JPS6316597Y2 - - Google Patents

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JPS6316597Y2
JPS6316597Y2 JP1984053904U JP5390484U JPS6316597Y2 JP S6316597 Y2 JPS6316597 Y2 JP S6316597Y2 JP 1984053904 U JP1984053904 U JP 1984053904U JP 5390484 U JP5390484 U JP 5390484U JP S6316597 Y2 JPS6316597 Y2 JP S6316597Y2
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JP
Japan
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parking brake
motor
release knob
linear motion
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JP1984053904U
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【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の運転者の専用操作によりセツ
トするパーキングブレーキをその発進時に自動的
に解除する自動車用パーキングブレーキ自動解除
装置に関するものである。
従来、パーキングブレーキは運転者が自ら解除
ノブを操作して解除している。従つて、運転者の
注意不足等によりパーキングブレーキの解除を忘
れて走行すると、パーキングブレーキの損傷等が
起こるという欠点がある。又、オート・トランス
ミツシヨン車に採用されているペダル式パーキン
グブレーキにおいては、解除レバーがインスツル
メントパネルの下部等操作性に欠ける場所にある
こと、さらにパーキングブレーキを解除するのに
10〜20Kg位の力を必要とするなど運転者に負担が
かかるという欠点もある。
また、自動車の発進時に、パーキングブレーキ
を自動的に解除することが可能な装置が考案され
ている(例えば実公昭47−15771号公報など)。し
かし、従来装置は自動解除する機構が予め一体に
設計されているため、手動解除時には従来とは異
なる操作が必要となる。このため、運転者は、操
作方法を誤つたり、混乱してしまうという問題が
ある。
そこで本考案は、上記問題点に鑑みて、パーキ
ングブレーキを手動で解除することは、従来と同
様の操作で可能にしつつ、かつ自動解除も可能と
する自動車用パーキングブレーキ自動解除装置を
提供することを目的とする。
そこで本考案は、パーキングブレーキを手動で
解除するときにケーブルを引く解除ノブと、 前記解除ノブを支持するステイと、 回転力を出力するモータと、 前記モータの回転運動を直線運動に変換する変
換機構と、 前記変換機構の直線運動を解除方向のみに伝達
するワンウエイ機構を持つべく前記解除ノブとス
テイとの間のケーブルに非固定で挿入されるU字
形断面を持つクランプ部、及びクランプ部へ直線
運動を伝達するシヤフト部とから構成される解除
ノブ操作機構と を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、手動で解除するときは、従
来と同様に、解除ノブを操作するごとにパーキン
グブレーキが解除される。また、自動的に解除す
る場合には、モータからの回転力が変換機構、解
除ノブ操作機構のシヤフト部、クランプ部を介し
て解除ノブに伝達されて解除される。しかも、前
記クランプ部は前記解除ノブとステイの間のケー
ブルに非固定で挿入されるU字形断面を持つた
め、容易に装着することができる。
以下本考案を図に示す実施例について構成と共
にその作動を説明する。添付図面の第1図a,b
は本実施例の構造を示す部分断面図と平面図で、
1は動力源である直流モータ、2は歯車4列で減
速比1/180のギアボツクスであり、前記直流モ
ータからの回転トルクを増幅する。3は前記ギア
ボツクス2内の各軸を固定するギアホルダ、40
1はクランクピンで、クランクプレートA40
2、クランクプレートB403、クランクシヤフ
ト404と共に運動変換機構を構成するものであ
り、ギアボツクス2のフアイナルギア201の回
転運動を直線運動に変換する。クランクプレート
A402とクランクプレートB403はクランク
シヤフト404をサンドイツチする形でクランク
ピン401により固定されているのでフアイナル
ギア201とクランクピン401の各中心線間距
離によつて直線運動のストロークが決まる。本実
施例では中心線間距離を13mmとしているので、直
線運動のストロークは26mmとなつている。5はセ
ンタシヤフトであり、止めピン6によつてクラン
クシヤフト404と連動可能なように接続されて
いる。701はフアイナルシヤフトであり、一端
はセンタシヤフト5の穴の中に固定されずに入つ
ており、他端はクランプ702にネジ止めされ直
線運動の往路の時だけセンタシヤフト5からの直
線運動力をクランプ702に伝達し、復路の時は
直線運動力の伝達は行われない構造となつてお
り、クランプ702、シヤフトカバー703と共
に解除ノブ操作機構7を構成している。702は
U字形の断面を持つクランプであり、解除ノブ1
6とケーブル17の間に固定しないで挿入され
る。従つて、手動による解除操作の時には何ら負
荷もかからず、センタシヤフト5からの運動荷重
だけを伝達するワンウエイ機能を有している。8
はシヤフトカバー703をアクチユエータハウジ
ング10に固定させるためのキヤツプであり、ア
クチユエータハウジング10にネジ止めされる。
9はシヤフトカバー703の取付ステイであり
パーキングブレーキ解除ノブ専用ステイ15にネ
