JPS63154720A - 耐光性、耐窒素酸化物性に優れたウレタン樹脂の製造方法 - Google Patents

耐光性、耐窒素酸化物性に優れたウレタン樹脂の製造方法

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JPS63154720A
JPS63154720A JP61301337A JP30133786A JPS63154720A JP S63154720 A JPS63154720 A JP S63154720A JP 61301337 A JP61301337 A JP 61301337A JP 30133786 A JP30133786 A JP 30133786A JP S63154720 A JPS63154720 A JP S63154720A
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JP
Japan
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tertbu
diol
urethane resin
resistance
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Application number
JP61301337A
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English (en)
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Noritsugu Ito
伊藤 典嗣
Hideyuki Takeuchi
竹内 秀行
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/40High-molecular-weight compounds
    • C08G18/42Polycondensates having carboxylic or carbonic ester groups in the main chain
    • C08G18/46Polycondensates having carboxylic or carbonic ester groups in the main chain having heteroatoms other than oxygen
    • C08G18/4615Polycondensates having carboxylic or carbonic ester groups in the main chain having heteroatoms other than oxygen containing nitrogen

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、ジオール成分としてN−tart B u基
含有ポリエステルジオール、又はN−tert B u
基含有ポリエステル・ポリアミドジオールを用いて調製
した強靭で、耐光性、耐窒素酸化物性に優れたウレタン
樹脂の製造方法に関するものである。
(従来の技術) 4.4′ビス(ジイソシアネートフェニル)メタン(以
下M D Iという、)やトルエンジイソシアネート(
以下TDIという。)等芳香族系イソシアネート化合物
を用いたウレタン樹脂、いわゆる芳香族系ウレタン樹脂
は引張り強度、摩耗強度。
耐屈曲使者等の機械的強度、耐熱性等に優れ、さらに柔
軟性、弾性に富んでいるためフオーム、合成皮革、繊維
加工、各種工業材料として適しており巾広く利用されて
いる。
しかしながら、これら芳香族系ウレタン樹脂は光や窒素
酸化物により変色したり、強度低下を起こす欠点がある
。これを防止するために従来よりさまざまな方法がとら
れている。
例えば、酸化防止剤や紫外線吸収剤等の安定剤を添加す
る方法がある。
又、ウレタン樹脂そのものを改質する方法もある。この
ウレタン樹脂そのものを改質する技術としては、その一
つは脂肪族系や脂環族系のイソシアネート化合物をMD
IやTDIにかえて用いる方法がある。その二つめは耐
光性に効果があると言われているヒドラジンやN−te
rtBuジェタノールアミンを鎖伸長剤として用いる方
法がある。
(発明が解決しようとする問題点) これらの試みには、種々の問題点がある。すなりち、安
定剤を添加する方法においては、安定剤が経時的に表面
にブリードし「粉をふく」ことによって製品の商品価値
を著しく低下させたり、添加した安定剤が架橋剤等と反
応して安定化効果を示さなくなったり、あるいは水中で
樹脂を凝固させる湿式加工法においては水中に安定剤が
抽出されてしまい充分な安定化効果が得られなかったり
、さらには安定剤によっては光に対しては安定化効果が
あっても窒素酸化物に対して著しく変色するものがあっ
たりして完全な方法とはいえない。
一方、ウレタン樹脂そのものを改質する方法においては
、イソシアネート化合物として脂肪族や脂環族イソシア
ネート化合物を用いると、コストが高くなる上に機械的
