JPS63161394A - アルミニウム製熱交換器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はカークーラーの凝縮器等に用いられるアルミ
ニウム製熱交換器に関する。

なお、この明細書において、アルミニウムの語はアルミ
ニウム合金を含む意味において用いる。

従来の技術 従来より、アルミニウム製熱交換器の１つとして、■数
のアルミニウム製チューブとコルゲートフィンとを積層
するとともに、チューブの両端をアルミニウム製ヘッダ
ープレートに接合し、さらにこのヘッダープレートとタ
ンクとを接合した熱交換器が知られている。

発明が解決しようとする問題点 面してかかるアルミニウム製熱交換器においては、チュ
ーブとヘッダープレート、及びヘッダープレートとタン
クのそれぞれの接合作業を必要とし、作業が面倒であっ
た。しかも接合箇所が多いことから、この熱交換器を凝
縮器として使用する場合には液漏れの危険性もあった。

またチューブとへラダープレートとの接合連結は、トー
チによる低温ろう付や、リング状ろう材を仮組状態のへ
ラダープレートとチューブとの接合部位にセットしての
真空ろう付により行われていたが、トーチによる低温ろ
う付による場合には、ろう付作業自体に時間を要し作業
性の点で問題を有するものであった。しかもフラックス
を使用するため、ろう付後において脱フラツクス処理を
必要とし、愈々生産性の悪いものであった。またリング
状ろう材をセットしての真空ろう付の場合には、ろう材
のセットに時間がかかり、やはり作業性が良くないとい
う欠点ををするものであった。

この発明は、上記欠点を一挙に解決しうる熱交換器の提
供を目的とするものである。

問題点を解決する為の手段 上記目的において、この発明は、複数のアルミニウム製
チューブとコルゲートフィンとが交互配置に積層される
とともに、チューブの両端に中空パイプ状のアルミニウ
ム製ヘッダーが連結されてなる熱交換器であって、前記
チューブの構成用部材として、アルミニウム管の外面に
ＡＱ−Ｓｉ系合金からなるろう材層が被覆形成された管
材が用いられ、かつ該管材を前記ヘッダーに形成された
挿入孔に挿入した状態でろう付されることにより、ヘッ
ダーとチューブとが接合固定されてなることを特徴とす
るものである。

実施例 次にこの発明の構成を、凝縮器用熱交換器に適用した実
施例に基いて説明する。

第１図から第５図において、（１）は水平状態で上下方
向に配置された複数のチューブ、（２）はその隣接する
チューブ（１）（１）間に介在されたコルゲートフィン
である。チューブ（１）はいわゆるハモニカチューブと
称されるような多孔型のものを用いても良い。コルゲー
トフィン（２）はチューブ（１）とほぼ同じ幅を有し、
ろう付によりチューブに接合されている。コルゲートフ
ィン（２）もアルミニウム製であり、望ましくはルーバ
ーを切り起こしたものを用いるのが良い。

（３）（４）は断面円形の左右のヘッダーであり、前記
各チューブ（１）の両端に接合連結されたものである。

これらのヘッダー（３）（４）は、断面円形の中空押出
形材をもって形成されている。なお押出形材によらず電
縫管をもって形成されたものであっても良い。各ヘッダ
ーには長さ方向に沿って間隔的に挿入孔（１４）が穿設
されるとともに、鎖孔に各チューブの両端が挿入状態で
強固に接合連結されている。また左ヘッダー（３）の上
端には冷媒入口管（５）が連結される一方、右ヘッダー
（４）の下端には同出口管（６）が連結されている。ま
た左ヘッダー（３）の下端及び右ヘッダー（４）の上端
は蓋片（７）（８）によりそれぞれ閉塞されている。さ
らにはまた、左ヘッダー（３）のほぼ中央部にはヘッダ
ーを上下２室に分割する仕切板（９）が設けられる一方
、右ヘッダー（４）の中央部より下側の位置にも仕切板
（１０）が設けられ、もって冷媒入口管（５）から左ヘ
ッダー（３）に流入した冷媒は、チューブ群によって構
成される全冷媒通路をめぐって蛇行状に流通して冷媒出
口管（６）から流出し、この間に、チューブ（１）（１
）間に形成されたコルゲートフィン（２）を含む空気流
通間隙を矢印（Ｗ）で示す方向に流通する空気と熱交換
を行い、凝縮するものとなされている。なお、第２図に
示ｔ　（１１）　　（＋２）は最外側のコルゲートフィ
ンの外側に配置された上下のサイドプレートである。

ところでこの発明では、前記ヘッダー（３）（４）とチ
ューブ（１）との接合は次のようにして行われている。

即ち、第１図に示すように、チューブ（１）の構成用部
材として、アルミニウム管（１３ａ）の外面にろう材層
（１３ｂ　）が被覆形成された管材（１３）を用意する
。この管材（１３）としては、外面にろう材層を有する
電縫管や、中空押出し形材の表面にめっき等を施すこと
によりろう材層を形成したものや、アルミニウム板の片
面にろう材層をクラッドした片面プレージングシートを
そのろう材層が外面側となるようにロールフォーミング
した成形管等を用いれば良い。またろう材層（１３ｂ　
）としては、一般的には、Ｓｉ含１が約６〜１３ｗｔ％
程度のＡρ−Ｓｉ系合金が用いられる。次にかかる管材
（１３）の両端を、ヘッダー（３）（４）の挿入孔（１
４）に挿入して仮組状態とする。そしてこれを真空ろう
付等により一括ろう付したものである。かかるろう付後
においては、第５図に示されるように、ヘッダー（３）
（４）とチューブ（１）との接続部に充分なフィレット
（１５）が形成され、ヘッダー（３）（４）とチューブ
（１）とが帥間なく強固に接合一体化されたものとなる
。このヘッダー（３）（４）とチューブ（１）とのろう
接固定に際しては、管材外面のろう材層の存在により、
コルゲートフィン（２）とチューブ（１）とのろう接を
も同時的に行うことができ、より一層熱交換器の生産性
を向上しうる。

発明の詳細 な説明したように、この発明に係るアルミニウム製熱交
換器は、複数のアルミニウム製チューブとコルゲートフ
ィンとが交互配置に積層されるとともに、チューブの両
端に中空パイプ状のアルミニウム製ヘッダーが連結され
てなる構成としたから、チューブとヘッダーのみを接合
すれば良く、従来のようにチューブとヘッダープレート
、さらにはヘッダープレートとタンクとを接合する必要
がなくなり、接合作業が簡単になる。しかも接合箇所の
減少により、凝縮器として使用するような場合にも液漏
れの危険性を減じえて充分な耐圧強度を有する耐久性に
優れたものとなしうる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数のアルミニウム製チューブとコルゲートフィンとが
   交互配置に積層されるとともに、チューブの両端に中空
   パイプ状のアルミニウム製ヘッダーが連結されてなる熱
   交換器であって、前記チューブの構成用部材として、ア
   ルミニウム管の外面にＡｌ−Ｓｉ系合金からなるろう材
   層が被覆形成された管材が用いられ、かつ該管材を前記
   ヘッダーに形成された挿入孔に挿入した状態でろう付さ
   れることにより、ヘッダーとチューブとが接合固定され
   てなることを特徴とするアルミニウム製熱交換器。