JP2807692B2 - 埋設杭の破砕工法 - Google Patents
埋設杭の破砕工法Info
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- JP2807692B2 JP2807692B2 JP29312590A JP29312590A JP2807692B2 JP 2807692 B2 JP2807692 B2 JP 2807692B2 JP 29312590 A JP29312590 A JP 29312590A JP 29312590 A JP29312590 A JP 29312590A JP 2807692 B2 JP2807692 B2 JP 2807692B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、地中に残存する埋設杭の破砕工法に関す
るものである。
るものである。
〔従来の技術〕 最近、市街地の再開発やビルの建替え等のため、古い
建物跡地の地中には、RCやPCコンクリート杭が残存して
いるために、新しく建築する建物の杭基礎や地下壁の施
工に邪魔となるので、この部分にある地中のRCやPCコン
クリート杭を撤去する必要がある。
建物跡地の地中には、RCやPCコンクリート杭が残存して
いるために、新しく建築する建物の杭基礎や地下壁の施
工に邪魔となるので、この部分にある地中のRCやPCコン
クリート杭を撤去する必要がある。
そこで、コンクリート杭を撤去する従来の方法として
は、特開昭62−242016号公報のようにコンクリート杭の
軸芯に設けてある通孔の上端内に先細りとなるテーパー
状オーガーヘッドの先端を挿入し、そして上記オーガー
ヘッドのドライブによりコンクリート杭の頭端側から順
次破砕しながら、オーガーヘッドに露出する鉄筋を絡み
付け、然るのち、オーガーヘッドのドライブを止めて回
転装置と共にオーガーヘッドを上昇させながらコンクリ
ート杭を引き抜く。
は、特開昭62−242016号公報のようにコンクリート杭の
軸芯に設けてある通孔の上端内に先細りとなるテーパー
状オーガーヘッドの先端を挿入し、そして上記オーガー
ヘッドのドライブによりコンクリート杭の頭端側から順
次破砕しながら、オーガーヘッドに露出する鉄筋を絡み
付け、然るのち、オーガーヘッドのドライブを止めて回
転装置と共にオーガーヘッドを上昇させながらコンクリ
ート杭を引き抜く。
〔発明が解決しようとする課題〕 大型な建築物の基礎杭には、場所打ちコンクリート杭
が用いてあるので、既製杭のように軸芯に通孔がない。
が用いてあるので、既製杭のように軸芯に通孔がない。
従って、上記のようにオーガーヘッドの先端を通孔に
挿入してガイドすることができないので、オーガーヘッ
ドの芯振れにより安定した破砕作業ができないと共に、
機械の故障やオーガーヘッドの損傷の発生原因となる問
題があった。
挿入してガイドすることができないので、オーガーヘッ
ドの芯振れにより安定した破砕作業ができないと共に、
機械の故障やオーガーヘッドの損傷の発生原因となる問
題があった。
そこで、この発明は場所打ちコンクリート杭を極めて
容易に破砕することができる埋設杭の破砕工法を提供す
ることを目的とする。
容易に破砕することができる埋設杭の破砕工法を提供す
ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明はモーターに
よりドライブし、かつ適宜の方法で昇降するロッドを降
下させながら、上記ロッドの下端の穿孔ヘッドにより地
中に残存する場所打ちコンクリート杭の軸芯頭端から杭
先迄適当な直径の孔を穿孔したのち、上記と同様のロッ
ドを降下させながら、上記ロッドの下端破砕ヘッドによ
り場所打ちコンクリート杭を頭端から杭先迄破砕すると
共に、破砕ヘッドの軸芯から突出する突軸を上記の孔に
嵌め合わせて上記破砕ヘッドをガイドする。
よりドライブし、かつ適宜の方法で昇降するロッドを降
下させながら、上記ロッドの下端の穿孔ヘッドにより地
中に残存する場所打ちコンクリート杭の軸芯頭端から杭
先迄適当な直径の孔を穿孔したのち、上記と同様のロッ
ドを降下させながら、上記ロッドの下端破砕ヘッドによ
り場所打ちコンクリート杭を頭端から杭先迄破砕すると
共に、破砕ヘッドの軸芯から突出する突軸を上記の孔に
嵌め合わせて上記破砕ヘッドをガイドする。
まず、地中に残存する場所打ちコンクリート杭の頭端
軸芯に穿孔刃の軸芯を合致させ、次いでロッドをドライ
ブし、かつ降下させながら穿孔ヘッドにより上記場所打
ちコンクリート杭の頭端から杭先迄穿孔する。
軸芯に穿孔刃の軸芯を合致させ、次いでロッドをドライ
ブし、かつ降下させながら穿孔ヘッドにより上記場所打
ちコンクリート杭の頭端から杭先迄穿孔する。
そして、穿孔終了後ロッドを上昇させる。
その後にロッドをドライブし、かつ降下させながら上
記穿孔された孔に突軸を嵌め合わせてガイドしながら破
砕ヘッドにより場所打ちコンクリート杭の頭端から杭先
迄破砕する。
記穿孔された孔に突軸を嵌め合わせてガイドしながら破
砕ヘッドにより場所打ちコンクリート杭の頭端から杭先
迄破砕する。
上記破砕の終了後、ロッドを上昇させる。
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
図において、１はモーター２によりドライブし、かつ
適宜の方法で昇降するロッドで、このロッド１の下端に
は、場所打ちコンクリート杭Ａに適当な直径の孔を穿孔
する穿孔ヘッド３が設けられている。
適宜の方法で昇降するロッドで、このロッド１の下端に
は、場所打ちコンクリート杭Ａに適当な直径の孔を穿孔
する穿孔ヘッド３が設けられている。
上記のロッド１は、第１図に示すようんにクローラク
レーン４のリーダーマスト５をガイドとして昇降するス
ライダ６に減速機付モーター２を据え付けて、上記減速
機の出力軸（図示省略）に上端を接続し、またワイヤ７
の巻取り、巻戻しによりスライダ６と共にロッド１が昇
降するようになっている。
レーン４のリーダーマスト５をガイドとして昇降するス
ライダ６に減速機付モーター２を据え付けて、上記減速
機の出力軸（図示省略）に上端を接続し、またワイヤ７
の巻取り、巻戻しによりスライダ６と共にロッド１が昇
降するようになっている。
次に、地中に残存する場所打ちコンクリートＡの穿孔
方法を説明する。
方法を説明する。
まず、第３図に示すように場所打ちコンクリート杭Ａ
の頭端上にロッド１を建て込み、上記場所打ちコンクリ
ート杭Ａの軸芯に上記ロッド１の軸芯を合致させる。
の頭端上にロッド１を建て込み、上記場所打ちコンクリ
ート杭Ａの軸芯に上記ロッド１の軸芯を合致させる。
次いでモーター２により一方向にドライブし、ワイヤ
７の巻戻しによりロッド１を降下させながら、第４図に
示すように場所打ちコンクリート杭Ａの軸芯頭端から杭
先迄穿孔ヘッド３により穿孔し、孔ａを設ける。
７の巻戻しによりロッド１を降下させながら、第４図に
示すように場所打ちコンクリート杭Ａの軸芯頭端から杭
先迄穿孔ヘッド３により穿孔し、孔ａを設ける。
なお、図示のようにロッド１の外周に螺旋羽根８を設
け、穿孔にともない穿孔ヘッド３から上方に穿孔時の破
砕物を逃げるように（筒状の穿孔ヘッドなどを使用し
て）しておくと、螺旋羽根８により地上に破砕物を排出
することができる。
け、穿孔にともない穿孔ヘッド３から上方に穿孔時の破
砕物を逃げるように（筒状の穿孔ヘッドなどを使用し
て）しておくと、螺旋羽根８により地上に破砕物を排出
することができる。
11はモーター２によりドライブし、かつ適宜の方法で
昇降するロッドで、このロッド11の下端には、軸芯の下
端から上記の孔ａの嵌入する突軸12を有する場所打ちコ
ンクリート杭Ａの破砕用破砕ヘッド13が設けられてい
る。
昇降するロッドで、このロッド11の下端には、軸芯の下
端から上記の孔ａの嵌入する突軸12を有する場所打ちコ
ンクリート杭Ａの破砕用破砕ヘッド13が設けられてい
る。
上記のロッド11は、ロッド１と同様の方法でドライブ
され、かつ昇降するようになっている。
され、かつ昇降するようになっている。
なお、破砕ヘッド13は、第６図に示すように漏斗状の
外周に多数のビットが配置され、孔ａの周面から外周に
向き破砕されるようになっている。
外周に多数のビットが配置され、孔ａの周面から外周に
向き破砕されるようになっている。
次に、孔ａの穿孔ずみ場所打ちコンクリート杭Ａの破
砕方法を説明する。
砕方法を説明する。
まず、第６図に示すように場所打ちコンクリート杭Ａ
の頭端上にロッド11を建て込み、ロッド11を降下させな
がら孔ａの上端内に突軸12を嵌入する。
の頭端上にロッド11を建て込み、ロッド11を降下させな
がら孔ａの上端内に突軸12を嵌入する。
次いで、モーター２により一方向にドライブし、ワイ
ヤ７の巻戻しによりロッド11を降下すると、孔ａと突軸
12とにより芯ずれを防止しながら破砕ヘッド13により場
所打ちコンクリート杭Ａが破砕される。
ヤ７の巻戻しによりロッド11を降下すると、孔ａと突軸
12とにより芯ずれを防止しながら破砕ヘッド13により場
所打ちコンクリート杭Ａが破砕される。
上記の破砕は、第９図に示すように頭端から杭先迄行
ない、終了後ロッド11を上昇させる。
ない、終了後ロッド11を上昇させる。
なお、破砕にともない露出した鉄筋Ｂは、ロッド11に
巻付く。
巻付く。
上記巻付いて鉄筋Ｂは、ガス溶断などにより取り除
く。
く。
以上のように、この発明に係る埋設杭の破砕工法によ
れば、地中に残存する場所打ちコンクリート杭の破砕に
際し、穿孔ヘッドにより場所打ちコンクリート杭の軸芯
に孔を設けて、破砕ヘッドによる破砕に際し、孔に破砕
ヘッドの突軸を嵌入して上記破砕ヘッドをガイドするの
で、場所打ちコンクリート杭の頭端から杭先迄芯振れが
なく正確に破砕することができる。
れば、地中に残存する場所打ちコンクリート杭の破砕に
際し、穿孔ヘッドにより場所打ちコンクリート杭の軸芯
に孔を設けて、破砕ヘッドによる破砕に際し、孔に破砕
ヘッドの突軸を嵌入して上記破砕ヘッドをガイドするの
で、場所打ちコンクリート杭の頭端から杭先迄芯振れが
なく正確に破砕することができる。
図面はこの発明に係る破砕工法を示すもので、第１図は
穿孔ヘッド付ロッドの側面図、第２図は穿孔ヘッドの拡
大正面図、第３図及び第４図は穿孔工法の縦断正面図、
第５図は破砕ヘッド付ロッドの側面図、第６図は破砕ヘ
ッドの拡大正面図、第７図から第９図迄は破砕工法の縦
断正面図である。 １……ロッド、２……モーター、 ３……穿孔ヘッド、４……クローラクレーン、 ５……リーダーマスト、 ６……スライダ、７……ワイヤ、 ８……螺旋羽根、12……突軸、 13……破砕ヘッド、Ａ……場所打ち杭、 ａ……孔。
穿孔ヘッド付ロッドの側面図、第２図は穿孔ヘッドの拡
大正面図、第３図及び第４図は穿孔工法の縦断正面図、
第５図は破砕ヘッド付ロッドの側面図、第６図は破砕ヘ
ッドの拡大正面図、第７図から第９図迄は破砕工法の縦
断正面図である。 １……ロッド、２……モーター、 ３……穿孔ヘッド、４……クローラクレーン、 ５……リーダーマスト、 ６……スライダ、７……ワイヤ、 ８……螺旋羽根、12……突軸、 13……破砕ヘッド、Ａ……場所打ち杭、 ａ……孔。
Claims (1)
- 【請求項１】モーターによりドライブし、かつ適宜の方
法で昇降するロッドを降下させながら、上記ロッドの下
端の穿孔ヘッドにより地中に残存する場所打ちコンクリ
ート杭の軸芯頭端から杭先迄適当な直径の孔を穿孔した
のち、上記と同様のロッドを降下させながら、上記ロッ
ドの下端破砕ヘッドにより場所打ちコンクリート杭を頭
端から杭先迄破砕すると共に、破砕ヘッドの軸芯から突
出する突軸を上記の孔に嵌め合わせて上記破砕ヘッドを
ガイドするようにした埋設杭の破砕工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29312590A JP2807692B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 埋設杭の破砕工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29312590A JP2807692B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 埋設杭の破砕工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04166512A JPH04166512A (ja) | 1992-06-12 |
| JP2807692B2 true JP2807692B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=17790744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29312590A Expired - Fee Related JP2807692B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 埋設杭の破砕工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2807692B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-29 JP JP29312590A patent/JP2807692B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04166512A (ja) | 1992-06-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |