JPS63168421A - ポリウレタン樹脂 - Google Patents

ポリウレタン樹脂

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Publication number
JPS63168421A
JPS63168421A JP61314171A JP31417186A JPS63168421A JP S63168421 A JPS63168421 A JP S63168421A JP 61314171 A JP61314171 A JP 61314171A JP 31417186 A JP31417186 A JP 31417186A JP S63168421 A JPS63168421 A JP S63168421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
polyurethane resin
polyol
caprolactone
iron oxide
Prior art date
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Pending
Application number
JP61314171A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Kamiya
神谷 政昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP61314171A priority Critical patent/JPS63168421A/ja
Publication of JPS63168421A publication Critical patent/JPS63168421A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリウレタン樹脂に関するもので、詳しくは磁
性酸化鉄の分散性に優れ、且つ3個以上のイソシアネー
ト基を存する化合物を混合した戊 際の経時粘土安定性に優れたポリウレタン樹脂に関する
ものである。
〔従来技術) 一般に磁気テープを製造する際の磁性塗料液に用いられ
る樹脂は耐摩耗性、耐久性等に優れているポリウレタン
樹脂が主である。
磁性塗料液に用いられる磁性酸化鉄は親水性に冨む化合
物であるため、疏水性の強いポリウレタン樹脂では磁性
酸化鉄を均一に分散する事は困難である。
そのため、ポリウレタン樹脂以外に硝化綿あ、るいは塩
化ビニル、酢酸ビニル共重合体等親水性に富む化合物を
併用する方法及びポリウレタン樹脂構造中に親水性に富
む官能基を導入する方法が知られている。しかしながら
最近の磁気テープの高品質化にともない使用される磁性
酸化鉄がより微粉化されるとともに単位密度光たりの充
填量を高めるために、磁性酸化鉄以外の固形分とりわけ
樹脂量を低減する方向で進められている。そのため親水
性に富む化合物を併用する方法では問題がある。一方、
ポリウレタン樹脂構造中に導入する親水性官能基は水酸
基、カルボキシル基等は活性水素を有するで、磁性塗料
液にイソシアネート基を〔発明の目的〕 本発明者等はイソシアネート法を有する硬化剤を併用使
用しても粘度変化安定性に優れ、且つ、磁性酸化鉄を均
一分散せしめるポリウレタン樹脂を得んとして研究した
結果、分子内にスルホン酸ナトリウムを存するポリオー
ル成分を開始剤としてε−カプロラクトンを重合して得
られるカプロラクトンポリオールを含有するポリヒドロ
キシ化合物をイソシアネート化合物と反応することによ
り得られるポリウレタン樹脂は粘度変化安定性に優れ、
且つ磁性酸化鉄の分散性を向上するとの知見を、更にこ
の知見に基づき種々研究を進めて本発明を完成するに至
ったものである。
〔発明の構成〕
本発明は、ポリヒドロキシ化合物とイソシアネート化合
物との反応で得られるポリウレタン樹脂において、該ポ
リヒドロキシ化合物として分子内にスルホン酸ナトリウ
ムを有するポリオール成分を開始剤とし、ε−カプロラ
クトンを重合して得られるカプロラクトンポリオールを
含有することを特徴とするポリウレタン樹脂である。
本発明に使用するカプロラクトンポリオールを製造する
に際して、ラクトン原料はε−カプロラクトン、重合開
始剤は(1)のように分子内にスルホン酸ナトリウムを
有するポリオール成分である事が必須条件である。
l5oph tha la te) 製造する方法としては公知の方法にて可能であるが、得
られるカプロラクトンポリオールは無色であるのが好ま
しいため、反応は窒素ガス等の不活性ガス気流条件で行
い、反応温度は150〜200°Cの範囲が好ましい。
また分子量は重合開始剤とε−カプロラクトンの量比に
より自由に調整することが可能であるが、好ましくは5
00〜10.000、とりわけ800〜3.000の範
