JPH03502486A - 不純物が観察される液体のための容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 不純物が観察される液体のための容器 光」ＬｑｊＬ団 本発明は目視手段又は機械的手段により粒子状不純物が評価される液体のための 容器に関する。

光」Ｌ■」Ｌ景 多くの種類の液体が望ましくない粒子による液体の汚染を防ぐ条件下で容器に詰 められ、封止される必要がある。これらの液体は分析技術又は診断技術において 超高純度が要求される試薬としての用途に或いは診断又は治療薬剤としての投与 に仕向けることができる。このような液体を調製し、容器に詰める際は望ましく ない粒子による汚染を防ぐため広範な予防措置がとられる。調製後、液体は容器 に小分けされ、ついで容器は封止される。この予防措置にもかかわらず望ましく ない粒子による汚染が生ずるのは容器詰めの間である。これらの粒子は液体の意 図される目的に対して液体を価値の低いものとするか使用不可能とし又は、特に 患者への非経口投与のための薬剤液体においては危険源となり得る。これらの場 合、封止後の各容器の試験は義務的要件である。

容器に小分けされた液体を望ましくない粒子の有無について検査するため種々の 方法が提案されている。従来の試験法は目視検査であり、この検査は実施が容易 でかつ充分信顛できるが、やや時間を要する。このような検査の場合、好ましく は液体は直接又は間接に人工光源で照明される。充填された各容器は液体を運動 させた後、液体中に存在する淡色粒子と濃色粒子が見えてくるように黒色と白色 の背景に対して順次保持されるのが通常である。このような検査の場合、単に経 済的理由で容器１個当たりの検査時間を検査の信頼性を損なうことなく可能な限 り短くすることが望ましい。しかし、検査に必要な時間の短縮は放射性液体を収 容した容器を見る即ち目視検査をする時は安全上の理由から最も重要である。

観察者の目は見ている間は放射線から例えば観察者と被検容器との間に透明な鉛 ガスの遮蔽を置くことによって可能な限り十分に保護されているが、放射線は完 全には防ぐことができない。したがって暴露時間即ち観察者が容器からの放射線 にさらされる時間は最小限にしなければならない。

容器に小分けした液体を望ましくない粒子の有無について検査するいまひとつの 通常の方法によれば適当な照明手段と検出装置が用いられる。注意深く選択され た光源からの光で特殊な仕方により容器中の液体を照明し、透過光又は散乱光を 例えば感光セル、カメラ又は表示スクリーン付ビデオカメラによって測定するこ とにより、液体が粒子で汚染されている程度について印象を得ることができる。

このような検査装置は米国特許第４，６７６．６５０号に開示されている。

これらおよび類イ以の装置は複雑であり、したがって外乱に敏感でかつ入手と維 持に費用がかかる外に信頼性と検出感度に関して必ずしも満足できるものではな い。

本発明の目的は液体を不純物について試験する一層簡単でかつ信頼できる手段で あって、普遍的に即ち目視検査の場合及び検出装置と共に使用する場合の両方に 使用でき、公知の目視検査法に比較して検査時間を短縮できるように試験を容易 にすることができる手段を提供することである。

本発明の別の目的は液体を容器に詰めた後のある時点で沈降、結晶化又はゲル化 といった変化について一層容易に検査する手段を提供することである。

光」Ｌ生」Ｌ肯 本発明は前記目的を満たすために不透明な着色領域を容器に付着又は融合させて 、観察される液体に対して対比濃淡色の背景を設けている。これは液体のための 実質的に透明な容器の側部の一部に着色領域を加えることによって達成される。

本発明の利点は１回の観察で淡色と濃色の両方の粒子状不純物が検出されること 及び湾曲壁面を通る光線のゆがみが避けられることである。

パ　　の　　　　なａＵ 第１図は本発明の容器の側面図である。

図中の参照番号１は液体２を収容した封止小瓶を示す、この小瓶の壁面は長方形 領域を有し、この領域は白色部３と黒色部４とからなり、セラミック融合印刷に よりガラス壁面に設けられている。液体を検査するために小瓶は小瓶の下方に位 置する光′ａ５からの光により平らな底部を通して照明される。観察者の目６の 位置も図示されている。

光貝（７）　ｖ　１１【＊’凱 本発明は収容された液体を粒子状不純物について観察する手段を備えた容器に関 する。この容器はその側壁面が実質的に透明な材料から成る。容器はまた透明な 底部を有する。不透明な対比色領域が側壁面の上部に設けられている。好ましく は１つの白色領域と１つの黒色領域が設けられている。これらの領域は好ましく は長方形であり互いに近接している。

