JP5404143B2 - 密閉容器の非破壊検査方法及び非破壊検査装置 - Google Patents
密閉容器の非破壊検査方法及び非破壊検査装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5404143B2 JP5404143B2 JP2009093345A JP2009093345A JP5404143B2 JP 5404143 B2 JP5404143 B2 JP 5404143B2 JP 2009093345 A JP2009093345 A JP 2009093345A JP 2009093345 A JP2009093345 A JP 2009093345A JP 5404143 B2 JP5404143 B2 JP 5404143B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- subject
- radiation
- image information
- inspection
- inspection object
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Description
これらの廃棄物は通常、可燃物や難燃物であれば焼却処理、金属であればインゴット化するなどの処置がなされるため、事前に内容物によって分類する必要がある。また、これら容器の量は膨大な数にのぼり、長期に渡る保管が余儀なくされている。保管時の容器の破損や内容物の漏れを防ぐためには、容器の劣化を早期に発見し詰め替え等の対策を行う必要がある。このような問題は放射性廃棄物のみならず、含PCB廃棄物等の有害廃棄物にも当てはまる。これらのドラム缶やカートンボックスについても、その内容物を記載したラベルとの整合性が判断できる場合には、より迅速な処理を行うことができる。また、これらのドラム缶やカートンボックスの内容物についても、例えば、経時的な変化により内容物が変化する場合などもあり、内容物の詳細な検査を行なう必要がある場合がある。
これらのニーズを満たす有力な確認手法として、X線透過検査手法が考えられる。しかし、単純に透過撮影しただけで被検体の内容物と内容物表示物に記載の内容物との整合性の評価や、被検体の健全性評価や内容物の分別ができるわけではなく、被検体のどの内容物の整合性を評価するのか、また、被検体をどう分類したいかによってどのような透過画像を撮影し、その画像を用いて何を基準に判定するかが変わってくる。また、適用先によっては多くの検査対象を迅速に処理しなくてはならない場合もある。従って、分別処理したい廃棄物に応じて測定方法や判定基準を最適化したシステムが必要となる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る非破壊検査方法の手順を示すフロー図である。図2は、この実施形態に係る非破壊検査装置の一例の要部構成を模式的に示す図である。この非破壊検査装置は、被検体のX線又はγ線透過画像を撮影し、被検体を分別(弁別)する非破壊検査部が2つの系統から構成される場合の構成例である。図3は、この実施形態に係る非破壊検査装置の一例として、検査対象物を収容した密閉容器としてドラム缶を用いた構成の概略を示す斜視図である。図4は、この実施形態に係る非破壊検査方法による被検体の流れの概略を示す図である。この実施形態において、非破壊検査の対象となる被検体は、検査対象物(内容物)を収容した密閉容器である。
非破壊検査装置1は、被検体9,9a〜9eを搬入する搬入部2と、非破壊検査部3,3a,3bと、画像取得部(データ取得部)4,4a,4bと、判定部(データ処理部)5,5a,5bと、判定部5aでスクリーニングされた(被検体の内容物表示物の記載の整合性がないと判断された)被検体9を搬出する搬出部6と、判定部5bで判別(分別)された被検体9を種類に応じてA、B、Cのようなそれぞれ別々の処理ライン(工程)へと搬出する被検体の分別搬出部7とを備える。なお、判定部5aで被検体の内容物表示物の記載内容と整合性があると評価(判断)された被検体が、この評価に基づいて、後処理のための処理ライン(工程)のいずれかへ移送するか判断できる場合には、判定部5bを介さずに分別搬出部7へと移送され、所定の処理ラインへと送られる。例えば、密閉容器の内容物が可燃物(例えば、紙)であり、内容表示物に表示された記載内容と整合性がある場合には、分別搬出部7から焼却処理ラインへと送られる。また、図2では、非破壊検査装置1は、判定部5bで評価(分別)された被検体9が、さらに別の設定条件による非破壊検査を行なうために非破壊検査後の被検体を一時保管する一時保管場所8を有する。なお、非破壊検査部3,3a,3bは、放射線を照射する線源10,10a,10bと被検体を透過した放射線を検出するセンサ(イメージセンサ)11,11a,11bと、遮光カバー12,12a,12bを有する。また、非破壊検査装置1は、表示装置13及び分別装置14を備える。
一方、被検体の内容物表示物(例えば、ラベル)に記載の内容物の透過画像を撮影し(図1、S21)、得られたX線透過画像(電気信号)を輝度データ(デジタルデータ)に変換する(図1、S22)。この輝度データは、予めデータ蓄積部(データ保存部)(図示せず)に蓄積(保存)されたデジタルデータを使用することもできる。
