JPS63167249A - 包装体内容物の検査方法 - Google Patents

包装体内容物の検査方法

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JPS63167249A
JPS63167249A JP61310948A JP31094886A JPS63167249A JP S63167249 A JPS63167249 A JP S63167249A JP 61310948 A JP61310948 A JP 61310948A JP 31094886 A JP31094886 A JP 31094886A JP S63167249 A JPS63167249 A JP S63167249A
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政令 永田
Shigeki Konno
今野 茂樹
Tsugio Kaneoka
継雄 兼岡
Kiyotoshi Asada
浅田 精利
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、非透視性の包装容器に充填されている食品等
の内容物の変質の有無および度合を、超゛軟X線を利用
して判定する検査方法に関するものである。
従来の技術 袋に充填された食品等の内容物の変質の有無を知ること
は、製品の品質管理上重要である。
内容物が変質したときガスを発生する場合には、袋体の
膨張状態を観察することにより変質の有無を判定できる
し、袋が透視可能なものあれば、袋を通して内容物を目
視観察することにより変質の有無を判定することができ
る。
ところが、保存性を高めるためにアルミニウム箔うミネ
ート品など非透視性の材料を袋材料に使用し、かつ内容
物が変質してもガスを発生しないものであるか内容物の
変質の程度がガスを発生するまでには至らない段階の場
合には、上記のような判定方法を採用できない。
そこでこのような場合には、適当数の袋体をサンプリン
グして破袋し、内容物を目視観察して変質の有無を判定
することが行われる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、一定数の袋体をサンプリングして破袋す
る検査方法は、検査に多大の工数を要するという大きな
不利があり、またサンプリングしたものは良品であって
も破袋によりロスとなってしまうため、この点でもコス
ト的に無駄が多いという問題点があった。加えて検査の
完全を期すためにはできるだけサンプリング数を多くし
なければならないが、サンプリング数にはおのずと限度
があるので、検査の信頼性に限界があった。
本発明は、非透視性の包装容器に充填されている食品等
の内容物の変質の有無および度合を、包装体を破壊せず
に正確に知ることのできる好適な方法を提供することを
目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本発明の包装体内容物の検査方法は、非透視性の包装容
器に流動性を有する内容物が充填されている包装体を振
蓋させた後、該包装体の外面から超軟X線を照射して映
像情報を得、その映像におけるヘッドスペースの分散状
態に基いて内容物の変質の有無または度合を判定するこ
とを特徴とするものである。
超軟X線を利用した検査方法は、食品関係では製品への
異物の混入の有無などの目的に応用されているが、超軟
X線照射により得られた映像におけるヘッドスペースの
分散状態に基いて内容物の変質の有無および度合を判定
することは未だ知られていない技術であると信する。
以下本発明の詳細な説明する。
非透視性の包装容器としては、金属箔、金属箔とプラス
チックスまたは(および)紙とのラミネート物、非透視
性の単層または複層のプラスチックス包装材、非透視性
の金属蒸着フィルム、紙、紙とプラスチックスとのラミ
ネート物、布に樹脂被覆を施したもの、皮革などから作
製された袋があげられる。
本発明の方法は、これらの袋に内容物を充填した場合だ
けでなく、非透視性の材料からできたボトル、コンテナ
、バッグインボックス、チューブ、その他の゛容器、ミ
ルクカートン、コンポジット缶、紙缶、さらには金属缶
に内容物を充填した場合にも適用できる。
非透視性の包装容器に充填される内容物としては、食品
、医薬品、飼料などがあげられ、特に食品が重要である
。内容物の形態は、均一液状、分散液状、ペースト状な
ど流動性を有するものであれば任意である。
本発明により、非透視性の包装容器に流動性を有する内
容物が充填されている包装体を検査するにあたっては、
まず包装体を機械的手段または手動により振蘯させる。
この振蓬により、包装体内のヘッドスペース(包装体内
の内容物以外の内部空間)は、内容物の粘度等に応じ分
散する。
この状態で包装体の外面から超軟X線を照射すると、映
像情報が得られる。映像情報は、蛍光像(透視−TV像
)、ネガフィルム像(X線写真)、Pb0−TV像のい
ずれであってもよい。蛍光像、フィルム像は通常原寸像
として得られ、Pb0−TV像は通常拡大像としてモニ
ター観察される。
上記映像におけるヘッドスペースの分散状態を観察すれ
ば、たとえば、無変質の場合は分散が少なく、変質して
いる場合は、その変質の度合に応じて分散したヘッドス
ペースの数が多くなるので、変質の有無および度合を容
易に判定することができる。
作   用 上述のように、振蓬後の包装体の外面から超軟X線を照
射すると、映像情報が得られる。
X線の透過力と物質の吸収度の差、すなわち蛍光板やフ
ィルム上に到達する透過度の差が、濃淡のコントラスト
として像を形成する。X線の吸収度は高密度の物質、厚
みのあるものほど大であり、長波長の超軟X線はわずか
な密度の違いに応じた透過度を示し、コントラストの良
い、細密、鮮明な透過像を与える。