囲が好ましい。
本発明において、ポリヒドロキシ化合物は前記カプロラ
クトンポリオールと多官能活性水素を有する化合物との
混合物を意味するが、カプロラクトンポリオールはポリ
ヒドロキシ化合物中5重量%以上含まれなければならな
い、ここで多官能活性水素を有する化合物としてはポリ
エステル化合物、ポリエーテル化合物、多官能グリコー
ル及び多塩基酸等が挙げられるが、両末端1級の2官能
ポリ工ステル化合物単独及び2官能グリコールとの混合
物が好適である。
イソシアネート基を存する化合物としては、2.4− 
)リレンジイソシアネート、2,6−ドリレンジイソシ
アネート、 4.4−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート等のジイソシアネート基を有する化合物の
単独又は混合物が挙げられ、キシレンジイソシアネート
、4.4−ジフェニルメタンイソシアネートの小猿及び
混合物が好適である。
ポリウレタン樹脂を製造する方法としては公知の方法を
採用することができ、また必要ならば触媒を使用するこ
とが可能である。例えばトリエチレンジアミン、トリエ
チルアミン等の3級アミン類及びジブチル錫ジラウレー
ト、ナフテン酸コバルト等の有機金属化合物が挙げられ
る。
本発明のポリウレタン樹脂の分子量としては1万〜lO
万の範囲が好ましく、とりわけ2万〜6万が好ましい。
分子量が1万以下では引張強さ等の機械的特性が低く、
10万以上では磁性酸化鉄との分散性が低下する傾向が
ある。
本発明のポリウレタン樹脂より得られた磁性塗料液に混
合する3個以上のイソシアネート基を有する硬化剤とし
て下記の構造を存する化合物あるいはジイソシアネート
基を有する単量体のadduct体より誘導される化合
物等が挙げられる。
0           NC0 (市販品 日本ポリウレタン工業製コロネートI、)〔
発明の効果〕 本発明のポリウレタン樹脂は次のような特長を有してい
る。
柱 (1)  磁性酸化鉄の分散製が優れている。
(2)3個以上のイソシアネート基を有する硬化剤と混
合した際の粘度安定性が優れている。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を具伴的に説明するが、本発
明はこれらの実施例の範囲に限定されるものではない。
なお、実施例、比較例中の部及び%はことわらない限り
重量部3重量%を示す。
ス」1川二二L 3−スルホン酸ナトリウム−3′−メチルペンタン−1
,5−ジオールを重合開始剤としてε−カプロラクトン
を重合して得られたカプロラクトンポリオール(分子量
2,000.水酸基価56.5 )100部と、1.6
−ヘキサメチレングリコールとアジ俸ピン酸からなるポ
リエステルポリオール(分子量2,000.水酸基価5
5.0)100部を各々110℃に加熱して溶解後、1
時間減圧真空(750mmHg以下)状態で脱水処理を
実施した。
その後常圧下、60℃にてトリエチレンジアミン0.0
02部、 4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
) 24.8部を添加し、30分間十分に混合した。
この混合液を120°Cに加熱したバット内に流し込み
、約5時間放置後さらに100°Cの加熱炉内にて3日
間養生して反応を完結せしめた。
常温下でバット内より取出し、ハンマーミル粉砕を行い
塊状のポリウレタン樹脂を得た。
lll二1 5−スルホン酸ナトリウムージ(β−ハイドロキシエチ
ル)イソフタレートを重合開始剤として、ε−カプロラ
クトンを重合して得られたカプロラクトンポリオール(
分子12500.水酸基価44.0)100部と、 1
.4−ブタンジオールとアジピン酸からなるポリエステ
ルポリオール(分子12.000水酸基価58.C1)
300部を各々110°Cに加熱して溶解後、1時間減
圧真空(750mmHg以下)状態と脱水処理を実施し
た。
その後常圧下60℃にてトリエチレンジアミン0、00
2部、4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネート4
6.1部を添加し、以下実施例−1と同様の方法にて塊
状のポリウレタン樹脂を得た。
上笠亘二上 3−メチルペンタン−1,3,5−1−ジオールを重合
開始剤として、ε−カプロラクトンを重合して得られた
カプロラクトンポリオール(分子量2.000.水酸基
価57.5)100部と、1.6−へキサメチレングリ
コールとアジピン酸からなるポリエステルポジオール(
分子12,000.水酸基価55.0)100部を各々
110″Cに加熱して溶解後、1時間減圧真空(750
mHg以下)状態で脱水処理を実施した。その後常圧下
60°Cにてトリエチレンジアミン0.002部、 4
.4′−ジフェニルメタンジイソシアネート23.8部