なお、整合性を判断する被検体の内容物が重金属、例えば鉛である場合には、鉛は放射線を非常に多く吸収するので、内容物(鉛)を透過した後の放射線の輝度値が非常に小さくなる。また、整合性を判断する被検体の内容物が可燃物、例えば紙などの場合には放射線をほとんど吸収しないので、内容物(可燃物)を透過した後の放射線の輝度値が非常に高くなる(透過強度がほとんど減少しない)。そのため、このような内容物については、これらの放射線の輝度値に基づいて、内容物表示物(例えば、ラベル)に記載の内容物の輝度値との対比を行わなくても迅速に整合性の判断をすることが可能である。
判定部(データ処理部)5aにおいて、整合性があると判断された場合には、被検体が上記の判定指標により種別の分別(弁別)が可能な場合には(図1、S6)、被検体9は搬出部7へ移送され(図1、S12)、それぞれの後処理工程で、それぞれ処理される。このような判定指標により種別の分別(弁別)が可能な場合の例としては、例えば、内容物が重金属であるかどうかの整合性や可燃物であるかどうかの整合性を判断する場合が考えられる。例えば、被検体である内容物が重金属(例えば鉛)である場合には、鉛は放射線を非常に多く吸収するので、内容物(鉛)を透過した後の放射線の輝度値が非常に小さくなる。そのためこのような内容物については、これらの放射線の輝度値に基づいて種別の分別が可能となるので被検体9は分別搬出部7へ移送される。なお、整合性があると判断された被検体9を搬出部6へ移送し、整合性がないと判断された被検体9を分別搬出部7へ移送することも可能である。
これらの輝度データから、被検体の内容物と正常サンプルとの対比を行なう判定指標の導出を行なう(図1、S10)。このような判定指標としては、後述するように、例えば被検体の内容物の材質が特定の金属、例えばアルミミウム、銅、鉛、鉄、或いは重金属、例えば鉛であるか、内容物が液体(例えば、放射性廃棄物を含む液体)を有するか、あるいは気体(例えば、放射線吸収性ガス、具体的には塩素ガス)などを有するかなどを判定指標とすることができる。なお、これらの判定指標に基づく輝度データの対比により被検体9の内容物(検査対象物)の有無を判断することができる。
放射線源10a,10bとしては、例えば、X線源を用いることができ、その管電圧は適宜決めることができ、例えば300kVpである。また、イメージセンサ11a,11bとしては、例えば被検体を透過したX線又はγ線を検出することが可能な二次元センサを用いることができ、例えばX線を検出できるカラーイメージインテンシファイア(カラーI.I.(登録商標))以下、「カラーI.I.」と称する。)、すなわちX線カラーI.I.を用いることができる。
I=I0e−μρt (1)
で表される。ここで、μ(cm2/g)はX線又はγ線のエネルギーに依存した質量エネルギー吸収係数、ρ(g/cm3)は透過した物質の比重、t(cm)はX線又はγ線が透過する厚さを示している。したがって、μやρが大きい材質、又は吸収長tが長い物質を検査する場合にはIが低くなるため、強いX線又はγ線(I0)を照射する必要があり、被検体や検査内容に応じて最適な照射条件に設定する必要がある。被検体9を透過する放射線(例えばX線又はγ線)の透過量が少ない場合には、例えば放射線源10からの放射線(X線又はγ線)の照射量を増加させる等により調整することができる。
また、検査対象物としては、例えば、紙、木材などの可燃物、アルミニウム、銅、鉄などの金属、鉛などの重金属、プラスチック、塩素などの放射線を吸収する気体(ガス)若しくはこれらの化合物などが挙げられる。なお、検査の対象としては、容器の健全性(例えば、密閉容器の壁部)も含まれる。
次に、本発明の第2の実施形態を図5に基づいて説明する。第1の実施形態においてすでに説明した重複説明は省略する。図5は、被検体の評価として、密閉容器(ドラム缶)の健全性を容器の管壁の厚さに基づいて評価する方法の一例を示す図である。この実施形態においては、放射線源10a,10bとして、300kVpX線源を、イメージセンサ10a,10bにX線カラーI.I.を用いるものとする。
次に、本発明の第3の実施形態を図6ないし図10に基づいて説明する。第1及び第2の実施形態においてすでに説明した重複説明は省略する。図6は、この実施形態に係る非破壊検査方法における放射線(X線)透過画像と輝度分布の測定例を示す図である。図7はこの実施形態に係る非破壊検査方法の測定の原理を説明する図である。図8はこの実施形態に係る非破壊検査方法の測定方法を説明する図である。図9はこの実施形態に係る非破壊検査方法により被検体を測定する概念を示す図である。図10は、この実施形態に係る非破壊検査方法により被検体を測定する手順を示すフロー図である。
例えば異なる二種類の材質を含む試料をX線撮影した場合に得られた透過画像の、輝度のヒストグラムを評価したものを図7(a)とする。図7(a)において、32aと33aは異なる材質に対応する部分の分布を示している。この場合、32aの輝度の領域は33aと重なっていることから、透過画像上では同じ輝度として表されており、寸法形状の情報無しに両者の材質を区別することは難しい。続いて、異なるエネルギーでX線透過画像を撮影し、同様のヒストグラムを評価すると、例えば図7(b)のようになる。この理由は、所定の材質の物質32と、32とは異なる他の所定の材質の物質33とでは材質の違いによりX線のエネルギーによって吸収特性が変わるためである。図7(a)における33aの分布に、図7(b)における33bの分布が重なるように照射するX線源の管電流やカメラの感度特性を変え、撮影された画像同士の差分を取ると、33の材質に対応する部分の輝度だけが0に近くなる。そこで、元の透過画像と差分を取った画像を比較或いは重ね合わせて表示することにより、33の材質部分だけを抽出することができる。
