JPS63165478A - 保存温度管理用ラベルおよびその製造方法 - Google Patents

保存温度管理用ラベルおよびその製造方法

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JPS63165478A
JPS63165478A JP31577986A JP31577986A JPS63165478A JP S63165478 A JPS63165478 A JP S63165478A JP 31577986 A JP31577986 A JP 31577986A JP 31577986 A JP31577986 A JP 31577986A JP S63165478 A JPS63165478 A JP S63165478A
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Japan
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layer
ink composition
label
storage temperature
partially
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Pending
Application number
JP31577986A
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English (en)
Inventor
Eiji Tanaka
田中 英司
Haruki Tsutsumi
堤 春樹
Hiroyuki Akahori
赤堀 宏行
Kiyoharu Hasegawa
長谷川 清春
Makoto Asano
真 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野] 本発明は保存温度管理用ラベルおよびその製造方法に関
する。より詳細には、保存温度管理すべき物品に適用さ
れ、管理温度の状態を指示する部分を設けてなる保存温
度管理用ラベルおよびその製造方法に関する。 [従来の技術] 冷凍食品、冷蔵食品、生花、医薬品などは、輸送時や保
存時等に厳重な温度管理が必要である。 そのため、物品それぞれが管理すべき温度の下にあった
か否かを出来るだけ容易に知る方法が要求されている。 温度管理用インジケーターとしては、既に■米国特許3
,1154,011号に提案されたような、着色された
固体樹脂酸の溶融現象と吸取紙の毛細管現象を利用した
もの、■特公昭57−43111号、同57−2855
9号等に提案された。リパーゼ酵素が温度により活性化
する程度が異なり、その度合がP)I指示薬で色別でき
ることを利用したもの等が提案されている。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、これら■、■の方法は、多量に流通する
物品の1つ1つに適用できるような温度管理用インジケ
ーターとしては高価で1手軽に使用できないという欠点
がある。 又、温度を管理すべき物品が管理温度を上回る温度下に
どれだけの間さらされていたかの詳細な知見が得られな
いという欠点を有する。 そこで本発明の課題は上記のような従来の技術の欠点を
解消し、厳重な温度管理が可能で、かつ手軽に使用でき
る保存温度管理用ラベル及びその製造方法を提供するこ
とである。 [問題点を解決するための手段1 本発明者らはこのような課題解決のため1種々の検討を
行い、前記のような厳重な温度管理が必要とされる材料
に容易に貼付しうる、極めて効果的な温度管理用ラベル
及びその製造方法を見出すに至った。 すなわち本発明の保存温度管理用ラベルは、支持体上に
、少なくとも(A)色素前駆体を含有する層と、CB)
 114色剤と所定の温度で溶融する成分を内包するマ
イクロカプセルとを含有するインク組成物又は顕色剤を
溶解した所定の温度で溶融する成分を内包するマイクロ
カプセルを含有するインク組成物の1種または2種以上
を部分的に有する層とを有することを特徴とする。 また本発明の保存温度管理用ラベルの製造方法は、支持
体上に、色素前駆体を含有する層を全面コーティングに
より積設し、次いで必要に応じアクリル系エマルジョン
からなる高分子材料よりなる高分子層を全面又は部分的
に、コーティング又は印刷方式により、11層又は並設
して二以上の層となし、次いで顕色剤と所定の温度で溶
融する成分を内包するマイクロカプセルとを含有するイ
ンク組成物又は顕色剤を溶解した所定温度で溶融する成
分を内包するマイクロカプセルを含有するインク組成物
及び必要に応じ接着剤を部分印刷し。 さらに必要に応じ透明プラスチックフィルムを積層する
ことを特徴とする。 [作用] 本発明によれば、色素前駆体と顕色剤との接触によって
発色させる方式において、色素前駆体が移動せず1wJ
色剤の方が所定の温度によって移動するように構成され
ているため1色素前駆体の選択範囲が広がるという効果
を有する。 [発明の具体的構成] 以下1本発明の保存温度管理用ラベルおよびその製造方
法の一例について詳説する。 本発明において、所定の温度で溶融する成分は、融点が
温度管理すべき物品の保管温度上限付近の温度になるよ
うに不揮発性の疎水性有機化合物又は2種以上の疎水性
有機化合物を混合したものが用いられる。 したがって、このラベルによる保管温度の管理は1次の
ような処理と機構によって行われる。 すなわち、このラベルを物品へ適用するに際し支持体上
のマイクロカプセルを適当な方法で破壊する。マイクロ
カプセル中の「所定の温度で溶融する成分」はその融点
が、ラベルを適用する物品の保存温度上限付近にあるの
で、物品の所望管理温度では固体状であり1色素前駆体
と顕色剤の接触を起こさせないが、所望管理温度を越え
ると疎水性有機化合物が溶解して拡散し、前記色素前駆
体と顕色剤を接触させ発色させる。 本発明の保存温度管理用ラベルにおいて、支持体として
は、各種のフィルム状ウェブ、具体的には、紙、含浸紙
、合成紙(各種の合成樹脂ベースの紙様フィルム)、各
種のグラスチックフィルムなどが用いられる。 保存温度管理用ラベルは、水分の多い環境におかれる冷
蔵または冷凍食品などに使用されることが多いため、支
持体は耐水性を有する合成紙、各種のプラスチックフィ
ルムまたは樹脂含浸紙が好ましい、支持体の厚みは一般
的には30〜200終■である。 本発明のラベルに用いられる所定の温度で溶融する成分
とは、マイクロカプセルの内部で環境温度によって固体
−液体に相互変換しうるちのであって、マイクロカプセ
ルから放出されて所定温度以下では固体ないし半固体で
あるが、所定温度を越えると液体として挙動する不揮発
性の疎水性有機化合物又は2種以上の不揮発性の疎水性
有機化合物の共融混合物から選ばれた所定の溶融温度を
持つものである。 本発明に用いられる不揮発性の疎水性有機化合物の具体
的な例としては、融点の低い化合物から順にトリカプロ
インギリセリド、ノニルベンゼン、ピメリン酸ジエチル
、安息香酸−n−ブチル。 n−デシルシクロペンタン、1−ペンチルナフタレン、
エナント酸オクチル、カプリン酸ヘプチル、1−n−ブ
チルナフタレン、アゼライン酸ジエチル、カプロン酸メ
チル、1−へキシルナフタレン、酢酸ドデシル、リルイ
ンアルコール、カプリル酸オクチル、酢酸デシル、ウン
デカン酸エチル、デシルベンゼン、1.8−ジメチルナ
フタレン、l−エチルナフタレン、l−リルオー2.3
−シカプリンーグリセリド、酢酸ウンデシル、l−ラウ
ロ−2,3−シリルイントリグリセリド、l−カプロイ
ル−2,3−ジステアリントリグリセリド、カプロン酸
ウンデシル、カプリン酸ヘプチル、n−ノニルシクロヘ
キテン、l−プロピルナフタレン、n−ウンデシルシク
ロペンタン、l−ミリスト−2,3−シリルイントリグ
リセリド、1−へブチルナフタレン、2−エチルナフタ
レン、l−カプリル−2,3−ジオレイン−トリグリセ
リド、スペリン酸ジエチル、ウンデシルベンゼン、n−
ドデシル−シクロペンタン、トリデカン酸エチル、ラウ
リン酸ブチル、カプロン酸ドデシル、リシノール酸メチ
ル、 2−!I−ペンチルナフタレン、1.3−ジメチ
ルナフタレン、7ゼライン酸ジメチル、スペリン酸ジメ
チル%2−n−へキシルナフタレン、ラウリン酸ヘプチ
ル、 1−n−オクチルナフタレン、ラウリン酸エチル
、n−デシルシクロヘキサン、セバシン酸ジエチル、1
−リルオー2.3−シカプリンートリグリセリド、ミリ
スチン酸ブチル。 2−I+−へブチルナフタレン、カプロン酸テトラデシ
ル、n−ドデシルベンゼン%1−オレオ−2,3−シカ
プリン−トリグリセリド、2−オレオ−1,3−シカプ
リン−トリグリセリド、ラウリル酸メチル、n−トリデ
シルシクロペンタン、n−ウンデシルシクロへキサン、
カプロン酸トリデシル、ノニルナフタレン、n−テトラ
デシルシクロペンタン、n−ペンタデカン、トリデシル
ベンゼン、l−へブタデセン。 2−n−オクチルナフタレン%2−n−ノニルナフタレ
ン、2−ウンデカノン、ミリスチン酸エチル、n−ドデ
シルシクロヘキサン、1−ミリスト−2,3−ジオレイ
ン−トリグリセリド、パルミチン酸インブチル、ペンタ
デカン酸エチル、デシルナフタレン、n−テトラデシル
ベンゼン、カプロン酸ペンタデシル、n−ペンタデシル
−シクロペンタン、1−オクタデセン、ヘキサデカン、
1−パルミ)、−2,3−ジオレイン−トリグリセリン
、パルミチン酸ブチル、ミリスチン酸メチル、ペンタデ
カン酸メチル、パルミチン酸アミル、オレイン酸メチル
、2−n−デシルナフタレン、パルミチン酸プロピル、
n−ヘキサデシルシクロペンタン、オクタデカン、アビ
オール、ベンジリデンマロン酸ジエチル、ノナデカン、
ケイ皮酸ベンジル、テレフタル酸ジエチル。 1−テトラデカノール、l、2−ジフェニルエタン。 1.3.5−トリメトキシベンゼン、p−ジメトキシベ
ンゼン、オクタデカノール、8−エチルアントラセン、
p−メチルベンゾフェノンなどの一30℃〜70℃にシ
ャープな融点を宥する沸点が200℃以上の疎水性有機
化合物が例示されるが、勿論、例示化合物に限定される
ことはない。 2種以上の疎水性化合物の組み合わせとして好ましくは
、カルボン酸エステル同士1例えばミリスチン酸エチル
とミリスチン酸メチル、パルミチ酸ブチルとパルミチン
酸アミルあるいは芳香族化合物同士、例えばノニルナフ
タレンとペンチルナフタレン、ウンデシルベンゼンとト
リデシルベンゼン、又はパラフィン同士、例えばペンタ
デカンとオクタデカン、ペンタデシルシクロペンタンと
ヘキサデシルシクロペンタン等の同族化合物同士の組み
合わせが例示されるが、相溶する化合物の組み合わせで
あればよく1例示された組み合わせに限定されるもので
はない。 本発明において1色素前駆体と顕色剤の組み合わせとし
ては、 i)ラクトン環を有する色素前駆体(発色剤プレカーサ
ー)と酸性顕色剤(フェノール性水酸基含有化合物、フ
ェノール樹脂、有機カルボン酸の塩、無礫固体酸)  
(51色剤)との組み合わせii)メチン系色素前駆体
と酸化性材料(好ましくは電子吸引基で置換されたベン
ゾキノン誘導体等)の組み合わせ等が例示されるが、こ
れらに限定されるものではない。 本発明で使用するラクトン環を有する色素前駆体として
は、ジアリールフタリド類、フルオラン類、アザフタリ
ド類などに代表される無色あるいは淡色の化合物群があ
げられ、具体的にはクリスタルバイオレットラクトン、
マラカイトグリーンラクトン、2.2−ビス(1’−エ
チル−2′−メチルインドール−3′−イル)フタリド
[インドリルレッド] 、 2.2−ビス(1′−オク
チル−2′−メチルインド−ルー3′−イル)フタリド
、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロル−フル
オラン、3−ジエチルアミノ−5,7−シメチルフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7,8−ベンゾフルオラン
、3−ジエチルアミノ −7−メドキシフルオラン、3
−ジエチルアミノ−8−ベンジルオキシフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−クロルフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−(ロークロルアニロノ)フルオラン、3
−ジブチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−6−シベンジル7ミノフル
オラン、3−ジエチルアミノ−8−メチル−7−フェニ
ルアミノフルオラン。 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−キシリルアミノ