強度、耐油性、弾性に劣り、しかも光や窒素酸化物に対
して変色は防止できても劣化防止には効果がない。また
、ヒドラジンで鎖伸長をすると窒素酸化物による着色・
劣化が著しく、N −tart B uジェタノールア
ミンで鎖伸長するとバルキーなN−tertBu基のた
めにウレタン分子の凝集力が弱まり、機械的強度、耐熱
性を極度に低下させるため好ましくない。
すなわち、いずれの方法においても芳香族系ウレタン樹
脂の有する機械的強度、耐油性1弾性、耐熱性等の特徴
を生かしつつ光や窒素酸化物に対して変色や劣化を防止
することはできなかった。
本発明は、前記従来技術の欠点に鑑みなされたものであ
る。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明者らはブリードをおこすことなく、光・窒素酸化
物双方に対し安定化効果を示し、しかも芳香族系ウレタ
ン樹脂の有する機械的強度、耐油性、弾性、耐熱性等の
特徴を生かしたウレタン樹脂について鋭意研究した結果
、本発明に到ったものである。
本発明を概説すれば、本発明は、 (A)  1.一般式 なるN (art B u基含有グリコール又はN−t
ert B u基含有アミノアルコール1種以上と、 2.2塩基酸化合物と、 3、必要とあらば他のグリコールとを 反応させて調製したN −tert B u基含有ポリ
エステルジオール又はN−tertBu基含有ポリエス
テル・ポリアミドジオール(以下両者をまとめてN−t
ert B u基含有ジオールという、、)。
(B)  芳香族系ポリイソシアネート化合物、(C)
  さらに必要に応じてインシアネートと反応する活性
水素を有する化合物、 とを反応させてウレタン樹脂を製造するに当り、 ■ 前記N −tart B u基含有ジオールの平均
分子量が600から4 、000で、かつ、N−ter
tBu基の含有量が5.0〜35.0重量%であること
、■ N−tertBu基含有ジオールを用いたウレタ
ン樹脂中のN−tart B u基含有量が1.0−2
0.0重量%であること、 を特徴とする強靭で、耐光性、耐窒素酸化物性に優れた
ウレン樹脂の製造方法に関するものである。
以下、本発明の構成について詳しく説明する。
本発明にいうN−tert B u基含有グリコール又
はN −tert B u基含有アミノアルコールは、
前記一般式で示される構造を満たすものであればいずれ
でもよく、またその合成法を問うものではないが、通常
、N −tert B uアミンにプロピレンオキサイ
ド及び/又はエチレンオキサイドを付加し、精製して得
るのが一般的である。
本発明にいう2塩基酸化合物とは、1分子内に2個のカ
ルボン酸基をもつ化合物であれば制限はないが、通常は
コハク酸、プロピオン酸、アジピン酸、アゼライン酸、
セパチン酸等の脂肪族2塩基酸化合物、フタル酸、イソ
フタル酸、テレフタル酸等の芳香族2塩基酸化合物等が
あり、これらは単独であるいは2種以上を混合して用い
ることができる。
本発明にいう必要とあらばN−tertBu基含有ジオ
ールを合成するに際して用いることのできる他のグリコ
ールとは、1分子中にアルコール性の水酸基を2個有す
る化合物であれば制限はないが、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、1゜2プロピレングリコール、
1,3プロピレングリコール、1,3ブタンジオール、
1,4ブタンジオール、1,5ベンタンジオール、1.
6ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジプロ
ピレングリコール、シクロヘキサンジメタツール等が一
般的であり、これらは単独であるいは2種以上を混合し
て用いることができる。
本発明は、前記した反応成分によりN−tertBu基
含有ジオールを調製するものであるが、その製造方法は
特に制限されるものではない。例えば通常のポリエステ
ルの製造方法と同様に、180〜220℃で常圧又は減
圧下に行なわれる。
こうして得られたN −tert B u基含有ジオー
ルはワックス状又は粘稠な液状であるが、平均分子量が
600以上、4,000以下で、N−tertBu基の
含有量は5.0重量%以上、35.0重量%以下が適し
ている。
平均分子量が600未満になると未反応のN −ter
tBu基含有グリコール及び/又はN −tart B
 u基含有アミノアルコールが多くなり、ウレタン化反
応時にこれが鎖伸長剤の一部となってウレタン分子内に
とりこまれるためにウレタン分子どうしの凝集力を低下
させ、結果としてウレタン樹脂の機械的強度を低下させ
るので好ましくない。又、平均分子量が4 、000を
こえると N −tert B u基含有ジオールの粘
度又は溶融粘度が高くなり、取扱いが不便であるばかり
でなく合成されたウレタン樹脂の溶液安定性が悪くなる
おそれがあるので好ましくない。
また、前記N−tert B u基含有ジオール中のN
−tert B u基の含有量は、5.0重量%以上、
35.0重量%以下が適している。 N −tart 
B u基の含有量が5.0重量%未満であると、 これ
をウレタン化したとき N −tert B u基含有
