JPS63161222A - 杭の破砕装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンクリート杭の破砕装置に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

最近、市街地の再開発やビルの建替え等のため、古い建
築物を解体して新しい建物を建築する工事が多くなって
いる。

古い建物跡地の地中には、ＲＣやＰＣコンクリート杭が
残存しているために、新しく建築する建物の杭基礎や地
下壁の施工に邪魔となるので、この部分にある地中のＲ
ＣやＰＣコンクリート杭を撤去する必要がある。

そこで、コンクリート杭の撤去方法としては、特開昭６
１−２５０２３０号公報のようにコンクリート杭の軸芯
通孔の頭端内にガイドを挿入し、そしてロッドをドライ
ブし、かつ降送すると、つめによりコンクリート杭を順
次破砕すると共に、露出する鉄筋がロッドに巻付く。

しかして、コンクリート杭の先迄の破砕が終了したのち
、ロッドを引き上げ、またロッドに巻付いている鉄筋を
ガス切断して除去する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

中心のロッドをコンクリート杭の通孔に挿入して破砕機
をガイドするようになっているので、通孔のないコンク
リート杭にあっては破砕機がガイドされない問題があっ
た。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の問題点を解決するために、この発明は通常の杭打
機等によりドライブされながら降送されるロッドと、こ
のロッドの下端に設けたスクリューと、このスクリュー
の先にコンクリート杭の端面を破砕するように設けた破
砕刃と、このスクリューと一体に回転し、かつ下端部が
コンクリート杭の上端に被さるよう設けた筒状のガイド
キャップと、このガイドキャップの下縁に設＆Ｊた切削
刃とで構成したものである。

〔作用〕

まず、地中に残存するコンクリート杭の頭端にガイドキ
ャップを被せ、次いでロッドをドライブしながら降送す
ると、切削刃によりコンクリート杭の外周土壌を堀削し
て上記ガイドキャップの降送の円滑化をはかり、また破
砕刃によりコンクリート杭の端面が破砕される。

さらに、上記破砕にともない露出する鉄筋は、スクリュ
ーの間隙をへてガイドキャップの上端開口から突出し、
ロッドに巻付く。

コンクリート杭の破砕が終了したのち、ロッドを引き上
げ、ロッドに巻付いた鉄筋は、ガス切断され、そして除
去される。

〔実施例〕

図において、１はドライブしながら降送されるロッドで
ある。

上記のロッド１は図示の場合クローラクレーン１２のリ
ーダーマスト３をガイドとして昇降する駆動装置４に上
端が接続されている。

また、ロッド１の下端にスクリュー５を設けると共に、
このスクリュー５の下端には、コンクリート杭Ａの上端
面を破砕する破砕刃６が設けられている。

さらに、スクリュー５の外側には、コンクリート杭Ａの
上端面に破砕刃６を当接させたときコンクリート杭の上
端外側に下端部が被さってスクリュー５と一体に回転す
る筒状のガイドキャップ７が設けられている。

上記のガイドキャップ７は、内周にスクリュー５の周縁
を溶接する方法等により一体に回転するようになってい
る。

また、ガイドキャップ７の下縁には、切削刃８が設けら
れている。

次に破砕方法を説明する。

まず、第３図で示したように地中に残存するコンクリー
ト杭Ａの頭端上にロッド１を建て込み、上記ロッド１を
降送しながらコンクリート杭Ａの」二端にガイドキャッ
プ７の下端部を被せる。

次いで、ロッド１をドライブしながら降送すると、切削
刃８によりコンクリート杭Ａの外周土壌を堀削してガイ
ドキャップ７の円滑な降送をはかり、又破砕刃６により
コンクリート杭Ａの上端が第４図から第５図で示したよ
うに破砕される。

上記破砕にともなう破砕片は、スクリュー５により上送
されてガイドキャップ７の降送が阻害されない。

また、破砕にともない露出する鉄筋Ｂは、スクリュー５
の間隙をへてガイドキャンプ７の上端から突出し、ロッ
ド１に巻付く。

しかして、第６図で示したようにコンクリ−１・杭Ａの
破砕が終了すると、鉄筋Ｂの巻付いたロツド１を引き上
げて、第７図で示したように地中に破砕片を残す。

なお、ロッドの軸芯に設けである通路を利用して宜配合
のセメントミルクを注入すると、破砕片間に充填されて
間隙がなくなる。

また、ロッド１に巻付いた鉄筋Ｂは、ガス溶断されて取
外す。

〔効果〕

以上のように、この発明に係る杭の破砕装置によれば、
コンクリート杭の頭端にガイドキャップの下端を被せる
ようにしであるので、コンクリート杭が実や中空であっ
てもガイドキャップの降送が案内され、破砕刃による破
砕を正確に行なうことができる。

また、ガイドキャップの下縁に切削刃を設けであるので
、ガイドキャップの円滑な降送が可能になる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明に係る杭の破砕装置の実施例を示すもの
で、第１図は側面図、第２図は同上の要部を示す一部切
欠拡大正面図、第３図から第７図迄は杭の破砕工程の縦
断正面図である。 １・・・・・・口νド、５・・・・・・スクリュー、６
・曲・破砕刃、７・・・・・・ガイドキャップ、８・山
・・切削刃。 特許出願人　　榎　　　　　敏　　男 同　　　　　榎　　　　　　　博　　　支間　代理人　
　鎌　　１）　文　　二 ７一

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 通常の杭打機等によりドライブされながら降送されるロ
   ッドとこのロッドの下端に設けたスクリューと、このス
   クリューの先にコンクリート杭の端面を破砕するよう設
   けた破砕刃と、このスクリューと一体化に回転し、かつ
   下端部がコンクリート杭の上端に被さるよう設けた筒状
   のガイドキャップと、このガイドキャップの下縁に設け
   た切削刃とから成る杭の破砕装置。