フルオラン、3−ジブチルアミノ−トメチル−7−フェ
ニルアミノフルオランなどの酸性顕色剤と接触して、赤
、橙、青、緑、黒等に発色するいわゆるロイコ色素が例
示される。 また酸性顕色剤としては、前述のラクトン環を有する色
素前駆体との分子的接触により有色の色素を形成させる
能力を有する有機あるいは無機の酸類が用いられ、具体
例としては、特公昭52−1327号に於いて開示され
た芳香族カルボン酸の多価金属塩(例えば3.5−ジ−
α−メチルベンジルサリチル酸Zn塩、3,5−ジーt
ertブチルサリチル酸Zn塩、3−α、α−ジメチル
ベンジル5−フェニルサリチル酸Z酸塩n塩特開昭54
−408118号あるいは特開昭81−31288号に
開示されたようなサリチル酸−p−置換フエノール−ホ
ルムアルデヒド縮合物の多価金属化物(例えばサリチル
酸−p−オクチルフェノールホルムアルデヒド縮合物の
Zn変性物、サリチル酸−p−ノニルフェノールホルム
アルデヒド縮合物のZn変性物)、あるいは本出願人が
別に提案したサリチル酸とα、α−ジアルコキシーP−
キシレンを必須成分としてメシチレンあるいはp−置換
フェノール等を共縮合させたサリチル酸共縮合樹脂の多
価金属化物、特開昭48−25744号、同54−15
8495号等で提案されたp−アルキルフェノールホル
ムアルデヒド縮合物の21変性物、特公昭81−435
8号、同Ell−4358号、同81−41173号、
同81−4874号で提案されたようなp−置換フェノ
ール、フェノールホルムアルデヒド共綜合樹脂の多価金
属化物、あるは特開昭55−113591号で提案され
たビスフェノールスルホンの多価金属塩、あるいは特開
昭58−217388号等に提案された無機半合成固体
酸、あるいは特公昭42−20144号に提案されたp
−置換フェノールホルムアルデヒド縮合物などの有機あ
るいは無機の固体酸類が挙げられるが、これらに限られ
ることはなく、前記ラクトン環を有する色素前駆体との
接触により呈色能を有する材料であればすべて使用でき
る。 またメチン系色素前駆体は一般式CI)X−0H−Z 
    (I ) (式中、X、 Yおよび2は置換基を有してもよいフェ
ニル基、置換基を有してもよいナフチル基。 置換基を有してもよいβ−スチリル基または置換基を有
してもよい芳香族異部環残基を有し、それぞれ同一であ
っても異なっていてもよ<、X、Yおよび2のうち二個
が結合して環を形成してもよい、また、 X、 Yおよ
び2のうち芳香族具部残基が1個以下の場合は、フェニ
ル基、ナフチル基またはβ−スチリル基において分子の
中心メチレン基に対してパラ位に少なくとも1個の7ミ
ノ基、置換アミノ基または低級アルコキシ基を有する)
で示される無色ないし淡色の総称であって、代表的には
、■例えば4.4’、4”−)リス−ジメチルアミノ−
トリフェニルメタン、 4.4’、4”−トリス−ジエ
チルアミノトリフェニルメタン、 4.4’−ビス−メ
チルアミノ−4″−ジメチルアミノ−トリフェニルメタ
ンのようなドリアミノトリフェニルメタン系色素、■例
えば礁、4′−ビス−ジメチルアミノ−トリフェニルメ
タン、4.4′−ビス−ジメチル7ミノー礁″−メチル
−トリフェニルメタン、4.4′−ビス(トベンジルー
トエチルアミノ)−トリフェニルメタン、4.4’−ビ
ス−ジメチルアミノ−4′′−メトキシトリフェニルメ
タンのようなジアミノ−トリフェニルメタン系色素、■
例えばれ4゛−ジメトキシ−礁″−ジメチルアミノート
リフェニルメタン、礁、4−ジメトキシ−3′−メチル
−4″−メチルアミノ−トリフェニルメタンのようなモ
ノ7ミノトリフ工ニルメタン系色素、■例えばビス−(
4−ジメチルアミノ−ナフチル−1)−4”−ジメチル
アミノフェニルメタンのようなナフチルメタン系色素、
■例えばビス(4−ジメチルアミノフェニル)−β−ス
チリルメタン、ビス(4−ジメチルアミノフェニル)−
β−(4′−ジメチルアミノスチリル)−メタンのよう
なβ−スチリルメタン系色素、■例えばビス(l−エチ
ル−2−メチル−インドール−3−イル)−(4’−エ
トキシフェニル)−メタン、ビス(l−エチル−2−メ
チル−インドール−3−イル)−(4”−ジメチルアミ
ノフェニル)−メタンのようなインドリルメタン系色素
があげられ、その外、特開昭58−74389号公報に
記載のメチレン系色素、あるいは特開昭130−580
43号公報に記載の3−ジエチルアミノ−B−クロロ−
7−メチル−9−(2’メチルフエニルカルボキサミド
)フェニルキサンチン、3−ジブチルアミノ−?−(2
”−クロロフェニル)アミノ−9−(2’−メチルフェ
ニルカルボキサミド)フェニルキサンチン、3−ジエチ
ルアミノ−8−メチル−7−アニリツー9(2”−エチ
ルフェニルカルボキサミド)フェニル−キサンチンなど
が用いられる。 また酸化性材料としては、メチン系色素前駆体を酸化し
て有色の色素を形成させる能力を有する顕色剤が用いら
れ、好ましくは一般式(n)または(m) (式中、R1−R6はハロゲン原子、シアノ基、ニトロ
基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アリー
ルオキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基
、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、アラ
ルキルスルホニル基、アルコキシスルホニル基、アリー
ルオキシスルホニル基、アラルキルオキシスルホニル基
、アシル基から選ばれる電子吸引性基を少なくとも1個
有し、R7、R8は水素原子、アルキル基、アルコキシ
ル基、アラルキルオキシ基、アルキルチオ基またはアリ
ールチオ基であり、隣接するカルボキシル基がイミド環
を形成してもよい)で表される電子吸引性基で置換され
た不揮発性ベンゾキノン誘導体が挙げられる。特に、こ
れらのなかで好ましいベンゾキノン誘導体は、電子吸引
性基を2個以上置換された不揮発性p−ベンゾキノン誘
導体である。 本発明に使用されるベンゾキノン誘導体の具体的な例と
しては、2.3−ジシアノ−5,B−ジクロル−1,4
−ベンゾキノン、3.4−ジブロム−5,8−ジシアノ
−1,4−ベンゾキノン、2,3,5.6−チトラブロ
モーi、a、−ベンゾキノン、2,3,5.8−テトラ
ヨード−1,4−ベンゾキノン、2,3,5.8−テト
ラエトキシカルボニル−1,4−ベンゾキノン、 2.
3,5.i!−テトラ−i−ブトキシカルボニル−!、
4−ベンゾキノン、3.4,5.8−テトラ−プロピル
オキシカルボニル−1,4−ベンゾキノン、2.5−ジ
ェトキシカルボニル−1,4−ベンゾキノン、2.5−
ジーカーへキシルオキシカルボニル−1,4−ベンゾキ
ノン、2.5−ジ−シクロへキシルオキシカルボニル−
1,4−ベンゾキノン、2.5−ジベンゾイル−1,4
−ベンゾキノン、2.5−ジ−n−ブトキシカルボニル
−3,13−ジクロル−1,4−ベンゾキノン、2,5
−ジ−エトキシカルボニル−3,6−ジプロムー1.4
−ベンゾキノン、2.5−ジ−n−オクトキシカルボニ
ル−3,B−ジブロム−1,4−ベンゾキノン、2,5
−ジ−ベンジルオキシカルボニル−3,6−ジクロル−
1,4−ベンゾキノン、2,5−ジベンゾイル−3,8
−ジクロル−1,4−ベンゾキノン、2,5−ジアセチ
ル−3,8−ジブロム−1,4−ベンゾキノン、2.5
−ジェトキシカルボニル−3,8−ジフェニルスルホニ
ル−1,4−ベンゾキノン、2.5−ジ−ミーブトキシ
カルボニル−3,8−ジー4′−トリルスルホニル−1
,4−ベンゾキノン、2.5−ジ−シクロへキシルオキ
シカルボニル−3,6−ジー4′−トリルスルホニル−
1,4−ベンゾキノン、2,5−ジ−n−オクチルオキ
シカルボニル−3,8−シー4’−シクロヘキシルフェ
ニルスルホニル−1,4−ベンゾキノン、2.5−ジー
n−へキシルオキシカルボニル−3,8−ジー(3”、
4’−ジメチルフェニルスルホニル)−1,4−ベンゾ
キノン、3,4,5.8−テトラエチルスルホニル−1
,4−ベンゾキノン、2,3,5.8−テトラ−n−オ
クチルスルホニル−1,4−ベンゾキノン、2.5−ジ
−シクロへキシルオキシ力ルポニル−3−ベンジルスル
ホニル−1,4−ベンゾキノン、2.5−ジ−n−ブト
キシカルボニル−5−(β−トリル)−スルホニル−1
,4−ベンゾキノン、2.5−ジェトキシカルボニル−
5−(2’ 、5’−ジメチルフェニルスルホニル)−
1,4−ベンゾキノン、2.5−ジ−n−ブトキシカル
ボニル−3,6−ジーn−ブトキシスルホニル−1,4
−ベンゾキノン、2.5−ジー4′−トルイルスルホニ
ル−3,B−ジブロム−1,4−ベンゾキノン、2−ベ
ンゾイル−1,4−ベンゾキノン、2−フェニルスルホ
ニル−1,4−ベンゾキノン、2−(4”−メチルフェ
ニル)スルホニル−1,4−ベンゾキノン、 2−(4
’−ジフェニルスルホニル)−1,4−ベンゾキノン、
2−ベンジルスルホニル−1,4−ベンゾキノンなどの
ベンゾキノンなどの誘導体が例示されるが、もちろんこ
れらに限定されることはない。 また所定の温度で溶融する成分または顕色剤を溶解した
所定の温度で溶融する成分は、公知の各種方法、例えば
、(1)ゼラチンを用いるコアセルベーション法、(2
)界面重合法、あるいは。 (3) In−9itu ii重合法どによりマイクロ
カプセル化される。 これらのなかで、(A) In−9itu 重合法によ
るアミノアルデヒド樹脂を膜材とするマイクロカプセル
(例えば特開昭81−11141号などの方法で得られ
るもの)あるいは(B) In−9ituii合法によ
る重合性上ツマ−のラジカル重合体を膜材とするマイク
ロカプセル(例えば特開昭81−40189号などの方
法で得られるもの)などが(a)緻密な透過性の低い壁
膜を有すること、(b)高い固型分濃度を有すること、
(C)腐敗しないこと等の点で好ましい。 本発明のラベルに好ましく用いられる高分子材料よりな
る高分子層とは、マイクロカプセル内の所定の温度で溶
融する成分の浸透を制御し、顕色剤と色素前駆体の分子
レベルでの接触による呈色化の時間を管理するために設
けられるものである。 用いられる材料としては各種の水分散系樹脂。 例えば乳化重合法で得られた各種のアクリルエマルジョ
ン、合成ゴムラテックス、水溶性樹脂などの水系樹脂組
成物、あるいは溶液型アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、
エポキシ樹脂などが用いられ、前記色素前駆体を含有す
る層の上層に乾燥厚みが0.5〜10棒謹となるように
塗工し、転帰製膜されて使用される。 これらのなかで乳化重合法で得られる各種のアクリル系
エマルジョンが、(A)用いる七ツマ−1例えば(メタ
)アクリル酸エステル、アクリロニトリル、スチレンな
どの使用比率を変えることにより疎水性有機化合物の透
過性を自由に制御することができ、かつ(B)コーティ
ング用に適した液性が容易に得られ、かつ通常のコーテ
ィング方式により均一かつ綿密な高分子被膜を与え、(
C)#水性にすぐれているなどの理由で最も好ましく用
いられる。 このようなアクリル系エマルジョン材料を用いた高分子
層としては、本出願人が別に出願した特願昭81−11
3547号、同Be−227041号、同8〇−281
1432号、同81−5’023号の各種アクリル系エ
マルジョンを塗布乾燥製膜してなる高分子が具体的な例
としてあげられる。 本発明においては上述の各層の接着性1表面特性1発色
特性等を調節するために、各種の無機または有機顔料、
例えば1例えばカオリン、タルク、炭化チタン、酸化亜
鉛、ホワイトカーボン、シリカ、水酸化アルミニウム、
尿素ホルムアルデヒド樹脂フィラー、ポリスチレンディ
スパージョンなど、および水溶性バインダー、例えばポ