この着色領域は容器の側面の種々の部分を被覆することができる。観察を行うた めに一部分を透明のままにしておく必要はあるが、最小と最大の各限界及び好適 な全着色面積は容器の形状と大きさによって変化させることができる。使用され る観察手段も限定要因となる。円筒形容器の場合、好適な構成は側壁面の半分を 色で被覆することであり、被覆領域の半分は淡色長方形で他の半分は濃色長方形 、より好ましくはそれぞれ白色と黒色である。

着色領域は種々の方法で設けることができる。例えば裏側に着色領域が印刷され たラベルを容器の外側に貼付することにより容器を通して着色部を見えるように することができる。

容器に着色領域を設けるには着色物を容器の側壁面に、好ましくは外側に融合さ せることができる。こうすると着色領域は取り扱い中及び充填中に剥離されたり 、損傷されたり、汚れたりしに（い。この融合は例えば工・ノチング又はセラミ ック融合印刷により行うことができる。

次に、検査の前か後に着色領域上にラベルを貼付することができる。容器の内容 物の確認に関する問題点は予めラベルを貼着することによって防げる。対比色領 域上にラベルを貼付することによっては検査の際の視野は制限されないし、ガラ ス面でのやっかいな反射を見こして容器の内容物を一定角度で検査をする必要も ない。

容器は側壁面の残部全体、好ましくは底部が実質的に透明でなければならない。

容器は液体との適合性から、また費用といったその他の理由で選択された各種の 材料からなるものであってよい。ガラスが薬剤液体用の好適な容器組成物である 。

容器の形状は液体の機能と性質とによって選ばれる。適当な容器形状の例は小瓶 、アンプル、ボトル及び試験管である。

しかし、容器の形態は本発明によって限定されるものではなく収容された液体の 特性と用途とによ−、てのみ限定される。

本発明に従って対比色領域を有する容器の利点は使用の際に、即ち容器に液体が 充填され、密閉即ち封止されたとき最も明らかとなる。内容物を望ましくない粒 子の有無について検査するため液体は運動を与えられ、容器は着色領域を後側に して観察者の目の高さ又は使用検出装置の高さに置かれ、液体は好ましくは容器 の底部を通して即ち観察方向と垂直に照明される。好ましくは平らな底部からの このような照明により光線が一層鮮鋭となり、粒子による散乱が一層明確となり 、湾曲壁面を通った光の場合に生ずるやっかいな反射が避けられる。この結果、 目視観察及び機器観察のいずれによっても評価の質は向上する。対比濃淡色領域 は被検液体の背景として役立っている。背景が液体の近くにある程、濃色背景と 淡色背景との間の対比が一層鮮鋭となる。これにより観察の質は、容器が黒色背 景と白色背景に対して順次保持される公知の方法と比較して改善される。その上 、本発明の容器を使用することにより、種々の背景に対して内容物の検査ができ るように検査の間に容器を置換え又は回転させることがもはや不必要となり得る 。この結果、必要な操作が少なくてすむので検査時間が短縮される。目視観察の 場合は目の疲れる速度が遅く、機器観察の場合は検出装置の焦点を度々合わせる 必要がない。

上記の説明から明らかなように、対比濃淡色領域をもたない公知の容器と比較し て本発明の容器は所要時間が短縮できるように容易化された簡易で信頼できる検 査を行うことができる。目視検査に加えて、本発明の容器は上記に示したように 機器観察用にも適し、その場合、光電技術、写真技術又はビデオ技術を利用する ことができる。こうして検査された結果は最新の技術手段例えばコンピユータに よりもちろん処理することができる。

Ｆ工ＧｔＪ冠１ 国際調査報告

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. １．液体中に存在する多色の粒子状不純物について容易に試験をすることができ る液体のための容器であって、実質的に透明な側部と底部を有し、前記側部の一 部が光の通過を遮る対比色領域を有する容器。
2. ２．前記容器が透明な底部を有する請求の範囲第１項記載の容器。
3. ３．前記底部が実質的に平らである請求の範囲第２項記載の容器。
4. ４．前記側部と前記底部がガラスである請求の範囲第２項記載の容器。
5. ５．前記側部と前記底部がプラスチックである請求の範囲第２項記載の容器。
6. ６．前記対比色領域が白色と黒色である請求の範囲第２項記載の容器。
7. ７．前記対比色領域が長方形である請求の範囲第６項記載の容器。
8. ８．前記対比色領域を設けるための前記容器に外部ラベルが貼付されている請求 の範囲第２項記載の容器。
9. ９．前記対比色領域が前記側部に融合されている請求の範囲第１項記載の容器。
10. １０．前記対比色領域が前記側部にエッチングされている請求の範囲第９項記載 の容器。
11. １１．前記対比色領域が前記側部に融合印刷されている請求の範囲第９項記載の 容器。
12. １２．前記対比色領域を被覆するラベルをさらに含む請求の範囲第９項記載の容 器。
13. １３．前記容器が薬剤用小瓶である請求の範囲第２項記載の容器。