続いて、被検体にP2kVpのようなエネルギーの低いX線又はγ線を被検体容器36に照射するものとする。すると得られる透過画像は例えば図9(b)のようになる。符号40の基準サンプルの画像から分かるように、X線のエネルギーが低くなることにより、輝度が全体的に低下している。ここで符号40の基準サンプルの輝度が図9(a)の基準サンプルの輝度と同じになるように、管電流を調節するか、或いはゲインを上げる等により調節する。そして、図9(a)の基準サンプル40の輝度データから図9(b)の基準サンプル40の輝度データの差分を取ったものが図9(c)である。図9(c)より、同じ材質同士であれば、輝度の変化率もほぼ同じになると考えられるため、同じ材質である符号37の物質と符号39の物質の差は0に近くなる。しかし符号38の物質は材質が異なる為、エネルギーによる輝度の変化率も異なることから0にはならない。この0になった部分のみを例えば輪郭抽出などにより取り出し、P1kVp或いはP2kVpの透過画像と比較することにより、符号37の物質と符号39の物質は基準サンプルの材質と同じであると見極めることが出来る。
続いて、得られた二つの画像の差分を取る。この時、撮影条件によっては管電流管電圧の設定のみでは輝度を一致させられない場合も考えられるので、その場合は適切なファクターを掛け算して画像の中で除去したい部分の輝度値を揃えてから差分処理する必要がある(図10、S36)。差分処理をするために、上記の適切なファクターを掛け算して画像の中で除去したい部分の輝度値を揃える方法は、具体的には、例えばこれら2つの関数の対数logをとることにより、Y=ax+bの直線式でそれぞれ表し、これらの傾き(a)を一致させる係数を掛け、さらに定数(b)が一致するように、所定の値を加算又は減算することにより、これらの2つの関数を一致させることができる。なお、このような差分をとる方法(処理)は、いわゆるエネルギーサブトラクション法と呼ばれる方法である。
次に、本発明の第4の実施形態について図11を用いて説明する。第1ないし第3の実施形態においてすでに説明した重複説明は省略する。図11(a)はこの実施形態に用いられる非破壊検査部3bの要部構成を示す図である。図11(b)及び図11(c)は、この実施形態において、ある所定の管電圧に設定した場合に発生するX線のスペクトルを示す図である。図11(b)はフィルターを入れない場合のX線のスペクトルである。低エネルギー側に立っているピークは、例えばターゲットの特性X線等である。図11(c)はX線源10bを構成するX線発生装置の照射口にフィルター41を挿入した場合のX線のスペクトルを示している。通常、制動放射X線は図11(b)のように広いエネルギー幅を持っているが、フィルターを入れることにより短波長側をカットすることができる。フィルター41の材質については、例えばアルミニウム(Al)、タングステン(W)、鉛(Pb)などが挙げられるが、フィルター41としてのこれらの材質及び厚さは、カットしたいエネルギー帯域によって適宜決めることができる。
続いて本発明の第5の実施形態について図12を用いて説明する。第1ないし第4の実施形態においてすでに説明した重複説明は省略する。図12は、この実施形態に係る非破壊検査の方法の流れの概要を示す図である。この実施形態においては、非破壊検査部3b,3c,3dは、全て別の検査項目を評価(検査)する構成である。また、データ取得部4b,4c,4dは省略している。
本発明の第3の実施形態に係る方法に基づいて、非破壊検査部3bないし判定部5bでは材質Aの有無を判定し、材質Aが無しと判定されたものは非破壊検査部3cへ移送される。材質Aが有りと疑われるものはグローブボックス52にて開梱される。グローブボックス52にて開梱された結果、材質Aが存在することが確認されたものは、後工程で材質Aの処理をするために分別排出される。材質Aが存在しないことが確認されたものは、別の後工程で処理をするために分別搬出されるか、又は非破壊検査部3cに移送しさらなる検査を行なうこともできる。
非破壊検査部3dでは、例えば被検体を上下左右に移動させたり或いは斜めにしたり回転させることが可能な駆動装置54を搭載しており、被検体9の内部に液体などが入っていないかを確認する。液体が無いことが確認できた場合は被検体9を焼却処分するための一時保管場所55へ移動し、入っていることが確認できた場合はグローブボックス52へ移送される。グローブボックス52での開梱での結果により、後工程でそれぞれ目的に応じた処理を行うために分別搬出される。なお、各非破壊検査部3b〜3dで検査された結果はグローブボックス52へ移動する際に被検体情報として一緒に伝達されるものとする。また、グローブボックス52での開梱は、開梱装置を用いて行なうこともできる。
続いて本発明の第6の実施形態について図13を用いて説明する。第1ないし第5の実施形態においてすでに説明した重複説明は省略する。図13は、この実施形態に係る非破壊検査装置の要部構成を模式的に示す図である。この非破壊検査装置1は、本発明の第1の実施形態に用いられる非破壊検査部3bが、さらに、放射線検出器61aと放射線検出器61aからのデータを処理するデータ処理装置61bを具備する構成である。この非破壊検査装置1は、分別後の処理工程において被検体9が放射性物質を含有する場合に外部への汚染を防止しながら開封できるグローブボックス62を備える構成をとることもできる。