リビニルエチルセルロース、可溶性澱粉、カゼイン、植
物性ガム質などの水溶性バインダー、更にはマイクロカ
プセルの縮小圧力による破壊を防止するためのステイル
ト類1例えば、小麦粉澱粉、馬鈴薯澱粉、セルロースパ
ウダー各種の合成樹脂粒子などを併用することもある。 本発明のラベルにおいては、更に、水分等からラベルの
感温部を保護する目的で、透明なプラスチックフィルム
の層が設けられる。この保護層は無色透明であることが
好ましいが、有色透明であっても半透明であっても構わ
ない。 用いられるフィルムとしては、 PET(ポリエステル
) 、 PPC(ポリプロピレン)、PC(ポリカーボ
ネート)などの厚さ5〜30#L■の延伸フィルムが挙
げられる。 次に本発明の保存温度管理用ラベルの一例について添付
図面に基き説明する 本発明の保存温度管理用ラベルの層構成は。 支持体上3に、必要に応じて設けられる高分子層5.6
を介して(A)色素前駆体を含有するN4と、(B)顕
色剤と所定の温度で溶融する成分を内包するマイクロカ
プセルとを含有するインク組成物又は顕色剤を溶解した
所定の温度で溶融する成分を内包するマイクロカプセル
を含有するインク組成物の1種または2種以上を部分的
に有する層7とをalしてなることを特徴とするもので
ある。 好ましい層構成としては。 (A)第1図及び第2図に示すように、フィルム等の支
持体3上の全面に色素前駆体を含有する層4を例えば全
面にコーティング方式等で設ける。 次いで高分子材料よりなる高分子層5を、全面にコーテ
ィング方式で設け、さらに上記高分子層5に用いられる
高分子材料と異なってもよい高分子材料よりなる高分子
層6を例えばストライプコーティング等により部分的に
積層する。 次いで上記の高分子層5及び6上に、顕色剤と所定の温
度で溶融する成分を内包するマイクロカプセルとを含有
するインク組成物又は顕色剤を溶解した所定の温度で溶
融する成分を内包するマイクロカプセルを含有するイン
ク組成物を部分的−9、10に設けたマイクロカプセル
含有層7を形成したもの。 (B)第3図及び第4図に示すように、フィルム等の支
持体3上の全面に、色素前駆体を含有する居4を例えば
全面にコーティング方式で設け1次いで高分子層5及び
高分子層6を例えばストライプコーティング方式等に部
分的に並設する0円高分子層に用いられる高分子材料は
同一でも異なってもよく、また前高分子層の厚みも同一
でも異なってもよい0次いで高分子層5及び高分子層6
上に顕色剤と所定の温度で溶融する成分を内包するマイ
クロカプセルとを含有するインク組成物又は顕色剤を溶
解した所定温度で溶融する成分を内包するマイクロカプ
セル含有インク組成物を部分印刷方式により部分的9.
10に設けたマイクロカプセル含有層7を形成したもの
。 等が代表例としてあげられるが、これらに限定されず以
下のような実施態様を挙げることもできる。 (C)上記(A)及び(B)において高分子層5.6は
2以上の積層からなっていてもよく、またCB)におい
て高分子層5.6の下方に別の高分子層を付加してもよ
い、また高分子層を形成するにおいては上記(A)の積
層型と上記(B)の並設型を組合せることもできる。 なお本発明の目的を達成するためには高分子層は必ずし
も必須ではない、高分子層を設ければ、バリアー効果を
発揮できるが1m色剤が高分子層を通過できるものでな
けれならないので、上記の顕色剤のうちで無機系の顕色
剤の使用は制限されるおそれがある。また高分子層を設
けない場合には、顕色剤の選択の幅が広くなり、さらに
バリアー効果を発揮するためにはマイクロカプセル含有
層に適当なバリヤー剤を含有せしめる等の対策を施せば
よい。 (D)上記(A)及び(B)において、部分的に設けら
れた印刷部9.10に各々用いられる「所定の温度で溶
融する成分」として、異なる温度で溶融する成分を各々
用いることも好ましい。 これにより2水準以上の時間管理が可能となる。 なおインク組成物を部分的に有する層7が、該インク組
成物とは異なる位置に色素前駆体を溶解した疎水性有機
化合物を内包するマイクロカプセルと顕色剤を含有する
インク組成物をパターン印刷した部分11を有してもよ
い。 以上の層構成によってラベル原反が得られ、該ラベル原
反上部ち、インク組成物を部分的に有するM7が、la
着剤を部分印刷した部分を有していてもよく、該接着剤
を部分印刷した部分を有する層7上に、透明プラスチッ
クフィルムの保護層8を有していてもよい。 支持体3の下面には粘着剤J!&2を介して剥離紙lが
設けられていてもよい。 上記(A)及び(B)における層構成手段としては、特
に限定されないが、下の層上の全面に形成するためには
1例えばコーティング方式が好ましく、コーティング方
式としては通常、エアナイフコーティング、リバースロ
ールコーティング、グラビアコーティング等が挙げられ
る。 また下の層上の一部に部分的に形成する場合には、種々
の印刷方式による部分印刷手段等を用いることができる
0部分塗布方式としては、前記のグラビアコーティング
、リバースロールコーティング等によるストライプコー
ティングの他、フレキソ印刷、グラビア印刷、スクリー
ン印刷等の印刷方式等が挙げられるが、もちろんこれら
に限定されるもの1はない。 所定の温度で溶融する成分のマイクロカプセル化は、上
記のように化学的方法もしくは物理化学的方法により行