を添加し、以下実施例−1と同様の方法にて塊状のポリ
ウレタン樹脂を得た。
上且皇ニ主 エチレングリコール重合開始剤として、ε−,カプロラ
クトンを重合して得られたカプロラクトンポリオール(
分子量2,000.水酸基価56.5 )100部と、
1.6−へキサメチレングリコールとアジピン酸からな
るポリエステルポリオール(分子ii2,000.水酸
基価55゜0)200部を各々110℃に加熱して溶解
後、1時間減圧真空(750ml(g以下)状態で脱水
処理を実施した。
その後60゛Cにてトリエチレンジアミン0.002部
、4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネート35.
2部を添加し、以下実施例−1と同様の方法にて塊状の
ポリウレタン樹脂を得た。
実施例及び比較例で得られたポリウレタン樹脂について
、磁性酸化鉄の分散性、及び磁性塗料液に3個以上のイ
ソシアネート基を有する硬化剤を混合した際の経時粘度
を測定した。
結果は表−15表−2の通りであった。
表−1 表−2 なお、測定方法は以下の通りである。
(+)  磁性酸化鉄の分散性 塊状のポリウレタン樹脂25部をメチルエチルケトン2
30部、シクロへキサノン50部、トルエン30部の混
合溶媒に溶解し完全に熔解を確認後、室温下で磁性酸化
鉄(チタン工業■製、AX−3000)100部を添加
し、10分間サンドグラインドミルで混合した。その後
ボールミルにて10時間混合して磁性塗料液を得た。
得られた磁性塗料液をポリエステルフィルム上に乾燥(
80°C960分)後の塗膜厚みが約5μになるように
アプリケーターにて塗装し、ポリエステルフィルム上の
塗膜表面の光沢度を測定する事によって、磁性酸化鉄の
分散性を評価した。
(2)  磁性塗料の経時粘度 (1)で得られた磁性塗料液100部にコロネート戴 測定資料を35℃恒温器内に入れ、経時的にE型粘度計
(東京計器■製1°34′  コーン)にて粘度測定し
た(条件、25℃1回転数2.5rpm)。
以上の結果より、ポリヒドロキシ化合物として分子内に
スルホン酸ナトリウムを有するポリオール成分を開始剤
とし、ε−カプロラクトンを重合して得られるカプロラ
クトンポリオールを含有するポリウレタン樹脂は磁性酸
化鉄の分散性が優れ、且つ磁性塗料液に3個以上のイソ
シアネート基を有する化合物を混合した際の経時粘度安
定性に優れている事が確認された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリヒドロキシ化合物とイソシアネート化合物との反応
    で得られるポリウレタン樹脂において、該ポリヒドロキ
    シ化合物として分子内にスルホン酸ナトリウムを有する
    ポリオール成分を開始剤としε−カプロラクトンを重合
    して得られるカプロラクトンポリオールを含有すること
    を特徴とするポリウレタン樹脂。
JP61314171A 1986-12-27 1986-12-27 ポリウレタン樹脂 Pending JPS63168421A (ja)

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JP61314171A JPS63168421A (ja) 1986-12-27 1986-12-27 ポリウレタン樹脂

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JP61314171A JPS63168421A (ja) 1986-12-27 1986-12-27 ポリウレタン樹脂

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JP (1) JPS63168421A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01115920A (ja) * 1987-10-29 1989-05-09 Mitsubishi Kasei Corp 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂
WO2014088023A1 (ja) * 2012-12-05 2014-06-12 東洋紡株式会社 共重合ポリウレタン樹脂及び水系エマルジョン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01115920A (ja) * 1987-10-29 1989-05-09 Mitsubishi Kasei Corp 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂
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