量がウレタン樹脂に対し1.0重量%以上であっても光
及び窒素酸化物に対する安定化効果が悪くなるからであ
る。又N−tertBu基の含有量が35.0重量%を
こえると、得られたN−tert B u基含有ジオー
ルのPHが高くなり。
ウレタン化反応時に3次元化等反応異常をおこすため好
ましくない。
本発明は前記N−tert B u基含有ジオールをジ
オール成分として用いてウレタン化反応を行なう点に特
徴を有するもので、ウレタン化反応の方法それ自体には
何ら限定されるものではなく、目的に応じた反応方法を
採用することができる6本発明のウレタン化反応に用い
られるイソシアネート化合物は、芳香族ポリイソシアネ
ート化合物であって、例えば2.4−トルエンジイソシ
アネート、2.6−トルエンジイソシアネート、4゜4
′−ジフェニルメタンジイソシアネート、P−フェニレ
ンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート
、ナフタリンシソシアネート、クルードMDIとして知
られるポリフェニレンポリイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネート等の芳香族ポリイソシアネート化合物
、又はこれら単量体と水酸基、アミノ酸基、カルボン酸
基、チオール基、水との反応により高分子量化したもの
、又はイソシアネート基の環化重合反応により高分子量
化したもの等を挙げることができる。
本発明においてはウレタン化反応に際し、さらに必要に
応じて活性水素含有化合物を用いることができる。たと
えばイソシアネート基と反応し得る基を2個有する化合
物で、エチレングリコール、1.2プロピレングリコー
ル、1,3プロピレングリコール、1,3ブタンジオー
ル、1,4ブタンジオール、1,5ベンタンジオール、
1,6ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジ
エチレングリコール、ジプロピレングリコール、シクロ
ヘキサンジメタツール等のグリコール化合物及び/又は
該グリコールと脂肪族2塩基酸化合物、芳香族2塩基酸
化合物、炭酸とのポリエステルジオール、ポリカプロラ
クトン、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、
テトラヒドロフランの1種以上の開環重合したジオール
、エチレンジアミン、1,6ヘキサメチレンジアミン、
トリメチルへキサメチレンジアミン、イソホロンジアミ
ン、4,4′ ビス(ジアミノフェニル)メタン、4゜
4′ビス(ジアミノシクロヘキシル)メタンピペラジン
等のジアミン化合物、ヒドラジン、水等があげられる。
これは必要に応じ単独又は2種以上混合して用いること
ができる。
以上の反応成分により調製されたN−tart B u
基含有ウレタン樹脂中において、N−tertBu基の
含有量は1.0重量%以上、20重量%以下であること
が適当である。 N−tart B u基の含有量が1
.0重装%未満であると、光や窒素酸化物に対する安定
化効果が急激に低下し、又20重量%をこえるとバルキ
ーなtert B u基のためにウレタン樹脂の機械的
強度が低下するため好ましくない。
本発明のN −tert B u基含有ウレタン樹脂は
、ウレタン樹脂固有の特徴である機械的強度、耐熱性。
柔軟性9弾性を損うことなく、優れた耐光性、耐窒素酸
化物性を具備することができるので、合成皮革、防水コ
ーティングや風合調節等の繊維加工処理剤、フオーム、
エンジニアプラスチックス等の工業材料に幅広く使用す
ることができる。
(実施例) 以下、本発明を実施例、比較例により更に具体的に説明
するが1本発明の技術的思想を逸脱しない限り、本発明
はこれら実施例に何等限定されるものではない。
なお具体例中、仕込み部数は重量部をあられすものとす
る。又、物性測定は以下のようにして行なった。
皮膜強伸度:試料中5am、測定長20mm、厚み50
μを20±2℃、65±5%RH中でオートグラフを用
いて300 yn / winで引っばり、破断強度、
破断伸度を測定し た。
柔 軟 性:皮膜強伸度と同条件で100%伸長時の強
度(以下100%モジュラスという。)を測定した。
耐 光 性ニブラックパネル温度63±3℃、フェード
メータで紫外線を所定時間(40 時間及び100時間)照射後、皮膜強 度保持率及び黄変度を測定した。
耐窒素酸化物性: J I 5−L−0855に準拠し
、10ユニツト後の黄変度を測定した。
酎 熱 性:高化式フローテスターで1 nn X 1
 rmφ、10kgの荷重をかけ3℃/minで昇温し
流動を開始する温度を測定し た。
黄 変 度;カラーメーターでΔNを測定、イニシャル
フィルムとの差を測定した。
(N−tert B u基含有ジオールの合成〕4ツロ
フラスコに撹拌棒、窒素ブロー管、温度計、コンデンサ
ーをセットし、第1表のごとく原料を全て仕込んでから
、触媒としてテトライソプロピルチタネートを0.00
1 P HR添加し窒素雰囲気下で150℃に昇温、1
時間反応させた。ついで220℃に昇温し、酸価が1.