続いて本発明の第7の実施形態について図14を用いて説明する。この実施形態では、被検体9が放射線吸収性のガス(特に、有毒ガス)を含むかどうかを判断する。第1ないし第6の実施形態においてすでに説明した重複説明は省略する。図14は、この実施形態に係る非破壊検査装置の要部構成を模式的に示す図である。図14では、非破壊検査装置1は、判定部5bにおける評価(判定)の後の処理工程において被検体9lが放射線吸収性のガスを含有する場合に外部への汚染を防止しながら開封できる排気処理装置71を有する密閉装置72を備える構成とする。この実施形態に係る非破壊検査装置1では、被検体のX線又はγ線透過画像を撮影し、被検体容器9の内部における空間部分、例えば被検体容器9中の上部における空間部分のX線又はγ線の輝度を評価するものとする。続いて空間部分のX線又はγ線の輝度から、判定部5bにおいて放射線吸収性のガスの存在の有無及び/又はその濃度を評価し、前記ガスの存在が有りと判定された被検体9lはAのラインへ搬送され、例えばスクラバーのような排気処理設備71を備えた密閉装置72内にて開封し内容物の確認を行う。排気処理設備71を備えた密閉容器72での開封の結果に応じて、後工程でそれぞれ目的に応じた処理を行うために分別搬出される。一方、ガスが検出されなかった被検体9m及び9nは分別条件に従って分別排出部7においてB及びCのラインへ搬送され処理される。
続いて本発明の第8の実施形態について図15を用いて説明する。この実施形態では、被検体9の内容物に液体を含むか否かを評価する。第1ないし第7の実施形態においてすでに説明した重複説明は省略する。図15は、この実施形態に用いられる非破壊検査部3bが、被検体9を振動させる振動装置(加振台)81を具備しており、振動装置81により被検体9を振動させながらX線又はγ線透過画像をイメージセンサ11bにて動画で撮影する構成となっている。図15(b)は振動させた被検体82のX線又はγ線透過画像を動画で表示させたものとし、被検体82の中で封入された溶液83の液面が揺れている様子が観測される。このように構成された非破壊検査装置1では、液面が揺れる様子が動画で撮影できるため、被検体82の内部に液体があるか否かを評価(判定)でき、被検体を分別できる。
続いて本発明の第9の実施形態について図16を用いて説明する。第1ないし第8の実施形態においてすでに説明した重複説明は省略する。図16は、この実施形態に係る非破壊検査装置の要部構成を模式的に示す図である。この実施形態では、非破壊検査装置1は、非破壊検査部3として、被検体9o、9p、9qを一定速度で移動させるベルトコンベア91と、3方向に設置された放射線源92a、92b、92cと、それらに対向して設置されたセンサアレイ93a、93b、93cとで構成される放射線検査部94を備えた構成となっている。被検体が一定速度で放射線源92a、92b、92cとセンサアレイ93a、93b、93cの間を通過した時、各センサアレイ93a、93b、93cからの信号を再構成することで被検体9の透過画像を得ることができる。これらは3系統あるため、方向の異なる3枚の透過画像が得られ、3枚の透過画像から内容物の三次元形状や位置関係などの情報が得られる。具体的には、これらの3枚の透過画像データから、例えば3角測量の原理(人間の眼の立体視の原理)を応用した三次元写真撮影手法として知られるステレオ撮影方法を用いて、立体的な画像(すなわち、ステレオ画像)を得ることができる。ステレオ撮影法は、具体的には、例えば2枚の画像に対していわゆるステレオマッチング処理を行って、距離(奥行き)値を有する画像、すなわち距離画像(3次元画像情報)を取得する。
なお、上記の放射線検査部94は、同様に、整合性を判断する非破壊検査部3aにも用いることができる。
続いて本発明の第10の実施形態について図17を用いて説明する。図17は、この実施形態において用いられる非破壊検査部3bの要部構成を示す図である。図17では、非破壊検査部3bにおけるイメージセンサ11bにX線カラーI.I.を使用する。X線カラーI.I.は通常のX線I.I.における出力蛍光体部分にカラー発光をするシンチレータを用いて、その画像をカラーカメラなどのイメージングデバイスで撮影するものである。出力蛍光体の例としてはGd2O2S(Eu)、Y2O2S(Eu)等がある。イメージングデバイスとしてはCCDカメラやCMOSカメラ等を使用する。このような構成のカラーI.I.では、シンチレータの発光特性とカメラの感度特性を適切に組み合わせることによって色の3原色である赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の成分毎にX線又はγ線に対する感度を変えることが可能になり、RGB三つの成分を用いて同時に表示させることにより広いダイナミックレンジが得られる特徴を持つ。
例えば、Gd2O2S(Eu)を用いたX線カラーI.I.では、同じエネルギー及び強度のX線又はγ線を照射した時、通常のシンチレータに比べ赤から青の広帯域に渡って発光する。これを赤緑青三つの成分をもつカラーカメラで撮影する際に、シンチレータの発光特性と、カメラの感度特性を調整することにより、赤色領域で感度が最も高く、次に緑色領域、青色領域では最も感度が低いセンサができる。このセンサにより、X線又はγ線の吸収量が多いものを赤色成分で、X線又はγ線の吸収量が少ないものを青色成分で撮影することにより、一度の撮影でダイナミックレンジの広い撮影が可能になる。
