン、金属、生体高分子、
雲母および複合粉体等の表面には、開環重合させる触媒
作用および5i−II基同志を架橋し5t−0−3tの
結合を生成させる触媒作用のあることがわかった。
粉体表面に吸着したシリコーン化合物は、この表面活性
によって次々と架橋した網目状のシリコーンポリマーの
皮膜を形成する。このようにして粉体表面がシリコーン
ポリマーの皮膜で被覆されると、粉体の表面活性点が封
鎖されてしまい、その後の吸着、架橋反応が進行せず皮
膜形成が停止する。その後脱気すると、未反応のシリコ
ーン化合物が除去され、シリコーンポリマーのみが被覆
された粉体が製造できる。
粉体とシリコーン化合物との放置温度は100’t:以
下で充分であり、従来必要とされている150℃の温度
は必要ないが、これは前記の粉体に表面活性があるから
である。
処理する粉体は前もって乾燥させておいても、また、あ
る程度水分を含有させておいてもよい。
このようにシリコーンポリマーの皮膜を被覆した粉体を
得るには高温加熱の必要はないが、粉体の種類(熱に対
する抵抗性)に応じて例えば300 ”C1200℃、
または140℃程度に加熱してもよく、この場合には前
記式(If)における100x/(x+y)の値が大き
くなるだけで本発明の範囲を超えることはない。
以上のように、本発明によれば、まずシリコーン化合物
を粉体表面に接触させ、粉体の表面全体に分布する活性
点の存在により、前記シリコーン化合物を重合させる。
従って、均一で薄いポリマー皮膜が形成される。シリコ
ーンポリマーの薄層が形成された後では、その上には重
合は実質的に起らない。従って、シリコーンポリマー皮
膜の厚さは一般に3人〜30人である。一方、熱重合を
起こさせた場合には、薄層を形成する重合は不可能であ
る。更に、触媒存在下で重合させた場合には、重合が主
に触媒の周囲で起るので、粉体の表面だけを均一に被覆
することは不可能である。
前記のシリコーンポリマーの均一で薄い皮膜の形成は、
前記の固相処理でも行うことができるが、液相処理を利
用する方が容易であり、特には気相処理で実施するのが
最も好ましい。
本発明による改質の第1段階おいては、前記の処理によ
って粉体表面上に形成されるシリコーンポリマー中に未
反応5t−H部分が残在する。
すなわち、前記のシリコーン化合物を粉体表面に接触さ
せて重合を行わせると、粉体表面で5i−)1基同志の
架橋が生じ、網目構造が形成されて表面がシリコーンポ
リマーの皮膜で被覆されるが、立体障害等のために架橋
が100%は進行しない。そのため残存の5i−H部分
が存在し、アルカリや酸のような苛酷な条件では若干不
安定となる傾向がある0本発明では、後述する第2段階
で、この残存5i−H部分にスペーサー化合物を結合さ
せるので、一般に安定な粉体を得ることができる。
本発明の第1段階では、前記の処理によって形成された
シリコーンポリマー皮膜中の反応性部分である5i−H
部分を所望により別の反応性部分すなわち5i−Hの誘
導体部分に変えることができる。
例えば、5i−H部分を公知の方法(例えば酸または塩
基)によって加水分解して5i−OH部分に変える。ま
た、その5t−OH部分を例えばハロゲン化チオニルに
よってハロゲン化し、Si−ハロゲン部分(例えば5t
−CIl)に変える。
前記の反応性部分の変換は、第2段階で使用するスペー
サー化合物の種類、第3段階で実施する化学修飾の種類
等に応じて適宜選択すればよい。
本発明の改質の第2段階においては、スペーサー化合物
を使用する。そのスペーサー化合物は、St結合性部分
少なくとも1個と化学修飾受容部分少なくとも1個とを
、スペーサー化合物本体に含む化合物である。
rSi結合性部分」とは、前記の第1段階によってシリ
コーンポリマー皮膜内に用意した反応性部分と反応して
、そのSi原子と結合することのできる部分を意味する
。従って、前記の反応性部分が5i−H部分である場合
には、Si結合性部分は、例えば炭素−炭素二重結合も
しくは三重結合、またはOH末端基もしくはSH末端基
をもつ部分である。反応性部分が5i−OH部分である
場合のSt結合性部分は、代表的には、シランカップラ
ーの結合部位例えばハロゲン原子、アルコキシ基(例え
ばメトキシ基またはエトキシ基)、OH基等をもつ部分
である。反応性部分がSi −ハロゲン部分である場合
のSi結合性部分は、例えば遊離アミノ基、モノもしく
はジ置換アミノ基またはハロゲン化マグネシウム基等を
もつ部分である。
「化学修飾受容部分」とは、化学の分野において一般に
知られているすべての種類の化学修飾を受けることので
きる部分を意味する。
「化学修飾」とは、化学的な処理をすべて含む。
例えば、転位反応、異性化反応、分解反応、脱離反応、
加溶媒分解反応、エステル化反応、同位体交換反応、置
換反応、付加反応、縮合反応、酸化反応、還元反応、更
にはニトロ化、スルホン化、ハロゲン化、アミノ化、ジ
アゾ化、アルキル化、アシル化等が含まれる(これらの
反応の列記は例示であって、本発明の化学修飾を限定す
るものではない)。
従って、前記の化学修飾受容部分は、任意の手段によっ
て化学的活性を示す部分である。例えば、脂肪族炭素−
炭素不飽和基、芳香族環、脂環式不飽和基、飽和もしく
は不飽和の複素環式環、ハロゲン原子、カルボン酸基、
過酸基、チオカルボン酸基、スルホン酸基、スルフィン
酸基もしくはスルフェン酸基またはそれらのエステル基
もしくは塩の基、酸無水物基、酸ハロゲン化物基、アミ
ド基、ヒドラジド基、イミド基、シアノ基、イソシアノ
基、シアナト基、イソシアナト基、チオシアナト基、イ
ソチオシアナト基、ホルミル基、オキソ基、チオホルミ
ル基、チオキソ基、ヒドロキシ基、メルカプト基、アミ
ノ基、イミノ基、エーテル基、スルフィド基等である(
これらの基は例示であって、前記の化学修飾受容部分を
限定するものではない)。
「スペーサー化合物本体」は前記のSi結合性部分と前
記の化学修飾受容部分とをその末端または内部に含む、
化学的に不活性の部分であり、一般には飽和炭化水素基
からなる。スペーサー化合物がSi結合性部分と化学修
飾受容部分とだけからなり、スペーサー化合物本体が存
在しなくて1よい。スペーサー化合物は複数個の前記の
SS結合性部分および(または)化学修飾受容部分を含
んでいることができる。
スペーサー化合物のSi結合性部分と、シリコーンポリ
マー皮膜の反応性部分との反応は、前記の化学修飾受容
部分に影響を与えない条件(後の第3段階における化学
修飾の操作に支障がなければ、化学修飾受容部分が前記
の反応によって変化しても問題はない)で実施する。場
合により、化学修飾受容部分を保護するのが好ましい。
各種官能基とその保護手段は公知の方法を使用すればよ
い。
本発明の第2段階の目的は、シリコーンポリマー皮膜中
の反応性部分とスペーサー化合物のSi結合性部分とを
反応させてスペーサー化合物をシリコーンポリマー皮膜
に結合させることにより、化学修飾受容部分をもつスペ
ーサー基(スペーサー化合物の残基)をシリコーンポリ
マー皮膜上に導入させることにある。
前記の反応性部分が5i41部分である場合には、Si
結合性部分としてOH基またはSH基をもつ化合物例え
ばアミノ酸(例えばシスティン)を使用することができ
る。更に、Si結合性部分として炭素−炭素二重結合ま
たは三重結合少なくとも1個をもつ不飽和化合物を使用
することができる。
適当な不飽和化合物は一般式(Vl) (式中、R11、R1! 、 R11およびR”は相互
に独立に、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、メルカプ
ト基、アシルオキシ基、アルコキシ基、アミノ基、ニト
ロ基、カルボキシル基、スルホ基、あるいは炭素数1〜
30の置換または非置換の炭化水素基[例えば脂肪族基
(例えば、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基)
、芳香族基(例えば、フェニル基、ナフチル基)、複素
環式基(例えばペテロ原子として窒素原子、酸素原子ま
たはイオウ原子1個以上を含むもの)、脂環式基(例え
ば、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロア
ルキニル基)、スピロ化合物残基またはテルペン化合物
残基]であるか、あるいはR11とRI3とは炭素−炭
素結合を意味し、−C=C−と−緒になって−C=C−
を形成することができ、あるいはRI2とRI4とは−
C=C−と一緒になって脂環式基を形成することができ
るものとする但し、R1〜R”のすべてが同時に水素原
子、飽和脂肪族基および飽和脂環式基のみからなること
はないものとする) の化合物である。
前記式(Vl)において炭化水素基R’=R”は、式(
V[)の化合物における二重結合または三重結合の他に
、化学修飾受容部分として、1個以上の不飽和炭化水素
基(例えば前記式(VI)に例示したもの)および(ま
たは)1個以上の官能基で置換されていることができる
。官能基の代表例としては、ハロゲン原子、アミノ基、
カルボキシル基、スルホ基、メルカプト基、エポキシ基
、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アルコキシ基、アルコ
キシカルボニル基、アシル基、ビニル基、アシルオキシ
基、ジアルキルアミノ基、4級アンモニウム基、アミド
基、ポリアルキレンエーテル基を挙げることができる。
好ましいスペーサー化合物は、末端に二重結合を有し他
方の末端に反応性官能基を有する不飽和化合物であり、
例えばアリルグリシジルエーテル、スチレン、アリルベ
ンゼン、アリルフェニルエーテル、アリルフェノール、
臭化アリル、塩化アリル、ヨウ化アリル1.アリルアル
コール、アリルアミン、4−アリルベラトール、2−(
アリルオキシ)エタノール、アリルイソシアネート、N
−アリルジメチルアミン、N−アリルジエチルアミン、
1−アリル−3,4−ジメトキシベンゼン、イソチオシ
アン酸アリル、アリル酢酸、p−ビニルアニリン、アリ
ルスルホン酸、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリ
エトキシシラン、ビニル酢酸、2−ビニルナフタレン、
2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−ビニル
−2−ピロリドン、ポリオキシエチレン了りルエーテル
(OE単位1〜9)、アセチレン、3−クロロプロピル
ジメチルビニルシラン、1−オクチン1,7−オクタジ
インなどが挙げられる。
、  5t−H部分に対する付加反応は、第1段階の処
理後の粉体と5i−H反応性スペーサー化合物とを、触
媒存在下において300℃以下好ましくは0〜250℃
で気相液相あるいは固相で1時間以上接触させることに
より行うことができる。
触媒としては白金族触媒、すなわちルテニウム、ロジウ
ム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金の化合
物が適しているが、とくにパラジウムと白金の化合物が
好適である。パラジウム系では塩化パラジウム(■)、
塩化テトラアンミンパラジウム(n)酸アンモニウム、
酸化パラジウム(■)、水酸化パラジウム(n)等があ
げられる。
白金系では塩化白金(■)、テトラクロロ白金酸(■)
、塩化白金(■)、ヘキサクロロ白金酸(■)、ヘキサ
クロロ白金酸(IV)アンモニウム、酸化白金(■)、
水酸化白金(■)、二酸化白金(■)、酸化白金(■)
、二硫化白金(■)、硫化白金(■)、ヘキサクロロ白
金(IV)酸カリウム等があげられる。また、これらの
パラジウム系化合物、白金系化合物にトリーn−アルキ
ル(炭素数1〜8)メチルアンモニウムクロライドやト
リーローアルキルアミンを加えて水/有機溶媒系でイオ
ン対抽出を行った後の有機溶媒層を用いることもできる
。更に、アミン触媒例えばトリブチルアミンまたは重合
開始剤を使用することができる。付加反応は紫外線、γ
線、プラズマ等を利用して実施することもできる。
スペーサー基をもつシリコーンポリマーの被覆量は、改
質の目的に応じて広範に変化させることができるが、処
理後の改質粉体の全重量を基準として、スペーサー基含
有シリコーンポリマーの量が0.005〜95重量%で
あることが好ましい。
5i−H基にスペーサー化合物を導入す別法として、5
i−H部分を加水分解して生成するSi −OH部分に
対し、5i−OH反応性スペーサー化合物の縮合反応ま
たは1換反応を実施する方法がある。
5i−H基の加水分解は200℃以下好ましくは0〜1
00℃で気相または液相で5分間以上接触させることに
より行うことができる。
加水分解を気相処理で行う場合は、密閉された部屋にシ
リコーン処理された粉体と揮発性の酸または塩基(例え
ば塩酸やアンモニア水)とを別々の容器に入れて上部を
開放しておくだけで良い。
この際濃厚な酸、塩基を用いると5i−1(部分が酸ま
たは塩基で部分的に置換されたり (例えば5i−IJ
’ 。
5iNllz)、また生成した5i−OHに塩基が吸着
していることがあるため、必要に応じて処理粉末をアル
コール水溶液中で加温しながら攪拌することにより加水
分解を完結するか、または低濃度の酸または塩基を含む
アルコール水溶液で洗浄する。
また加水分解を液相処理で行う場合は、常法に従ってシ
リコーン処理された粉末を酸または塩基を含むアルコー
ル水溶液系で行えば良い。
液相処理工程により加水分解したシリコーン処理粉末は
濾別後乾燥しない方が望ましい。これは生成した5i−
OH同志が乾燥により粉体上で架橋して5i−0−Si
結合が生成し、結合性部分が少なくなることがあるため
である。次のスペーサー基の導入工程を非水系で実施す
る場合には、加水分解したシリコーン処理粉末の溶媒を
反応に使用する溶媒に置換して、湿潤したまま保存する
方が好ましい。
5i−OH反応性スペーサー化合物は、シランカップラ
ーである。その他に、5t−Ollを5t−Cj!に変
えればジアルキルアミンやグリニヤール試薬もスペーサ
ー化合物として挙げられる。
シランカップラーとしては、5i−OH基に結合できる
官能基(例えばハロゲン基、アルコキシ基、水酸基)を
少なくとも1個もち、更に化学修飾受容部分を少なくと
も1個もつものを使用することができる。
適当なシランカップラーは一般式(■)〔式中、Rit
、R1、R”およびR14の少す<トも1個は、ハロゲ
ン原子、アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基
)または水酸基であり、そして他は相互に独立に水素原
子、ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基(例えばメト
キシ基、エトキシ基)、グリシドキシアルキル基(例え
ばγ−グリシドキシプロピル基)、シアノアルキル基(
例えば3−シアノプロピル基)、アミノアルキル基(例
えば3−シアノプロピル基)、フェニルアルキル基(例
えばフェネチル基)、クロロアルキル基(例えばγ−ク
ロロプロピル基)、ジアルキルアミノアルキル基(例え
ばN、N−ジエチル−3−アミノプロピル基)、アルキ
ル基、アルケニル基、アルキニル基、フェニル基である