0以下になるまで反応させ、100℃以下に冷却後取出
した。なお比較のためにウレタン化反応に供する本発明
以外のポリエステルジオール成分(PEs)も同様にし
て合成した。
結果を第1表にあわせて示す。
(以下余白) [N −tart B u基含有ウレタン樹脂の合成及
び物性評価]実施例1〜4、比較例1〜5 4ツロフラスコに撹拌枠、温度計、コンデンサーをセッ
トし、N −tert B u基含有ジオール及び他の
活性水素化合物、DMFを仕込み、次いで芳香族インシ
アネート化合物としてMDIを全活性水素/ M D 
I = 1.010.98(当量比)になるように仕込
み、不揮発分40%で70℃×10時間反応し、その後
不揮発分を30%になるように調節してウレタン樹脂を
得た。得られたウレタン樹脂は、離型紙上に皮膜の厚み
が50μになるように塗布し、120℃×3分、150
℃×3分乾燥して皮膜を作成し、io。
%モジュラス、強伸度、耐光変色性、耐光強度保持率、
耐窒素酸化物変色性、耐熱性を測定した。
結果を第2表にあわせて示す。
(以下余白) 第2表に示されるように、実施@1〜4のウレタン樹脂
は柔軟で強度、伸度、耐熱性に優れ、フェードメーター
100hrs照射後もほとんど変色せず、強度もほとん
ど低下しなかった。さらに窒素酸化物曝露試験でもほと
んど変色せず、耐光性、耐窒素酸化物性に優れたもので
あった。
一方、N −tert B u基を全く含まない比較例
1のウレタン樹脂はフェ1トメーター照射後の変色が大
きく、強度低下も著しかった6耐光安定剤を添加した比
較例2では耐光変色、劣化はある程度改善されたが本発
明に及ばず、又窒素酸化物により変色した。
N −tert B u基含有量が3.2%と本発明よ
りも低いポリエステルジオール(PEs)を用いた比較
例3では、ウレタン樹脂中のN−tart B u基含
有量が2.5%あっても光や窒素酸化物に対して安定化
効果を示さなかったし、N−tertBu基含有量が本
発明よりも高いポリエステルジオール(PEs)を用い
た比較例4は、反応中にゲル化し皮膜を得ることができ
なかった。さらに4 N −t e r t B u基
を含有したグリコールを鎖伸長剤として用いた比較例5
では、光、窒素酸化物に対しである程度効果を示すもの
のウレタン分子の凝集力が低いため抗張力が低く、耐熱
性も実用に耐えない程低いものであった。
実施例5 実施例2で合成したウレタン樹4脂をガラス板上に40
0μの厚みで塗布し、20℃の水中に30分浸漬、次い
で50℃の湯中に30分浸漬した。ガラス板から剥離後
100℃×10分乾燥し、多孔層を有する皮膜を得た。
このものの耐光性、窒素酸化物性を実施例1〜4と同様
にして試験した。
比較例6.7 比較例1.2で合成したウレタン樹脂を用いて実施例5
と同じ方法で多孔層を有する皮膜を得た。
このものに対しても同様な試験を行なった。
実施例5及び比較例6,7の結果を第3表にあわせて示
す。
(以下余白) 実施例5のごとく湿式法で得た多孔質の皮膜は、光、窒
素酸化物に対して安定であった。
一方、比較例6の皮膜は光によって劣化し、安定剤を添
加した比較例7の皮膜も凝固中に安定剤が水中へ抽出さ
れてしまい光により劣化した、実施例6 N −tert B u基含有ジオールPEs■(第1
表参照) 100.4部、PPG (Mn=1000)
 100.0部、 トルエン116部を撹拌棒、コンデ
ンサニ、温度計付4ツロフラスコに仕込み、さらにT 
D I 69.6部を加えて80℃で5時間反応させ、
末端インシアネートのプレポリマーを得た。このプレポ
リマー液に乳化剤としてエチレンオキサイド・プロピレ
ンオキサイドブロック共重合体(分子量約15,000
)を10部、ピペラジン486重量%、水溶液を740
部加えてハレルホモゲナイザーを通し、不揮発分30%
、N−tert B u基含有i10.3%のウレタン
エマルジョンを得た。
得られたウレタン樹脂エマルジョンを綿ブロード(10
0g / rn’ )に含浸(しぼり率80%)−10
0℃×3分乾燥した。加工布のフェードメータ、40h
rs。
100hrs照射後の黄変度、耐窒素酸化物試験後の黄