ここで、イメージセンサ11bにダイナミックレンジの広いX線カラーI.I.を用い、例えば感度の高い赤成分では金属を、中間の緑成分では軽金属を、感度の低い青成分でプラスチック等を評価するというように、成分毎に評価対象を変えることにより、一つの撮影条件で精度良く材料の判別を行うことが可能になる。なお、このX線カラーI.I.は、同様に、他の非破壊検査部3a,3c〜3eなどにおけるイメージセンサ11a,11c〜11eにおいても用いることができ、上記と同様の効果を得ることができる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]検査対象物が密閉容器に収容された被検体に放射線を側面から照射して前記被検体を透過した放射線をイメージセンサにより検出することにより放射線の強度に応じた強度信号を得る第1の信号取得工程と、前記第1の信号取得工程により得られた前記強度信号を処理して前記被検体の検査対象物の画像情報を生成する第1の画像情報生成工程と、前記第1の画像情報生成工程により得られた前記画像情報に基づいて、前記被検体の検査対象物と前記被検体の検査対象表示物に表示された検査対象物との整合性を判断する判断工程と、を有することを特徴とする密閉容器の非破壊検査方法。
[2]前記判断工程により前記検査対象物と検査対象表示物に表示された検査対象物との整合性があると判断された被検体に、前記被検体に照射された放射線と同じ又はエネルギー及び種類のうち少なくとも1つが異なる放射線を側面から照射して前記被検体を透過した放射線をイメージセンサにより検出することにより放射線の強度に応じた強度信号をさらに取得する第2の信号取得工程と、前記第2の信号取得工程により取得された前記強度信号を処理して前記被検体の検査対象物の画像情報を生成する第2の画像情報生成工程と、前記透過画像情報生成工程により生成された前記検査対象物の画像情報に基づいて、前記被検体を分別する分別工程とを有することを特徴とする[1]記載の密閉容器の非破壊検査方法。
[3]前記第2の信号取得工程が、前記検査対象物を収容する密閉容器の管壁部に前記放射線を側面から照射して前記管壁部を透過した放射線をイメージセンサにより検出することにより放射線の強度に応じた強度信号を取得し、前記第2の画像情報生成工程が、前記第2の信号取得工程により取得された前記強度信号を処理して前記管壁部の画像情報を生成し、前記分別工程が、前記管壁部の画像情報に基づいて、前記検査対象物が前記密閉容器に収容された被検体を分別することを特徴とする[2]記載の密閉容器の非破壊検査方法。
[4]前記第2の信号取得工程が、前記被検体に複数のエネルギーの異なる放射線を照射して前記被検体を透過した放射線をイメージセンサにより検出することにより放射線の強度に応じた複数の強度信号を取得し、前記第2の画像情報生成工程が、前記複数の強度信号を処理して前記被検体の検査対象物の複数の画像情報を生成し、前記分別工程が、前記複数の強度信号又は前記複数の画像情報に基づいて、前記複数の強度信号又は前記複数の画像情報の差分処理を行うことにより特定の材質の検査対象物を強調又は消去した強調又は消去画像情報を取得して、この強調又は消去画像情報により前記検査対象物が収容された被検体を分別することを特徴とする[2]記載の密閉容器の非破壊検査方法。
[5]前記第2の信号取得工程が、前記被検体と、材質及び厚さが既知の基準物質とに、同時に、複数のエネルギーの異なる放射線を照射して前記被検体及び前記基準物質を透過した放射線をイメージセンサにより検出することにより放射線の強度に応じた複数の前記被検体及び前記基準物質の強度信号を取得し、前記第2の画像情報生成工程が、前記第2の信号取得工程により得られた前記複数の前記被検体及び前記基準物質の強度信号を処理して複数の被検体及び基準物質の画像情報を生成し、前記分別工程が、前記複数の被検体及び基準物質の強度信号又は画像情報に基づいて、前記複数の前記基準物質の強度信号又は画像情報のいずれかの輝度又は感度を調整し、差分処理を行うことにより、前記被検体の検査対象物のうち前記基準物質と同じ材質である部分を強調又は消去した強調又は消去画像情報を取得して、この強調又は消去画像情報により前記検査対象物が収容された被検体を分別することを特徴とする[4]記載の密閉容器の非破壊検査方法。
[6]前記第2の信号取得工程が、広波長帯域の放射線を照射可能な線源及び特定の波長帯域を遮断可能なフィルタを用いて、前記被検体に複数のエネルギーの異なる放射線を照射して前記被検体を透過した放射線をイメージセンサにより検出することにより放射線の強度に応じた複数の強度信号を取得することを特徴とする[4]記載の密閉容器の非破壊検査方法。
[7]前記分別工程により分別された被検体に、前記被検体に照射された放射線と同じ又はエネルギー及び種類のうち少なくとも1つが異なる放射線を側面から照射して前記被検体を透過した放射線をイメージセンサにより検出することにより放射線の強度に応じた強度信号をさらに取得する第3の信号取得工程と、前記第3の信号取得工程により取得された前記強度信号を処理して前記被検体の検査対象物の画像情報を生成する第3の画像情報生成工程と、前記第3の画像情報生成工程により生成された前記被検体の検査対象物の画像情報に基づいて、前記被検体を分別する第3の分別工程とを有することを特徴とする[2]記載の密閉容器の非破壊検査方法。
[8]前記分別工程が、前記被検体の検査対象物からの放射線を検出する放射線検出器により前記検査対象物中の放射線の存在の有無及び/又は該放射線の強度を判定し、その判定結果に基づいて前記被検体を分別することを特徴とする[2]記載の密閉容器の非破壊検査方法。
[9]前記分別工程が、前記被検体の検査対象物の気体を含む部分の画像情報の放射線の透過強度に基づいて、前記検査対象物中の放射線吸収性ガスの存在の有無又は該放射性吸収ガスの濃度を判定し、その判定結果により前記被検体を分別することを特徴とする[2]記載の密閉容器の非破壊検査方法。