〕で表される化合物である。
シランカップラーのうち好ましいスペーサー化合物は末
端に反応性官能基(化学修飾受容部分)を有するもので
あり、例えばγ−グリシドキシプロビルトリメトキシシ
ラン、3−シアノプロピルジメチルクロロシラン、アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルト
リメトキシシラン、(N、N−ジエチル−3アミノプロ
ピル)トリメトキシシラン、フェネチルトリメトキシシ
ランである。
シランカップラーは常法により液相で処理できる0例え
ば結合性基としてハロゲン基を有するシランカップラー
の場合は、加水分解後トルエンで溶媒置換したシリコー
ン処理粉体にシランカップラーを加えて0.5〜48時
間、好ましくは2〜10時間加熱還流することにより、
シリコーン処理粉体にスペーサー基を結合できる。また
結合性基としてアルコキシ基を有するシランカップラー
の場合は、加水分解後含水アルコールまたは含水アセト
ンで溶媒置換したシリコーン処理粉体にシランカフプラ
ーを加えて0℃〜100℃、好ましくは室温〜60℃の
温度で、0.5〜24時間、好ましくは1〜5時間攪拌
することにより、シリコーン処理粉体にスペーサー基を
導入することができる。
粉末を被覆しているシリコーンポリマーの5i−H部分
を加水分解し、5t−OHとした後、例えば塩化チオニ
ルでハロゲン化すると5t−(Jとすることができる。
これに常法でアミンを反応させればアミノ基、第1、第
2、第3アミンが生じる。また5t−C1部分に常法で
グリニヤール試薬R−MgXを反応すれば任意のスペー
サー基を導入することができる。
本発明の第3段階では、前記の第2段階までで導入され
たスペーサー基に含まれる化学修飾受容部分を化学修飾
して、所望の機能性部分に変換させる。
ここで、「化学修飾」とは前記で定義したとおり、あら
ゆる公知の化学的処理を含む。また「機能性部分」とは
任意の有用な作用をもつ部分をすべて意味し、例えば官
能性基または生理活性物質の残基を挙げることができる
官能性基としては、酸の残基例えばカルボン酸、スルホ
ン酸、リン酸の残基、塩基の残基例えばアミノ基、第4
アンモニウム塩の基等、親水性基例えば水酸基、ポリオ
キシエチレン基、ポリオキシプロピレン基、カルボキシ
ル基、スルホ基、アミノ基、4級アンモニウム基、疎水
性基例えばアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
フェニル基、ナフチル基等、その他ハロゲン原子、エポ
キシ基、アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基等、である
生理活性物質の代表例は酵素である。酵素は例えば、リ
パーゼ、ウレアーゼ、ウロキナーゼ、グルコースオキシ
ターゼ、リゾチーム等である。
第3段階における化学修飾は、単独の化学処理だけを意
味するものではない。すなわち、1以上の種類の化学的
処理を複数工程に亘って次々に実施することを含む。
以上のように、本発明の第3段階における化学修飾は、
あらゆる種類の公知の化学的処理1種または複数種の組
合せを含むものであり、それらの処理の具体的内容は化
学の一般的文献に記載されているものを参照して当業者
が適宜容易に実施できるものである。
以下に、スペーサー基に含まれる具体的な化学修飾受容
部分について、本発明の第3段階における化学修飾を具
体的に説明するが、この説明が本発明を限定するもので
ないことは言うまでもない。
互並土之恭 シリコーンポリマー被覆粉体に、化学修飾受容部分とし
てエポキシ基をもつスペーサー化合物(例えばアリルグ
リシジルエーテル)を付加したものは、希酸(例えば希
硫酸)で加水分解すると、ジオール基を導入することが
できる。また、ジオール基を酸化剤(例えば過マンガン
酸カリウム)で酸化するとカルボキシル基を導入するこ
とができる。
また、更に、カルボキシル基に縮合試薬(例えばジシク
ロへキシルカルボジイミド試薬やに、ウッドワード試薬
)を用いて酵素(例えばリパーゼやグルコースオキシタ
ーゼ)を固定化することができる。
また、エポキシ基は、ジアルキルアミン(例えばN−ジ
メチルアミン、N−ジエチルアミン)でジアルキルアミ
ノ化するとジアルキルアミノ基が導入できる。更にジア
ルキルアミノ基にハロゲン化アルキル(例えばヨウ化メ
チル、ヨウ化エチル)を反応すると四級アンモニウム塩
が導入できる。
エポキシ基は、スルホン化剤(例えば亜硫酸ナトリウム
)でスルホン化すると、スルホン基が導入できる。スル
ホン基は、希酸で洗浄した後Na”″。
Ca”およびZn”等の対イオンで塩の形にしておくこ
とができる。
エポキシ基は、アンモニアを付加すると、アミノ基が導
入できる。また、更にアミノ基に縮合試薬〔例えばN−
ヒドロキシ−5−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボ
キシイミドや1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)カルボジイミド塩酸塩〕を用いて酵素(例えば
リパーゼやウレアーゼ)を固定化することができる。
エポキシ基は、シアン化合物(例えばシアン化水素、シ
アン化カリウム)でシアン化するとシアノ基が導入でき
る。
エポキシ基は、触媒として弗化ホウ素類(例えば四弗化
ホウ素亜鉛)を用いるとグリセリン、ジグリセリンおよ
びポリグリセリンが導入できる。
ス五王土基 シリコーンポリマー被覆粉体に、化学修飾受容部分とし
てフェニル基をもつスペーサー化合物(例えばスチレン
やアリルフェニルエーテル)を付加したものは、スルホ
ン化剤(例えば発煙硫酸)でスルホン化するとスルホン
基が導入できる。スルホン基は、N a ” + Ca
 ” ”およびZ n”等の対イオンで塩の形にしてお
くことができる。
フェニル基は、ニトロ化剤(例えば硝酸)でニトロ化し
た後、還元剤(例えば塩酸)で還元することにより、ア
ミノ基が導入できる。
また、前述した通り更にアミノ基に縮合試薬を用いて酵
素を固定化することができる。アミノ基にオルトリン酸
アルキル(例えばオルトリン酸メチルやオルトリン酸エ
チル)を反応すると、ジアルキルアミノ基が導入できる
また、更にジアルキルアミノ基にハロゲン化アルキルを
反応させると四級アンモニウム塩基が導入できる。
フェニル基は、触媒としてカリウム−tert−7’ト
キシドの存在下、低極性溶媒(例えばペンタン)中で二
酸化炭素を吹込むと、カルボキシル基が導入できる。更
にカルボキシル基に、前記した通り、縮合試薬を用いて
酵素を固定化することができる。
また、更にカルボキシル基は、極性溶媒(例えばジオキ
サン)中、還元剤(例えばジイソブチル水素化アルミニ
ウム)で還元するとアルデヒド基となり、更にヨウ素存
在下、トルエン溶媒中でアンモニアガスを吹込むと、シ
アノ基が導入できる。
水酸基 シリコーンポリマー被覆粉体に、化学修飾受容部分とし
て水酸基をもつスペーサー化合物(例えばヒドロキシプ
ロピル基)を付加したものは、酸化剤(例えば過マンガ
ン酸カリウム)で酸化すると、カルボキシル基が導入で
きる。更に、カルボキシル基は、前記した方法により、
酵素を固定化することができるし、アルデヒドを経てシ
アノ基が導入できる。
水酸基は、クロム酸で酸化すると、アルデヒド基が導入
できる。更に、アルデヒド基は、アミノ基とのシッフ塩
基形成反応により、蛋白質や酵素を直接結合することが
できる。
ニュYz シリコーンポリマー被覆粉体に化学修飾受容部分として
ハロゲンをもつスペーサー化合物(例えば塩化アリル)
を付加したものは、アンモニアによる置換反応で、アミ
ノ基が導入できる。
また、ハロゲンは、スルホン化剤(例えば亜硫酸ナトリ
ウム)によりスルホン化され、スルホ基が導入できる。
更に、ハロゲンは、シアン化合物によりシアノ化すると
シアノ基が導入できる。
旦三五基 シリコーンポリマー被覆粉体に炭素−炭素三重結合をも
つスペーサー化合物°(例えばアセチレン)を付加する
と、化学修飾受容部分としてのビニル基を導入できる。
更に、ビニル基にハロゲン化水素(例えばヨウ化水素)
を付加するとハロゲンが導入できる。続いて、そのハロ
ゲンをスルホン化剤またはシアン化合物で置換すれば、
スルホ基あるいはシアノ基が導入できる。
スペーサー化合物としては、Si結合性部分と化学修飾
受容部分が化合物の両末端に存在するものが好ましいこ
とを前記したが、例えばアセチレンのように、Si結合
性部分と化学修飾受容部分とを炭素−炭素三重結合に一
緒に含むものもある。
本発明は前記のように、第2段階において適当な化学修
飾受容部分を導入することにより、その後の第3段階で
任意所望の機能を粉体に付与することができる。すなわ
ち、化学修飾の処理手段が公知である限り、実質的に無
制限に自由に、粉体に所望の機能を付与することが可能
である。
例えば、化学修飾によって末端基に、スルホン酸基、カ
ルボン酸基、アミノ基、ジエチルアミノ基、フェニル基
、またはシアノ基を導入した粉体は、耐酸性と耐塩基性
が優れるため、イオン交換体や液体クロマトグラフィー
用充填剤として使用することができる。
更に例えばエポキシ基やアミノ基を最終的に導入すれば
、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂およびエラストマーゴム
に対して親和性の高い粉体が得られ、樹脂封止、コーテ
ツドサンド、シーラント、フィラー、顔料、塗料、イン
キ、接着剤、ブライマーおよびプラマグの用途に有用で
ある。
特にエポキシ基を最終的に導入したシリコーンポリマー
被覆雲母チタンを塗料に配合すると、未処理の雲母チタ
ンに比べて塗膜の耐候性が向上する。
次に、本発明による改質粉体の代表的な用途について説
明する。
本発明による改質粉体は、イオン交換体や液体クロマト
グラフィー用充填剤として有利に使用することができる
液体クロマトグラフィー用充填剤は、従来シリカゲルに
シランカップラーで直接官能基を導入したものが使用さ
れてきたが、未反応部分に残存するシラノール基の影響
で極性物質のピークがシャープに得られないこと、耐酸
性、特に耐塩基性に劣るため、長期に渡っ使用できない
という欠点があった。特に、シリカゲルを担体とするア
ニオン交換クロマトグラフィー用充填剤は、アルカリを
使用して再生することは実質的に不可能である。
これに対してポーラスポリマーを担体とするイオン交換
クロマトグラフィー用充填剤が、一般的に使用されてい
るが、耐圧性が劣るため流速を高くできないことから、
シャープなピークが得られず、長い分析時間を要すると
いう欠点を有する。また、カーボンや二酸化チタン等、
耐酸性、耐塩基性、耐圧性の優れたものを液体クロマト
グラフィー用担体として利用することが最近試みられて
いるが、従来の技術では官能基を高密度に導入すること
が困難であった。
本発明による改質粉体(特にシリカゲル、二酸化チタン
、カーボン等の多孔性粉体)は、シリコーン樹脂で薄く
均一に被覆されていることから、シラノールの影響が全
くない(シリカゲルの場合)、耐酸性、耐塩基性、耐圧
性に優れており、しかも細孔がそのままの形で残されて
おり、更に、スペーサー化合物を介して官能基が改質粉
体上に極めて高密度に修飾されていることから、液体ク
ロマトグラフィー用充填剤として優れた性能を有するも
のである。
本発明による改質粉体は、例えば顔料として、任意の塗
料例えば溶媒型、粉体型、乳剤型、および水性型の塗料
中に有利に配合することができる。
塗料は一般に樹脂、顔料、溶剤、可塑剤、およびその他
の通常の塗料添加剤からなる複雑な多成分混合系である
。塗料に顔料を配合する目的は、(i)着色、隠ぺい力
、物性(例えば硬さ、強度、接着性)、向上した耐候性
、螢光、リン光、磁性、導電性、およびその他の顔料固
有の特性を塗膜に与えること、(ii )塗液流動性を
改善し、塗装時の作業性を良くすること、ならびに、(
iii )さび、かび、有害生物の発生や付着を防止す
ること等がある。
このような効果を得るために、顔料と樹脂や分散剤との
相互作用などが検討されている。しかしながら、顔料は
種類によって、例えば親水性から疎水性まで種々の性質
を有しており、これが同一塗料中での色分れなどの望ま
しくない現象の原因となっている。
本発明による改fffl料はその表面がシリコーンポリ
マー皮膜で均一にしかも実質的に完全に被覆されている
ため、望ましくない色分れが起こらない。
また、顔料表面の活性がシリコーンポリマー皮膜で封鎖
されているので、塗膜の経時劣化を有効に防ぐことがで
きる。更に、改質顔料表面のシリコーンポリマー皮膜が
透明でしかも薄いことから未処理顔料との色の差が事実
上なく、本発明の改質処理による色の差を後で修正する
必要がない。
塗料としては、溶液形塗料の硝化綿ラッカー、橋かけ形
塗料の油変性アルキド樹脂塗料、メラミン樹脂系焼付塗
料、ポリアミド樹脂硬化エポキシ樹脂塗料、不飽和ポリ
エステル樹脂塗料等に用いることができる。
本発明による改質粉体のうち、最終段階で疎水性基(例
えばアルキル基)を導入したものを化粧料に配合すると
、ta水性が高くなめらかな使用域で化粧くずれが少な
く、しかも安定性の高い化粧料を得ることができる。
従来、化粧料とくにメーキャンプ化粧料において、撥水
性、なめらかな使用感触、優れた化粧持ちを向上させる
目的で、処方中の粉体をシリコーン油、金属石鹸シリカ
粉末等で被覆する方法が用いられてきた。とくにシリコ
ーン油による被覆は汎用されており、有機溶剤を用いる
被覆方法、メカノケミカル反応による被覆方法、他の結
合油とシリコーン油を混合しこれを粉体に吹付ける被覆
方法、結合油とシリコーン油の混合油と粉体とを混合し
た後焼付処理を行う被覆方法等が知られている。
しかしながら従来の技術では、ta水性、安定性および
使用性を必ずしも満足するものではなかった。すなわち
、従来のシリコーン被覆では必ずしも安定性が十分では
なく、金属石けん被覆、シリカ被覆などでは十分な撥水
性は得られない。
これに対して本発明の改質粉体を配合すると、十分な撥
水性があり安定性が高くかつ使用感触の優れた化粧料を
得ることができる。
本発明によって処理してから化粧料に配合することの好
ましい粉体は通常化粧料において用いられる粉体で、例
えばタルク、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母
、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュラ
イト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、珪ソウ土、
ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミ
ニウム、ケイ酸バリウム、硫酸バリウム、ケイ酸ストロ
ンチウム、タングステン酸金属塩、シリカ、ヒドロキシ
アパタイト、ゼオライト、窒化ホウ素、セラミクスパウ
ダー等の無機粉末、ナイロンパウダー、ポリエチレンパ
ウダー、ベンゾグアナミンパウダー、四沸化エチレンパ
ウダー、ジスチレンベンゼンピンホールポリマーパウダ