ジ止めされる。10はアクチユエータハウジング
である。11はモータ制御機構であり、直流モー
タ1へ通電する制御回路110とクランクシヤフ
ト404の位置制御を行なう位置制御回路115
からなる。1,151はクランクシヤフト404
に取付けられるマグネツト1,152のホルダ、
1,152はマグネツトであり、クランクシヤフ
ト404の位置制御である。1,153は常開型
のリードスイツチであり、マグネツトからの磁束
により開閉し、クランシヤフト404の停止位置
信号を位置制御回路115に送る。1,153a
はリードスイツチ1,153のホルダである。こ
のリードスイツチ1,153とマグネツト1,1
52の位置関係により、クランクシヤフト404
しいては解除ノブ16の停止位置が決定される。
本実施例ではセンタシヤフト5がもつとも奥に入
つた所から5mmの範囲でリードスイツチ1,15
3が閉成されるようになつているのでクランクシ
ヤフト404もこれに対応した位置で停止する。
12はモータ制御機構11のプリント板のカバ
ーであり、13はプリント板をハウジング10に
固定させるためのスタツド群である。14はモー
タ制御機構11に入力する制御信号及びモータへ
の通電用ワイヤハーネスである。15はパーキン
グブレーキ解除ノブ16のステイである。16は
解除ノブであり、手動でパーキングブレーキを解
除する時これを引いて行なう。17は中心部にワ
イヤロツドが入つたパーキングブレーキのケーブ
ルであり、ワイヤロツドの一端は解除ノブ16
に、他端はパーキングブレーキに接続されてお
り、常に図示しないスプリングでパーキングブレ
ーキ側に引かれているのでパーキングブレーキが
解除された状態でも荷重がかかつている。従つ
て、本実施例ではセンタシヤフト5とフアイナル
シヤフト701は固定していないが、解除動作の
復路の時もそれぞれ追従した動きをする。
以上本実施例では直流モータ1に通電されると
ギアボツクス2で回転トルクを増幅し、クランク
ピン401、クランクプレートB403、および
クランクシヤフト404よりなる運動変換機構4
で回転運動を直線運動に変換し、この運動荷重を
センタシヤフト5を介して解除ノブ操作機構7に
伝達し、解除ノブ操作機構7はこの運動荷重によ
り解除ノブ16を押し出してパーキングブレーキ
を解除する。ここまでの制御はモータ制御機構1
1の制御回路110によつて行なわれ、パーキン
グブレーキ解除後の制御は位置制御回路115に
よつて行なわれる。
パーキングブレーキを解除すると、制御回路1
10から直流モータ1への通電は遮断され、変わ
つて位置制御回路115から小電力が直流モータ
1に供給され、低速度で復路動作をする。そし
て、リードスイツチ1,153が閉成すると位置
制御回路115からの電力供給も遮断され、パー
キングブレーキの解除動作を終了する。
次に、第2図は本実施例のモータ制御機構11
の電気結線図であり、18は車載バツテリ、19
はイグニツシヨンスイツチ、20はオートトラン
スミツシヨンのシフト位置検出スイツチであり、
ドライブ位置の時開放する。21はスタータコイ
ル、22はパーキングブレーキがロツクされてい
る時点灯するインジケータランプである。23は
パーキングブレーキスイツチであり、ロツクされ
ている時閉成する。24はアクセルを踏んだか否
かを検出するアクセルスイツチであり、踏んだ時
閉成する。110は端子11a〜11eに入力さ
れる制御信号を論理処理して自動車の発車操作を
検出判定して直流モータ1への通電指令を発する
ための制御回路であり、イグニツシヨンスイツチ
19がONでシフト位置がドライブ位置にあり
(検出スイツチ20が開放)、パーキングブレーキ
がロツクされている時(ブレーキスイツチ23が
閉成)アクセルを踏んで(アクセルスイツチ閉
成)発進させようとする時だけ直流モータ1の駆
動用トランジスタ114を導通させる制御を行な
う。
これにより直流モータ1に通電してパーキング
ブレーキが解除されると、パーキングブレーキス
イツチ23が開放されるため、アクセルスイツチ
24を介して制御回路110の入力端子11dの
電位が低レベルから高レベルに反転し、この端子
11dに接続された制御回路110内のトランジ
スタがオフ状態になり、その最終段トランジスタ
もオフ状態になり、従つて駆動用トランジスタ1
14のベース電位が高レベルになり、この駆動ト
ランジスタ114をオフ状態にして直流モータ1
への通電を遮断する。115はクランクシヤフト
404の位置制御を行なう位置制御回路であり、
制御回路110によつて直流モータ1に通電され
ると、クランクシヤフト404に取付けたマグネ
ツト1,152が移動し、クランクシヤフト停止
位置の検出リードスイツチ1,153が開放され
るので、トランジスタ1,156のベース端子に
は1,154,1,155によつて電圧が印加さ
れて導通状態となる。トランジスタ1,156が
導通状態になると、トランジスタ1,159も導
通し、抵抗1,160によつて制限された電力が
トランジスタ114からの電力によつて加算され
て直流モータ1に印加される。そして、パーキン
グブレーキが解除され、トランジスタ114がオ
フ状態になつても直流モータ1にはトランジスタ
1,159から通電されているので往路の動作速
度よりも遅い速度で直流モータ1は回転する。こ
の動作はクランクシヤフト停止位置検出スイツチ
1,153が閉成されるまで続き、検出スイツチ
1,153が閉成されるとトランジスタ1,15
6のベース端子には電圧が印加されないのでトラ
ンジスタ1,156はオフ状態となる。従つて、
トランジスタ1,159もオフ状態となり、直流
モータ1への通電は遮断され、パーキングブレー
キの解除動作を終了する。
以上、クランクシヤフト404の停止位置制御
は、パーキングブレーキにブレーキをロツクする
ことのできる範囲があるためにその範囲内にクラ
ンクシヤフト404すなわち解除ノブ16を確実
に停止させるための制御機構である。