[10]前記分別工程が、前記被検体を収容する密閉容器を振動可能な機構によって振動させることにより、前記第2の画像情報生成手段により生成される画像情報の輝度値の変動により、前記被検体中の流動体の存在の有無を判断し、前記被検体を分別することを特徴とする[2]記載の密閉容器の非破壊検査方法。
[11]前記第2の信号取得工程が、前記被検体を一定速度で移動させる移動手段、放射線を照射する線源及び該線源に対向して設置されたセンサアレイとで構成され、前記被検体が通過する中心点が一致するように、それぞれ方向を変えて配置された複数の放射線検出装置を用いて、前記被検体が前記複数の放射線検出装置の前記中心点に位置するときに、前記所定の方向から複数の信号を同時に取得することを特徴とする[2]記載の密閉容器の非破壊検査方法。
[12]前記第1の信号取得工程及び/又は前記第2の信号取得工程におけるイメージセンサは、放射線によりカラー発光をする蛍光体とカラーカメラを含むカラーイメージセンサであることを特徴とする[1]又は[2]記載の密閉容器の非破壊検査方法。
[13]検査対象物が密閉容器に収容された被検体に放射線を照射する第1の線源と、前記被検体を透過した放射線を検出する第1のイメージセンサとを含む第1の非破壊検査部と、前記第1のイメージセンサから出力される放射線の強度に応じた強度信号を処理して前記被検体の検査対象物の画像情報を生成する第1の画像情報生成手段と、前記第1の前記画像情報生成手段により生成された前記画像情報に基づいて、前記被検体の検査対象物と前記被検体の検査対象表示物に表示された検査対象物との整合性を判断する判断手段と、を有することを特徴とする密閉容器の非破壊検査装置。
[14]前記判断手段により前記検査対象物と前記検査対象表示物に表示された検査対象物との整合性があると判断された被検体に、前記被検体に照射された放射線と同じ又はエネルギー及び種類のうち少なくとも1つが異なる放射線を側面から照射する第2の線源と、前記被検体を透過した放射線を検出する第2のイメージセンサとを含む第2の非破壊検査部と、前記第2のイメージセンサから出力される放射線の強度に応じた強度信号を処理して前記被検体の検査対象物の画像情報を生成する第2の画像情報生成手段と、前記第2の画像情報生成手段により生成された前記画像情報に基づいて、前記検査対象物が収容された被検体を分別する分別手段とを含むことを特徴とする[13]記載の密閉容器の非破壊検査装置。
[15]前記第2の非破壊検査部における、前記第2の線源が複数のエネルギーの異なる放射線を照射可能であり、前記第2の画像情報取得手段が、放射線の強度に応じてセンサから出される出力信号を画像情報に変換する変換機構と、前記出力信号又は前記画像情報のいずれかの状態で輝度又は感度を調整できる調整機構と、エネルギーの異なる放射線の照射条件で得られた前記出力信号又は前記画像情報を互いに差分処理できる差分処理手段と、前記差分処理により得られる、特定の材質を示す部分の出力信号又は画像情報を強調又は消去して表示する表示手段とを有し、前記判断手段が、前記表示手段により表示された結果に基づいて、所定の判断基準に基づいて評価して前記被検体を分別することを特徴とする[14]記載の密閉容器の非破壊検査装置。
Claims (2)
- 検査対象物が密閉容器に収容された被検体に放射線を側面から照射して前記被検体を透過した放射線をイメージセンサにより検出することにより放射線の強度に応じた強度信号を得る第1の信号取得工程と、
前記第1の信号取得工程により得られた前記強度信号を処理して前記被検体の検査対象物の画像情報を生成する第1の画像情報生成工程と、
前記第1の画像情報生成工程により得られた前記画像情報に基づいて、前記被検体の検査対象物と前記被検体の検査対象表示物に表示された検査対象物との整合性を判断する判断工程と、
前記判断工程により前記検査対象物と検査対象表示物に表示された検査対象物との整合性があると判断された被検体に、前記被検体に照射された放射線と同じ又はエネルギー及び種類のうち少なくとも1つが異なる放射線を側面から照射して前記被検体を透過した放射線をイメージセンサにより検出することにより放射線の強度に応じた強度信号をさらに取得する第2の信号取得工程と、
前記第2の信号取得工程により取得された前記強度信号を処理して前記被検体の検査対象物の画像情報を生成する第2の画像情報生成工程と、
前記第2の画像情報生成工程により生成された前記検査対象物の画像情報に基づいて、前記被検体を分別する分別工程と
を有し、
前記分別工程においては、前記被検体の検査対象物の気体を含む部分の画像情報の放射線の透過強度に基づいて、前記検査対象物中の放射線吸収性ガスの存在の有無又は該放射性吸収ガスの濃度を判定し、その判定結果により前記被検体を分別することを特徴とする、
密閉容器の非破壊検査方法。 - 検査対象物が密閉容器に収容された被検体に放射線を照射する第1の線源と、前記被検体を透過した放射線を検出する第1のイメージセンサとを含む第1の非破壊検査部と、
前記第1のイメージセンサから出力される放射線の強度に応じた強度信号を処理して前記被検体の検査対象物の画像情報を生成する第1の画像情報生成手段と、
前記第1の前記画像情報生成手段により生成された前記画像情報に基づいて、前記被検体の検査対象物と前記被検体の検査対象表示物に表示された検査対象物との整合性を判断する判断手段と、
前記判断手段により前記検査対象物と前記検査対象表示物に表示された検査対象物との整合性があると判断された被検体に、前記被検体に照射された放射線と同じ又はエネルギー及び種類のうち少なくとも1つが異なる放射線を側面から照射する第2の線源と、前記被検体を透過した放射線を検出する第2のイメージセンサとを含む第2の非破壊検査部と、