われるが、一般にO/W型エマルジョン型の水性分散液
として得られるものであ。 る、マイクロカプセル含有層を印刷するには、該マイク
ロカプセルおよび各種添加剤を水性印刷インク化したも
の、あるいは前記マイクロカプセルをスプレードライ方
式等により、乾燥粉体化したのち他の成分と混合して油
性インク化したものを用いる。とくにマイクロカプセル
を印刷するには、スクリーン印刷方式が最も好ましく、
かつ水性のマイクロカプセルインクが多用される。 ta着剤を部分印刷した部分を有する層7およびプラス
チックフィルムの保護層8の設は方は種々の方法がある
が、本発明において具体的に用いられる方法としては。
【1】接着剤として感圧接着剤を用い、前記ラベル原反
上に印刷あるいはコーティング法で2〜30ル禦の厚み
(乾燥塗布厚み)に感圧接着剤層を設けたのち、透明の
プラスチックフィルムをラミネーションする方法
【21接着剤として紫外線硬化型樹脂を用い、前記ラベ
ル原反上に印刷あるいはコーティング法で2〜3す1の
厚みに、紫外線硬化型樹脂を設は透明のプラスチックフ
ィルムを貼り合わせたのち、紫外線照射装置を通過させ
て露光1重合接着させる方法 【3】接着剤としてホットメルト型接着剤を用い、前記
ラベル原反上に印刷あるいはコーティング法で2〜30
JL11の厚みにホットメルト型接着剤層を設け、透明
のプラスチックフィルムとホットメルトラミネーション
を行う方法 などが挙げられる。 これらのプラスチックフィルム層8をラベル原反に設け
るあたり、前記の感圧接着剤、紫外線硬化型接着剤、ホ
ットメルト型接着剤等はマイクロカプセル内の任意の融
点を有する疎水性有機溶剤と相互作用(溶解による融点
降下など)を生起する懸念がある場合には、ラベルの原
反上のマイクロカプセル印刷部以外の部分に種々の印刷
方式を用いて行ったのち、透明のプラスチックフィルム
層を設ける手段が、好ましい態様として挙げられる。 上述のパターン印刷以降の工程は1通常、ラミネーター
を備えた印刷機を用いて連続的に行われる。 このようにして得られたラベル原反を各種方法でグイカ
ット、型抜き、スリッティングを施し、ロール状、ある
いは毎葉の保存温度管理ラベルとする。 本発明の保存温度管理用ラベルは、一般に温度管理が必
要とされる対象物品に直接貼付して用いられるが、貼付
に先だち所定の温度で溶融する成分を内包するマイクロ
カプセルを破壊(以下「ラベルの活性化」と称する)す
ることにより保存温度管理機能を作動させる。 マイクロカプセルの破壊の方法としては、加圧ロール間
をラベルを通過させる方法、衝撃エネルギーにより破壊
させる方法などが用いられる。いずれも、対象物品に対
する貼付けを容易かつ高速自動化するために、据えつけ
型、ポータプル型またはハンド型のラベラーに前記マイ
クロカプセル破壊機構を組み込んだものが用いられる。 また本発明のラベルにおいては、保存温度時間管理を色
素前駆体の発色(第2図、第4図のA部分)で認識する
機能に加え、前記保存温度時間機能が作動していること
を容易に目視しうる、温度依存性のないマイクロカプセ
ルを用いた発色部位をラベル上の異なる位置に設けるの
が一般的である。このようなラベル使用温度に於いてマ
イクロカプセル破壊後に迅速かつ非可逆的に発色する部
位をラベル上に設けることによりラベルの使用時の取り
扱いの誤りを防止することができる。 また、前述の様に異なる温度で作動する感温部を2水準
以上、ラベル上の異なる位置に並設することも可能で、
詳細な時間一温度履歴を知ることができるという長所を
有する。 なお本発明においては、支持体の一面に色素前駆体層、
顕色剤層、高分子層を設ける場合が一般的であるが、本
発明の応用として支持体の一方の面に高分子層を部分的
に又は全面に設け、顕色剤を溶解した所定の温度で溶融
する成分を内包したマイクロカプセルを含む層と色素前
駆体を含む層を、高分子層を有する支持体の両面に保持
させてなるもの等があげられる。 [実施例] 以下、実施例により本発明を更に詳説する。 実施例1 以下の方法により、第1図に示す印刷原反及び第2図に
示すラベルを得た。 ポリプロピレンをベースフィルムとする合成紙3(玉子
油化合成紙ユボ5GG−80)に下記組成を有する水性
塗液(35%水分散液として使用)固形重量部 焼成カオリン           70ffi質炭酸
カルシウム         30分散剤(ポリアクリ
ル酸Na塩)0.5酸化澱粉バインダー       
  8(水溶液として使用) 合成ゴムラテックス         8(水分散液と
して使用) 色素前駆体15 (水分散液として使用) 本色素前駆体 3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−メチルフルオラ
ン をメイヤーバーコーターを用いて乾燥塗布量が6g1d
となるように塗布乾燥して色素前駆体含有層4を有する
塗布シートを得た。 次いて、アクリロニトリル(30モル%)−ブチルアク
リレート (68モル%)−アクリル酸(2モル%)の
七ツマー構成を有するアクリル系エマルジョン(乳化重
合法による固型分45%品)を20%迄水で稀釈して色
素前駆体含有M4上に乾燥塗布量が2.8g/m″とな
るようにメイヤーバーコーターにより塗布乾燥製膜し、
高分子層5を設けた。 次いで、前記アクリル系エマルジョン(固型分45%品
)を30%迄水で稀釈して、前記高分子層5の上に1.