食品等の内容物が変質すると密度が変化したり凝集を生
じたりするので、包装体を振薔させると無変質品に比し
ヘッドスペースの分散状態が異なり、超軟X線照射によ
る映像情報から変質の度合が判定できるのである。
実施例 次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
実施例1 最外層から最内層に向けて、12pm厚のポリエステル
フィルム/9JJ、I11厚のアルミニウム箔/15ル
m厚の二軸延伸ナイロンフィルム/70JLm厚のポリ
エチレンフィルムの4層構造を有する積層フィルムから
作製した包装用袋の内部に、200m、Qのポタージュ
スープを充填し、密閉した。なおポタージュスープとし
ては、製造直後のもの(以下非変質品という)、製造後
常温で4.5日放置したもの(以下前期変質品という)
、製造後常温で2週間放置したもの(以下後期変質品と
いう)を用いた。
ソフテックス株式会社製の超軟X線照射装置5V−10
OA(最大出力100 kVp−5mA)を用いて、次
の試験を行った。
まず、上記の各種の袋体を振彊機を用いて5秒間強く振
蘯した後、約1分間静置し、ついで感光性フィルム上に
載置して、出力40 kVpe 3mAの条件で超軟X
線照射を行い、原寸大のネガフィルム像を得た。
得られたネガフィルム像を目視観察すると、非変質品に
あってはヘッドスペースの影像はほぼ1ケ所に片寄って
いて、分散している小さな映像の数は少なかったが、前
期変質品にあっては分散しているヘッドスペースの映像
数が多くなると共にその一つ一つの映像の大きさも大き
くなっており、後期変質品にあっては分散しているヘッ
ドスペースの映像数および一つ一つの映像の大きさがざ
らに目立つようになっていた。非変質品、前期変質品、
後期変質品の映像の違いは、互いに一目で判別できるも
のであった。
実施例2 最外層から最内層に向けて、12pm厚のポリエステル
フィルム/9用m厚のアルミニウム箔780 gm厚の
無延伸ポリプロピレンフィルムの3層構造を有する積層
フィルムから作製した包装用袋の内部に、200m1の
ホワイトソースを充填し、密閉した。なおホワイトソー
スとしては、製造直後のもの(以下非変質品という)、
製造後常温で1週間放置したもの(以下中期変質品とい
う)を用いた。
ソフテックス株式会社製の超軟X線照射装置CW−PH
(最大出力100 kVp−5n+A)を用いて1次の
試験を行った。
上記の2種の袋体を振蓋機を用いて10秒間強く振蓋し
た後、約2分間静置し、出力50kVp・3mAの条件
で超軟X線照射を行い、蛍光像撮像をブラウン管に映し
出した。
蛍光像を目視観察すると、非変質品にあってはヘッドス
ペースの影像はほぼ1ケ所に片寄っていて、分散してい
る小さな映像の数は少なかったが、中期変質品にあって
は分散しているヘッドスペースの映像数が多くなると共
にその一つ一つの映像の大きさも大きくなっており、非
変質品と中期変質品との映像の違いは互いに一目で判別
できるものであった。
実施例3 電気メツキブリキ板から作られたブリキ缶にポタージュ
スープを充填し、密封した。なおポタージュスープとし
ては、製造直後のもの(以下非変質品という)、製造後
常温で1週間放置したもの(以下中期変質品という)を
用いた。
上記の缶体を振傷後、感光性フィルム上に載置して超軟
X線照射を行い、原寸大のネガフィルム像を得た。
得られたネガフィルム像を目視観察すると、非変質品に
あってはヘッドスペースの影像はほぼ1ケ所に片寄って
いて、分散している小さな映像の数は少なかったが、中
期変質品にあっては分散しているヘッドスペースの映像
数が多くなると共にその一つ一つの映像の大きさも大き
くなっており、非変質品と中期変質品との映像の違いは
容易に判別することができるものであった。
発明の効果 本発明は、包装体を破壊することなく内容物の変質の有
無が正確に判定でき、検査によるロスを生じないこと、
変質の有無だけでなく、変質の程度も判定できること、
破袋法に比し検査に要する工数が大幅に低減すること、
迅速な判定が可能であること、サンプリング量を多くし
ても対応できる上、全数チェックも可能であることなど
種々の利点があり、産業上、特に食品工業の分野におい
て有用である。
6 補正の内容 手続補正書 1 事件の表示 昭和61年特許願第310948号 2 発明の名称 包装体内容物の検査方法 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目4番16号名
称 藤森工業株式会社 代表者藤森俊彦 4 代理人  〒533 明細書の発明の詳細な説明の欄 ・″!シー′ 」を「超軟X線(単に軟X線とも言う)」と訂正する。
(2)同5頁17〜20行の「たとえば、無変質の場合
は・・・多くなるので、」を1内容物が変質している場
合には、無変質の場合に比しヘッドスペースの分散状態
が相違したり、分散したヘッドスペースの数が変化する
ので、Jと訂正する。
(3)同6頁12〜13行の「食品等の内容物が変質す
ると密度が変化したり凝集を生じたりするので、」を「
食品等の内容物が変質すると、密度が変化したり、粘度
が変化したり、凝集を生じたりするので、Jと訂正する
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非透視性の包装容器に流動性を有する内容物が充填
    されている包装体を振蘯させた後、該包装体の外面から
    超軟X線を照射して映像情報を得、その映像におけるヘ
    ッドスペースの分散状態に基いて内容物の変質の有無ま
    たは度合を判定することを特徴とする包装体内容物の検
    査方法。 2、内容物が食品である特許請求の範囲第1項記載の検
    査方法。
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