前記第2のイメージセンサから出力される放射線の強度に応じた強度信号を処理して前記被検体の検査対象物の画像情報を生成する第2の画像情報生成手段と、
前記第2の画像情報生成手段により生成された前記画像情報に基づいて、前記検査対象物が収容された被検体を分別する分別手段と
を含み、
前記分別手段は、前記被検体の検査対象物の気体を含む部分の画像情報の放射線の透過強度に基づいて、前記検査対象物中の放射線吸収性ガスの存在の有無又は該放射性吸収ガスの濃度を判定し、その判定結果により前記被検体を分別することを特徴とする、
密閉容器の非破壊検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009093345A JP5404143B2 (ja) | 2009-04-07 | 2009-04-07 | 密閉容器の非破壊検査方法及び非破壊検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009093345A JP5404143B2 (ja) | 2009-04-07 | 2009-04-07 | 密閉容器の非破壊検査方法及び非破壊検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010243369A JP2010243369A (ja) | 2010-10-28 |
JP5404143B2 true JP5404143B2 (ja) | 2014-01-29 |
Family
ID=43096532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009093345A Expired - Fee Related JP5404143B2 (ja) | 2009-04-07 | 2009-04-07 | 密閉容器の非破壊検査方法及び非破壊検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5404143B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016080511A (ja) * | 2014-10-16 | 2016-05-16 | 株式会社ビームセンス | X線物質量測定装置 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5763516B2 (ja) * | 2011-12-14 | 2015-08-12 | アサヒビール株式会社 | X線液面検査装置用試験缶 |
CN102565105B (zh) * | 2011-12-31 | 2014-02-19 | 公安部第一研究所 | 一种液体的安全检测方法及装置 |
KR20140136301A (ko) * | 2013-05-20 | 2014-11-28 | 인텔렉추얼디스커버리 주식회사 | 방사선 영상 촬영 장치 |
JP6703391B2 (ja) * | 2015-11-10 | 2020-06-03 | 日本信号株式会社 | 液体または粉粒体の検出装置および検出システム |
JP6861470B2 (ja) * | 2016-03-04 | 2021-04-21 | 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. | X線検査装置 |
CN107979911A (zh) | 2017-12-26 | 2018-05-01 | 同方威视技术股份有限公司 | 用于加速器的抽拉式承载装置和加速器舱体结构 |
CN107884425A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-04-06 | 同方威视技术股份有限公司 | 用于矿产成分分析的系统及方法 |
JP7185596B2 (ja) * | 2019-06-11 | 2022-12-07 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置および画像処理方法、プログラム |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES8801734A1 (es) * | 1985-07-11 | 1988-02-16 | Westinghouse Electric Corp | Sistema para caracterizar el peso, estado fisico y contenido isotopico de residuos radiactivos contenidos en un contenedor de residuos |
JPH02238350A (ja) * | 1989-03-13 | 1990-09-20 | Mitsubishi Atom Power Ind Inc | アクティブ中性子法による廃棄物ドラム缶内容物の同定法 |
JP3012891B2 (ja) * | 1992-01-28 | 2000-02-28 | 三菱重工業株式会社 | アクティブ中性子法による廃棄物ドラム缶内容物の同定法 |
JP2004108912A (ja) * | 2002-09-18 | 2004-04-08 | Hitachi Ltd | 中性子を用いた検知装置および検知方法 |
JP4649580B2 (ja) * | 2006-09-26 | 2011-03-09 | 独立行政法人 日本原子力研究開発機構 | 複合型廃棄体確認システム |