5cm間隔でlea巾の彫刻ロールを用いて、グラビア
コーターにより乾燥塗布量が2.0g/m″となるよう
にストライブコーティングを行い、高分子層6を設けた
。 次いでシリコン処理した片面上質剥離紙lに溶剤型アク
リル系粘着剤2を乾燥塗布厚みが1111Lmとなるよ
うに塗布乾燥した。粘着面と上記コーティングの裏面を
貼り合わせ(ラミネート)シ。 印刷用原反X(第1図参照)を得た。 次にミリスチン酸メチルに顕色剤として。 コ、5−ジーα−メチルベンジルサリチル醜亜鉛塩を3
 wt%溶解し、メラミン樹脂(三井東圧化学社製ニー
ラミンP−6300)を用いてIn−3ituii合法
によりマイクロカプセル化を行った。 得られたマイクロカプセルスラリーを用いて、下記の組
成の水性インクを作成した。 固型分重量比 顕色剤を溶解したミリスチン酸 のマイクロ力・ブセル        100MSBR
ラテックス           15アルギン酸Na
塩           2ポリアクリル酸Na塩  
       2上記水性インクを、スクリーン印刷方
式により高分子層5,6上にそれぞれパターン印刷9、
lOを行った(乾燥印刷量10g/rn’)−さらに3
.5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸亜鉛塩を3豐
t%溶解したフェニルキシリルエタンのIn−9itu
fi合法により作成されたメラミン樹脂膜マイクロカプ
セルスラリー、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロ
アニリノ)フルオラン水性懸濁液を主成分とする不揮発
分40%の水性スクリーン印刷用インク(粘度3000
cps)を用意し、高分子層5のパターン印刷10と異
なる位置にパターン印刷11を行った。 更に予め用意したアクリルエマルジョン系粘着剤および
ポリアクリルアミド系増粘剤を主成分とするスクリーン
印刷用粘着剤インク組成物(不揮発分45%、 150
0cps)を印刷原反上のパターン印刷部9,10およ
び11以外の部分にスクリーン印刷(厚み20IL■)
し、水分を熱乾燥により除去したのち、ただちに16#
L■の厚みを有する透明なポリエステルフィルム8をラ
ミネートした。 前述の三種類(4ケ所)の印刷およびラミネートを施し
たラベル原反な公知の方法により、ダイカット、かすと
り、スリッティングを施し、剥離紙l上に剥離可能なよ
うにラベルが仮止めされているロール状物を得た。 上記の三種のインクの印刷および透明ポリエステルフィ
ルムのラミネーションは3色の印刷部。 ラミネーターおよび備品を備えた連続式スクリーン印刷
機を用いて連続的に行った。 得られたラベルを2枚用意して、 5℃に管理されてい
る室内で、衝撃圧でマイクロカプセルを破壊する打刻機
により前記ラベル上のパターン印刷部9.lOおよび1
1の部分のマイクロカプセルを破壊し、それぞれ13℃
および5℃に設定された恒温ボックス内に保管し、各パ
ターン印刷部の発色を観察した。 13℃に保管されたラベルでは、パターン印刷部11が
ただちに暗緑色に発色し1次いでパターン印刷部9が2
時間後より徐々に赤色に発色し、約6時間で完全に赤色
に発色した。 パターン印刷部lOは、5時間後より発色を開始し、約
10時間て完全に赤色に発色した。 5°Cに保管されたラベルでは、パターン印刷部11が
ただちに暗緑色に発色したが、パターン印刷部9および
10は48時間後においても何らの発色も観察されなか
った。 実施例2 以下の方法により、第3図に示す印刷原反及び第4図に
示すラベルを得た。 ポリプロピレンをベースフィルムとする合成紙3(玉子
油化合成紙ユボ5GG−80)に下記組成を有する水性
塗液(35%水分散液として使用)固形重量部 焼成カオリン            70重質炭酸カ
ルシウム         30分散剤(ポリアクリル
酸Ha塩)0.5酸化澱粉バインダー        
 8(水溶液として使用) 合成ゴムラテックス         8(水分散液と
して使用) 色素前駆体′″            5(水分散液
として使用) 攻色素前駆体 3−ジエチルアミノートクロロ−7− メチル−9−(2’−メチルフェニル カルボキサミド)フェニルキサンチン をワイヤーバーコーターを用いて乾燥塗布量が6g/r
n’となるように塗布乾燥して色素前駆体含有層4を有
する塗布シートを得た。 次いで、アクリロニトリル(30モル%)−ブチルアク
リレート (68モル%)−アクリル酸(2モル%)の
七ツマー構成を有するアクリル系エマルジョン(乳化重
合法による固型分45%)を水で30%まて稀釈したも
のを、  lcs内の彫刻を1.5cmの間隔で有する
ロールを用いてグラビアコーターにより乾燥塗布量が2
.5g/m’となるようにストライブコーティングを行
い、高分子層5を設けた。 次いで、アクリロニド、リル(40モル%)−ブチルア
クリレート (58モル%)−アクリル酸(2モル%)
の七ツマー構成を有するアクリル系エマルジョン(乳化
重合法による固型分45%)を水で30%まで稀釈した
ものを前記と同様にして、lc鳳の巾で高分子層5に平
行にストライブコーティングし、高分子F16を並設し
た。 次いでシリコン処理した片面上質剥離紙lに、溶剤型ア
クリル系粘着剤2を乾燥塗布厚みが18ト1となるよう
に塗布乾燥した。粘着面と上記コーティングの裏面を貼
り合わせ(ラミネート)し、印刷用原反Y(第3図参照
)を得た。 ミリスチン酸エチルにm色剤として、2.5−ジシクロ
へキシルカルボニル−3−ベンジルスルホニル−1,−
ベンゾキノンを3wt%溶解し、メラミン樹脂(三井東
圧化学社製ニーラミンP−6300)を用いてIn−3
itu ![!合法によりマイクロカプセル化を行った
。 得られたマイクロカプセルスラリーを用いて。 下記の組成の水性インクを作成した。 固型分重量比 顕色剤を溶解したミリスチン酸 エチルのマイクロカプセル     100MSBRラ
テックス           15アルギン酸Na塩
           2ポリアクリル酸Na塩   
      2前記水性インクを、スクリーン印刷方式
によりパターン印刷し、高分子層5上にパターン印刷9
、高分子層6上にパターン印刷部10を設けたく転帰印
刷量10g/rn”)。 さらに2,5−ジシクロへキシルカルボニル−3−ベン
ジルスルホニル−1,−ベンゾキノンを3wt%溶解し
たフェニルキシリルエタンのIn−3itu重合法によ
り作成されたメラミン樹脂膜マイクロカプセルスラリー
、ポリアクリル酸系増粘剤および水分散系接着剤を主成
分とする不揮発分40%の水性スクリーン印刷用インク
(粘度:l000cps)を用意し、前記印刷用原反Y
の高分子層をコーティングしていない部分(色素前駆体
塗布面)にスクリーン印刷し、パターン印刷11を設け
た。 更に予め用意したアクリルエマルジョン系粘着剤および
ポリアクリルアミド系増粘剤を主成分とするスクリーン
印刷用粘着剤インク組成物(不揮発分45%、 150
0cps)を印刷原反Y上のパターン印刷部9.lOお
よび11以外の部分にスクリーン印刷(厚み20JLl
l ) Lt、水分を熱乾燥により除去したのち、直ち
に16終鳳の厚みを有する透明なポリエステルフィルム
8をラミネートした。 荊述の三種類(4ケ所)の印刷およびラミネートを施し
たラベル原反な公知の方法により、ダイカット、かすと
り、スリッティングを施し、剥離紙1上に剥離可能なよ