ー、’RX結晶セルロース等の有機粉体、酸化チタン、
酸化亜鉛等の無機白色顔料、酸化鉄(ベンガラ)、チタ
ン酸鉄等の無機赤色系顔料、T−酸化鉄等の無機褐色系
顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、
カーボンブラック等の無機黒色系顔料、マンゴバイオレ
ット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、酸化ク
ロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系
顔料、群青、紺青等の無機青色系顔料、酸化チタンコー
テッド雲母、酸化チタンコーテフドオキシ塩化ビスマス
、オキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、
魚鱗箔、着色酸化チタンコーテッド雲母等のパール顔料
、アルミニウムパウダー、カフパーパウダー等の金属粉
末顔料、赤色201号、赤色202号、赤色204号、
赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色22
8号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄
色205号、黄色401号及び青色404号等の有機顔
料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色22
7号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙
色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色
203号、緑色3号及び青色1号のジルコニウム、バリ
ウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料、クロロフィ
ル、β−カロチン等の天然色素等が用いられるが、これ
に限定されるものではない。
表面を被覆するシリコーンポリマー化合物の分子量は2
0万以上であることが好ましい。分子量が20万未満の
ものは完全な被覆が得られにくく十分な撥水性を発揮し
ないことがある。
本発明による改質粉体の配合量は化粧料全量中の1〜1
00重量%である。
この化粧料には本発明の改質粉体の他に必要に応じてス
クワラン、流動パラフィン・ワセリン・マイクロクリス
タリンワックス、オシゲライト、セレシン、ミリスチン
酸、バルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソス
テアリン酸、セチルアルコール、ヘキサデシルアルコー
ル、オレイルアルコール、セチル−2−エチルヘキサノ
エート、2−エチルへキシルパルテナート、2−オクチ
ルドデシルミリステート、2−オクチルドデシルガムエ
ステル、ネオペンチルグリコール−2−エチルヘキサネ
ート、イソオクチル酸トリグリセライド、2−オクチル
ドデシルオレエート、イソプロピルミリステート、イソ
ステアリン酸トリグリセライド、ヤシ油脂肪酸トリグリ
セライド、オリーブ油、アボガド油、ミツロウ、ミリス
チルミリステート、ミンク油、ラノリン、ジメチルポリ
シロキサン等の各種炭化水素、高級脂肪酸、油脂類、エ
ステル類、高級アルコール、ロウ類、シリコーン油等の
油分、アセトン、トルエン、酢酸ブチル、酢酸エチル等
の有機溶剤、アルキッド樹脂、尿素樹脂等の樹脂、カン
フブー、クエン酸アセチルトリブチル等の可塑剤、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、界面活性剤、保湿剤、
香料、水、アルコール、増粘剤等を配合することができ
る。
本発明の改質粉体を配合した化粧料は、撥水性が高く、
肌へののびが良く化粧くずれが少ない。
しかも粉体表面の被覆が強固で緻密で均質なので、安定
性の良好な化粧料が得られる。
例えば、化粧料中に配合される香料は、しばしば粉体の
活性により分解されやすく、しばしば変臭等を起こすが
、本発明の改質粉体を配合した化粧料ではこのようなこ
とはない。
また、本発明の改質粉体は粉体中、油分中あるいは溶媒
中において優れた分散性を示すため、処理される粉体と
してパール顔料を使用した場合には、つやに優れた化粧
料になるし、処理される粉体として酸化チタンを使用し
た場合は、凝集することがなく紫外線防禦能に優れ、メ
ーキャップ効果良好な化粧料を得ることができる。
赤色202号はα型、β型という2つの結晶型を有して
おり、β型は水の存在下でα型に変化し色が変わる。こ
のような有機顔料も本発明によるシリコーン被覆により
表面が完全に被覆されるので水の存在下でもα型に変化
することがなく、安定な化粧料となる。
群青は酸によって分解し、硫化水素を放出するが本発明
に被覆によりこのような問題も解消する。
更に、本発明による改質粉体の一種又は二種以上と、水
および(または)低級アルコールとを含有してなる安定
性および使用性の優れた化粧料を調製することもできる
無機および有機粉体は従来から着色剤等として化粧料に
配合されているが、表面が親木的であったり疎水的であ
ったり、あるいは表面活性を持つ場合等があって、乳化
化粧料等の水および(または)低級アルコールを含有し
てなる化粧料中に粉体を配合する際には疎水性または親
水性表面処理を施したり、あるいは分散剤を添加すると
いったような対策を採ることが多い。
従来、化粧料に配合される粉体の処理法としてて知られ
るものとして、 ■界面活性剤を吸着させる。
■脂肪酸を吸着させる。
■アルキルポリシロキサンで表面を被覆する。
■メチルハイドロジエンポリシロキサンで表面架橋重合
を行なう。
等が知られている。
しかしながら、界面活性剤を吸着させた粉体および脂肪
酸を吸着させた粉体は吸着される粉体の表面状態により
吸着力に差があるため均一表面処理がしにくく、また溶
媒や共存する界面活性物質の影響を受けて脱着すること
もある。
一方、アルキレンポリシロキサンで被覆した粉体は均一
に被覆されるが、溶媒によって溶出してしまうという欠
点がある。メチルハイドロジエンポリシロキサンを表面
架橋重合させた粉体は表面上で該ポリシロキサンが樹脂
化するので均一で溶媒への溶解性も低く優れているが、
S i −H基が残存していることにより水やエタノー
ル等と接触すると水素ガスが発生して製品の安定性を損
なうという欠点があった。製品製造中の危険性もある。
また上記の従来知られた方法は、いずれも熱エネルギー
またはメカノケミカルエネルギーを必要とし、処理する
際に粉体の特性(粒子の形状、粉体粒子径、結晶型)の
変化を起こすという欠点をも有している。
従って、従来の処理により得られた粉体を配合した乳化
化粧料等の水または低級アルコールを含有する化粧料に
おいて、より安定性の高い製品が望まれているにもかか
わらず、満足すべきものがなかった。
これに対して、本発明による改質粉体を、乳化化粧料等
のように水および(または)アルコールを含有する化粧
料へ配合することにより、上記問題を解決し、安定性お
よび使用性の優れた化粧料を得ることができる。
本発明にかかる安定な粉体は、通常化粧料に配合される
成分、特に薬剤、香料に対して分解作用がないだけでな
く、メチルハイドロジエンポリシロキサンの表面重合に
よって処理された粉体のように、水または低級アルコー
ルと接触しても水素が発生することはない、また、上記
シリコーンポリマーの皮膜は薄く透明性が高いため、本
発明の表面処理を行なった粉体は、未処理のものと色調
において差異がなく磁性を持つものについても磁性特性
の差異はない。
このような性質に加えて本発明の処理粉体は疎水性が高
く、本質的に油相中での分散が良好であり、油相に添加
し分散した後に水相へ乳化することにより安定で使用性
良好な水中油型乳化化粧料が、また油相に添加し分散し
た後に水相を乳化して安定で使用性良好な油中水型乳化
化粧料が得られる。
本発明によって改質してから化粧料に配合することの好
ましい粉体は、例えば、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マ
グネシウム、タルク、カオリン、雲母、合成雲母、ベン
トナイト、チタン被覆雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化
ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、二酸化チ
タン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化鉄、群
青、紺青、酸化クロム、水酸化クロム、ゼオライト、窒
化ホウ素、セラミックパウダー、カラミンおよびカーボ
ンブランク等の無機粉体、ポリアミド、ポリエステル、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウ
レタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ
素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル酸樹脂、メラミン樹脂、
エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジビニルベンゼ
ン・スチレン共重合体、および上記化合物の単量体の2
種以上から成る共重合体、セルロイド、アセチルセルロ
ース、多糖類、タンパク質、硬タンパク質等の有機粉体
、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色2
05号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、
赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色20
5号、黄色401号及び青色404号等の有機顔料、赤
色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、
赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色20
5号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203
号、緑色3号および青色1号のジルコニウム、バリウム
またはアルミニウムレーキ等の有機顔料があげられるが
、必ずしもこれに限定されるものではない。
また、粉体の粒子径は特に制限はないが0.001〜2
00μの広範囲であり、特に0.001〜0.1μの微
粒子のものも均一な薄膜におおわれて使用できる。
前記の第1段階で得られた粉体はそれ自体比較的安定で
はあるが、水および(または)低級アルコールを含有す
る化粧料中に安定に配合するためには、さらに第2段階
のスペーサー化合物の導入後第3段階の化学修飾による
処理が必要である。
前記の最終段階で粉体表面にオレフィンを導入して得ら
れた粉体はまさに疎水性であっ゛て、表面活性がなく、
従来5i−H基の残存が見られたメチルハイドロジエン
ポリシロキサンで表面処理された粉体に比べて格段の安
定性を有し、反応性が低く、水や低級アルコールとの接
触によっても何ら変化が生じないことから、水および(
または)低級アルコールと共に製品中に配合することが
できる。
従って、本発明によって得られた化粧料の安定性や使用
性は配合された粉体によって変質、劣化等を起こさず良
好なものである。
本発明によれば、ペンダント基をもつシリコーンポリマ
ーで被覆した粉体は、たとえ水性系または乳化系に配合
した場合でも、5i−1部分からの水素の発生を防止す
ることができる。
更に本発明によれば、例えば長鎖アルキル基を導入して
粉体に撥水性を付与することにより、親油性(または疎
水性)の高い粉体を得ることができる。更に、例えば最
終段階でポリグリシジル基やカルボキシル基を導入する
ことにより、親水性の高い粉体を得ることもできる。従
って、本発明による改質粉体は媒質中で極めて優れた分
散性をもつことができ、例えば本発明による改質超微粒
状二酸化チタン粉体をサンスクリーン製剤中に配合する
と、その分散性が優れていることにより、従来の超微粒
状二酸化チタン粉体を配合したものよりも3〜4倍の紫
外線遮断率を得ることができる。
上記本発明で用いる表面処理粉体の化粧料中への配合量
は化粧料全量中の0.01〜90重量%、好ましくは0
.1〜80重量%である。
水および(または)低級アルコールの配合量は化粧料全
量中の5〜90重量%である。
本発明による改質粉体を配合した化粧料は、粉体による
不安定化がないので、上記の必須成分の他に通常化粧料
に使用される成分が安定に配合し得る。
例えば、水相成分としてプロピレングリコール、ジフロ
ピレングリコール、1.3−ブチレングリコール、グリ
セリン、マルチトール、ソルビトール、ポリエチレング
リコール、ヒアルロン酸ナトリウム、ピロリドンカルボ
ン酸塩等の保湿剤、ワセリン、ラノリン、セレシン、マ
イクロクリスタリンワックス、カルナバロウ、キャンデ
リラロウ、高級脂肪酸、高級アルコール等の固型・半固
型油分、スクワラン、流動パラフィン、エステル油、ト
リグリセライド等の流動油粕、無機顔料、有機顔料、染
料等の色材、他の粉体、カチオン性活性材、アニオン性
活性材、非イオン性活性剤、両性活性剤等の界面活性剤
、ビタミンE、ビタミンEアセテート等の薬剤、収れん
剤、酸化防止剤、防腐剤、香料、クエン酸、クエン酸ナ
トリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、第2リン酸ナトリウ
ム等のpH調整剤、有機変性モンモリロナイト等の増粘
剤、紫外線吸収剤等は本発明の効果を損なわない質的、
量的範囲内で配合可能である。
本発明による改質固体材料のうち、最終段階で生理活性
物質を導入したものは、担体の材質、形状を自由に選択
できること、特に担体が粉末の場合には製造工程中に担
体が凝集しないため高密度に導入できることから有利で
ある。
特に本発明により超微粒子磁性材料に生物学的活性体を
導入したものは、従来の直接シランカップラーで処理し
た後にポリマー被覆してそこに生理活性物質を導入する
方法に比べて、導入量が高密度である。
本発明における生理活性物質とは、例えば、酵素、補酵
素、酵素阻害剤、ホルモン、抗生物質、殺菌剤、抗癌剤
、免疫反応性物質等動植物などの生理機能に重要な影響
を与える物質をいう。
酵素としてはたとえば、コリンエステラーゼ、コレステ
ロールエステラーゼ、クロロフィラーゼ、レシチナーゼ
、リパーゼ、ベクターゼ、フォスファターゼ、スルファ
ラーゼなどのエステラーゼ、アミラーゼ、ヒアルロニダ
ーゼ、ヘバリナーゼ、イヌラーゼ、リゾチーム、インベ
ルターゼ、α−D−グルコシダーゼ、β−グルコシダー
ゼ、α−ガラクトシダーゼ、ラクターゼ、α−マンノシ
ダーゼ、チオグリコシダーゼ等の炭水化物加水分解酵素
、フォスフォリラーゼ、ヘキソキナーゼ、フラクトキナ
ーゼ、ガラクトキナーゼ、ヌクレオシドキナーゼ等のリ
ン酸化・リン酸転移に関する酵素、リボヌクレアーゼ、
デオキシリボヌクレアーゼ、ヌクレオシドヒドロラーゼ
、ヌクレオデアミナーゼ、パルピッラーゼ、ウリカーゼ
等の核酸代謝に関する酵素、カルボキシペプチダーゼ、
ロイシンアミノペプチダーゼ、デヒドロペプチダーゼ、
ペプシン、トリプシン、キモトリプシン、パパイン、プ
ロテアーゼ、アルギナーゼ、ウレアーゼ、アスパルター
ゼ、グルタミナーゼ、トランスアミナーゼウロカナーゼ
、チロシン酸化酵素等のタンパク質分解・アミノ酸代謝
に関する酵素、アルドラーゼ、トランスケトラーゼ、グ
リオキサラーゼ、カルボキシラーゼ等の糖代謝に関する
酵素、クロトナーゼ、アセトキナーゼ、アセチルCoA
 トランスフェラーゼ、デアミナーゼ、コリンアセチラ
ーゼ等の脂肪代謝に関する酵素の他フマラーゼ、マリッ
クエンザイム、デアミナーゼ、ヒドロゲナーゼ、チトク
ローム、カタラーゼ、ペルオキシダーゼ、ラッカーゼ、
ルシフェラーゼなどがあげられる。
補酵素としては、ピリドキサールリン酸、ニコチンアデ
ニンジヌクレオチドなどがあげられる。
ビタミンとしては、ビタミンA 、B、、B、、B、、
ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、ビタミンBINビタ
ミンC,D、E、F、H,に、L、Pなどがあげられる
ホルモンとしてはステロイド系のニストロジエン、エス
トラジオール、エストリオール、テストステロン、コー
チシン、タンパク質系のインシュリン、ACTH、ゴナ
ドトロピンなどがあげられる。抗生物質としては、クロ
キサシリン、シクロキサシリン、フルクロキサシリン、
ピペラジリンなどのペニシリン類、セファロリジン、セ
ファログリシン、セファゾリン、セフラジン、セファゾ
リン、セファトリジンなどのセファロスポリン類、スト
レプトマイシン、カナマイシン、バロモマイシンリボス
タマイシン、アミカシン、トブラマイシンなどのアミノ
グリコシド類、テトラサイクリン、オキシテトラサイク
リン、ドキシサイクリン、ミノサイクリンなどのテトラ
サイクリン類、エリスロマイシン、スピラマイシン、ミ
デカマイシンなどのマクロライド類、その他リンコマイ
シン、ミカマイシン、グラミシジンS1コリスチン、カ
ブレオマイシン、サイクロセリン、ピマリシン、マイト
マイシンC1アクチノマイシン、プレオマイシン、ドキ
ソルビシンなどがあげられる。
殺菌剤としてはアクリノール、アクリルフラビン、ニト
ロフラゾン、塩化ベンザルコニウム、アルキルジアミノ
エチルグリシン塩酸塩などがあげられる。
抗癌剤としてはニトロゲンマスタード、ニトロミン、ク
ロラムブシル、サイクロフォスフアミド、メルフアラン
、ウラシルマスタード、マンノムスチン、ドーバン、ト
レニモン、ブスルファン、ピポスルファン、エトグルシ
ド、エポキシプロピジン、ヘキサメチルムラミン、ジプ
ロモマニトール、6−メルカプトプリン、ウラシル、シ
タラビン、チオテバ、ドキソルビシン、ネオカルチノス
タン、ヒドロキシウレアなどがあげられる。
酵素阻害剤としてはアプロチニン、ヘパリンなどがあげ
られる。
このように酵素が固定化されたものは補酵素、酵素阻害
剤の分離精製に、補酵素あるいは酵素阻害剤を固定化し
たものは酵素の分離精製に、ホルモンが固定化されたも
のはホルモンレセプターの分離精製に、抗原が固定化さ
れたものは抗体の分離精製に用いることができる。
また、それらの特異的吸着体はエンザイムイムノアッセ
イおよびラジオイムノアッセイ用臨床検査材料として甲
状腺ホルモン、アンジオテンシン等の定量に用いること
ができる。
また、それらの特異的吸着体を用いて体液より種々の有
害物質を除去することにより、i々の疾患を治療するこ
とができる。
〔実施例〕
次に、実施例によって本発明を更に具体的に説明するが
、これは本発明を限定するものではない。
ス」1例」−容積1001の回転式ダブルコーン型反応
槽(ステンレススチール製、保温ジャケット付き)中に
球型5μmのシリカゲル10kgを入れた。
その反応槽、およびそれに直結して容積1ONの処理液
供給タンク(ステンレススチール製、保温ジャケット付
き)の温度は、90℃に加熱した熱媒体を循環ポンプで
熱媒体加熱槽から各保温ジャケットに供給して90℃と
する。処理タン、りにテトラメチルテトラハイドロジエ
ンシクロテトラシロキサン5 kgを加え、処理液供給
タンクに窒素ガスを’lfl/lll1n供給して、処
理液をバブリングさせた。なお、反応槽には凝縮器が取
り付けてあり、窒素ガスがそこから放出され、未反応の
処理剤が回収できるようになっている。また、反応槽は
10分間隔で1分間回転させ、反応槽内でシリカゲルを
混合する操作を10時間繰り返し、処理粉体12.5k
gを採り出した。この処理粉体は著しい疎水性を示し、
リナロール分解能は消失していた。
大11上上 実施例1のシリコーンポリマー被覆シリカ
ゲル100gをsoo m zのナス型フラスコに取り
、これに触媒として塩化白金酸10■、アリルグリシジ
ルエーテル100mjおよびイソプロピルアルコール1
00mA!を加えて油浴中で6時間80℃で加熱還流し
た後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、さ
らにアセトン100100Oで洗浄し、脱気乾燥を行い
スペーサー基付加シリカゲルを得た。
1血■上上土 実施例1.1で得られたスペーサー基付
加シリカゲル50gを2QOmJ!のナス型フラスコに
取り、これに0.5規定硫酸100m1を加えて油浴中
で2時間100℃で加熱した後、グラスフィルター(G
−4)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行い水酸基
で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパッカーとポンプを用
い、内径4.6Rおよび長さ25cmのステンレススチ
ール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラムを
作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに接
続した。移動相としてヘプタンを流速1 ml /wi
nで流し、ベンゼン、ナフタレン、アントラセンおよび
2.3−ペンツアントラセンの標準混合物を注入し、U
V検出器を用いて254n−で検出し、クロマトグラム
を得た。
この結果、各ピークの保持時間と理論段数は以下の通り
であった。
去U−実施例1.1で得られたスペーサー基付加シリカ
ゲル50gを200m1のナス型フラスコに取り、これ
に1mol/j!亜硫酸ナトリウム水溶液100m!!
を加えて油浴中で4時間100℃で加熱した後、グラス
フィルター(G−4)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾
燥を行いスルフオン酸ナトリウムで表面修飾した粉体を
得た。
この得られた表面修飾粉体3gをバッカーとポンプを用
い、内径4.6鰭および長さ25C11のステンレスス
チール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラム
を作成した。本カラムを高速液体クロマトグラフィーを
接続した。移動相として2M酢酸アンモニウム−酢酸(
pH4,6)を流速1ml! /−inで流し、ウラシ
ル、グアニン、アデニンおよびシトシンの標準混合物を
注入し、UV検出器を用いて254nmで検出し、クロ
マトグラムを得た。この結果、各ピークの保持時間と理
論段数は以下の通りであった。
以下余白 災11上上ユ 実施例1.1で得られたスペーサー基付
加シリカゲル50gを200m1のナス型フラスコに取
り、これにアンモニア水100rrlを加えて油浴中で
4時間80℃で加熱した後、グラスフィルター(G−4
)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いアミノ基で
表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパフカーとポンプを用
い、内径4.6龍および長さ25cmのステンレススチ
ール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラムを
作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに接
続した。移動相としてアクリロニトリル/水(75/2
5)を流速2mj!/sinで流し、フルクトース、グ
ルコース、サッカロース、マルトースおよびラクトース
の標準混合物を注入し、RI検出器を用いて検出し、ク
ロマトグラムを得た。この結果、各ピークの保持時間と
理論段数は以下の通りであった。
mn−1」ユ 実施例1.1で得られたスペーサー基付
加シリカゲル50gを200m1のナス型フラスコに取
り、これにジエチルアミン100mj!を加えて油浴中
で4時間55℃で加熱還流した後、グラスフィルター(
G−4)を用いて濾過し、さらにアセトン500mfで
洗浄し、脱気乾燥を行いジエチルアミノ基で表面修飾し
た粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパッカーとポンプを用
い、内径4.5 mmおよび長さ25C11のステンレ
ススチール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カ
ラムを作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィ
ーに接続した。移動相として0.1Mリン酸−ナトリウ
ム−リン酸二ナトリウム/アセトニトリル(80/20
)を流速1ml/sinで流し、システィジン−リン酸
、グアノシン−リン酸およびアデノシン−リン酸の標準
混合物を注入し、UV検出器を用いて254nmで検出
し、クロマトグラムを得た。この結果、各ピークの保持
時間と理論段数は以下の通りであった。
実施炭上上エ 実施例1.1で得られたスペーサー基付
加シリカゲル50gを200m1のナス型フラスコに取
り、これに0.5 mol / 1シアン化水素水溶液
100m1を加えて油浴中で4時間100℃で加熱還流
した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、
水洗後、脱気乾燥を行いシアノ基で表面修飾した粉体を
得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパッカーとポンプを用
い、内径4.6龍および長さ25(Jのステンレススチ
ール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラムを
作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに接
続した。移動相としてエタノール/ヘキサン(10/9
0)を流速2ml/ll1inで流し、エストロン、エ
ストラディオール、ヒドロコルチゾンおよびデキサメタ
シンの標準混合物を注入し、UV検出器を用いて254
n−で検出し、クロマトグラムを得た。この結果、各ピ
ークの保持時間と理論段数は以下の通りであった。
nil、↓」−実施例1.1で得られたスペーサー基付
加シリカゲル50gを200 m j2のナス型フラス
コに取り、これにモノグリセリン150mff1および
四フッ化ホウ素亜鉛0.1gを加えて油浴中で4時間1
00℃で加熱還流した後、グラスフィルター(G−4)
を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いモノグリセリ
ンで表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
11JL↓j−実施例1.1で得られたスペーサー基付
加シリカゲル50gを200 m Itのナス型フラス
コに取り、これにジグリセリン100fflおよび四フ
ッ化ホウ素亜鉛0.1gを加えて油浴中で4時間100
℃で加熱還流した後、グラスフィルター(G−4)を用
いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いジグリセリンで表
面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
W上1 実施例1のシリコーンポリマー被覆シリカゲル
100gを500 m lのナス型フラスコに取り、こ
れに触媒として塩化白金酸log、グリセロール−α−
モノアリルエーテル100mj!およびイソプロピルア
ルコール100711を加えた油浴中で6時間80℃で
加熱還流した後、グラスフィルター(G−4)を用いて
濾過し、さらにアセトンで洗浄し、脱気乾燥を行いスペ
ーサー基付加シリカゲルを得た。
裏胤桝上上上土 実施例1.1.1で得られた表面修飾
粉体、または実施例1.2で得られたスペーサー基付加
シリカゲル50gを200 m lのナス型フラスコに
取り、これに1.5 mol / 1過ヨウ酸ナトリウ
ム水溶液100mj!  (pH8,5)および過マン
ガン酸カリウム1.5gを加えて油浴中で2時間100
℃で加熱した後、グラスフィルター(G−4)を用いて
濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いカルボキシ基表面修飾
した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパッカーとポンプを用
い、内径4.6 mおよび長さ25cmのステンレスス
チール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラム
を作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに
接続した。移動相として0.025%リン酸−50mM
リン酸−カリウムを流速2 ml /+minで流し、
ノルエピネフリン、エピネフリンおよびドーパミンの標
準混合物を注入し、UV検出器を用いて254nmで検
出し、クロマトグラムを得た。この結果、各ピークの保
持時間と理論段数は以下の通りであった。
m上」J−実施例1.1.2で得られた表面修飾粉体5
0gを200 mlのナス型フラスコに取り、これに0
. I N塩酸100mJを加えて油浴中で2時間10
0℃で加熱還流した後、グラスフィルター(G−4)を
用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いスルフォン基で
表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパフカーとポンプを用
い、内径4.611mおよび長さ5ca+のステンレス
スチール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラ
ムを作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィー
に接続した。移動相としてクエン酸リチウム緩衝液およ
び反応試薬としてニンヒドリン試薬をそれぞれ流速0.