変度を測定したところΔNはフェード40hrsが(2
,3)、フェード100hrs (3、8)、耐窒素酸
化物試験(3,9)と非常に良好であった。
実施例7 N−tert B u基含有ジオールPEs■(第1表
参照)の299.2部+ P E G (M n =1
520) 152.0部及びTMP −PO付加物(M
n =3000) 600.0部を撹拌棒、コンデンサ
ー、温度計付4ツロフラスコに仕込み、  T D I
 140.0部を加えて80℃3時間反応させ末端イソ
シアネートのプレポリマーを得た。
これに水7.0部を加え、 3分間よく混合してから離
型剤を塗布したステンレス製の゛容器に取出し、室温で
30分放置、見掛密度0.15のウレタンフオームを得
た。フオームを厚み1】にスライスし、フェードメータ
40hrs、 100hrs後、耐窒素酸化物試験後の
黄変度を測定したところΔNはフェード40hrs =
 4 、0、フェード100hrs=5.8、耐窒素酸
化物試験=4.9と非常に良好であった。
〔発明の効果〕
本発明のN−tertBu基含有ウレタン樹脂は光や窒
素酸化物に対し、変色や強度面の安定性が極めて優れて
おり、ウレタン樹脂の特徴である機械的強度、耐油性、
耐熱性に優れ、柔軟性1弾性を何ら損うことはない。N
 −tart B u基というバルキーな基を有しなが
ら本発明のごときウレタン樹脂の特徴を具備し得たのは
、N −tart B u基をウレタン分子の非結晶部
分に含有させ得たためと考えられる。
本発明のN−tart B u基含有ウレタン樹脂は、
これの優れた性質を利用して合成皮革、人工皮革、防水
コーティングや風合調節等の繊維加工処理剤。
フオーム、あるいは各種工業材料として有用なものであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔A〕1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し、l_1、l_2、l_3、l_4はいずれも0
    又は自然数で、1≦l_1+l_2+l_3+l_4≦
    4の条件を満たすもの。〕 なるN−tertBu基含有グリコール又はN−ter
    tBu基含有アミノアルコール1種以上と、 2、2塩基酸化合物と、 3、必要とあらば他のグリコールとを 反応させて調製したN−tertBu基含有ポリエステ
    ルジオール又はN−tertBu基含有ポリエステル・
    ポリアミドジオール(以下両者をまとめてN−tert
    Bu基含有ジオールという。)、〔B〕芳香族系ポリイ
    ソシアネート化合物、〔C〕さらに必要に応じてイソシ
    アネートと反応する活性水素を有する化合物、 とを反応させてウレタン樹脂を製造するに当り、 (1)前記N−tertBu基含有ジオールの平均分子
    量が600から4,000で、かつ、N−tertBu
    基の含有量が5.0〜35.0重量%であること、(2
    )N−tertBu基含有ジオールを用いたウレタン樹
    脂中のN−tertBu基含有量が1.0〜20.0重
    量%であること、 を特徴とする強靭で、耐光性、耐窒素酸化物性に優れた
    ウレタン樹脂の製造方法。
JP61301337A 1986-12-19 1986-12-19 耐光性、耐窒素酸化物性に優れたウレタン樹脂の製造方法 Pending JPS63154720A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994003514A1 (en) * 1992-08-06 1994-02-17 Alcantara S.P.A. Non-woven microfibrous suede fabric and process for its preparation
JP2007270374A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Komatsu Seiren Co Ltd 撥水撥油性布帛およびその製造方法

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