うにラベルが仮止めされているロール状物を得た。 上記の三種のインクの印刷および透明ポリエステルフィ
ルムのラミネーターンは3色の印刷部、ラミネーターお
よび備品を備えた連続式スクリーン印刷機を用いて連続
的に行った。 得られたラベル2枚を5℃に管理されている室内で、衝
撃圧でマイクロカプセルを破壊する打刻機により、前記
ラベル上のパターン印刷部9.10および11の部分の
マイクロカプセルを破壊し、1枚を8°C1他方な0℃
に設定された恒温ボックス内に保管し、パターン印刷部
の発色を観察し0た。 8℃に保管されたラベルでは、パターン印刷部11がた
だちに赤色に発色し、パターン印刷部9が1.5時間後
より発色を開始し、約5時間て完全に赤色に発色した。 パターン印刷部10は、6時間後より発色を開始し、約
12時間で完全に赤色に発色した。 0℃に保管したラベルては、パターン印刷部11は直ち
に赤色に発色したがパターン印刷部9および10は48
時間後でも何らの発色も見られなかった。 [発明の効果] 本発明によれば、色素前駆体が移動せず、m色剤の方が
所定の温度によって移動するように構成されているため
1色素前駆体を含む層を上層とし顕色剤層を下層とした
場合よりも、色素前駆体の、選択範囲が広がるという効
果を有する。 また厚みや組成を変えた発色時間管理層を1枚のラベル
上に並設することにより、1枚のラベルに多様な発色時
間を設定でき、管理温度を越える条件下でその物品がど
れだけの間おかれていたか、ということについてのより
詳細な知見を得ることができるという利点を有し、さら
に温度水準を変えた感温部(カプセルW!りを並設する
ことも可能で、より多様なニーズに対応できるという利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の保存温度管理ラベルに用いられる印刷
用原反の一例を示す要部概略斜視図、第2図は本発明の
保存温度管理ラベルの一例を示す要部概略斜視図、 第3図は、同上の印刷用原反の他の例を示す要部概略斜
視図。 第4図は同上のラベルの他の例を示す要部概略斜視図で
ある。 3:支持体 4:色素前駆体を含有する層 5:高分子層 6:高分子層

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に、少なくとも(A)色素前駆体を含有
    する層と、(B)顕色剤と所定の温度で溶融する成分を
    内包するマイクロカプセルとを含有するインク組成物又
    は顕色剤を溶解した所定の温度で溶融する成分を内包す
    るマイクロカプセルを含有するインク組成物の1種また
    は2種以上を部分的に有する層とを有することを特徴と
    する保存温度管理用ラベル。
  2. (2)(A)色素前駆体を含有する層と、(B)顕色剤
    と所定の温度で溶融する成分を内包するマイクロカプセ
    ルとを含有するインク組成物又は顕色剤を溶解した所定
    の温度で溶融する成分を内包するマイクロカプセルを含
    有するインク組成物の1種または2種以上を部分的に有
    する層との間に高分子材料よりなる高分子層を有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の保存温度管
    理用ラベル。
  3. (3)高分子層が二層以上を積層してなることを特徴と
    する特許請求の範囲第2項記載の保存温度管理用ラベル
  4. (4)上層の高分子層が、下層の高分子層上に部分コー
    ティング又は部分印刷により設けられていることを特徴
    とする特許請求の範囲第3項記載の保存温度管理用ラベ
    ル。
  5. (5)インク組成物を、上層の高分子材料よりなる層及
    び下層の高分子材料よりなる層の各々の上に部分的に設
    けたことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の保存
    温度管理用ラベル。
  6. (6)色素前駆体を含有する層上に、二以上の高分子材
    料よりなる層を並設してなることを特徴とする特許請求
    の範囲第2項記載の保存温度管理用ラベル。
  7. (7)顕色剤を溶解した所定温度で溶融する成分を内包
    するマイクロカプセルを含有するインク組成物を、並設
    された各々の高分子材料よりなる層上に部分的に設けた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の保存温度
    管理用ラベル。
  8. (8)インク組成物を部分的に設ける手段が、部分印刷
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第7項
    のいずれかに記載の保存温度管理用ラベル。
  9. (9)インク組成物を部分的に有する層が、接着剤を部
    分印刷した部分を有することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項〜第8項のいずれかに記載の保存温度管理用ラ
    ベル。
  10. (10)接着剤を部分印刷した部分を有する層上に、透
    明プラスチックフィルムの層を有することを特徴とする
    特許請求の範囲第9項記載の保存温度管理用ラベル。
  11. (11)インク組成物を部分的に有する層が、該インク
    組成物とは異なる位置に色素前駆体を溶解した疎水性有
    機化合物を内包するマイクロカプセルと顕色剤を含有す
    るインク組成物をパターン印刷した部分を有することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項〜第10項のいずれか
    に記載の保存温度管理用ラベル。
  12. (12)インク組成物を部分的に有する層が、該インク
    組成物とは異なる位置に顕色剤を溶解した疎水性有機化
    合物を内包するマイクロカプセルと色素前駆体を含有す
    るインク組成物をパターン印刷した部分を有することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項〜第10項のいずれか
    に記載の保存温度管理用ラベル。
  13. (13)支持体上に、色素前駆体を含有する層を全面コ
    ーティングにより積設し、次いで必要に応じアクリル系
    エマルジョンからなる高分子材料よりなる高分子層を全
    面又は部分的に、コーティング又は印刷方式により、積
    層又は並設して二以上の層となし、次いで顕色剤と所定
    の温度で溶融する成分を内包するマイクロカプセルとを
    含有するインク組成物又は顕色剤を溶解した所定温度で
    溶融する成分を内包するマイクロカプセルを含有するイ
    ンク組成物及び必要に応じ接着剤を部分印刷し、さらに
    必要に応じ透明プラスチックフィルムを積層することを
    特徴とする保存温度管理用ラベルの製造方法。
  14. (14)高分子層の一層を全面コーティングにより積設
    し、さらにその上に他の高分子層を部分コーティング又
    は部分印刷により設けることを特徴とする特許請求の範
    囲第13項記載の保存温度管理用ラベルの製造方法。
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