5 ml /sinで流し、ホスホセリン、尿素および
アスパギン酸の標準混合物を注入し、VIS検出器を用
いて570na+で検出し、クロマトグラムを得た。こ
の結果、各ピークの保持時間と理論段数は以下の通りで
あった。
以下余白 災施桝上玉1上 実施例1.1.3で得られた表面修飾
粉体10gを100mj!のナス型フラスコに取り、こ
れにリン酸緩衝液(pH3,0) 50 rrlによく
分散させ、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)カルポジミド塩酸塩1gおよびリパーゼIgを加
えて、室温で24時間放置した後、グラスフィルター(
G−4)を用いて濾過し、さらに水500mIlで洗浄
し、脱気乾燥を行いリパーゼ結合シリカゲルを得た。
大施班上上土上 実施例1.1.4で得られた表面修飾
粉体50gを200mj!のナス型フラスコに取り、こ
れにヨウ化エチル100mJを加えて窒素ガス100m
1/winを流しなから油浴中で2時間80℃で加熱還
流した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し
、さらにアセトン500 m lで洗浄し、脱気乾燥を
行い四級アンモニウム塩で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをバッカーとポンプを用
い、内径4.6flおよび長さ25cmのステンレスス
チール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラム
を作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに
接続した。移動相として1mMフタル酸(pH3,4)
を流速1.5 mj! /akinで流し、酢酸、乳酸
、コハク酸およびギ酸の標準混合物を注入し、EC検出
器を用いて検出し、クロマトグラムを得た。この結果、
各ピークの保持時間と理論段数は以下の通りであった。
ス星±上ユ 実施例1のシリコーンポリマー被覆シリカ
ゲル100gを500 m 12のナス型フラスコに取
り、これに触媒として塩化白金酸10■、アリルアルコ
ール100rrlおよびイソプロピルアルコール100
m1を加えて油浴中で4時間80℃で加熱還流した後、
グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、さらにア
セトン10100Oで洗浄し、脱気乾燥を行いスペーサ
ー基付加シリカゲルを得た。
m1主上 実施例1.3で得られたスペーサー基付加シ
リカゲル50gを200 m lのナス型フラスコに取
り、これに1.5 mol / l過ヨウ酸ナトリウム
水溶液100mJ!  (pH8,5)および過マンガ
ン酸カリウム1.5gを加えて油浴中で2時間100℃
で加熱した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾
過し、水洗後、脱気乾燥を行いカルボキシ基で表面修飾
した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパフカーとポンプを用
い、内径4.6鶴および長さ25cmのステンレススチ
ール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラムを
作成した。本カラムを高速液体クロマトグラフィーに接
続した。移動相として0.025%リン酸−50mMリ
ン酸−カリウムを流速1 ml /s+inで流し、ノ
ルエピネフリン、エピネフリンおよびドーパミンの標準
混合物を注入し、UV検出器を用いて254nsで検出
し、クロマトグラムを得た。この結果、各ピークの保持
時間と理論段数は以下の通りであった。
m玉11 実施例1.3で得られたスペーサー基付加シ
リカゲル50gを200ml1のナス型フラスコに取り
、これに塩化チオニル100rrlを加えて24時間、
室温で撹拌した後、グラスフィルター(G−4)を用い
て濾過し、さらにアセトン500m1で洗浄し、脱気乾
燥を行いクロル基で表面修飾した粉体を得た。
裏11玉土 実施例1のシリコーンポリマー被覆シリカ
ゲル100 gを500m1lのナス型フラスコに取り
、これに触媒として塩化白金酸10■、塩化アリル10
0mj!およびクロロホルム100 m lを加えて油
浴中で4時間60℃で加熱還流した後、グラスフィルタ
ー(G−4)を用いて濾過し、さらにアセトンIQOO
mI!で洗浄し、脱気乾燥を行いスペーサー基付加シリ
カゲルを得た。
尖U上1ム上 実施例1.3.2で得られた表面修飾粉
体、または実施例1.4で得られたスペーサー基付加シ
リカゲル50gを200 m #のナス型フラスコに取
り、これに塩化窒素50m1!、ジクロルエタン50m
1および塩化アルミニウム1gを加えて1時間−10℃
で反応させた後、グラスフィルター(G−4)を用いて
濾過し、さらにアセトン500mj!で洗浄し、脱気乾
燥を行いアミノ基で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパッカーとポンプを用
い、内径4.6 tmおよび長さ25(至)のステンレ
ススチール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カ
ラムを作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィ
ーに接続した。移動相としてアクリロニトリル/水(7
5/25)を流速2rrl/sinで流し、フルクトー
ス、グルコース、サッカロース、マルトースおよびラク
トースの標準混合物を注入し、R1検出器を用いて検出
し、クロマトグラムを得た。この結果、各ピークの保持
時間と理論段数は以下の通りであった。
ス差■上111 実施例1.3.2で得られた表面修飾
粉体、または実施例1.4で得られたスペーサー基付加
シリカゲル50gを200mj!のナス型フラスコに取
り、これに1++ol/1亜硫酸ナトリウム100m1
を加えて5時間100℃で加熱還流した後、グラスフィ
ルター(G−4)を用いて濾過し、水′洗後、脱気乾燥
を行いスルフオン酸ナトリウムで表面修飾した粉体を得
た。
この得られた表面修飾粉体3gをパフカーとポンプを用
い、内径4.6 tmおよび長さ25cmのステンレス
スチール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラ
ムを作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィー
に接続した。移動相として2M酢酸アンモニウム−酢酸
(pH4,6)を流速1ml/l1inで流し、ウラシ
ル、グアニン、アデニンおよびシトシンの標準混合物を
注入し、UV検出器を用いて254nn+で検出し、ク
ロマトグラムを得た。この結果、各ピークの保持時間と
理論段数は以下の通りであった。
叉籐尉且盃lユ 実施例1.3.2で得られた表面修飾
粉体、または実施例1.4で得られたスペーサー基付加
シリカゲ)L/、50gを200m1のナス型フラスコ
に取り、これに1wol/lシアン化水素水溶液100
m1を加えて6時間100℃で加熱還流した後、グラス
フィルター(G−4)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾
燥を行いシアノ基で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをバッカーとポンプを用
い、内径4.61−および長さ25cmのステンレスス
チール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラム
を作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに
接続した。移動相としてエタノール/ヘキサン(10/
90)を流速2mJ/1linで流し、エストロン、エ
ストラディオール、ヒドロコルチゾンおよびデキサメタ
シンの標準混合物を注入し、UV検出器を用いて254
nmで検出し、クロマトグラムを得た。この結果、各ピ
ークの保持時間と理論段数は以下の通りであった。
ス藷■上エ 実施例1のシリコーンポリマー被覆シリカ
ゲル100gを500 m lのナス型フラスコに取り
、これに触媒として塩化白金酸lO■、アリルスルフオ
ン酸ナトリウム50gおよびジメチルスルフオキシド2
00m1!を加えて油浴中で4時間120℃で加熱還流
した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、
水洗後、脱気乾燥を行いスペーサー基付加シリカゲルを
得た。
ス屓l址1.5.1  実施例1.3.2.2で得られ
た表面修飾粉体、または実施例1.5で得られたスペー
サー基付加シリカゲル50gを200 m lのナス型
フラスコに取り、これに0. I N塩酸100mj!
を加えて油浴中で2時間100℃で加熱還流した後、グ
ラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、さらにアセ
トン500m1で洗浄し、脱気乾燥を行いスルフォン基
で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパフカーとポンプを用
い、内径4.6鶴および長さ5c11のステンレススチ
ール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラムを
作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに接
続した。移動相としてクエン酸リチウム緩衝液および反
応試薬としてニンヒドリン試薬をそれぞれ流速0.5 
ml /winで流し、ホスホセリン、尿素およびアス
パギン酸の標準混合物を注入し、VIS検出器を用いて
570nmで検出し、クロマトグラムを得た。この結果
、各ビーりの保持時間と理論段数は以下の通りであった
m1旦 実施例1のシリコーンポリマー被覆シリカゲル
100gを500 m lのナス型フラスコに取り、こ
れに触媒としてトリブチルアミン塩化白nu![o■、
アリルフェニルエーテル100mj!およびトルエン1
00m1を加えて油浴中で4時間110℃で加熱還流し
た後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、さ
らにアセトン10100Oで洗浄し、脱気乾燥を行いス
ペーサー基付加シリカゲルを得た。
叉施■上l上 実施例1.6で得られたスペーサー基付
加シリカゲル50gを200 m lのナス型フラスコ
に取り、これにカリウム−t−ブトキシド0.5gおよ
びペンタン100rrlを加え、さらに二酸化炭素を流
速50 rrl /l1linで流しながら室温で5時
間反応した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾
過し、さらにアセトン500 m lで洗浄し、脱気乾
燥を行いカルボキシ基で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパッカーとポンプを用
い、内径4.6 amおよび長さ25CJIのステンレ
ススチール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カ
ラムを作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィ
ーに接続した。移動相として0.025%113PO4
50m MKHzPO<を流速1 mf /sinで流
し、ノルエピネフリン、エピネフリンおよびドーパミン
の標準混合物を注入し、UV検出器を用いて254nm
で検出し、クロマトグラムを得た。
この結果、各ピークの保持時間と理論段数は以下の通り
であった。
以下余白 実施例1.6.1.1  実施例1.6.1で得られた
表面修飾粉体50gを200m1のナス型フラスコに取
り、これにジイソブチル水素化アルミニウム3.0gお
よびジオキサン100m1を加え6時間0℃で反応させ
た後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、さ
らにアセトン500mji!で洗浄し、脱気乾燥を行っ
た。十分乾燥した後、この粉体50gヲ200mβのナ
ス型フラスコに取り、これにトルエンtoo m lお
よびヨウ素0.5gを加え、さらにアンモニアガスを流
速200m1/minで流しながら室温で4時間反応さ
せた後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、
さらにアセトン500m1で洗浄し、脱気乾燥を行いシ
アノ基で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパフカーとポンプを用
い、内径4.6flおよび長さ25cs*のステンレス
スチール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラ
ムを作成した。本カラムを高速液体クロマトグラフィー
に接続した。移動相としてエタノール/ヘキサン(10
/90)を流速2mj!/a+inで流し、エストロン
、エストラディオール、ヒドロコルチゾンおよびデキサ
メタシンの標準混合物を注入し、UV検出器を用いて2
54nmで検出し、クロマトグラムを得た。この結果、
各ピークの保持時間と理論段数は以下の通りであった。
W16.2  実施例1.6で得られたスペーサー基付
加シリカゲル50gを200 m Aのナス型フラスコ
に取り、これに濃硝酸50mj2および濃硫酸5Qmj
!を加え2時間室温で反応させた後、グラスフィルター
(G−4)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行った
。十分乾燥した後、この粉体50gを200 m It
のナス型フラスコに取り、これに蒸留水100mm!お
よび鉄粉0.5gを加えて油浴中で6時間100℃で加
熱還流した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾
過し、水洗後、脱気乾燥を行いアミノ基で表面修飾した
粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをバッカーとポンプを用
い、内径4.6鰭および長さ25cmのステンレススチ
ール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラムを
作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに接
続した。移動相としてアクリロニトリル/水(75/2
5)を流速2mIt/l1inで流し、フルクトース、
グルコース、サッカロース、マルトースおよびラクトー
スの標準混合物を注入し、R1検出器を用いて検出し、
クロマトグラムを得た。この結果、各ピークの保持時間
と理論段数は以下の通りであった。
実施炎上lユ 実施例1.6で得られたスペーサー基付
加シリカゲル50gを200m1のナス型フラスコに取
り、これに5%発煙硫酸100mA!を加え油浴中で4
時間100℃で加熱還流した後、グラスフィルター(G
−4)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いスルフ
ォン基で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパフカーとポンプを用
い、内径4.6鶴および長さ5 ctsのステンレスス
チール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラム
を作成した。木カラムを高速液体クロマトグラフィーに
接続した。移動相としてクエン酸リチウム緩衝液および
反応試薬としてニンヒドリン試薬をそれぞれ流速0.5
 ml /winで流し、ホスホセリン、尿素およびア
スパラギン酸の標準混合物を注入し、VIS検出器を用
いて570nn+で検出し、クロマトグラムを得た。こ
の結果、各ピークの保持時間と理論段数は以下の通りで
あった。
実指貫上旦工上 実施例1.6.3で得られた表面修飾
粉体50gを200 m fのナス型フラスコに取り、
これに1mol/j!水酸化カルシウム水溶液100m
1を加え油浴中で4時間100℃で加熱還流した後、グ
ラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、水洗後、脱
気乾燥を行った。十分乾燥した後、この粉体50gを2
00mj!のナス型フラスコに取り、これに1+ol/
j!炭酸ナトリウム水溶液100mj!を加えて油浴中
で6時間100℃で加熱還流した後、グラスフィルター
(G−4)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いス
ルフオン酸ナトリウムで表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをバフカーとポンプを用
い、内径4.6鶴および長さ25C11のステンレスス
チール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラム
を作成した。本カラムを高速液体クロマトグラフィーに
接続した。移動相として2M酢酸アンモニウム−酢酸(
pH4,6)を流速1ml/ll1inで流し、ウラシ
ル、グアニン、アデニンおよびシトシンの標準混合物を
注入し、UV検出器を用いて254nmで検出し、クロ
マトグラムを得た。この結果、各ピークの保持時間と理
論段数は以下の通りであった。
実施■土工 実施例1のシリコーンポリマーmlシリカ
ゲル100gを500 m lのナス型フラスコに取り
、これに触媒として塩化白金酸lO■、スチレン100
mJ 1パラ−t−ブチルカテコール0.5gおよびト
ルエン100m1を加えて油浴中で4時間110℃で加
熱還流した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾
過し、さらにアセトン100100Oで洗浄し、脱気乾
燥を行いスペーサー基付加シリカゲルを得た。
W上1土 実施例1.7で得られたスペーサー基付加シ
リカゲル50gを200 m lのナス型フラスコに取
り、これにカリウム−t−ブトキシド0.5gおよびペ
ンタン100mj!を加え、さらに二酸化炭素を流速5
0 ml /sinで流しながら室温で5時間反応した
後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、さら
にアセトン500 m lで洗浄し、脱気乾燥を行いカ
ルボキシ基で表面修飾した粉体を得た。
この得られた多段階表面修飾粉体3gをパフカーとポン
プを用い、内径4.6 Mおよび長さ25cmのステン
レススチール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填
カラムを作成した。本カラムを高速液体クロマトグラフ
ィーに接続した。
移動相として0.025%H3PO450mMKHzP
O+を流速1 ml /sinで流し、ノルエピネフリ
ン、エピネフリンおよびドーパミンの標準混合物を注入
し、UV検出器を用いて254na+で検出し、クロマ
トグラムを得た。この結果、各ピークの保持時間と理論
段数は以下の通りであった。
以下余白 ス崖±上1上土 実施例1.7.1で得られた表面修飾
粉体50gを200m1のナス型フラスコに取り、これ
にジイソブチル水素化アルミニウム3.0gおよびジオ
キサン100mff1を加え6時間O℃で反応させた後
、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、さらに
アセトン500 m lで洗浄し、脱気乾燥を行った。
十分乾燥した後、この粉体50gを200 m IIの
ナス型フラスコに取り、これにトルエン100rrlお
よびヨウ素0.5gを加え、さらにアンモニアガスを流
速200ml1/+winで流しながら室温で4時間反
応させた後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過
し、さらにアセトン500nuで洗浄し、脱気乾燥を行
いシアノ基で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをバンカーとポンプを用
い、内径4.6鶴および長さ253のステンレススチー
ル製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラムを作
成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに接続
した。移動相としてエタノール/ヘキサン(10/90
)を流速’l mJ /winで流し、エストロン、エ
ストラディオール、ヒドロコルチゾンおよびデキサメタ
シンの標準混合物を注入し、UV検出器を用いて254
n+*で検出し、クロマトグラムを得た。この結果、各
ピークの保持時間と理論段数は以下の通りであった。
m玉1叉 実施例1.7で得られたスペーサー基付加シ
リカゲル50gを200 m 12のナス型フラ   
−スコに取り、これに濃硝酸50mj!および濃硫酸5
0mJを加え2時間室温で反応させた後、グラスフィル
ター(G−4)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行
った。十分乾燥した後、この粉体50gを200 ml
Vのナス型フラスコに取り、これに蒸留水150mIl
および鉄粉0.5gを加えて油浴中で6時間100℃で
加熱還流した後、グラスフィルター(G−4を用いて濾
過し、水洗後、脱気乾燥を行いアミノ基で表面修飾した
粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをバンカーとポンプを用
い、内径4.6flおよび長さ25cmのステンレスス
チール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラム
を作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに
接続した。移動相としてアクリロニトリル/水(75/
25)を流速’l mj! /akinで流し、フルク
トース、グルコース、サッカロース、マルトースおよび
ラクトースの標準混合物を注入し、R1検出器を用いて
検出し、クロマトグラムを得た。この結果、各ピークの
保持時間と理論段数は以下の通りであった。
ILL!、ユ」−実施例1.7で得られたスペーサー基
付加シリカゲル50gを200m1のナス型フラスコに
取り、これに5%発煙硫酸100mIlを加え油浴中で
4時間100℃で加熱還流した後、グラスフィルター(
G−4)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いアミ
ノ基で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパフカーとポンプを用
い、内径4.6鶴および長さ5aaのステンレススチー
ル製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラムを作
成した。本カラムを高速液体クロマトグラフィーに接続
した。移動相としてクエン酸リチウム緩衝液および反応
試薬としてニンヒドリン試薬をそれぞれ流速0.5 m
l /minで流し、ホスホセリン、尿素およびアスパ
ラギン酸の標準混合物を注入し、VIS検出器を用いて
570nmで検出し、クロマトグラムを得た。この結果
、各ピークの保持時間と理論段数は以下の通りであった
ヌn例1.7.3.1− 実施例1.7.3で得られた
表面修飾粉体50gを200m1のナス型フラスコに取
り、これに1+++ol/j!水酸化力ルシウム水溶液
100m1を加え油浴中で4時間100℃で加熱還流し
た後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、水
洗後、脱気乾燥を行った。十分乾燥した後、この粉体5
0gを200mj+のナス型フラスコに取り、これに1
mol/j2炭酸ナトリウム水溶液100mj!を加え
て油浴中で6時間100℃で加熱還流した後、グラスフ
ィルター(G−4)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥
を行いスルフオン酸ナトリウムで表面修飾した粉体を得
た。
この得られた表面修飾粉体3gをパフカーとポンプを用
い、内径4.6龍および長さ25C11のステンレスス
チール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラム
を作成した。本カラムを高速、液体クロマトグラフィー
に接続した。移動相として2M酢酸アンモニウム−酢酸
(pH4,6)を流速1m!!/lll1nで流し、ウ
ラシル、グアニン、アデニンおよびシトシンの標準混合
物を注入し、UV検出器を用いて254nmで検出し、
クロマトグラムを得た。この結果、各ピークの保持時間
と理論段数は以下の通りであった。
夫上班上l 実施例1のシリコーンポリマー被覆シリカ
ゲル100gおよびアンモニア水をデシケータ−に入れ
80℃4時間加熱する。これを0. I N塩酸を含ん
だエタノール水溶液で洗浄する。
この粉末100gを500m1のナス型フラスコに取り
、これにγ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン
50gおよび水200 m lを加えて2時間室温で撹
拌した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し
、水洗後、脱気乾燥を行いスペーサー基付加シリカゲル
を得た。
ス財l九上1」2 実施例1.8で得られたスペーサー
基付加シリカゲル50gを200m/のナス型フラスコ
に取り、これに0.5規定硫酸100m1を加えて油浴
中で2時間100℃で加熱した後、グラスフィルター(
G−4)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行い水酸
基で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパッカーとポンプを用
い、内径4.6fiおよび長さ25cmのステンレスス
チール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラム
を作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに
接続した。移動相としてヘプタンを流速1 ml! /
sinで流し、ベンゼン、ナフタレン、アントラセンお
よび2.3−ペンツアントラセンの標準混合物を注入し
、UV検出器を用いて254nmで検出し、クロマトグ
ラムを得た。
この結果、各ピークの保持時間と理論段数は以下の通り
であった。
以下余白 実1貫上11 実施例1.8で得られたスペーサー基付
加シリカゲル50gを200mfのナス型フラスコに取
り、これにl+sol/j!亜硫酸ナトリウム水溶液1
00m1を加えて油浴中で4時間80℃で加熱した後、
グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、水洗後、
脱気乾燥を行いスルフオン酸ナトリウムで表面修飾した
粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパフカーとポンプを用
い、内径4.6鶴および長さ25cmのステンレススチ
ール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラムを
作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに接
続した。移動相として2M酢酸アンモニウム−酢酸(p
H4,6)を流速1mji10+inで流し、ウラシル
、グアニン、アデニンおよびシトシンの標準混合物を注
入し、UV検出器を用いて254nmで検出し、クロマ
トグラムを得た。この結果、各ピークの保持時間と理論
段数は以下の通りであった。
実施■上1ユ 実施例1.8で得られたスペーサー基付
加シリカゲル50gを200mj+のナス型フラスコに
取り、これにアンモニア水toomzを加えて油浴中で
4時間80℃で加熱した後、グラスフィルター(G−4
)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いアミノ基で
表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパッカーとポンプを用
い、内径4.61■および長さ250のステンレススチ
ール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラムを
作成した0本カラムを高速液体クロマトグラフィーに接
続した。移動相としてアクリロニトリル/水(75/2
5)を流速2ml/winで流し、フルクトース、グル
コース、サッカロース、マルトースおよびラクトースの
標準混合物を注入し、R1検出器を用いて検出し、クロ
マトグラムを得た。この結果、各ピークの保持時間と理
論段数は以下の通りであった。
裏施貫玉l↓ 実施例1.8で得られたスペーサー基付
加シリカゲル50gを200m1のナス型フラスコに取
り、これにジエチルアミン100m!!を加えて油浴中
で4時間55℃で加熱還流した後、グラスフィルター(
G−4)を用いて濾過し、さらにアセトン500m/で
洗浄し、脱気乾燥を行いジエチルアミンで表面修飾した
粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパフカーとポンプを用
い、内径4.61sおよび長さ25値のステンレススチ
ール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラムを
作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに接
続した。移動相として0.1Mリン酸−ナトリウム−リ
ン酸二ナトリウム/アセトニトリル(80/20)を流
速1ml/sinで流し、システィジン−リン酸、グア
ノシン−リン酸およびアデノシン−リン酸の標準混合物
を注入し、UV検出器を用いて2540鋼で検出し、ク
ロマトグラムを得た。この結果、各ピークの保持時間と
理論段数は以下の通りであった。
失立拠上8.5  実施例1.8で得られたスペーサー
基付加シリカゲル50gを200 m lのナス型フラ
スコに取り、これに0.5 mol / 1シアン化水
素水溶液150mItを加えて油浴中で4時間100℃
で加熱還流した後、グラスフィルター(G−4)を用い
て濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いシアノ基で表面修飾
した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをバンカーとポンプを用
い、内径4.61mおよび長さ25cmのステンレスス
チール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラム
を作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに
接続した。移動相としてエタノール/ヘキサン(10/
90)を流速2m!!/winで流し、エストロン、エ
ストラディオール、ヒドロコルチゾンおよびデキサメタ
シンの標準混合物を注入し、UV検出器を用いて254
nn+で検出し、クロマトグラムを得た。この結果、各
ピークの保持時間と理論段数は以下の通りであった。
大範立18.6  実施例1.8で得られたスペーサー
基付加シリカゲル50gを200 m lのナス型フラ
スコに取り、これにモノグリセリン100m1および四
フッ化ホウ素亜鉛0.1gを加えて油浴中で4時間10
0℃で加熱還流した後、グラスフィルター(G−4)を
用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いモノグリセリン
で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
m上11 実施例1.8で得られたスペーサー基付加シ
リカゲル50gを200 m 12のナス型フラスコに
取り、これにジグリセリン100m1および四フッ化ホ
ウ素亜鉛0.1gを加えて油浴中で4時間100℃で加
熱還流した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾
過し、水洗後、脱気乾燥を行いジグリセリンで表面修飾
した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
遺」1例」」L上」−実施例1.8.1で得られた表面
修飾粉体50gを200 m lのナス型フラスコに取
り、これに1.5 mol / 1過ヨウ酸ナトリウム
水溶液100mj!  (pH,5)および過マンガン
酸カリウム1.5gを加えて油浴中で2時間100℃で
加熱した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過
し、水洗後、脱気乾燥を行いカルボキシ基で表面修飾し
た粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパッカーとポンプを用
い、内径4.6鶴および長さ25値1mのステンレスス
チール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラム
を作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに
接続した。移動相として0.025%リン酸−50mM
リン酸−カリウムを流速1 mj! /l1linで流
し、ノルエピネフリン、エピネフリンおよびドーパミン
の標準混合物を注入し、UV検出器を用いて254nm
で検出し、クロマトグラムを得た。この結果、各ピーク
の保持時間と理論段数は以下の通りであった。
実11上lL上 実施例1.8.2で得られた表面修飾
粉体50gを200 m lのナス型フラスコに取り、
これに0. I N塩酸100mA!を加えて油浴中で
2時間100℃で加熱還流した後、グラスフィルター(
G−4)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いスル
フォン酸で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをバッカーとポンプを用
い、内径4.61および長さ5ca+のステンレススチ
ール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラムを
作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに接
続した。移動相としてクエン酸リチウム緩衝液および反
応試薬としてニンヒドリン試薬をそれぞれ流速0.5 
ml /lll1nで流し、ホスホセリン、尿素および
アスパギン酸の標準混合物を注入し、VIS検出器を用
いて570nmで検出し、クロマトグラムを得た。この
結果、各ピークの保持時間と理論段数は以下の通りであ
っ去。
スJF例1.8.3.1= 実施例1.8.3で得られ
た表面修飾粉体togを100mj!のナス型フラスコ
に取り、これにリン酸緩衝液(pH3,0)50rrl
によく分散させ、1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノ −プロビル)カルポジミド塩酸塩1gおよびリパー
ゼ1gを加えて、室温で24時間放置した後、グラスフ
ィルター(G−4)を用いて濾過し、さらに水500m
1で洗浄し、脱気乾燥を行いリパーゼ結合シリカゲルを
得た。
実  1.8.4.1= 実施例1.8.4で得られた
表面修飾粉体50gを200 m Itのナス型フラス
コに取り、これにヨウ化エチル100 m j2を加え
て窒素ガス100mJ /sinを流しなから油浴中で
2時間80℃で加熱還流した後、グラスフィルター(G
−4)を用いて濾過し、さらにアセトン500 m l
で洗浄し、脱気乾燥を行い四級アンモニウム塩で表面修
飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをバッカーとポンプを用
い、内径4.6fiおよび長さ25値のステンレススチ
ール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラムを
作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに接
続した。移動相として1mMフタル酸(pH3,4)を
流速1.5 ml /lll1nで流し、酢酸、乳酸、
コハク酸およびギ酸の標準混合物を注入し、EC検出器
を用いて検出し、クロマトグラムを得た。この結果、各
ピークの保持時間と理論段数は以下の通りであった。
実ll性上J−実施例1のシリコーンポリマー被覆シリ
カゲル100gおよびアンモニア水をデシケータ−に入
れ80℃4時間加熱する。これを0.IN塩酸を含んだ
エタノール水溶液で洗浄する。
この粉末100gを500 m lのナス型フラスコに
取り、これに3−シアノプロピルジメチルクロロシラン
30gおよびトルエン300 m 12を加えて油浴中
で6時間110℃で加熱還流した後、グラスフィルター
(G−4)を用いて濾過し、さらにアセトン1000 
m lで洗浄し、脱気乾燥を行いスペーサーi付加シリ
カゲルを得た。
実上斑上l上 実施例1.9で得られた表面修飾粉体5
0gを200 m lのナス型フラスコに取り、これに
1.5 l1ol / j!過ヨウ酸ナトリウム水溶液
100m1  (pH8,5)および過マンガン酸カリ
ウム1.5gを加えて油浴中で2時間100℃で加熱し