従つて、本実施例によれば、動力源に直流モー
タを用い、その回転トルクの増幅にギアボツクス
を用いているため、解除力が10〜20Kg、ストロー
クが20mm程度を容易に得ることができ、しかも他
の動力源、例えば電磁ソレノイド、吸気管負圧等
を用いたアクチユエータに比較すると、低消費電
力及び小型であるという効果があり、さらに各種
構成部を一体化することにより上記効果が増大す
る。
本実施例ではアクセルスイツチ24を制御信号
の一つとして用いているが、例えばこの装置専用
のスイツチを運転者が操作しやすい場所に取付け
て行なうことも可能である。
又、本実施例ではクランクシヤフトの停止位置
検出手段としてマグネツトとリードスイツチを用
いているが、例えば発光ダイオードとホトダイオ
ードの光電素子を用いても良く、クランクシヤフ
トの位置検出ができればどんな方法を用いても良
い。
又、本実施例では回転運動から直線運動への変
換機構にクランクを用いているが、カムあるいは
欠葉等回転運動から直線運動に変換できる機構で
あれば良い。
以上述べた様に、本考案は、手動で解除すると
きは従来と同様に、解除ノブを操作することによ
りパーキングブレーキを解除することができる。
また、クランプ部とシヤフト部とから構成される
解除ノブ操作機構は、モータからの力を解除ノブ
の解除方向のみに伝達するワンウエイ機能を持つ
ため、手動による解除ノブの操作時には、解除ノ
ブの操作力は解除ノブ操作機構、変換機構、モー
タには伝達されない。よつて、手動による操作時
には、解除ノブには何ら負荷が作用しないし、ま
た従来の操作方法と同様であるので、運転者は操
作方法を誤つたり、混乱してしまうことがなく、
確実に手動でもパーキングブレーキを解除でき
る。さらに、本考案の自動車用パーキングブレー
キ自動解除装置の、前記クランプ部はU字形断面
を持つため、従来の手動パーキング解除装置を特
別な加工をすることなく、容易に装着して自動解
除機能を付加することができるという実用上大き
なメリツトがある。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案の一実施例を示す部分断
面図、第2図は本考案のモータ制御機構の詳細構
成を示す電気結線図である。 1……直流モータ、2……ギアボツクス、40
4……クランクシヤフト、702……クランプ、
11……モータ制御機構、16……パーキングブ
レーキ解除ノブ、110……制御回路、115…
…位置制御回路、1,152……マグネツト、
1,153……リードスイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 パーキングブレーキを手動で解除するときにケ
    ーブルを引く解除ノブと、 前記解除ノブを支持するステイと、 回転力を出力するモータと、 前記モータの回転運動を直線運動に変換する変
    換機構と、 前記変換機構の直線運動を解除方向のみに伝達
    するワンウエイ機能を持つべく、前記解除ノブと
    ステイとの間のケーブルに非固定で挿入されるU
    字形断面を持つクランプ部、及びクランプ部へ直
    線運動を伝達するシヤフト部とから構成される解
    除ノブ操作機構と を備える自動車用パーキング自動解除装置。
JP5390484U 1984-04-11 1984-04-11 自動車用パ−キングブレ−キ自動解除装置 Granted JPS59176262U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5390484U JPS59176262U (ja) 1984-04-11 1984-04-11 自動車用パ−キングブレ−キ自動解除装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5390484U JPS59176262U (ja) 1984-04-11 1984-04-11 自動車用パ−キングブレ−キ自動解除装置

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Publication Number Publication Date
JPS59176262U JPS59176262U (ja) 1984-11-26
JPS6316597Y2 true JPS6316597Y2 (ja) 1988-05-11

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ID=30184256

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5390484U Granted JPS59176262U (ja) 1984-04-11 1984-04-11 自動車用パ−キングブレ−キ自動解除装置

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JP (1) JPS59176262U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4715771U (ja) * 1971-03-11 1972-10-24
JPS4936299A (ja) * 1972-08-04 1974-04-04

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4715771U (ja) * 1971-03-11 1972-10-24
JPS4936299A (ja) * 1972-08-04 1974-04-04

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JPS59176262U (ja) 1984-11-26

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