JPS63162337A - 自動車用シフトレバ−におけるミツシヨン駆動用ケ−ブル支持部の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ケーブル式オートチェンジ］ントロールにお
いてミッション駆動用ケーブルをシフトレバ−に連結す
るための支持部の製造方法に関づるものである。

（従来技術） 従来、シフトレバ−に固定されたブラケットと、このブ
ラケットに固定された鍔付きボスと、この鍔付きボスに
挿入されて回転ｉｉＪ能に支持された支持片とより構成
され、上記支持片によりミッション駆動用ケーブルが支
持された支持部が知られている。このミッション駆動用
ケーブル支持部の製造方法において、上記ブラケツ１−
と鍔付きボスとの固定は、ブラケツｌ−の取（＝Ｉけ穴
に鍔付きボスを貫通配置し、この鍔付きボスの軸部周囲
とブラケットとを溶接する方法がとられていた。

ところが上記方法によると、溶接歪みにより鍔付きボス
の内式の内面がはらんで内径が変化したり、鍔付きボス
の軸心が傾斜したりするため、さらにこの内式に対して
リーマ−加工や矯正などの仕上げ加工を要していた。

（発明の目的） 本発明は、上記の状況に鑑み、確実に鍔付きボスとブラ
ケットとを固定でき、しかも仕上げ加工などの手間を省
きコスト低減化に寄与できる自動車用シフトレバ−にお
けるミッション駆動用ケーブル支持部の製造方法を提供
することを目的とするものである。

（発明の構成） 本発明は、ミッション駆動用ケーブルの支持片固定用ブ
ラケットに取付は穴を貫通させて形成し、このブラケッ
トの取付は穴に鍔付きボスを固定する工程を含む自動車
用シフトレバ−におけるミッション駆動用ケーブル支持
部の製造方法において、上記ブラケットの取付は穴の内
周縁部に少なくとも１以上の凹溝を径方向に向けて形成
し、この取付は穴に鍔付きボスを貫通させるとともにそ
の軸部を突出させて配置し、この軸部の肉厚の一部を全
周にわたって均一かつ同時に軸方向に加圧して上記凹溝
に充填するとともに、ブラケットの表面に密着する鍔部
を軸部と一体に形成するように構成された自動車用シフ
トレバ−におけるミッション駆動用ケーブル支持部の製
造方法である。

上記構成によれば、軸部の全周にわたって肉厚の一部を
均一かつ同時に加圧してかしめることによりブラケット
の両面に鍔が形成され、また全周にわたって同時に加圧
するので鍔付きボスの軸心がずれたり、内式の内面には
らみ出しが生じたりすることなく、鍔付きボスをブラケ
ットに固定することができる。さらに、上記のかしめら
れる肉の一部がブラケットの取付は穴の凹溝にも充填さ
れるので、ブラケットとボスとが相対的に回転すること
なく強固に固定される。

（実施例） 本発明の実施例を図面に基いて説明する。

第４図にはケーブル式オートチェンジコントロールａｌ
ｌの一例が示されている。ここにおいて、ミッション駆
動用ケーブル１とシフトレバ−２との連結は、シフトレ
バ−２に溶接などにより固定されたブラケット３を介し
て行われている。このブラケット３に、第３図および第
４図に示すように鍔付きボス４が固定され、この鍔付き
ボス４に支持片５が回転可能に支持されることによりミ
ッション駆動用ケーブル支持部が形成される。そして、
上記支持片５に上記ケーブル１の端部が固定され、これ
によってシフトレバ−２の操作位置に対応した駆動指令
が上記ケーブル１を介してミッション（図示せず）側に
伝達される。

上記ブラケット３には、第３図に示すように鍔付きボス
４の軸部４１とほぼ同じ直径の取付は穴３１が設けられ
、この取付は穴３１の内周面には周方向に均等に配置さ
れた３つの凹ｒＲ３２が取付は穴３１の径方向に向けて
形成されている。

鍔付きボス４は、第３図に示すように軸部４１の一端に
鍔４２が設けられるとともに軸部４１の軸心に沿って内
式４３が貫通して形成されたものである。この軸部４１
には、その先端部を他の軸部より小径にすることにより
段部４４が形成されている。

支持片５は、第３図に示すように上記鍔付きボス４の内
式４３とほぼ同じ直径の軸部５１の一端にケーブル取付
は部５２が設けられたもので、軸部５１の先端部の周面
にはスナップリング５３との係合用凹溝５４が形成され
ている。

つぎに、上記ブラケット３と鍔付きボス４と支持片５と
を用いてミッション駆動用ケーブルの支持部を形成する
方法とその作用とについて説明する。

まず第１図に実線で示すように鍔付きボス４の軸部４１
をブラケット３の取付は穴３１に貫通させてその軸部４
１を突出させる。つぎに、上記のブラケット３と鍔付き
ボス４とをその鍔４２を下方に向けて第１図に１点鎖線
で示すようにプレス用台盤６１の上に載せ、プレス型６
２で軸部４１に対して打撃を加えることにより加圧する
。

このプレス型６２には鍔付きボス４の軸部４１の外径よ
りやや小さい内径を有する穴６３が形成され、上記加圧
は、この穴６３と鍔付きボス４の軸部４１とを同軸上に
配置し、プレス型６２を軸部４１の軸方向に上下動を繰
返すことにより行われる。また鍔付きボス４の軸部４１
の外径は上記プレス型の穴６３の内径より小さく設定さ
れており、プレス型６２の穴６３の縁部により軸部４１
の段部４４が打撃を受けて変形する。

この打撃を加えることにより、第２図に示すように軸部
４１の肉厚の一部が外方に向かって変形して鍔部４５が
形成され、これによって鍔４２と鍔部４５とで取付は穴
３１の縁部を挟み付けるようになる。また同時に、軸部
４１の穴３１に貫通している部分は変形により凹溝３２
に充填されることになる。

この後、鍔付きボス４の内式４３に支持片５の軸部５１
を挿入し、この軸部５１の先端部の凹溝５４にスナップ
リング５３を嵌めることによりミッション駆動用ケーブ
ル１の支持部の組付けが完成する。なお、この支持片５
の取付けは、鍔付きボス４が固定された状態のブラケッ
ト３をシフトレバ−２に固定する工程の前でも後でもよ
い。

上記方法により形成された支持部では、軸部４１の周面
の肉厚の一部が全周にわたって均一かつ同時にかしめら
れるので、軸部４１の軸心がずれることもなく、また内
式４３の内面に不均一なはらみ出しの発生もない。そし
て、ブラケット３と鍔付きボス４とは、ブラケット３の
板厚方向に対しては、鍔付きボス４が鍔４２と鍔部４５
とで両側から挟み付け、また取付は穴３１の周方向に対
しては、その取付は穴３１の凹溝３２と鍔付きボス４の
軸部４１の肉の一部とが密着しているので、がた・ずれ
などが発生したり両者が相対的に回転したりすることな
く確実に固定される。

また、上記の取付は穴３１の凹溝３２は、かしめられた
軸部４１の肉部分が流入するので、かしめられる際の圧
力を緩和する役割をも果し、これにより内式４３の内面
のはらみ出し防止をさらに確実なものにしている。そし
て、鍔付きボス４として先端部に段部４４が形成された
ものを用いることにより、プレス型６２による初期打撃
時において内式４３の先端開口縁に対して過大な衝撃荷
重が作用することを防止している。

（発明の効果） 本発明の自動車用シフトレバ−におけるミッション駆動
用ケーブル支持部の製造方法によれば、軸部の肉厚の一
部を加圧してかしめることによりブラケットの両面に鍔
が形成されるので、ブラケットとボスとが外れたりがた
ついたりすることはない。さらに上記のかしめられる肉
の一部がブラケットの取付は穴の凹溝にも充填されるの
で、ブラケットとボスとが相対的に回転することなく強
固に固定される。しかも全周にわたって均一かつ同時に
加圧するので鍔付きボスの軸心がずれたり、内式の内面
にはらみ出しが生じたりすることもない。

したがって、鍔付きボスとブラケットとを確実に固定す
ることができ、しかもリーマ−加工や矯正などの仕上げ
加工をする必要がなくコスト低減化にも寄与することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の加圧方法を示す断面説明図、
第２図は加圧された後の断面説明図、第３図は部品の分
解斜視図、第４図はミッション駆動用ケーブル支持部が
シフトレバ−に設けられた状態の全体斜視図である。 １・・・ミッション駆動用ケーブル、２・・・シフトレ
バ−１３・・・ブラケット、４・・・鍔付きボス、５・
・・支持片、３１・・・取付は穴、３２・・・凹溝、４
１・・・軸部、４３・・・内式、４４・・・段部、４５
・・・鍔部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ミッション駆動用ケーブルの支持片固定用ブラケッ
   トに取付け穴を貫通させて形成し、このブラケットの取
   付け穴に鍔付きボスを固定する工程を含む自動車用シフ
   トレバーにおけるミッション駆動用ケーブル支持部の製
   造方法において、上記ブラケットの取付け穴の内周縁部
   に少なくとも１以上の凹溝を径方向に向けて形成し、こ
   の取付け穴に鍔付きボスを貫通させるとともにその軸部
   を突出させて配置し、この軸部の肉厚の一部を全周にわ
   たって均一かつ同時に軸方向に加圧して上記凹溝に充填
   するとともに、ブラケットの表面に密着する鍔部を軸部
   と一体に形成することを特徴とする自動車用シフトレバ
   ーにおけるミッション駆動用ケーブル支持部の製造方法
   。 ２、上記鍔付きボスとして、軸部の先端部が他の軸部よ
   り小径に形成され、円周方向に段部が形成されたものを
   用いることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の自
   動車用シフトレバーにおけるミッション駆動用ケーブル
   支持部の製造方法。