た後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、水
洗後、脱気乾燥を行いカルボキシ基で表面修飾した粉体
を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをバンカーとポンプを用
い、内径4.6龍および長さ25caeのステンレスス
チール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラム
を作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに
接続した。移動相として0.025%リン酸−50mM
リン酸−カリウムを流速1ml/r@inで流し、ノル
エピネフリン、エピネフリンおよびドーパミンの標準混
合物を注入し、UV検出器を用いて254no+で検出
し、クロマトグラムを得た。この結果、各ピークの保持
時間と理論段数は以下の通りであった。
実施W  実施例1のシリコーンポリマー被覆シリカゲ
ル100gおよびアンモニア水をデシケータ−に入れ8
0℃4時間加熱する。これを0.IN塩酸を含んだエタ
ノール水溶液で洗浄する。
この粉末100gを500 m lのナス型フラスコに
取り、これにアミノプロピルトリメトキシシラン30g
および水200 m lを加えて2時間室温で撹拌した
後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、水洗
後、脱気乾燥を行いスペーサー基付加シリカゲルを得た
尖11上10.1  実施例1.lOで得られた表面修
飾粉体10gを100mj!のナス型フラスコに取り、
これにリン酸緩衝液(pH3,0) 50 mlによく
分散させ、■−エチルー3−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)カルポジミド塩酸塩1gおよびリパーゼ1gを加
えて、室温で24時間放置した後、グラスフィルター(
G−4)を用いて濾過し、さらに水500m1で洗浄し
、脱気乾燥を行いリパーゼ結合シリカゲルを得た。
災施■上旦 実施例1のシリコーンポリマー被覆シリカ
ゲル100gおよびアンモニア水をデシケータ−に入れ
80℃4時間加熱する。これを0.IN塩酸を含んだエ
タノール水溶液で洗浄する。
この粉末100gを500m1のナス型フラスコに取り
、これにT−クロロプロピルトリメトキシシラン30g
および水200m1を加えて2時間室温で撹拌した後、
グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、水洗後、
脱気乾燥を行いスペーサー基付加シリカゲルを得た。
実施±上■」 実施例1.11で得られたスペーサー基
付加シリカゲル50gを200 m lのナス型フラス
コに取り、これに塩化窒素50m1、ジクロルエタン1
00mj!および塩化アルミニウム1gを加えて1時間
−10℃で反応させた後、グラスフィルター(G−4)
を用いて濾過し、さらにアセトン500mj!で洗浄し
、脱気乾燥を行いアミノ基で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパッカーとポンプを用
い、内径4.6flおよび長さ25amのステンレスス
チール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラム
を作成した。本カラムを高速液体クロマトグラフィーに
接続した。移動相としてアセトニトリル/水(75/2
5)を流速2ml/l1inで流し、フルクトース、グ
ルコース、サッカロース、マルトースおよびラクトース
の標準混合物を注入し、R1検出器を用いて検出し、ク
ロマトグラムを得た。この結果、各ピークの保持時間と
理論段数は以下の通りであった。
m1旦」 実施例1.11で得られたスペーサー基付加
シリカゲル50gを200m1のナス型フラスコに取り
、これにLmol/f亜硫酸ナトリウム100m1を加
えて5時間lOO℃で加熱還流した後、グラスフィルタ
ー(G−4)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行い
スルフオン酸ナトリウムで表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパフカーとポンプを用
い、内径4.6龍および長さ25(Jのステンレススチ
ール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラムを
作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに接
続した。移動相として2M酢酸アンモニウム−酢酸(p
H4,6)を流速1mA/winで流し、ウラシル、グ
アニン、アデニンおよびシトシンの標準混合物を注入し
、UV検出器を用いて254n−で検出し、クロマトグ
ラムを得た。この結果、各ピークの保持時間と理論段数
は以下の通りであった。
m上旦J」 実施例1.11.2で得られた表面修飾粉
体50gを200mj!のナス型フラスコに取り、これ
に0. I N塩酸100nlを加えて油浴中で2時間
100℃で加熱還流した後、グラスフィルター(G−4
)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いスルフォン
基で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパッカーとポンプを用
い、内径4.6鶴および長さ5c11のステンレススチ
ール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラムを
作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに接
続した。移動相としてクエン酸リチウム緩衝液および反
応試薬としてニンヒドリン試薬をそれぞれ流速0.5 
ml /sinで流し、ホスホセリン、尿素およびアス
バギン酸の標準混合物を注入し、VIS検出器を用いて
570rvで検出し、クロマトグラムを得た。この結果
、各ピークの保持時間と理論段数は以下の通りであった
m1旦」 実施例1.11で得られたスペーサー基付加
シリカゲル50gを200ml1のナス型フラスコに取
り、これに1siol/fシアン化水素水溶液IQQm
j!を加えて6時間100℃で加熱還流した後、グラス
フィルター(G−4)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾
燥を行いシアノ基で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパフカーとポンプを用
い、内径4.6Nおよび長さ25cmのステンレススチ
ール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラムを
作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに接
続した。移動相としてエタノール/ヘキサン(10/9
0)を流速2m1/1linで流し、エストロン、エス
トラディオール、ヒドロコルチゾンおよびデキサメタシ
ンの標準混合物を注入し、UV検出器を用いて254n
mで検出し、クロマトグラムを得た。この結果、各ピー
クの保持時間と理論段数は以下の通りであった。
以下余白 m上■ 実施例1のシリコーンポリマー被覆シリカゲル
100 gおよびアンモニア水をデシケータ−に入れ8
0℃4時間加熱する。これを0. I N塩酸を含んだ
エタノール水溶液で洗浄する。
この粉末100gを500rrlのナス型フラスコに取
り、これに(N、N−ジエチル−3−アミノプロピル)
トリメトキシシラン30gおよび水200m1を加えて
2時間室温で撹拌した後、グラスフィルター(G−4)
を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いスペーサー基
付加シリカゲルを得た。
実施例1.12.1  実施例1.12で得られた表面
修飾粉体50gを200mfのナス型フラスコに取り、
これにヨウ化エチル100mj!を加えて窒素ガス10
0m1/ll1inを流しなから油浴中で2時間80℃
で加熱還流した後、グラスフィルター(G−4)を用い
て濾過し、さらにアセトン500 m lで洗浄し、脱
気乾燥を行い四級アンモニウム塩で表面修飾した粉体を
得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパッカーとポンプを用
い、内径4.6 m膳および長さ25CImのステンレ
ススチール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カ
ラムを作成した。本カラムを高速液体クロマトグラフィ
ーに接続した。移動相として1mMフタル酸(pH3,
4)を流速1.5 ml /winで流し、酢酸、乳酸
、コハク酸およびギ酸の標準混合物を注入し、EC検出
器を用いて検出し、゛クロマトグラムを得た。この結果
、各ピークの保持時間と理論段数は以下の通りであった
以下余白 裏11上U 実施例1のシリコーンポリマー被覆シリカ
ゲル100gおよびアンモニア水をデシケータ−に入れ
80℃4時間加熱する。これを0. I N塩酸を含ん
だエタノール水溶液で洗浄する。
この粉末100gを500mj!のナス型フラスコに取
り、これにフェネチルトリメトキシシラン30gおよび
水200 m j!を加えて2時間室温で撹拌した後、
グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、水洗後、
脱気乾燥を行いスペーサー基付加シリカゲルを得た。
実施■玉U」 実施例1.13で得られたスペーサー基
付加シリカゲル50gを200 m lのナス型フラス
コに取り、これにカリウム−t−ブトキシド0.5gお
よびペンタン100m1を加え、さらに二酸化炭素を流
速50 ml /ll1inで流しながら室温で5時間
反応した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過
し、さらにアセトン500 m lで洗浄し、脱気乾燥
を行いカルボキシ基で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパフカーとポンプを用
い、内径4.6鶴および長さ25C11のステンレスス
チール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラム
を作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに
接続した。移動相として0.025%リン酸−50mM
リン酸−カリウムを流速1 ml /winで流し、ノ
エルピネフリン、エピネフリンおよびドーパミンの標準
混合物を注入し、UV検出器を用いて254nmで検出
し、クロマトグラムを得た。この結果、各ピークの保持
時間と理論段数は以下の通りであった。
以下余白 災11上13.1.1  実施例1.13.1で得られ
た表面修飾粉体50gを200m1のナス型フラスコに
取り、これにジイソブチル水素化アルミニウム3.0g
およびジオキサン100mj!を加え6時間0℃で反応
させた後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し
、さらにアセトン500 m lで洗浄し、脱気乾燥を
行った。十分乾燥した後、この粉体50gを200 m
 Aのナス型フラスコに取り、これにトルエン100m
j!およびヨウ素0.5gを加え、さらにアンモニアガ
スを流速200m1/+sinで流しながら室温で4時
間反応させた後、グラスフィルター(G−4)を用いて
濾過し、さらにアセトン500m1で洗浄し、脱気乾燥
を行いシアノ基で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパッカーとポンプを用
い、内径4.6鶴および長さ25cnのステンレススチ
ール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラムを
作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに接
続した。移動相としてエタノール/ヘキサン(10/9
0)を流速2 ml /@ilで流し、エストロン、エ
ストラディオール、ヒドロコルチゾンおよびデキサメタ
シンの標準混合物を注入し、UV検出器を用いて254
nsで検出し、クロマトグラムを得た。この結果、各ピ
ークの保持時間と理論段数は以下の通りであった。
ス星貫上U」 実施例1.13で得られたスペーサー基
付加シリカゲル50gを200mj!のナス型フラスコ
に取り、これに濃硝酸50m1!および濃硫酸50rr
lを加え2時間室温で反応させた後、グラスフィルター
(G−4)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行った
。十分乾燥した後、この粉体50gを200 m lの
ナス型フラスコに取り、これに製塩M50mlおよび鉄
粉0.5gを加えて油浴中で6時間100℃で加熱還流
した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、
水洗後、脱気乾燥を行いアミノ基で表面修飾した粉体を
得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパッカーとポンプを用
い、内径4.6 tmおよび長さ25amのステンレス
スチール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラ
ムを作成した0本カラムを高速液体クロマトグラフィー
に接続した。移動相としてアセトニトリル/水(75/
25)を流速2+yl/winで流し、フルクトース、
グルコース、サッカロース、マルトースおよびラクトー
スの標準混合物を注入し、R1検出器を用いて検出し、
クロマトグラムを得た。この結果、各ピークの保持時間
と理論段数は以下の通りであった。
11桝上U」 実施例1.13で得られたスペーサー基
付加シリカゲル50gを200mj+のナス型フラスコ
に取り、これに5%発煙硫酸100m1を加え油浴中で
4時間100℃で加熱還流した後、グラスフィルター(
G−4)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いスル
フォン基で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパフカーとポンプを用
い、内径4.6 mmおよび長さ5cmのステンレスス
チール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラム
を作成した。本カラムを高速液体クロマトグラフィーに
接続した。移動相としてクエン酸リチウム緩衝液および
反応試薬としてニンヒドリン試薬をそれぞれ流速0.5
 rrl /winで流し、ホスホセリン、尿素および
アスパラギン酸の標準混合物を注入し、vrs検出器を
用いて570nmで検出し、クロマトグラムを得た。こ
の結果、各ピークの保持時間と理論段数は以下の通りで
あった。
天U上13.3.1  実施例1.13.3で得られた
表面修飾粉体50gを200mfのナス型フラスコに取
り、これに1a+ol/f炭酸ナトリウム水溶液100
mIlを加えて油浴中で1時間100℃で加熱還流した
後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、水洗
後、脱気乾燥を行いスルフオン酸ナトリウムで表面修飾
した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体3gをパフカーとポンプを用
い、内径4.6龍および長さ25C11のステンレスス
チール製カラムに平衡スラリー法で充填し、充填カラム
を作成した。零カラムを高速液体クロマトグラフィーに
接続した。移動相として2M酢酸アンモニウム−酢酸(
pH4,6)を流速1m17w1nで流し、ウラシル、
グアニン、アデニンおよびシトシンの標準混合物を注入
し、UV検出器を用いて254ns+で検出し、クロマ
トグラムを得た。この結果、各ピークの保持時間と理論
段数は以下の通りであった。
以下余白 m  容11001!の回転式ダブルコーン型反応槽(
ステンレススチール製、保温ジャケット付き)にコバル
ト−γ−酸化鉄10kgを入れた。一方、この反応槽に
ステンレススチール管で直結した原液供給タンク(ステ
ンレススチール製、保温ジャケット付き)にテトラメチ
ルテトラハイドロジエンシクロテトラシロキサン5 k
gを入れた。次に、系を真空ポンプで100m11gま
で減圧した。
90℃に加熱した熱媒を循環ポンプで熱媒体加熱槽から
反応槽と原液供給タンクの保温ジャケットに供給して、
系の温度を90℃に保った。反応槽の回転はタイマーに
より10分間静置後3回転させることによって行ない、
反応槽内でコバルト−γ−酸化鉄を混合攪拌する操作を
10時間繰り返した。その後、窒素ガスを系に導入して
常圧に戻し、処理粉体10.3kgを採り出した。この
処理粉体は、未処理のコバルI−−r−酸化鉄に見られ
る親水性が全くなく著しい疎水性を示し、そしてリナロ
ール分解能は消失していた。
大指貫1土 実施例2のシリコーンポリマー被覆コバル
ト−T−酸化鉄100gを500m1のナス型フラスコ
に取り、これに触媒として塩化白金酸10■、アリルグ
リシジルエーテル100m1およびイソプロピルアルコ
ール100mj’を加えて油浴中で6時間80℃で加熱
還流した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過
し、さらにアセトン10100Oで洗浄し、脱気乾燥を
行いスペーサー基付加コバルトーγ−酸化鉄を得た。
m土 実施例2.1で得られたスペーサー基付加コバル
トーr−酸化鉄50gを200mj!のナス型フラスコ
に取り、これにアンモニア水100m1を加えて油浴中
で4時間80℃で加熱した後、グラスフィルター(G−
4)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いアミノ基
で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
、1.2  実施例2.1で得られたスペーサー基付加
コバルトーγ−酸化鉄50gを200 m j!のナス
型フラスコに取り、これに0.5 mol / 1シア
ン化水素水溶液100m1を加えて油浴中で4時間10
0℃で加熱還流した後、グラスフィルター(G−4)を
用いて濾過し、さらにアセトン500m1で洗浄し、脱
気乾燥を行いシアノ基で表面修飾した粉体を得た。
実施■1 容積1001の振動型反応槽(ステンレスス
チール製、保温ジャケット付き)中に二酸化チタン5 
kgを入れた。その反応槽、およびそれに直結した容積
10fの処理液供給タンク(ステンレススチール製、保
温ジャケット付き)の温度は、90℃に加熱した熱媒体
を循環ポンプで熱媒体加熱槽から各保温ジャケットに供
給して90℃とする。処理タンクにテトラメチルテトラ
ハイドロジエンシクロテトラシロキサン500gを加え
、処理液供給タンクに窒素ガスを21/n+in供給し
て、処理液をバブリングさせた。なお、反応槽には凝縮
器が取り付けてあり、窒素ガスがそこから放出され、未
反応の処理剤が回収できるようになっている。また、反
応槽は10分間隔で1分間回転させ、反応槽内で二酸化
チタンを混合する操作を10時間繰り返し、処理粉体5
.2 kgを採り出した。
この処理粉体は著しい疎水性を示し、リナロール分解能
は消失していた。
スm土 実施例3のシリコーンポリマー被覆二酸化チタ
ン100gを500m1のナス型フラスコに取り、これ
に触媒として塩化白金酸10■、アリルグリシジルエー
テル100m1およびイソプロピルアルコール100m
fを加えて油浴中で6時間80℃で加熱還流した後、グ
ラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、さらにアセ
トン10100O!で洗浄し、脱気乾燥を行いスペーサ
ー基付加二酸化チタンを得た。
m上上 実施例3.1で得られたスペーサー基付加二酸
化チタン50gを200 m lのナス型フラスコに取
り、これに1mol/j!亜硫酸ナトリウム水溶液10
0 m ffiを加えて油浴中で4時間80℃で加熱し
た後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、水
洗後、脱気乾燥を行いスルフオン酸ナトリウムで表面修
飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
JJF例」工L」−実施例3.1で得られたスペーサー
基付加二酸化チタン50gを200 m lのナス型フ
ラスコに取り、これにモノグリセリン100mj!およ
び四フッ化ホウ素亜鉛0.1gを加えて油浴中で4時間
100℃で加熱還流した後、グラスフィルター(G−4
)を用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いモノグリセ
リンで表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
実施■よム主 実施例3.1で得られたスペーサー基付
加二酸化チタン50gを200m1のナス型フラスコに
取り、これにジグリセリン100m1および四フッ化ホ
ウ素亜鉛0.1gを加えて油浴中で4時間100℃で加
熱還流した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾
過し、水洗後、脱気乾燥を行いジグリセリンで表面修飾
した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
実m上土 実施例3.1.3で得られた表面修飾粉体と
同様の方法を用いて酸化鉄、酸化亜鉛およびカオリンを
得た。この3種の表面修飾粉体を用いて下記に示すカラ
ミンローションを製造した。
(1)グリセリン        4.0%(2)表面
修飾酸化鉄       0.15%(3)表面修飾酸
化亜鉛      0.5%(4)表面修飾カオリン 
     1.0%(5)カンファー        
  0.15%(6)エタノール         1
4.0%(7)香料            適量(8
)精製水          80.2%(1)、(6
)および(7)を入れて溶解した後、予め(5)を溶解
した(8)に(2)〜(4)と共に加えてよくかきまぜ
粉末を湿潤分散させてカラミンローションを得た。
1土■1叢 実施例3のシリコーンポリマー被覆二酸化
チタン100gを500 m lナス型フラスコに取り
、これに触媒としてトリブチルアミン・塩化白金酸塩1
0■、p−ビニルアニリン50gおよびトルエンLoo
mlを加えて油浴中で4時間110℃で加熱還流した後
、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、さらに
アセトン1000 m lで洗浄し、脱気乾燥を行いス
ペーサー基付加二酸化チタンを得た。
ス新11人ネ」−実施例3.2で得られたスペーサー基
付加二酸化チタン50gを、濃塩酸10m1と水100
mj!の溶液の中に分散し5℃に冷却した。
これに、亜硝酸ナトリウム2.0gを水2Qmlに溶解
した溶液を加えてた。他方において、200m1ビーカ
ーに10%水酸化ナトリウム溶液60m1を入れ、β−
ナフトール3.0gを加え溶解させ、5℃に冷却した。
上記5℃に冷却したβ−ナフトール溶液中に、前記ジア
ゾニウム塩をかきまぜながら、きわめてゆっくりと添加
すると赤色の粉体が得られた。これをグラスフィルター
(G、 −4)を用いて濾過し、さらに水500rrl
、次いでアセトン200 m l!で洗浄し、脱気乾燥
を行い、赤色色素を結合した二酸化チタンを得た。
m↓ 雲母500gおよびテトラメチルテトラハイドロ
ジエンシクロテトラシロキサン100gを別々の容器に
入れてガス滅菌器力ポカライザーCL−30B (Fu
ji Electric Co、 Ltd、)中に装入
し、アスピレータ−により内側の圧力を100wm11
gまで減圧し、温度を30℃に保った。
6時間後に空気を入れて常圧に戻した後、数回排気し、
処理粉体545gを得た。この処理粉体は著しい疎水性
を示しリナロール分解能は消失していた。
11貫上玉上実施例4のシリコーンポリマー被覆雲母1
00gを500 m lのナス型フラスコに取り、これ
に触媒として塩化白金酸10■、アリルグリシジルエー
テル100mj!およびイソプロピルアルコール100
mJ!を加えて油浴中で6時間80℃で加熱還流した後
、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、さらに
アセトン10100Oで洗浄し、脱気乾燥を行いスペー
サー基付加雲母を得た。
ス財1殊土ユ」−実施例4.1で得られたスペーサー基
付加雲母50gを200 m Ilのナス型フラスコに
取り、これにモノグリセリン100 m A!および四
フフ化ホウ素亜鉛0.1gを加えて油浴中で4時間10
0℃で加熱還流した後、グラスフィルター(G−4)を
用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いモノグリセリン
で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
1LL4.1」エ 実施例4.1で得られたスペーサー
基付加雲母50gを200rrlのナス型フラスコに取
り、これにジグリセリン100mIlおよび四フフ化ホ
ウ素亜鉛0.1gを加えて油浴中で4時間100℃で加
熱還流した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾
過上、水洗後、脱気乾燥を行いジグリセリンで表面修飾
した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
n  容積100 j!の回転式ダブルコーン型反応槽
(ステンレススチール製、保温ジャケット付き)中に雲
母チタン10ksrを入れた。その反応槽、およびそれ
に直結した容積1ONの処理液供給タンク(ステンレス
スチール製、保温ジャケット付き)の温度は、90℃に
加熱した熱媒体を循環ポンプで熱媒体加熱槽から各保温
ジャケットに供給して90℃とする。処理タンクにテト
ラメチルテトラハイドロジエンシクロテトラシロキサン
5 kgを加え、処理液供給タンクに窒素ガスを2f/
min供給して、処理液をバブリングさせた。なお、反
応槽には凝縮器が取り付けてあり、窒素ガスがそこから
放出され、未反応の処理剤が回収できるようになってい
る。また、反応槽は10分間隔で1分間回転させ、反応
槽内で雲母チタンを混合する操作を1σ時間繰り返し、
処理粉体10.2kgを採り出した。この処理粉体は著
しい疎水性を示し、リナロール分解能は消失していた。
実施炭炙土 実施例5のシリコーンポリマー被覆雲母チ
タン100gを500mj+のナス型フラスコに取り、
これに触媒として塩化白金酸10IIg、アリルグリシ
ジルエーテル100m1およびイソプロピルアルコール
100mj!を加えて油浴中で6時間80℃で加熱還流
した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、
さらにアセトン1000 m lで洗浄し、脱気乾燥を
行いスペーサー基付加雲母チタンを得た。
!Ell上土 実施例5.1で得られたスペーサー基付
加雲母チタン50gを200 m Aのナス型フラスコ
に取り、これにモノグリセリン150rrj!および四
フッ化ホウ素亜鉛0.1gを加えて油浴中で4時間10
0℃で加熱還流した後、グラスフィルター(G−4)を
用いて濾過し、水洗後、脱気乾燥を行いモノグリセリン
で表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
W上1 実施例5.1で得られたスペーサー基付加雲母
チタン50gを200 m lのナス型フラスコに取り
、これにジグリセリン100m1および四フッ化ホウ素
亜鉛0.1 gを加えて油浴中で4時間100℃で加熱
還流した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過
し、水洗後、脱気乾燥を行いジグリセリンで表面修飾し
た粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
M  カーボン500 gおよびテトラメチルテトラハ
イドロジエンシクロテトラシロキサン100gを別々の
容器に入れてガス滅菌器力ポカライザ−CL−30B 
(Fuji Electric Co、 Ltd、)中
に装入し、アスピレータ−により内側の圧力を100u
+Hgまで減圧し、温度を30℃に保った。
6時間後に空気を入れて常圧に戻した後、数回排気し、
処理粉体555gを得た。この処理粉体は著しい疎水性
を示しリナロール分解能は消失していた。
m  このシリコーンポリマー被覆カーボン100gを
500 m lのナス型フラスコに取り、これに触媒と
して塩化白金酸10■、アリルグリシジルエーテル10
0mj!およびイソプロピルアルコール100m1を加
えて油浴中で6時間80℃で加熱還流した後、グラスフ
ィルター(G−4)を用いて濾過し、さらにアセトン1
0100O!で洗浄し、脱気乾燥を行いスペーサー基付
加カーボンを得た。
m上 実施例6.1で得られたスペーサー基付加カーボ
ン50gを200 m A!のナス型フラスコに取り、
これにモノグリセリン100m1および四フッ化ホウ素
亜鉛0.1gを加えて油浴中で4時間100℃で加熱還
流した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し
、水洗後、脱気乾燥を行いモノグリセリンで表面修飾し
た粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
実旌貫111 実施例6.1で得られたスペーサー基付
加カーボン50gを200rrlのナス型フラスコに取
り、これにジグリセリン100mj!および四フフ化ホ
ウ素亜鉛0.1gを加えて油浴中で4時間100℃で加
熱還流した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾
過し、水洗後、脱気乾燥を行いジグリセリンで表面修飾
した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
叉豊■工 青色404号200 gをジクロルメタン800m1に
分散、ハイドロジエンメチルポリシロキサン(分子量約
3000) 6 gを加えて50℃で2時間加熱還流し
た後、100℃でジクロルメタンを留去した。
裏U工土 実施例7のシリコーンポリマー被覆青色40
4号200gをsoo m j!のナス型フラスコに取
り、これに触媒として塩化白金酸10■、アリルグリシ
ジルエーテル100m1およびイソプロピルアルコール
100mJ!を加えて油浴中で6時間80℃で加熱還流
した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、
さらにアセトン10100Oで洗浄し、脱気乾燥を行い
スペーサー基付加青色404号を得た。
裏施貫工上土 実施例7.1で得られたスペーサー基付
加青色404号50gを200m1のナス型フラスコに
取り、これにジグリセリン100m1および四フン化ホ
ウ素亜鉛0.1gを加えて油浴中で4時間100℃で加
熱還流した後、グラスフィルター(G−4>を用いて濾
過し、さらにエタノール500 m lで洗浄し、脱気
乾燥を行い表面修飾粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
実施班工 黄色酸化鉄200gを遊星型ボールミルに入れ5分間混
合摩砕後、ハイドロジエンメチルポリシロキサン(分子
:!16000)  10 gを加えてさらに混合摩砕
を3時間行った。
1LfLL!ヨ 実施例8のシリコーンポリマー被覆黄
色酸化鉄200gを500mIlのナス型フラスコに取
り、これに触媒として塩化白金酸10■、アリルグリシ
ジルエーテル100mj!およびイソプロピルアルコー
ル100mj!を加えて油浴中で6時間80℃で加熱還
流した後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し
、さらにアセトン10100Oで洗浄し、脱気乾燥を行
いスペーサー基付加黄色酸化鉄を得た。
実施ul上上 実施例8.1で得られたスペーサー基付
加黄色酸化鉄50gを200 m lのナス型フラスコ
に取り、これに1mol/j!亜硫酸ナトリウム水溶液
100m1を加えて油浴中で4時間80℃で加熱した後
、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、さらに
アセトン500m1で洗浄し、脱気乾燥を行い表面修飾
粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
災施医エ メタル鉄粉末100gとテトラヒドロテトラメチルシク
ロテトラシロキサン50gとを別々の容器に入れ80℃
でデシケータ−にて放置した。72時間後にメタル鉄を
取り出し重量を測定したところ106gの処理黄色酸化
鉄が得られ、さらに50℃の乾燥器に24時間放置した
ところ103 gの処理メタル鉄が得られた。
実旅貫11 実施例9のシリコーンポリマー被覆メタル
鉄100gを500 m Itのナス型フラスコに取り
、これに触媒として塩化白金酸10■、アリルグリシジ
ルエーテル100mfおよびイソプロピルアルコール1
00m1を加えて油浴中で6時間80℃で加熱還流した
後、グラスフィルター(G−4)を用いて濾過し、さら
にアセトン10100Oで洗浄し、脱気乾燥を行いスペ
ーサー基付加メタル鉄を得た。
lL[L、1土 実施例9.1で得られたスペーサー基
付加メタル鉄50gを200 m lのナス型フラスコ
に取り、これにアンモニア水100mj!を加えて油浴
中で4時間80℃で加熱した後、グラスフィルター(G
−4)を用いて濾過し、さらにアセトン500mj!で
洗浄し、脱気乾燥を行い表面修飾粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
W  実施例9のシリコーンポリマー被覆メタル鉄to
o gを500 m lのナス型フラスコに取り、これ
に触媒として塩化白金酸10■、3−クロロプロピルジ
メチルビニルシラン100 m lおよびイソプロピル
アルコール100m1を加えて油浴中で6時間80℃で
加熱還流した後、グラスフィルター(G−4)を用いて
濾過し、さらにアセトン10100O!で洗浄し、脱気
乾燥を行いスペーサー基付加メタル鉄を得た。
W工 実施例9.2で得られたスペーサー基付加メタル
鉄50gを200mj!のナス型フラスコに取り、これ
に1mol/j!亜硫酸ナトリウム100rl!を加え
て5時間100℃で加熱還流した後、グラスフィルター
(G−4)を用いて濾過し、さらに水500 m 1次
いでアセトン500 m lで洗浄し、脱気乾燥を行い
スルホン酸ナトリウムで表面修飾した粉体を得た。
この得られた表面修飾粉体は、著しい親水性を示した。
1施■土エ コーディエライト (2MgO・2八1203  ・5
SiO□)質セラミックスのモノリス担体10gとテト
ラメチルシクロテトラシロキサン10gとをデシケータ
−中に入れ、60℃で3日間放置した。その後モノリス
担体を取出し、80℃で6時間乾燥させ10.2gの処
理モノリス担体を得た。
実ll汁上0.1 実施例10のシリコーンポリマー被覆モノリス担体10
gを500 m lのナス型フラスコに取り、これに触
媒として塩化白金酸10■、アリルアルコール10m1
およびイソプロピルアルコール100mj7を加えて油
浴中で4時間80℃で加熱還流した後、グラスフィルタ
ー(G−4)を用いて濾過し、さらにアセトンで洗浄し
、脱気乾燥を行いスペーサー基付加シリカゲルを得た。
1隻炭土工上土 実施例10.1で得られたスペーサー
基付加モノリス担体10gを200m1のナス型フラス
コに取り、これに1.5mol /1過ヨウ酸ナトリウ
ム水溶液50m1 (pH8,5)および過マンガン酸
カリウム0.3gを加えて油浴中で2時間100℃で加
熱した後、アセトンで洗浄し、脱気乾燥を行いカルボキ
シル基で表面修飾したモノリス担体を得た。
スl汁上1」二1.1 実施例10.1.1で得られたカルボキシル基で表面修
飾したモノリス担体Logを抗B型肝炎ヒト免疫グロブ
リンの1重量%リン酸緩衝液(1/IOM。
pH8,0)200mlに浸漬した。その後N−ヒドロ
キシ−5−ノルポルネル−2,3−ジカルボキシイミド
500■を加え24時間反応を行い生理食塩水にてよく
洗浄した。こうして抗B型肝炎抗体固定化モノリス担体
を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)Si−H部分またはその誘導体部分である反応性
    部分少なくとも1個を含むシリコーンポリマー皮膜を表
    面上に担持した固体材料を調製し、(b)前記反応性部
    分と反応してそのSi原子と結合することのできるSi
    結合性部分少なくとも1個および化学修飾受容部分少な
    くとも1個をもつスペーサー化合物で前記工程(a)の
    固体材料を処理し、前記反応性部分と前記Si結合性部
    分とを反応させて前記スペーサー化合物をシリコーンポ
    リマー皮膜に結合させ、そして (c)前記化学修飾受容部分を化学修飾して機能性部分
    を導入させてなる、 機能性部分をもつシリコーンポリマー皮膜を表面上に担
    持した改質固体材料。
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