JP2008256603A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Toshiba Corp | 非破壊検査装置及び非破壊検査方法 |
JP2008268076A (ja) * | 2007-04-23 | 2008-11-06 | Toshiba Corp | 非破壊識別方法及び非破壊識別装置 |
-
2009
- 2009-04-07 JP JP2009093345A patent/JP5404143B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016080511A (ja) * | 2014-10-16 | 2016-05-16 | 株式会社ビームセンス | X線物質量測定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010243369A (ja) | 2010-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5404143B2 (ja) | 密閉容器の非破壊検査方法及び非破壊検査装置 | |
US8363781B2 (en) | Nondestructive identification method and nondestructive identification device | |
Mery et al. | X-ray Testing | |
JP2008256603A (ja) | 非破壊検査装置及び非破壊検査方法 | |
JP5297142B2 (ja) | 異物検出方法および装置 | |
US20030147484A1 (en) | Method for detecting an explosive in an object under investigation | |
CA2973721A1 (en) | Non-intrusive inspection systems and methods for the detection of materials of interest | |
US7809103B2 (en) | Method for detecting the presence of high atomic number elements | |
US6553094B1 (en) | Method of determining a content of a nuclear waste container | |
WO2001027601A1 (en) | Cargo inspection apparatus and process | |
JP2012513023A5 (ja) | ||
US20180188191A1 (en) | Dual-energy microfocus radiographic imaging method for meat inspection | |
JP7416621B2 (ja) | 食肉点検のための二重エネルギー微小焦点x線撮像方法 | |
JP3860154B2 (ja) | X線検査装置 | |
JP2011043474A (ja) | X線検出器およびx線検査装置 | |
JP5177633B2 (ja) | 材質識別検査装置および方法 | |
Udod et al. | State-of-the art and development prospects of digital radiography systems for nondestructive testing, evaluation, and inspection of objects: a review | |
JP2003279503A (ja) | X線検査装置 | |
Kolkoori et al. | Mobile high-energy X-ray radiography for nondestructive testing of cargo containers | |
JP2022035706A (ja) | 材料判別装置 | |
Troitskiy | Quick industrial X-ray testing without intermediate data carriers of information | |
Connolly | X‐ray systems for security and industrial inspection | |
Kasal et al. | Radiography | |
JP2019148578A (ja) | 検査対象物の表面のウラン汚染の検査方法 | |
JP2008145196A (ja) | 放射線透過測定装置及び放射線透過測定方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110805 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20120614 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130305 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130426 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131008 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131029 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |